2009/11/30

(No.959): 本筋の元締め


予てから何度も拙コラムに登場したであろう
そのラーメン屋の流れ。
すなわち、永福町 大勝軒
その正当なる血筋を受け継ぐ数店の暖簾わけ大勝軒。

筆者齢四十六年をしてラーメンという食べ物の
頂点に君臨するその味。
好き嫌いが如実に現れるから、なおさら、
私は言い募りたい。

と、何十年も声を張り上げていたのだが、
その頂点を凌駕するラーメンに出会った。

その店の存在はもう、それこそ大勝軒に通い始めた頃
28年ほど前から知っていた。
行きたいと思っていたのだが、今回それがようやく叶った。

しかし、考えてみれば尤もな事なのかもしれない。
その永福町大勝軒を凌駕する店とは
そも永福町大勝軒の本筋ともいえる店であるからだ。
元締めといっても過言ではなかろう。

その名も「草むら」である。


大きな地図で見る



永福町 大勝軒のサイトをご覧頂ければ
お分かりのことだろう。その店主の名前を見て欲しい。
「草むら」は永福町大勝軒の前の道(井の頭通りではなく
方南通りへ向かう一方通行の道)を
方南通りへ出ると、目の前の交差点の角に存している。

見かけは、普通の街の中華料理屋の佇まいである。
実際、メニューを見ると
ラーメン以外では、餃子、野菜炒め、
カレーライスなどの庶民のメニューが並ぶ。

ワンタンメンと餃子を食べる。

大雑把に言うと永福町大勝軒と同じである。
麺の量が「普通盛り」というだけで
味はもとより出来栄えの全てが同じだ。
この季節では定番の「柚子の皮」もちゃんと入っている。

正しく永福町大勝軒の源流を見た。
冷静に鑑みれば、確かに、永福町大勝軒のスープの
方が洗練されており、且つきめ細やかな印象がある。
しかし、「草むら」はそこへ行き着く過程の
荒々しさを持っており、この粗暴さが
実は元締めとしての誇りでもあるのだ。

ちなみに、餃子も逸品であった。
デカイ。そして具のニラと肉の加減が
これまた荒々しくて昭和の味だった。
酢は多めにつけていきたい。

永福町大勝軒と同じで麺の量が普通。
この取り合わせは著しくナイスである。

筆者、現在までのラーメン店順位は
以下の通り。

1位「草むら」
2位「永福町大勝軒とその暖簾わけ店」
3位「江ぐち」










2009/11/29

(No.958): 新戦闘機の印象


もう、いてもたってもいられず、
お願いですから僕に乗らせてくださいッ
とケイタイで電話し、そのケイタイを放り投げながら
ドカ屋さんを訪なう。

M696の試乗。

専門誌も買い、M696コミュにも入り、
数多電網からためになるお話を聞き、
満を持して試乗の人となる。

用意して頂いた赤いM696はハンドルから
何から全てノーマルのもの。
以下、筆者的ワンウェイなインプレッション。


乗る前の第一印象。
ハンドルバーの幅のなんと広いことか。



買われたお客さんの8割は
アップ+ショートハンドルに替えられます
とのこと。

試乗コースは、その昔それこそM400の
試乗をした時と同じだったので
説明もそこそこにさっそく乗車を開始する。

先ず、跨った印象。
M400と変わらない。へたすりゃ、M400よりも
小ぶりな感じすらする。
足つきは両足が着く。べったりではないが
ほぼしっかりと着ける感じ。
筆者の身長は169cmである。
シート高さ770mm。

そして、軽い。
乾燥重量161kg。
筆者の乗っているM400が169kgなので、
なんと普通二輪よりも軽い。


エンジン音。
すごくいい音。純正マフラーだが
この低音はM400にはない帯域だ。
デスモ音の機械音とのハーモニーがとてもいい。
変にうるさくない。



クラッチは湿式。
APTCクラッチ。
ドカ屋営業さんにちょっと遠いですと
言われたが、全然気にならなかった。
むしろつながり方も含めて筆者の嗜好と
バッチり合う。

走って、驚いた。
も、ものすごい加速だ。
これが、大型バイクというものなのか。
冗談抜きでM400とは雲泥の差だ。
700cc未満であり、教習所のCB750よりも
小さい排気量なんだけど、馬力は80HPある。
明らかに教習所CB750よりはパワーがある。
アクセルのレスポンスも申し分ない。
瞬発力もある。



M1100なんて、尋常ではないだろう。
街中ではスロットル開けられないだろう。
ドカ屋営業さんも大排気量はストレスが
溜まりますと言っていたのもうなずける。
696ccでさえ、あの加速感なのだから。

こんな加速ができる大型バイクが
初めてのバイクという人は、
400ccとの違いを是非体感して欲しいと思う。
全く別な乗り物だ。


さて、インプレの続き。
モンスターのクセである例のエンジンブレーキも
M400で慣れているのでさほど気にならなかった。
だいぶ改善されているようだが、
それでもやはりエンブレはものすごかった。

そして、気になった点。
やはりハンドルの幅が広すぎる。
その所為もあるが、些か前傾姿勢である。
いや、前傾姿勢自体は、むしろ歓迎する。
ハンドル幅が広いのだけはイマイチ。
交換必須だろう。

メーターに視認性もまずまず。
オールデジタルなのだが
慣れれば見やすそうだ。

最後にシート。
前傾姿勢というライポジにも関係して
タンク側のほうへずりずりとすべってしまう。
シートが滑りやすいのだろうか。
これは少々改善が必要かもしれない。


試乗後、見積もりを作ってもらう。
ドカ屋さんの事情もあったのだが
これが、最終的にはやばいくらいの
金額になってしまって、
あぶなく即決しそうになった。



つくづく、
百之介左衛門号スーダラモンスター四
(M400ね)をこのドカ屋でメンテナンスしていて
良かったと思った。
M400の下取り価格が、尋常ではなかったのだ。
車検1回済み、3年落ち、且つ走行20,000kmオーバー
にもかかわらず、驚愕の○5万円で取るという。
さらに、諸経費も全てタダ。
ハンドル交換もミラー交換も含めて
見積書で提示された金額は
国産大型750cc未満よりも安い金額だった。
へたすりゃ、400ccクラスと同じ帯域だ。


