2012/03/30

(No.1673): 贅沢なビート


ドラム。
そうさ俺はドラマーだ。
俺はドラマーさ。
などと言っていた以前の自分を
そこへ突出し、えーいなおれなおれ
何を抜かしていやがるBPM140で4分も
叩けねぇくせして何がドラマーだ
この似非侍がッ
へい、どうにかBPM90で、いえ100で
勘弁してくだせぇ
いーや勘弁ならねぇそこへなおれ
叩っ切ってやr

というくらい不甲斐なくこの幾年月を
過ごしている。
もはや筆者はドラマーではない。
昔ぁ、爆音ギターバンドや
ギャニュギャニュテクノバンドで
ドラムやってたんだわし、
と言うんだろうか、
筆者は言うんだろうか。
そんなの空気の読めない中年おやじの
アレと同じだ。

だから言う。
昔ぁ、爆音ギターバンドや
ギャニュギャニュテクノバンドで
ドラムやってたんだわし、と。



過日、TLにあったツイート。
「最近の若い子の中にはドラムといったら
打ち込みドラムしか知らなくて、
楽器としての生ドラムの音や
人によるグルーブを知らない」

だとしたら、もしかしたら、
打ち込みドラムが本物で
それを人間が真似してドラムを叩いている
とでも勘違いされそうだ。

筆者はテクノ人だ。
だから、打ち込みドラムは大好きだ。
(ただし打ち込みという言い方は好きではない)
コンピュータビートというものにも
独特なうねりがあるし、それは
人智を超えたグルーブにもなる。
初期のkraftwerkを聴けばわかる。


翻って、
キック、スネア、ハット、タム、
そしてクラッシュといった打楽器を人が
演奏することによって生じる
グルーブというものには
機械では出せない「旨味」が満載だ。
その「旨味」が昇華すると、いわゆる
「神がかる」というケースになる。
これは、やはりライブで体験したい。
生み出される楽曲の現場に居合わせたい。

人の演奏というものには
そういう凄みがある。
何故かといえば、生身の人の作り出す
ビートにはその人にしか出せない音や
グルーブ(ノリ)があるからだ。

普段、シーケンサーの繰り出す規則正しい
ビートしか聴いてない若者に
是非とも聴いてもらいたい。
このズッタンバッタンのビートを。
絶対打ち込みじゃ出来ない。
(こんなテキトーでいいんだよ)











2012/03/29

(No.1672): Monster DIESEL


久々に大ヒットした。
昨日のmouse on marsのことではない。
いや、当然、mouse on marsは筆者の中では
大ヒットに間違いはないのだが、今言っている
久々の大ヒットはそっち方面ではなく
こっち方面のお話である。

すなわち、
DUCATI Monster DIESEL
のことである。

筆者の愛機は六級改号別名ducati
monster696+である通り、monsterの
佇まいと容姿と匂いと音とバランスが
たいそう気に入っているのである。
もともとは一世代前のmonster乗りだったが
デザイン一新した現行monsterになっても
その勢いは変わらなかった。

とはいうものの、monsterの
バリエーションとして排気量のモデル違い
による相違点はあるものの、
696も796も或いは1000ですら
纏っているオーラはあまり違いはない
ように感じていた。
(1000は若干違う気色がする)

過日、FIATとDIESELのコラボで
FIAT500 DIESELというFIAT500
があった。確かにDIESELらしい質感が
与えられてはいたが、見た目のインパクトは
あまりなく、単にチャコール系のFIAT500
という印象が強かった。
しかし、今回のMonster DIESELは
そんな印象を打ち消す程のインパクトがあった。
先ずは、カラーリング。
ミリタリー色で統一。つや消しがそそる。
色だけでもハッとする。
monsterの戦闘機的な形状に
ものすごくマッチしている。
そして、新たにデザインされたエキゾースト
システム、ダッシュボードカバー、
リアシートカバー。
オリジナルの形状を活かしつつ
違和感無く主張している。
そしてシート形状も全く新しく作られている。
キ○タ○をしこたま打ちのめす
酷評のシートすべりも改善していそうだ。
そして、
黄色に塗装されたbremboのキャリパーも
印象的だ。

これらどれもが筆者嗜好をぐいぐいと
えぐってくる。
1000EVOがベースとなっているという
Monster DIESEL。
当然のことながら限定車ということらしい。
実車を公道でお目にかかれる日が
来るのだろうか。

見てみたい。
乗ってみたい。







2012/03/28

(No.1671): PARASTROPHICS


mouse on mars / PARASTROPHICS

今、まさに聴いているのだが。
聴いているのだが。
や、何。これ。
単純なのに複雑。いや、賢い。何だこれ。
えー、情景が浮かぶ、情景とは、いじっている
ところ、つまみをいじっているところ、とか。

うは、畳み掛ける。畳み掛けてきた。

こういう、あ、出た。え?
ドドさんの声か?小枝。声だ。
フォルマントが、フォルマントが、
えぐれていく。

健やかな悩ましい、メロディ。
その、ダンドンって。いいー。

もう、どうやって作ってんの。
ダブかな。そんな手法か。
組み合わせの妙。妙だよ。

うん、声の加工が、やっぱりすげー
なんや、これ、マジで
あーーもーー
気ぃー狂ってる。あーすげぇ。
鳥肌立つ。
ぞわぞわする音楽って久々だ。

やーー、ああ、素晴らしい
ぞわぞわするー。
声の刻み、トリガー、同期して
弾力のあるトリガーで声が、
弾力ある。声と。ザキザキしてる。

出た、
MOMがautotune使ったらこんな感じ的なやつ。
やっぱ他の人達と全然違う。
初音ミK某が1ならMOMは1000000000000だ。

こんな音楽聴いたことない。
満たされる。
ヤンさん、アンディさんって
探究心とか、好奇心とかきっと
ものすごいんだと思う。







2012/03/27

(No.1670): マリオ匂の集い


戦国自衛隊よろしく
現代の武器と車両で武装し
例えば安土桃山や江戸時代に
何処かのお城にずかずか入り込んで
ひな壇をお構いなしに土足で踏み荒らし
座ってた殿様の髷を掴んで、
引きずりながら腹七子さんの声で
「ヨースロー、ヨースロー」って
叫んでいるロボットを見た当時の人々が
「白船妖堰実法書」(※)で克明に
記録していたとしたらそれはつまり。


