2016/05/31

(No.2458): 恒例パンダリーノ巡


2008年の初回から毎年参加しております。あ、いや2012年は不参加でしたのでその年以外は毎年参加のパンダリーノ。今年で8回目。パンダリーノは来年で10周年ですね。

君は毎年参加しているからさぞ顔見知りやパンダ仲間も増えたことだろう、と推測の読者の皆様、一人も知り合いはおりません。8回も参加してるのに。パンダリーノはそういうのも全然アリなイベントなのです。

今年は全部で285台。広大な芝生の敷地にパンダ1、2、3に区画分けされて奇麗に整列して駐車します。毎年見ていますがあり得ないほどのパンダの群れにその視界は壮観です。

パンダリーノの時間割は開会式と午後の玉入れ大会(※)〜閉会式くらいであとは全て自由時間なのです。(玉入れも強制ではありませんが)
自分のパンダの後ろのスペースはタープやテントを張れるくらいあり、そこでテーブルだして酒盛りする人や簡単なバーベキュー的なものをやる方までいます。(直火は使用禁止)皆さん思い思いの過ごし方をします。
仲間でわいわいやる方々もいる一方、たくさんの新旧パンダの群れの中を目を細めながらつぶさに観察して、ひっそりと楽しむわたくしのような人もそれなりにいるのです。









来年はジウジアーロ氏ご本人を召喚するという主催者様の冗談も実現するような気になってしまうパンダリーノ、また来年。




(※)玉入れ大会
パンダ1のキャンバストップの天井からパンダ車内へ一斉にボールを投げ入れるゆるい競技。エントリー者の地域を都道府県をベースに5チーム(5色)に分け、地域に属する色のボールを投げ入れるパンダリーノ恒例の名物コーナー。
優勝したチーム全員には賞品がもらえる。


この写真は2015年パンダリーノから
Copyright PANDARINO EXECUTIVE COMMITTEE. All Rights Reserved.





2016/05/25

(No.2457): 6月ライブの支度(其の弐)


拙新曲のライブ用映像を制作するために、拙iPhoneにて撮り溜めた動画クリップをかき集めMacBookへ展開する。
この新曲はコンセプトがある。それは「色」だ。しかも色を持たない事象や情動に感覚としての「色」を持たせるという。そんな能書きである。

であるからして色に関するそれを念頭に置き、事あるごとに動画を撮影していたのだが、今こうして俯瞰してみれば、まったくコンセプトなど度外視の所謂無節操なるクリップのみが散在している様子をわたくしは目を細めて心穏やかに見ておりますお元気ですかエフオピです。わたしは元気です。


ところでこの曲はウェールズ語で作詞しボコーダーにてウェールズ語の発音で歌う(しゃべる)のです。ライブ映像ではやはり唄うタイミングにて文字を表示したい。そこへ持ってきてこのウェールズ語というのが一筋ではいかないアレで、解りにくい発声タイミングを調整しながらえいやっとやるのですが、しかし結局はテキトーに配置する所業に邁進しております。
お、うまくいったーやたーという偶然は必然となります。


時を同じくして相方taira准将より「ごめんライブ曲のデータ消えた」との報が届き、なるほどですねー え?え?と二度見する事態に窮していると「もう一回打ち直している」とtaira准将が高いモチベーションを発揮していたので、どれわたくしも曲間に何某かのノイズでも埋めておこうかと手慰みを始めようとしていたら7月のライブがスケジュール上から霧消したのでリスケ的な塩梅式を八方へ投げかけている僕らdeweyの近況です。


今んとこ決まっているdeweyの生唄&機械唄電子音楽テクノギャニュギャニュライブは以下の通り。

- 2016.06.18(土) 秋葉原Cypher
- 2016.08.23(火)四谷LOTUS


詳細はもちとしたらー



2016/05/20

(No.2456): 行きつ戻りつ「ひかりのうま」陸路編


気付けばもう19時を廻ってしまったので大久保「ひかりのうま」へ行くためテキトーに仕事を切り上げる。今夜はお世話になっているオーガナイザM嬢主催の「アカシックレコードの夜 Vol5」なのだ。COHERENCEさんや村上ユカさんが出るのだ。

