2011/01/31

(No.1319): 玉子駆動


「食の軍師」読み始め。
初っ端のおでんの軍師で既に絶頂。
まだ一作目なので素性は不明だが、
主人公の彼は本郷播だろうか。
きっとそうだろう。
「玉子はおでんの金塊だ」

敵方の彼は。



明日から2月。
駆るダンドリを取る。
著しく駆ろうと。
体感温度氷点下10度。

細細しく忌々しい
浮世の大人の事情を全て投げ打って
湿度20%の寒冷大気へ繰り出そう。

それが今、一番必要なのだ。









2011/01/30

(No.1318): 劇画拙攻


久しぶりに高橋克彦氏の本について検索する。
約2年ぶりくらいになるので
新しい文庫体系ができていないかと探したら、
あるある。
こりゃ、しばらく買い漁り大会アンド
読み耽り大会になるだろう。

たしか、ドールズのシリーズも
2,3年前に新刊が出てたので
もう文庫になっていてもおかしくはない。
以外にも新作らしいタイトルを何点か見つけたので
これは買いだ。

筆者の本棚というかCDラックは圧倒的に
高橋克彦氏の本で埋め尽くされている。
少数だが他には、
宮部みゆき、浅田次郎、松岡圭祐など。



一方、漫画はどうなっているか。
漫画というか劇画か。
ラインナップは以下の通り。
泉昌之(久住昌之、和泉晴紀)
QBB(久住昌之、久住卓也)
つげ義春
蛭子能収
望月三起也
山上たつひこ
つのだじろう
水木しげる
山野一
花輪和一
丸尾末広

所謂、少年某といったメジャーものがない。
唯一ワイルド7の望月三起也氏くらいか。
あ、水木しげる氏もそうか。

しかし、筆者にとって水木しげるというのは
つげ義春氏と同じ軸の世界と思っているので
心象劇画の王道という心持ちである。

山上たつひこ氏はもちろん「がきデカ」
ではなく、
「喜劇新思想大系」の方が断然好きである。
中学生時代、筆者達の間ではこの作品が、
性教育のバイブルだった。
だから我々の年代は変態が多い。


結局、「ガロ」を中心としたサブカルチャー
繋がりなのかということを、
一覧にして改めて思った次第。










2011/01/28

(No.1317): 奪回二輪


たいがい駆っていない。
もはや前回はいつだったのか記憶もまばらだ。
10日、いや14日は。

冬はバッテリーが弱まる季節。
ゆえにエンジンを回し少しでも充電させて
あげたい。
アイドリングでは駄目だ。
ガッツリと少なくとも30分は道を走らなければ。

六級改号DUCATI696プーラッスウ。

さぁ、2年ほど前の冬の有り様を見て欲しい。
果敢に、しかも平然と、むしろ進んで
駆っている。
とことん駆る。真冬の下。

しかし、この寒さ。
東京以外はほぼ大積雪という。
その分、ものすごく寒い。
知っているとおり、寒い。
嗚呼寒い。

どうした。
駆るのだ。

なんとしても。
エンジンを回さねば。
バッテリーに電気を届けねば。
発電しなければ。


明日、充電のため駆る。
え、当然一発始動ですよね。
はふ。












2011/01/27

(No.1316): 蘇聯四輪


朝、電車ホームで旧友Nに会う。
開口一番「おい、ワズだ」と言う。

「ワズ?」
「ロシア製のクルマだ。バンだ。」
「そりゃまたシブイところを突いたな」
「1958年から一切変わっていないのだよ」
「ほほーそりゃ最高だ」
「それがあんた新車が日本に輸入されてんだ」
「マジでか」
「しかもあんた2010年仕様はDOHCで112馬力だ」
「申し分ないね」
「しかもあんたギアはフロアからニョッキっと」
「お、いわゆる昔のバスと同じってことか」
「もちろん左ハンドルで」
「まぁそうだろう」
「しかも四輪駆動だ」
「四駆なのか」
「で、278万円だ」
「おう高けぇな」
「いや、わかる気がする」
「見たい」
「ワ・ズで検索しろ」
「カタカナで?」
「WAZUだ」
「ローマ字そのままなのかよ」
「そうだまぁやってくれ」



