2015/12/30

(No.2417): dewey遍路の旅(ライブ報せ含みのアーカイブ公開編)


deweyの前作CD「オルドビスの遺産」に収録していたある曲をリアレンジして今一度ライブでやってみようという打ち合わせから3週間、taira曹長からリアレンジされたラフ音源が送られてきたので試聴するも期待以上の出来に身内とはいえ今更ながら脱帽する。
deweyは各自作った曲に相方がそれぞれ音を足すことでdeweyの楽曲として成立させている。特に筆者がベーシックトラックを作ったへろへろ曲においてはtaira曹長の創り出す音が加わらないとどうも今ひとつ皮が剥けないのである。つまり”deweyの音”にならないのだ。

ところで、deweyは来年2016年で結成10周年を迎える。
これまで続けてこれたのもやはり諸事補完しあえるtaira曹長との居心地の良いコンビネーションの賜物であり、それを見守ってくれた関係者の方々、オファーを頂けるオーガナイザの皆様、そして何よりライブに来て頂けたりお聴き頂いているお客様あってのものだろう。感謝でございます。


そういえばdeweyを始めた頃どんな記録をつけていただろうかとアーカイブを漁っていたら見つけた。
面白いので(筆者が勝手に面白がっている)ここにまとめて掲載する。


第161話 密の巻 (初回の密会 2006/6/10)

第236話 「新ユニットの真髄」の巻 (初スタジオ・ユニット名もまだない頃 2006/8/25)

第252話「命名のユニット」の巻 (dewey命名直後 2006/9/10)


最初のコンセプトはtaira曹長のトラックに筆者の生ドラムを絡ませるエレクトロアブストラクトホンダラダッタホイホイ的なアプローチだった。
数年でドラムは挫折し、元々の電子楽器機材つまみフェーダ鍵盤いじくり系に戻るのだった。


そんな結成10周年の年のライブ初めはこれです。


2016年1月15日(金)
四谷Lotus

【NONSTOP CIRCUS vol.6】
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥1500 / 当日¥2000(ドリンク代別途¥600)
出演:
She,in the haze
ザ・モンキーフリップス
Jeuli-Joie
LVA HELA
dewey


deweyは3番目 19:40からです。
なにとぞよしなに。

2015/12/25

(No.2416): 今週の出来事(脱力編)


月曜日
新宿三丁目某イタリアンにて「アカシックレコードの夜」主催M様とdeweyの密会の儀でありまして、過日中野ヘビーシックゼロにて行われたヒラサーさんトリビュートチックライブイベント「真昼図鑑」での我らdeweyのゴミ拾いライブ映像を収めたDVDを頂戴するためではありましたが、お着物姿の華麗なM様を囲みどーか次回もそのなんですデユーイをまた使ってくださいぐへへへへオン願い上げ奉りながらM様の靴を舐める妄想を働かせる壮中年二名でございました。


金曜日
なんとか段取りを付けて”ひかりのうま”「東京電極」を訪いました。実はdeweyでオファーを頂いていたのですが諸々の事情によりお応えすることが叶わずしかしなんとかお客さんとしては顔を出すことができたという塩梅式なのです。古くからの知り合いの方が新たにWUUNというユニットで出られるというのもあり、ましてchinaproveさんcoherenceさんなど顔見知りの方々も出演されるとのことで楽しみにしておりました。
入店後、しばらくして黒のお召し物のお綺麗な女性がおいおいと近寄ってきましたのでおおっとまじまじと見たらM様でありました。いつもの眼鏡を掛けていなかったので最初わかりませんでした。そんで、チャーシューをもらいました。
ソファーには葉介さんもいらっしゃるし、DJはななをさんだし、もう何この安心感。

WUUNさんの超絶エグい電子音にリアルサンプリング変調ボイスループにやられました。飛び跳ねる転がる。うんいつものトラッシュシュガーライブ。
心残りはcoherenceさんのライブを見られなかったことです。。


2015/12/21

(No.2415): dewey以前(脱力編)


stereogimmikの頃から筆者をご存知の方は最近(といってももう何年にもなるが)平沢さんカバーやらを組み入れて音楽の方向性が変わったのかとお思いの方もいらっしゃるかもしれない。
なぜならdewey以前、(最初はdeweyと並行してもやっていたが)stereogimmikというテクノユニットではいわゆるクラブ対応の楽曲をメインにライブをしていたからだ。とはいえ分かりやすい4つ打ちというものでもなく、標榜するのはmouse on marsのような非線形な電子音塊ビートであった。今でもこの嗜好は変わっていない。

ところで筆者はそれよりももっと昔、インターネットの普及前90年代初頭に「東京エンジン」という平沢さんのカバーもやるバンドをやっていたことはあまり知られていない。渋谷クロコダイルともう一つ名前失念のカフェでライブをやっただけだったが。
「東京エンジン」では「ハルディン・ホテル」、「バンディリア旅行団」、「金星」、「嵐の海」、「ヴァーチュアルラビット」そして「FGG」を演奏した。
メンバーは3人で、バックトラック+シンセ(筆者)、ベース、ギター+歌だった。ちなみにギターボーカルはハードロッカーの男でライブのとき「ハルディン・ホテル」の”トルヒーヨのハルディン”「まで、行きませんか」というセリフの部分を「までいくぜー!」と絶叫したのを覚えている。
そしてこの男は今、某IT企業で統括本部長の職にある。



その前、80年代後半、筆者はiCONOMIXというテクノユニットをやっていた。
このバンドの思い出といえば大晦日の夜、NHK近所の代々木公園脇の歩道で発電機とアンプを持ち込んで無許可で路上のテクノライブをやってたら警官にひどく怒られたことか。


- - つづく - -

2015/12/18

(No.2414): 最初のライブとかの記憶とかの


ボクの初めてのライブは1982年か83年だったか。大学2年か3年のとき。場所はライブハウスではなく友人の別荘だった。20人くらい集まった何かの(忘れた)パーティで、当時音楽制作仲間だったKくんと二人でYMOのコピーバンドをやったのだ。

YMOのコピーといっても一般の人が思い浮かべる「ライディーン」だとか「テクノポリス」だとかあるいは「東風」だとかのテクノポップじゃぁなくて、「バレエ」だとか「カモフラージュ」だとか「音楽の計画」だとか「マス」という”ポップではないテクノ”のアルバム「BGM」のカバーをやったんだ。確か、TR808を別の友人Tくんから借りてさ、SH101とカシオトーンとギター(Kくん担当)で演奏したと思う。

今思うと、むちゃくちゃだったなー。「バレエ」なんかさ、もうカバーというよりはぜんぜん別の曲になっちゃったし。なんせ基本的には同期できなかったので、TR808で打ち込んだリズムだけ流してさ、あとはぜーんぶ手弾きなんだもん。TR808からチッチキチッチキっていう例のハットのパターンを出してね。
当然バックトラックもなかったから、SH101はモノフォニックだしスカスカ状態でさ。カシオトーンはあったけど同時に弾けないわけだから、もうそりゃ酷いのなんのって。
でもギターの厚みが心強かった覚えがあるな。ギターはエレキギター(型名知らぬ)だったからアンプを持って行ったんだけど、何か小さいやつだった。片手で持てるやつ。それから思い出した、電子楽器はKくん所有の大きなベースアンプを持って行ってそこから出したんだった。ベースアンプがデカすぎてねぇ、当時乗ってた車(確か記憶ではこのときは三菱セレステ)がぎゅうぎゅう詰めで機材を運んだんだ。

ライブハウスでの初ライブはたぶん新宿アンティノックだったと思う。1984年か85年か。吉祥寺のライブハウス、名前も忘れたし、もうなくなった?、そっちが最初だったかも。やった曲は同じくYMOのカバーとオリジナル曲を少しやった。このときはたしかカセットにバックトラックを入れて流したんだったか。Kくんともう一人入れて3人でやったと思うんだけど違ったか。うーん何故かあんまり覚えていないなー。
そうそう、このとき対バンの人からYMOのこんな曲(BGMとかの)やってる人初めてみたよ的なことを言われたのはよく覚えてる。

あれから30年。
未だにライブやってるとは。

そんな僕の所属するdeweyの次回ライブはこれです。

2016年1月15日(金)
四谷Lotus

【NONSTOP CIRCUS vol.6】
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥1500 / 当日¥2000(ドリンク代別途¥600)
出演:
She,in the haze
ザ・モンキーフリップス
Jeuli-Joie
LVA HELA
dewey


deweyは3番目 19:40からです。
30年もやってるけどぜんぜんまだまだひよっこです。


2015/12/15

(No.2413): deweyの由来はポラリ語とライブ報せの夢


先日のdewey納会の折taira曹長からMacBookのデスクトップに置いてあるデータとかはクラッシュすると復元困難になるからくれぐれも置かないようにという話を聞き、なんですとあたくしなぞはもうライブで使う大事なdewey用AbletonLiveセットなぞを全てデスクトップ上に置いておりますれば、あたくしはもうすっかりと踵を返してすわこうしちゃおれんと全て書類フォルダの中へ移動し今はMacintosh HDしかデスクトップにゃあーりませんこんばんわエフのオピと申しやす。

ほほーMacBookになっても「Macintosh」という 名は健在なのだということをデスクトップを掃除したら、改めて発見したのである。ねぇねぇキミ、MacBookProの Macってマクドナルドじゃないんだよ。マクドナルドって英語発音だと、マクダナルd(ダにアクセント)ってなるよね。「なる」って。



ところで最近deweyを見知って頂いた方の中にはdewey[デューイ]って名前そもそもなんなのだろうかとお思いの方もいるかも知れないっていうかそん方いないと思うけど、とか言いながら半ば強制的にdeweyの名前の由来についてはこの「(No.2320): dewey[デューイ]の命名由来から」を参照されたし。


そんなdeweyの次回エレクトロニックひょろひょろライブの詳細が出ました。


2016年1月15日(金)
四谷Lotus

【NONSTOP CIRCUS vol.6】
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥1500 / 当日¥2000(ドリンク代別途¥600)
出演:
She,in the haze
ザ・モンキーフリップス
Jeuli-Joie
LVA HELA
dewey


deweyは3番目 19:40からです。
新曲(旧曲をリメイク)を加えたセットで四谷ロータスさんにてニャギャニャギャな映像とバギョバギョのテクノ音楽でお送り致します。です。
twitterのリプかDM、メール(オフィシャルサイトにメアドあり)でご予約承ります。

何卒よしなに。




2015/12/11

(No.2412): あれから6年。4万キロを超えた。(目にみかんの汁を飛ばしながら)


2009年12月というから今を去ることちょうど6年前、それまで駆っていたスーダラモンスター四百之介左衛門号(別名DUCATI Monster400)を降りこの六級改号モンスター之介左衛門号(別名DUCATI Monster696+)に乗り換えた。

あれから6年。総走行距離は4万キロを超えた。現在は40,200kmまで進む。
40,000km記念撮影のやつ↓




クルマと違ってオートバイの4万キロというのは走っている方だと思う。
バイクはクルマよりも趣味性の高い乗り物である。なぜならクルマはクルマに興味のない一般人もフツーに免許を取って、生活や仕事に必要だからという理由でクルマを所有運転する場合もあるのに対し、バイクはその免許取得自体のモチベーションがそもそもクルマのそれとは異なり所謂「バイク好き」という人々に限られるし、一部の業種を除いて生活や仕事に必要だからという理由で所有運転するケースは少ないと思う。

だから一般的にはバイクは休日のツーリングなどの単発的な走行が多く、従って数年所有していても距離数はさほどでもない場合が多い。
それはバイク中古車販売の走行距離を見れば一目瞭然であり、すなわち数千キロからせいぜい2万キロくらいが目立つのだ。販売中古バイクで4万キロも走っているのはあまり目にしない。1970年代のクラシックバイクで走行距離6万キロというのを見かけたことはあるが、それにしたって40年は経っているバイクなのだ。

