2015/11/30

(No.2410): 11/29 「真昼図鑑」deweyライブご報告


11月29日(日)朝9時30分、我らdeweyは中野スタジオノアSスタジオになだれ込みます。ライブ当日にいつもの機材霊障を落とすための最終レンシウを行う我らdewey。ゲネプロ的にひと回しやり終え、本番並みの意気込みでやったものですからすでに息が切れました。
「疲れました」
「帰りましょう」

いや、帰らずにそのまま中野heavysick ZEROへ。サウンドチェックを拝見しながら、もうすごい方々とご一緒なのだーと我らは襟を正しました。
思えば今年3月、大久保「ひかりのうま」にて今回のイベントのオーガナイザーであるMさんに平沢さんライブ期間中のイベントへのオファーを頂いたのがきっかけ。今日がいよいよその本番当日なのです。モチベーションがあがらないわけがありません。
そしてなんたって共演者の方々が豪華。村上ユカさん、日比谷カタンさん、メテオールさん。どうですこの布陣!



deweyは一番手。お客様の多さに嬉しくなります。deweyを知って頂けるチャーンス。とビビりながらステージに立ちます。しかもステージ前方のお客様はかぶりつきで見ているので筆者の手元が丸見えではないですか。microbruteの演奏とか音作りとかミキサーの調整とか、秘密にできない状況に些か緊張する。ます。
でもいつものようなぐにゃぐにゃエレクトロニックを垂れ流しながら気持ち良く演奏できました。踊っていらっしゃる方もたくさんいて、本当にやってよかった、嬉しいことです。

平沢さんカバーはいつもの「Forces」と作り直した「庭師KING」。数年前まで「庭師KING」は全ボコーダー歌唱でやっていたのですが今回新たにトラックから作り直しtairaさんの生歌歌唱をメインにボコーダーとの並走を試みたバージョンなのです。それと「庭師KING」の映像は昭和30年代、高度成長期の日本人の一生懸命働く姿をモチーフにしたものです。

我ら的にはほぼほぼ良いライブだったのではなかろうかーと思っていますが、唯一筆者的な失敗は「そのためのバンパー」の最終コーラスのボコーダーです。microbruteの操作に囚われて、最初の方を歌い忘れました。嗚呼楽しい。


今回のdewey セットリスト
1 Forces
2 オルドビスの遺産
3 Compexitate
4 冬の欲望
5 庭師KING
6 そのためのバンパー

ちなみに、deweyのライブはバックトラックを基本にしていますが、MIDIコントローラやガジェット楽器やアナログシンセサイザー、或いはミキサーなどでリアルタイムに様々な音を演奏したり足したり引いたりしているので同じ曲でも毎回違います。特にmicrobruteにはメモリーなどないので音作りは一期一会。


(撮影:村上ユカさん)


(撮影:葉介さん)(葉介さんいつも差し入れありがとうございます)





(撮影:Edie.S(stereogimmik))


なんだかんだでdeweyのライブが無事終わり、あとはお客さんとして共演者のライブを拝見しました。


村上ユカさん
バックトラックのオケの素晴らしい完成度、に加えサウンドエンジニアリングも秀逸でした。気持ち良く聴こえました。そしてピアノ演奏で歌唱される。お声の伸びの素晴らしさ。ライブ全体の品質の高さに圧倒されました。もう我らとはさすが格が違うねーとtairaさんと言い合いました。

日比谷カタンさん
セミアコにピックアップ、各種エフェクタ、特にボイストランスフォーマー使いでいらっしゃる。しかしなんたって、音圧の、音の分厚さ、セミアコ一つであの壮大なバッキングはすごいなーと。しかししかしそれを上回る歌唱の素晴らしさ。お声の音圧も素敵すぎる。Forces、しびれました。裏声、太い声、綺麗な声と使い分けや演出も見惚れました。


メテオールさん
メテオールさんとは今回で二回目のご一緒ライブ。圧倒的なパワーであり且つノリノリなメテオーリーの方々と渾然一体となったライブは圧巻。これぞライブという感じ。そしてやはりハッチャキさんドラム、やっぱりすごい。かっこいい!映像も楽しい。
ハッチャキさんとは出番直前まで控え室でクルマ談義で盛り上がってしまいました。本番前だったのにすいませんでした。でも筆者と同じお年頃だし、好きなクルマの系統も似ているのでお話楽しかったですー。



