2013/11/29

(No.2095): 現役の埃(誇)と唯一のベッドルームミュージシャン


世界のベッドルームミュージシャン。
良い音楽を創っているのにまったく陽の目を
見ずにいつしか音楽から離れてしまうという人も
大勢いるだろう。


soundcloudやらで世界のベッドルームミュージシャン
の楽曲を聴く。
うまいなーとかかっこいいとか、そりゃたくさん
存在しているのは言うまでもなく、
たいしたもんだと感心するばかりで、
当然筆者になど想像もつかないような
ハッとする音象があったり、だから
楽しいことは楽しい。

しかし、何というか、筆者の内にある
本質の琴線を弾くまでのそういう楽曲には
巡り逢えない。



唯一、ベッドルームミュージシャンで
筆者の本質の琴線を弾(はじ)きまくられた人
がいる。

その人とは1982年くらいに知り合って
一緒に音楽制作をやったりもしたし、
大学卒業後、しばらくは一緒にユニットもやった。
しかし会社勤めゆえ、その後だんだんと
疎遠になってしまった。

大学時代に彼は2枚のアルバムを制作した。
(実際はカセットテープ/ブックレット)
この2枚は筆者の中ではYMO/BGMやTechnodelicと
並ぶほどのインパクトを与えた名盤だ。
文字通り擦り切れるまで聴いた。

当時のテクノの手法を使ってはいるが
サウンドメイクはもとよりメロディも印象的で
且つそこはかとなくアカデミックな匂いのする
完成度は高いものだった。
Roland TR-808とKORG MONOPOLYのみで制作していた。
彼はシーケンサーは所持しておらず、
打ち込みと呼べるものはTR808のみであり
唯一音階のあるシーケンスといえばTR808経由での
トリガ駆動によるMONOPOLY内蔵アルペジェータのみで、
ほとんど全ては手弾きだった。

(実際、当時のベッドルームミュージシャンの多くは
同じような構成だった。筆者の場合はSH101だった。)

ノイズの使い方、声の使い方も秀逸で多くを学んだ。
彼はアバンギャルドものからポップなものまで
幅広く創っていた。
TASCAM244という4TRのカセットテープを使ったMTRで制作
されているが、今思うとクオリティも半端ではなかった。


次の新しい曲を聴きたい!
と思ったベッドルームミュージシャンは
この人を置いて他にいない。
(dewey除く テヘ)

切望してはや30年が過ぎた。



大学を出た彼は東京にある
シンセサイザーメーカーK社に就職したが
その後I県にあるコンピュータ機器メーカーへ
転職した。
ここまではメールのやりとりで連絡はついたが
その後、どうなったのか消息はつかめなかった。

そんな折、彼の消息を思いがけないところで知った。
去年、彼のことをツイートしていると思われる
ツイートを自分のTL上で発見したのだ。
昔K社にいた●●さん、今じゃ●●社の社長だ
みたいなツイート。


ええッ と思った。
しゃ、しゃちょーて・・
というか、本人?
素でツイートされるって名前知られるくらい有名?
早速、実名フルネームでぐぐったらヒットしまくり。
どうやら間違いなく本人のようだ。
コンピュータ機器関連会社の社長になっていた。



彼と「民家ッ!、民家ッ!」と
馬鹿テクノ歌謡っぽい曲を作って歌ってた30年前と
なんら変わらんことを今でも現役でやっている筆者に
比べて。



人生とは不思議なもんです。





2013/11/27

(No.2094): 速報・レコ発への道(池袋の夜)


ちょっとアレな変拍子電子音楽ボコーダ入りから
百花繚乱的電子音楽生歌唱ポエトリに至る作品集
その名も「オルドビスの遺産」と呼ばれる過剰な打ち込み
電子楽曲群4曲入りをひっさげてのレコ発ライブが
ようやく決まったようなので速報的に告知するします。


2014.02.03 (mon)
東京 池袋 手刀 chop

今後の詳細はdeweyサイトにて






2013/11/26

(No.2093): 東京モーターショーは行かない。


東京モーターショー開催中との由。
この土日でも相当な人出であったと聞く。
そして本開催前夜、1万人限定プレビューナイト
という今回初の試みは
混雑しないのであれば行ってみよう
といった層の方々がそこそこ来場したらしい。