大久保「ひかりのうま」は仕事場から歩いても行けなくもないのでどうしようかなーと逡巡する。なぜならば本日は拙バイク(名称:六級改号(DUCATI M696))出動であるのだ。
「ひかりのうま」とは反対側になるが大久保駅北口から徒歩数分の場所に良きバイク駐車場(エコステーション21 大久保駅前駐輪場)が存しているので、ここはひとつアレだバイクでブロロンと繰り出してそこの駐車場へダバーっと入れりゃ丁度いい塩梅式じゃぁないかねえ君。

あ、でもあすこの駐車場のバイク駐車台数は5台だからもし満車だったらどうするか、いやそんなことは考えますまい、もう19時も廻っておるし1台くらいは空いているだろう、うんきっと空いているさ、カンラカラカラ、などとプラス思考全開で想いを巡らせていたらあっという間にくだんのバイク駐車場に到着。

満車
しばらく立ち尽くす。(実際はバイクに跨ったままで)
案の定。

まさかこの辺りに乗り捨ててゆくわけにもいかないので、どこかに停める場所を探さなくては。
バイクなんだから歩道とか道の左側とか適当な場所に停めればいいじゃんなどと思っている諸兄は勘違いをしておられる。今はバイクもちゃんと駐車場に停めなければ駐車違反になります。何より歩行者や車の邪魔になります。

この辺りで他にバイク駐車場で知っている場所といえば、そうだ、知る人ぞ知る歌舞伎町のど真ん中新宿ロフトの隣の東宝シネマズビルの地下だ。(タイムズ新宿東宝ビル地下駐車場)

踵を返し、歌舞伎町の東宝シネマズビルを目指す。たしかあすこも5台かそこらだったと思うが一か八か、どわりゃーと勢いで駐車場へなだれ込むと係のおじさんがにこやかに歩み出ておっしゃる。

「あー、すいませーん、バイク満車でーす」

「ですよねーはいはいー」と応答。
案の定。

まさかこの辺りに乗り捨ててゆくわけにもいかないのでどこかに停める場所を探さなくては。さうだ、さつきの大久保駐車場がひょっとしたら空いたかも知れぬ。戻ってみやう。
踵を返し、再びエコステーション21 大久保駅前駐輪場へブロロンと向かう。


ふつーに満車
ん?しかも駐車No4のバイクがさっき停まってたバイクと違うんじゃないか? 私が歌舞伎町へ行っている間に空いたってこと? そこへ他のバイクがスッと入っちゃったってこと? ねぇスッと入っちゃったってことねぇスッと入っちゃったってこととゆっている。


どうする。大久保にいるというのにこのままおとなしく仕事場まで戻って出直すか。電車に乗っても二駅だし、いやまてよ少しでも大久保に近いバイク駐車場なら、うーんと、この場所からなら、新宿マルイアネックス、WALD9ビルの前のバイク駐車場だ。全然近くない新宿三丁目だけど。(エコステーション21 新宿三丁目自動二輪車駐車場)
この際あすこでいいか。あすこは10台以上停められるしいつも空いてるし。踵を返し、こんどは大久保から新宿三丁目へブロロン移動する。