「アカシックレコードの夜」主催、今回の「真昼図鑑」をオーガナイズされたMさん、このような素晴らしいイベントへお声を掛けて頂き本当にありがとうございました!
kitaraを弾くMさんのお姿写真を撮影。大事にします。



2015/11/27

(No.2409): 平沢さんインタラクティブライブを訪なう(たぶんライブレポではありません)


平沢進さんインタラクティブライブに東京ドームシティホールへ訪なう。



入り口入ったところで、11/29ライブ「真昼図鑑」の主催の方でもある「アカシックレコードの夜」オーガナイザーM様と遭遇。綺麗なお着物姿におおーと感動する。しかし終演後の例の行事のことで頭が一杯だったのでしどろもどろになる。オーガナイザー様に「くれぐれも噛まないように」と励まされる。

でライブ本編。
この執筆はまだ初日ゆえネタバレするとまずいので演目詳細は控えるが、個人的には意外にテクノ色の強いステージだったと思った。それは音響の所為もあるのかしら。関係者席は2Fのバルコニー奥で天井がせり出しているところだったが低音も高音も良く鳴って聴こえた。
オーディエンスの発声でマイナーコードかメジャーコードかの判定でのストーリー分岐も初日は成功ルートで終えた。途中、映像のトラブルがあったが、それも一興。

終演後はいつものようにステージ袖の鎮Zさんの仕事場へ。向かう途中、再びM様と遭遇。「くれぐれも噛まないように」と再び励まされる。
鎮Zさんからほほーへへーとお話を聞き、その後迷路のような道順を辿って楽屋フロアへ。周辺は有名人だらけで相変わらず、居た堪れない空気。今回初めて大和久さんとご挨拶させて頂く。いやすごいっすねあのワールドセルの細部のとことかもーなんちゅうんですkー(以下省略)
そして楽屋のソファーで寛いでいらっしゃる平沢さんにご挨拶。お疲れ様でしたありがとうございましt(以下省略)それが精一杯。

帰りしな、会場の外で三たびM様と遭遇。
挨拶してきました
噛みませんでしたか
いやもうなんちゅうんですかね11/29 deweyライブ 頑張ります。



2015/11/25

(No.2408): 理想なる電子音楽スタジヨの点景


dewey下手側システムtaira士官のブログにも在る通り電子音楽を嗜好する人間ならすべての機材を結線しいつでも作業をリコールできる環境を一度は夢想するだろう”。

つまり、手の届く範囲に全ての機材を「あらかじめ」配置し、結線し、電源さえ入れればすぐに音が出せる環境のことを云う。筆者の音楽制作34年間においても、いつでも稼働できるスタジオ構築という命題は常に標榜しているものだ。
しかしこの長い年月それが僅かにでも実現できなかったのかと問われれば答えは否である。そう、一端でも実現できた状態はあった。

しかしそれは長くは続かない。何故か。分析した結果以下の二通りの理由によるところが大きい。

1 実はフレキシビリティは弱い
結線状態が創作する楽曲全てに当てはまることは、ほぼない。
つまり、楽器や機材との接続はセッション毎に接続するケースが多いのだ。MIDI機器に限らず特にアナログ機材を中心とした場合顕著である。全てをコンピュータの中で結ぶことも可能ではあるが、それでもいくばくかのMIDI機器は存在するし、しかしそれだけではあまりにも詮無い。ハードウエア楽器を加えたいのも心情。

そしてその場合、パッチベイという機材を使えばフレキシビリティは格段に向上する。(実際筆者はパッチベイを数台所有している)しかしその反面、事項で説明するがメンテナンスビリティには乏しい。当然パッチベイを買わなくてはならん。お金もかかる。

結局、上述の全機材結線では壮観な見栄えでありながら、故の繋ぎ換えなどは頻繁に発生し得る事象でありそういう所作ひとつひとつが創作活動であり愉しみであるという初々しい心も今となっては遠い思い出でなのである。


2 メンテナンスする意志の強さ
実はこれが一番重要だと思う。
如何にメンテナンス(っていうかお掃除)に時間が取れるか面倒くさがらないかが非常に重要なファクタである。つまり全機材をむき出しでさらけ出している状態。こんな状態で1ヶ月もほっぽらかしてみたまえ。鍵盤やミキサーのフェーダーの隙間やあらゆる場所には埃がうずたかく積もる。ミキサーのプラグや楽器のプラグ、ケーブルのプラグ接点はガリが出る。
埃を気にして、普段は機材の上にシーツや布などを掛けておく、といった対策も施してみたものの、それでもそれなりに劣化は進むのだ。(ちなみに現状はミキサーの上に布を掛けている)