(※)
しらふねあやかしいせきじっぽうのしょ

1951年 夢の明出版b-plain社
「端のまなか」より





先週あたりから3DSのMH3Gを
プレイし始める。
そもそも筆者はPSPやPS3といった
ソニー系を支持しているので
ニンテンドー系は敬遠していた。

理由は二つある。
一つは、プレイ環境事情が
極めてアットホームであること。
もう一つはコンテンツの空気感が
「マリオ何某」匂をぷんぷん
させていること。

とはいうものの、
メタルギアやバイオハザードといった
PS3やPSPでも発売しているタイトルの
DS版というのもある。
今回のモンスターハンターにしてもそうだ。
もともと先んじてwiiでMH3
(モンスターハンタートライ)
を出したこと自体もかなり違和感と
抵抗感はあった。

そうしたアンチアットホーム的な
コンテンツが、ニンテンドーの
「マリオ匂」に包まれるのかといった、
なかば怖いもの見たさ的な感覚が
ないわけではない。

そもそも筆者はマリオ何某の
ゲームシステムが嫌いなのではない。
何が駄目なのかと言えば
なんというか、あの
「原色のとっちゃん坊や」という
キャラクターがもうどうにもこうにも
受付けないのだ。
それこそ1981年ドンキーコングで
登場した時から違和感を持っていた。

我々はあのキャラクタに対して
一体、どういうリアクションをとれば
いいのだ。
逆に漫画然としたリアリティが
不健全な我々の心を蝕ませるのだ。

だから、いっそ、
下半身全裸だとかに
してくれないだろうか。どうだろう。
原色で。


とてつもなく脱線したが、
MH3Gの塩梅はまた後日。








2012/03/26

(No.1669): プラセオジムの連携


「ねぇ知ってた、もう3月の最終週だよ」
とだけしか話さないロボットを配備した
北関東軍は、海もないのに
ヨースロー、ヨースローと戸川純さんの声で
繰り返すのである。

ファクターは予備。
スポイルされた芍薬。

もうなんちゅうんですかね
ひじょーに友好的に取り調べ行われておりまして
さっきカツ丼とってやったら
喜んで喰っとりました。


「おい、
当たり前のように残業してんじゃねぇよッ
ま、金になるからいいけどね」

サーブレットって
サーブレットって
マーガレットじゃないのか。


何がッ
何がッ
何がッ

なーにーがーッ





本日の屑ブログは屑由来の風味を
醸し出してみました。
なるほど、合点がいった。

3DS モンハン
3DS モンハン

やろーっと






2012/03/25

(No.1668): TMCS-2012


東京モーターサイクルショー2012
訪なう。

早朝といっても既にオープンした午前10時過ぎに
到着。
いつもの屋上駐車場は満車だということで
東ホール側の地上駐車場へ停めるために
オートバイの長蛇の列。
途中、割り込みしてきた「隼」に乗った
革ツナギのライダーが警備員に注意されて、
逆ギレしてバイクを降りて警備員を
何度もどついていた。
そいつの顔を見たらハーフなのか
外人なのかそんな輩。
こんなクズがいるからバイク乗りは
なんとかとか言われるんだ。
っていうか日本人にはそんなルール違反の
バイク乗りは一人もいないわ
とっとと消えろボケッ。

そんなこんなで約40分くらい並んで
ようやく停められた。バイクだらけの駐車場。





Triumph THRUXTON
跨がってみたが、DUCATI M696と同じくらいの
前傾だった。乗りやすそう。
しっかりとした作りな印象。
思いのほかタンクの押し出し感が
ホールド感や安心感を与える。






DUCATIブース。
ものすごい人込みで、跨がる事も出来ず。
人気のないMonsterArtを見る。
SPORT100のカラーリングがいい。
六級改号さんに欲しい。








Moto Guzzi CafeClassicかな。
車種名うる覚え。
こいつも昔のカフェレーサーを彷彿とさせる。
セパハンみたいだけどバーハンドル。
跨がった感じは無理のない近代的な
カフェレーサー仕様な感じ。






Royal Enfield
英国生まれのバイクでインド製。
この容姿で現役の新車。
最近はインジェクション仕様になったり
シフトチェンジも左側になったりして
かなり受け入れやすくなってきている。
セパハンにしたら素敵だろう。







東京モーターサイクルショーは
去年は震災の影響で中止だったので
2年ぶりということだろうか、
しかも金曜土曜と天気がよくなかった
こともあり、今日の日曜は
ものすごい人出だった。

試乗会はあまりの人の多さと
長蛇の列に嫌気がさしてやめた。
並んで一日が終わるなんて耐えられない。
その分歩き回って全ての展示を見た。
おかげでヘロヘロになった。最高だ。