空いてた。
バイクを駐車し、新宿三丁目から大久保「ひかりのうま」までてくてく歩く。

というわけで結局、20:20くらいに「ひかりのうま」到着。
既にCOHERENCEさんのかっこいい演奏が始まってた。


こんなことならハナっから歩いて来りゃよかった。
うきー


2016/05/15

(No.2455): 観念の仕業と八畳のエレベーター


天井の高いエントランス。どこかのリゾートホテルか。行き交う人々はみな半袖で軽やか。大きなエレベーター。八畳くらいはあるだろうか。そこに数人乗っている。私も乗る。
登って行く。外が見える。乗った時は箱形状だったのに、ガラスのようなもので外が見えるようになっていたのかと気付く。このリゾートホテルは入江の脇に建っているのか海の波が意外と近くに見える。でも上に登っているのにこんな感じで見えるのかと思う。
いつの間にか白いテーブルの椅子にわたしは座っている。隣にtaira氏がいてお酒を呑んでいる。前に見たことのあるバーボンっぽいやつを飲んでいる。そしてわたしに申し訳なさそうにこう言った。
「7月の◯◯日まで仕事が立て込んでおりライブに出られなくなりました」
ぎょえーと絶句するも逆算してみると確かに難しそうだなと思う。(何を逆算したのかはもう思い出せない)
「わかりました、それではなんとか頑張ってみます」
と言ったものの、一体どうやって間を持たせようかと考える。
そうだedieにお願いしてMC307をやってもらおうと思うのだが、横断歩道の信号は一向に青にならない。


猛烈な尿意で起床。





2016/05/12

(No.2454): 幽寂四輪歴


もう幾度も綴ってはいるが筆者の四輪歴の今再びの晒し。
今回は乗っていた長さもなんとなく表わしてみる。且つ(  )には変速機種類、加えて2サイクルの場合と空冷の場合はそれを記した。

年  車種
1981 スズキ フロンテクーペGXCF (4速MT/2サイクル)
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1983 トヨタ マークII 4ドアセダン (4速MT)
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1983 ミツビシ ランサーセレステ (5速MT)
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1984 スバル R2 (4速MT/空冷/2サイクル)
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1986 ホンダZ (4速MT)
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1986 ホンダ N360 (4速MT/空冷)
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1987 Volkswagen Type3 (4速MT/空冷)
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1988 Renault 5GL (4速MT)
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1989 Austin Rover Mini Mayfair (4速MT)
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1992 Rover Mini Mayfair 1.3i (4速MT)
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1996 Rover 200 (4速AT)
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1998 Volkswagen Polo (5速MT)
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2005 FIAT Punto HLX (6速AT)
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2008 FIAT Panda100HP (6速MT)
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(2016 継続中)




こうしてみると一番長く乗ったのは、現在も乗っているフィアット パンダ100HPで現在9年目である。次いでフォルクスワーゲンポロ、とミニがそれぞれで8年づつ乗った。
ミニは1989年からだが1992年にはインジェクションのミニに乗り換えている。ちなみにミニからは新車だ。それ以前のクルマは全て古いクルマばかりだった。

最初のクルマのスズキフロンテクーペは排気量360cc水冷3気筒3連キャブ2サイクルエンジンをリアに積むというマニアックなクルマ。大学1年の時に24万円を24回払いで買った。1972年型だったと思う。3年ほど乗って友人に売る。
トヨタマークIIは知り合いのおじさんから譲り受けたが、すぐにクラッチが故障、ドアのヒンジが破損して廃車。
ミツビシ ランサーセレステは母親の友人から譲り受けた。冷却水が室内に大量に漏れて暖房が効かなくなり、冬を前に廃車。
スバル R2は排気量360cc空冷の2気筒2サイクルエンジン。別の知り合いのおじさんから譲ってもらったクルマだが当時で既に15万キロくらい走った個体だった。
そのスバルR2はホンダZを買う時に下取りにした。たしか清瀬の360cc専門店。ホンダZはリアガラスから雨漏りが酷く、最後は発電機が故障し取り替えても調子が直らず、同じく清瀬のクルマ屋へ下取りで出す。
そしてホンダ N360を購入。空冷、2気筒で4サイクル。昭和43年型くらいだったと思う。プラグのネジ山がバカになりかけて焦る。360ccだとそろそろ限界を感じる。
ホンダ N360を清瀬のクルマ屋へ売却し、フォルクスワーゲンタイプ3を旧保谷市の中古欧州車屋にて購入。このフォルクスワーゲンタイプ3が筆者のクルマ史上最悪なコンディションだった。
納車日に燃料パイプが割れて燃料漏れから始まり、原宿の交差点の真ん中で1回、渋滞中の中野付近の青梅街道で1回、それぞれエンジン不動。最後はギアが1速しか入らなくなり廃車寸前。
その中古欧州車屋がフォルクスワーゲンタイプ3を高価で引き取ってくれたので同じ店でルノー5を購入。初めての左ハンドル車。これは特に故障らしい故障はなかった。コンデンサが壊れてプラグ発火がおかしくなったのとギアの台座が抜けてスカスカになったことぐらいだ。(汗