だから、先のパッチベイなどを導入しようものならパッチベイ前面後面のプラグの洗浄はもちろん、接続ケーブルのメンテナンスなど日常ルーチンワークとして必須なのだ。筆者のパッチベイなら前面後面で合計64個のプラグ掃除をやらねばならない。しかもこれを3台とかやってみたまえ。半日は潰れる。これは極端な話で毎日やるものでもないが、それでも些か辛い。

つまり、手の届く範囲に全ての機材を「あらかじめ」配置し、結線し、電源さえ入れればすぐに音が出せる環境を継続して維持させるためには、毎日のお掃除習慣という強靭な精神力が必要なのである。
サンレコ誌ではプライベートスタジオ特集などどれも素晴らしいスタジオの写真が掲載されているが、「お掃除にかかるエネルギー」を考えたら気が遠くなりそうだ。サンレコは機材群のお掃除特集を組むべきだ。(特に精神論。如何に面倒臭がらずにやる気を出せるか、みたいな)



つまり、筆者はそれで挫折したのだ。
だから、使わないとき機材は19インチラックに入れて蓋をしてしまっておく。シンセサイザーなどは専用ケースに入れる。ケーブルに至っても全て箱などにしまっている。おかげで埃一つつかず爽やかな状態なのであるが、使う度に出してケーブルを結線している。
従って、毎回セッティングから入るという強靭な精神力が必要である。
あーいちいち面倒臭い。リズムやメロディの発想を今すぐ打っておきたい時にひどく不便。

だから手の届く範囲に全ての機材を「あらかじめ」配置し、結線し、電源さえ入れればすぐに音が出せる環境が欲しい。


以下、無限ループ。





2015/11/23

(No.2407): 犬deweyリハ


土曜日
http死活監視をiPhoneのsafariでやりながら空を見上げれば見事なうろこ雲に晩秋へ向かうを知る。




そして老犬黒柴C1号の乗車姿勢とヨーキC2号の乗車姿勢の違いを観察する。







日曜日
MHXのデモ板をプレイする。約1年ぶりであるが体が、指が覚えていることに驚愕する。人間てすごい。ガンランスを使う。
MHX=モンスターハンタークロス



月曜日
11/29のライブ用リハにていつもの代々木のスタジオに集合する。taira士の仕込む新たなモーションギアやガジェットのシーケンスなどに都度歓声をあげる。これで既存セットリストも新しい装い。加えて今回のイベント向けに平沢さん楽曲カバーも一つ加えた。その曲の突拍子もないVJも合わせてお楽しみ頂けたら本望。
いつも通りでありながらいつもと違うdeweyのエレクトロニックエッセンスが満載のライブになりそうです。お楽しみに。






スタジオ帰りに中野ヘビーシックゼロ近辺の駐車場を物色。経験上事前の段取りをしておかないと当日のバタバタは必至故。


番外
なお、鎮Zさん経由で11/27に平沢さんライブへ赴くことに。東京ドームシティ。。すごく楽しみでありながらまたしても緊張。敷居高し。



2015/11/20

(No.2406): 「ところで」二編


そのプロジェクトは障害の恒久対応から端を発したもので約半年も前から立ち上がり、着実に工程を積み重ね、そしてようやく昨日と本日において、結実させるための最後の工程を、シナプスの信号路を痺れさせながら、1ミリのミスをも許されない極限状態に身を置きながら、今私はここの大地に立派に立っております自分を褒めてげたいこんばんわエフオピです。


ところで
過日、諸事情により筆者屑ブログの某回を大幅な内容カットと加筆修正により復活をさせた。ちなみにそれは2014年の記事である。関連して2013年1月にも類似記事あり。気になる方は探してみてください。うふ。


