2014/06/29

(No.2208): 「東京電極 vol20」deweyライブ後記


6月27日(金曜日) 
エフオピのタイムライン解析結果は以下の通り。


7:40
前日に機材一切はパンダ車に積み込み済み
なので、滞りなく本業のお仕事にパンダ車でゆく。


11:00
お前はいい歳ぶっこいててぜーんぜんダメな奴
だからそっちで大人しくしておけ会議に出席。
ただただ只管に耐える。


15:40
このあと大事(でぇじ)なリハがありやすんで
こんなところで蟠ってる暇ぁあっしにゃねぇんで
失礼いたしやす、とそそくさと退社。


16:00
相方のtaira師からメール。
お前が物販用CDを忘れてきやがったから
我輩は今自宅まで取りに帰っているところだ。
どうだ驚いたか。
ただただ頭を垂れる。


16:30
筆者は一足先に渋谷ラストワルツ 到着。


17:30
taira師も間に合い、時間通りリハを実施。
概ね、概ね、順調におわる。


18:30
渋谷ラストワルツ
「東京電極 vol20」開場




19:10
dewey 本番
ギャニュギャニュしたりシュワシュボしたり
ガーーーーとかしたりした。






19:50
flower years old さん
グルーヴと歌のハーモニーの素晴らしさ。
ダイナミクスのある構成で特に後半の
ギターサウンドは焼き付いた。


20:30
bunga bunga さん
サイケデリックと思わせたり
大陸的と思わせたり、そして
パーカッションの音の融合が素敵。


21:10
マルタチーム さん
最強。やばかった。
複雑なレイヤーを重ねるバックトラックに
マルタさんのボイスプレイがフィードバック
したり、マイクで拾ったハンドベル音を
ロングディレイで加工して音の壁を作る技法。
VJとの一体感。
終わった刹那、汗だくのマルタさんが
すぐに受付に戻られる姿にすら感動を覚えた。


22:00
Omodaka さん
実は生でライブを拝見するのは初めて。
YOUTUBEでは何度も見ていたので
ホンモノを見られて興奮した。
もはや単なる音楽ライブの枠を超えた
映像と音楽とリアルの3階層を一体化
させたパフォーマンスと感じた。


23:00
撤収。
今回も共演者樣方と親交を深められて
大変有意義であった。
今回転換時でDJをご担当されていた
DEMP@HOLIC のDJ電波ことSOSUKEさん
ともお話もでき、
平沢さんイベント今度あるんすよね
というお話をやっとでき胸を撫で下ろした。

また、たまたまdeweyをご覧頂いた方から
高評価を頂いたり、
前回観て頂いた方が今回も来てくださり、
ありがたき幸せ。
感謝でござる。ます。



Omodaka さんとはご挨拶した時
映像と音の同期についての方法をお聞きしたり
はたまたdeweyのCDとOmodakaさんのCD
「さのさ」を交換して頂いたりした。
Omodakaは沢瀉と書くのも初めて知った。

「あの胸に付けてたLEDは自作されたのですか」
「いいえ通販です。おもちゃです。ゴミです」


0:10
帰宅。
昏倒。

次回deweyライブは7月16日池袋手刀です。



<追記>
渋谷ラストワルツさんで食べられる
高円寺・彦六のジェノベーゼ。
めちゃくちゃ美味い。
ご来店のさいは是非食べてみてください。
ひどくおすすめ。











2014/06/24

(No.2207): 有象無象の中の点のdewey


主人公は自分自身であるにもかかわらず
自分は有象無象の中の一つの点でしかない。
自分を中心とした世界であるにもかかわらず
自分は世界の末席にいる。

それが現実である。

dewey、たくさんの人に聴いて欲しい。
そして少しでも我々の音楽を気に入って
頂けるよう心より願っている。
しかし如何せん我々の楽曲は
一般の嗜好を持つ人々には受け入れ難い。





しかし、世界には少数ながら
こんな音楽を受け入れてくれる人が
必ずやいるだろうと信じている。

だからそのために研鑽の日々を送り、
我々の信ずる音楽を造り出してゆくのだ。



2014.06.27(金)
渋谷ラストワルツ
東京電極 VOL.20」に出演します。

是非ともお会いしましょう。

エレクトロニック音楽
テクノ
平沢進さんカバー
混沌としたり整然としたり
生歌とボコーダーの。
そういう。


2014/06/23

(No.2206): ゴルシェの椅子の存在(四)