この屑ブログを書いている今も
まだヘロヘロだ。







2012/03/23

(No.1667): 三界の魔法


ここのところ急激に四方に筆者嗜好の
ベクトルがぶんぶんと組み込まれつつあり
そのあらましを以下に示す。

ベクトル1
[ 3DS MH3G ]
本日、約半年ぶりにMH部(モンハン部)
定例狩り会に参画。
先週末滞りなく入手の3DS及びMH3G。
今週はちりぽりとMH3G超初心者による
ゲームシステム習得及び操作習得を
鍛錬しつつ、本日ようやく
MH3Gのパーティプレイを実践。
MH3Gにまつわる詳細の感想などは後日。
それはそうと3DSのすれ違い通信、
なぜか興奮する。
なんだろうこの感覚。不思議。


ベクトル2
[ 東京モーターサイクルショー ]
2012/3/23(金) - 3/25(日)
東京ビッグサイト
オートバイ専門のモーターショー。
四輪のモーターショーよりも好き。
なぜなら二輪の方が趣味性が高く、
マニアが多い。そして奥が深い。
そんな素敵な世界だからだ。
自動車の免許を取る人は多いが
二輪の免許を取る人、バイク乗ってる人
というのは二輪好きがほとんどだと思う。
バイク漬けになるイベント。必須。
試乗の人。


ベクトル3
[ dewey studio live 春の塩梅式 ]
2012/4/7(土) 19:00-19:35頃
deweyがお贈りする約3ヶ月ぶりの
スタジオライブ。
今回も当然、Ustreamにて配信を行う。
配信中、制御画面から視聴者数0名という
情報を見ながら、誰も見てないけど
ぜっんぜん誰一人として見てやしないが
世界中に発信ッ世界中の人々に発信ッ!
などと奇声を高らかにあげながら
tairaさんとエフオピさんは楽しそうに
お互いのMacBookを投げ合いました。







2012/03/22

(No.1666): 春の塩梅式


過日、今週中に某曲をあげるのだあげるのだ
嘘つくなこの嘘つきめこの嘘八百野郎この
八百っていう名前のワイルド7いたなー
でもなんか最近やってた映画の実写の
ワイルド7は酷い出来だったらしいけど
原作が汚されちゃう感じで
ちょっとやだなー・・・

おい。
おい、とゆっている。

いい加減にむちゃくちゃな文章やめろ
やめろ、やめろっと言われてもヒデキー
というフレーズがわかる方はただしく
四十代後半ですねこんばんはエフオピです。

だから、やめろ。もう読む人いなくなるぞ。
というかこんなの読んでる人いないから
どうでもいいや、テキトーで
へらへーらー あっはっはっは・・・
といった事情で、曲を作るはずだったのが
一体全体どーゆー醜態なんでしょうか。

そんなその日暮らしを謳歌していたら
deweyのスタジオの予定が入る。
丁度いいので、何がちょうどいいのか
あまり詮索しないまま、
案の定、スタジオライブを滞り無く
行うように心の中で手配するに至る。
従って、その日までに、アレだ、アレ、
音の部品を、しこたま作っておこうと
ついでに、停滞している己の曲のための
部品もその中で補充するとして
先ずは、スタジオライブやります。また。
ustream配信します。また。

2012/4/7 たぶん 19:00-19:35頃
dewey studio live 春の塩梅式








2012/03/21

(No.1665): 最適な平日


昨日の拙屑ブログに記載した式において
あのパーセントからしたら
Ableton Live8 < DUCATI M696 < 3DS MH3G
じゃなくて
Ableton Live8 < 3DS MH3G < DUCATI M696
なんじゃねぇの
と、思った人々がいるとかいないとか
そんなのいちいち見てねぇし
どっちでもいいし、興味ねぇし
といった貴重なご意見をドブ板をはがして
側溝にソッコウ捨てたと思いねぇ、
あれは「心象」なのであって
実際の数値による式ではないのだ
全てはエフオピ難解世界の出来事に付き
全てはスルーすることで素敵になります。

あー、文法めちゃくちゃって気持ちいー
口の横に泡が出てますよ。

さて、さる二輪駐車場に
黒のtriumph thruxtonが停留している。
たまに見かけるのだが
これがまた、格好いい。
カフェレーサの神髄的なオーラを感じる。
東京モーターサイクルショーの
トライアンフの試乗にスラクストン、
ないのだ。なんでないのだ。
乗ってみたい。








2012/03/20

(No.1664): 最適な休日


twitterにも書いたが、今日の筆者の心象は
Ableton Live8 < DUCATI M696 < 3DS MH3G
であった。

先ず、
作りかけの拙曲「ゴーシュの椅子」を
歌というか声というかの部分を
強制ピッチ補正とフィルターで
この世のものとは思えない素敵な音像に
してしまおうと考えたのが昨日だったにも
かかわらず、暖かな日差しの中、これは
あんた、なんたって、どう見たって
絶好の二輪駆り日和であり、つまり
こんなシチュエーションにおいては、
エンジンオイルの交換の儀を、ナップスで
執り行う事例もあるやもしれませんぞ
と、但し書きをしたためていると、
この、新しい、いやさ、
昨年12月末に発売されているとはいえ、
気が付けばようやく先週末に
手に入れたであろう、MH3Gのシステムが
どうにもわかりにくくて、
概念を押さえるまでは手元に置いて
いつでもどこでもてきぱきと働こう
という気負いに押され、もう、
なんたって、あーた、とどのつまりは、
「こういうこと!」
(愛してタムレ/谷啓 の物まねで)



以下、人間語に翻訳

(1)
Ableton Live8
ごめんなさい。MacBookは別な事に使いました。
達成率 0%


(2)
DUCATI M696+
エンジンオイル交換は完了。
今回はナップスだったので
ShellAdvanceではなく
MOTUL 5100 10W40 で。
ドカ匂が際立つ。
5100はこれで2度目。
達成率 100%