筆者はモーターショーには目がなかった。
過去形なのは今年も含めてここ2年ほどは
行ってないのだ。

その主な理由は
数年前から東京モーターショーの
出店メーカー数が激減しているからだ。
国産四輪メーカーは当然出店しているが
問題は外国メーカーだ。
外国メーカーの参加数がぜんぜんダメ。
あと外国二輪なんてたった二つ。
(まぁ二輪は別にモーターサイクルショーがあるけどね)

こんな時こそ滅多に見られない
ヨーロッパ等の希少メーカーや
超絶バカ高級メーカーのクルマが見たいのに、
やれメルセデスだのBMWだのなんだのと
夢もチボーもないクルマを見せられても
テンションはあがらないのだ。

ドンカーブートとかUAZとか
見たいじゃない。
あと、
エコとかハイブリッドとかを推してるやつ
じゃなくて、単に変な自動車見たい。
なにこれ的なやつ。

だいたいねー
イタリアのメーカーが一社もないなんて。
フランスのメーカーはそこそこいるのに。
アルファロメオすら、ぬ。
フィアットは当然贔屓だけど、
ランボルギーニのキ●ガイみたいなクルマに
おうー!すげー!ばかじゃねーのとか言って
喜びたいじゃない。
しかもそういう超高級車って触れず乗れずで
取り巻いて見るの。
しかもそのメーカーの展示その一台だけとかね。
そういう破天荒な展示を見たい。
(数年前に実際にあった)

フィアットだって三代目パンダ売りたいなら
それなりの宣伝にもなるんじゃないの。
チンクだって人気あるんだからさー。
こんな時ならサソリマークも大々的に
推せるでしょうよ。


先立つものは金ということなのか。
出展費用もさることながら、
自分達のブース作ったり出し物考えたり
コンパニヨン姉ちゃんとかその他人件費
そういうコストが大きそうだ。
2週間程度の期間で数百万円は投資するのだろうか。
いやもっとか。


いや、待て、あれか、
そもそも「東京」というマーケットでは
出展する意味はないということなのか。
確かにロシアのメーカーが出展したって
見てる方は面白いけどやってるほうは
メリットはないかもねー
売れるとも思えず。


でもさー、そういうのが
粋なんじゃないー



2013/11/25

(No.2092): 続々・レコ発への道(ぴろーんぽろーん)


ちょっとアレな変拍子電子音楽ボコーダ入りから
百花繚乱的電子音楽生歌唱ポエトリに至る作品集
その名も「オルドビスの遺産」と呼ばれる過剰な打ち込み
電子楽曲群4曲入りをひっさげてのレコ発ライブ的な
ブッキングとか販路営業とかもうなんもかんもひっくるめまして
零細レーベル事務員兼エレクトロニック屑音創家の悲哀は
未だにこの場で大々的にCD発売もレコ発ライブも
告知できないという状況でありますところ
あと僅かにてライブの告知は叶う運びとなりそうな
そんな塩梅の予感がする11月には珍しい台風なみの
南風の強い雨の夜です。

き、近日公開。



2013/11/22

(No.2091): MICROBRUTEをさわる


Arturia MICROBRUTEをさわる。
予てからの好評判で話題沸騰中であり
youtubeでもデモ動画或いは有名アーティスト達による
レビュー動画などを見るにつけ、実機を見てみたいものだ
実音を聴いてみたいものだと常々思っていた。

たまたま仕事が空いたタイミングで
楽器屋をはしごすることができたので
それぞれのお店で思いっきり触って音を出してみた。
場所は池袋のKEYとイシバシ。
どちらもヘッドフォンでのみの試奏だった。




MICROBRUTE
大きさは、申し分無し。ライブに最適。
どちらのお店も隣にはminibruteも展示してあったので
比較できて丁度良かった。
ミニ鍵盤も良いサイズに見える。
重さは、意外と重たっかが持ち運びは屁でもない。
しかしもっと軽いものかと思っていた。(約2kg)