もう古いコンディションのよくないクルマはだめだ。金かかるし遠出できないと思い、むしろ新車を探す。ミニに琴線を弾かれる。
先頭に戻る。





2016/05/09

(No.2453): 6月ライブの支度(其の壱)


taira准将作と筆者作のdewey新曲のあれこれを、それぞれが音を足したりしながら、且つライブでの演奏を考慮してバックトラックを組み上げていくフェーズ。

taira准将作の楽曲にブーミーな低域と高域エッジの効いたキックを打ち、へっへっこいつぁいつになくグルービーなリズム隊になりやした、と鼻の穴をふくらましながらエフオピリズム入り仮ミックスwavをtaira准将へ投げたその翌日、たわけ拍が取れぬわMIDIのままよこせとゆっている直すから、と華麗にダメ出しをされたので御意と頭を垂れながらプロジェクトファイルを暴投、taira准将直し後返ってきたファイルを鳴らすと低域はきっちり残ったままでリズムパターンは修正されていた。なるほどこういう解釈だったのかと合点がいった。

dewey楽曲は各自のソロ作品をただ集めているわけではないが、曲単位の主導なプロデュースについては概ねその曲の作曲者が担当している。だから音が足された自曲に対してはそれがdewey範囲内であるかというジャッジが実践され、そうして最終的にdewey化が完了するのである。


taira准将の創る曲はどちらかというと上もの重視であり、メロディ、コード、あるいはシーケンス、ノイズなどが幾層にも重なった重厚さを持つ。加えてリズムスタイルは特徴があり複雑なポリリズム形態をとりながら甘いクオンタイズ感が独特のグルーブを得るが、ミックスバランスは割と奥に置かれる。

翻って筆者曲はそれとは逆にリズム重視でありミックスバランスもドラム系を基音として行う傾向がある。特にキックを聴かせる(効かせる)ために周囲の音を抑えることが多い。そして持続音で空間を埋めることはあまりしない。基本音は薄い。スッカスカ。
だからそこにtaira准将の旋律やコード感が加わると一気に画素数が増える快感がある。実はこの凹凸具合がdewey楽曲の妙なのだろうと分析する。


そしてライブではそれに両者の生演奏やリアルミックス、或いは歌唱の一期一会的な音が加わることでdeweyライブが完成する。オーディエンスの皆様は完成されたdewey楽曲を聴くことになるのでこうなるまでの過程を知る由もなく、それがまた愉しい。


(其の弐へ続く)



2016/05/05

(No.2452): 1,200km


三千の総本と名高いコアは三つの山で著されるがその三山に於いてもさらにルーツにあたる岩へと続く道。






人をしてラルゲリュウスとの呼称も或いはそう遠からずなどと密かに想う八咫烏。






注文後になぜうどんにしなかったのかとふつふつと後悔するも”めはりすし”の美味さに帳消しと相成る。






はや寿司と相性の合う中華そば。ゆで卵とはや寿司は自由に食べられるが勘定の時に自己申告する。






道標。この道標にたどり着くだけでも一苦労は覚悟。






朝の喫茶店、アイスコーヒーの注文にトーストゆで卵ヨーグルトが付く。






門番さん。(右下に)






著者近影: