2011/05/31

(No.1405): 番組宣伝


CYRKON ライブ告知



DATE : 2011.06.02(THU)
OPEN 18:30 / START 19:00

PLACE : LIVEHOUSE Bogaloo(ブーガル)
渋谷区代々木1-42-4
代々木P1ビルB1
http://www.bogaloo.net

FEE : door 2,300(ドリンク別)
adv 2,000


[about CYRKON]
えびた / music,guitar,kaossilator,etc
エフオピ / music,drum,backtrack-mixed
サンタ / bass

---------------------------------------


見どころ

爽やかな微風と誠実な日差しの中で
驕佚なリズムと世塵な調べと混沌の弄花
が理を射貫くだろう。
タイムアウトの前触れは得てして
浜紫(はまむらさき)の香りを携える。
追って魚梯を越え、いざ盤渉を目指す。






dewey ライブ告知



DATE : 2011.07.02(SAT)


PLACE : 新宿HEAD POWER
東京都新宿区大久保2-5-19
シティプラザ大久保B1
http://headpower.syncl.jp/

FEE : door 詳細は追って掲載
adv


[about dewey]
平 / music,words,cubase,voice,synthesizer
lumb.fop / music,cubase,drum

---------------------------------------


見どころ

徘徊の掟(第2条第6項)を声高らかに詠む。
レシオは4:1。
ひっきりなく訪なう白羅の詞章を高々と掲げ、
往来の中程で座して待つ。
頃合いに妓楼を招き、その波形を象虫に
喰ませながら四枚に折る。
追って魚梯を越え、いざ黄鐘を目指す。

2011/05/30

(No.1404): 原子熊猫


もう雨が降ろうが槍が降ろうが
台風だろうが温帯低気圧だろうが
関係ない。

暴風雨上等と西の空へ絶叫しながら
パンダリーノ2011つつがなく滞りなく参加。
正しく暴風雨の中
集まったパンダ136台との由。
君たちつくづく最高だ。



今年はそんな状態だったので
もう何が何だかわからないウチに撤収。
ケータリングのパスタは食べたし。
常連さんへのご挨拶もできたし。




いいイベントだった。






通り道だったのと時勢を鑑みて
浜岡原子力発電所を見学する。
くだんの報道の通り
既に全ての原子炉は停止または廃棄準備
ということ現在は発電していない。

というか、
原子力発電所自体へは一歩近づけないどころか
写真撮影も禁止。

隣に、浜岡原子力館という
いわゆるハコもの施設があるので
それを見学する。

原寸大の原子炉のセットには驚いた。
想像していたものよりも物凄くデカイ。
高さは4階建てビルほどだろうか。






燃料棒だけでもは4mくらいはある。
そして炉心の外壁の厚さ、それを覆う壁の厚さ
原子炉建屋の壁の構造など、
現物が展示されていたが、これだけの防御でさえ
無力化してしまったという現実は本当に驚きだ。

震災前にこれら展示を見たら
これだったら原発も安心だわと思っていたと思う。
だって、あんた、鋼鉄であの厚さなら
大抵は問題なかろうと誰でも思うだろう。

しかし現実は違った。

ユウユウ君(浜岡原子力館のイメージキャラ)が
説明する原子力の安全性についてのお話しが
虚しく館内に響き渡るのであった。












2011/05/28

(No.1403): 汁粉完了


CYRKONのデモ音源を制作する。
本日の作業で一通り完成した。
全部で5曲。

最初の2曲は既にオフィシャルサイト
公開されており、今週は残りの3曲について
作業を行っていた。
元音源は先週のスタジオで録音したもの。
バックトラック+轟音ギター+
カオシレータ+生ベース+生ドラム
という素の録音素材を使って再構成
したもの。

今週の作業としては都合3曲を作る。
そのウチの2曲は既にCYRKONバンマス
えびたさんに送ってあり、
そして現在YOUTUBEで公開されている。
http://youtu.be/ydwz-ciLjHs
http://youtu.be/Ey8ojcEEkAc


本日は残りの1曲を仕上げたという塩梅。

基本は元音源をベースにして
波形編集で構成を変更したり
VSTiや他のオーディオサンプルから
新たな音を足したりした。
あとはEQ、コンプ、リミッターなどで整音。

ハードディスクの中をいろいろ物色していたら
stereogimmik曲で使用したことのある
合成音声のファイルが出てきたので
切り刻んで且つリバースして貼ってみた。
リズムに沿う機械音声というのは何故こうも
高揚感を感じるのだろう。



なお、ライブは音源とはまた違ったバージョン
という塩梅式である。







パンダリーノ。
台風が来ているが、参加する予定。
最高だ。










2011/05/27

(No.1402): 番外史車


ところで、
筆者の四輪クロニクルといえば
このページに全てが書き記されている。

だから、あーだこーだと殊更に
改めて記すこともないだろうが
実はこのクロニクルに載っていない
四輪があるのだ。
なぜ載っていないのかというと
それは所有していたわけではなかったからだ。
あるクルマの代車として、僅か
2週間程度乗っていたというクルマなのである。

そのあるクルマとは
「フォルクスワーゲン・タイプ3」である
フォルクスワーゲン・タイプ3の記事を
読めば分かるとおり、ひどくエライ目にあった
クルマである。故障が多かった。