ノブの固さが丁度いい。
もっと軽くてもという意見もあるようだが
筆者は丁度良かった。これくらい抵抗があったほうが
いじくりがいがあるというもんだ。

しかし、なんといっても出音が素晴らしい。
チープな言い方だけど、ほんとうに音が太い。
そして不思議なことにエンベロープとの組み合わせで
驚く程音が変化する。
低域が急に出て来たり、中域が抜けたり。

オシレータの豪華さ。
Metalizerの倍音付加が凄まじい。
加えてスタイナーパーカーフィルターのえぐさ。
これら音を作る上での構成要素の一つ一つが
またよく出来ている。
筆者の音の嗜好に非常に近い。

ステップ・シーケンサーの素晴らしさ。
自分でパターンも組める。
エンベロープを弄ってもシーケンサーの出音が変わるのが
面白くて、予想もしない音に出会う。

そして全体を通して言えるのは
普通の音がしないという点。
とにかく個性的、音に汚れた美しさがある。
これ一台だけで多重録音して
ギャニュギャニュ電子音響作品を作ってみたくなる。

というかライブで使う。使いたい。
中心的に使いたい。


あと、実売価格。
ずいぶんがんばってる。


2013/11/20

(No.2090): 点検隊への道(目の下にクマを作りながら)


エフオピはもうバイクを降りたのだろうか
と、お思いの読者もいるかもしれない。
いやそもそも読者など、いぬ。犬。
こんな電網辺境のさらに奥地過疎僻地に
わざわざ足を運んでまでこんな屑ブログを
読んで頂けているなどあろうはずもない。
あろうはずもなかろう。(2回目)

誰も読んでなどいないなら、いっそ
文法崩壊でゆこう。そうしよう。
あはははこいつぁ楽しいや。
あはhはh楽しいや。
あh


さて、バイクの話しだ。
我が六級改号と呼びしducati monster696
何某之介であるが、過日バッテリーあがり
即ドナドナの術ですべからく新品バッテリー
装着の儀を経てからというもの
バッテリーはビンビンだぜ的のアレで
颯爽と毎朝毎夜50kmを走行している。
だから降りるなど滅相もない。
滅相はない。
滅相とは「有為四相の一。
現在が滅して過去にはいる相」。

総走行距離も27000kmに近づき不調もなく
快調至極このまま何万キロもいけそうな
塩梅式だ。
その塩梅式はどんな式かといえば
つまり、ちゃーんと、きちんと
て・ん・け・ん「点検」をしなくっちゃぁ
ならんのだよキミ。
そうした裏付けがあってこその
快調至極な塩梅式というわけさね。

つまりそのなんだい
快調至極てぇやつを得るためにゃ
点検てぇ塩梅式がいるってぇことかい
ちげぇねぇ
それでおめぇ点検てぇな
お足が掛かるてぇな渡世の常よ
お足てぇと銭かい
そのなんだい、銭を工面するってぇとこが
塩梅式の塩梅式たるそのーあのー
べら棒めこちとら江戸っ子なんでぇ
銭ぃ持っちゃぁ粋じゃねぇ
宵越しの銭ぁ持たねぇんでぇ
わかったこの丸太ん棒k



M696、来月点検だが金が、ぬ。
たった1行で済む話だった。



2013/11/19

(No.2089): 続・レコ発への道(乾燥肌にメンソレータムAD塗りながら)


ここ数週間、各地のライブハウスや
販路営業での各連絡先へ相当数の
問い合わせを打っているが
半数近くは無返信で音沙汰もないとは
一体何の罰ゲームなのだろうかと思う。
こちらはお仕事文体にて至極丁寧な
お伺いを立てているのは当然であるが、
お問い合わせありがとうございます
でもアンタ達の音楽ダサ過ぎて笑える
の一言もないという無礼さに
むしろ神々しささえ感じる。

返信があったはあったで、それでも話しは
頓挫する。
今回、なかなか決まらない理由の一つは
ホームグラウンド以外のライブハウスで且つ
オールジャンルブッキングはやめよう
というコンセプトを我々deweyは
立てたからなのだ。