(3)
3DS MH3G
トライのゲーム概念が少し複雑。
交易が少々面倒臭いし、資源化も
わかりにくい。
水中の3D操作(所謂3Dではなく三次元操作の意)
が、目が回る。
なんだろう、この違和感。
2ndGや3rdとは少し違う世界。

達成率 60%







2012/03/19

(No.1663): 東京モーターサイクルショーの枕


今の天気予報だと金土は雨模様の由。
しからずんば日曜は晴れ。
確かに良い天気だった記憶はあまりない。
弥生三月末は雨が多い、
東京モーターサイクルショーの何某。

雨だったので四輪で出掛けた年もあった。
雨でも首都高乗って二輪で行った年もあり。
って書いてたら思い出した、あんときゃぁ
雨ドサーと降ってて、ETCつけてて
よかったー助かったーという思い出が
蘇ったわい、しからずんば今年は
天気のよさそうな日曜に二輪で
我が六級改号ducati m696にて乗り込もう
といつものあすこのビルの屋上の二輪駐車場へ
開門時点で突入しようという腹だ。

ところでモーターサイクルショーは
四輪のモーターショーと決定的に
違うイベントがある。それは試乗イベントだ。
四輪のモーターショーには試乗会がない。

と、書いてググったら、あったじゃないか。
ただし、
プロの運転による乗用車同乗試乗会」だ。
自分で運転することはできないのか?
人の運転するクルマに乗って、何が楽しいのだ。
プロの運転技術でスラロームなぞ
ありがた迷惑というもの、御免被りたい。
プロの運転に同乗するのが試乗だと?
あーはっはっは大洗海水浴場だ。


そこへ行くってぇと、二輪の試乗会ってぇのは
己自身が、すっかり本物の実車を有体に運転
できるって寸法だ。
二輪ショーの試乗会は所有免許の範囲でのみ
乗ることができる。
だから、二輪免許のない人は試乗できないが。

よく、メーカーイベントとして、
例えばハーレー試乗会とかBMW試乗会なんていうのは
普通二輪でも簡単な実技講習を受ければ大型バイクに
試乗できる場合もある。
(もちろん公道ではなく、敷地内)
だが、無免許の人はそもそも不可だ。

この不自由さ、野暮ったさが素敵だ。


筆者も二輪試乗会はいろいろ経験したが、
試乗会といっても、広くない敷地内のパイロンの
コースを走るだけだ。
もちろんスピードは出せない。
大排気量なら下手すりゃセカンドにさえ
入れられない。

それがいい。
その不自由さがいい。
粋がって、短い直線で3速あたりに入れて
スピード出ちゃって、直後ほぼヘアピンカーブに
近いパイロンコーナーにマジでビビリながら、
リアブレーキ踏みっぱなしとか。
よくある。

前回は、BMWのF800Rに試乗してみた。
今年は、間に合えば、Streetfighter 848 だ。









2012/03/18

(No.1662): 3DS+MH3Gの開始


第一界
3DSとモンスターハンタートライGを買う。
ついに。
MH3Gは昨年の12月に既に発売していたが、
なんとなく二の足を踏みつつ、
諸々のダンドリの所業によりようやく
年貢を納める。

もともと筆者はPSPやPS3派であるので
ニンテンドー系はちょっと及び腰である。
なんというか、wiiといい、3DSといい
ちょっと「違う」のだ。方向が。
特に、wiiのアットホーム的な戦略が
どうにもこうにも合わない。

だから、モンハンも3(トライ)がwiiから
出た時は、ち、wiiか、と
ヤケ酒を煽ったものだ。
だからMHP3rdが出た時はやっぱりモンハンは
PSPよ息巻いたのだ。
とはいうもののトライがニンテンドーであり
その流れとしてGが3DSで出たことは
ある意味順等と言えよう。

そして筆者所属のMH部でもどんどんと
3DS MH3Gへ対応している。
既にG級にあがった者、多数。

そんな彼らに問うた。
「あのさーいまさら僕が入ったところで、
みんなG級なんだしもう終わっちゃうよね」
と。
しかし、返事は意外だった。
「何言ってんですか、
G級にあがってからが本番ですよ、
そんでクエスト多過ぎ」

この一言で買う決心をした。


画面がちっさいとか操作が云々とか
ゲーム設定がどうのとか、いろいろ課題が
山積しているが取り敢えず、
3DS+MH3G 開始。

少しだけやったけどこれだけはいえる。
先ず 3D いらない。







2012/03/16

(No.1661): 4ヶ月半の秘技


なに、もう4ヶ月も経つというのか。
拙六級改号またの名をducati m696某の
エンジンオイルを交換してから。
自分で付けているメンテナンス履歴を見て
気付いた。

<メンテナンス履歴抜粋>
-------------------------------------
2011/11/7
12,100km
12ヶ月点検一式
オイル交換、オイルフィルター交換
エアフィルター、フューエルフィルター交換
-------------------------------------

4ヶ月どこじゃない。
4月初旬になりゃ5ヶ月にもなってしまう。
これは、先ずもって、アレだ、オイル交換を
しなければなるまい。
ただし、走行距離はあまり伸びていない。
たしか現在は13,500kmくらいだった。
4ヶ月半でたったの1,400kmだ。
オイル交換は約3,000kmといわれているが
時間による劣化もあるため
ここは交換時期だろう。