その修理中に、代車で乗ってていいよ
とWAVE(*)の社長に言われたのが
トライアンフTR7だった。

色は確か小豆色、そして
京都ナンバーだったのを覚えている。

このクルマがまたたいそう面白かった。
座位置がものすごく低いので
道路すれすれの感じだった。
クラッチは激重で、もちろんハンドルも重く、
そしてブレーキは効かない。

そんなTR7もご多分に漏れず
やらかしたのである。

府中辺りを走行中。
急にエンジンの調子が悪くなった。
ガクガクウンウンしている。
水温計を見ると、
思いっきりレッドゾーンに
ビンビンに振り切れているではないか。

ラジエーターから水漏れ。
慌てて路肩に停めボンネットを開ける。
もう水蒸気とか。
マンガのようだった。
目の前にクリーニング屋さんがあったので
すいやせん、やかんに水を分けて
もらえないでしょうか
と懇願し、水をもらう。

ラジエーターキャップがもう熱くて触れない。
冷めるまで待つ。
もうもうと立ち籠める蒸気の中
水道水をバシャバシャと注ぎ入れ
なんとか走れるようになった。

近くに高校がある場所だったので
帰宅中の女子高校生たちが
ペッタンコのスポーツカーに
やかんで水を入れている冴えない小男を見て、
なにあれ的な痛い視線と嘲笑を
送ってくるのだった。

代車でさえ、故障するという店WAVE。
いい店だった。


(*)WAVE
1980年代中後半に多摩地区某所にあった
ヨーロッパ旧車の自動車修理販売店。
40歳代の社長と若いメカニックお兄さんで
切り盛りしていた。
社長、お元気なら今はもう70歳代かー

2011/05/26

(No.1401): 時間軸流


本日14時頃までtwitterのタイムラインが
見られなかった。
タイムラインとはフォローしている
全てのユーザーのつぶやき内容を
リアルタイムに表示する形式のこと。

一部のユーザーで自分のタイムラインが
見られない障害が起きていたらしい。
筆者のアカウントはガッツリ該当していた。

かといって自分を取り巻く状況で
それが問題であったかというと
別段何も問題はなかった。
確かに問題はなかった。
全く問題はない。

しかし、見られなかった時間帯の
タイムラインには、どのような雑話が、
雑報が、そも物語が語られていたのだろうか
という偏気を感じてしまう。


タイムラインとは、「旬」である。
間髪を入れずに。
滞らずに。
その瞬間の物語が溢流され続けているのだ。

逆に、流れ出たまま掬い取ることが
できなかったツイートは、そのまま永遠に
時間の彼方へと流浪するのである。


ところで
有名人がツイッターをやっている場合、
その状況というのは概ね以下の通りである。

フォロアー数:300,000人
フォロー数:3人

だから、
前々から思っていたのだが
たった3人のこんなタイムラインなんて
面白くも何ともないだろうに、と。
自分がフォローしていないフォロアーが
自分のポストにRTやQTをしても
自分のタイムラインには載らない。
だと思う。(ちょっと不明だがたぶんそう)
それとも、「@ユーザー名関連のつぶやき」に
表示されるのかしらん。

というか逆に30万人にRTされて
それが自分のタイムラインで流れてくるのも
それはそれで欝陶しいが。

だからこの場合、
ポストのみに徹する宣伝ツールとなる。
もう完全に仕事。


なお、筆者だったら、
もう一つ別のアカウントを取得して
密かにそのアカウントでこの30万人を
フォローしたい。

という遊びも面白そうだ。

2011/05/25

(No.1400): 千四百告


1400回記念。
このナンバリング制にしたのは・・
という薀蓄については
既に1000回記念の巻で書いているので、
こちらをご参照頂きたい。

なになに、
2007年1月1日からの回数らしいが
2006年は毎日執筆365回、
最古は2002年6月との由。

それにしてもよくもまぁ
そんなに書くことがある。
一体何を書いているのか。
屁の足しにもならんゴミ屑のような
糞散文ばかりである。

いや、屁の足しならまだいい。
屁の足しになるのだから。
それすらもままならぬわ。

というような
こんな塩梅式である。

なるほど屑だ。




CYRKONライブ告知


DATE : 2011.06.02(THU)
OPEN 18:30 / START 19:00

PLACE : LIVEHOUSE Bogaloo(ブーガル)
渋谷区代々木1-42-4 代々木P1ビルB1
http://www.bogaloo.net

FEE : door 2,300(ドリンク別)
adv 2,000


CYRKON出演順は未だ不明・・・



対バンさんに失礼があってはならぬので
事前にHPなどを見て予習を・・よsy・・

って、え?ヌフォッ、まッマジで?
この日でいいのかッ
この日でいいのでしょうか
と、四畳半の隅にあった箪笥の跡の
若い畳の上で、頭髪をデップで
キッチリと八ニ分けにして
全裸体育座りにて全力で
ご機嫌を伺いたい心境である。

イベント名「Little Garden」
なるほど。うむ。
そういうことか。


対バンさんを観に来られた
お客様もさぞや驚かれることでしょう。
すごいことになりそうです。
どんなすごいことになってしまうのか。
顛末をご覧になりたい方は是非おいで下さい。

2011/05/24

(No.1399): 杜撰座噺


4月5月と怒涛の走りこみで
走行距離を伸ばし先週の走行で
いよいよ8900kmへなんなんとす。
8888kmのキリ番写真すら
撮り忘れる始末。

六級改号DUCATI696プーラッスッ
(Aちゃんのタオルを高く投げ上げて)