ところで、
我が六級改号ducati m696のヘッドライト(ロービーム側)が切れた。2回目である。切れたのは帰り(夜)のエンジン始動時だったので、しかたなくハイビームで走行した。ハイビームだとスイッチで消灯できるので昔のオートバイのようにライトを消せる。なんか不思議。なぜ不思議かといえば、日本の法律でバイクはヘッドライトは常時点灯なのだ。だから消すことができるのはその法律のできる前に発売したバイクのみなのだ。
ducatiはイタリアのバイクであり、本国車は右側ハンドルにライトON/OFFスイッチが付いている(はずである)。日本ではそのスイッチの部分が塞がれているのだ。そもそも昼夜問わず常時点灯している故、消耗が激しい、故、切れやすい。そういうことなんだろう。
ヘッドライト電球メーカーの既得権益なのではないか、とすら思えてくる。

明日交換。



2015/11/16

(No.2405): 近況のオファーと11月ライブのおしラせー


昨日は眠くてねぇ半分寝ながら書いたら中途半端な、いや逆にガチで文法ちょっとおかしい文章になっていた。朝読み返したら、むむと唸ったきり画面を消したiPhoneの僕は。拙屑ブログ。書き直しもせず。ガチで屑ですこんばんわエフオピです。


先々週くらいは我ら辺境電子音楽団deweyへ怒涛のライブオファーラッシュでした。本当に有難いことです。頂いたオファーは全て12月でのお話でしたが、残念ながら12月は諸事情でライブができないのです。それでいくつかの調整をしているところです。

そんな中やはりマルタさんからのオファーが一番嬉しいのです。大久保「ひかりのうま」はいわゆるカフェライブの塩梅ではありますが音響が大変心地よく、何よりマルタさんのブッキングは共演者の皆様が素晴らしく毎回勉強させて頂いております。今回はせっかくオファー頂いたにもかかわらず諸事情でスケジュールが合わず、来年にどこぞの隙間でお願いを申し上げたところでございます。

「ひかりのうま」といえば些か狭いのでありますが、特に我らのような電子機材満載ではセッティングやら機材置き場やらで立ち居振舞いにコツがいるのですが、お客様は間近に演奏や機械いじりが見られるのでなかなかオツであると感じいっております。

しかし、あの中西俊夫さんが「ひかりのうま」で「トップシークレットマン」とか「コピー」を歌ったというツイートを見て、もう地団駄踏んだしすげーすげーって言いまくったんです。僕。







そしてそして頂いたオファーから来年のdeweyライブも決定しました。1月15日 四谷LOTUSさんです。詳細は決まり次第お知らせ致します。です。



そしてそして、deweyの2015年最終ライブとなります、11月29日(日曜)は「真昼図鑑」であります。


真昼図鑑
11月29日(日)中野Heavysick ZERO
ラウンジ開放12:00/開場12:45/開演13:00
16:00終演予定
メール予約3000円・当日3500円(ドリンク代別途)
遠征割2500円(後述)

出演(敬称略)
■dewey
■村上ユカ
■日比谷カタン
■メテオール



メール予約は「真昼図鑑」のリンクからどうぞー。



このような素晴らしい共演者様 方に囲まれて我らオンボロポロロンテクノをやるとは。タハッ。
メテオールさんとは2回目の共演です。ひどく楽しみ。
deweyは1番目です。
もし最初っから来ていただけたら嬉しいです。
平沢師匠カバーも仕込んでます。
いつもより多めに。


それー


2015/11/15

(No.2404): クオンタイズから想起


先日、渋谷VUENOSでのdeweyライブの日のこと。
現場へ向かうため筆者の運転するパンダ車にてtaira士と機材を乗せ渋谷界隈を走っていたその車内。過日、拙屑ブログで書いた「(No.2375): 32年前の邂逅(エフオピの音楽師匠的なTくん)」の話をしていたら、そうだ当時の曲もiPhoneにあるから是非とも聴いてくらさいと、1983年の彼の作品数曲をtaira士に無理やり聴かせた。
TR808のリズムに絡まるシーケンスが特徴的で歪みのある金属的なシンセ音でメロディが入る。
「機材はKORG MONOPOLYとRoland TR808とTASCAM244です、これ全部手弾きなんですよー」と自分のことのようにドヤ顔で自慢すると「クオンタイズはされているのですか」とtairaさんが聞いてきた。

そこでハッとした。
TASCAM244はカセットテープを使用した4トラックMTRである。多重録音用テープレコーダーだ。マイクやラインから楽器を弾いた音を録音するだけだ。録音した音を編集することはできない。(厳密には)録音したまま、弾いたままの音だ。「録音」するのだからクオンタイズという概念はない。
現在のDAWの環境は「自然」で「自由」なのだ、とつくづく思った。クオンタイズすることがデファクトスタンダードでむしろ自然なのだ。

