2023/09/08

(No.2643): 床屋を訪なう。(奮闘編)

若干の「男はつらいよ」風サブタイトルを装ってみた。

今回は(今回も)筆者の完敗だった。
そもそも最初のイベントで大敗したのだ。

いつもの床屋さんを訪れたのは平日の夕刻。
月末のせいなのかお客さんで混んでいた。
今回もアノ大柄な店長っぽい理容師さんだった。

椅子に座った最初のイベント儀式として、
温かいタオルで頭髪を蒸すのだが、
頭に巻かれた白いタオルは「温か~い」じゃなくて
熱湯茹でたて「激熱ッ!」だった。

しかも、普段なら頭に巻いてから、
垂れ下がった余分な部分を
耳の上あたりで巻いて直接耳にあたらないように
整えてくれるのだが、
なぜか今回は余分な部分をそのままにしてるものだから
両耳に激熱タオルが触れているのだ。
耳が火傷する!
「あっつ!!」
熱さで悲鳴を上げるところだった。

髪を蒸らす時間が必要なので
理容師さんはすぐにその場を離れてしまった。

これはマジで危険だと思い、耳のタオルを自分で外そうとしたら
手がケープに阻まれて動かなかった。
手を外に出すのも気が遠くなりそうな動作に感じられた。
万事休す!熱ちっ助けてぇ~! と叫ぼうとしたら
理容師さんが、スンッとタオルを取ってくれた。

その刹那、苦痛から解放された安堵感と
こんな雑な扱いされた僕って、、と思ったら
笑いがこみ上げて来て止めることができなかった。
ぐふへふふふぐふふふ
と笑ってしまった。しっかりと。
完敗した。

笑い顔を見られないために下を向いたら
ぐいっと顔をあげられた。
理容師さんは不審な目を筆者に注いでいる。

いつもはもっと長い時間タオルで髪を蒸しているのだが
きっとお客さんが多くて立て込んでいるので
蒸らす時間を端折ったのだろう。
逆に助かった。。


この後も数回にわたって「口角が上がる」「薄く笑う」出来事があった。
詳細を記すと長文になるので省略するが概ね以下の事象であった。

・洗髪 →ろくに拭かずに上体を起こすからびちゃびちゃ服が濡れた
・マッサージ →痛いのは承知の上だが今回はほぼ殴打
・髭剃り →力で押し付けて且つ超高速なので痛いし危なっかしい


この床屋さんは、雑なところもあるけど
どの理容師さんも散髪自体の技術は高いと思う。
とはいえ一般の感性をお持ちの人は、
上述のような仕打ちをされたらもうこんな床屋行くもんかと
怒り出すかもしれない。
それでいてここの床屋さんはけっこうお客さんが多いのだ。
素晴らしい。


まったく富士急ハイランドよりわくわくする遊園地だ。
次回が楽しみだ。


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