オイルフィルターはオイル交換2回に一回で
いいとおもっているので、次回というか
今回はやらない方向で。
従って
オイル交換のみになるためドカ屋さんではなく
ナップスさんにて作業をお願いしよう。
ナップスさんなら一つ上のグレードのオイルを
入れても金額は安い。
銘柄は指定のSHELL ADVANCEで、
いつもはVSXだけど、ULTRA4にする所存。

そして、来週はいよいよ
東京モーターサイクルショーだじょー。
オイル交換もして、
当然六級改号にて乗り込むのだ。
去年は開催中止だった。
2年分の想いをこめて。







2012/03/15

(No.1660): 商人と職人と芸術家


たまに仕事以外の場で本音的な話しを
聞く事があるが、え、この人こんなこと
普段考えていたのか、すごいなーとか
こんなに洞察力ある人だったんだーとか
驚く事がある。

冷静に考えれば、実はそれは普通のことで
誰でも上辺だけでなく、中身はもっと複雑に
思考を巡らせているのだ。
しかし、そんな場面に出くわすと
必ず筆者は驚く。
なぜなら、筆者は普段、そんなこと
考えた事も無く、自分で言うのもなんだが
表も裏もないと思っているからだ。

良く言えばそうなのだが、悪く言えば
世間知らずとか、大人の関係を築けないとか、
或いは問題意識を持てないとか、そんな
ワードが思い付くのだ。
この社会ではそういう輩は
「この人は仕事が出来ない」と、評価される。

しかし、どう評価されようが筆者は
何も変えるつもりはない。
裏心を持つなんて、第一面倒臭い。
本音を心にしまって表面は180度違う顔
なんて器用なマネはできないのだ。
というか、そういうことに全く興味が無い。
だからそれでどう評価されようが
知ったこっちゃない。

ビジネスの場面では駆け引きは重要だ。
駆け引きとは腹の探り合いだ。
そんな高度なやりとりなど筆者には出来ない。
だから筆者は商人には向いてなくて
職人肌なのだろうと分析する。
或いは芸術家とか。
武士でないことだけはいえる。






2012/03/14

(No.1659): ウルトラの夜


怪獣ウルトラ図鑑が復刻されるとの由。
ソッコウで予約完了。

筆者は子供の頃怪獣が大好きだった。
それは基本的には今でも変わらない。
ただし、それはやはり幼少期に体験した
昭和四十年代初頭からの円谷プロにおける
ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン
という三大ウルトラシリーズに登場する
高山良策氏や成田亨氏の造形した怪獣達だ。

もちろん、昭和三十年代の東宝の円谷プロ
怪獣映画も忘れてはならない存在であるが
今日は敢えて、テレビシリーズに重きを
置いて話す。

リアリティさは一切必要がない。
それは物語にも言えるし、
怪獣の生態にも言えるし、
そもウルトラマン自身にもいえる。
大事なのは世界観だ。
世界観の描き方次第で
没頭できる力量が決まる。

繰り返すが
その世界観とはリアリティの度合いではない。
例えばこうだ。

レッドキングの首辺りには
スーツアクター用の空気取り入れ兼
覗き穴がいくつも空いている。
あー、あすこの小さな穴から息すったり
覗いているんだな
という仕組みを理解するという世界観。

ゴモラの尻尾がバタンバタン動いているが
よく見ればピアノ線で吊っている
という世界観。

ギガスの背中のチャックが痛々しい
という世界観。

作り物故の作り手の密かな仕組みを
見てしまった、発見してしまった
という、特別な優越感とでもいうのか
達成感とでもいうのか
子供時代においてはそんな心持ちだった。

そんな昭和四十年代初頭の子供達は
怪獣図鑑に載っている、怪獣の解剖図を
眺めては、すげーとかかっちょいいーとか
憧れの眼差しであったのだ。
しかしもちろん、彼ら(我々)は
怪獣は着ぐるみであり中に人が入って
演技しているということを全て承知の上で
その世界観を堪能しているのだ。

<好きな怪獣それぞれ三つ選択するなら大会>
ウルトラQ:ガラモン、ケムール人、ナメゴン
ウルトラマン:ダダ、バルタン星人、ネロンガ
ウルトラセブン:キングジョー、メトロン星人、ユートム







2012/03/13

(No.1658): あの時の歩武


2011年の3月11日の筆者の記録

この日は渋谷区の仕事場から多摩東部の
住処まで歩いて帰った。凡そ25kmの道のり。
約7時間かかった。
筆者のiPhoneの中には18時40分頃の
シャッターの降りたJR代々木駅の写真がある。





新宿までは物凄い人の流れで
路上は自動車の大渋滞、
歩道は人の流れで溢れかえっていた。
明治通りは初めて見る人の流れだった。
無理して帰宅せず、
会社に留まったほうが良い
というのは後で知った。

帰宅難民というワードは3.11以前
首都直下型地震等による災害で
帰宅困難者が続出するという話はあった。

実際、
自分自身がその境遇になるということ。


会社から支給されたものと思われる
白いヘルメット姿のサラリーマンや
OLの方々がたくさん歩いていた。
動かない自動車の間の網の目を
くぐりながら自転車やバイクが走っていた。
自転車やバイク、最強と思った。
レンタルバイク屋にはバイクが
一台もなかった。
レンタサイクルも同様。
自転車屋さんで自転車を購入している
人もたくさん見かけた。
2時間前に抜かれたバスに追いついた。
歩くよりも遅く進む自動車。

コンビニには飲料、食べ物がことごとく
売り切れていた。
温かいコーヒーを無料で配っている
居酒屋さんがあった。
「トイレどうぞお使い下さい」の看板を見て
小さな劇場の中でトイレを借りた思い出。