別れた後、電車内でiPhoneを使ってググる。
おい、Nよ、WAZUではなくUAZではないか。


しかし、確かに素敵なクルマ。
オフィシャルサイト以外にいろいろ情報を摂取。

エアコン廃止。
パワステ廃止。

いい。最高だ。
廃止というからには
「以前は付いていた」ということだろう。
さらに、調査を続けると
そもそもエアコンが電車のように
屋根に取付けられていたという。
ウソなのか本当なのか
そういう記述もあった。

何れにして、興味津々のクルマだ。
おい、N。買え。是非買ってくれ。

2011/01/26

(No.1315): 夜行新作


「ここは駄目だ。サンプルがまっ茶色だ。」

出だしのこのセリフだけで、もう
買って良かった、と心底思った。
この先のお話が楽しみでしょうがない。

泉昌之「天食」。

泉昌之とはご存知のとおり
久住昌之氏と泉晴紀氏の漫画ユニットの
ことである。

1981年のデビュー。
ガロ誌。

大学生だった筆者も丁度その頃、
ガロを読み始めた。
デビュー作「夜行」は単行本化する前に
ガロで読んだ。

最初の単行本「かっこいいスキヤキ」は
筆者にとってはYMO/BGMと並ぶ「変なモノ」志向
のバイブルだった。

この単行本に収録された数々の作品は
どれもこれも筆者達の感性とピタリとマッチして、
以降の泉昌之、久住昌之氏、QBBと続く
久住ワールドへと誘われたのである。

「夜行」とは
夜行列車に乗ったアランドロン似の
トレンチコートを着た本郷播という男が、
駅弁(幕の内弁当)を如何に美味しく
食べ進めるかを描いた作品。

「やっぱり男はきんぴらごぼうよ」

「げっ、これはニクじゃねぇタマネギだ!」

など名台詞のオンパレードだ。



今回、久々に手に入れた泉昌之の作品。
全くの新作なので緊張してきた。


でわ。









2011/01/25

(No.1314): 雷砲朱雀


日本の怨霊といえば崇徳院であるが
まさにその祟りが今も尚現代に
息づき且つ進行しているのではないか
と思われるこの筆者周辺の事態。
職人は淘汰されてゆくのか。

いや、
きっとうまくいく。




新Pの塩梅が程よくいい。
旧Pより狭くなったのだが
完全に雨は防げる。
しかも安価。
この立地にしては素敵。
私物のスタンバイの工夫は検討中。





ダームスタチウムとエルビウムを
呼び集め、風師の秘技に託す。
いっそガニメデの道を行く。

2011/01/23

(No.1313): 音楽禅集


昨年7月のdeweyライブの音源がiPhoneに
入っていたので久々に聴く。

3ピースのmusic plansが
かなり新鮮である。
ピアノ+ベース+ドラム+唄という構成。
言うまでもなく、筆者のドラムが
ガッタンゴットンとした
ドンツキなリズムなのだが、それに
keiさんの弾く1981年ウインターライブの
細野さんベースのコピーとでも言うような
うごめくベースが絡まり、
その上に平さんの乾いているが杳冥で
妖しいピアノが乗る。
そして、ムニュとしたボーカルを
ドラムを叩きながら擬似英語で筆者が
歌っている。
細い線の上を綱渡っている感じの雰囲気。
落ちそうで落ちないという。

またこういう素のアバンギャルドをやりたい。

同じ構成でオリジナル曲「KADEM」もある。
この二曲は、deweyカラーのseason1である。




mouse on marsの「Live04」を聴いている。
筆者のここ近年の到達点はこの音像である。
筆者の嗜好に120%合致している。

生楽器と電子楽器(制御含む)との
コラボレーションは、それこそ
1970年代のクラフトワークやYMOに始まり
世界中の数多アーティストがやり遂げているが
そのほとんど全ては
「生楽器」「電子楽器」の区別のもとに融合が
なされている。

しかし、mouse on marsの「Live04」のように
彼らのライブにおける各楽器の役割というものは
その区別がない。
生ドラムであろうとフィルターであろうと
サンプラーであろうとシンセサイザーであろうと
ベースギターであろうと発振器であろうと
鐘だろうとリングモジュレーターであろうと
全ては同じ軸上の存在なのである。
彼らの作り出す、紡ぎ出す音像が
それを物語っている。

2011/01/22

(No.1312): 昭和床屋


川崎大師から帰宅後髪を切りに。
久々の昭和五十年代床屋を訪なう。
もはや、コラムのカテゴリに
「床屋」を入れようか真剣に
検討し始める。

この床屋は拙コラムでも何度も登場した
昭和五十年代で時計が止まっている
素敵な床屋さんである。
筆者が二十歳くらいだった頃
仲間内で近所にナウイ床屋ができたぜー
なんて言ってた時代から
時間が全然進んでいない店だ。