前回までのお話し:ゴルシェの椅子の存在(三)




「淘汰の意識を携えつつしかしその汚名の
一切を晴らされぬまま、私はこの二年の間
ただひたすらに眼前の荒野を耕し続けた。

ある時は二人の術者を率いて事初めから終い
まで一切の遣り繰りを束ねる進攻の実績を
積み、またある時は人の間に立って相互利得を
分配し、且つその式典を主導した。

その結果、見合う糧を、いや見合う以上の
糧を納められていたかと問われれば、
必ずしも首は縦に振られぬ。
しかし、そもそもこれら案件の発芽は
部外から齎されたものではなく、
あくまでも私自身からの発案であり
それを現実に滞りなく実行した、
いわば無から有を生んだとて過言では
あるまい。
つまりはその実績にこそ、
評価されるべきものではないのか。

それが何故なのだ。
何一つ評価されずに何の施しも
持たないとは、俄に信じ難き所業。
まるで恩を仇で返す如き振る舞い。
これが眞なれば私は今後何を以って
仕えればよいものかわかりませぬ。
もはや私に残っているのは、、デユ・・」


「ゴルシェ君。君は最初に自分で
言っているではないのかね。
それが、淘汰ということなのじゃよ」




1966年 スダエル・ワイガ・ヒニシス著
「ゴルシェの椅子の存在」(四章 慟哭の二年)より
抜粋編集


2014/06/22

(No.2205): deweyリハ於吉祥寺


deweyのリハスタデファクトスタンダードは
代々木ノアなのだが、やんごとなき事情で急遽
吉祥寺ノアに変更となる。吉祥寺ノアでのリハは
ここが出来てすぐにstereogimmikで何度か
使用して以来である。
相変わらず奇麗で音も良いスタジオだった。

新曲を中心に諸事演奏具合やミックスバランス
段取りの確認などを行う。
今回は両者がそれぞれ特徴のある新曲を
持ち寄ってきているのでなかなか興味深い。

新曲概説。
taira氏の曲は前回の渋谷ラストワルツさんで
既にお披露目をしてはいるが当然まだ新曲の
枠である。「Crow's Crawl」というこの曲は
taira氏の得意とするキャッチーな旋律とコード、
それが何層にも重なるシーケンスレイヤーで
構成され音の壁を築く。
そこへ自身の生歌が加わることで圧倒的な
叙情性を発揮し、音の壁を従えつつリアルな
存在を見せつける。

一方、エフオピの新曲「そのためのバンパー」は
音数を非常に少なくした対照的な曲。
電子音発信音などのプリミティブな音を中心に
骨格を制作した。特に構成については
一般的な起承転結に拘らず、8小節毎に
シーケンスやリズムパターンを変えるといった
一方通行的な構成とした実験性を持っている。
且つ、8小節目ブレイク縛りも付加している。
一聴すると複雑に聴こえるが140というBPMや
分かりやすいビート感で高揚できるライブ向け
と自負する。

<6/27 予定セットリスト>
電光浴(レビュルレック・アシーレンデ・トラック)
庭師KING(ラ・ガフィナ・アストラッタ・トラック)
冬の欲望
そのためのバンパー
Crow's Crawl
エンネボークステルフィ

(順番入替あるかも)



<スタジオリハーサル風景>
筆者セット。立ち位置より撮影。




スタジオ入り口より撮影。






衣装改造
「黒く塗装してください」
「カラビナ、チェーン、丸いプレート」
「接着剤、買ってください」




2014/06/20

(No.2204): 137億年のdeweyリハ前


David Christian:Big History
宇宙誕生から現在のインターネット時代までの
137億年を18分間で解説する脅威のプレゼンテーション。
自然科学的な話ばかりではなく、
人間を取り巻く環境の変化の解説など
全方位の学問に通じる。

改めて考えればなるほどと思う。
森羅万象はこの137億年のレールの上のことなわけで
そこには数学も文学も物理学も医学もさくらでんぶも
ハイハイセンターもフィアットパンダも
わたしもあなたも全方位的な複雑性で成り立っているのだ。




