2015/07/31

(No.2366): dewey.CD.着荷.fromTW


今朝、冷房のガンガン効いた仕事場の自席に座るや否やiPhoneに見なれない番号から着信。
「はい」と出ると女性の声で
「エフオピさんのお電話でしょうか、わたくしセデックス(よく聞き取れず)の鳥井戸(仮名)と申します今お時間大丈夫でしょうか」
などと来たものだから、ははーまた何かの勧誘だろうと思いイカついた声で
「ご用件はなんでしょうか(怒)」と返えした。
すると恐縮した声で「はい、あのー台湾から輸入されるお荷物の件なのですが」とその鳥井戸(仮名)さんは言った。

台湾から輸入?なんだそれは。きっと何かの詐欺商法に違いない。騙されてたまるものか。そう思った筆者はさらにイカついた声を作ってこう言った。
「は?なんすか輸入って?そんなもん知りませんよ(怒)」
鳥井戸(仮名)さんは困った様子で言った「あのですね、輸入先がエフオピさんになっているお荷物なんですが、、」

と、ここでハタッと思い出した。そうだたぶんアレだ。CDだ。我らdeweyの2ndの"Compexitate"だ。プレスが完了したのだ。
筆者は急に猫なで声になって
「あのー荷物の中身はCDですかぁ?」と聞くと鳥井戸(仮名)さんは冷静な口調で
「CDです」と返してきた。
わちゃー。


「こちら、宛先が御苗字のみでお名前の記入がなくてですね、フルネームでお願をしたいのですが、、」と聞かれたので、フルネームを告げた。
「それとお荷物はまとまったCDですが宛先が個人名でよろしいのでしょうか、、ご法人さまではないのですね?」と鳥井戸(仮名)さんが訝しみながらお聞きになるので
「はい、もう何ちゅうんですかねー、ヒジョーに零細なレーベルなもので、宛先は個人名でかまいません」と先ほどとは打って変わって低姿勢でお応えする。

「わかりましたエフオピさま個人の輸入という手続きで通関させて頂きます。つきましては関税がかかりますので後日請求させて頂きます、それではしt」
「ちょ、ちょ、ちょっら待ってくらさい!(口が回っていない)関税っていくらかかるんですかーッ!」
「は?、はい、あー少々お待ちください。。。(何やらカチャカチャと電卓で計算してる)、⚪︎千円くらいだと思います。」
はぁそうですかと言って電話を切る。

まるで違法のブツを密輸しているのか疑われておるような塩梅でもあり。ちなみに冒頭聞き取れなかった社名はFedExだった。


そしてなんやかやありその夜には到着した。
dewey 2nd "Compexitate" お披露目も間近。





2015/07/28

(No.2365): フジロック15 (簡易式書殴)


あたくし、今年で連続16回目のフジロック。
昨年よりも人出は若干多い印象でしたが、嘗ての延べ14万人と比較すればだいぶ少ないということでしょうか。たぶん延べ10万人前後かと思います。
連続16年も通っていると、オーディエンスの世代代わりが如実に体現できます。若い人も増えていますが、フジロック自体の歴史は今年で19年目ということで筆者同様年齢を重ねた方々も多く見受けられます。つまりおっさんおばさんと子供連れたファミリー多し、あと、明らかに爺さん婆さんも多くなりました。このあたりがサマソニと違うところなのでしょうか。だいたい当時30代だった人(あたしも含めて)は今50代だよ。
遠い目。

さて、そりではあたくしの今年のフジロックの印象に残ったアクトをテキトーに殴り書いておきます。




deadmau5
グリーンステージでドテクノは電気とアンダーワールドとケミカルくらいなのかと思ってましたが、いやはや圧巻でした。実はあたくしこの方をあまり存じ上げませんでしたが、テクノの王道といえばそうなんでしょうが、ポリリズムを重視しているトラックが多めな印象。良い低音キックでした。ネズミマスクも雰囲気あって素敵。
ボタンプッシャー論争の火元な方らしいですが、ボタン押しただけじゃこのシーケンスは紡げないと思います。レッドなどに出てたDJ方面と比較するとその差は歴然。グリーンに出るだけのことはある力量でした。何が違うんだろう。
そういえば首も両腕もタトゥーだらけでした。