過日、ドカ屋にて
10000kmになったらブレーキパッドと
ローター、それにひび割れが始まっている
タイヤを交換したほうがいいぞこの左手ダブル
未だに出来ず右手誤魔化し野郎がッ

という勅諚を賜っているのだが
まだまだ先のこっちゃぁねぇか
おいらにゃ万事当分かかわり合いは
しねぇって腹よ
そんな調子でいるもんだから、
熊公の奴ぁてめぇのいなりとお稲荷さんの
区別もつかねぇで、
うわっちちちちあの野郎
ただじゃおかねぇぞって三尺もある
長火鉢をどすーんと倒しちまったから
いけねぇ、そりゃ長屋中大騒ぎで

「夕立に取り込んでやる隣の子」
なんてぇ川柳がありますが
長屋の連中ってぇのは面倒見はいいもんで
ちょいと甚さん、甚兵衛さんッ、
いないのかい、ちょいと甚兵衛ッ
甚公ッ、おいこら甚公ッ
なんだよ八っつあん鼻っぱしに大きな声を
出すもんじゃぁないよ
なんでぇいるんじゃねぇかいるんだったら
返事ぃしろいこの八丁野郎がッ
なんだいその八丁ってぇのは
糞みてぇにしてるからよ
糞が味噌、八丁味噌ってぇことかい
ややこしいなぁおいそんで今日はなんだい
熊公をよ止めとくれよr


というか筆者を止めてくれ。




などと、達観していたら
文字通りあっという間にその距離が
目前と相成る。

まだ1000km以上ある。
ではなく、あと1000kmしかない。
すぐだ。
おそらく1ヶ月半、とみる。
さて、その時の対応を如何するか。
ブレーキパッド交換は必須だろう。
交換せねば危険だ。
ローターも交換はしたいが・・
タイヤも微妙なところだ。
然るに、かッ金が・・
検討続投。



DUCATI696がもうすぐ10000kmだ。
タイヤ交換とかどうしよう。


2行で済む話だ。

2011/05/23

(No.1398): 要旨楽団


この30年間音楽活動をやってきて
今まで数多くのバンドや
ユニットなどを経験してきたが、実は
筆者はCYRKONのようなユニットは
初めての経験である。

と言ってもその初めて加減という塩梅を
どのようなワードで示せばよいのか。
的確なワードがない。
もちろん、二人組ユニットとか
テクノ系ロックとかそういう
構成要素の話ではなく、
そう、強いてあげるなら、
「音楽に向かう姿勢が違う」 とか
そういうことだろうか。

つまり
稚拙にへらへらできない感じ。
いや、それでも実際筆者は
幼稚にヘラヘ~ラしているのだが。

大袈裟に言うなら
若い時分本気でミュージシャンを
目指した経験がある人の
その本気度の中の僅かな真剣さを
包含しているという塩梅式である。

30年前にこの雰囲気を持続できていたなら
沼尻軽便鉄道会津樋ノ口駅の駅員、
草軽電気鉄道のデキ12の運転手、
乗工社の店員、
などといったまた違った道が
あったかもしれない。
今のように手遊びと手淫に明け暮れずに。


既に齢四十も中後半の人々では
もちろん数多戦歴の勇者であり
たいがいのことではビビらず
当然のことながらその演奏ときたら
人を魅了する超絶プレイのはずである。

つまり、そういうシチュエーションが
大前提であり、それを踏まえて、
さぁさぁ何をしましょうか
というところから物語は始まるのである。

だからそうした背景を鑑みると
「全然バンドっぽくない」
というベース氏の発言は、
ある意味的を得ているのだろう。
何故なら自分にとってこの30年間の
音楽活動とは正しく
「全然バンドっぽくない」ことの
繰り返しなのだから。

2011/05/22

(No.1397): 失笑音楽


土曜日、17:30
CYRKONのスタジオリハ。
代々木ノア。4時間。

17:20にはまだ
甲州街道山手通りアンダーパスを
FIAT Panda100HPで爆笑していたので
爆走していたので、

すわ遅れるッ、
遅刻だけはするなダメ絶対!
と、曽祖父の遺言通り
きっちりと10分遅れでスタジオへ
クルマごと突っ込みながら既に入室
されていたCYRKONバンマスえびたさんへ
低頭し謝罪。


さて、今回からベースさんが加わる。
当座6月2日のライブを目標に
この一回限りのリハにて合わせるという趣向。

そういえば名前すら知らなかった
ベースさんへ自己紹介しご挨拶。
同じ四十代とは思えない若々しさ
もう見た感じバリバリのミュージシャンだ。

先ずはフリーのセッション。
ベースさんの力量を観察する
などと言っている筆者を今すぐ抹殺したい。
力量を測られているのはベースさんではなく
筆者なのだ。

フリーのセッション。
こういうのは苦手だ。
なんせ、引き出しがない。
エイトビートのミニマル進行のみだ。
テクノ人の宿命。
最高だ。


その後、ライブ曲を一通りやってみる。

ベース「曲終わるときは目を見て合わせて」
筆者 「はい」
ベース「でないと、かっこわるくなるから」
筆者 「御意」


そして
四十代ともなれば30分という長い休憩も取る。

「ジャニーズのツアーで」
「浜崎あゆみが」
「ギャラなんかもらったことありませんッ」


後半、さらに全曲を演奏しながら
マイクも立てて一発レコーディングを執り行う。


練習終わり間際。
ベースさんが何やらフレーズを弾き始めた。
えびたさんもそれに合わせてギターを弾いている。
すると、ベースさんが

「これ7拍子。7拍子でやって」
「12345671234567」

と仰る。

その刹那筆者は
まるで冤罪を犯した小野寺昭(デンカ)のような顔で

「な、ななびょうしなんて、でッできませんッ」

と絶叫した。

ベースさんの失笑を買う。



さて、ライブ楽曲については
今回はヘッドフォンでトラックを
モニターしたので、オケとのタイミングは
問題なかったと思う。
しかも筆者的には、手前味噌ながら
わりとうまくかっこ良く叩けたと思っていた。
テクノトラックの上の生ドラムとは
こういう有り様というミニマル感で
演奏できたと思っていたのだ。