夕刻、入店。
店主は食事中だった。
もぐもぐさせながら
ちょっと待ってて下さいといって
お茶で流し込む。

椅子に座ったすぐあとに、
お客さんが来る。
ああ珍しいなと思った。
それから5分もしないうちに
また別のお客さんが来店。

なんだ、どうなっちまったんだ。
筆者を入れて3名もこの店にいるなんて。

半年ぶりくらいではないだろうか
と思っていたが、
今日も短くていいですかと聞く。
また、覚えていたのか
とちょっとがっかりする。

寒いですけど短くしますかと
さらに重ねる。
いいです短く願いますと応える。
散髪は無言でカチャカチャと進む。

洗髪。
相変わらず、カビ臭いビニールを
かけられる。
思わず、ニヤッとする。

そうそう、そうこなくっちゃ。

前方の洗面台をカパッと開けると
流しの中に何か転がっている。
見ると、今では懐かしい
丸い洗髪ブラシが転がっていた。
あのトゲトゲがついたやつだ。
今でもあるらしいが、
これはどうみても昭和五十年代っぽい。

そうそう、そうこなくっちゃ。


案の定、このブラシでガシガシと
頭皮をやられた。
ところが、髪の毛がひっかかったのか
ブラシがコロンと流しの中に落ちた。
拾い直して、また力まかせに
ガシガシとやったら、今度は
ポーンと床まで飛んでいった。

この時ほど、顔が下向きで良かったと
思ったことはない。なぜなら、
声を出さずに顔は爆笑していたからだ。

そうそう、そうこなくっちゃ。


洗髪後、髭剃り、そしてマッサージ。
電動あんま機を取り出して
ブイーンと肩とか背中とかを
やりはじめたら、いきなり
今日はどこか行ったのですかと聞く
はッ川崎大師へお札を買いにと話す。

川崎大師って電車だとどこの駅ですか。
川崎大師の駅ってありますよね。
何線か知りませんが。クルマで行ったので。
あすこは駅から参道けっこう歩きますよね。
長いですね。
クルマのお祓いですか。
いえ毎年お札を買ってるので。
なんで川崎大師なんですか遠いですよね。
遠いです。混んでますし
親がお札を毎年買ってるもんで。
ここら辺なら高幡不動ですよね。
あっちのほうが近いですね。
クルマは中に停めるんですか。
いえ、中はお祓いするなら停められますが
普通の参拝は周りの駐車場です
朝早く行かないと物凄い混んでます。
それはたいへんですね。


まずい。
こんなに話してしまった。
これじゃ常連になってしまう。


粋な刈上げにしてもらい
ウキウキと店を辞す。
次のお客さんが名前を呼ばれている。

まずい。
次回は、
お名前はとか聞かれるのではないだろうか。
聞かれたらエフオーピーですと言おう。

2011/01/21

(No.1311): 次元発現


さて、次元である。
ルパン三世ではない。
次元の探求をはじめて四半世紀、
ようやく転換機構と広角射位置の把握が
可能になってきた。
残る闇姫は以下の通り。
発想の糧を絶やさず、しかし常に無頓着でいること。
ことの重要性を認識しつつ毎夜ことさらに打つこと。
15時間定速の運行を維持し、妲己の如く振舞うこと。









2011/01/20

(No.1310): 二輪三題


二輪気になる三題。


Kawasaki W800
静かなムーヴメントになりつつある予感。
フォルムとコンセプトの他に実益も
手にしたマシン。
今年のモーターサイクルショーでも
人気ものになること間違いなし。



TRIUMPH THRUXTON
なにしろカッコイイに尽きる。
数多あるカフェレーサーの中でも
ずば抜けている。若干チューンしているので
ボンネビルの中でも一番力強い。
イギリス製ホンモノのカフェレーサー。



DUCATI New colour schemes
着せ替えの話し。
13色のカラーセラピーは終わってしまったが
ロゴマニアとして再デビュー。
カラーセラピーも3色は残っているようだが
筆者の好きなツヤあり黒はなくなってしまった。
しかし、この着せ替えにより、別のマシンを
手に入れるような高揚感を覚える。
引き続きオファー。