つまり、
いつもの大塚の箱ではなく、新天地で
次フェーズをつくり出したい心持ちなのだ。
つまり、
アコギ弾き語りの後にギャニュギャニュ電子音塊
歪みエレキギター絶叫の後に不可思議電子音塊
タンクトップ半裸熱き語り部の後に硬質機械ヴォイス
というシチュエーションは
もう遠慮したい心持ちなのだ。

しかし、どんなに実績があろうと初箱出演では
オーディションを兼ねたライブがほとんどだ。
つまり、
オールジャンルでブッキングされることが多い。
だから、初めてのライブハウスでいきなり
テクノ・エレクトロニック系イベントに出たいのー
と言ったところで、どこの馬の骨か存じませんが
顔を洗って出直して来て下さい
と言われるのが落ちだ。

そこを曲げて様々なアプローチで開拓してゆく
という活動もまた、零細の零細たる掟の一つである。

さも。





2013/11/18

(No.2088): マイクロへの道(ローソン103円のほうじ茶1Lを呑みながら)


筆者などまごうことなき凡人の中の凡人であり
しかもさらにそこに輪を二重にも掛けたような
凡人であるので時勢のビッグデータ潮流と真逆の
発想などでき得るはずもなく、最長10秒で
この世から消えてなくなるというメッセージの
やりとりを発想した彼らは次世代の次世代たる
シナプスであるのだろう、たいしたたまげた
と口を半開きにして鼻くそをほじくりながら中空の
一点を焦点の合わない目で見つめている筆者は
今まさにmicrobruteの購入ボタンをプチコンと押下
しそうになっておりますこんばんわdeweyのエフオピです。

microbruteの前モデルminibruteも大変気になっていたが
結局導入には至らなかった。
機能や「音」そのものは何の問題もない。
それどころか心中絶賛の嵐が渦舞いているのだ。

ではなぜ導入できなかったのか
その理由は概ね二つある。

一つは価格。
とはいえスペックから価格相当であろうことは
理解している。他のハードウエア類と比較しても
けっして高価ではない。
そうはいっても資金が潤沢にあるはずもなく
買掛優先順位の該当枠からは外れてしまうのだ。

そしてもう一つは大きさだ。
minibruteの大きさはこの機能で特筆に値し
ミニと謳うだけあり各方面からも手ごろなサイズ、
ミニと言いながらも鍵盤は標準鍵盤を搭載しているので
演奏にも問題なしといった評価を得ていた。
筆者は昔からこだわりがある。
すなわち、ミニ鍵盤よりも標準鍵盤、
60mmフェーダーよりも100mmフェーダー
というように。

しかし、標準鍵盤を従えたminibruteは
ライブ時の取り回しやdeweyの標榜する
デスクトップ・ライブ(※)では些か大きいのだった。
そんなことを言うとあれのどこが大きいのだと
決起される諸兄も多いことだろう。

(※)
deweyのデスクトップ・ライブとは
手持ちカバン内に全ての機材が収まる機材で
行うライブのこと。



翻って、microbruteはどうだ。
大きさ、申し分なし。
それよりも、数多デモ紹介YouTube動画などで
拝見するモノフォニックとは思えぬ音象と
アナログシーケンサ搭載(minibruteにはない)
というのが筆者の琴線を猛烈にはじくのである。
ミニ鍵盤だとて何の障壁にもならず。
とにかくあの汚れた音に猛烈に惹かれるのだ。


価格。miniよりは当然安価だ。
いいじゃないか。
いいじゃないか。
そう、いつの時もついてまわる。
零細は零細なりに優先順位を採番し直す。
ぐh

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snapchatというサービス。
最長10秒間のみ画像や動画を再生できるそれ以降は
サーバはおろかそれをみているクライアントの中の
ファイルでさえ削除されるという潔いサービス。
まさにアンチ・ビッグデータ。


------------------------------------



microbrute欲しいー
10回払いか。

2行で玉砕する話だ。



2013/11/17

(No.2087): 続々・販路とレコ発への道(お酢で餃子を喰いながら)