BOOM BOOM SATELLITES
初日のホワイトステージ。夕間暮れ。方々の衣装を見て、どこかで見たことのあるようなと想いを巡らせておりましたら、中野さんを見て膝を打ちましてもうまんまtaira師ではないですか。雰囲気そっくり。
楽曲は重厚な音像にシーケンスの粒立ちが際立って。やはり生ドラムとエレクトロニックの融合は恰好宜しい。川島さんのエフェクトのかかったボーカルの浮遊感がまたライブとして映えます。改めて聴くとカールハイドさんの歌のエフェクトにも似てる気がします。あたくし的には途中女性ドラムさんと中野氏のみでトラックを紡いでいたインターバル的な楽曲が実は一番良かったのでした。





シーナ&ロケッツ
16年前、2000年に初めてのフジロックに来て最初に観たアクトがシーナ&ロケッツでした。あたくしはYMO関連からのテクノ人だったので、細野さんプロデュースの「真空パック」からシナロケを知った口でした。(実はサンハウスなどは後年知った)スネークマンショーに収録されていたレモンティーを生で聴けて大感激した思い出があります。
そして今年も往年の名曲を演ってくれました。レモンティー、ユーメイドリーム、ピンナップ・ベイビー・ブルース。
シーナさんもステージで確かに歌っていました。鮎川さんと一緒に。





トミー富岡
今年はフジウジがなかったけど、トミー富岡さんのステージがありました。この人誰?と思った方は下のリンクを。
http://tommy-tomioka-saga.jimdo.com
最終日のBUSKER STOPでの最終ステージでお客さん数人な中で繰り広げられたダレダレでヨレヨレのステージが最高でした。なのにギターも歌も超絶上手いからなおさらすごい。
「あんたが大将」のバリエーションがすごかったです。音がもろに聞こえる隣のCafe de Parisでやってたライブ、ネパールから来た「ちゃんとした」ミュージシャンのライブの邪魔をしないように、同じキーとかアレンジで被せてあんたが大将を歌うスキル。テレビに出てるそこらへんの芸人よりぜんぜん面白いのです。ていうかレベルが違う。
最初、カップ焼きそば食いながら出てきたのが印象的。










2015/07/21

(No.2364): 1917年の東京市内某所へ(dewey撮影始末)


dewey 2ndCD「Complexitate」ジャケ写兼新アー写撮影で1917年の東京市内某所へ。喧騒から一歩踏み込んだ敷地は、市内とは思われぬ静謐の森に気温35度に屈折する大気。

事前の電網ロケハンにより撮影場所を決めていたため、構図の調整のみで仕事は早い。ただ蚊の襲来は予想以上だった。
周辺の緑が美しいので予定になかった森パターンも撮影。その時点でも蚊への効果的な対策はない。

撮影を一通り終え、木陰で休息。蚊を叩きつぶしながら、アレですかねそろそろ撤収でしょうかいやー仕事が早いのは気持ちが良いものですしかし暑いこの暑さなんとかならんものか、という頃合いに当撮影地俯瞰図を何気に見ていたら、驚いた。
最初に撮影した場所が電網ロケハンで決めていた場所とは違う場所だったことに気付いた。電網ロケハンで決めていた建物名が敷地内のもっとずっと奥にあったのだ。

事前にしっかりと確認したはずの建物の絵柄は最初の撮影場所の雰囲気に似ており、普通に勘違いをしていたことがわかった。(とはいえ、これはこれでOKテイクだったが)
その奥地に行けば確かに電網で見覚えのある建物。ここでしたここでした、と結局メインランクの数ショットをここで撮影し直す。

撮影後、冷たい飲み物を求めて喫茶店を探して皆で徘徊。外気温38度湿度90%、バテる。
アイスコーヒーを飲みながら今後のライブ衣装について打ち合わせるも現状維持とすることでなんとなく決まる。(現状維持:似非スチームパンク風音感応式赤色LED装着軍装)
ただし、ハコの物理的構造などの理由により他の衣装でもOKとしようということに決まる。



2015/07/19

(No.2363): 非専用軌道フェティシズムの選択



半舗装の道に中途半端な路面軌道。
impression level 5



(解説)
貨車を牽引する。もう一本奥に見える軌道は奥から続いていた支線で、電車走行位置でポイント分岐につながる模様



未舗装の道に同じグラデーションで軌道。
impression level 9



(解説)
土に埋まる枕木。未舗装の凹凸、散在する小石。カネボウののぼりが表情。





2015/07/16

(No.2362): ここから先に行きたければ次の問いに答えなさい。(2015年夏期試験)