DUCATIは高いというイメージがあり、
実際HP上の価格は、輸入車メーカーの相場で
最低でも100万ちょっと切るくらい
という価格帯からだと思うが
実際の購入価格は、けっしてそうではないと思う。

DUCATIに興味がある方は、ドゥカティストアの営業さんに
直接交渉して見積もりを取ることをお勧めする。
おそらく思った以上に勉強してくれると思う。
筆者が特別なわけはないので。




何れにしても、今週は検討中。

2009/11/28

(No.957): 夜のdewey


deweyのスタジオ練習、代々木、20時。
今回はBスタで、12畳ほどの部屋。
広い。
音の回りも少なく、いい塩梅だ。
さらに、ドラムセットも何故か
叩きやすい。
今までの狭いAスタと同じPearlなのに。
今度からBスタにしよう。
そうしましょう。
と言い合う。

新曲も目白押し。
今回、筆者が持っていった曲。
既成楽曲のカバーだが、個人的には
なかなかテクノマニア的な選曲だと思う。
3ピース(シンセ+ベース+ドラム)で
できるかと思ったが意外とイケそうな予感。

だいぶ曲も集まってきたが
まだまだ人前で演奏できる代物ではない。
と思う。
練習間隔が長いので
前回のことを忘れてしまうのだ。
そして来年こそライブを。








2009/11/27

(No.956): 連続の様子


FIAT Panda100HPの12ヶ月点検の予約を
入れた日の二日後、走行距離22,000km弱の
DUCATI Monster400のバッテリー残量が
少々心配になってきたので、
近々にドカ屋で交換したいものの
そのついでにM696の試乗を是非とも
執り行いたいものだと思った翌日、
明日はdeweyじゃないかdeweyのスタジオじゃないか
とドラム基礎練やりつつ新曲の構成を
覚えなければと思いつつ、
基礎練も構成も全然まったくやる気も起きないので
すわモンハンッモンハンッモンハンはやるぞッと
隣近所に聞こえるほどの大声で叫んだ日。

2009/11/26

(No.955): 朝の凡例


旧友Nを見つけるのは簡単だ。
ブルースウイリス然とした頭髪のみを
探せばいい。
朝、会う。

大型二輪とったよ。
買うのか。
ああ買うな。
100万はかかるか。
かかるな。
大型だとそれくらいはかかる。
もれなく。
家の外壁工事に200万といわれた。
高いな。
バイク買った方がいいわ。
間違いないな。
ぼろぼろになるまで何もしない。
古民家にするのか。
ぼろぼろになったらホーロー看板を貼る。
そいつは楽しみだ。









2009/11/25

(No.954): 晦日の儀式


マジョリティの嗜好がちっとも把握できない。
いよいよ発表、今年の紅白歌合戦の出演者。
ぜんぜん、興味がない。

誰が出て誰が出なかったとかどうでもいい。
だいたい、合戦なのに、合戦じゃない。
次のフジロックに誰れそれが出るッ
という話とは雲泥の差だ。
もっとも、こっちも興味ない人には
目くそ鼻くそという塩梅だろう。
愉快だ。

話を戻して、紅白歌合戦は
番組自体は全然興味はないが
ある意味日本の風物詩であることは
否定はしない。
ただし冠には「とほほ」を付けること。


1987年の12月31日、23時10分頃、
当時ICONOMIXというユニットを組んでいた
ヤマタシンイチという男と筆者は
渋谷のNHK前の代々木公園に
発電機を持ち込んでキーボード2台で
爆音変態テクノを演奏し、
アンチコーハクッアンチコーハクッと叫んで
警察官数名に止められた。
(実話)

2009/11/24

(No.953): 自作の鞴


さて、筆者の好きな星人をあげるとすれば
次の3星人だろう。


ケムール人[ウルトラQ]





















バルタン星人[ウルトラマン]

















ダダ[ウルトラマン]



何れも、天才・成田亨氏によるデザインである。
無駄のない生物学的な線と
1960年代の匂いのする造型と
エモイワレヌ佇まいが、なんとも素晴らしい。

特に、ケムール人の容姿といったら
唯一無二である。
筆者は幼稚園の頃は、
真剣にケムール人になりたいと願っていた。





怪獣図鑑に載っていたケムール人製作記事。
懐かしい。ネット回遊で見つけた。
ほんと懐かしい。何の図鑑だったか忘れたけど
この記事は、覚えている。
作りたかった覚えがある。













是非、この格好で会社へ行きたい。

2009/11/23

(No.952): 驚異の付録


大人の科学マガジン
「シンセサイザークロニクル」を頂く。
















テクノミュージシャン読本とでも言うような
完璧なまでの筆者嗜好ど真ん中の本と、
付録はもちろん、本物のシンセサイザーという
マニア垂涎の内容となっている。
たぶん、もう売ってないだろうと思う。

本の内容がすごい。
あまりにもすごいので何から書いていいのか
わからなくなってしまうほど
すごい内容だ。

数多テクノ系と呼ばれる類の主だった事象は
ほぼ網羅されているのではないだろうか。
特にYMO関係の記事が永久保存版だ。
細野御大のインタビューもいいのだが
筆者が一番感動したのは
ソリッドステートサバイヴァーで使用した
本物のマルチトラックシートが掲載されていることである。
すごい資料だ。
しかもその裏面には、1980年武道館ライブ時の
セッティング図まで掲載されている。

付録シンセも粋。
鍵盤はなく、リボンコントローラのみ。
でもちゃんとVCO、VCF、ENV、VCAの
アナログシンセのモジュールが実装されている。

組み立て式だが、ハンダ付けなどはなく
ネジ組み立てのみ。
誰でも作れる。

deweyかstereogimmikで。

2009/11/22

(No.951): 先鋒の比較


本屋でモンスター本を買う。
モンスターといってもモンハンではない。
DUCATI Monsterだ。

今年の8月に出た本らしく
全編Monsterのみ。
大きさは雑誌サイズ。
M1100がお目見えのタイミングであり
内容はM1100、M696がメインの
カスタム記事やパーツ紹介も豊富。