筆者は仕事場からの道路帰路は
熟知しているので道に迷うということは
ないが、クルマを運転しない人などは
どこをどう歩いて帰れるのか
わからない人もたくさんいたようだ。
そんな話を後でたくさん聞いた。

人の流れは三鷹市に入ったあたりくらいで
だいぶ減ってきた。
しかし、道路はどこまで行っても
大渋滞だった。


18時過ぎに仕事場を出て
住処に着いたのは午前1時頃だった。
そんなの被災された人に比べたら
屁のようなもんだ。








2012/03/12

(No.1657): 朝と夜の駆り人


朝。
気温不明ながら寒さが緩んだ日差しの中
我が六級改号別名ducati monster696+の
エンジン始動は、一発必中に付き、
その刹那、いつものドカの香りが立つ。

約二週間の隔たりを以て久々に跨がる
ducati performance製のシートは、
こんなに滑ったっけと股間を
しこたまに打ち付けながら、加速に任せて
初春の朝ぼらけを駆る。

最近都内を離れて、よく山間部や古い街並を
訪れているので、その方面は信号のある
交差点も少なく、気が付けばぜんぜん信号に
遭遇しないなどということも珍しくない。
それを想うと、こと都内における信号機の
多さには、いつもの道とはいえ、閉口する。
止まっている時間の方が長い。

とはいえ、今朝はわりと温暖な風情で
だいぶ春が近づいたなぁ
本格的に春になったらもう完全にツーでしょ
ツーでしょと絶叫しながら駆る。



夜。
寒い。しこたまに寒い。
朝はあんなに暖かかったのに。
筆者二輪装備は完全防寒真冬装備なので
下半身上半身の寒さというのはあまり感じない。
しかし、顕著なのは指先なのだ。
指先がもう、えらいことに。
この試練は冬バイクのライダー諸氏であれば
当然のことであり、ほとんどの方々は
経験されているだろう。
つまり寒いのではない、痛いのだ。
痛い。
痛くても、それでもクラッチもブレーキも
ほぼ100%の制御をしなければならない。
嗚呼なんと素敵な乗り物なのだろう。
そして完全な春前にエンジンオイルを交換しよう。

それはそうと
MacBook用のキーボードカバー買おうっと。

だめだ眠くて思考がまとまらない。
誤字もあるだろうがこのままにしよう。
おちr






2012/03/11

(No.1656): 自然と尊像


古来より日本人は自然に対して畏怖の念を抱き
それを信仰の糧としてきた。
巨石信仰はだいぶ古い時代から行われてきた
風習で、或いは山岳信仰として山自体を奉る
などもこれに含まれる。
繰り返すが、
天津神や国津神などの神話の世界よりも
さらに古い太古の神々をお祀りしている
神社の多くは、自然神が多い。
社は山の麓に在し、奥の院として山の頂上付近に
小さな祠を建ててご神体はその山そのもの
ということも珍しくない。

翻って仏教では仏像がご神体の場合が多いので
山だとか岩だとかはないだろうと思っていた。
ところが、北関東のあるお寺の奥の院には
自然に出来た鍾乳石が十一面観世音菩薩の
後ろ姿に見える事から尊像として拝されている。
奥の院は麓の本堂からほとんど整備されていない
山道を約1.5Km登った山の巓の崖の中腹に位置し、
入山には別途入山料が必要な程の行程である。
実物を拝謁し、参拝し、その存在の神秘さには
驚かされた。





普段、東京の真ん中で某が何やらとパソコンに
向かって設計書などを書いているその時でも
客先に出向いて、あーでもないこーでもないと
打ち合わせ会議をやっている最中でも、
その同じ時間、ここの奥の院のこの場所は
あの時と何も変わらずにそこに存在しているのだ
ということを想うと、滅法不思議でならない。

同じ惑星の出来事なのだろうか。







2012/03/10

(No.1655): フリーAutoTune系 その2


さて、あれはいつのことであったろう。
「今週までに一曲つくって云々」と言ったのは
どこの誰であったろう。
まったく滞っている。

くだんのAutotalentの仕込み方は判明した。
AbletonLiveからVSTの場所をブラウズ設定
すればインポートされてで読み込まれるようだ。
実際、使用できた。

使用できたのだが企てていた結果が今ひとつ
得られなかった。
そもAutotalentの使い方がよくわかっていない。
だから、どのように使えば企てが成就するのか
いまから長い旅に出なければならない。

巷で聴かれるいわゆるケロケロ歌と呼ばれる
AutoTuneによる強制音程補正プラグイン。
Autotalentはそれに近いことができると
思っていた。
しかしどちらかというとピッチシフターに
近いか。全体的なピッチを変化させる方式。
求めていたものはそれとは少し違う。
なんというか、もっと人工的でえげつなく、
下品な、ざらついた、どうしようもない、
中途半端な、そんな声加工を望んでいる。

中途半端と言えばそうだが、大人しすぎる。

そんな塩梅で、思い描いている景色には
ほど遠い状態であり、
音楽を作っているのかコンピュータソフトの
使い方を調査しているのか
もうわけがわからなくなってきてくるので
いったん散開し、頭を冷ましてから
再度集結するという塩梅式としたい。


AbletonLiveでAutotalentの使い方が
よくわかんなーい。

一行で済む話しだ。








2012/03/09

(No.1654): ご用聞きの醍醐味


今でもたまにあのフレーズが頭の中を走る。
当時は何も感慨などなく、日常の中に
そのフレーズは存在しており、
まったくもって生活の点景として
そのフレーズは存在していた。