2011/01/19

(No.1309): 日々割砕


今日中に書き上げるには
あと14分27秒で書き上げねばならない。
およそ生活感の一切ない日記をつけている。
だから真相がはっきりしない。
真実なのか本心なのか、
あるいはノンフィクションなのか
はたまたネタなのか。
読み手へ想像と期待と失望を与える。
この屑コラムという体。


過日、元F氏とお会いした際、
今は充実していると言われた。
24時間の全てが自分のためだけに使える
というシチュエーション。
経済面である程度充足できていれば
こんなに健やかで穏やかで満ちた日々は
ないだろう。

そこへ行くと、あと僅か一週間足らずで
見様見真似の新しい言語と環境と
破綻したスケジュールを進めるこの状況が
ことさら滑稽に思える。
人生はなるほどうまく出来ている。

そろそろ時間だからここまで。

2011/01/18

(No.1308): 前傾姿勢


筆者も同様にスポーツに関しては
見るのもやるのもあまり興味はない。
勝ち負けというものが肌に合わない
ということもあるが、強いてあげるなら、
人の汗より、機械の油の方に惹かれる
からだろうか。

ところで、
オートバイに乗ることは
小さなスポーツなんではないか、
という新しい切り口もある。
確かに、モータースポーツという
言葉もある通り、競技という分野では
存在する。
そして、何より、オートバイに乗る
ということは通常の生活の中にはない
身体的機能を使うのである。
それは自転車のようにスポーツの
1ジャンルとして明確なものではなく、
非常にマニアックなポイントに集約される。

即ち、両足に力を入れてタンクを挟む
ニーグリップがその一つだろう。
これは力を入れて挟んでいるライダーは
あまりいないかも知れないが、
筆者は、かなり気を使っている。
それはなるべく下半身に重心が来るように、
下半身で乗るようにしているからだ。

だから、上半身はスカスカ。
しかし、六級改号DUCATI696は言わずと知れた
キツイ前傾姿勢なので、その上半身を
支えているのは腹筋であり背筋である。
両腕に体重をかければ、カラダは楽になるのだが
重心が前にいってしまって、
正しいライディングができなくなるのだ。

この、後ろ重心前傾姿勢を保つためには
ニーグリップをガッチリ決めて
腹筋と背筋で上半身を支えることだ。
両腕はもうハンドルに添えるだけ。
これが理想だ。

そして、何よりこのフォームは大変疲れる。
30分も走れば、苦痛になる。
嗚呼楽しい。









2011/01/17

(No.1307): 社気崩壊


マンボ之介さんとも話したが、
我々は置いて行かれたというか蚊帳の外というか、
我々には少々憤る状況が未だ続いており、
しかしそのことを誰も顧みていないし、
むしろ覚えていないのだ。
つくづく理不尽な仕打ちである。


もう、いくらアンニュイのほほん野郎といえども
堪忍袋の尻尾も切れようかという頃合い。

5%だか、10%だか知らないが
減給体制が解かれるという。
しかし、我々の減給は解かれないのだ。
いや、そもそも我々に適用されたものは
減給ではなく、制度変更によるものだ。
制度変更により我々のOPが廃止され、
ただの一兵卒に成り下がったのだ。
従って、新しい給与体系が適用されるので
元には戻らない。
年収ベースで大デカ一本以上の減額だ。
マジでしゃれにならん。

しかも、お金の話だけではない。
いやむしろ、お金よりも仕事の仕方の上で
NoOPでは指示を与えるのもやりにくい。
そもそもライン的組織の上で
この醜態をどうすればいいというのだ。


ましてや、同じ境遇だったものが
全員そうなのかといえばそうではなく、
我々数人のみがこのような糞制度の被害にあった。
他のものは別のOPにスライドし、
むしろアップさえしているのである。

この不公平感は只者ではないのだ。
こんな理不尽な事態をいつまでほっておくのか。


しかし、このことを知っているものは
極限られており、
我々のこの憤りを知っている者も少ない。
クーデターの気配を感じる。









2011/01/16

(No.1306): 長靴帽子


バイク用のブーツが壊れたので
もっと丈夫なブーツを探しながら
且つ、噂のドカティアパレルのニット帽を探しに
街を漫ろう。

都内某所のDUCATIギアという種類の
正規ディーラーアパレル専門店
このお店は都内でDUCATIのアパレル製品を
数多く取り扱っていることで有名。
以前、この店ではドカティの革ジャンを
購入したことがある。