一字一句目を皿のようにして読む。
見る。
今までと違うのは、受けて側は
真にリアリティに満ちている
ということだ。値段を除いては。


ところで、Monsterは積載能力が
全くないことはM400をして
十二分に把握している。
なので筆者M400にはデグナー社の
サイドバッグを取り付けている。
これが非常に重宝している。

ところが、新Monsterは
マフラーの位置がかなり上にあるため
このサイドバッグが付けられない。
そこで、DUCATI Performanceから出ている
いわゆる純正品があるというので調べてみる。















この格好はちょっといただけない。
ツーリング時なら百歩譲ろうとは思うが
日々の通勤など常時体制となると
いささか腰が引ける。

次回はこのようなシートバッグ系だろうか。




















次回?

2009/11/21

(No.950): 独断のシークエンス


なんという奇怪な話だろう。
なんという無意味な複雑さだろう。
あまりにも難解、混沌としているので
ぶっちゃけストレートにそのシーケンスをなぞる。


先ずは、唐突に「天地開闢」というものから
全ては始まる。
性別の存在しない、抽象的な三柱の神
(造化の三神)というものが誕生する。

暫くして同じく性別のない二柱の神が生まれる。
その後、今度は男女の性別を有した
五組の神々が生まれる。
上述の二柱+五組の神々を総称して
神世七代と呼ぶ。

この五組の最後に位置する神に
あの「イザナギ」と「イザナミ」が存している。
この二人が海をぐるぐるぐるーんと
かきまわして日本を作る。

ところが「イザナミ」は火の神を生んだ時の火傷が
元で死んでしまう。
「イザナギ」は「イザナミ」を慕って黄泉の国へ行くが
腐敗し鬼化した「イザナミ」に恐れをなし
現世との出入口を岩で塞いでしまう。
黄泉の国の汚れを清めるために、様々な神々を生む。
最後に、「アマテラス」「ツクヨミ」「スサノウ」の
三貴子を生む。

生むって、イザナギは男なのにと思うかもしれないが
そこは、なんでもありのワンダーワールドなんである。
左目からアマテラス、右目からツクヨミ
そして鼻からスサノウが生まれた。
というのだ。

そして「イザナギ」は
「アマテラス」を太陽神として高天原へ
「ツクヨミ」を月或いは暦の神として夜を
「スサノウ」は海を治めるように言うが
「スサノウ」はそれに従わず、その結果追放される。

追放された、「スサノウ」は一時、
高天原へ移るものの、粗暴の理由で
地上へ落とされる。
落ちてきた場所は、日本の出雲地方であり、
そこでヤマタノオロチを退治したことで
出雲を治めることになる。
その後、オオクニヌシノミコトが生まれる。
オオクニヌシノミコトはスサノウの息子、
或いは6世代後の子孫など諸説ある。

オオクニヌシノミコトは
出雲大社に代表される最古の社で
現在でも祀られている。
東京府中にある大國魂神社も同様。



さて、高天原のアマテラス系であるが
「葦原中国を統治するべきなのは
アマテラスの子孫であーる」
という凄まじく自己中発言で
子孫を野に下らせるのである。

ちなみに葦原中国というのは
「あしはらのなかつくに」と呼称した
日本そのもののこと。
この時は既にスサノウ系は日本を統治していた。


以後
アマテラス系を天つ神、
スサノウ系を国つ神と呼称する。

既に国つ神が統治しているにもかかわらず
のこのことやってきた天つ神であるが
普通に考えると、何も起こらないはずはない。

それがどういうわけか、歴史的観測では
「国譲り」という素敵ワードで丸く収めている。
国つ神系が天つ神系に国を譲ったというのだ。

その時の物言いが凄い。
「もう、わしらぜーんぶ、天つ神さんたちに
従いますわ、マジで、そのかわり、
住むところと、大きな家を建ててちょんまげ」
と言ったそうだ。

どう考えても不自然だ。

まぁどうあれ、国つ神系は敗れ、
天つ神系が天孫降臨し、日本を占領統治したのである。
ちなみに、ご存知のように皇室は
天つ神系の子孫である。


この21世紀の世にあっても
神社の系列には国つ神系と天つ神系があり
なんとなく対立しているのだという。
神話の世界だけならいざ知らず
現実の世界でもそのポリシーが脈々と
受け継がれているということが
まるで小説のようで大変興味深い。









2009/11/20

(No.949): 定例狩りの礎


19時、MH部定例狩り。代々木某喫茶店。
本日は4名参加。
もはやこの喫茶店の店員のお姉さんに
顔を覚えられただろう。

またこいつら来た、と。

2009/11/19

(No.948): 樹立の作法


ある意味、一気に現実味を帯びた。
すなわち、今までは
嗚呼、凝視したところで別に乗れないし
と半ば、他人のごとく振舞っていた
400cc超の二輪だった。
実は今でも、無意識にそう感じていたのだが
そうだ、もうその垣根はなくなったのだ
そうだ、もうその気になればなんだって許されるのだ。
そうだ、リアリティそのものなのだ。
と気付く度にほっとする。

試乗会にだって、今までのように
大型二輪の試乗で講習を受けなくても
そのまま素で乗ることが出来るのだ。

すごい、すごいぞ。
よく考えたら、素晴らしいことじゃないか。

普通二輪→大型二輪というシーケンスは
思っていた以上に素敵な開放感を味わえることがわかった。
しかし、一度も普通二輪で過ごさずに
一気に大型まで取ってしまった人々は
この開放感はけっして味わえないだろう。

筆者の場合、約4年、
そう、たったの4年足らずではあるが、
この4年間で約33,000kmを250ccと
400ccの二輪で過ごした。
その過程がさらなる充実感と開放感を与えるのだ。

ましてや、検定試験の検定コースや波状路や
スラローム、一本橋などを思い出すと
本当に合格してよかったと思う。
二度とごめんだ、とまでは行かないが
もう一度走っても、受かる自信はない。
テクニックとメンタルの両立が沸点を超えた時のみ、
70点以上の走りが可能のような気がするからだ。