今でもたまにあのフレーズが頭の中を走る時
みるみると当時の風景が描き出されて来る。
当時の実家の様子。お勝手の扉を開けて
そのフレーズは聞こえて来るのだ。

「マ・スヤ ですが」

実際は「桝屋ですが」と言っている。
すなわち、ご用聞きの掛け声だ。
桝屋さんは筆者実家の近所にあった酒屋さんだ。
代替わりはしたが今でもお店は健在である。

ご用聞きとは、つまり「サザエさん」における
三河屋の三平さんと同義だ。
酒屋さんだが、お酒以外の家庭用飲料系食品系
も取り扱う。
筆者の記憶を辿れば、物心ついた子供の頃から
おそらく高校生になるかどうかというくらいまで
ご用聞きは来ていたと思う。
当時は地元に根付いたそのような風習というのは
どこでもあったと思う。今では考えられないが。

「マ・スヤ ですが」

店主だったのか或いは三平さんのような使用人
だったのか定かではないが、
お勝手の扉をバンと開けて不思議な抑揚と
特徴のあるイントネーションで発声するのだ。

「マ・スヤ ですが」

マスヤのマとスヤの間に、文字通り「・」がある
感じだ。一拍置くみたいな。

「マ・スヤ ですが」

母や祖母が対応していたのを思い出す。
醤油だのお酢だのビールだのを注文していた。
ある意味昭和の原風景的なアレだ。


社会人になって十年くらいたったある日
突然頭の中に「マ・スヤ ですが」が蘇った。
はじめ、何のフレーズだっけとすぐには
思い出せなかった。
しばらくすると、あのお勝手の扉をバンと
開けて不思議な抑揚と特徴のある
イントネーションの発声が思い出され、
とてつもない懐かしさに興奮した。

それ以来、忘れないためということでも
ないだろうが、たまに、このフレーズが
口をついて出るのだ。

何を隠そう、今日も電車を降りて改札を
通っている途中になぜか急に口をついて出た。
「マ・スヤ ですが」か、と。

お、と思ってすぐにニヤけた。







2012/03/07

(No.1653): 単車欠乏の句点が三つ


昨日のAutotalentの顛末は後日
披露するとして今宵は、
気が付きゃここ2週間近く駆ってないではないか
なんとしたことぉ
についてご機嫌を伺う。

こと二輪単車乗りにおいて、いやさ
ホンモノの単車乗りにおいて、いやさ
そうじゃないとしてもの単車乗りにおいて
ある程度、陸地を彷徨い歩く体を続けていた
場合、かなりの高い確率で頻度ですなわち
呪縛的排他的単車欠乏禁断症状的なアレが
にゅるにゅると或いはもりもりと盛大に
しかし寡黙に、とりわけ心象風景を伴って
顕著に現れるのである。

だからして、寒いとか暑いとか、
雨で濡れちゃうとか、風がつおいとか、
メガネが曇っちゃうとか、腰が痛いとか、
首がこってるとか、目が痒いとか、
屁が出るとか、足がつったとか、
毛が抜けるとか、腹が出てるとか、
爪が伸びてるとか、歯磨きしてないとか
suicaのチャージしなくちゃとか、
孤独のグルメ見なくちゃとか、
屁をしようとしてちょっとうんこ出ちゃったとか
なんで屁の話しが二つもでてくるんだとか
なにやってんだ、しっかりしろ、おい
しっかりしろとゆっている、おい、おまえ
きいているのか、きいているのかと
ゆっている、おいおm

破壊。


ここまでで、句点が三つ。

というか、
最近二輪に乗っていないから早く駆りたいな。
一行で済む話しだ。







2012/03/06

(No.1652): フリーAutoTune系 その1


あーもうぜんぜんわからへん。
Autotalent
ダウンロードしたはいいが、そもどうやって
仕込むのだろう。
ダウンロードしたファイルは二つとソースフォルダ。
どのファイルをどこに置くのだ。
ライブラリというフォルダの中に
VSTフォルダがあり、AbletonLive8でライブラリ設定を
見てみると、デフォルトでここが表示されている。

実際のその場所にダウンロードしたファイルを
置いても、置けない。
一応、「ビン」音で操作しました感になるが
何も無い。

Macは一体どうなってるんでしょうか。
AbletonLive8からこのAutoTune系プラグインを
試してみようと思っているだけなのに
ああーーうっとおしー
最高だ。
もう寝る。








2012/03/05

(No.1651): タイコへと船首


ジェイソンピー、
ジェイソンピーと叫ぶ。
エイジャックスアールエス、
エイジャックスアールエスと叫ぶ。
ところで、
中国のお土産のこの飴、うまいなー。

このシリメツレツな言語体系と
文章表現で始まった糞屑コラムの枕は
果たして何てことないいつものことでは
あるのだが、本日は筆者の点景はいっそ
心ここにあらず的な衝動が
ズヒャヨーボリェホーと迸るという体で
mouse on mars 6年ぶりに来日の報。


ピンではなく、フェスに。
6月頭に長野県にて催される
TAICOCLUB」にだ。ニダ。
このフェスは、百馬力青熊猫同志である
小ちるさんは参加されたことがあり、
その模様を何度かお聞きしたことがある。

先ず以て、過酷であると。
このイベントはフツーに
オールナイトイベントである。
もちろんオールナイトイベントなんて
いうのはクラブ系であればフツーで、
遊びに行った事ももちろんあるし、
stereogimmikというユニットでは何度も
出演したものだ。
吉祥寺スターパインズカフェでは
午前3時とかにテクノライブやったし
恵比寿みるくでも散々やったのだ。
その他、場末の小さなクラブで
しみじみと轟音キックとボコーダーで
ドン引きさせるテクニックを誇り
まったく空気の読めない筆者は
馬鹿丸出しでまっしぐら犬まっしぐら。