実はお目当てのニット帽は売り切れ
とのことで在庫なしだった。
しかし、もう一つ気になっていた
ニット帽があったのでそちらを買う。


そして、ブーツ。
こちらは、某有名靴量販店で物色。
たまたま30%~70%OFF実施中につき
手頃な値段且つオートバイ耐性スキル付きの
調度良い塩梅のブーツを買う。
この冬、そして春先の準備は出来た。
氷点下の大気へ繰り出す。



昨日、14:20頃、
青梅街道と早稲田通りの交差点にて
黒のFIAT Panda100HPとすれ違い遭遇。
こちらは赤信号で停車中。
あちらは早稲田通りから青梅街道へ右折して来た。
一瞬にして、互いの車種を認識し
「おー!」
「うおー!」
という歓声を発したことは言うまでもない。

同色(黒)の100HPと街で遭遇したことは
今までなかった。
多色は数回あったが。
いい日だ。


本日。
街でFIAT 500をたくさん見た。
500アバルトまで見た。
いい日だ。

2011/01/14

(No.1305): 蝶番破壊


二輪用として昨年購入した革のブーツ。
もともとバーゲン品であり、靴自体の
いや、材質などはよくできており
履きはじめの靴ずれはあったものの
こなれてくるとしっくりとハマる
実に気立ての良い革のブーツ。
このブーツは紐で締め上げる式ではなく
上面の2本のジッパーにて締める式なのである。

ところが、こなれた直後のこと、
右足側のジッパーの取っ手が取れた。
単に取れるだけなら、あらあらまた可愛い
ことを、などと受け流せるはずだったのだが、
この「取っ手」のジッパー側との接合構造に
由来して鍵型金具がポキンと折れているのである。
つまりジッパーに元通りに取り付けることが
出来ない取れ方をしたのだった。

えーッ、どうするのよー
と思ったのだが、まぁ片足だけだし
その取っ手が取れた方だって、
まだジッパーが1本あるし
まぁいいか
とそのままにしていた。

それから1週間後くらいに、今度は
左足側のジッパーから取っ手が取れた。
切断の仕様は、前回と同様である。
つまりジッパーに元通りに取り付けることが
出来ない取れ方をしたのだった。

りょ、両足分かー、でもまぁ
両方共もう一本づつジッパーがあるから
取り敢えず履けるし、使えるからこのままでいいや
とそのままにしていた。

冬が終わり、春になり、暖かくなると
革ブーツではなく別の靴で二輪に乗るようになった。
ブーツはそのまま放置。

そして、今シーズン。この冬。
さぁ、例の革のブーツでライディングだ。
相変わらず、ジッパーは壊れたままだが
まだジッパーは左右一本づつあるので大丈夫。


昨日。
概ね1年ぶりにくだんのブーツを履く。
そうそう、これこれ、このフィット感。

乗車後、ブーツを脱ごうとしてジッパーを下ろしたら
パキンムッと鳴って、接合部が破壊された。
右足のブーツ。
これで、完全にブーツの体をなさなくなった。

終了。



バイク用ブーツが壊れたので捨てた。
一行で済む話しだ。

2011/01/13

(No.1304): 半期催物


2011年上半期イベントのスケジュールを発表する。

東京は3/21
決勝大会5月下旬
モンスターハンターフェスタ'11



3/25・26・27
東京モーターサイクルショー2011



開催未定たぶん5月か6月
FIAT FESTA 2011



開催未定たぶん6月
パンダリーノ2011



7/29・30・31
FUJI ROCK FESTIVAL '11

2011/01/12

(No.1303): 蜂蜜依頼


2011年モデルのDUCATI M696について。

2010年モデルとの違いは以下の通り。
・ハンドルポジションが20mmアップ
・SHOWA製フロントフォークはマルゾッキ製へ変更
・シート形状が変更。前部の絞り込みが細くなった


ハンドルの高さ今のほうがいい。
むしろセパハンにしたいくらいだ。

マルゾッッキのフロントフォークは
どうなのだろう。
今のSHOWA製はある程度の力で
かなり沈み込むポイントがある。
それがどう影響するのかもわからない。

唯一いいと思ったのはシート。
どれくらいの安心加減なのだろうか
是非とも跨ってみたい。





ハチミツが足らない。
回復薬グレートや増強剤で
ふんだんに使うからだ。

しかもやっかいなことに、
ハチミツは売っていない。
フィールドの蜂の巣まで行かなければ
手に入らないのだ。

困難なクエストをやればやるほど
ハチミツがなくなってくる。
渓流や孤島の場合は、クエストに
ハチミツは持っていかない。
現地調達し現地調合する。

ハチミツをくれないかい。
(細野さんの「住所不定無職定収入」のメロで)