筆者は6年で4万キロを越えてしまった。その間、各種消耗パーツの交換などは枚挙に暇なく、この6年間のパーツ代と工賃を積み上げればもう一台バイク(国産400くらい)が買えるのではないだろうか。それくらいにメンテナンスを施しているので、4万キロ超の車体でも悪いところはほぼほぼない。

しかし、先日オイル交換した際、エフオピさんもう4万キロだからちゃんと点検したほうがいいですよとドカ屋メカさんに諭され、1月初旬には12ヶ月点検で入庫することになり候。
そこで前から気になっていたフロントのブレーキディスクローターが全交換にでもなった暁にはdeweyのCD120枚くらいの金額になり候。
でもそんなに作ってないしCD。

いやいやこれからも駆り続ける所存故、金の工面をなんとかアレし消耗品パーツをば綺麗にすっぱりと交換し目指せ10万キロと祈り誓って候。



草々

2015/12/07

(No.2411): dewey納会の儀(変容編)


先週金曜日、新宿の或る飲茶屋さんにてdewey納会。このお店は8年ほど前、taira曹長と初めてdeweyお茶会合した際のお店なんである。そんな感慨深いお店にて2015年のdewey諸事大反省会を粛々と執り行うにあたり、今後の展望を踏まえながら如何に恰好のよいテクノ音楽を創出し皆様に楽しんで頂けるのか、我々は忌憚のない意見を交換した。

「この長芋と豚バラの春巻きは絶品です」
「どうですこの骨付きスペアリブの豆鼓蒸し」
「この小籠包の肉汁が」
「この」
「この」


そして話題は制作環境のことに。

「Live9.5入れました」
「Live9.5入れたら読み込まれないプラグインが」
「当分メモリなしアナログモノシンセで」
「61鍵とか」


そして話題は先日のイベント「真昼図鑑」のことに。

「なんという素敵なイベントだったのでしょう」
「オーガナイザーMさんに呼んで頂いて感謝とかもう」
「村上ユカさんのCD買いましてヘビロテ」
「日比谷カタンさんのあの圧倒的な」
「メテオールさんのあの一体感的の」
「ハッチャキさんと車の話とか」


そして話題は次の2016年1月15日ライブのことに
「わー」
「旧作をリメイク的な」
「わー」
「MCもタイムライン包含的の」
「映像を」
「映像が」



dewey来年も「わー」



2015/11/30

(No.2410): 11/29 「真昼図鑑」deweyライブご報告


11月29日(日)朝9時30分、我らdeweyは中野スタジオノアSスタジオになだれ込みます。ライブ当日にいつもの機材霊障を落とすための最終レンシウを行う我らdewey。ゲネプロ的にひと回しやり終え、本番並みの意気込みでやったものですからすでに息が切れました。
「疲れました」
「帰りましょう」

いや、帰らずにそのまま中野heavysick ZEROへ。サウンドチェックを拝見しながら、もうすごい方々とご一緒なのだーと我らは襟を正しました。
思えば今年3月、大久保「ひかりのうま」にて今回のイベントのオーガナイザーであるMさんに平沢さんライブ期間中のイベントへのオファーを頂いたのがきっかけ。今日がいよいよその本番当日なのです。モチベーションがあがらないわけがありません。
そしてなんたって共演者の方々が豪華。村上ユカさん、日比谷カタンさん、メテオールさん。どうですこの布陣!



deweyは一番手。お客様の多さに嬉しくなります。deweyを知って頂けるチャーンス。とビビりながらステージに立ちます。しかもステージ前方のお客様はかぶりつきで見ているので筆者の手元が丸見えではないですか。microbruteの演奏とか音作りとかミキサーの調整とか、秘密にできない状況に些か緊張する。ます。
でもいつものようなぐにゃぐにゃエレクトロニックを垂れ流しながら気持ち良く演奏できました。踊っていらっしゃる方もたくさんいて、本当にやってよかった、嬉しいことです。

平沢さんカバーはいつもの「Forces」と作り直した「庭師KING」。数年前まで「庭師KING」は全ボコーダー歌唱でやっていたのですが今回新たにトラックから作り直しtairaさんの生歌歌唱をメインにボコーダーとの並走を試みたバージョンなのです。それと「庭師KING」の映像は昭和30年代、高度成長期の日本人の一生懸命働く姿をモチーフにしたものです。

我ら的にはほぼほぼ良いライブだったのではなかろうかーと思っていますが、唯一筆者的な失敗は「そのためのバンパー」の最終コーラスのボコーダーです。microbruteの操作に囚われて、最初の方を歌い忘れました。嗚呼楽しい。


今回のdewey セットリスト
1 Forces
2 オルドビスの遺産
3 Compexitate
4 冬の欲望
5 庭師KING
6 そのためのバンパー

ちなみに、deweyのライブはバックトラックを基本にしていますが、MIDIコントローラやガジェット楽器やアナログシンセサイザー、或いはミキサーなどでリアルタイムに様々な音を演奏したり足したり引いたりしているので同じ曲でも毎回違います。特にmicrobruteにはメモリーなどないので音作りは一期一会。


(撮影:村上ユカさん)


(撮影:葉介さん)(葉介さんいつも差し入れありがとうございます)





(撮影:Edie.S(stereogimmik))


なんだかんだでdeweyのライブが無事終わり、あとはお客さんとして共演者のライブを拝見しました。


村上ユカさん
バックトラックのオケの素晴らしい完成度、に加えサウンドエンジニアリングも秀逸でした。気持ち良く聴こえました。そしてピアノ演奏で歌唱される。お声の伸びの素晴らしさ。ライブ全体の品質の高さに圧倒されました。もう我らとはさすが格が違うねーとtairaさんと言い合いました。

日比谷カタンさん
セミアコにピックアップ、各種エフェクタ、特にボイストランスフォーマー使いでいらっしゃる。しかしなんたって、音圧の、音の分厚さ、セミアコ一つであの壮大なバッキングはすごいなーと。しかししかしそれを上回る歌唱の素晴らしさ。お声の音圧も素敵すぎる。Forces、しびれました。裏声、太い声、綺麗な声と使い分けや演出も見惚れました。


メテオールさん
メテオールさんとは今回で二回目のご一緒ライブ。圧倒的なパワーであり且つノリノリなメテオーリーの方々と渾然一体となったライブは圧巻。これぞライブという感じ。そしてやはりハッチャキさんドラム、やっぱりすごい。かっこいい!映像も楽しい。
ハッチャキさんとは出番直前まで控え室でクルマ談義で盛り上がってしまいました。本番前だったのにすいませんでした。でも筆者と同じお年頃だし、好きなクルマの系統も似ているのでお話楽しかったですー。



「アカシックレコードの夜」主催、今回の「真昼図鑑」をオーガナイズされたMさん、このような素晴らしいイベントへお声を掛けて頂き本当にありがとうございました!
kitaraを弾くMさんのお姿写真を撮影。大事にします。



2015/11/27

(No.2409): 平沢さんインタラクティブライブを訪なう(たぶんライブレポではありません)


平沢進さんインタラクティブライブに東京ドームシティホールへ訪なう。



入り口入ったところで、11/29ライブ「真昼図鑑」の主催の方でもある「アカシックレコードの夜」オーガナイザーM様と遭遇。綺麗なお着物姿におおーと感動する。しかし終演後の例の行事のことで頭が一杯だったのでしどろもどろになる。オーガナイザー様に「くれぐれも噛まないように」と励まされる。

でライブ本編。
この執筆はまだ初日ゆえネタバレするとまずいので演目詳細は控えるが、個人的には意外にテクノ色の強いステージだったと思った。それは音響の所為もあるのかしら。関係者席は2Fのバルコニー奥で天井がせり出しているところだったが低音も高音も良く鳴って聴こえた。
オーディエンスの発声でマイナーコードかメジャーコードかの判定でのストーリー分岐も初日は成功ルートで終えた。途中、映像のトラブルがあったが、それも一興。

終演後はいつものようにステージ袖の鎮Zさんの仕事場へ。向かう途中、再びM様と遭遇。「くれぐれも噛まないように」と再び励まされる。
鎮Zさんからほほーへへーとお話を聞き、その後迷路のような道順を辿って楽屋フロアへ。周辺は有名人だらけで相変わらず、居た堪れない空気。今回初めて大和久さんとご挨拶させて頂く。いやすごいっすねあのワールドセルの細部のとことかもーなんちゅうんですkー(以下省略)
そして楽屋のソファーで寛いでいらっしゃる平沢さんにご挨拶。お疲れ様でしたありがとうございましt(以下省略)それが精一杯。

帰りしな、会場の外で三たびM様と遭遇。
挨拶してきました
噛みませんでしたか
いやもうなんちゅうんですかね11/29 deweyライブ 頑張ります。



2015/11/25

(No.2408): 理想なる電子音楽スタジヨの点景


dewey下手側システムtaira士官のブログにも在る通り電子音楽を嗜好する人間ならすべての機材を結線しいつでも作業をリコールできる環境を一度は夢想するだろう”。

つまり、手の届く範囲に全ての機材を「あらかじめ」配置し、結線し、電源さえ入れればすぐに音が出せる環境のことを云う。筆者の音楽制作34年間においても、いつでも稼働できるスタジオ構築という命題は常に標榜しているものだ。
しかしこの長い年月それが僅かにでも実現できなかったのかと問われれば答えは否である。そう、一端でも実現できた状態はあった。

しかしそれは長くは続かない。何故か。分析した結果以下の二通りの理由によるところが大きい。

1 実はフレキシビリティは弱い
結線状態が創作する楽曲全てに当てはまることは、ほぼない。
つまり、楽器や機材との接続はセッション毎に接続するケースが多いのだ。MIDI機器に限らず特にアナログ機材を中心とした場合顕著である。全てをコンピュータの中で結ぶことも可能ではあるが、それでもいくばくかのMIDI機器は存在するし、しかしそれだけではあまりにも詮無い。ハードウエア楽器を加えたいのも心情。

そしてその場合、パッチベイという機材を使えばフレキシビリティは格段に向上する。(実際筆者はパッチベイを数台所有している)しかしその反面、事項で説明するがメンテナンスビリティには乏しい。当然パッチベイを買わなくてはならん。お金もかかる。

結局、上述の全機材結線では壮観な見栄えでありながら、故の繋ぎ換えなどは頻繁に発生し得る事象でありそういう所作ひとつひとつが創作活動であり愉しみであるという初々しい心も今となっては遠い思い出でなのである。


2 メンテナンスする意志の強さ
実はこれが一番重要だと思う。
如何にメンテナンス(っていうかお掃除)に時間が取れるか面倒くさがらないかが非常に重要なファクタである。つまり全機材をむき出しでさらけ出している状態。こんな状態で1ヶ月もほっぽらかしてみたまえ。鍵盤やミキサーのフェーダーの隙間やあらゆる場所には埃がうずたかく積もる。ミキサーのプラグや楽器のプラグ、ケーブルのプラグ接点はガリが出る。
埃を気にして、普段は機材の上にシーツや布などを掛けておく、といった対策も施してみたものの、それでもそれなりに劣化は進むのだ。(ちなみに現状はミキサーの上に布を掛けている)

だから、先のパッチベイなどを導入しようものならパッチベイ前面後面のプラグの洗浄はもちろん、接続ケーブルのメンテナンスなど日常ルーチンワークとして必須なのだ。筆者のパッチベイなら前面後面で合計64個のプラグ掃除をやらねばならない。しかもこれを3台とかやってみたまえ。半日は潰れる。これは極端な話で毎日やるものでもないが、それでも些か辛い。

