2015/09/30

(No.2390): 長月最終日に贈るdeweyライブ報とか-ver0.9


本日9月最終日において決定稿の現状を鑑みればおそらく2015年の辺境電子音楽的雑な技法団deweyのライブはあと2回であろうことはほぼほぼ間違いはないのであるからして、その2回の公演にあたっては上手側下手側両名の文字通り禿げるような全力モードをひっさげて軍装の準備も万全のうえセットリストも毎回変えるは必定の前提でもちろん映像も新しく制作したものに入れ替えるのだから、ご覧頂くが吉と宅の主人も言ってまっすぅーワテほんまにギョギョッギョギョー。



2015.10.19 (月) 渋谷VUENOS
[Alcoholic Alternative]
19:00 ~ 22:00
出演者情報など 詳細後日



2015.11.29 (日) 中野heavysick ZERO
[真昼図鑑]
メテオール
dewey
… and more


2015/09/29

(No.2389): ヤンとアンディの佇まいの妙


こちら,わたくしの一番好きな音楽ユニットとなっております。mouse on mars



ヤンとアンディの佇まいの妙。




Ableton Live使いのMOM。ドドさん参加式。




アンディとヤンの佇まいの妙。




21 Years MOUSE ON MARS (Slices Feature)



2015/09/28

(No.2388): 地球一周は約4万キロ


近頃じゃ寒いといって歯をかたかた鳴らすこともないと思しきの諸君、是非ともに霜月も中程の頃に夜の雨の中をオートバイに跨ってひとつ駆ってみてはくれないか。
簡単に鳴らせることができよう。


さて過日、ドカ屋さんにて我が六級改号別名ducati-m696之介左衛門のエンジンオイルとフィルタ交換をしたおり、担当メカさまが斯様に仰った。
「もうすぐ4万キロとは思えない車体ですね、先ず以ってハンドルのベアリングとフロントホイールのベアリングは4万キロにもなればヘタるものです。しかしこの車体は微塵もありません」

うほほーいと心の声をそっと置いて問いた。

「ヘタるとはどんな塩梅になるのでしょうか」
「ハンドルのベアリングの場合はこうして取り回しているとハンドルが引っ掛かるような感じになってですね、低速走行時にはバランスが取り難くなります。停車時いつも左足を着いてたのにバランスが悪くて右足出しちゃうとか俺って下手になった?とか思うようになります」

「それは、いつもあることです」

「でも怖いのはフロントホイールのベアリングです。普通に走っていても、こうして(手のひらを立てて左右にぱたぱた傾ける仕草)左右に振られる感じになります。こちらは危険なので少しでもおかしいと感じたらすぐに持ってきてください」

「御意。ところで、4万キロとかドカティだと走ってる方でしょうか」

「うーんそうですね。7万キロのバイクも点検したことありますけど、ただそれも12年くらい経っているバイクでしたし、エフオピさんのように5年くらいで4万キロっていうのはそう多くはないですね」

「駆り過ぎ」

「4万キロだとちょうど地球一周の距離ですね」


このように作業後にメカさまと懇談するのもまた有意義である。
必ずウンチク的なものをひとつは授かる。(今回のうんちくは地球一周は約4万キロ。ベアリングのへたりじゃなくて)






2015/09/25

(No.2387): 七百年前の無限音


その寺は康元二年の創建だというから今から758年前。二度の火災に遭うも現在の本堂も凡そ180年前の建て替えのままだと云う。しんと静まり返った涼やかな本堂の中。磨き上げられた板の間や塵ひとつない不祝儀敷きの畳の広い堂内には沈香の香りが沁み渡っている。




日常に起きる様々な事象、例えば過酷なセキュリティ強化により飛び起きるが如く降り注ぐ緊急対応中も、不条理の果ての階級体系による見下し上等顎使い試練も、或いは辺境電子音楽雑技隊のびょろろんライブで混乱してVJ映像消しちゃって軽くパニクる事態も、何時如何なる時でさえこの部屋の時間は静かに流れている。
まるで蘭奢待の香りが身近に漂うように。







2015/09/22

(No.2386): 新界の映像(438-bの点景補)