#MHP3

2011/01/11

(No.1302): 十三色替


ナップスの駐車場で見た
そのDUCATI M696のタンクの色は黒だった。
しかし、筆者と同じマットブラックではなく
艶あり黒、所謂それは旧モンスターの
黒のそれだった。

そそる。

筆者が前に乗っていたM400のタンクと
同じ質感の、同じ黒色の野太い感じの黒。

新モンスターには
Monstar ART カラーセラピーKIT
なるものがあり、十数色から着せ替えの如き
選択できるのだが、その中の「黒」なのか。

筆者の曖昧でテキトーな記憶だと
確か黒はなかったように思うが、
いや、あったのだろう。
きっとあったのだ。
そのツヤあり黒の着せ替えを買った人が
自分のM696に装着していたのだ。
嗚呼うらやましすぎる。

マジで視姦した。
何故なら、黒のM696というものが
マットブラック(艶消し黒)だったと
いうことが、納車日に実車を見て
気付いたという。
ツヤあり黒だと思い込んでいたから
余計に「その黒」に惹かれるのだ。

フロントフェンダー、ビキニカウル
タンク(左右2個)、リアカウルの計5個の
パーツからなる。
着せ替えというにはあまりにも
取り付けに時間がかかるものだが
色が変わるというのは確かに、
心弾む物語である。

ちなみに黒以外でも素敵な色が多い。
青や緑というのも一興だと思う。

そしてこのカラーセラピー自体
も現在の在庫限りっぽいスタンスが
醸しだされている。
買うならこの半年が勝負だろう。










2011/01/10

(No.1301): 制動観察


筆者は、前を走っているクルマが
マニュアル車かどうかわかる。
それはブレーキランプの点き方で判別できる。

だいたい、この国の公道を走っている
95%のクルマはオートマチック車である。
(CVTのような無段変速機、或いは
クラッチなしマニュアル等も含む)

オートマチック車というのは
ギアチェンジを人間が行わず
自動車の機能で勝手に適切なギアに
切り替える仕組みのことだ。
従って、運転技術としては
運転手はハンドルとアクセルとブレーキだけ
注力していればよい。

一般的に、オートマチック車というものには
クリープ現象というものが存在する。
即ち、アクセルを踏まなくても
超低速(人の歩く速度程度)でスルスルと
動いてしまう現象のことである。
従って、オートマチックのDレンジの場合、
常に動力が車輪に伝達されている状態である。

一方、マニュアル車の場合。
発進する時は、クラッチペダルを踏み、
ギアを1速に入れ、アクセル+半クラッチで
動力を伝達させ、クルマを動かす。
クラッチを踏めば、即座に動力は遮断される。
(オートマチック車もNレンジに入れれば
動力は遮断されるがNレンジと
マニュアル車のクラッチ踏み込みまたは
ギアニュートラルでは意味合いが異なる)


オートマチック車は
クリープ現象の所為でブレーキを踏み込み続ける。
のろのろ運転の時もブレーキを踏みっぱなしが多い。
だからブレーキランプは常に点灯。

しかし、マニュアル車の場合は
必要な部分でしかブレーキを使わない。
しかも、停車中はハンドブレーキをかけて
足ブレーキは踏んでいない方が多いだろう。









2011/01/08

(No.1300): 夢見箱物


1300回記念
夢見る箱モノ R社編



Roland TB-303



1982年発売。
TR-606をドラマーとし、
TB-303をベーシストとして
売り出したものの、鳴かず飛ばずで
あっという間に世間から忘れ去られた。

ところが、それから十数年たった
1990年代中盤あたりにアシッドハウスから
火がついて、爆発的な人気者に。

80年代の偉大なマシンの一つとして
現在でもその人気は衰えていない。









Roland TR-808



1980年発売。80年代初頭において
その筋の方々には需要はあった。
しかし、定価15万円だったので
貧乏学生(筆者は高校~大学の頃)には
なかなか手が出せない。
そしてリスペクトしているミュージシャン達の
インタビュー記事には、808で打ち込み云々
という行があり、我々にとっては
まさに夢見る機械だった。

80年代中期には、
MIDIやデジタル化の波と共に
表舞台から次第に姿が消えてゆく。
しかしその期間はあまり長くはない。
ヒップホップや先のハウスの台頭とともに
生ドラムの代用品などではない一つの真の
独創的なカテゴリーとして君臨する。