その間、新たに見つけた流通販社Cへシフト。
手数料ビジネスには変わりはないが
零細レーベルでも運用可能な範囲である。
手続き進行中。



レコ発ライブ、ブッキング中。
好立地な箱、且つアンビエント、
エレクトロニック系イベントなど
揃い踏み的な良条件に巡り会えた。
ただ決まらず決まらずでだいぶ伸びてしまったため
おそらく2014年2月になる見込み。
レコ発なのに2ヶ月半も先という矛盾はあるが
その分ライブ準備も入念にできる。



とはいえ
現時点ではまだCDもライブも正式に告知できない状態。
ぐぬぬぬー





2013/11/14

(No.2086): 続・販路への道(抜ける頭髪を拾いながら)


dewey 4曲入CDアルバム 「オルドビスの遺産」
(iTunesStoreでも配信中)
流通販社Aと小売店Bへ音源審査依頼。

流通販社Aからは合格通知。
届いた契約案内書に目を通すが、
契約内容の大人加減に瞬時に玉砕。

しかし一晩経つと何やら機運が高まってきた
ように感じ、これをきっかけに
良い方向に転じるのではないかタハタハッと
鼻息荒くメンバーへメールを打つが、
おいこら目を覚ませこの世間知らずの銭失いがッ
と一喝され憑きものが落ちる。

ビジネスモデル自体は業界の通常の体であるが
それはあくまでも法人格相手であって
冷静に判断すれば零細レーベルでは立ちいく
はずもないことは陽を見るよりも明らかであった。




方や、小売店B。
既にサンプルとしてCD音源発送してかれこれ
10日も経つというのに未だに音沙汰なし。
当選は商品の発送をもって代えさせて頂きます
的な塩梅とみた。
すなわち、落選とみていいのだろう。
こんなクソ音楽うちじゃ取り扱えねぇなぁ
座りしょんべんでもしてやがれ
といっそ真正面から罵声を浴びせて欲しい。

ちょーっとウチの店には向かないアレですねー
くらいのお断りメールを送る礼儀もないのか
何様なんだよおめぇこのk
などとは露ほども思ってはおりません。



しかしだ諸君。
こんなことくらいではへこたれんぞ我ら。
信念に基づいた僕らの音楽を創ってゆくのだ。

細野晴臣さんもインタビューで言ってたよ。
「ぼくらは少数派の人たちに向けていたんだ」と。

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追伸
前回、ここで核Pのパラレルコザックをアルバムタイトルと
間違えて記述したと思いの方も多いと思うが
そもそも鎮Z録音技師のメールにそう書いてあったので
何の疑問も持たずにいたのだ。
それ曲名だし、ライブ公演名だし。
ギプノーザでした。

2013/11/11

(No.2085): リリパへの道(前歯に青海苔を貼り付けながら)


当然、鎮Z録音技師にCD「オルドビスの遺産」を
送りつける。
郵送後にメールにてCD送付の旨を書きつつ
ときに核Pのギプノーザは好評を
博しておりますねあたしはまだ聴いていませんが
と打電する。

数日経って、鎮Z録音技師より返信を得る。
「聴いた。”伯父の傷”が好きだ。歌唱はエフオピか」
と聞いてきたので、
いえいえ相方のtaira氏であります
わたくしはもうエクセルで罫線を引いているだけで
あります
と返した。

そんなCD「オルドビスの遺産」をひっさげて
アレだ、アレ、ライブだよライブ、ら、r
ライブやりたいよねライブゥーと頭頂部が
禿げるほどの意向もひっさげてCD販路営業の傍ら
出演交渉で右に左に奔走している僕らdeweyは
現実世界との折り合いをつけながら同時に経済的
課題をクリアしなければならぬ。

その苦行は言わば
集会所上位☆6ジンオウガ亜種を下位装備のソロで
立ち向かうことと近似。



2013/11/08

(No.2084): レーベル事務作業(日報1)(みかんの汁を目に入れながら)


お客様にどれだけメリットがあったのか、
どれだけお客様のためになったのか、
が重要であり、実現に向けた過程において
どれだけ困難だったか
どれほど苦労したのか
どれほどの壁を乗り越えたのか
そういうことは評価にはほとんど関係がない。
結果的にお客様がどれだけ満足されたのか
ただその一点のみで評価される。
それが現実の仕事だ。