しかし、それが、その30分後にがらがらと
音を立てて崩れ落ちることを
この時の筆者はまだ知らない。






スタジオ後、デニーズにて遅い夕食を皆で摂る。


「目標はリズムマシンです。
あのドラマーいらねぇんじゃね
機械置いておきゃよくね的なドラマーを目指しています」

ベースさんの失笑を買う。

そして極めつけは

「全然バンドっぽくない」
「もう、ドラムやめて、打ち込みだけやってれば」

と、ベースさんが仰った。
嗚呼楽しい、音楽って最高だ。











2011/05/20

(No.1396): 厭離穢土


CYRKONのライブ用のバックトラックの
仕込みを終えた。
全5曲。
元音源はバンマスえびたさん制作で
それを筆者が
グニグニしたりギュニュンギョニョンしたり
切り貼りしたり音を加えたりしながら
作り出した。

初回ライブがCYRKON結成2週間後という
驚異の速さで行われ、
そうこうしているうちに早くも
次回ライブも滞りなくブッキングされ
その準備のための仕込みという塩梅。
且つ、明日は1回だけのそのリハーサル。
ちなみに今回からベース(40歳代との由)加入。
怒涛の光流。


しからずんばライブ告知

----------------------------------------
2011年6月2日(木)
代々木 Bogaloo(ブーガル)
イベントタイトル「Little Garden」
(時間など詳細は追ってお知らせします)


〒151-0053
渋谷区代々木1-42-4 代々木P1ビルB1
LIVEHOUSE Bogaloo(ブーガル)
tel-fax:03-3320-5895
HP http://www.bogaloo.net
----------------------------------------


リトルガーデンという軽やかなタイトルからすると
アコースティックなイベントっぽい。
いいぞまたこのアウェイ感。
是非とも前後アコギ弾き語りに全力で挟まれたい。





「益々電機」
と聞いてピンと来る人。

「バックルバックルー前も後ろもー
はいー全部オーラーイ」
と聞いてピンと来る人。

「なんだいその髭面は」
と聞いてピンと来る人。

「ファイティング原田で行けー!」
と聞いてピンと来る人。

「イ、イ、イ、イガワッ」
と聞いてピンと来る人。

「あー君、ところでこの会社なんちゅー会社?」
と聞いてピンと来る人。


ピンと来る人は、大丈夫。

2011/05/19

(No.1395): 観念横丁


昨夜、新宿3丁目新宿通り路上にて
黒のHONDA VTR乗りdewey平さんと共に
互いの二輪を駆り出しながら
以前対バンしたhumanexperience様の
ライブを拝見しに高円寺Hightという
ライブハウスを訪なう。

果たして顛末の詳細は
平さんブログに詳しいのでそちらを
ご参照頂きたい。

従って
筆者は手抜き妄想書きにて茶を濁す。


くだんの
高円寺ラーメン横丁に入り、
激辛(平)無辛(fop)を喰う。
激辛の上に真っ赤な粉末を
これでもかと投入する平さんに羨望する。
筆者は軟弱冷やしラーメンの由。
醤油味のつけ麺+湯麺風で旨かった。







さて
場所を高円寺Hightに移す。
ここは非常に好印象のハコだった。
天井が高く2F席?部分もある。
ステージの位置が高い。
50cmくらいあるだろうか。
かといってフロアは大きいのかと思うと
さほどの広さはない。
ゆるいスタンディングなら5~60人程度か。
ステージも広くも狭くもない感じ。
丁度いい。
PA卓がDigidesign D-Show Profile
これは初めて見た。
ProToolsでのレコーディングも
できるのだろうか。

要するに
やる気にさせるような佇まいのハコだ。



humanexperience様のライブ。
楽曲としての
ライブパフォーマンスとしての完成度の高さ。
ベース(シンセ)+歌(キーボード)+
ギターというメンバー様全員が
イヤフォンにてクリックを聞いている。
緻密な構成の楽曲ではバックトラックが
無音の時間も長い。
そのための仕様であろう。

今回ギター様が加入されたとのことで
平さんも書いていたようにギターの音が
楽曲にひどく調和していた。
色付けがさらに強調された感じ。
音圧もよかった。
ステージ中央にはスクリーン。
常にキュートなVJが映しだされていた。








以下、改めて感じたこと。

我々の年代が考える所謂古典的なロック、
或いはブルースといったジャンルの
サウンドというのは、やはりどうしても
ギターを中心としてサウンドを組み立ててしまう。
これはもうロック=ギターサウンドという
定義になってしまっている。

だからそういうバンドでは、例えば
キーボードというのは
刺身のツマ的な位置付けであり
ギターサウンド全体を少し
バラエティにするという意味合いが強い。
或いは、ホーンの代わりであるとか。