80年代の偉大なマシンの一つとして
現在でもその人気は衰えていない。

2011/01/07

(No.1299): 排気論者


二輪太鼓先達者やんぐ師匠のドカ(ST4)の
交換したというマフラーの加減は如何でしょうか。
たしかドカパフォ純正との由。

正確にはスリップオン・サイレンサーか。
マフラー交換はカスタムの王道でもあるし
車種によるがタマ数もそれなりなので
現実的である。
はたして問題は金額だが。
ドカパフォといっても
中身はテルミニョーニ率が圧倒的な感じ。
KITでは、サイレンサー以外に吸気パーツと
専用CPUなんかも付属している。

ステンレス製M696用で11万円くらいか。
なになに、「公道走行不可」との由。
こ、公道走行不可ッ?
ダメじゃん。


delightのチタンスリップオンマフラー
これはなかなかいい。
純正に比べてスリムだし。
ただし、公道走行可能車検対応の方が
若干高い。というかマジ高価。
18万円。
やっぱりこれくらいはするのだ。
低所得者には全く無理。


AELLAチタンスリップオンサイレンサー
これもなかなかいい。
ちなみに、筆者のM696は
「2010年3月31日以前の通関車両」
だから、車検対応ということか。
何れにしても金額は上述と同じくらい。
なので無理だけど。


しかし交換すると低速走行や
加速やそもサウンドなどは
一体どんな塩梅式になるのか
興味は尽きない。








2011/01/06

(No.1298): 耐寒珠着


今日は何の話をしよう。
というリアリティを垣間見せる暇もなく
なんちゅう寒さなのだ、
なんちゅう寒さなのだ、
と、フラスコの残り水の挙動に
健やかな世界観を感じる
大気の精霊なのである。

今夜のこの寒さの中、時速65kmでの
六級改号ducatiM696の駆り加減といったら。

久々に完全真冬対応グローブでさえ
指先が痛い感覚を覚えた。
2006、7年くらいの真冬ライディングで
痛感した例の感覚だ。

しかし、寒い(痛い)のは指先だけで
上半身も下半身も常温を保ち
まだまだ50kmくらいは走れそうだ
という途方も無いことを思い描くほど
POWERAGEの防寒ジャケットと
RSタイチのオーバーパンツが
ほぼ、100点満点の性能を発揮している。

スロットに耐寒珠を何個も装着し、
ホットドリンクなしでも平気な
耐寒スキルが発動している。
ただし、値は10なので
指先までは届かないという
中途半端な体である。










2011/01/05

(No.1297): 事始燃調


2011年仕事始め。
のっけから飛ばす。
皆も飛ばしている。
そして初日で脱落。
結界を張り、怨霊を封じる。




今年のこの馬鹿コラムは
なんか、つっけんどんで
支離滅裂過ぎなんじゃ
ねぇの
という感想を大層頂いているので
概ねその方向で継続することにする。

普通、このような日記然とした
書き物においては
執筆者の日常の出来事を基軸として
それに関わる思いのたけを
誰にでもわかりやすく、しかし
オリジナリティを滲ませつつ
いっそ電網上にぶちまける体であるが
翻って、
この筆者の馬鹿屑コラムときたら
どこまでがノンフィクションで
どこまでがフィクションなのか
どこまでが事実でどこまでが虚構なのか
筆者もあずかり知らずの
ごちゃまぜ状態で、
さらに具合の良いことに、
お話の筋は行きつ戻りつし
且つ、起承転結というフォーマットを
一切合切便所に捨ててきた体であるので、
今更、ちゃんとしなさいと言われても
はてなんのことでしょうか
そんなことよりも、崎陽軒のシウマイを
シウマイをと、シウマイ旅情を
声高らかに歌い上げるゼットンと
揚子江に沈殿する鮭缶の折り詰めを
三つに分解するような
そういう心持ちで臨んで下さい。






だいたい、上述の文章に、
句点が二つしかないではないか。
そんな塩梅式もいいもんだなぁと思うので
この寒さの中六級改号DUCATIM696
プーラッスッを駆る。

今年の初駆り。

かなりハイスペックな完全防寒なので
片道25kmだろうが何だろうが
全然寒くない。
本当に。
そして
12ヶ月点検を終えてから
加速時のドンツキが
あまり感じなくなった。
この「ドンツキ」というのが
言葉ではうまく表現できないのだが
まさしくドンツキという表現しか
思い浮かばないマシン挙動なのである。