筆者の音楽制作歴でいえば、DAWの登場はさほど前のことではない。DAWの普及が始まったのは1990年代の後半から2000年頃だろうか。1990年代の中盤からはRoland VS880のようなハードディスクレコーダーはコンシューマ向けに一般化されつつあったが、コンピュータによるMIDIプログラミングであっても音を記録するときはデジタルにしろアナログにしろ「録音」が基本だった。(この場合はMIDIから楽器が発音されるのでクオンタイズは可能だ)
パーソナルコンピュータの前はシーケンサー自体もハードウエアだったし、さらにその前はシーケンサー自体も高価で一般人には買えない時代だった。1983年当時、シーケンサーなど我々貧乏大学生は買える時代ではなかった。Roland MC-4やMC-8をYMOで使っていて、すげーなーとかかっこいいなーとか垂涎羨望なのだった。


「いや、録音ですからクオンタイズも何もありません。弾いたままです」
「あそうか、クオンタイズなしですか、すごい正確ですね」
「確かにそうすね。この曲、彼とライブでもやったのですが、私は簡単なメロディ担当で彼はこのシーケンスをライブで弾いていました」
「ドラムも手弾きですか!?」
「いや、ドラムはTR808です。ドラムマシンの打ち込みです」

そんな会話から思い起こされた。
そういえば、MIDI出始めということもあったが、彼のシステムではまだMIDIは使えなかった。TR808とMONOPOLYのアルペジェーターの同期は、TR808のトリガ出力をMONOPOLYのGATEか何かに入力して同期を実現していたと記憶する。
当時、ドラムマシンとシンセを同期すること自体がテクノでかっこいいと思っていた。

あと、録音した前の音に同期して別の音を録音したい場合の手法。筆者は後年はSMPTEを使ったが、1980年初頭当時はトリガになるようなキック音を録音しそれをトリガ入力にしてRoland SH101を同期していた。



2015/11/12

(No.2403): 4万キロの先のために


しかしキミのみる夢にはあれだねいっつも便所だとか尿意だとか便意だとかが出てくるねいったい何の了見なんだいこんばんわエフオピです。


ところで我が六級改号ducati 696之介もこの12月で丸6年になる。(この屑ブログの 2009年12月あたりに大量に投稿されているのをみて思い出した)
総走行距離はあと400kmほどで40,000Kmだ。今のところ大きな故障や不具合などないのだがフィーリングというか乗り味が、さすがにヤレてきた感此れあり。
新しいバイクに興味がないわけではないが乗りたいオートバイがない。容姿はやはりDUCATI Monsterが好きだが、新しいMonsterは水冷になってしまったし、いやそれより何より高すぎる。値段が。

我が六級改号はセパハンのようなショートハンドルとイモラミラー、リアフェンダレスを装着し、つや消し黒という布陣は攻殻性の高い擬似戦闘機の類を醸し出している。だから大変満足しているのだ。6年乗っても全く飽きない。だから、何万キロも駆りたいのだ。
それには日々のメンテナンスが重要である。しかし色気を出すことを許されるならさらにカスタマイズに及びたいとも思う。

もう4万キロだし、6年だし、今後どうせ下取りも底が知れるならいっそ大きな改造をしちゃぁおうかと妄想に余念がない。その筆頭はこのアエラのスリップオンサイレンサー。しれっと15万円超。2010年3月31日までの登録車なら車検対応だ。筆者の六級号は該当する。排気だけで吸気はやらぬ。
いや、その前にエンジンオーバーホールか。これだって相当金がかかるはずだ。現実のそろばんを弾けばへたすればAccess Virusが2台くらい買えちゃうレベルになっちゃう。なっちゃうなっちゃう。
スクラッチくじ削りまくる。
ロト6 あてずっぽう。



座右の銘
楽して儲けるスタイル。


2015/11/10

(No.2402): 石の便器


階下まで吹き抜けとなっているエントランスを持つビルのそのエントランスに私は立っている。周りは人が行き来している。ここは会社の中だ。見覚えはないが自分の勤めている会社のビルという認識を持つ。