明日deweyスタジオ、リハ。
スタジオのためのレンシウをしようと思いつつ
妄想のみでとどめておき、機材の梱包のみに
注力する。

頭の中のメモリは揮発性。
既に40%は消えていることを知っていながら
妄想のみでとどめておき、機材の梱包のみに
注力する。

新鮮さは重要である。
繰り返しの飽きからくるモチベーションの
低下は何遍も経験しているので
実はなるべく無関係な記憶を残しておく方が
高揚するライブになることが多い。

しかしあまりに無関係な記憶ばかりになり
実際に演奏できなくなる、
ミキサーのダンドリを間違える
といった極めてスリリングな事象が
発生することもあるので是非ライブに
お越し下さい。お見逃し無く!


東京電極 vol.20
2014.06.27 (金)
開場18:30 開演19:00
全席自由 ご予約¥2,000 当日¥2,500 (税込み ドリンク別)

【出演】(敬称略)
Omodaka
bunga bunga
flower years old
谷口マルタ正明(Phnonpenh MODEL)+
山口慎一(Yapoos)+MOMO+岩下達朗(VJ)
dewey

【DJ】(敬称略)
電波(from DEMP@HOLIC)
ななを(from DEMP@HOLIC,and more)



ご予約にてお財布に優しい特典ご用意。
リプ、DMにて詳細をお知らせ致します。

twitter
@dewey_lumb_fop
@dewey_taira







2014/06/18

(No.2203): 意外性の逆の反対のdeweyライブ告知(第二話)


dewey [デューイ] とは
taira師(元複葉機副操縦士/現・エロ本編集者)と
エフオピ翁(元路面電車軌道保安員/現・エロゲーム開発者)が
にこりともしない笑顔で美しく汚い電子音楽を奏でたり或いは
歌ったりはたまた機械発声したりする小心者の音楽楽団。
制服は提唱会用活動街宣服。電磁波拡散のための様々な機械群を
装着している。(詳細は不明)
隠れメンバーがいるという噂。

そんなdeweyのライブのお知らせです。


東京電極 vol.20
2014.06.27 (金)
開場18:30 開演19:00
全席自由 ご予約¥2,000 当日¥2,500 (税込み ドリンク別)

【出演】(敬称略)
Omodaka
bunga bunga
flower years old
谷口マルタ正明(Phnonpenh MODEL)+
  山口慎一(Yapoos)+MOMO+岩下達朗(VJ)
dewey

【DJ】(敬称略)
電波(from DEMP@HOLIC)
ななを(from DEMP@HOLIC,and more)




ご予約にてお財布に優しい特典ご用意。
リプ、DMにて詳細をお知らせ致します。

なにはなくとも先ずリプライ。

twitter
@dewey_lumb_fop
@dewey_taira

2014/06/17

(No.2202): 意外性の逆の反対(第二十七話)


修正せずに書いてみるの巻、その二十七。
誤字脱字そのままのていでゆくよ。
見直さない。

そんなかけ離れた遠方から
平社員deweyエフォーピが
dewey役職級メンバー;たいらさんに
淘汰問うた。

ねぇねぇ、キミのMacBook Proさー
何モデルでどこで小歌買うたのー
スピルバタバタと心地よい返信を受け
知らないうちに、いっそAppleサイトを
見ながら、あたしゃ一括無理だし
月賦か月賦のローンシミュレータに
がつがつと金額を打ち
スパンと結果をみる
月々9000円、これならいけるかね
などと思った矢先、今年の12月に
あんたどんな仕打ちが待っているのか
まっとうか、おめぇは知っていなさる
のかね、六級号とパンダ車号の車検なn
考えたくもねぇ
しかし必須ださ=ね
そのために今から無駄使いしちゃ
ならねぇ
なんねぇ
なんねぇら(静岡とか山梨弁っぽい)
曾祖父の遺言だったじゃねぇか
そう言うとマネロサはそそくさと出口へむかった
「そいじゃお尋ねしやすが」
「赤と青とどちらが黄色でしょう」
「むろん、承知だ、キミの百蒼顔を」
「あは、そりゃ渇だね」
「ねもい」





2014/06/16

(No.2201): 三万キロメートルに寄せて


もう何日も過ぎてしまったが
ようやくその辺りを記すこととする。
我が六級改号別ducati M696之介の
総走行距離三万キロメートルを踏む。



思えば2009年12月に納車して
4年6ヶ月という。
その間の交換部品などは以下の通り。
オイル交換 14回
オイルフィルター交換 11回
タイヤ交換  2回
チェーン交換 1回
タイミングベルト交換  1回
プラグ交換 4回
フロントブレーキパッド交換 1回
リアブレーキパッド交換 2回
リアブレーキローター交換 2回
バッテリー交換 1回

故障による不動 0回
レッカー 2回(バッテリーあがり、パンク)

(メンテナンス記録より抜粋)


見た目。
筆者のM696はハンドルをノーマルの
高さにしてしかも、短いハンドルに
換えているので甘いセパハンのような
見た目である。
低く短いので先端が詰まって見える。
そこが好きだ。
艶消しの黒い大きなタンクと相まって
俯瞰すると昆虫のように見える。
そこが好きだ。


エンジン。
696cc空冷2気筒L型デスモドロミック
エンジン。
もう何もいうことはない。
低速時のギクシャク感はないことはない
しかしそれが何だというのだ。
真夏の炎天下、灼熱地獄エンジンを
股ぐらに挟んだ僕らは失神寸前の
悦楽を享受する。
そこが好きだ。


積載能力。
皆無。リュック必須。
そこが好きだ。


匂い。
香しいDUCATIの匂い。
そこが好きだ。






2014/06/15

(No.2200): 2200回記念(think about beats per minute)


BPM1の曲。
1分間毎に四分音符一つ。
4/4拍子なら1小節にかかる時間4分。

BPM1で四分音符の発音の長さが
四分音符分全部使っているなら
1分間音が持続し鳴りっ放し。

150小節ある楽曲の場合、再生時間は
10時間。
プリミティブな身体感覚を得る。


BPM65432の曲。
1分間毎に四分音符65432個。
4/4拍子なら1小節にかかる時間
0.0036679300648秒。

BPM65432で四分音符の発音の長さが
四分音符分全部使っているなら
0.0009169825162秒間
音が持続し鳴りっ放し。

150小節ある楽曲の場合、再生時間は
0.55018950972秒。
プリミティブな身体感覚を得る。






2014/06/14

(No.2199): dewey ライブスーツ 主要諸元


dewey ライブスーツ
主要諸元

<基本諸元>
・型式
dewey LiVES002

・リリースバージョン
ver1.0.2

・モデル
エウロ系軍装様フェーズ(夏)

・ 非常套ギャベージ率
25〜27%

・ オルラディエンス値
5ポル以上

<諸装置>
・ 視覚レギュレーションコンフィル I
音圧感応式赤色LEDL
(フォルシュタイン排気式)

・ 視覚レギュレーションコンフィル II
重力可動範囲によるクロマテルチェン

・ 結界制御メソッド
(1) D-type制御コンパティピボット
(2) 20π層化型反クォーク導出エレメント









2014/06/10

(No.2198): 「そのためのバンパー」と歌っている


dewey taira氏の或るツイートの添付画像。
はッ、これはマックブッフピロではないか。
マックブッフピロ。
たしかtairaさんは筆者と同じ
ポリカーボネイトの素マックブッフ
だったのではなかったかと思いながら
なんだどうしたと問うと
「移行アシスタントがマジ感動」
という申し分のない返答がやってきたので
その足で筆者はすぐさま
AbletonLive9でテクノを打つことにした。

筆者は嘗てstereogimmikという
ビートオリエンテッドなクラブ仕様の
ユニットを組んでいた。
(しかし解散したわけではなく
開店休業的なアレ)
stereogimmikは人声による歌はなく
あくまでも機械音声と電子音のみに
こだわり、且つ重低音キックを
最重要視した踊れそうで踊れない
変態電子音楽を作り、演奏していた。

そうだ、そーゆー楽曲をdeweyでも
やろう、いややるべきだ、いや既に
筆者担当分ではその片鱗はある、
いやもっと直球のナニをアレすべきだ
と独断で即決し、abletonLiveに向かった。