つまり、手の届く範囲に全ての機材を「あらかじめ」配置し、結線し、電源さえ入れればすぐに音が出せる環境を継続して維持させるためには、毎日のお掃除習慣という強靭な精神力が必要なのである。
サンレコ誌ではプライベートスタジオ特集などどれも素晴らしいスタジオの写真が掲載されているが、「お掃除にかかるエネルギー」を考えたら気が遠くなりそうだ。サンレコは機材群のお掃除特集を組むべきだ。(特に精神論。如何に面倒臭がらずにやる気を出せるか、みたいな)



つまり、筆者はそれで挫折したのだ。
だから、使わないとき機材は19インチラックに入れて蓋をしてしまっておく。シンセサイザーなどは専用ケースに入れる。ケーブルに至っても全て箱などにしまっている。おかげで埃一つつかず爽やかな状態なのであるが、使う度に出してケーブルを結線している。
従って、毎回セッティングから入るという強靭な精神力が必要である。
あーいちいち面倒臭い。リズムやメロディの発想を今すぐ打っておきたい時にひどく不便。

だから手の届く範囲に全ての機材を「あらかじめ」配置し、結線し、電源さえ入れればすぐに音が出せる環境が欲しい。


以下、無限ループ。





2015/11/23

(No.2407): 犬deweyリハ


土曜日
http死活監視をiPhoneのsafariでやりながら空を見上げれば見事なうろこ雲に晩秋へ向かうを知る。




そして老犬黒柴C1号の乗車姿勢とヨーキC2号の乗車姿勢の違いを観察する。







日曜日
MHXのデモ板をプレイする。約1年ぶりであるが体が、指が覚えていることに驚愕する。人間てすごい。ガンランスを使う。
MHX=モンスターハンタークロス



月曜日
11/29のライブ用リハにていつもの代々木のスタジオに集合する。taira士の仕込む新たなモーションギアやガジェットのシーケンスなどに都度歓声をあげる。これで既存セットリストも新しい装い。加えて今回のイベント向けに平沢さん楽曲カバーも一つ加えた。その曲の突拍子もないVJも合わせてお楽しみ頂けたら本望。
いつも通りでありながらいつもと違うdeweyのエレクトロニックエッセンスが満載のライブになりそうです。お楽しみに。






スタジオ帰りに中野ヘビーシックゼロ近辺の駐車場を物色。経験上事前の段取りをしておかないと当日のバタバタは必至故。


番外
なお、鎮Zさん経由で11/27に平沢さんライブへ赴くことに。東京ドームシティ。。すごく楽しみでありながらまたしても緊張。敷居高し。



2015/11/20

(No.2406): 「ところで」二編


そのプロジェクトは障害の恒久対応から端を発したもので約半年も前から立ち上がり、着実に工程を積み重ね、そしてようやく昨日と本日において、結実させるための最後の工程を、シナプスの信号路を痺れさせながら、1ミリのミスをも許されない極限状態に身を置きながら、今私はここの大地に立派に立っております自分を褒めてげたいこんばんわエフオピです。


ところで
過日、諸事情により筆者屑ブログの某回を大幅な内容カットと加筆修正により復活をさせた。ちなみにそれは2014年の記事である。関連して2013年1月にも類似記事あり。気になる方は探してみてください。うふ。


ところで、
我が六級改号ducati m696のヘッドライト(ロービーム側)が切れた。2回目である。切れたのは帰り(夜)のエンジン始動時だったので、しかたなくハイビームで走行した。ハイビームだとスイッチで消灯できるので昔のオートバイのようにライトを消せる。なんか不思議。なぜ不思議かといえば、日本の法律でバイクはヘッドライトは常時点灯なのだ。だから消すことができるのはその法律のできる前に発売したバイクのみなのだ。
ducatiはイタリアのバイクであり、本国車は右側ハンドルにライトON/OFFスイッチが付いている(はずである)。日本ではそのスイッチの部分が塞がれているのだ。そもそも昼夜問わず常時点灯している故、消耗が激しい、故、切れやすい。そういうことなんだろう。
ヘッドライト電球メーカーの既得権益なのではないか、とすら思えてくる。

明日交換。



2015/11/16

(No.2405): 近況のオファーと11月ライブのおしラせー


昨日は眠くてねぇ半分寝ながら書いたら中途半端な、いや逆にガチで文法ちょっとおかしい文章になっていた。朝読み返したら、むむと唸ったきり画面を消したiPhoneの僕は。拙屑ブログ。書き直しもせず。ガチで屑ですこんばんわエフオピです。


先々週くらいは我ら辺境電子音楽団deweyへ怒涛のライブオファーラッシュでした。本当に有難いことです。頂いたオファーは全て12月でのお話でしたが、残念ながら12月は諸事情でライブができないのです。それでいくつかの調整をしているところです。

そんな中やはりマルタさんからのオファーが一番嬉しいのです。大久保「ひかりのうま」はいわゆるカフェライブの塩梅ではありますが音響が大変心地よく、何よりマルタさんのブッキングは共演者の皆様が素晴らしく毎回勉強させて頂いております。今回はせっかくオファー頂いたにもかかわらず諸事情でスケジュールが合わず、来年にどこぞの隙間でお願いを申し上げたところでございます。

「ひかりのうま」といえば些か狭いのでありますが、特に我らのような電子機材満載ではセッティングやら機材置き場やらで立ち居振舞いにコツがいるのですが、お客様は間近に演奏や機械いじりが見られるのでなかなかオツであると感じいっております。

しかし、あの中西俊夫さんが「ひかりのうま」で「トップシークレットマン」とか「コピー」を歌ったというツイートを見て、もう地団駄踏んだしすげーすげーって言いまくったんです。僕。







そしてそして頂いたオファーから来年のdeweyライブも決定しました。1月15日 四谷LOTUSさんです。詳細は決まり次第お知らせ致します。です。



そしてそして、deweyの2015年最終ライブとなります、11月29日(日曜)は「真昼図鑑」であります。


真昼図鑑
11月29日(日)中野Heavysick ZERO
ラウンジ開放12:00/開場12:45/開演13:00
16:00終演予定
メール予約3000円・当日3500円(ドリンク代別途)
遠征割2500円(後述)

出演(敬称略)
■dewey
■村上ユカ
■日比谷カタン
■メテオール



メール予約は「真昼図鑑」のリンクからどうぞー。



このような素晴らしい共演者様 方に囲まれて我らオンボロポロロンテクノをやるとは。タハッ。
メテオールさんとは2回目の共演です。ひどく楽しみ。
deweyは1番目です。
もし最初っから来ていただけたら嬉しいです。
平沢師匠カバーも仕込んでます。
いつもより多めに。


それー


2015/11/15

(No.2404): クオンタイズから想起


先日、渋谷VUENOSでのdeweyライブの日のこと。
現場へ向かうため筆者の運転するパンダ車にてtaira士と機材を乗せ渋谷界隈を走っていたその車内。過日、拙屑ブログで書いた「(No.2375): 32年前の邂逅(エフオピの音楽師匠的なTくん)」の話をしていたら、そうだ当時の曲もiPhoneにあるから是非とも聴いてくらさいと、1983年の彼の作品数曲をtaira士に無理やり聴かせた。
TR808のリズムに絡まるシーケンスが特徴的で歪みのある金属的なシンセ音でメロディが入る。
「機材はKORG MONOPOLYとRoland TR808とTASCAM244です、これ全部手弾きなんですよー」と自分のことのようにドヤ顔で自慢すると「クオンタイズはされているのですか」とtairaさんが聞いてきた。

そこでハッとした。
TASCAM244はカセットテープを使用した4トラックMTRである。多重録音用テープレコーダーだ。マイクやラインから楽器を弾いた音を録音するだけだ。録音した音を編集することはできない。(厳密には)録音したまま、弾いたままの音だ。「録音」するのだからクオンタイズという概念はない。
現在のDAWの環境は「自然」で「自由」なのだ、とつくづく思った。クオンタイズすることがデファクトスタンダードでむしろ自然なのだ。

筆者の音楽制作歴でいえば、DAWの登場はさほど前のことではない。DAWの普及が始まったのは1990年代の後半から2000年頃だろうか。1990年代の中盤からはRoland VS880のようなハードディスクレコーダーはコンシューマ向けに一般化されつつあったが、コンピュータによるMIDIプログラミングであっても音を記録するときはデジタルにしろアナログにしろ「録音」が基本だった。(この場合はMIDIから楽器が発音されるのでクオンタイズは可能だ)
パーソナルコンピュータの前はシーケンサー自体もハードウエアだったし、さらにその前はシーケンサー自体も高価で一般人には買えない時代だった。1983年当時、シーケンサーなど我々貧乏大学生は買える時代ではなかった。Roland MC-4やMC-8をYMOで使っていて、すげーなーとかかっこいいなーとか垂涎羨望なのだった。


「いや、録音ですからクオンタイズも何もありません。弾いたままです」
「あそうか、クオンタイズなしですか、すごい正確ですね」
「確かにそうすね。この曲、彼とライブでもやったのですが、私は簡単なメロディ担当で彼はこのシーケンスをライブで弾いていました」
「ドラムも手弾きですか!?」
「いや、ドラムはTR808です。ドラムマシンの打ち込みです」

そんな会話から思い起こされた。
そういえば、MIDI出始めということもあったが、彼のシステムではまだMIDIは使えなかった。TR808とMONOPOLYのアルペジェーターの同期は、TR808のトリガ出力をMONOPOLYのGATEか何かに入力して同期を実現していたと記憶する。
当時、ドラムマシンとシンセを同期すること自体がテクノでかっこいいと思っていた。

あと、録音した前の音に同期して別の音を録音したい場合の手法。筆者は後年はSMPTEを使ったが、1980年初頭当時はトリガになるようなキック音を録音しそれをトリガ入力にしてRoland SH101を同期していた。



2015/11/12

(No.2403): 4万キロの先のために


しかしキミのみる夢にはあれだねいっつも便所だとか尿意だとか便意だとかが出てくるねいったい何の了見なんだいこんばんわエフオピです。


ところで我が六級改号ducati 696之介もこの12月で丸6年になる。(この屑ブログの 2009年12月あたりに大量に投稿されているのをみて思い出した)
総走行距離はあと400kmほどで40,000Kmだ。今のところ大きな故障や不具合などないのだがフィーリングというか乗り味が、さすがにヤレてきた感此れあり。
新しいバイクに興味がないわけではないが乗りたいオートバイがない。容姿はやはりDUCATI Monsterが好きだが、新しいMonsterは水冷になってしまったし、いやそれより何より高すぎる。値段が。

我が六級改号はセパハンのようなショートハンドルとイモラミラー、リアフェンダレスを装着し、つや消し黒という布陣は攻殻性の高い擬似戦闘機の類を醸し出している。だから大変満足しているのだ。6年乗っても全く飽きない。だから、何万キロも駆りたいのだ。
それには日々のメンテナンスが重要である。しかし色気を出すことを許されるならさらにカスタマイズに及びたいとも思う。

もう4万キロだし、6年だし、今後どうせ下取りも底が知れるならいっそ大きな改造をしちゃぁおうかと妄想に余念がない。その筆頭はこのアエラのスリップオンサイレンサー。しれっと15万円超。2010年3月31日までの登録車なら車検対応だ。筆者の六級号は該当する。排気だけで吸気はやらぬ。
いや、その前にエンジンオーバーホールか。これだって相当金がかかるはずだ。現実のそろばんを弾けばへたすればAccess Virusが2台くらい買えちゃうレベルになっちゃう。なっちゃうなっちゃう。
スクラッチくじ削りまくる。
ロト6 あてずっぽう。



座右の銘
楽して儲けるスタイル。


2015/11/10

(No.2402): 石の便器


階下まで吹き抜けとなっているエントランスを持つビルのそのエントランスに私は立っている。周りは人が行き来している。ここは会社の中だ。見覚えはないが自分の勤めている会社のビルという認識を持つ。

エントランスを奥の方へ歩いて行くと、いつの間にかそこは駅の構内になっている。どこの駅か。「新橋ぃ、新橋ぃ」と聞こえるので新橋駅なのだろうか。雑踏の中私は便所を探している。大便をしたい。
店が両脇にずらっと並んでいる駅のモール街のようなところを歩く。ふと気付くと昭和の商店街風な道に変わっている。十条銀座とか大山商店街とかそんな雰囲気。もう建物の中ではない。活気がある。割烹着に買い物かご(編み込んだカゴ)を手にした昭和30年代のお母さん達がせわしなく行き来している。

思い出したようにiPhoneを見ればイングレスの画面に白ポータルが二つ見える。歩きながらレゾネータを挿す。8本全部挿さなくてもいいや、と思う。
先ほどみた”便所はあちら”という看板の通りに歩いてきた。上を見るとここが便所であることを示す看板が電信柱にぶる下がっている。しかし肝心の便所が見当たらない。
商店街の一角だが、ここだけ店舗がなく空き地になっている。その空き地には大きな土盛りがあり、その上に墓石のようなものが建っている。
その土盛りの傍らに携帯電話で大声で喋っているおばさんが一人。何かがなくなっていると言っている。墓石と思われたものは石でできた個室便所のようで入り口の取っ手のところに白いビニール袋がくしゃくしゃになってぶらさがっている。

私は「これではないのですか?」と白いビニール袋を指差しながらおばさんに聞いた。おばさんは携帯電話で大声で喋りながらそのビニール袋をひっぺがすと走り去った。
墓石の個室便所は、いつの間にやら便器のみとなっている。石でできた和式便器。周りに覆いはない。
しかたがないので、ズボンとパンツを脱いでそこにしゃがもうとベルトを解きかけたら、横から一人の男(推定年齢46歳)が現れ「先にさせてくれ」と言って素早くパンツを下ろしてしゃがんでしまった。
彼の尻を凝視していたが、見てはいけないのだろうと気付き横を向く。男が用を済ませ去った後、私はズボンを脱ぎパンツを下し石の便器に跨った。商店街を歩く人々を眺める。商店街を歩く人々は私の大便スタイルにはまったく無関心。

恥ずかしさは皆無だが、私の便意はすっかり消えていた。



起床 6:04

2015/11/08

(No.2401): 今世紀最大の急制動。


先週朝の出来事。井の頭通り上り車線、永福町駅付近を筆者は六級改号と呼ばれしDUCATI M696+にて左側車線を駆っていた。右車線は四輪がほぼ等間隔で流れているいつもの風景。筆者の走っている左車線はガラガラで前方は先まで見通せる。
永福町大勝軒を過ぎてその先の交差点のところで、左側歩道に手を挙げているおばさんを見る。タクシー呼び止めの挙手であると瞬時に判断したのだが、そのタクシーは視界にない。刹那、筆者の右後方からものすごい勢いで黒色タクシーが左車線の筆者の前へ無理矢理割り込んで来た。

今世紀最大(当社比)の急制動。
筆者が二輪免許を取ってから、公道で初めて体験した。スリップを。客乗せで停車したバカタクシーの後方数センチを残してどうにか止まった。
幸いにも転倒せず。
二輪でスリップすると普通転倒する。あともう少しスピードが出てたら確実にスリップで転倒したか、タクシーと衝突していただろう。


そのバカタクシーは客を乗せてそのまま走り去ってしまった。客のおばさんがタクシーに乗るとき筆者を一瞥してた。こちらは放心状態のまま虚空を見つめている。怒鳴ることすらままならぬ。
我に返り、走りだそうとしたらエンスト。ギアが4速に入ったままだった。1速に戻すのも忘れたくらい。

二輪の場合、広角視野+五感総動員での運転を心掛けているが、さすがに右後方から回り込んでの前方塞ぎバカタクシーには対応が困難である。視界内のタクシーは客乗せがいつ発生するかわからないのでいつも注意しているのだが、今回ばかりはその警戒網の外だった。教訓。

二輪運転する方は視界外から突っ込んで来るバカタクシーにくれぐれもお気をつけください。



2015/11/06

(No.2400): 11月ライブの支度(其の参)


deweyのライブでは上手側の筆者と下手側のtaira士の操るMacBookProで走るAbletonLiveがMIDIで結線されている。筆者をテンポマスターとしてtaira士のLiveと同期している。従って、両者のプロジェクトファイルの構成は同じになっている必要がある。
我々のLiveでは主にアレンジウインドウでタイムラインを中心とした組み方をしているため、つまり拍やBPMはもちろんのこと、バックトラックへのリアル仕込み分の配置も小節数がきっちりと合っていないとダメなのだ。合ってないとばらんばらんになってめちゃくちゃになるのだ。
ライブ前の仕込み準備アンド個人練習期間ではオリジナルのプロジェクトファイルを元に各人が趣向を凝らし泣き喚き嘆き絶叫しながら完成させるのだが、今回の11/29用のプロジェクトファイルはBPMの設定位置の変更やらバックトラック自体の開始位置の変更やらなんやらをメールでやりとりしただけなのでスタジオで合わせる時にギッタギタになってズッレズレになっている確率は中央線が遅延するよりも高い。

そうこうしているうちにいくつかのオファーを頂戴する。本当に有難い。
こんなうだつのあがらぬ廃中年廃初老の電子雑音ユニットdeweyを誘って頂き感謝でござる。

2015/11/05

(No.2399): 東池袋からJR中野駅まで歩く


東池袋で仕事を終え、目白駅あたりまで歩くことにした。
健康のためというわけではなく、ingressを口実にぶらぶらとしてみたくなった。先日はやはり池袋からの帰り、大久保まで歩いたっけ。今日も疲れなかったらそのあたりまで行ってみよう。
前回はずっと明治通りを歩いたので今回は裏の住宅街の細い道などを歩きながらハックしようとすぐに明治通りから逸れた。

西武線をくぐって、あれ、またくぐって、あれれ元に戻ったのかと思ったら正面になにやら歩道橋のような階段がある。どうやらこれで山手線を渡れるらしい。渡ると山手線沿いの道。少し先にもう目白駅が見える。

目白駅前の交番前でingressやりながら、傍にいきなりのくだり階段があって、降りると目白駅ホームの真横の道。あー電車から見えるところってここだったのか。そこを線路沿いに歩き、新目白通りを渡り、神田川を渡りすると、正面に学生の団体がぞろぞろと歩いている。皆、中国語を大声で話している。細い路地、場末感満載の食べ物屋や飲み屋などが渾然一体となったカオス的な雰囲気の中を歩いて行くと、カッコンカッコンと卓球の音がする。見ると角に卓球場。
その角を曲がり突き当りが早稲田通りだった。高田馬場駅の真ん前。
早稲田通りを右折した。
これはもう、ショートカットして中央線沿線まで行こう。中央線なら都合も良い。ここから一番近い駅は、東中野か。
早稲田通りを歩く。ひたすらに歩く。
小滝橋の交差点は右折し、なおも早稲田通りの人。落合駅の近辺で、へとへとになって小休止。

このあたりを左折して行けば東中野駅に出られる。しかし、中央線に乗るためには結局中野以降で乗り換えなければならぬ。それならいっそ中野駅まで歩こう。しかし、一旦どこかで休もう。目の前の山手通りとの交差点にマクドナルドを発見。飛び込み、マックシェイクバニラSを握りしめて椅子に昏倒。

20分ほどすると復活したので、出発。早稲田通りをぐいぐい進み、ヘビーシックの下見でもしようかとも思ったが、足ががくがくになってきたので、こりゃ早く電車に乗らないとやばそうだ。早稲田通りを離れ中野駅方面へ左折、線路に突き当てって右折し線路沿いの道を行くとやっと中野駅に。

8Kmとか9Kmとか歩いたんじゃねーのと思ってみたら、全行程距離 6.7Kmほどだった。
iPhoneのヘルス万歩計は16,810歩だった。


歩いたルートは以下の通り。








2015/11/03

(No.2398): 11月ライブの支度(其の弐)


deweyのライブは粗忽な二名をステージ上手側下手側にハの字に配し、その後方へ映像を投影し、ひょろひょろとした電子音と暗澹とした光と後ろ指を指される変態軍装でご機嫌を伺うといった、一体君達のやりたいことは何なのだ的塩梅式で繰り広げられていることは周知であるが、次回11/29ライブでもその抜群の信頼性を貫かんとセットリストに応じた新しい投影映像を作っているのであるが、得体の知れない力に動かされ、うむこの曲は昭和30年代だ、ほらなんか絵と音を合わせたら古(いにしえ)からそうだったような安定感があるようん、などと何の神経がどこに絡まってしまったのか勢いでバタバタと編集作業を終え完成映像をtaira士へ送り付けたのが一昨日の夜。

返信を見るのを躊躇い
今わたくしはすみやかにMacの電源を落としたところです。



2015/10/30

(No.2397): 11月ライブの支度(其の壱)


11/29のライブに向けて新たな仕込みに取り掛かる。
そもそも11/29はH師匠のライブ期間の最終日であり、そもそもH師匠のライブがあるから故の昼イベントなのであり、お客様も夜のH師匠ライブのついでという体でありましょう、というわけでありますから、我々のセットリストにももう一つくらいH師匠の曲を入れてみては如何でしょうか、せっかく来て頂くお客様に少しでもそういう鳴りをさせたほうが楽しんでもらえるんではないでしょうかという話をdeweyミーチングで叫び合い、それでは数年前に作って以前ライブでも何回かやった曲をまたやりましょうということになり、筆者が以前作ったそのベーシックトラックをtaira士のところで弄ってもらえますかと渡したところ、おめぇぜんぜん音が間違ってるじゃねぇかこの世から消えてしまえこの足湯に全裸で入って肩まで浸かろうする野郎がッと軽やかに叱責されたので、リズムを打ち改め、装飾を打ち改め、残りはバッサリと消去したものをどうぞお納め下さいと粛々と提出したのが先週。

今わたしはとても清々しい。

2015/10/27

(No.2396): 貧作月間と旧車の想い出


2002年からはじめた拙屑ブログ。2006年までのデータは今では電網には存在せず筆者のアーカイブ用HDDの中にのみ存する。2006年4月から2008年5月までのデータは現在もhttp://blog.goo.ne.jp/stereogimmik_fopで閲覧可能だ。
そして2008年5月から2015年10月今日現在まではこの場所に在る。
この十数年におけるくだらない駄文の集合体は最低でも毎月十編は練り出していたのだが、今月のこの出来高不足は嘗てない事態である。即ち今回を含めても僅かに六編である。こうして尻つぼみになってそのうち忘れ去られ誰の記憶からも霧消する。
最高だ。





それにしてもメテオールのハッチャキさんのツイッターで、ご愛車2CV京都弾丸ツアーの書き込みを拝見しつつ、そのタフさ加減には同世代として脱帽は言うに及ばず最最大の敬意を払いたい心持ちである。下道多めの片道500Km、本当にお疲れさまでした。そして2CVの走行距離17万キロというのもすごい。
翻って、筆者パンダ車FIAT Panda100HPに機材積み込みの片道500Kmライブ演って0泊帰還なんというのは、貧弱な筆者の体力がもちそうもない。完全にもちそうもない。リゲイン10本くらい投入しても無理だ。

ところでハッチャキさんの2CVはよほど普段のメンテナンスが行き届いているのだろうと推測する。筆者も80年代には旧車に乗っていた時代もあったので楽しい苦労のことも承知している。くだんのような長距離長時間の走行でも実用に耐えうるだけの良いコンディションで維持するには、それ相応の知識と技術と根気が必要だろう。そういう苦労を楽しむ粋な心持ちも必要だ。
筆者の場合、粋な心持ちにまで到達できず、数々乗った旧車は1988年で降りてしまった。それ以降は比較的新しいクルマを選ぶようになった。