エントランスを奥の方へ歩いて行くと、いつの間にかそこは駅の構内になっている。どこの駅か。「新橋ぃ、新橋ぃ」と聞こえるので新橋駅なのだろうか。雑踏の中私は便所を探している。大便をしたい。
店が両脇にずらっと並んでいる駅のモール街のようなところを歩く。ふと気付くと昭和の商店街風な道に変わっている。十条銀座とか大山商店街とかそんな雰囲気。もう建物の中ではない。活気がある。割烹着に買い物かご(編み込んだカゴ)を手にした昭和30年代のお母さん達がせわしなく行き来している。

思い出したようにiPhoneを見ればイングレスの画面に白ポータルが二つ見える。歩きながらレゾネータを挿す。8本全部挿さなくてもいいや、と思う。
先ほどみた”便所はあちら”という看板の通りに歩いてきた。上を見るとここが便所であることを示す看板が電信柱にぶる下がっている。しかし肝心の便所が見当たらない。
商店街の一角だが、ここだけ店舗がなく空き地になっている。その空き地には大きな土盛りがあり、その上に墓石のようなものが建っている。
その土盛りの傍らに携帯電話で大声で喋っているおばさんが一人。何かがなくなっていると言っている。墓石と思われたものは石でできた個室便所のようで入り口の取っ手のところに白いビニール袋がくしゃくしゃになってぶらさがっている。

私は「これではないのですか?」と白いビニール袋を指差しながらおばさんに聞いた。おばさんは携帯電話で大声で喋りながらそのビニール袋をひっぺがすと走り去った。
墓石の個室便所は、いつの間にやら便器のみとなっている。石でできた和式便器。周りに覆いはない。
しかたがないので、ズボンとパンツを脱いでそこにしゃがもうとベルトを解きかけたら、横から一人の男(推定年齢46歳)が現れ「先にさせてくれ」と言って素早くパンツを下ろしてしゃがんでしまった。
彼の尻を凝視していたが、見てはいけないのだろうと気付き横を向く。男が用を済ませ去った後、私はズボンを脱ぎパンツを下し石の便器に跨った。商店街を歩く人々を眺める。商店街を歩く人々は私の大便スタイルにはまったく無関心。

恥ずかしさは皆無だが、私の便意はすっかり消えていた。



起床 6:04

2015/11/08

(No.2401): 今世紀最大の急制動。


先週朝の出来事。井の頭通り上り車線、永福町駅付近を筆者は六級改号と呼ばれしDUCATI M696+にて左側車線を駆っていた。右車線は四輪がほぼ等間隔で流れているいつもの風景。筆者の走っている左車線はガラガラで前方は先まで見通せる。
永福町大勝軒を過ぎてその先の交差点のところで、左側歩道に手を挙げているおばさんを見る。タクシー呼び止めの挙手であると瞬時に判断したのだが、そのタクシーは視界にない。刹那、筆者の右後方からものすごい勢いで黒色タクシーが左車線の筆者の前へ無理矢理割り込んで来た。

今世紀最大(当社比)の急制動。
筆者が二輪免許を取ってから、公道で初めて体験した。スリップを。客乗せで停車したバカタクシーの後方数センチを残してどうにか止まった。
幸いにも転倒せず。
二輪でスリップすると普通転倒する。あともう少しスピードが出てたら確実にスリップで転倒したか、タクシーと衝突していただろう。


そのバカタクシーは客を乗せてそのまま走り去ってしまった。客のおばさんがタクシーに乗るとき筆者を一瞥してた。こちらは放心状態のまま虚空を見つめている。怒鳴ることすらままならぬ。
我に返り、走りだそうとしたらエンスト。ギアが4速に入ったままだった。1速に戻すのも忘れたくらい。

二輪の場合、広角視野+五感総動員での運転を心掛けているが、さすがに右後方から回り込んでの前方塞ぎバカタクシーには対応が困難である。視界内のタクシーは客乗せがいつ発生するかわからないのでいつも注意しているのだが、今回ばかりはその警戒網の外だった。教訓。

二輪運転する方は視界外から突っ込んで来るバカタクシーにくれぐれもお気をつけください。



2015/11/06

(No.2400): 11月ライブの支度(其の参)


deweyのライブでは上手側の筆者と下手側のtaira士の操るMacBookProで走るAbletonLiveがMIDIで結線されている。筆者をテンポマスターとしてtaira士のLiveと同期している。従って、両者のプロジェクトファイルの構成は同じになっている必要がある。
我々のLiveでは主にアレンジウインドウでタイムラインを中心とした組み方をしているため、つまり拍やBPMはもちろんのこと、バックトラックへのリアル仕込み分の配置も小節数がきっちりと合っていないとダメなのだ。合ってないとばらんばらんになってめちゃくちゃになるのだ。
ライブ前の仕込み準備アンド個人練習期間ではオリジナルのプロジェクトファイルを元に各人が趣向を凝らし泣き喚き嘆き絶叫しながら完成させるのだが、今回の11/29用のプロジェクトファイルはBPMの設定位置の変更やらバックトラック自体の開始位置の変更やらなんやらをメールでやりとりしただけなのでスタジオで合わせる時にギッタギタになってズッレズレになっている確率は中央線が遅延するよりも高い。