1年も経つとこの感動も薄くなるだろう。
こうして記録することもまた
初心を忘れないための一つの作法である。

2009/11/18

(No.947): 免許書き換えの儀


昼モンハンを終わらせて
百之介左衛門号スーダラモンスター四を駆り
府中運転免許試験場を訪なう。

免許証の書き換えのためだ。
大自ニマークを入れてもらうためだ。

運転免許証の書き換えというのは
土曜日曜はやっていないのだという。
だが更新はやっている。
書き換えというのは、警察用語で「併記」
と呼ばれるらしく、所謂既存免許の事項に
運転資格を追記するというものだ。
これは、更新とは違い、
新たに免許を与える、加える
という観点からの相違らしい。

受付で書き換えなんですがと告げると
おばさんロボットはてきぱきと指示をくれる。
今の免許証を見せろ、卒業証明書を見せろ、
申請書のここに記入したらここに写真を貼り、
○番窓口で収入印紙を買い、
○番へ持って行けッこの襟足禿げ野郎がッ
と案内される。

収入印紙を貼ったあと、さてと、次は何番に
行くんでしたっけ、と、案の定忘れる。

受付の上の掲示板に種別毎のフローチャートが書かれてある。
それを見る。
次は目の検査だ。たぶん。

著しく横柄な係りのおじさんに
ゾンザイな目の検査を受ける。
その後、IC免許用の暗証番号というものを
専用端末を使って二種類入力する。
その時、番号が印字されたレシートが出てくる。

その後、併記の学科免除受付窓口で申請書などを提出。
5分ほど待つ。
呼ばれて、窓口に行くと次は写真撮影をしろと。
ここまでで、さきほどのパスワードはまだ出てこない。
一体どこででてくるのだ。

写真撮影のおじさんが、何の免許が追加になったの
と聞いてきたので、大型二輪ですと答える。
じゃー400ccに乗れるようになるんだ
あーいえいえ、今が400ccなんです。
とマジメに答える。
ここのおっさん達警察の人じゃないのか。
職員全員、警察の制服を着ているが。

新免許証は約1時間後に出来るとのこと。

交付場所の離れの建物に移動し
そこでモンハンをやりながら待つ。

まるで魚河岸のように威勢のいいおじさんが
拡声器(というかPA)で免許交付者の名前を叫ぶ。
出来上がってきた免許証の受け渡しを
行うのだが、このおっさんが仕切っている。

どうやら、くだんのパスワードは
本籍を確認する時に、専用端末機で使用するらしい。
免許証を渡されたら、各自専用端末機で確認する。

新免許証を見ると、
四輪の免許呼称も「中型」というものに
変わっている。8tまでなんだ。へー。

二輪は普通二輪と大型二輪、それぞれにフラグが立っている。
普通二輪と大型二輪は別免許だから。
昔のように「限定を解除」するわけではないのだ。

これで、晴れて大型二輪免許が付与された。
これだ。


2009/11/17

(No.946): くだらなさの発見


いまひとつ、その効能が理解できない。
いまひとつ、取り巻く関係性が理解できない。
いまひとつ、面白さ新しさが発見できない。

twitter。

人のつぶやいた文言でいったい
何をしようというのだろう。
そもそもそんな、マメに書いている暇などない。
意味わからん。


twitterに登録し使ってみるまではそう思っていた。
しかし、数日間使って感じたことは
何か今までにない「変な新しさ」を感じる
ということだ。
「変」とは、これは何だろう。

リアルタイムという要素が。
その同一時間軸上に共有するという要素が。
ブログがバッチ処理ならtwitterはオンライン処理。
そんな図式がぼんやりと浮かぶ。

それと、もう一つ気付いたことがある。
「意味のないくだらなさ」という価値観だ。
何のメリットもない、人のつぶやきを
ただただ累積してゆくだけのプラットフォーム。
何の社会的価値もない。

という
くだらなさという中にくだらなさが
蓄積され、そのあまりのくだらなさで
新たな意味と価値が生まれる瞬間が
あちらこちらに散在している。

従って、毎日意味のない、
このようなくだらないコラムを書いている輩には
それはそれで都合の良いプラットフォームなのである。
嗚呼くだらない。









2009/11/16

(No.945): 論調と叱咤


さて、一夜明けて出勤。

昨日の大型二輪検定試験という稀に見る
異次元な非日常な事柄など
おくびにも出さず、何もなかったを装って
フツーにシゴトに励む一日であり、
総括するなら
バイク乗りなどマイノリティであり、
大型二輪の免許など取る人どころか
オートバイに興味のある人など
めったにお目にかからないという現実において
そも大型二輪の検定試験を受けるという経験を
その人の人生の中で、その人の一生の中で、
あるのかないのかと問えば
「ない」派が圧倒的多数であることを
鑑みれば、筆者の体験は
なんと充実した
なんとありがたい
なんと貴重な
体験だったのだろうとさえ思い
この稀有な体験を持ってすれば
ほとんどの苦難など屁を希釈するが如き
立ち居振る舞いであり、
明日の会議では社長から
そんなことも覚えていないのかッ
この襟足禿げがッ
と看破されることを楽しみに待つ。








2009/11/15

(No.944): 大型二輪・卒業検定試験の巻


昨日までの雨曇天とはうらはらに
すっきりと澄み渡る青空。
午後12時。
気温21度。
北北東の風、風速2m。
これほど、検定試験にぴったりの日和が
あるだろうか。いや、ないだろう。

当日の自由練習は予約が一杯で取れなかったので
最後の乗車は昨日だった。
できれば当日に走って感覚を馴染ませたかったが
そうもいかない。

普通二輪の時のことが走馬灯の様に蘇りつつ、
11:30、自動二輪卒業検定を受ける方は
5番窓口前までお集まり下さい
というアナウンスが流れる。

ぞろぞろと集まったのが
15人ほどいただろうか、ものすごい数だ。
検定は大型も普通も同時に行われる。
以前の普通二輪の時は、一旦2Fの教室へ案内されたのだが
今日は、いきなり、コース内発着点の傍の
検定用控え掘っ立て小屋へ案内される。

その小屋の中で検定試験のダンドリや注意事項など
諸々を20分ほど聞く。
コースの発表。
普通二輪も大型二輪もNo1コースだった。
今更ながらに、さぁ、覚えるぞ。
と、渡されたコース図を血まなこでなぞる。

3名から4名に別れ、計4台のオートバイで行った。
大型2台、普通2台だったと思う。
筆者の班では出走順は筆者は1番目だった。

プロテクタ着けたり、あたふたしているうちに
始まってしまった。

本番一発勝負。
もう、どこへも逃げられないのだ。
と、緊張ももちろんするのだが
始まってしまうと、意外と落ち着くもので
言ってみれば淡々とこなすという感じだった。

コースはNo1コース。昨日の自由練習で
しっかりと道順を間違ったコースだ。
検定員が後ろから着いて来て
自分の一挙手一投足を審査する。
と、気にならなければ、いつもの走りをするだけだ。
己のマインドコントロールも重要なファクタだ。

確認と、目視、ウインカ、左折の小回り
諸々が次から次へと矢継ぎ早に襲いかかる。
教習所のコース走行とは、
ヴァーチャルな極度安全運転技法の実践の場である。

コース走行は、つつがなく進み
いよいよ課題コースへ移る。

スラロームは、思いのほか低速で進入してしまい
抜けるまで時間がかかりすぎた印象。
急制動は問題なかった。
波状路は、立ち姿勢がぐらつきアクセルワークが
テキトーになった。
一本橋は、自分でも驚くほどの高速で突き進んだ。

発着点に戻って、ウインカ消し、ニュートラル、
エンジン切って、後方確認後、降車。
スタンドかけておしまい。


終了後、本館の待合所でしばし待機。
コース走行は、けっこううまく走れたのではないか
しかし、スラロームと一本橋のタイムがけっこう
やばいかもしれない。
減点が30点以上だと不合格だ。
なんとか30点未満で、お願いッと祈っていると
結果発表のアナウンスが流れる。


結果は合格。

検定員のお話し。
「コース走行は確認もしっかりできていました。
ただ左折の小回りがちょっと大回りになってましたね。
で、減点があったのは課題コースです。
波状路は5秒切ってました。
スラロームは遅すぎます。」

という評価だった。

その後、卒業証明書や検定合格通知書などを
交付されて、全て終了。
大型二輪教習は、これにて完了である。
いや、正確には、免許証の書き換えの儀が
残されている。
これは平日しかできないので後。



最後に、波状路走行について。
波状路簡単だよという話はよく耳にするのだが
本物の波状路走行が出来る人はあまりいないと思う。
ただ、立ち姿勢で走ればいいというものではなく
アクセルワークのタイミングの意味と
バランスの取り方、そも波状路走行の目的を
認識していなければ、
それは、ただ、立ったまま走るだけに
過ぎないのだ。


とにもかくにも
こ、これで、全てのオートバイの諸々が
そのどれをとってもリアリティをもって
携われるという事になった。
大型二輪免許はオートバイ免許の最高免許である。
これ以上の免許はない。
従って、それ相応の技量と適正とマナーを
自覚しなければならない。


2009/11/14

(No.943): 大型二輪・自由練習の巻


明日の検定に備えて自由練習を取る。
自由練習だが、もちろん指導員が付き
2種類の検定コースを順次走行する。

明日検定だというのに普通二輪の時の
ような緊張感があまりなかったものだから
コース順路を間違える。
走行中、あ、やべ間違えたッと叫ぶ。
発着点に着いたら指導員から
コース間違えただろうと言われたので
左様ですと応える。

一週間ぶりである、というよりも
今週は平日はシゴトはもちろん、
二輪教習以外の事が諸々あり
ほとんど記憶の片隅に追いやっていた。

こんなことで検定が受かるのか。
コースくらい覚えろ。
明日なんだぞ。

結局、1コースを2回、2コースを1回走って
終わってしまった。
2回目の1コースを走行中に
時間になってしまったので
スラロームや急制動、波状路、一本橋などの課題コースは
2回しかやらなかった。

これで、明日、本番である。
ライブでも同様だが、自慢ではないが
ここ一番という本番に限って
特に弱い人である。
筆者は。
あっはっはっは。









2009/11/13

(No.942): つぶやくを登録


大型二輪教習の卒業検定が明後日なので
twitterに登録してみる。
さっそく平沢進さんをフォローする。
旧楽曲のセルフアレンジをされている様子で
ちょっと前の書き込みでは
「ミサイル」をリアレンジしているようだ。
初期に近いP-MODELの中で好きな曲の一つだ。
楽しみだ。
ちなみに「サイボーグ」も好き。

残念だが「ミサイル」も「サイボーグ」も
今のところカラオケにはない。

どちらも、メロディが耳に残るし
何より詩が素敵だ。

ミサイルの由来は父母の夢。



お土産は磁石、夜の砂場で回す。


それにしてもtwitter。
登録したはいいが、つぶやくことなど
何もない。








2009/11/12

(No.941): コース忘却


週末だけだと忘れてしまう。
大型二輪教習中だってことを。
そうだ、忘れていた、大型二輪教習に
通っているのだった。
しかもである。
今週は卒業検定試験なのだった。
あっはっはっはっは、忘れていた。