ここから先に行きたければ次の問いに答えなさい。

(問1)
ツクグロウ鳥が「予兆検知、予兆検知」と啼くときの周波数を求めなさい。ただし「忘れ形見の彼処」と啼く場合は814Hzを上限とする。



(問2)
ハナ肇とクレージーキャッツ「悲しきわがこころ」の安田伸さんの「勉強に、なりました」という言い方の特徴を述べなさい。ただし「倅は小学1年生、親父は大学8年生」の心情とする。



(問3)
「taira曹長(ステージ下手側)」「裏担エフオピ(ステージ上手側)」の二名が所属する中途半端な軍装の辺境電子音響ユニットの名前を以下の中から答えなさい。
   (1) bewey (ベウィー)
   (2) dewey (デューイ)
   (3) deway (デーウェ イ)
   (4) downy (ダウニー)


(問4)
ハナ肇とクレージーキャッツ「こりゃ シャクだった」の2番、後輩を引き連れ飲み屋へ行った男(ハナ肇)が、お店の勘定の計算が一桁違いで大儲けすることに気付いて言った台詞、「がー、諸君、今夜俺が全部、お、払うぞ」の「お」と言いかけたのは、次の何と言い間違えそうになったのか答えなさい。
   (1) やんなっちゃった俺ー
   (2) まことに遺憾に存じます
   (3) おごるぞ
   (4) あんた誰?







2015/07/14

(No.2361): 灼熱の楽園(第三話 時間は相対的であるの巻)


移動している物体は静止している物体よりも時間がゆっくり進むので、我が六級改号別名 "DUCATI M696" に跨り朝の路を駆るこの炎天下猛暑を。
もうこの暑さネタは拙屑ブログでは既に100回以上書き記されている通り、真上から夏の太陽の直射日光にじりじりと焼かれ、その大気の外気温35度にアスファルト輻射熱を加え、さらに股下には油温レベル4にまで上昇した空冷二気筒デスモドロミックエンジンの破壊的な熱線により駆る人をして灼熱のパラダイスへ誘おう、さあ我に続き賜え、灼熱の楽園へ、さぁ我と供に、股下の極熱の境地へ、さぁ我とt、
ここで記憶が途切れた。


移動している物体は静止している物体よりも時間がゆっくり進むので、なおさら駆る人の時間はゆっくり進み、そのぶん暑いという論旨になる。

移動している物体は静止している物体よりも時間がゆっくり進むという事象は、お伽噺などではなく、光速不変という前提に立ったこの三千世界の真実なのである。
そんなこと言ったって電車乗ってても別に時間ゆっくりなんてならないじゃん、というご意見もある。それはね、キミ、普段我々の移動できる速度が極端に遅いからなんだよ。飛行機はもちろんスペースシャトルに乗っていたとしてもだ。

じゃぁどれくらいの速度になれば時間がゆっくりすすむのを実感できるんだ。それはね、光の速度に近づけば近づくほど顕著になるんだよ。光の速度は秒速30万Km。1秒で地球を七周半する速さだ。


例えば光速の60%で等速度で移動している宇宙船がここにあるとしよう。その宇宙船を地上から観測している人とその宇宙船の乗組員とでは時間の進みは異なる。
地上で1秒経ったとき、宇宙船ではまだ0.8秒なのである。つまり宇宙船の乗組員の時間は地上の人よりもゆっくり進んでいる。

実はこのことは中学校で教わる三平方の定理で証明できるのだ。
三平方の定理とは直角三角形の斜辺の二乗は底辺の二乗足す高さの二乗である。
(斜辺2 = 底辺2 + 高さ2)




それを今から証明しよう。
さて、ここに光時計というものがある。透明な筒が立っている。筒の下部から光が照射され筒の中を光が通る。その筒の天井に到達するまでに1秒かかるという時計だ。
その光時計が宇宙船の中と地上に設置されている。



宇宙船が静止している時、光時計の刻む時は宇宙船も地上も同じだ。1秒は同じ1秒である。
そしてその宇宙船を例えば右方向に等速度で光速の60%で移動させる。このとき、宇宙船の中の光時計を観察してみよう。
筒の下部から発射された光は筒の中を通って上へ上がっていくが、宇宙船が右方向へ移動しているので光の先端の軌跡は、右斜めへ直進していると観測できる。