確かに老いたという。
しかし、このイベントの過酷さは
それだけではない。
なんせ現場が「遠い」のだ。
オール明けでその距離を東京まで
クルマで走って帰ってくる気力と体力と
霊力と権力と重力と電力がない。

何をフジロック10年選手が言っておる。
と揶揄されている感ひしひしであるが
フジの体力の使い方は長期戦であり
それなりに温存できるのだが
やはり一日だけのオールで且つ
帰路の憂欝がなかなかに
ボディーブローだ。

しかし。

そんな戯言は全て前置きのタン壺に
タン壺小僧を召喚させつつ廃棄し
投棄し、全ては
mouse on marsの電気信号を浴びるため
滞りなく赴く所存。

筆者の音楽人生において全てに
最優先される課題は以下の通り。

・kraftwerk
・ymo(特に細野さん)
・mouse on mars
・平沢進(起伏もある)










2012/03/04

(No.1650): 一瞬の千年


以下、なぐり書く。
千年前からこの場所にこの質感で
存在していたという事実は果たして
存在していなかったような質感で
そこに存在している。

虫食い跡の白らちゃけた樫の木の
表面をさわる感触は
8,760,000時間の時を一瞬で縮める。




この一瞬の間に一体何人の想いと
日常の起伏と温度と湿度と切瑳を
この木はこの建造物は感じて耐えて
或いは満たされてきたのだろうか。

8,760,000時間も前の想いは
今でも存在し続けているということを
8,760,000時間も前の想いは
気付いていただろうか。







2012/03/02

(No.1649): ゴーシュの椅子の物語


今にも雨の降りそうな灰色の空。
その灰色の微かな灯りの漏れる波打った
ガラス窓を横切る者。

長い廊下を歩いている。
右手を少し持ち上げて、その手に吊るした
鈴が、歩く度にチリーンシリーンと
か細いりんの音を鳴らす。
歩みは遅く、左足、右足とゆっくりと進む。
裸足。
体全体を覆う布切れ。幾重にも巻かれており
実像がはっきりしない。
頭からすっぽりと被っている。
布の中から黒く垢まみれの素足が見え隠れする。
男か女か、若いか年寄りか、判別できない。

チリーンと一つ鳴ったあと、
鈴を持つ者は部屋の前で歩みを止めた。
そしてざらついた粒声で言った。

「ゆ、ゆ、有機物は稀有という意思を覚ませ」
「ご、護岸は踏み分けた炉と捉えよ」
「しゅ、主軸の中心をずらしながら響けよ」
「の、能格を保持しながら火の本質を導け」
「い、遺構の価値を計る時間を持て」
「す、過ぎ去る時間を乞い」
「じ、時間を集い」
「ぐ、群集の中に発芽する人格を収めよ」

そこまで言うと、また歩き出した。
チリーン、シリーンとりんの音も進む。
ゆっくりと。

鈴を持つ者が部屋からだいぶ離れた頃、
その部屋の中から低く垂れこめた声が聞こえた。

「さ、さ、柵を飛び越える姿勢に吼えよ」
「ご、護岸は踏み分けた炉と捉えよ」
「しゅ、主軸の中心をずらしながら響けよ」
「の、能格を保持しながら火の本質を導け」
「い、遺構の価値を計る時間を持て」
「す、過ぎ去る時間を乞い」
「き、気力が枯渇する感覚を得よ」
「え、得よ」
「か、獲得せよ」
「と、唐突に訪れる・偽り・に・跨が・れ」

最後は、消えるような声。
そう言い終わると辺りはまた静寂に包まれた。
その頃には
もうりんの音も聞こえない。







2012/03/01

(No.1648): 構想は全部で5曲


何年ぶりだろうか。久々に本腰で
楽曲をまとめてみる気になった。
まとめるといっても、既存楽曲をどうこう
するのではなく、完全に一から全て作り出す
おニューなトラックである。
今のところ、構想は全部で5曲。

考えてみれば、ライブ主体になってから
ほとんどパッケージ的なものを作ってこなかった。
stereogimmikで2004年あたりに
自主制作CDを作ったのが最新だろうか。
だから8年ぶりだ。

今回はAbleton Live8にて全ての行程を
執り行う所存。
全ての楽曲の構想を考えている訳ではないが
実はもう全曲曲名は決めている。
そのうちの何曲かは、こういう感じのという
程度の構想やアイデアは思い描いている。
しかし実際、作り出すと全然方向が
変わっちゃったりするけどそれもまた吉。

自分メモ代わりと読者の妄想を働かせるために
曲タイトルのみを公開する。
しかもこうすれば自然消滅は許されず
自分を追いつめる事が出来る仕来りだ。


ゴーシュの椅子
華と盾
デスカノイ
アーティアム・ゾア
布陣の公式


(C)2012 lumb.fop


日本語と表記上はカタカナのタイトル。
珍しく英数字はない。
このうち、先週から取り組んでいるのは
「ゴーシュの椅子」という曲。
筆者ツイートでたまにAbleton Live8の
セッションビューが画像アップされているが
それがこの曲の制作画面だ。

なお制作期間は約半年くらいを想定。
1曲約1ヶ月換算。
なんせ時間のある時しか作業できないので。
もっと時間がかかる可能性も十分にある。
さて、そんなに長い期間、モチベーションを
維持できるのか。
おい、君。
できるのかと、ゆっている。

よしんば、次回dewey或いは
CYRKONでも使えそうな塩梅式で。