しかし、
例えば90年代以降に音楽に目覚めた方々の
ような我々よりも新しい価値観を持つ
クリエイター諸氏は、ジャンルにおける
固定観念が薄く、自由な発想をしていると思う。

だから祖がロックである音楽だとしても
キーボード、或いはシンセというのは
ギターと同列の存在であって、
そういう全てのデバイスが優劣なく
一体となってこそ、
自分たちの音楽が具現化できることを
知っている人々である。

2011/05/18

(No.1394): 大連行履


昨年の8月、
中国の大連へ出張した。
三泊四日の期間であり、
且つ仕事だったため
観光的なことは全くなかった。

が、帰国日の朝、
朝食後出発まで3時間近く時間が
空いていたので一人ホテルを出て
街を歩き回った。
この時の点景が今でも心に
焼きついている。



大連の街は一見すると都会的で、
幅の広い道路や12、3階建ての
高いビルヂングなどもある。
しかし裏通りに一歩踏み入れば、
彼らの粛々とした日常生活があり、
彼らの常識の風景が広がっている。





生活道路と思しきそうした
狭い通りの両脇には商店などが
ひしめき合って密集している場所も
数多く存在し、そこには彼らの日常の
切り取られた朝が存在しているのだ。


ホテルから歩いて5分ほどのところに
中程に池がある大きな公園があり、
その中を散策する。

平日(確か金曜日)にも関わらず
たくさんの人々が集っていた。
目立ったのは、やはり太極拳を
舞っている人たち。
いくつかの集まりになって、
公園のあちこちで見かけた。


また、大きな筆を持って、
(筆なのだが全長50cmはあろうか
という長くて大きな筆)
立ったまま地面に漢字を書いている。
墨ではなく、ただの水のようだ。
そして、おそろしく達筆。
こういう集団も何組かいた。







彼らの毎日の日課なだろう。


あと、目についたのが床屋。
青空床屋とでも言えばいいのか。
公園のところどころに椅子をおいて
そこで髪を切っている。
屋外でのみ営業という風情。







公園を出て、裏道に行くと
早速猥雑な雰囲気の中に着く。
朝だというのにこのディープな
佇まいは何なのだろう。

実は昨夜、大連駅周辺の混沌とした
繁華街裏道なども徘徊していたのだが、
この時は上司と二人で行動していたので
夜のディープな裏道とはいえ
あまり危険は感じなかった。

一人とはいえ
この口ずさみそうな軽やかな朝にあって、
この街の佇まいの危ない感じは何だろう。

罅割れたコンクリートの階段に
汚れてねずみ色になって破れた
Tシャツ一枚で、
座り込んで中空を見つめている男。

その奥には、両腕の肩口まで刺青を
刺した男が、道端にしゃがみ
タバコをくゆらせて、さっきから
筆者のことを窺っている。

この路地のディープさに貢献しているのは
崩れた屋根や異臭を放つ水たまりや
割れた窓ガラスだけではなく、彼らの存在
こそがその度合いを上げているのだった。







彼らの周りにある人生も全て描かれて
この風景を作っている。

ポツポツと雨が落ちてきた。
突然豪雨になることがわかっていたので
慌ててホテルを目指す。

2011/05/17

(No.1393): 同期解析


「クロームでストリートライブ」




というGoogleChromeのCMがある。

このCMはGoogleChromeというブラウザの
処理速度は速いのだということを伝えたい
のだと思う。(思っていた)
たくさん開いても、ほらこの通り、という。


一般人なら、あんな一人ライブってすげー
カックイイという感想だろうか。
しかし、我々似非電子音楽家から見た場合
先ずもって腑に落ちないのが、
「同期方法」である。

しかし、なんだって、別々のウインドウで開いた
動画が全て同期して再生されるのだ。
全ての謎はこの一点に集約される。

80年代からのシガラミをひっさげれば
SMPTEやMTCなどの信号による同期方法が思いつく。
GoogleChromeがそういうモノに対応しているとは
到底思えない。

ノートPCにDAWを走らせそれをマスターとして
SMPTEを送出、同一PC内のGoogleChromeの
ウインドウそれぞれが一つづつスレーブとして
機能し、マスターの時間軸に沿って
各ウインドウで再生される動画が同期する
とでも言うのか。
あり得ん。

わかった、全て手動によるポン出しで
合わせているのだ。
確かにキッカケのサインがあれば
できなくもないだろうが
いやいやいやいや、やはり無理だろう。
実際にやってみるといい。
先ず不可能だ。

むぎゅー。


と、ここまで書いて、改めて調べてみると
なんと、自動の同期再生が出来ることがわかった。

実はあのCMで使われていたのはMusicMixerというサービス。
あのCMは、実はこういうサービスもありますよ
ということを伝えたかったのだ。

ただ、素材(YouTube 動画)を自分で作ることは
できない。
有りものを4つまでを選択して配置するだけだ。
いわゆる編集不可のプリセット音源という
風情だろうか。
あくまでも遊び用ということだろう。

自分で演奏し録画した素材を使いたいというのは
誰でも思うだろうが
BPMの問題然り、頭合わせの問題然り
そもそも通常のコンパイルではだめなのではないか
というそういう技術的要因もありそうで
巷クリエイター諸氏に落ちてくるのは難しそうだ。

とはいえ、よくできている。

2011/05/16

(No.1392): 新装置考


CYRKONのライブで
ドラム(生ドラム+WAVEDRUM)以外に
アナログリボンポケットシンセサイザーを
使おうかと算段している。
KORG monotronである。