ハビタブルゾーンに位置する惑星のひとつ
赤色矮星ケプラー438を周回する438-bの山村。




438-bのフォリフィト領区にある長い歴史を刻む参道。




438-bのウリン領区カロにある電験寮二階どん詰まり。



2015/09/17

(No.2385): Bluetooth奇譚


Bluetooth。数ヶ月前初めて導入した。正直これほど便利であり、しかも音質も悪くないとは思ってもみなかった。
導入は今年の4月頃。最初は二輪だった。ヘルメット装着のインカムにおまけ的な機能でBluetoothが付いており、カバン内のiPhoneのMusicをリモートで操作できる。ただ、このインカムはヘルメット内のスピーカー設置位置の関係で低域がほぼ欠落して聞こえるので音楽を聴くのにはあまり適さない。
文字通りおまけ的な機能。しかし、Bluetoothの安定感と操作性の良さは実感した。

そうこうしてるうちに四輪のフィアットパンダ100HP号の純正オーディオがだいぶやれてきて、というよりはそもそもiPhoneから音楽を聴くときは非常に不便だったのだ。やれFMで飛ばすだのイヤフォン端子からコードを取り回すだのと試行錯誤していたものの、どれも今ひとつの環境で問題も多かった。
そういえば、Bluetoothなら煩わしいコードもいらないうえにFMで飛ばすよりは安定するのではないかと思い立ち、7月頃にBluetooth付きの安価なカーオーディオを購入した。
結果はご覧の通り。何この安定感、何この操作性、なにより音が良い。FMで飛ばしてた頃のノイズの中から聞こえるとかぜんぜん無いし、Bluetooth大正解であった。

Bluetoothを使って、何かできないものか、とさえ思えてくる。
ライブとかで。
例えば、オーディオ信号はもとよりMIDI信号もBluetoothに乗せられないのだろうか。
そうすりゃアンタ、オーディオもMIDIも物理ケーブルいらなくなる。いやしかしだよキミ、あのケーブルごちゃごちゃ感がかっこいいんじゃんか。ケーブル何もなかったら、スカスカになってかっちょいわるいじゃん。そうかー、そうかもねー。でもさー、ライブのとき運搬しやすくなるよー。

もうね、こんな塩梅で、目的が何だったかわかんなくなっちゃう人生を歩んでいます。





2015/09/15

(No.2384): 寡黙なゲール(第五話)


「ゲール、ゲールはいずこぞ」

「はは、ここに控えおりまする」

「おおゲールよ、ゲール、ずいぶんと久しいのぉ」

「はは、まったくそのとおりでございますね。前回は去年の9月でしたからおおむね一年ぶりでしょうか」

「なんと、そんなに経つのかい」

「光陰矢の如しと申しますが早いものでs」

「そんなことよりも、ゲールよ、10月の19日はなんとする」

「は、10月19日でございますか、ははーえーと、さーてと、何でございましたでしょうか」

「では、重ねて聞くぞ、11月の29日はなんとする」

「11月の29でございますか、えーと、さーてと、さあてとぉ」

「どうじゃ、なんとすると、聞いておる」

「あ、わかりましてございます、モンハンXの発売日にございますね、こうしちゃおれません、わたくしもヨドバシに予約を入れなk」

「たわけ、モンハンXの発売日は11月28日じゃ。そうではない」

「モンハンじゃない、そ、そしたらヒントを頂けますと、すぐに、もう、ピーンと来ますので、ピーンと」

「世話の焼ける奴じゃ、しからば、これでどうじゃ、”辺境の電子音楽みたいなのやってる軍装でちょっとアレの奴ら”、 なーんだ」

「あ、あ、わかりましてございます、あいつらですね彼奴ら」

「そうじゃ、彼奴らじゃ、ほれ」

「はい、えー、、デ、デウエイ」

「そうじゃ、デウエイじゃ、この日は奴らのライブなのじゃ、もちろんゆくのだろうなゲールよ、おい、ゆくよな、ゲールよ、おい、ゆくんだろ、ゆくんだろと聞いておる」

「ゆきません」

「おふー」




2015/09/13

(No.2383): 初秋の三首(彼方と此れと其れ)


1)
我が六級改号別名DUCATI M696之介左衛門のエンジンオイル交換の未実施に気付き、前回は何時の頃であったかという問いにログを追っかけしところ皐月一日と云ふ。あなや四ヶ月も音沙汰なしの体では今夏過酷な猛暑のそれを乗り切った褒美に呼んでるベルはメンテナンスの施しを在りしが、ここへ以ってきてスケのジュールが如何ともし難く、けつきょく、長月最終週にならんとやうやう心得候。