アクセルワークの微妙な力加減
がシビアではなくなっている
とでも表現すればいいだろうか、
おそらくインジェクションの燃調が
整っている為だと思う。

おかげで大変乗りやすい状態になっている。
オートバイってこういう調整的な要素で
すぐに人と打ち解けるところがすごい。
安泰といえる。

2011/01/04

(No.1296): 誕生卯男


今年はうさぎ年である。
筆者はうさぎ年だ。
あと12年で還暦。信じられん。
最高だ。


前にも記したが、筆者が中学生くらいの
この年齢の大人の印象というのは
もう雲の上の存在で、社会的にも
「ちゃんと」していて
道理に叶った「大人」なのだった。

誰かのセリフではないが、
それら印象というのは全て
子供の想像の産物なのだ。
もちろん全てとは言わないが、
少なくとも筆者においてはそうだ。



昨年暮れに、諸事情で
職務経歴を短時間で
書かなくてはならなくなり
慌てて思い出したものだけを書き殴った。
スキルシートの類なので
併せて覚えている範囲で現在までの
スキルを埋めてみた。
事情があって、かなり謙虚につけてしまった
とはいえ、書いたそれを見て

驚愕した。


突飛な方向に突出している。
ノーマルなスキルが皆無に近い。
ある意味流石だ。
マニアックな心意気がシゴトにまで及ぶとは。

若ければ、それでもツブシが効くだろう。
しかし年齢を鑑みると、おそらく
評価者はさじを投げるだろう。
実際投げたに等しい。


筆者が中学生くらいの時に
筆者がこのような大人になるとは
筆者は想像もつかなかっただろう。
逆説的に考えれば、今の筆者は
中学生時分のあの
緊張的変態おふざけ馬鹿ヲタクが
ベースモジュールになっている
ということがわかる。
実は何も変わっていなかったのだ。



しかし、何もそう悲観することはない。
なぜなら、これを読んでいるあなたも
そうなのだから。
大抵は、皆、そうなのだから。

自分は違うと思っていても
そう思っているのは自分だけなのだ。
思い当たることは必ずあるはず。


1月4日、誕生日に寄せて。









2011/01/02

(No.1295): 伊車妄想


現在、FIAT正規ディーラーで
取り扱っている車のうち
マニュアルシフトは僅か1種類のみである。
かろうじて、というか満を持してというか。

500 1.2 SPORT
である。
ただし、上記リンクでもわかるとおり、
それとわかる記述はほんのちょっとだけ
しかも括弧書きである。
5速マニュアル仕様。

日本でマニュアルシフトが
売れているのかわからないが
是非とも延命して欲しい。
最後の砦である。


「START&STOPシステム」という
アイドリング・ストップする仕組みを
1.2全車種に装備したとの由。

こんな機能必要なし。
邪魔。
もう、ほっとけ
世間のエコ信仰なんて。

まぁでも、別ブランド(ABARTH)で
粋な仕様の500もあるし、
そういうアンチ方向はABARTHに任せれば
問題ないだろう。
そうしよう。

あと、
あまり話題に登らなかったと思うが
Puntoもずいぶんと変遷している。
Punto Evo
こんなになっている。

Evoとは「EVOLUTION」のことらしい。
環境のこととかそういう方面での取り組みの
要素も含んでいるらしいが
EVOLUTIONと銘打つなら
もっとひっくり返るような仕様でも
よかったのではないか。
とはいうものの、
後ろ姿が、かなり素敵。


例えば、
今時ターボ標準搭載とか
高燃費リッター5kmとか。

もちろん6速マニュアルで
日本仕様はなくて左ハンドルのみとか
ディーゼルエンジンのバージョンもあるとか。
ディーゼルだと燃費は良さそうだ。

うむ。









2011/01/01

(No.1294): 元日所感


今年のこの馬鹿コラムの形式を
どのような点景とするか
三日間徹夜して考えていたが
一向に思い浮かばないので
妄想と嘘と現実と事実と予想と想いと
未来と過去をごちゃまぜにして、
且つ自己中心的な井出達の風貌で
且つ余所余所しい身成で
且つ堅実で誠実で無頓着で虚無で
且つ大胆に去勢を張りつつ謙虚に
お送りすることを誓う元日。



謹賀新年。
本年も宜しくお願い致します。
dewey
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