KORG monotronには外部入力がある。
ドラム用として
ヘッドフォンディストリュビュータ
を使おうと思っているのでそこから
バックトラックをパラってmonotronへ入力する。
レベルの問題が若干ありそうだが
この際その辺りの些細なことは無視しよう。
そしてmonotronはスピーカー内蔵だが、
ヘッドフォン出力があるので、
それをPAへ渡すという塩梅式としよう。

つまりバックトラックをmonotronフィルターで
ウニウニさせようという魂胆だ。
ドラム演奏中は無理だがなんかテキトーに
ホワホワ然とした状態の時、それをやる。
果たしてホワホワ然とした状態というのは
どういう状態のことか。

用法1
私の仕事はホワホワ然としています。

用法2
今日の夕食はホワホワ然としたものにしよう。

用法3
何度言ったらわかるんだ、このホワホワ然野郎がッ

用法4
私の座右の銘は、為せばホワホワ然と成る、です。

用法5
起立、礼、ホワホワ然。

2011/05/15

(No.1391): 台場二輪


チャリティーモーターサイクルショーを訪なう。

お台場のプロムナード公園奥の広いスペース。
最初は狭い場所なのかと思っていたが
意外と広い。

震災の影響で3月末に予定されていた
東京モーターサイクルショーが中止になったので
その代わりの震災復興のための義援金募金イベント。

本来のモーターサイクルショーよりはずいぶんと
規模は小さいが、試乗会がメインとなっていたので
人も相当数来場していたと思う。

取り敢えず、Kawasaki W800を試乗できた。
まぁ乗りやすい二輪だと思う。
ポジションも楽。
W400と比べると、思いの外違いが感じられなかった。
馬力も倍近くあるのだが、もっさり感は否めない。
あと、エンジンブレーキがほとんどなく
けっこう焦った。
700cc以上も排気量があるのにあの加速感はちょっと残念。
もうちょっと元気な方が筆者は好き。

試乗はできなかったが以下のマシンは気になった。

HONDA CB1000
これはひどくカッコイイ。
跨った感じも良い。
ライポジは楽。
是非ともセパハンにしたい。

DUCATI Superbike 848 EVO
流石に普段の足というライポジではないが
この鋭角的な戦闘機のような佇まいは好き。
ライポジは苦痛。



来場のお客さんの二輪駐車スペース。
いろいろなオートバイが見られて
こういうのも楽しい。

晴天下。
そして、日に焼けた。










2011/05/14

(No.1390): 拾鉢音楽


deweyにて久々のスタジオ。
deweyとしては第3フェーズになるか。
今回は既にライブ演奏曲として
5曲決定しており、
その第一回目のスタジオリハ

筆者楽曲2曲と平さん楽曲3曲。
平さんはキーボード+ボーカル。
筆者はドラム。
という構成は変わらず。
今回はベースのkeiさんがいないので
ベースも含めたトラックを使う。

で、筆者ドラムだが
ヘッドフォンではなくスタジオの
モニタでのみ合わせてみたが、
不思議なことに最初のひと回し目が
一番出来が良かった。
変にモニタバランスを
変えたりしたからだろうか。
やはり新鮮な状態が良いのか。
ヘッドフォンはやはり必要だ。
でも既にいい感じの出来具合。


「もうライブできますね」
「ライブやりましょう」


ロビーに座った椅子にスティックの忘れ物。
Pearlの7Hというスティック。
ちょっと借りてみよう。
これが、けっこう良かった。
普段使用しているのは110Hなので
これはずいぶんと細い。軽い。
なるほど、こういう出会いもあるのだ。
今度からこれにしよう。


なお、来週の同じ時刻に
同じスタジオでCYRKONのリハが入っている。
こっちは4時間の長丁場だ。
最高だ。










2011/05/13

(No.1389): 徒然加筆

■もう大学時代となると四半世紀以上も前の話だ。
筆者は1981年に某ショボクレ大学へ入学した。
専攻学部は理工学部電気工学科だった。
ちなみに同じ学部には物理系、化学系の学科もあり
そちらは女子も多かったのだが
電気には女子は一人もいなかった。

その大学は丘の頂上にあって
駅からは急な坂道が続いている。
雪なんぞ降った日にゃロープに掴まって
坂を登るのだ。
都心の大学なら周りに遊ぶところもあるのだろうが、
筆者の大学は多摩丘陵の山の中(当時)にあり、
それでも学校の周りには住宅地は広がっていたが、
せいぜい定食屋しかなかった。

学食は大学内に二つあった。
一つはこれぞ学食という風情であり
口頭注文で食券を買う窓口と食事を受け取る
だだっ広いカウンターがあり
例えば220円でハンバーグ定食、
180円でたぬきうどんが食べられた。
(1981-1984当時)
腹が減っている時など
ハンバーグ定食を二つ喰っていた。
もちろん、マルシンハンバーグ然とした
何の肉だかわからないチープなやつだ。

一方、
もう一つの学食は離れの図書館の近くにあり
白いペンション風(イメージ)の建物で
80年代初頭の若い女の子向け的な風情な
学食だった。
もちろんメニューには
スパゲッティ・ミートソース
チーズケーキ
などの喫茶店系軽食を主軸としていた。
値段も多少高かった覚えがある。