作るにあたって以下のような縛りを
自分に与えた。

1
通常楽曲のようにAメロBメロサビ
のような一般的な構成はやめる。
[一方通行構成]

2
8小節ごとにブレイクを入れる。
[隙間は重要だ]

3
8小節ごとにリズムパターンを変える。
[同じことは繰り返さない]

4
8小節ごとにシーケンスフレーズも変える。
[基本非ミニマル]

5
なるべく音数を減らす。
[ただし実際のライブ演奏ではtaira氏音も
加わるためオリジナルよりも増える]

6
BPM140とする。
[deweyとしては高速BPM]



リズム構成は3種類の音源を立ち上げ
それぞれに33個のリズムパターンを作り、
そのパターンを組み合わせて一つのリズムを
鳴らしている。
同じパターンは8小節以上繰り返さないので
パっと聴くと複雑に聴こえる。
同時にシーケンスパターンもほとんどは
8小節以上繰り返さない。
つまり8小節ごとに世界を変える。
この8小節の単位を「セグメント」と呼称する。

数カ所のセグメントではボコーダー歌唱を
入れている。ボコーダーでは
「そのためのバンパー」と歌っている。
この台詞が曲名である。

実は最初に「そのためのバンパー」という
言葉のフレーズのみを思い付いたところから
始まったのだ。


過日、夜、往路、六級改号にて駆っていると
前を走行している軽ワンボックスのリアの
バンパーがぐにゃりぐにゃりと所謂支柱の
ポールにぶつかってその形状に曲がって
いるのだ。ははー後ろ注意しないでバック
しちゃったんだな、だからあんなに
凹んじゃって、でもイタリアなんかじゃ
わざとぶつけるっていうし、そもそも本来
バンパーってそのためだよなー
あ、うん?ちょっと待てよ
そのためのバンパーっていいフレーズじゃ
ないか、うん、いいぞ、こりゃいいあっはっはh




「そのためのバンパー」は次回ライブ
6/27(金)
渋谷ラストワルツ 東京電極 vol.20
にて演奏します。
どんな曲かご興味ある方は是非ご覧下さい。


「行くかもー」の方はメンバーtwitterへのリプ、DM、
またはdeweyメールにてお待ちしております。
お財布に嬉しい特典をお付け致します。

twitter
@dewey_lumb_fop

@dewey_taira

2014/06/08

(No.2197): 普通の日記を装う


この拙屑ブログは所謂普通の日記的内容
というものをほとんど書いていない。
内容については虚と実の混合であり
その比率は非公開である。
ぶっちゃけ85%は嘘を書いている
と思って頂いて差し支えない。

さて、そんな折りたまにはフツーの
日記然としたものでも書いてみるのも
オツだろうという話しが持ち上がり
じぁアレだひとつ書いてみるのも
オツだろうという話しが持ち上がり
土曜日、雨、C1号散歩、コーナン、
dewey新曲制作続き、久々モンハン、
youtube、
日曜日、雨、C1号C2号散歩、
コーナン(dewey軍装改造用品物色)、
dewey新曲制作続き、久々モンハン、
dewey軍装改造、以上。



ぜんぜんフツーの日記っぽくない。




2014/06/05

(No.2196): 晃一郎と吉之助(六月二十七日提唱会告知)


通りに面した一尺ほどの小窓は開け放たれ、
梅雨を目前とした湿気を帯びた大気が
この二階屋の六畳間にも蟠り始めた。
ガンメタルブルーの空は今にも泣きだしそうだ。


表通りの路面電車が左右に揺れながら
のんびりと走るのを窓から見下ろしていた
吉之助は、階段をあがってくる足音に気付き
顔を向けた。そこへ晃一郎が現れた。
珍しく麻の背広を着ている。