こんな、緊張感のないことでいいのか。
いや、緊張しっぱなしだ。
思い出すだけで手に嫌な汗が吹き出る。

もう、合格する気がしない。
落ちよう。
そうだ、落ちよう。

コース順路も忘れかけてきた。
まずいぞ。
というか、
覚えるコースは2種類あり、
そのどちらが検定コースになるか
当日にならないとわからないのだ。

先週やったコースはなんとか覚えている。
しかし、もう一つの前にやったコースは
既に忘れた。

さぁ大変だ。









2009/11/11

(No.940): カフカを敷く


東ヴィドボルドモルから物欲元帥が降臨されたので
さっそくこたつの足を握りながら車座になって、
四輪リンク合戦を繰り広げる。


FIAT Panda100HP専用
Ragazzon Gr.Nステンレスマフラー




FIAT Panda100HP専用
CDAインテークキット




そして
エンスーCARガイドDIRECT フィアット・パンダ スタイル


そして

コンパーチブル500。
しかし、高価。高すぎる。
◆FIAT 500C 1.2 8V POP ¥2,390,000
◆FIAT 500C 1.4 16V Lounge ¥2,890,000
◆FIAT 500C 1.4 16V Lounge ss ¥2,990,000
マニュアルじゃなくてデュアルロジックだし。
しかしこれでもばんばん売れるようなら本物だろう。

500率がPandaより上なのは
街中遭遇率を鑑みても明らかである。
朗らかである。

テイク2。
でない。
か、または。
であり、また。
は、みんな。
である。

テイク2。







2009/11/10

(No.939): 原色音楽を聴く


マンボ之介氏よりCDを借りる。
どんと・原色音楽

恥ずかしながら、この方を知らなかったが
筆者と同じ学年であり、言われてみれば
バンド名は知っていた。
ローザ・ルクセンブルグ、ボ・ガンボス。
へー、この人だったんだ。
しかも2000年に永眠されている。


1985年-86年にかけての
4TR MTRによるデモ音源だという。

聴く。

物凄いエネルギーだ。
全編に渡って流れるチープなリズムマシンの調べ。
不思議にからまる熱いギターと歌とエフェクト。
CDの帯にはテクノの文字もあるが
所謂テクノではない。
リズムがリズムマシンというだけで
楽曲自体は、なんだろう、サイケデリックな
過激なエネルギーに満たされた自由音楽
といった塩梅か。

「おさにさん」
これ、最高。
一番気に入った。
ものすごいブルーズだ。
リズムマシンも全く無機質ではない。
煮えたぎっている。
詩もすごく素敵。

「ヤーヤーヤー」もかっこいい。


しかも、このCDのマスタリングエンジニアは
あのセイゲン・オノさんではないか。
CDライナーノートを読むと、どんと自身が
このデモ音源をDATにコピーしていたという。
従ってミックスもどんと自身で行ったのだろう。

だから、マスタリングで音質を上げたのだろうか。
どうりで音のまとまりも最高。
テープ損傷によるノイズもあってなお最高。

お薦めです。









2009/11/09

(No.938): 特異点の方位


同じ場所を何度となく通って気付いたことがある。
オートバイ、夜、井の頭通り。
吉祥寺から三鷹にかけての道。
特に、三鷹駅から北へ向かった
井の頭通り交差点付近。

また、雨だ。
何故だかわからないが、この場所は雨が多い。
この場所の前後は雨は降っていない。
ここだけ雨が降っている。

今日だけの話ではない。
何度も、そういう状況にあった。
夏にはこの場所で未曾有のゲリラ豪雨にも
遭遇したことがあるし、
普通の雨模様の日、前後はぱらぱらの雨にも
かかわらず、この場所だけ大雨
という状況も何回も体験した。

一体どうのような理由なのだろう。
雨雲の通り道。
電線や電力鉄塔などにより
雨雲が厚くなりやすい土地なのか。
科学的な理由があるのか
それとも、超自然的な何かの仕業なのか。

謎は深まるばかりである。









2009/11/08

(No.937): 大型二輪・2段階7時間目の巻


さぁいよいよ、大型二輪教習の最後のコマ。
2段階の「見極め」である。

2-Dコース+課題コースという前回の
流れなのだが、教習開始時に指導員から
何かやっておきたいこととかありますか
と聞かれたので、
課題走行がちょっと不安ですと答える。

先ずは2-Dコースを検定試験同様に走行する。
後ろから指導員が着いて来る。
緊張。
コース順路はもう完全に覚えたので
あとはウインカと目視確認、走行ライン、
各種交通状況に沿った法規走行に集中して走った。
見通しの悪い交差点で左足を着いた以外は
概ねいい感じだった。
課題コースはスラロームと急制動はなんとか走れたが
波状路がやはり不安定でがたがただった。
一本橋は落ちない程度。秒数度外視。
で、発着点に戻る。

指導員が、コース走行は概ね問題はありませんでした。
確認もちゃんとやってましたし、漏れもなかったです。
あすこ(見通しの悪い交差点)で足着いてましたね。
それくらいです。
では、降車してみて下さい。
と言う。

と、言われて、しばらく動作がでてこなかった。
ニュートラルにして、エンジン切って、
後方確認して、降車、サイドスタンドかけて
ハンドルを左に倒して終了。

はいいいです。
と言われる。

では、課題を集中的にやりましょう。
もうコースは走らなくていいですから
外周→課題コースの繰り返しで。
御意。
そこからスラローム→急制動→波状路→平均台(一本橋)を
数回繰り返す。

急制動と一本橋は概ね良好とのこと。
fopさんのスラロームはアクセル回しすぎです。
大型は7秒台で通過しなくてはいけませんが
スラロームで速く走るのにアクセルは必要ありません。
アクセルで速さを出すのではなく
無駄のない走行ラインを走ることが
速さにつながるのです。
とおっしゃる。

こういうことです、と指導員の後ろに乗り
今更ながらに体験する。
驚愕のスラローム。
4年前の普通二輪から数えて何十回と指導員の後ろで
スラロームは経験したが
これほど神々しいスラロームを筆者は経験したことがない。
ニーグリップをがっしりとやっておかないと
ふっとばされる。
それほど、回転時のGがすごい。
しかし、アクセルを無駄に吹かしてはおらず
まさにひらひらひらという形容の如く
パイロンを縫う動作は無駄が一切ない。
上半身はほとんど動かない。
下半身でのみ、腰でくいくいやってる感じ。

fopさん、体が動いてます。
後ろに乗っててもわかります。
上半身は動かさないで一緒に腰で乗ってみて下さい。
といって、再度スラロームをやる。
ものすごいGだ。
こりゃ、はっきり言って、そんじょそこらの
にわか大型教習生が出来るもんじゃない。
イメージは十分にわかったが
相当練習を積まないとやれったって無理だ。