2)
神無月及び霜月のdeweyライブのための諸々の作業、制作、そして稽古の五月雨を受け流す体で日々の進行に沿う。新たな映像の制作に向けて妄想を膨らませ、犬用虫除けスプレー犬用シャンプーのカート投入に余念なく、併せて神無月ライブから再びdewey制服着用の義務付けがなされ、それに応じて新たな奇怪アタッチメントの装着を検討している。候補は以下の通り。
・ 牛ヒレ肉
・ 藁納豆

なお、神無月、霜月のライブはそれぞれセットリストを変えるとの由。と云ふことは。



3)
E33の残りを巡る旅の準備。

2015/09/11

(No.2382): 九月の二首(スケルトン紙と真空管)



9/5
僕らに足らないものは何でしょうか。
そりゃキミあれだよカッチョイイエレクトロニックミューヂックと爆笑MCが足らんよ。
わかりました。名刺作りました。






9/10
大雨降ったりやんだりの中、デザインフェスタギャラリー原宿にて開催 水底兄妹ぷれぜんつ「海月の部屋」を訪なう。
dewey観に来て頂いた葉介さん主催の展示。



葉介さんの作られたアクセサリーの数々に驚嘆する。



基盤破片ICチップの埋め込ネックレスと迷いながら当初から欲しかった真空管ネックレスを購う。



なぁキミ、このスチームパンク感の佇まいはどうだい。落ち着くぢゃぁないか。軍装へ装着する奇怪な機械の一つとして。



2015/09/07

(No.2381): 隆起の丘にある便所扉の向こうは四畳半


わたしは再び訪れた。つい今しがた来たばかりだからまだそんなに時間は経っていないはずだ。
ここは楽器屋のビル。細長い建物。間口は一間ほど。入口は直接エレベーターだ。わたしは5階に行く。確かトイレがあるはずだ。5階で降りる。正面は店舗入り口だがそこには行かず、エレベータから出てすぐに壁伝いを左に行く。トイレを示す看板が天井から釣り下がっている。
薄汚れたリノリウムの廊下が昭和四十年代を想わせる。男子トイレに入る。


入ると正面には洗面台が三台設えてあり、一番左側の洗面台の前に和装の男性が立ってこちらを見ている。その男は灰色の着物を着ており、大きな黒い太い縁の眼鏡を掛け、髪を七三にきっちりと分けている。手を洗うでもなく、わたしをじっと見ている。

トイレの中は入って左方面に向かって地面が隆起している。リノリウムの廊下はその隆起の途中で不揃いに切れており、その先は土の地面が露出している。堅そうな土の地面だが便所故だろうか湿り気があるようにみえる。白いリノリウムの先に土の黒さが際立つ。

その隆起している左奥、つまりわたしが今立っているトイレの入口から入って、左後方の土の地面の上に大便用個室の扉が三枚並んで建っている。この趣はわたしが小学低学年の時分に見た小学校の木製の便所扉のそれだった。男トイレなのに小便器は一つも見当たらない。





洗面台の前に立っている着物の男の横を歩き、わたしは大便をするために一番右の扉を開けた。(全部「空き」だった)
大便扉を開けると中は大きな倉庫か体育館のような場所で、今自分が開けた扉の区画として四畳半ほどの畳が敷いてあり、その四方は縁側のように一段下がっておりその先は土間のようになっている。他の大便扉の区画はわからない。

その四畳半ほどの畳の中央から今入ってきた扉の方に向かって畳にUの字に溝がつけられており、どうやら排泄物はここを通して後方へ流すらしい。




わたしはその畳みの溝を跨ぐようにしゃがみ込んだ。

すると後ろから声が掛った。
「おい、身体を洗っちゃったのかね」

わたしは全裸になっており、得意げに応えた。
「洗ってないよ、だってほらぜんぜん濡れてないでしょ」

そう言いながらわたしは思った。そうなのだ、ここには水がないのだけれど、排泄物はどうやって流すのかしら、と。




6:03AM 猛烈な尿意で起床。


2015/09/06

(No.2380): 2015年版軍装の改造(第二回)