先ほどの三平方の定理を思い出して欲しい。
この右斜めへ直進している線を直角三角形の斜辺と考えれば、底辺は宇宙船の速度、高さは宇宙船の中の光時計の光の到達距離を指し示していることがわかる。

この斜辺の長さが地上の光時計の1秒の長さと同じ長さになった時、つまり光の速度Cで1秒なので「1C」の時、底辺は宇宙船の速度である光速60%なので「0.6C」である。
以上から上述の三平方の定理より高さを求めると「0.8C」となる。従って、宇宙船の光時計の筒の中の光が到達している地点は0.8の位置(0.8秒)にあるということだ。



ほら、地上では1秒経っているのに宇宙船の中は0.8秒しか経っていないよ。
(参考文献 アインシュタイン著「特殊相対性理論」 参照)



ちなみに人工衛星のGPSは正確な時間を刻む必要があるため、この現象で地上とズレる時間を補正しているのだ。これは有名な話し。

それでは熱中症にはくれぐれもお気を付けてください。




2015/07/13

(No.2360): 無音の気配(驚いた顔で)


前回のdewey二日連続ライブで二日目の代々木のバーバラさんの本番中でのこと。バックトラックが一瞬音飛びした。おわッと冷や汗が吹き出た。

deweyのライブシステムでは筆者のMacBookProからメインのトラックを送出している。その筆者の音が一瞬消えたのだ。無音は時間にして500msecくらいだろうか。
時間ゲイジツである音楽での500msecは永遠と思われるほど長い。例えばBPM120だと4分音符の長さに相当する。筆者もtaira曹長もたまたま演奏の狭間だったのか、その時ステージは無音になった。ライブ中の意図しない無音は、正しく冷や汗モノなんである。そんな場合でも平然とドヤ顔を決めておけばよいものを慌てふためいてお互いの顔を見合わす。

さて、音が飛んだ原因だがおそらくオーディオインターフェイスだろうと睨んでいる。ちなみに筆者のMacBookProはSSDなので低音振動による音飛びはないはずである。従ってコンピュータのデータ飛びではない。実は昨年春くらいから筆者はライブではオーディオインターフェイスを使用していないのだ。正確に云うなら、単体としてのオーディオインターフェイスは、である。
ALLEN&HEATH ZED-10というミキサーを導入したことを切掛けにこのミキサー内蔵のオーディオインターフェイスを使っているのだ。
きっとこの所為だ。さうに違ゐない。

幸いにも無音はこの時だけだったし、それ以前のライブでも一度たりとも不穏な挙動は微塵もなかった。
総じてミキサー内蔵のオーディオインターフェイスは評判は良くないのだが、ALLEN&HEATH ZED-10のそれは珍しいほどに音質的な問題は全くないのだ。しかし、この挙動を経験してしまったため、次回はやはり安定の単体のオーディオインターフェイスから音を出そうという決意を新たにしたのであった。

ライブも終わってだいぶ日が経ってしまったが、USB駆動/2in-2out以上/オーディオアウトはTRSバランス/MIDI付き/24bit48KHz以上/20K円以内などのファクタを兼ね備えたオーディオインターフェイスを探して電網を徘徊したのが昨夜、滞りなく以下のものどもをポチりこした。
AudioBox iTwo








2015/07/11

(No.2359): FRF15の予習


レーベル運営資金繰りのための労使契約先仕事場では、何も云わなくとも筆者が7月の最終週末は「いない」ことを皆が周知している程度にルーティン化されている。
曰くこの週エフオピさんいないですよねと真っ向から問うてくる。いや今年は苗場じゃなくて総門谷に行くんだよという意味不明な筆者の返しにも一切動じず、そいじゃその次の週にしましょうと話を進める一廻りも年下のメタボリック上司。

まもなく今年のFUJI ROCK FESTIVAL。早いものでもう1年経った。筆者は今年で連続16回目になる。16年連続。

今年のフジロックのお目当て
1 毎年喰ってたのに昨年なかったプロヴァンススタイルチキンソテーのお店「ル・ジャルダン・ゴロワ」が復活してほしい。

2 それと今年出店が決まったdeweyの燃料である「吉そば」を喰うこと。




え?音楽?あー忘れてた。


以上。




2015/07/07

(No.2358): dewey2ndcd御案内ノ一葉(晃一郎と吉之助 番外編)