そして、波状路。
数回に渡って練習してきたが
ようやく、なんとなく、コツがわかってきた。
何回目かの波状路走行後、
fopさん、今の波状路良かったですよ。
そんな感じで!
という。
そうか、あんな塩梅でやればいいのか
とよくわかる指導だった。

助走中に立ち、姿勢を作る(作ってるつもり)
リアブレーキで速度を落とし、進入に備える。
ここで、既に半クラッチにしておく。
山に乗りあがる刹那、アクセル一発入れて
半クラッチを気持ちつなぐ
で、すぐアクセル戻しと半クラッチを気持ち切る。
この繰り返し。
難しいのは、この繰り返しが最後の方で
テキトーになってくる。
まぁなんとか、そこは、なんとか切り抜けよう。
おふー


その後、コース走行1回、課題コースを数回やって時間になった。

見極め結果。
合格。
スラロームは8秒台ですが、もうパイロン接触しなければ
いいでしょう。
とのこと。
半分諦めの境地だ。


嗚呼、、とにかく
大型教習が全て終わってしまった。
あとは卒業検定だ。

それにしても、大型教習の印象は
とにかく早い。
もっともっと練習したいのに、
あっという間に終わってしまう。

あんた、一体、波状路を何回走ったのだ。
たったの7、8回に過ぎないではないか。
7、8回走っただけで、それで、
検定受けるのかッ、えーッ、どうなのよ。
と言いたい。
もっと練習してぇー


だから、卒検前日自由練習のコマを予約。
卒業検定は15日となった。

おひょー

2009/11/07

(No.936): 大型二輪・2段階6時間目の巻


本日は2コマ連続で教習。
2-Dコース・課題コースをひたすら走る。
縁石に沿って小さく超低速左折するのが
本当に難しい。
指導員の後ろに乗って指導されるが
教習所の指導員は本当に神業である。
よくもまぁ超低速でしかも二人乗りで
綺麗に小回りができるものだ。

ここにきて、大型のパワーというものが
やはり普通二輪とは違うなということが
わかってきた。
当たり前と言えばそれまでだが
本当に、実感できる。
扱い難い。
普通二輪だとテキトーにやっても
制御ができていたものが
大型だと、振り回される感じ。
まだまだ乗せられている感が強い。

課題コース。
前の時間はスラロームがめためただった
のだが、この時間は案外うまく走れた。
懸案の波状路は、出来は全く満足の
行く走りではないが、最初に比べれば
だいぶ良くなってきた。
波状路は姿勢ばかりが気になってしまって
クラッチワークがおろそかになる。
常時半クラッチでアクセルをちょっとあおる
時にちょっ半クラッチを気持ちつなげる程度で
いいのだ、ということを教わる。
fopさんのはクラッチ全部切っちゃってますよ
それじゃ次の山を越える時に間に合わない。
とのこと。


次回はいよいよ大型二輪最終コマ。
2段階の見極めである。
ああーううー








(No.935): 大型二輪・2段階5時間目の巻


いよいよ最終段階。
本コマを含めて残り3時間となった。

今回から3回に渡って
2-Dというコースに沿った法規走行と
くだんの課題走行を行う。
2-Dコース順路の最後に課題コースへと
向かう。

先ずはコース順路と指導員の走行を見て
ウインカや確認、走行ラインを覚える。
このコマは課題コースがメインなので
コース走行は最初の一回のみで
あとはひたすら課題走行であった。

で、その課題。
まさに課題だ。
ここにきて尚もこんな有体では
検定が思いやられる。

スラローム、急制動、波状路、平均台
というまさに波状攻撃だ。

特に、今回はスラロームが酷かった。
パイロン倒しまくり。
指導員からアクセル回し過ぎ、
だからリアを強く踏まなくてはならなくなり
それで方向を変えるときに大仰になりすぎている。
と言われる。
大型はスラローム7秒台。
速く走るのはアクセルではない。
直線ではアクセルが重要だが
曲線バランスではアクセルはもっとデリケートに扱え
ひらひらという感じで。
要約すると概ねそんな内容だった。

ハンコあげるのぎりぎりです。
と言われる。

2009/11/06

(No.934): 終わりのないモデル


先週は木曜日に、今週は金曜日に。
MH部パーティ狩りの会。
ハンマー使いの彼女は言った。
おとうさんwiiに光をつなげて。
狩りに行くの。
森で皆が待ってるの。

我々は未だ、PSPが主体である。
他のプラットフォームは非対応。
いつもの喫茶店にて。
いつもの生命の粉塵を頼む。
本日の釣果。
リオレイア亜種。
キリン。
ラオシャンロン。
イャンガルルガ。
4クエのみ。

より高い防御力を得る。
より高い攻撃力を得る。
そのための素材を集める。
物欲の連鎖で成り立つ。
重低音の咆哮。
風圧の弾力。
終わりのないモデル。

2009/11/05

(No.933): before winter gate


今週の月曜日から著しく寒気。
数日前までまぁ夏終秋初用グローブで
茶を濁していたのだが
そんな誤魔化しも当てにならなくなってきた。

なんたって、あんた、
寒いのなんのって、これだからオートバイは素敵だ。
街では、ちょいと薄手のコートでも
やわらかマフラーでもなんていう
ハッション(ファッション)要素を
散りばめた善男善女があちこちに存している
というのに、こちとら
完全無欠の冬用グローブ冬用ライジャケであり
ユニクロヒートテックは常用の掟。

まだ11月。
ここで、真冬のアイテムの数々を登場させた日にゃ
本物の冬将軍が降りてきた日にゃ
いったいどうやって立ち向かえというのだ。
あらましを聞かせよ。


グローブのフィット感で
ずいぶんと操作がかわる。
大型二輪教習で使っているグローブは夏用。
ここで厚手の冬用なんかに替える事は
自虐的行為である。
従って、待ち乗りは冬用、教習所は夏用。
という公式が成り立つ。

さも、ありなん。

Everybody had a wet dream.

