2018/11/05

(No.2574): オルドビスの遺産(ver3)


「ついに解読成功?!オルドビスの遺産」

オルドビス紀は今から約4億4370万年前、三葉虫の時代である。
1909年、ポートワイマール地方オッロの崖のオルドビス紀地層から、「文字」が刻まれた石碑文が出土した。
そもそも存在し得ないものであり、ゆえにこれは「文字」ではなく環境によって偶発的に刻まれた「傷」ではないかという解釈が常識だった。あきらかに人工的な傷「文字」であり、その「文字」は古代から現代に至るまでのどの言語にも当てはまらなかったことから、あるいは近代になって出鱈目な「文字」を刻みつけたのではないかといったフェイク説まで上がったという。
しかし後年の調査では石碑文本体はもちろん「文字」の刻み溝部の放射年代測定の結果、4億1000万年〜4億5000万年であることが確認されている。
石碑文の成分にはケイ酸塩鉱物が多く含まれるため地球へ落下した隕石の一部ではないかという説もある。つまり地球外の何者かによって刻まれた「文字」であると。
そのこと自体が既に荒唐無稽であるのだが、しかし最近になってさらに驚くべき調査結果がジュネーブのワイマール財団から齎された。
刻まれている「文字」の一部の解読に成功したという。
解読への経緯をお伝えするには些か専門的過ぎる内容であり、一般読者には難解であるため上層のみを記すことにする。
(これでも難解には変わりないのだが)

オキュパイアアボートと呼ばれる結晶格子は傷が発生する際にゆらぎ係数を乗算した値を持つ性質がある。オキュパイアアボートから派生した裂二元素をマトリクス梵数と捉えた場合、古代ケルト語の梵数字配列を参照することで文字の謎を捉えることができるのではないかと考えた。
梵数字配列は裂二元素の輻射角1/2乗算値と存在比のビークタル係数をマトリクス補完し、10の8乗の換算表を組み立てる。その換算表を元に元の梵数字配列を読むことで「文字」を解読するという手法だ。

解読した文字列は下記の通り。


[換算表を元に解読した文字列]
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⊃∝「∞ 1⊃ ∃ dv ml Бэg
dqjdы иy lЁraбч mэБ
dешеЧ

---------------------------------------------

[上記を現代語に翻訳した文字列]

2018年12月3日(月) 神楽音
tairaとエフオピのピャギュドピャムン電子音塊ユニット
dешеЧ



(ジュネーブ特派員  ミヒャエル・マクレガー 配信)