そうこうしているうちにいくつかのオファーを頂戴する。本当に有難い。
こんなうだつのあがらぬ廃中年廃初老の電子雑音ユニットdeweyを誘って頂き感謝でござる。

2015/11/05

(No.2399): 東池袋からJR中野駅まで歩く


東池袋で仕事を終え、目白駅あたりまで歩くことにした。
健康のためというわけではなく、ingressを口実にぶらぶらとしてみたくなった。先日はやはり池袋からの帰り、大久保まで歩いたっけ。今日も疲れなかったらそのあたりまで行ってみよう。
前回はずっと明治通りを歩いたので今回は裏の住宅街の細い道などを歩きながらハックしようとすぐに明治通りから逸れた。

西武線をくぐって、あれ、またくぐって、あれれ元に戻ったのかと思ったら正面になにやら歩道橋のような階段がある。どうやらこれで山手線を渡れるらしい。渡ると山手線沿いの道。少し先にもう目白駅が見える。

目白駅前の交番前でingressやりながら、傍にいきなりのくだり階段があって、降りると目白駅ホームの真横の道。あー電車から見えるところってここだったのか。そこを線路沿いに歩き、新目白通りを渡り、神田川を渡りすると、正面に学生の団体がぞろぞろと歩いている。皆、中国語を大声で話している。細い路地、場末感満載の食べ物屋や飲み屋などが渾然一体となったカオス的な雰囲気の中を歩いて行くと、カッコンカッコンと卓球の音がする。見ると角に卓球場。
その角を曲がり突き当りが早稲田通りだった。高田馬場駅の真ん前。
早稲田通りを右折した。
これはもう、ショートカットして中央線沿線まで行こう。中央線なら都合も良い。ここから一番近い駅は、東中野か。
早稲田通りを歩く。ひたすらに歩く。
小滝橋の交差点は右折し、なおも早稲田通りの人。落合駅の近辺で、へとへとになって小休止。

このあたりを左折して行けば東中野駅に出られる。しかし、中央線に乗るためには結局中野以降で乗り換えなければならぬ。それならいっそ中野駅まで歩こう。しかし、一旦どこかで休もう。目の前の山手通りとの交差点にマクドナルドを発見。飛び込み、マックシェイクバニラSを握りしめて椅子に昏倒。

20分ほどすると復活したので、出発。早稲田通りをぐいぐい進み、ヘビーシックの下見でもしようかとも思ったが、足ががくがくになってきたので、こりゃ早く電車に乗らないとやばそうだ。早稲田通りを離れ中野駅方面へ左折、線路に突き当てって右折し線路沿いの道を行くとやっと中野駅に。

8Kmとか9Kmとか歩いたんじゃねーのと思ってみたら、全行程距離 6.7Kmほどだった。
iPhoneのヘルス万歩計は16,810歩だった。


歩いたルートは以下の通り。








2015/11/03

(No.2398): 11月ライブの支度(其の弐)


deweyのライブは粗忽な二名をステージ上手側下手側にハの字に配し、その後方へ映像を投影し、ひょろひょろとした電子音と暗澹とした光と後ろ指を指される変態軍装でご機嫌を伺うといった、一体君達のやりたいことは何なのだ的塩梅式で繰り広げられていることは周知であるが、次回11/29ライブでもその抜群の信頼性を貫かんとセットリストに応じた新しい投影映像を作っているのであるが、得体の知れない力に動かされ、うむこの曲は昭和30年代だ、ほらなんか絵と音を合わせたら古(いにしえ)からそうだったような安定感があるようん、などと何の神経がどこに絡まってしまったのか勢いでバタバタと編集作業を終え完成映像をtaira士へ送り付けたのが一昨日の夜。

返信を見るのを躊躇い
今わたくしはすみやかにMacの電源を落としたところです。