「おかいんなさいやし。塩梅(あんべぇ)は
いかがでやした」

背広を無造作に脱ぎ捨てると晃一郎は
ちゃぶ台の前にどっかと座りこんだ。

「如何も案山子もねぇ。こいつぉ見てみろい」

言って、丸めたタブロイド誌を吉之助の
足元へぽんと投げた。
晃一郎の背広を衛門掛けに掛けながら
吉之助は目をぱちくりさせた。

ばらんと広がったタブロイド誌には
”多磨東部尭鉦区 単独区として独立”
という150ポ明朝体フォントの見出しが
踊っている。

「こりゃさっき広小路で買ってきたやつだがよ
本営の懐じゃ史官連中がばたばた走りまわって
やがった」

ちゃぶ台の上にあった湯飲みの白湯を
一息に呷ったせいかごほごほと噎せた。
しかし晃一郎は続けた。

「吉祥寺新田村から国分寺にかけての一帯に
戒厳令が発令されたてぇこった。本営陣も
躍起になって終息しようとしてるんだろうが、
まぁ事実上はもうカタぁついちまってる」

「このあとぁいってぇどうなるってぇんですかい」

「村岡の爺さんの肝入りてぇ総軍法務省の
舫中将が本営の立法府何某委員会てぇ連中と
つるんでるって噂は本当だったてぇこった。
お蔭で二乗林の奴もひっくり返ぇるほどの
お見送り(※)を強いられてる」

(※)お見送り
上層部の尻拭いのこと


「ついにドンパチがおっぱじまるんで?」

「いや、無血開城と言やぁ聞こえはいいがな、
村岡爺さんと本営との密約が固まったてぇ話だ」

「よかった、そいじゃドンパチはないんで?」

「ああ、多磨東部尭鉦区の独立を以ってな」

「でもこれで終いてぇことぁねぇんですよね」

「おめぇもわかってきやがったなぁ。終いと
思いてぇとこだがよ。けど・・」

「けどなんです?」


晃一郎は立ち上がると表通りに面した小窓に
寄りかかって外を眺めた。

「紫陽花がもう咲いてらぁ」

「ちょいと晃さんアジサイはうっちゃっておくんない。
けど、なんなんです、気になるじゃねぇですかい」


吉之助に向きなおると晃一郎は思いだすように
ゆっくりと続けた。


「二乗林の入手した情報によるとこうだ。
来る六月の二十七日、渋谷特区で例の軍装の
奴らが提唱会を催す」

「そりゃまた立て続けてぇやつですね」

「四月の豊珠池袋区の提唱会で機材故障の
顛末でこいつぁもう終ぇかとそんなあんべぇ
だったんだがよ、おめぇも知ってる通り、
先の渋谷特区の提唱会じゃ見事に復活しやがって、
そのままの勢いで渋谷特区も引き寄せようって
魂胆なんだろうぜ。あの村岡の爺さんが
この攻勢を利用しねぇはずがねぇ」

「渋谷特区てぇと提唱会をやる場所はぁ先と
おんなじなんですかい」

「ああそうらしいぜ。元老院でせぇ一目置く
ラストワルツってぇ最高の箱だ。
多磨東部を落としゃがった村岡の爺さんだ、
次ぁ九段区との噂もあったがどうやら違うらしい」

「おいらその提唱会行ってもいいですかい」

「おめぇも懲りねぇな。行きなよ。止めはしねぇぜ」

「そうとなりゃぁ提唱会の切符ぁ購わねぇと」

「それなら安心しな。軍装の連中、デューイの
奴らに言っておきゃぁ只にしてくれるてぇ話だ」

「え、晃さんそりゃほんとかい」


小躍りしている吉之助を横目に
晃一郎は小窓から表通りに目を落とした。
路面電車の軌道脇の紫陽花がゆらゆらと風に
なびいている。
激動の中でさえ四季の忠実な遷移を感じながら
入梅の報が入るのももう僅かのことだろう
と晃一郎は想っていた。


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2014.06.27(金)
渋谷 Last Waltz by shiosai
東京電極 vol.20