筆者は今まで14台のクルマに乗り継いできたが一番苦労したのは1968年型VW TYPE3 ノッチバックセダンである。こいつには納車の日から散々な目にあった。



納車の日、満タンのガソリンを全て漏らして走ってあぶなく火災になるところだったのだ。整備バッチリの納車の直後なのに、である。初期インジェクションのフューエルポンプからのガソリン漏れが原因。それから暫くして、今度は渋谷ファイア通りの交差点のど真ん中でエンジンストール。あと一切エンジンかからず、とか。井の頭通り浜田山付近でギアがローにしか入らなくなり、往生。そんなこと枚挙に暇なく。今では微笑ましく懐かしい思い出だ。


そしてローバーがまだオースチンだった頃、ミニに乗っていた。ミニといっても今のドイツのではなく、本物のイギリスのミニ。ミニは楽しくて結局2台乗り継いだ。
おっと、この話はまた別の話。そりでは。




2015/10/20

(No.2395): 10月ライブの顛切り末


快晴。ライブの日。
午前十時半、先ずはいつもの代々木リハスタにてゲネプロを開始する。





いつものdeweyらしからぬ霊障の類は発生せず認識するものは認識し、発音するものは発音するといった森羅万象の理を敷く。
その後、デニる。taira士の肉+肉ランチはdeweyライブの前段ではもはやルーチン化されている。


渋谷VUENOSさん 着。



サウンドチェックまでまだ大分時間があるので、11月ライブの某カバー曲を確認するためカラオケ館に入り50分間二人で熱唱する。


サウンドチェック。
またしてもtaira士へのマイクはEVのコンデンサへ変更された。信頼のおけるPAエンジニア氏に敬服至極。



↑ステージ上手側の筆者のセット全景。白抜きの部分は非公開


本番。
しょっぱな、映像が出ないトラブル発生。MacBookProスリープモードから復帰時でマルチモニタが解除されてしまったようだ。やり直す。

1曲目終了後、taira士側からの音が異様に伸びているのでなんだ?と思っていると、どうやらMIDIキーボードが暴走したようでタイムラインを一旦止める。
すぐに復旧してあーよかったと思ってそのまま再開したらまた先頭に戻って音を出してしまった。慌てて止める。だんだん楽しくなってきた。2曲目へ移動させて再々スタート。
あとはそのまま無事に終了。














感想
「Comlexitate」のライブバージョンは標榜するエレクトロニックのほぼ完成形になった。
「そのためのバンパー」はかなりウケが良い曲だが、いつ化けの皮が剥がれるのかヒヤヒヤしている。(実はすごく単純な音楽なのです)
そして、やはり音色メモリのあるシンセサイザーが欲しい。もはや限界の域。

スチームとサイバーの中間パンク的軍装はやはり必須だなと再確認。
そして帰り際、葉介さん製作のLED付き真空管ネックレスを拝見し完成度の高さに驚く。是非商品化して欲しいところです。
お越し頂きましたお客様、共演者の皆様、渋谷VUENOSのスタッフの方々ありがとうございました。




次回deweyは 11/29 (日) 中野ヘビーシックゼロ、
平沢さんライブ期間の昼ライブです。

アカシックレコードの夜 主催の方のオーガナイズで
メテオールさんとご一緒します!

是非、お越しください。
dewey 2015年最後のライブとなります。


2015/10/15

(No.2394): 十月のお誘い(渋谷VUENOS編)


いつまでたってもうだつのあがらない鳴かず飛ばずのエフオピと、三元豚厚切りローストに大盛り牛ロースステーキを添える日常を送るtairaがお贈りする苦笑テクノユニットdewey(平均年齢45歳)のライブのお知らせです。ます。

渋谷VUENOS
2015.10.19(MON)
OPEN / START:18:30 / 19:00

19:00 - dewey
19:55 - call it anything
20:50 - Princeheights

twitterにてリプライ、DM、または告知ツイートのRTなど何か絡んで頂けますと500円で入場できます。(ドリンク別)
先着15名様まで!

まだまだ残ってます。うふ。




2015/10/12

(No.2393): だからdeweyでは裏の部分を担当している


筆者の現在一番のお気に入りは「mouse on mars」である。









もうかれこれ13年くらいは筆者嗜好第1位の存在だ。もっとも1990年代に知っていればその時点で好きになっていただろうことは想像に難くない。初めてmouse on marsを聴いたのがたぶん2002年くらいだった。

余談だが90年代はほとんど新しい音楽を聴かない鎖国状態だった。意識して聴かなかったわけではなかったが当時流行っていたテクノ系音楽に興味が湧かなかったのだ。筆者の90年代は、80年代初頭の大学時代に洗礼を受けた過ぎ去ったテクノばかりを懐古趣味の如く繰り返し聴いていた。加えてスタジオに篭って、ひたすら曲を作ってレコーディングしていた時期でもあった。
ちょうどアナログMTRからデジタルMTRに変わる過渡期であり、筆者もハーフインチの8TR-MTRからRolandVS880、そしてCubaseVSTへと遷移した10年だった。


えーと何の話だっけ。mouse on marsだった。
話を戻す。

mouse on marsの何が筆者の琴線を弾いたかと言えば、大きく三つある。
一つは、「サウンド」だ。広義の意味で鳴っている音一つ一つの音色というか音像。稚拙な言い方をすれば「今まで聴いたことがない音」が満載なのだ。「今まで聴いたことがないと思わせるほどの音」と言い換えてもいい。

もう一つは「楽曲の構造」である。電子音楽だから打ち込み的な要素ももちろんあるのだが、どちらかといえばリアルタイム性を重視していると思われる構造をしている。YouTubeで見られるFACTの動画のように、リアルタイムで楽曲を制作しているのではないか、





あるいは、それらを素材として後で楽曲を組み上げるといった技法なのではないかと思う。そういった、一期一会的なサウンド変化を楽曲として組み立てる感性がずば抜けて素晴らしい。

最後の一つは「サウンドエンジニアリング」だ。
埋もれてしまっている音ですらその埋もれている事自体の存在をわからせてしまうようなサウンドトリートメント。どういうことかというと、つまり、電子音の多いトラックではありがちな多層レイヤーによる帯域の団子状態といった「素人」な音造りは一切ない。
レーベルの品質を考えればそんなことは当たり前じゃないかと思うだろうが、変態電子音満載のケースはこれがなかなか困難を極める。これは当然、mouse on marsの両名はもちろんのこと、エンジニア氏の音響技術力も高いということだ。
ライブではその音がリアルタイムで生で聴ける場である。だからmouse on marsの来日ライブはほぼ見ている。





2012 taico club
上手側前方で踊り狂ってた。僕

このとき、ヤンとアンディとドドとお話ししてサインもろた。




筆者は、楽曲のメロディよりもその楽曲を構成しているサウンドに惹かれる。甘いメロディよりも、LFOで崩れた怪しいノイズ音の方が好きだ。
だからdeweyでは主に楽曲の裏の部分を担当している。

筆者のサウンド重視志向というのはYMO(BGM/テクノデリック)やkraftwerkから影響されたものである。YMOもkraftwerkも美しく格好良いメロディがあるが、筆者の耳はどうしても「音の鳴り立ち」に行ってしまう。




2015/10/06

(No.2392): 音色メモリなど邪道(の反対)の巻


現在筆者がdeweyのライブで使用しているシンセサイザーはArturia MicroBruteである。
手持ちのCLAVIA NordLead2は出音は素晴らしく大好きな楽器で、もう所有して10年以上経っており、レコーディングでは必ず使用するほどだがdeweyのライブ現場では使用していない。その理由はdeweyのライブコンセプトにそぐわないからだ。
もともとは「カバン一つに入る機材のみで素敵なエレエレライブをあなたに」という主旨だった。現在は多少その辺りのニュアンスは曖昧にはなっているが、長年に渡って研究にケンキューを重ねた結果(嘘50%)、今の構成に辿り着いているのだ。だからNordLead2の筐体は我々のライブ現場では些か大きく重い。

そこで25〜37鍵クラスのシンセサイザーは適切なデヴァイスとして筆頭に挙げられるのだ。
Arturia MiniBruteが出た時はこれだ!と思った。鍵盤も標準サイズで格好宜しく何より出音が素晴らしかった。しかしコスト的な課題が解決できなかったため購入は断念した。
その後に出たArturia MicroBruteはど真ん中だった。MiniBrute同様完全なアナログシンセサイザーで、特殊なフィルターと相まって出音は太く変態音も出せる素晴らしい楽器だ。何よりMiniBruteよりも安価だった。
ただし、筆者的な欠点もある。一つは鍵盤がミニ鍵盤であること。もう一つは音色を記憶するメモリがないことだ。
つまり音作りは一期一会なのだ。

だいたい筆者がテクノ音楽をやりはじめた1981-2年に買ったRoland SH101も音色メモリはない。だからそんなこと何の問題もないじゃないか。などとうそぶいていた1年前の筆者をここに呼んで、前回のライブで作った「オルドビスの遺産」のベースシーケンスの音を再現せよ、作ってみろ、そうじゃねぇそんなひょろひょろ音じゃねぇ、もっとこうぶっとい感じの音だ、なに?再現できねぇって?おいおめぇ何年シンセいじくってると思ってんだてーげーにしろい、と渾々と言って聞かせてやりたい心持ちだ。

作った音色はメモリたい。
今頃になって心底そう思う。一番きついのはライブの本番中に曲ごとに音を作ることだ。deweyライブはショー全てがタイムラインで繋がっているので、曲間の時間のみで作るのがすごーくムツカシイうえに、他にも作業が山とあるので音造りがかなり中途半端になってしまい、楽曲的に、やべ失敗した、ぜんぜん聞こえねぇとか、もうね、あの格好良かった音ってどういうブレンドだったっけとか、何が一期一会だ、とか、もうね、アレです、もっと音造りもレンシウしろよとか、もうね、アレです、あr


Novation Bass Station II、音色メモリもシーケンサーもアルペジェーターもあるよ。
心動く。

オータムジャンボ買おう。


Arturia MicroBrute VS Novation Bass Station II



2015/10/05

(No.2391): 衣替えのデスモ二輪者ですもん


近頃じゃ寒いといって歯をかたかた鳴らすこともあまりないと思しきの諸君、是非ともに今日のような塩梅の日の雨の夜なんぞにオートバイに跨ってひとつ駆ってみてはくれないか。
簡単に鳴らせることができよう。

この枕、なんかすでに使った気もする。だいたい、今朝なんぞ夏グローブじゃ着いた頃には指がかじかんだんでさぁ。


ところでバイク乗りだというだけで、車間を縫うようなべらんめぇ走行やら、平気で右側通行かますような無法者走行や、えーこんな狭い幅をすり抜けるなんて車のミラーに当たっちゃうんじゃないかおいおいマジで行くのかあいつ、あ!危ないッ、など巷に溢るる所謂バイクならず者系だと思われるのは釈然としないわけで、なぜなら筆者のゴールド免許を御覧なさいこれは伊達ではなくペーパーゴールドなんかでは当然全然全くなくほぼ毎日二輪や四輪に乗っているにもかかわらずもう四半世紀以上もゴールド免許ということはつまりドヤ顔したってバチは当たらずとぞ思フ。
四輪の免許を取って早34年、二輪はまだ10年。若い頃は違反も事故も経験したが、それ故のゴールド長期間保持に繋がっている。

おっさんだからということも関係あるやもしれないが、普通のバイク乗りで朝の甲州街道環七のアンダーパスできっちりと四輪の後ろでちんたら走りしているオートバイは筆者を除いて「ほぼ皆無」と言っていい。他のバイクはブインブインと右から左からと筆者を追い抜いていく。