と、ここまで書いて、思い出したことがあるので
ちょっと脇道へ逸れる。



当時、「すえひろ5」というファミレスが
多摩地区にもいくつか点在していた。
筆者はここの
エビピラフとスパゲッティ・ミートソースが
大好物だった。
この二つを同時に注文し一人で喰うのだ。
このセットは最強だった。

しかも、一つづつの量だって少なくない。
むしろ多いくらいだった。
そしてこのスパゲッティは麺が細かった。
おおそうだ。そうだった。
そうそう。食いたいなぁー当時のやつ。
今はもう二つは食えないだろうなぁ



あーもう書くの面倒臭くなってきた。
唐突におしまいとする。
誤字とかもそのままでいいや。


じゃね。

2011/05/12

(No.1388): 遊底過日


朝、駅ホームにて旧友Nと逢う。
旧友Nとは同級生である。
我々の年代(四十代後半)ともなれば
お互いの仕事の話しや社会情勢
今後の日本の行く末などを語らうのである。




M16撃ったら、部品が飛んでった」
「M16!よく動いたね」
「充電してさ、ちゃんと動いたよ」
「バッテリーよくもってるなぁ」
「それがさ、あんた」
「うむ」
「0.2弾てのを撃ったら部品が壊れて飛んでった」
「新しい弾?」
「よくわからんが、今はそうらしいよ」
「規格が変わったのかな」
「成分が土と樹から出来てるらしいよ」
「ほほー、土に返すと」
「でも表面がツルツルだったよ」
「ほほー」

「で、バラバラに分解した」
「M16を?なんで?」
「どの部品が飛んでったか調べるんで」
「わかったの?」
「わかった」
「え、でも後で自分で組み立てられるの?」
「組み立てられるよ」
「すげーなー」
「だって、分解図ついてたじゃん」
「いや、でもすごいよ」
「今でもパーツ売ってるから色々交換しようと思って」
「さすがですわ」

「あんたMP5とかデザートイーグルまだ持ってる?」
「あー、あると思うけどもう動かないかも」
「大丈夫、動くよ」
「MP5とか、もう電池ダメだろうなー」
「大丈夫。俺も動いたから」
「っていうか充電器どこだ?もうないよ」
「デザートイーグルは?」
「あのデカイやつな」
「あんた気に入ってたじゃん」
「そうそう、発射時のブローバックがすごいのね」
「あんたそれ買うんで俺にM16売ったんじゃん」
「あーそうだったっけあっはっはっ」

「あんたもう一丁持ってたよね」
ベレッタM935だね、シルバー仕上げの」
「タナカだっけ?」
「そうそう。あすこの社長捕まったよね」
「あーそうそう捕まった」
「ベレッタよかったなー、でもエア抜けで」
「直しなよ」
「直せるかね?」
「直せるよ。パッキン新品にすれば」
「さすがですわ」


「こうッ」(耳に指をあてながら)
「あんッ」(大きく顎を突き出しながら)

2011/05/11

(No.1387): 進化排泄


所謂、ガラパゴス携帯とは。

「ガラパゴスっていうOSを積んだケータイ」

ではなく、
ガラパゴス諸島にちなんで、
外界へ出られずに独自の進化を遂げた状態の、
つまり、日本市場のみに向けられて発展した
携帯電話の市場で言われる言葉だ。

いわく、おさいふケータイとかワンセグとか
或いは日本独自の通信方式だったりとか。
そういう日本に特化した機能を持つ
携帯電話のことだ。
通称ガラケー。


「それしらんかっとってんちんとんしゃん」
(SET三宅裕司のモノマネで)




さて毎年繰り返される行事。
人間ドック後のバリウム排泄に
纏わる悲喜交交。
というか「喜」はない。

今回人間ドックにおいて医師に
毎年腹痛になるのですと告げる。

「それはバリウムじゃなくて下剤ですね」
「もう、立ってられないくらい痛いです」
「そんな時は温めてください」

って言われても。


さぁ現時点で、本日排便は都合3回。
白濁はまだ。
その証拠に、だいぶ収まったといえども
まだ腹痛が続いている。

このあと、4回目があるのか。

毎年毎年毎年毎年毎年毎年毎年毎年毎年
もう、本当に忌々しい。
バリウム排泄に集中するので
仕事も手につかない有様だ。

マジでなんとかしてくれ。
21世紀なんだし。
もっとあるでしょう。他の方法が。
でも胃カメラはなしで。

それにしても
痛くて笑っちゃうよ。











2011/05/09

(No.1386): 圓生感吟


最近、youtubeで落語を視聴している。
六代目 三遊亭圓生である。
見知っていたわけではなく
たまたま見た動画が三遊亭圓生だった。
次からは「三遊亭圓生」で検索してから
新しい演目を探して観ているほど
惹かれてしまっている。
1979年没。
動画は晩年のものが多い。


三遊亭圓生 居残り佐平次
http://youtu.be/KIRA4IZoers


この人の話芸に全てが惹き込まれる。
たかだかyoutubeの動画で
これほどの求心力、魅力があるのだから、
生でこの人の寄席を見た日にゃ
どうにかなっちまっただろう。
実は大阪出身だけあって演目中の
大阪弁の達者なこと。
そして、普段の生活は江戸弁で
過ごしていただけあり
その流れるような粋な江戸言葉に
瞬く間に魅了される。
顔の表情と声色、声質、声調が、
佇まい、仕草、体つきですら
演じる者によって豹変する。
若い女、年増、兄さん、旦那、
小僧、爺さん、それぞれがそこに居る。