開場18:30 開演19:00

【出演】
Omodaka
bunga bunga
flower years old
谷口マルタ正明
dewey

http://lastwaltz.info/2014/06/post-12359/

ご予約の方は特典あります。
ご予約はtwitterのリプまたはDMまたは
deweyオフィシャルメールよりお願い致します。
特典の詳細をご案内致します。

twitterアカウント、deweyメールは
当ブログ右側の各オフィシャルリンクより。




2014/06/03

(No.2195): 正しいギャキョウ感


わざわざしるすこともないとも思うが
この連日のギャキョウ感は一体何祭りなのか。


ギャキョウ感。
ギャキョウ感とは何か。
そこのキミ、ググってもwikiなんか見ても
載ってはおらぬぞ。
何故ならば、
わたくしの作った言葉だからだ。

ギャキョウ感。
意味は少し複雑だ。
あまり親しくない人、例えば仕事のみの
付き合いの人など、そのような人から
丁寧な言葉でぐさぐさと心を抉られる
ことを言われ、それを何の感慨もなく
受け流している風を装い、そのままの体で
左から右へとなし崩し的に事を
進めなければならず、その反発を
そのまま進む道への原動力として使う事に
多少の躊躇を持ちつつもしかし
ここはやはり大人のそうさもう五十路
でさえ越えている社会的にも
ちゃーんとした大人のアレなんだから
ここはアレ、そうさ踏ん張り所だろう
うんにゃそうに違いねぇ
と己を納得せざるを得ない文脈に
追い込んだときの感情。


用法1
今日のキミのその服ギャキョウ感満載だね

用法2
そこの角を右に曲がってギャキョウ感で停めて

用法3
あなた、歯にギャキョウ感がついてますよ




2014/06/02

(No.2194): 「モンドリチョタ」


6年前にその担当になった筋で
未だに問い合わせが来て
だってもうそんなの忘れちゃってるしー
早くやれって言われたってそんなの無理
とか口が裂けても言えるわけなくて
なぜかといえば同い年の元上司で部長
だった輩が今は別会社で顧客的なアレとか
そんな状況最近の漫画でも見かけない
にもかかわらずそいつはつっけんどんな
物言いなんでおいおめぇいってぇ何様の
つもりなんでぇとか言えないくらい実は
こちらのことも慮る風だから逆に逆に
余計胸くそ悪くなりゃぁがって
この行き所のないモヤモヤ感を
さぁいってぇどういたしやしょう。

そういうとイスケはほっかむりを頭から
外し「ぼかぁ書道二段の犬です」と
か細い声で言い募った。
すぐさまダイコンの皮を薄く薄く剝く。
包丁を使わず書道二段で剝くのだ。

それを見ていたモンドリチョウタは驚いた。
「途中までそっとしておいてください」
「今に眠気に支配され、最後には水になります」

モンドリチョタとチョウタはすごsぐごと
遊び道具を「めるきし印」という
古い紙のラベルが貼ってあるブリキの缶の
sこをたいらげt昔からある遙求ぎに
ざんし 麻紙して\dはらくしてgぶいklっp






「だめだ、エラーです」
「・・・ まただめか・・」
「はい。いつも”ブリキの缶”までは来るんですが
その先になるとどうしも発信し、エラーになります」
「文章になっていない箇所を点検しよう」
「はい。どこかに隠されていると思います」
「ああ、わかっている。探すのだ」
「探しましょう」
「deweyめ。隠れても無駄だ」




2014/06/01

(No.2193): dewey次は「東京電極」


前回の拙屑ブログの掴みどころのない、
取りつく島のない、難解散文の屑塵文章に
フォロアー様が大挙して引いていったことは
記憶に新しいのでそーいった事象を携えて
次回deweyのライブが急遽決定したので
ここで告知する。します。

問1.
たかし君は上述の内容の手紙を受け取りました。
しかし書いてある意味がわかりません。
たかし君がわかるように上の文章を二つに分けなさい。
ただし、たかし君の身長は145cmとし、
USBの規格はUSB2.0とします。


2014.06.27(金)
渋谷Last Waltz by shiosai
東京電極 vol.20

【act】
Omodaka
bunga bunga
flower years old
谷口マルタ正明
dewey

開場18:30 開演19:00
adv ¥2,000
door ¥2,500
(税込み ドリンク別)

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次回deweyは
いつものフォーメーションでアプローチ。
高圧エレクトロニックトラックに歌、
低圧エレクトロニックトラックにボコーダー、
歌詞は日本語、英語、そしてサフォン語。
もうね、なんかね、中途半端のようでね
実はね、ちゃぁーんと考えてんのよ。
これほんと。

たかし君もたぶんグっときます。
おそらく。きっと。