あすこは、片道二車線だがセンターラインは「黄色」であり、そのライン上を四輪と四輪の間を走行することは通行区分違反である。だからたまに警察が違反を監視している場所でもあるのだが、実際、あすこで検問中は必ずと言っていいほどバイクはよく捕まる。なぜならほぼ全員が黄色センターラインを無視しているからだ。


筆者のバイクはDUCATI Monster696+である。DUCATIでは最小排気量の696ccではあるもののアクセルを開ければ、それなりに爆発的な加速の恩恵がある。湿式クラッチだがサウンドも独特でデスモドロミックエンジンの機械音と低音の 効いたマフラーからの排気音のミクスチャはそれなりの存在感はあるだろう。
車体の色はつや消し黒。ハンドルはショートに変えしかし高さはノーマルのままなのでその全体のフォルムは圧縮された戦闘機のような威圧感を放っている。
そんなバイクが時速20kmくらいでちんたらと四輪の後ろを走っている。

筆者の二輪搭乗時の心意気は以下の通り。
爆発的な加速はあくまでも危険を回避するときのもの。
ただし、メリハリのある運転は重要である。
出すべきときは出す。出す必要のないときは出さない。

視野を広く取り、二台、いや三台先の交通状況を常に把握する。
もしも運転は必須。二輪は特に重要。
五感を使って周囲の異常を早く感じること。
自ずと季節の変化にも敏感になる。

明日から革ジャンをおろす。
春秋用の革グローブをおろす。





2015/09/30

(No.2390): 長月最終日に贈るdeweyライブ報とか-ver0.9


本日9月最終日において決定稿の現状を鑑みればおそらく2015年の辺境電子音楽的雑な技法団deweyのライブはあと2回であろうことはほぼほぼ間違いはないのであるからして、その2回の公演にあたっては上手側下手側両名の文字通り禿げるような全力モードをひっさげて軍装の準備も万全のうえセットリストも毎回変えるは必定の前提でもちろん映像も新しく制作したものに入れ替えるのだから、ご覧頂くが吉と宅の主人も言ってまっすぅーワテほんまにギョギョッギョギョー。



2015.10.19 (月) 渋谷VUENOS
[Alcoholic Alternative]
19:00 ~ 22:00
出演者情報など 詳細後日



2015.11.29 (日) 中野heavysick ZERO
[真昼図鑑]
メテオール
dewey
… and more


2015/09/29

(No.2389): ヤンとアンディの佇まいの妙


こちら,わたくしの一番好きな音楽ユニットとなっております。mouse on mars



ヤンとアンディの佇まいの妙。




Ableton Live使いのMOM。ドドさん参加式。




アンディとヤンの佇まいの妙。




21 Years MOUSE ON MARS (Slices Feature)



2015/09/28

(No.2388): 地球一周は約4万キロ


近頃じゃ寒いといって歯をかたかた鳴らすこともないと思しきの諸君、是非ともに霜月も中程の頃に夜の雨の中をオートバイに跨ってひとつ駆ってみてはくれないか。
簡単に鳴らせることができよう。


さて過日、ドカ屋さんにて我が六級改号別名ducati-m696之介左衛門のエンジンオイルとフィルタ交換をしたおり、担当メカさまが斯様に仰った。
「もうすぐ4万キロとは思えない車体ですね、先ず以ってハンドルのベアリングとフロントホイールのベアリングは4万キロにもなればヘタるものです。しかしこの車体は微塵もありません」

うほほーいと心の声をそっと置いて問いた。

「ヘタるとはどんな塩梅になるのでしょうか」
「ハンドルのベアリングの場合はこうして取り回しているとハンドルが引っ掛かるような感じになってですね、低速走行時にはバランスが取り難くなります。停車時いつも左足を着いてたのにバランスが悪くて右足出しちゃうとか俺って下手になった?とか思うようになります」

「それは、いつもあることです」

「でも怖いのはフロントホイールのベアリングです。普通に走っていても、こうして(手のひらを立てて左右にぱたぱた傾ける仕草)左右に振られる感じになります。こちらは危険なので少しでもおかしいと感じたらすぐに持ってきてください」

「御意。ところで、4万キロとかドカティだと走ってる方でしょうか」

「うーんそうですね。7万キロのバイクも点検したことありますけど、ただそれも12年くらい経っているバイクでしたし、エフオピさんのように5年くらいで4万キロっていうのはそう多くはないですね」

「駆り過ぎ」

「4万キロだとちょうど地球一周の距離ですね」


このように作業後にメカさまと懇談するのもまた有意義である。
必ずウンチク的なものをひとつは授かる。(今回のうんちくは地球一周は約4万キロ。ベアリングのへたりじゃなくて)






2015/09/25

(No.2387): 七百年前の無限音


その寺は康元二年の創建だというから今から758年前。二度の火災に遭うも現在の本堂も凡そ180年前の建て替えのままだと云う。しんと静まり返った涼やかな本堂の中。磨き上げられた板の間や塵ひとつない不祝儀敷きの畳の広い堂内には沈香の香りが沁み渡っている。




日常に起きる様々な事象、例えば過酷なセキュリティ強化により飛び起きるが如く降り注ぐ緊急対応中も、不条理の果ての階級体系による見下し上等顎使い試練も、或いは辺境電子音楽雑技隊のびょろろんライブで混乱してVJ映像消しちゃって軽くパニクる事態も、何時如何なる時でさえこの部屋の時間は静かに流れている。
まるで蘭奢待の香りが身近に漂うように。







2015/09/22

(No.2386): 新界の映像(438-bの点景補)


ハビタブルゾーンに位置する惑星のひとつ
赤色矮星ケプラー438を周回する438-bの山村。




438-bのフォリフィト領区にある長い歴史を刻む参道。




438-bのウリン領区カロにある電験寮二階どん詰まり。



2015/09/17

(No.2385): Bluetooth奇譚


Bluetooth。数ヶ月前初めて導入した。正直これほど便利であり、しかも音質も悪くないとは思ってもみなかった。
導入は今年の4月頃。最初は二輪だった。ヘルメット装着のインカムにおまけ的な機能でBluetoothが付いており、カバン内のiPhoneのMusicをリモートで操作できる。ただ、このインカムはヘルメット内のスピーカー設置位置の関係で低域がほぼ欠落して聞こえるので音楽を聴くのにはあまり適さない。
文字通りおまけ的な機能。しかし、Bluetoothの安定感と操作性の良さは実感した。

そうこうしてるうちに四輪のフィアットパンダ100HP号の純正オーディオがだいぶやれてきて、というよりはそもそもiPhoneから音楽を聴くときは非常に不便だったのだ。やれFMで飛ばすだのイヤフォン端子からコードを取り回すだのと試行錯誤していたものの、どれも今ひとつの環境で問題も多かった。
そういえば、Bluetoothなら煩わしいコードもいらないうえにFMで飛ばすよりは安定するのではないかと思い立ち、7月頃にBluetooth付きの安価なカーオーディオを購入した。
結果はご覧の通り。何この安定感、何この操作性、なにより音が良い。FMで飛ばしてた頃のノイズの中から聞こえるとかぜんぜん無いし、Bluetooth大正解であった。

Bluetoothを使って、何かできないものか、とさえ思えてくる。
ライブとかで。
例えば、オーディオ信号はもとよりMIDI信号もBluetoothに乗せられないのだろうか。
そうすりゃアンタ、オーディオもMIDIも物理ケーブルいらなくなる。いやしかしだよキミ、あのケーブルごちゃごちゃ感がかっこいいんじゃんか。ケーブル何もなかったら、スカスカになってかっちょいわるいじゃん。そうかー、そうかもねー。でもさー、ライブのとき運搬しやすくなるよー。

もうね、こんな塩梅で、目的が何だったかわかんなくなっちゃう人生を歩んでいます。





2015/09/15

(No.2384): 寡黙なゲール(第五話)


「ゲール、ゲールはいずこぞ」

「はは、ここに控えおりまする」

「おおゲールよ、ゲール、ずいぶんと久しいのぉ」

「はは、まったくそのとおりでございますね。前回は去年の9月でしたからおおむね一年ぶりでしょうか」

「なんと、そんなに経つのかい」

「光陰矢の如しと申しますが早いものでs」

「そんなことよりも、ゲールよ、10月の19日はなんとする」

「は、10月19日でございますか、ははーえーと、さーてと、何でございましたでしょうか」

「では、重ねて聞くぞ、11月の29日はなんとする」

「11月の29でございますか、えーと、さーてと、さあてとぉ」

「どうじゃ、なんとすると、聞いておる」

「あ、わかりましてございます、モンハンXの発売日にございますね、こうしちゃおれません、わたくしもヨドバシに予約を入れなk」

「たわけ、モンハンXの発売日は11月28日じゃ。そうではない」

「モンハンじゃない、そ、そしたらヒントを頂けますと、すぐに、もう、ピーンと来ますので、ピーンと」

「世話の焼ける奴じゃ、しからば、これでどうじゃ、”辺境の電子音楽みたいなのやってる軍装でちょっとアレの奴ら”、 なーんだ」

「あ、あ、わかりましてございます、あいつらですね彼奴ら」

「そうじゃ、彼奴らじゃ、ほれ」

「はい、えー、、デ、デウエイ」

「そうじゃ、デウエイじゃ、この日は奴らのライブなのじゃ、もちろんゆくのだろうなゲールよ、おい、ゆくよな、ゲールよ、おい、ゆくんだろ、ゆくんだろと聞いておる」

「ゆきません」

「おふー」




2015/09/13

(No.2383): 初秋の三首(彼方と此れと其れ)


1)
我が六級改号別名DUCATI M696之介左衛門のエンジンオイル交換の未実施に気付き、前回は何時の頃であったかという問いにログを追っかけしところ皐月一日と云ふ。あなや四ヶ月も音沙汰なしの体では今夏過酷な猛暑のそれを乗り切った褒美に呼んでるベルはメンテナンスの施しを在りしが、ここへ以ってきてスケのジュールが如何ともし難く、けつきょく、長月最終週にならんとやうやう心得候。



2)
神無月及び霜月のdeweyライブのための諸々の作業、制作、そして稽古の五月雨を受け流す体で日々の進行に沿う。新たな映像の制作に向けて妄想を膨らませ、犬用虫除けスプレー犬用シャンプーのカート投入に余念なく、併せて神無月ライブから再びdewey制服着用の義務付けがなされ、それに応じて新たな奇怪アタッチメントの装着を検討している。候補は以下の通り。
・ 牛ヒレ肉
・ 藁納豆

なお、神無月、霜月のライブはそれぞれセットリストを変えるとの由。と云ふことは。



3)
E33の残りを巡る旅の準備。

2015/09/11

(No.2382): 九月の二首(スケルトン紙と真空管)



9/5
僕らに足らないものは何でしょうか。
そりゃキミあれだよカッチョイイエレクトロニックミューヂックと爆笑MCが足らんよ。
わかりました。名刺作りました。






9/10
大雨降ったりやんだりの中、デザインフェスタギャラリー原宿にて開催 水底兄妹ぷれぜんつ「海月の部屋」を訪なう。
dewey観に来て頂いた葉介さん主催の展示。



葉介さんの作られたアクセサリーの数々に驚嘆する。



基盤破片ICチップの埋め込ネックレスと迷いながら当初から欲しかった真空管ネックレスを購う。



なぁキミ、このスチームパンク感の佇まいはどうだい。落ち着くぢゃぁないか。軍装へ装着する奇怪な機械の一つとして。



2015/09/07

(No.2381): 隆起の丘にある便所扉の向こうは四畳半


わたしは再び訪れた。つい今しがた来たばかりだからまだそんなに時間は経っていないはずだ。
ここは楽器屋のビル。細長い建物。間口は一間ほど。入口は直接エレベーターだ。わたしは5階に行く。確かトイレがあるはずだ。5階で降りる。正面は店舗入り口だがそこには行かず、エレベータから出てすぐに壁伝いを左に行く。トイレを示す看板が天井から釣り下がっている。
薄汚れたリノリウムの廊下が昭和四十年代を想わせる。男子トイレに入る。


入ると正面には洗面台が三台設えてあり、一番左側の洗面台の前に和装の男性が立ってこちらを見ている。その男は灰色の着物を着ており、大きな黒い太い縁の眼鏡を掛け、髪を七三にきっちりと分けている。手を洗うでもなく、わたしをじっと見ている。

トイレの中は入って左方面に向かって地面が隆起している。リノリウムの廊下はその隆起の途中で不揃いに切れており、その先は土の地面が露出している。堅そうな土の地面だが便所故だろうか湿り気があるようにみえる。白いリノリウムの先に土の黒さが際立つ。

その隆起している左奥、つまりわたしが今立っているトイレの入口から入って、左後方の土の地面の上に大便用個室の扉が三枚並んで建っている。この趣はわたしが小学低学年の時分に見た小学校の木製の便所扉のそれだった。男トイレなのに小便器は一つも見当たらない。





洗面台の前に立っている着物の男の横を歩き、わたしは大便をするために一番右の扉を開けた。(全部「空き」だった)
大便扉を開けると中は大きな倉庫か体育館のような場所で、今自分が開けた扉の区画として四畳半ほどの畳が敷いてあり、その四方は縁側のように一段下がっておりその先は土間のようになっている。他の大便扉の区画はわからない。

その四畳半ほどの畳の中央から今入ってきた扉の方に向かって畳にUの字に溝がつけられており、どうやら排泄物はここを通して後方へ流すらしい。




わたしはその畳みの溝を跨ぐようにしゃがみ込んだ。

すると後ろから声が掛った。
「おい、身体を洗っちゃったのかね」

わたしは全裸になっており、得意げに応えた。
「洗ってないよ、だってほらぜんぜん濡れてないでしょ」

そう言いながらわたしは思った。そうなのだ、ここには水がないのだけれど、排泄物はどうやって流すのかしら、と。




6:03AM 猛烈な尿意で起床。


2015/09/06

(No.2380): 2015年版軍装の改造(第二回)


私はラミュー博士に尋ねた。
「二本の”管”の末端を如何様に処理すべきでしょうか」
「先ずは提唱会アジテーターの扇動力を増幅させなければならぬ。まだ試作機だがそのための装置をワシはこの二本の”管”の末端へ施したのじゃ」
ラミュー博士はそう言って一着のバトルスーツを示した。




「戦闘服?」
「そうではない。戦うのではなく拡散するのじゃ。いいから着てみたまえ」




「・・・博士、これは・・・・」
「うむ、バムレフの排気も問題なさそうじゃな」
「しかし博士、ハーネスを装着すると装置が使えなくなりそうです」
「左様、事前に完璧なまでに染め上げた軍用ハーネスはどうやら必要ないようだ」







(訳)
染めQ二本も使って染め上げた軍用ハーネスの出番は結局なくなったっぽい。







2015/09/05

(No.2379): 2015年版軍装の改造(第一回)


Amazonで購った「染めQ」ブラックの威力を目の当たりにあっという間に260ml1本を消費し、しかしキミまだまだらじゃないかどうすんだこれと途方にくれること3.7秒、近所のコーナン(ホウムセンタア)にひょっとしたらあるんではないだろうかと車を飛ばしてみれば、スプレー塗装コーナーに大々的に陳列するを見て「あったマジでしかも黒残り1本やった」と比較的大きな声でひとりごちると、横にいたおじさん(60歳くらい)が「おッ、そッ、はッ」と何か信号を送ってきたのでそのまま踵を返して立ち戻り、続きの「染めQ」ブラックを軍用ハーネスへ噴射する土曜午後4時です。
元から黒かった如くの仕上がり。ムラ有りなれど気にならず。恐るべし「染めQ」。
高いけど。




さて、deweyのステージで筆者が着る軍装のアレを改造する。している途中。
上述の軍用ハーネスの「染めQ」塗装もその一環。軍服本体にハーネスを先に取り付けるといろいろ自由が利かなくなるのでその前に予てから要望(自分的に)のあった「襟」の改造をはじめる。軍装のアレにはいろいろ「管」が取り回されているが、その改造を行うためには一旦「管」を取り外さなければならない。しかも取り外したら元に戻せない状況になるため、新しい工夫を施す必要が生じる。
などとかしこまって考えていたが、面倒臭くなって短絡的にぶちぶちと接着剤を剥がしにかかる。
やってしまえば後に戻れぬ。

そして基本襟は立てる。





第二回へ続く。



2015/09/02

(No.2378): 微僅軍装.add(harness,machinery_machine);


あとでこれを見て懐かしくなるから書いておく。
先日8月28日 東京の最高気温22.9度
一昨日8月31日 東京の最高気温24度
昨日9月1日 東京の最高気温26度

どこの避暑地かと思う。
先週くらいからこんな調子で既に秋の気温、既に秋雨の様子。

お盆前などは猛暑でもうしょうがないくらいの暑さであまりのダジャレの酷さに山田くん(元ずーとるび)に座布団全部且つ羽織りまで取られる始末だったのに今じゃ長袖も着ようという頃合いが本日9月2日は舞い戻って31度の蒸し暑さはどうだい君。

「はい、円楽さん早い」




処で先日迄ニ○十五年版次回deweyライブの予定は十一月であったのだが、其の前月十月の十九日に一本確定の由。十一月の軍装は確実であり、蓋し十月も軍装の井出達で臨む塩梅式と認識するも万事少打ち合わせに候。但しエフオピ微軍装に取り付ける各種部軌品群には、此の際を以って新たなる奇怪な機械を装着せしめんとする動き此れ在り。俗にヴァージョンアップと呼称す。

先ず巷呼スチームパンク類と思しき汎用の宛て成るを眺めつ、さうだハーネスの類をと膝を打ち果たして電網に問うてみれば、つつがなく犬種のお散歩リードと枚挙に暇なく散る。迷いあらゆる句を添え電網にお伺いをたてるも仕舞に表された性器具に辿りつき、オ々此れ此れと危うくポチる寸前にて我に返り候。

気を静めてみればやうやうと舫う記憶の中に、嘗て二十年前サバゲーにて装備していた軍用ハーネスの存在に思い至り、箪笥内捜索に出掛け候由。(今此処)




2015/08/29

(No.2377): 晃一郎と吉之助 (続・軍装の行方)


麹町区三番町に在るカフェ”倉香の華”の店内にはクロード・ドビュッシーの「前奏曲集・ヴィーノの門」が低く流れていた。

逓信営轄所から呼び出しを受けた晃一郎がそのカフェで吉之助と落ち合ったのは陽も傾きかけた午後四時を回ったところだった。晃一郎が座るかしないうちに、待ちかねた吉之助が捲し立てた。

「お呼び出しぁは一体(いってぇ)何だったんで?」
「予想しちゃぁいたがよ、奴らの、デユーイの提唱会の有様を言って聞かせたてぇやつよ」
「珈琲を」

通りかかった給仕に注文すると、晃一郎はズボンのポケットから折り畳んだ一枚の紙切れを取り出し吉之助の前へ置いた。その紙切れにはこう記されていた。



仕諜命令書 第三九三八

発布 
東京市第二逓信営轄 
拡報技長  物部総爾郎


デユーイノ次期以降提唱会 デハ改めた規律則通リ
タキヲン粒子排出口付紅色発光ダイヲード基盤配設式
軍装飾ヲ着用ノ限リ此軍律発布報トス



「物部の野郎、こんなもんをばら撒いてやがった」

晃一郎は腕を組んで椅子に深く沈んだ。両手で紙を掴み睨んでいた吉之助だったが、そのうち諦めて突っ返した。

「晃さん、何が書かれてんだかおいらにゃぁてんで」
「早ぇ話が奴らまた、軍装に戻るってこった」
「この前(めぇ)の物腰やぁ、堅気のようでしたからねぇ」
「まぁ失脚した村岡翁の後釜に物部てぇ野郎が控(ひけ)えてたってことよ」
「そいつぁ何者なんです」
「ハナは村岡爺さんの傀儡てぇ噂もあったがよ、おいらの見立てじゃぁどうやら見当が違(ちげ)えらしい」
「するってぇとまたドンパチが始まるんですかい」

運ばれてきた珈琲を一口舐めると晃一郎は話を変えた。

「にしても渋谷町の箱ぁてぇした鳴りだったなぁ」
「晃さんの前(め)ぇだけど、あの箱鳴りぁ思い出しても動悸が上がりやす」
「そういや神無月を待たずして渋谷町の箱でもう一度何やらおっぱじめるてぇ噂を逓信営轄で聞き込んできたぜ、まぁまだ八百ってぇこともあるがよ」
「本当ですかい、そいつぁまた浮かれやすね」
「おめぇまたそんなことを、まだ決まっちゃいねぇよ」

晃一郎は命令書の紙をぐしゃりと丸めるとテーブルの灰皿へ投棄した。
店内の音楽はリヒャルト・シュトラウス 「サロメ 7つのヴェールの踊り」に変わっていた。


2015/08/26

(No.2376): 0824 deweyライブの巻(渋谷VUENOS 編)


前週金曜夜のリハスタで発生した電子デバイス霊障は本編では発生せず、これも千代田稲荷様詣により得らるる御利益。張られた結界の賜物と心得る。




渋谷VUENOSさんの圧倒的な物理的構造の恩恵とスタッフの方々のキメ細やかなるご対応に平身低頭し、極めつけはサウンドチェックに於けるtaira士声質に合わせたマイク交換に尽きる。(ダイナミックマイクからコンデンサマイクヘ交換)
此方の方が声が前に出ますねというPAさまの音への拘り方に感謝しつつ共感を得る。感謝し得まくる。

そんな渋谷VUENOSさんで音響設備以外で驚愕したことは楽屋以外に出演者用控え室があり、しかもその中に専用のBARまでがあること。
(出演者用控え室全景)




共演者の方々は皆さま格好良い素敵な音楽を。
princeheightsさんは上手、下手に電子デバイス群を配しセンターにドラムという構成。アンビエントな音像にフリーなドラムが絡まる。素敵な大人の電子音楽だった。下手の方の弄っていた機械はモジュラーシンセ(メーカ名お聞きしたのだが失念)との由。
ぐっと来る。

kuramuさんはお一人のユニット。センターにMacBookを配し、そこから繰り出されるビートのあるアンビエント的なトラックにご自身で弾かれるギターが重なる。その絶妙感がこちらもまた素敵な大人の電子音楽の域。Pushでのリアルなクリップ送出クラブトラックもぐっと来る。


比してdeweyはおもちゃ音楽だなーと。玩具とおもちゃの狭間を漂う大人の玩具音楽だ。そのおもちゃ音楽は大きなトラブルもなくつつがなく演る。何にせよ新旧取り混ぜたセットリストで抜群の音響の中、楽しくライブできた。



箱私観。
一般的にライブハウスといえばロック系、主にギターバンドを主軸としていることが多いのに対し、それでもこちら渋谷VUENOSさんはテクノ、エレクトロニック音楽に完全対応している希有なライブハウスである。
その筋では最右翼と言われる高円寺Highと比べても遜色はないと思う。収容人数も同じくらいかと。フロアを見れば四方を囲んだPAスピーカーがその心意気を表している。

ちなみにサウンドチェックで拙曲の「Complexitate」を演奏中に外音を確認するためフロアへ降りてみたが、相当な重低音と音圧を感じた。(あの曲はNordLead2によるサイン波Bassが50Hzを下回る低域を出しているのだ)
ライブハウスで「低域の風」を感じるハコは少ない。

テクノ、電子音楽系絶対お勧め。





(photo by 葉介さん)


(photo by edie.s)


(photo by edie.s)


(photo by edie.s)



追記:
そーいえば今回、dewey制服(軍服的なアレ)を着なかった。
が、次回以降は復活の可能性あり.