日曜の午前2時集合すぐさま2時半から会議で午前11時までなんちゃら作業ぶっ続けの一兵卒ですこんばんわエフオピです。




拝啓
此間は失敬。
やうやっとdeweyと思しきの2nd CD制作の顛末を以って無事峠を越へ候。全楽曲のミツクスダウン也しを終へ、現はマスタリング成る工程に遷移し候へど、此一両日中には愈々原盤用音源ファイル完成の見通しと相成りて申候。

まァ堅苦しき御挨拶は此程にしてだね、其故に本日はdewey 2ndの寸話成るを君に御聞かせ致したく御付き合ゐの程願ひたし。
君も御承知候由今回のCD成るは六楽曲入成れど、Tr1とTr6は前奏と後奏的な位置付けといふ筋立てでね、ちょッと君、物語のやうだらう。浮き々してきやしないかい。
おッと、肝心なるを君に云ひそびれてゐたやうだよ。此度の盤名さね。於ひて「complexitate」と呼ふ。此れはね、羅馬尼亜語に「さくさう(錯綜)」といふ意味ださうだよ。
「日々此錯綜なるを類して日々此在る」といふ古語に在るやうに彼等の電子音の乱れ交じわう様の比喩然とした心象といふ体さ。決つして謎語ではなゐよ。

其れともう一つ要の要を御聞かせしやうぢゃなゐか。Tr2とTr4のミツクスダウンだがね、其れを遣って貰ったのは平沢進師匠の片腕と呼ばれし鎮西正憲音響技師長さね。鎮西技師長の技はダイナミクスを基調として、繊細で有りながら然し大胆な音像バランスを保つんでさ。彼等の電子音は正しく喜びの錯綜の海に充たされた想ひだよ。

さう々、最吾にもう一つ、CDの装飾たる内装ジヤケツト印刷勿につひて。此方はdeweyの主軸方面論理ガジエツト武装taira曹長によるワークでdewey世界感の具現化に成功してゐるやうだよ。盤面の出来なんざァちょゐとした焼き菓子よりも活けらァ。

其れで其のCDの発売は恐らく八月の中程だといふことだ。まァ気楽に待ってゐて差し支へなし。
よろしく奉願候。草々頓首



本郷区駒込林町十ノ七 月読栄堯郎様 御親展
七月七日夜 裏神晃一郎 拝
















(編集註:旧仮名使い等はデタラメです、念のため)




2015/07/02

(No.2357): 今朝の雨の仕様体系 (其の弐)


昨日ブログの書き始めにもう七月かという語句を選択された方は全国で八十九万四千三百九十七人だったそうですうそですエフオピです。

うるう秒も無事過ぎ、天気予報では「雨は夜。一時的」というからそいじゃアレですね朝は普通のライジャケでいけますねと問いつつも、筆者は六級改号別名ducati m696之介に跨りブロロン出動。
所ジョージさんの「ちり紙」を大声でヘルメット内歌唱しつつ井の頭通り三鷹通り近辺まで駆ってきたらポツっと雨粒が当つる。
糸のような雨ならふふんとしらばっくれるはずだが、意外と大きなる雨粒に嫌な予感が走る。案の定、環八交差点を越える頃には所謂普通の雨の日の状況となりし。
普通のライジャケは当たり前のように水を吸い、ズボンの半分は(外側半分、縦長に)びしょの濡れてぇやつで。肩掛けカバンも同様のあり様。

いつも通る井の頭通りから甲州街道のルートは、首都高高架下で「屋根付き道路」になるのでそこまで行けばこっちのもの。粛々と屋根付きへ退避するが如くしかしゆっくりと駆る。
この後、旧山手通りの交差点を右折し北参道方面へ向かうため、そこからはまた屋根なしとなる。つまりここからが勝負の域。当着地点までの経路において如何に濡れを最小限に抑えられるか。
とはいえ、如何様になれど濡れるは同じ。もはやタカオカミノ神に雨の細くなるを祈るのみである。

結果、雨の細くはならねど、当着地点での「雨の仕様体系」ではレベル4.5に抑えられた。のちの工程では十分にリカバリーの効く範囲だ。

なお上述雨の仕様体系についてはこちらの「全裸レインスーツ体系」の章を参照願いたい。


そりではまたどこかで。