私はラミュー博士に尋ねた。
「二本の”管”の末端を如何様に処理すべきでしょうか」
「先ずは提唱会アジテーターの扇動力を増幅させなければならぬ。まだ試作機だがそのための装置をワシはこの二本の”管”の末端へ施したのじゃ」
ラミュー博士はそう言って一着のバトルスーツを示した。




「戦闘服?」
「そうではない。戦うのではなく拡散するのじゃ。いいから着てみたまえ」




「・・・博士、これは・・・・」
「うむ、バムレフの排気も問題なさそうじゃな」
「しかし博士、ハーネスを装着すると装置が使えなくなりそうです」
「左様、事前に完璧なまでに染め上げた軍用ハーネスはどうやら必要ないようだ」







(訳)
染めQ二本も使って染め上げた軍用ハーネスの出番は結局なくなったっぽい。







2015/09/05

(No.2379): 2015年版軍装の改造(第一回)


Amazonで購った「染めQ」ブラックの威力を目の当たりにあっという間に260ml1本を消費し、しかしキミまだまだらじゃないかどうすんだこれと途方にくれること3.7秒、近所のコーナン(ホウムセンタア)にひょっとしたらあるんではないだろうかと車を飛ばしてみれば、スプレー塗装コーナーに大々的に陳列するを見て「あったマジでしかも黒残り1本やった」と比較的大きな声でひとりごちると、横にいたおじさん(60歳くらい)が「おッ、そッ、はッ」と何か信号を送ってきたのでそのまま踵を返して立ち戻り、続きの「染めQ」ブラックを軍用ハーネスへ噴射する土曜午後4時です。
元から黒かった如くの仕上がり。ムラ有りなれど気にならず。恐るべし「染めQ」。
高いけど。




さて、deweyのステージで筆者が着る軍装のアレを改造する。している途中。
上述の軍用ハーネスの「染めQ」塗装もその一環。軍服本体にハーネスを先に取り付けるといろいろ自由が利かなくなるのでその前に予てから要望(自分的に)のあった「襟」の改造をはじめる。軍装のアレにはいろいろ「管」が取り回されているが、その改造を行うためには一旦「管」を取り外さなければならない。しかも取り外したら元に戻せない状況になるため、新しい工夫を施す必要が生じる。
などとかしこまって考えていたが、面倒臭くなって短絡的にぶちぶちと接着剤を剥がしにかかる。
やってしまえば後に戻れぬ。

そして基本襟は立てる。





第二回へ続く。



2015/09/02

(No.2378): 微僅軍装.add(harness,machinery_machine);


あとでこれを見て懐かしくなるから書いておく。
先日8月28日 東京の最高気温22.9度
一昨日8月31日 東京の最高気温24度
昨日9月1日 東京の最高気温26度

どこの避暑地かと思う。
先週くらいからこんな調子で既に秋の気温、既に秋雨の様子。

お盆前などは猛暑でもうしょうがないくらいの暑さであまりのダジャレの酷さに山田くん(元ずーとるび)に座布団全部且つ羽織りまで取られる始末だったのに今じゃ長袖も着ようという頃合いが本日9月2日は舞い戻って31度の蒸し暑さはどうだい君。

「はい、円楽さん早い」




処で先日迄ニ○十五年版次回deweyライブの予定は十一月であったのだが、其の前月十月の十九日に一本確定の由。十一月の軍装は確実であり、蓋し十月も軍装の井出達で臨む塩梅式と認識するも万事少打ち合わせに候。但しエフオピ微軍装に取り付ける各種部軌品群には、此の際を以って新たなる奇怪な機械を装着せしめんとする動き此れ在り。俗にヴァージョンアップと呼称す。

先ず巷呼スチームパンク類と思しき汎用の宛て成るを眺めつ、さうだハーネスの類をと膝を打ち果たして電網に問うてみれば、つつがなく犬種のお散歩リードと枚挙に暇なく散る。迷いあらゆる句を添え電網にお伺いをたてるも仕舞に表された性器具に辿りつき、オ々此れ此れと危うくポチる寸前にて我に返り候。

気を静めてみればやうやうと舫う記憶の中に、嘗て二十年前サバゲーにて装備していた軍用ハーネスの存在に思い至り、箪笥内捜索に出掛け候由。(今此処)