2015/08/23

(No.2375): 32年前の邂逅


1982年の1月か2月頃だったと思う。筆者が大学1年の時。
小学時代の友人と吉祥寺パルコの中をぷらぷらしていたら、その友人の高校時代の同級生という青年とばったり会った。

友人とその人は高校卒業以来だなーなどと挨拶を交わしていたのだが、友人が思い出したように、「あ、そうそう、こいつも(筆者のこと)音楽やってんだよ、なんか多重録音してるやつ」と筆者を紹介したのである。その人は「えー!そうなんですか!」と驚いた様子だった。それには筆者も驚いて「え?そちらも多重録音やってるんですか!」と声高になった。

当時は「宅録」などという言葉はなく、サンレコも創刊してまだ1年足らずの頃、多重録音を家でやっている輩など皆無だったのだ。
しかも、しかもである、お互いYMO、Kraftwerkが大好きで、やってる音楽はテクノだったのだ。
「ワイエムオー!、ビージーエム!」「ワイエムオー!、テクノデリック!」と吉祥寺パルコ内で叫び合った。

何故なら当時、テクノ音楽をやっている人間など筆者の周りには一人としていなかったからだ。彼と話をしてみると、完全100%筆者と音楽嗜好が合致したのだ。今まで、YMO/BGMについて他人と意見交換や感想などを言い合ったことなどなかったから、すぐさま意気投合した。それがTくんと知り合った切掛けだった。
Tくんとはそれから共同制作したりユニットを組んでライブやったりで、ある時は密接になったり、しばらく離れたり、そんな関係が約10年間ほど続いた。


1983年、Tくんの一作目の作品集(ミニアルバム的な)ができたということで30分のカセットテープをもらった。Tくんは一人で「近代案出」というバンド名義で活動していた。その頃筆者は「HORMONE」というユニットを別の男と組んでいて、同じく30分テープのカセットで作品を既に発表していた。

どれどれどんな曲なんだろうかとTくんのテープを聴いた。そのあまりの完成度の高さに度肝を抜いた。同時に自分の作品の稚拙さを叩きつけられたのだった。言ってみれば、幼稚園児と大学生ほどの違いはあった。(実際大学生だったけど。だから筆者は幼稚園児ということね)
当時筆者が作っていた曲を今聞くと「ごっこ」の 域を出ていない。つまり自己満足だけの音なのだ。それに比べてTくんの楽曲は他者を意識した作り込みで、筆者の曲と比べるのも失礼なくらいの次元の違う作品だった。

ちなみに当時Tくんの機材はTASCAM244(4TR カセットMTR)、KORG MONOPOLY、TR-808であった。
当時の筆者はTASCAM234(4TR カセットMTR)、Roland SH101、BossDR55だった。Tくんの方が高価な機材を使っているからなどという陳腐な話ではなく、音楽に対する姿勢、発想やアイデア、音楽的知識、アートディレクション 全てにおいて三つも四つも筆者の上を行っていたのである。
だいたいこのテープのA面の3曲目が坂本龍一氏のFM番組で取り上げられるほどなのだ。


「近代案出」は1984年、「Zelefantankel Danz」というカセットを発表した。これがまた、ファーストを上回る出来だった。
前作が音響的あるいは前衛的なアプローチを主軸としていたのに対し、次作ではボーカル曲も増やし曲調も暗めなポップ色のテクノという方向だった。”ゼレファンタンケルダンス”というのも実際このアルバムで知ったし、そのアルバムタイトルの曲がまたダークな歌モノで痺れまくる格好良さ。
また筆者の作った「耳鳴り」という曲をカバーしてくれたりもしたが、このTくんバージョンの方が全然格好良いのだ。(作者がいうのだから間違いない)

「近代案出」は結局この二つのアルバムしか出さずその後自然消滅してしまうのだが、この二つのアルバムは筆者にとって、YMO/BGM、テクノデリックとともに、筆者のテクノ音楽のバイブルとなった。




2005年くらいに、「近代案出」の作品をカセットテープからMDに録音していたのだが、MDもいつ聴けなくなるかわからないので、昨日HDDへ録音保存した。
久しぶりに全作品を聴いたが、32年後2015年に聴いてもなんの古臭さも感じず、楽曲の格好よさに改めて驚いた次第。

Tくんは大学卒業後、某シンセメーカーK社に入社するが、その数年後某IT機器メーカーへ転職、現在はその関連外資系会社の社長である。




2015/08/19

(No.2374): 万国誤字評議会(第二十七回)


筆者が嘗て遭遇した最高の誤字のひとつ。障害対応報告会議の席上で客先へ配布した資料。
「〜以上のことからこの障害の原因は●●●となります。」
と書くべきところ、
「〜以上のことからこの障害の原因は●●●と成増。」
となっていた。

正式報告書の文面で「なります」という文言の良し悪しは置いておくとして、突然の東武東上線の出現にその会議に出席していたこちら側関係者は皆凍りつき、しかしそれよりも笑いを堪えるのが必死で噛み殺し半笑い状態という正しく拷問であった。
「なります」を「成増」と打ち間違えた日本語変換ミスにまつわる誤字自体はもとより、客先へ謝罪を伴う会議という至極真摯にご報告申し上げる場面で、こともあろうに「成増」という誤字を印刷してお客様へ配布しているというこの状況が作り出す緊張と緩和の絶妙なるバランス感に、我々評議会は高い評価を与えた。

最近では「うるう秒」に関連した仕事メールで、タイトルは「うるう秒の対応」であるのにメール本文では全て「うるう病」になっていた。
メール本文:「2015年7月1日(水)は「うるう病」が発生する日として云々〜」
その日に発症するいもち病みたいな植物の病気か、と。気色悪い絵面を想像してしまう。残念ながらこちらは内部向けメールということもあり誤字に関しての指摘はあまりなかった。
しかし「うるう病」という字面を見てるだけで物語を想像できてしまうあたり、評議会としては高評価としたい。


ちなみに、この二つの誤字は同一人物によるものであり、筆者よりも一つ年下の同僚(当時)なのである。最初の「成増事件」は今から20年ほど前のことで、その人は当時は筆者と同じ伍長クラスの階級だった。
そして「うるう病」は今年の7月のことなのだが、しかし今やその人の階級は少将クラスである。誤字すらできない無能な筆者は伍長から二等兵へ降格させられたというのに、派手で豪快な誤字をするその人は20年後少将にまで昇格した。
現実はこれほどに愉快である。

(階級にどれくらいの隔たりがあるのか確認するためには以下の表を参照願う)
<特別付録 階級ツリー>
エ↑元帥
ラ|大将
イ|中将
 |少将 ←誤字の人(一つ年下)
 |大佐
 |中佐
 |少佐
 |大尉
 |中尉
 |少尉
 |曹長
 |軍曹
 |伍長
 |兵長
 |上等兵
ザ|一等兵
コ↓二等兵←筆者イマココ




なお、別の人物(故人)であるが、その人は万国誤字評議会において現時点で最高位に掲げられる伝説的で忘れられない誤字を排出した。
それがこれだ。

スットプ → (正:ストップ)
インフュメーシュン → (正:インフォメーション)

カタカナでこれを越える誤字を筆者は未だ見たことがない。



2015/08/17

(No.2373): 過去日記から発掘シリーズ(3)


やァいらっしゃい。大したアレじゃァないんだがね、まァお掛けよ。
昔の日記をひつくり返してゐたらね、丁度良ひ塩梅に君の欲しがってゐた話が見つかってね。いやね、もっと詳しいところをお望みならもう少しばかりは探索を弾むところなんだけれどもね、まァこ々ら辺りがお手頃なんぢやなゐかと想ってね。
君が所望してゐたのは下の日記の二つ目の■マァクの話しさね。

(No.1484): 夢記五二





2015/08/14

(No.2372): 目覚めたApple Macintosh Classicに


deweyの写真を撮影してもらっているstereogimmikのedieがカラクラ(*)を処分したいのだがという話をしていて、ああそういえば筆者もクラシック持ってるなーもう埃まみれで機材の奥の奥の方に荷物の下敷きになってしまったけど、そういえば奴はどうなってしまっただろうかと想いを巡らせていた。
クラシックとはApple Macintosh Classicのこと。
(*)(カラクラとはMacintosh Color Classicのこと)

Macintosh Classicは筆者のファーストMacだった。1990年頃に確か24万円くらいで買った。もう25年も昔の話だ。画面は白黒。8bitマシン。CPUはモトローラの68000。メモリは2MB、HDDは30MBくらいだったか。
最近ではそれでももう15年位前になるだろうか、コンピュータボイスの音を録音するのに立ち上げた覚えがある。当時のMacintoshにはMacin Talkという合成音声エンジンのシステムファイルが標準で入っていて、こいつが滅法テクノっぽいコンピュータボイスを喋ってくれるのだ。
今みたいに人間味など微塵もなく、矩形波と三角波とホワイトノイズだけのフォルマントで(実際はもっと複雑だろうけど)あのざらついた感じは今の優等生合成音声では出せない。そんなMacin Talkを呼び出すHyperCardを使ってテキスト読み上げスタックを作成していた。

荷物をどけて埃まみれの奴を引っ張り出し、掃除機で綺麗にしたあと欠損がないか調べる。特になさそう。電気を通すのすら15年も前なので火が出るとも限らない。
緊張しながら電源ON。ポーンという音は鳴らなかったが、ニコニコMacが登場して普通に起動して感動。「あけましておめでとうございます」というオープニングタイトルが出る。ちゃんと起動して普通にアプリも動くし、何の問題もない。



ただし、内蔵スピーカーは断線したようで、音は一切鳴らなかった。久しぶりのMacin Talkボイスは聞けなかったが、音を外出しすれば大丈夫だろう。しかしほったらかしで埃をかぶっていたのによく動くものだ。
いろいろ中身を調べていたら、「電子音楽と温泉鉱泉」の活動をしていた時の温泉旅記録70ページにも及ぶ資料を発見した。まさに筆者にとってはタイムカプセルだ。これはデータを保存しておきたいと思ったのだが、外に持ち出せないことに気付いた。




Macintosh Classicにはフロッピードライブはある。しかし肝心のフロッピーディスクがないうえに、仮にあってもそれをどうやって今のMacBookProに移せば良いのだ。USBのフロッピードライブを買ってくるしかないのか。そのためだけに。
面白すぎる。やろう。



当時インターネットなどなくて、主にパソコン通信。
そのターミナルソフト「ニンジャターム」懐かしいー




新旧Macのツーショット。Macintosh ClassicとMacBookPro




25年の歳月の変化。
そりゃ歳とるわ。





2015/08/13

(No.2371): ケーブル入れ替えの正期(句点はひとつ祭)


まるで水の中にいるような湿度で汗も一向に蒸発しないのでライブ用のケーブルを数本新調すべく、くだんのサうンドハうスさんサイトを回遊し物色しつつ、だいたい今使用している各種ケーブルは(昔はシールドなんて言ってたけど今でもギター系では言うのだろうか)ほとんどが10年以上前のものばかりで、しかしそれなりに先端を接点洗浄剤などで軽くメンテナンスしているものだから言ってみればフツーに使えているのだけれど、そこはやはり経年劣化はやむを得ない状況にきているかもしれないという雑駁な感情のもと、いつものサうンドハうスさんサイトをぺらぺらめくりながら我ら辺境電子音楽楽団deweyのライブ構成に必要にして最低限のケーブル類を見繕いのポチりったのが数分前の出来事であり、いつもの塩梅なら明日の午後には着荷のはずであろうことは。


フォン - フォン デュアル HOSA



XLR メス - オス HOSA




TRS - TRS デュアル HOSA




MIDI HOSA