2009/11/04

(No.932): 無節操買い


久々にCDを買う。
平沢進 / 点呼する惑星
THE BEATLES / REVOLVER
THE BEATLES / LET IT BE

ものすごい取り合わせだが、
どちらも筆者嗜好。

[平沢進]
平沢さんのアルバムは実は「救済の技法」以来。
タイに傾倒(今も)した頃からちょっと
距離を置いていた。
途中でソーラー発電アルバムなどは買っていたが
新譜はあまり興味をそそられなかった。

平沢節全開。
イントロのコードを聴くと、ああなんとなく
次の一手が予想できるなぁという予想を
見事に裏切る斬新な展開に思わずにやける。
特にアルバムタイトル曲が秀逸。
よくもまぁ、こんなメロディを考えるものだ。
やっぱり天才だ。
歌い方も新しい方向性を感じる。
わざとなのか、全体的に小ぶりな印象を受ける。
ベッドルーム録音によるものだろうか。



[THE BEATLES]
巷で噂の「リマスター盤」である。
この期に及んで2枚だけ購入。
思い入れのある最終アルバム「LET IT BE」と
4TRMTR録音で実験的な1966年の「REVOLVER」。
REVOLVERの各曲のパンニングがすごい。
左右極端に振られる。
このエンジニアリング好きだ。
極端な割りに普通に聴けるところがすごい。
ロックンロール+エクスペリメンタル。

LET IT BEは筆者が小学3年くらいの時に
当時高校生の従兄弟のお兄ちゃんが
発売直後のLET IT BEを買ってきて
聴かせてくれたのを覚えている。
レルビーレルビーと歌っていた。

「DIG IT」が好き。









2009/11/02

(No.930): 不明用途の鍵


twitterをはじめたらこのバカコラムを
書かなくなりそうでこわい。
猫も杓子の仲間となるために
twitterをはじめたらしい。
犬も棒に当たるために
twitterをはじめたらしい。

だから、俄かにSharp NetWalkerが気になる。
初見は電車内広告。
電車内の広告もこのように十分な効果を
発揮しているという実証を踏まえて
俄かにSharp NetWalkerが気になる。

気に入っている部分。
OSがLinuxである。
ものすごく小さい。
ネット専門。
これを持って何をするのか
考えなければ用途が浮かばない。

この小ささ故、外に持ち出すことになろう。
で結局、外で使うためには
公衆無線LANに入らなければならない。
この場合、iPod Touchとの天秤が発生する。

ああ悩ましい。


で、何に使うのだ、と問う。

2009/11/01

(No.929): 大型二輪・2段階4時間目の巻


結果から言おう。
波状路、怖い。

なんなんだあの感覚は。
今まで経験したことのない
二輪運転感覚である。

波状路走行とは立ち姿勢でバイクに乗り
アクセルとクラッチを使って
連続している突起物を乗り越える走行である。

参考動画

ただ、↑の動画では突起物を乗り越える時に
アクセルを開けていない。こういう方法もあるらしい。



今回の教習は2段階用コースつまり
四輪も走っている大きなコースの中の
検定課題コースの第一弾である。
つまり、
スラローム、急制動、波状路、そして一本橋
という怒涛の面白コース四連続。

このコマは筆者を含め5名。
筆者以外は全員普通二輪だった。
波状路以外は共通なため、ほぼ一緒に
教習を受ける。

波状路走行は二輪待合所にある教習DVDを
見ていたが、実際の感じはどうなんだろう
と少々不安だった。

最初、指導員が親切丁寧に教えてくれるのだろう
とタカをくくっていたのだが
波状路を指導員が走るその横を歩いて
見て覚えろという。
そんな、いきなりそんなこと言われても
できましぇん・・・・
と心で泣き叫びながら、指導員の走りをガン見する。
うーんさすがにうまい。

はいじゃーやってみようって
言われてはいはいとできるわけもなく、
イメージトレーニングが活かせるのかどうかッ

結果もう、ぜんぜんだめ。
指導員がそんなへっぴり腰じゃだめでしょ。
と言う。
御意。

ようやく、傍らのCB750のスタンドを立て
その上で立ち乗りの姿勢を練習する。
思っていたよりもかなり前方に立つことがわかった。

先ず座った姿勢から立つ。
膝を少し曲げて、足はタンクをはさむのだが、
股間がちょうどタンク燃料給油口の少し後ろくらいに
位置になるようにする。
相当、前方だ。

背筋は伸ばす。
あごは引く。

腕からハンドルに体重がかかってしまうが
ハンドルには体重をかけずに
足の挟みこんでいる部分に重心がくるようにする。
肘と膝でショックを吸収する。


2回目、お話にならない。
頭ではわかっているが、ぜんぜんできないのだ。
バランスを崩したりすることはなかったが
突起物とアクセルのタイミングが合わない。
合わな過ぎる。

山を越えてからアクセルあけてどうすんのッ!
と怒られる。

途中で、CB400に替えて、750との違いを体験する。
いや、マジで、もう全然、ぜんッぜん違うッ
というか、CB400ってこんなに小さかったっけと思った。
挟んだタンクのちいさいこと。
両足もべったり地面につくし、
何より、軽い。

これで、波状路やったら、けっこううまくできた。

指導員が、
うまくできたでしょ。違いがわかりましたか
と問う。
断然軽いので、波状路でもコントロールが
効き易いのだそうだ。

4年前、CB400のなんと重いことか
なんと大きいことかとビビっていたが
今はなんて小さいんだと心底思った。
人間の順応性というのは計り知れない能力だと思った。


慌しくこのコマも終了し、
残りはコードネーム「2-D」という最後の3時間を残すのみとなった。
この3時間で検定コース、今回の怒涛の面白コース四連続を
みっちりと練習する。

なお、本日久々にやったスラロームは
大変にひどい出来だった。
指導員からも、スラロームひど過ぎる
だから、そのあとの急制動もうまくいかないんだと
叱責される。

スラローム、アクセルとブレーキのかみ合いが
悪くてギクシャク。
急制動、40km/hにするのが遅くてブレーキのタイミングが早すぎる。

あと3時間じゃ無理、無理。