しかしこれは創作物においても
あながち間違ってはいない思考である。
何故なら、目的が自慰行為のみでないなら
それは第三者の評価によって成り立つからだ。
即ち、自己の満足度ばかりに重点を置くと
世界観は孤立するのだ。

中には偶然にもその孤立した世界観に琴線を
弾かれるという事象もないことはないが
希少性はすこぶる高い。

ただ創作の場合、特殊な効果として
評価の対象が創作物というよりも
創作者自身の魅力やライフスタイルといった
分野で興味を持たれるケースもある。
この場合はその創作者の自己満足自体が
魅力あるものとして認知されるので
この限りではない。
留意すべきは、上述のようなケースは
ほんの一握りの極極一部分でしかないことだ。
同様に希少性はすこぶる高い。



創作活動における創造するエネルギーの発芽は
自分の内にあり、自分の感性やエモーションといった
正直な心の躍動を具現化するところであろう。
だから創作活動の厄介なところは、
自己を満足せしめる作用と紙一重である
という点だ。

紙一重の成果物。
音楽の場合例えばCDのようなパッケージ製品という
ことになろう。(当然ライブのようなパフォーマンスも
含まれるだろう)を以て、
他者の琴線という感性の淵を爪弾くことができれば
世界の入口に立つ事が出来る。
従って創作におけるお客様満足度というものは
リスナーの琴線を如何に大きく爪弾けるかによる
ものである。






dewey CD「オルドビスの遺産」販路営業、地道に活動中。
あなたの琴線はピクリとも動く気配はありません。


ニ行程度でぺろんぺらんと済む話だ。





2013/11/06

(No.2083): 粗忽二種スクーターの現実


六級改号別名ducati monster696何某之助
跨がりし、そこな交差点、赤信号で停車中。
筆者は四輪が二台のその後ろに停車。
正面の対向車線、先頭はパトカー。

筆者の後方右側からビビャービビャー音を鳴らしながら
原付二種スクーターが右側通行かましつつの
そのまま右折車線からの直進車線先頭へ
回り込み的右側通行&車線変更禁止違反的走行で
停止線遥か後方の位置で停車。確実に横断歩道上。

筆者は刹那に思った。
こりゃぁ正面のパトカーはここぞとばかりに摘発に
乗り出すだろうと。
対向車線のオートバイの運転手さん左に寄せてください
的な拡声アナウンスを携えつつ赤灯廻しの体で
このようなルール無視我がもの顔スクーター乗りの
捕り物見物ができましょうぞできましょうぞ
あなうれしと思った。

だいたい、こんな運転してる奴らの所為で
ちゃんとルールを守っている二輪ライダーまでもが
け、バイクかよ、ウゼーよ、的な見方をされるのが
腹立たしいのだから、こういった輩は
びしびしと取り締まってぐうの音も出ないほど
反則金でもむしり取って欲しいと思っていたのだ。
ざまーみろと溜飲の下がる思いで、
わくわくしながら成り行きを見守っていた。

ところが、

信号が青になったら、その原付二種スクーターは
そのままビビャービビャーとけたたましい音とともに
直進してゆき、対向車線先頭のパトカーは
まったく何事も発動せず、全て平和です
何の問題もありません的な佇まいを醸し出しながら
後方に走り去ってしまった。

え、ウソでしょー!
なんで捕まえないのー
筆者はヘルメット内で素で叫んだ。

溜飲は下がらず。
現実は逆の意味で厳しい。



2013/11/04

(No.2082): CD納品の儀で(コップの水をこぼしながら)


dewey CD 「オルドビスの遺産」 プレス工場より納品。
スリムケースではなく、通常のケースになっていたことを除けば
音質も含めて問題は無かった。

iTunesStore 等のネットでは既に公開されているが
物理媒体CDの流通においては
ライブ時の物販は当然として、リアル店舗での取り扱いを
目指して営業活動も順じて行うという一般的な
零細インディーズレーベルであるからして。

そんな塩梅式です。
もろもろ決まったらお知らせします。