噺の枕のときに、お茶を飲む。
その仕草も粋だ。


20年ほど前、それと数年前に
寄席で落語を見たことがある。
名うてと呼ばれているわけではない
噺家でさえ、生で聴くその話芸によって
惹き込まれてしまう。
もちろん噺家は壇上に一人なのに
演じている登場人物の数だけ
そこにちゃんと存在しているのだ。

だから六代目 三遊亭圓生を
生で聴いたとしたらその衝撃は如何ばかりか。
筆者が寄席へ行くような
粋な高校生であったなら、
と心底後悔している。
人の心を揺さぶるような
真の話芸を演じることが出来る噺家は
今は果たしているのだろうか。


なお、wikipediaによると
なかなか癖のある人物で
敵も多かったらしい。
そういう軋轢があってこその
芸という見方もあろう。

2011/05/08

(No.1385): 細野場聴


hosonova 拝聴。
円熟のとかそんな言葉が湧き出る
リボンマイクの独特の音響。
HOSONO HOUSEから38年ぶり、
自身のボーカル楽曲のみの構成。

聴けば聴くほど味が出る。
最初、一聴した時は
1940年代50年代のモチーフか
正直うーんもういいや と思った。

と、ところが、2回、3回と廻して
聴いていると、不思議な安堵感と
それに相反する高揚感を得られる事に
気付く。
細野さんの脳内具現化音楽。
言葉通り、古くて新しい音響と楽曲。
円熟のとかそんな言葉が湧き出る
リボンマイクの独特の音響。


筆者お気に入り。感想。


「Walker's Blues」
落ち着く。
そして、詞がとても素敵。
人生の指針。
シャッフルビートにぴったり。



「バナナ追分」
ほとんどの曲が遅いBPMで
3連シャッフルが多いが、
その中でも特にこの曲のグルーヴが
なんと心地良いことか。
まさに円熟の。



「Lonesome Road Movie」
この曲の鈴木茂さんのギターソロ。
この奥ゆかしい、
しかし恐ろしい存在感のギターソロ。
音色といいフレーズといい。

2011/05/06

(No.1384): 四本狂歌


一刀。
震災復興の一環と称し
六級改号の東北自動車道福島県内走行。
福島に as soon as あちこちに道路上
復旧工事痕。
段差での跳躍、時速110km巡航。
往路復路とも、途中のSAでは迷彩服の自衛官、
警視庁ロゴを背負ったツナギ姿警察官が
大勢休憩していた。
ご苦労様です。





二刀。
昭和44年廃線。日本硫黄沼尻鉄道。
軽便鉄道ファンなら一度は
見聞きしたことがあるだろう。
その面影もいまはない。
昭和37年頃 川桁駅舎


平成23年5月 川桁駅駅前記念碑





三錆。
湿度55%気温13度快晴。
裏磐梯のワインディングと美しき稜線。






四本。
会社近所の代々木界隈1000円床屋を訪なう。
昨年できたばかりのカットのみの店。
気になっていたのだが果たして入店する。
きさくな青年2名で切り盛り。
質素で的確なハサミさばきに
次回もまたここに来ようと誓う。
時間は15分程度。
仕上げは風で吹き飛ばす式。
平成の床屋も、それはそれで良い。

2011/05/02

(No.1383): 正統即興


CYRKON用トラックを制作中。
えびたさんの音源を元に
ライブ用のバックトラックを作る作業。

自分で作るとdeweyとかstereogimmikとか
或いはソロとかそういう区別が
あまりなくなってきてしまう。
何れもドラムを主軸に考えてしまうから
だろうか。

CYRKONの場合、AメロBメロサビといった
所謂楽曲としての構成ではなく
基本は同一フレーズ繰り返しの
ミニマル手法であり、そこにビートと
ウワモノが乗るという
音響系とビートオリエンテッドの中間の
イメージである。

ライブ時にはミニマルなバックトラックに
リズムやギターノイズ、その他リアルタイムで
発する音を被せるという手法だが、
これは決められたメロディを演奏するというもの
ではなく、ライブ時に即興で発せられる音を
被せるという方式に近い。

だからそのような想定をイメージして
バックトラックを作ることが難しい。
どこに、どのようなウワモノが、或いは
どのようなリズムが入るのか、
バックトラック制作時には全くわからないからだ。
従って、バックトラックそのものは
至極シンプルなものの方が都合が良い。



CYRKONのもう一つの特徴として、
演奏者による拍の捉え方の違いというものがある。

これは楽曲全体としての面白さという観点では
既存曲にはない要素である。
演奏者1の捉えている拍の先頭と演奏者2の捉えている
拍の先頭は、必ずしも一致していない。
一致していなくてもよい。
そういう考え方だ。
完全なフリーフォーマットである。
型にはまらない楽しさがある。

聴く人をして、爽やかな裏切り感とでもいう
楽曲展開が生まれる。
なぜなら、演奏者毎に異なる時間軸で
進行しているからだ。全ての偶然を許容する。

2011/05/01

(No.1382): 甲斐二輪


第1回吉田うどん喰い甲斐ツー。
参加マシン一覧。

Kawasaki W400
Husqvarna TE250
DUCATI ST4s
DUCATI 696+



諸事、複雑ながら簡便に一句、
書き殴りの巻とする。
いわく

ハスクバーナって初めて見た。
ハスクバーナの排気音の
なんとかっこいいこと。
ST4って乾式クラッチなのに湿式っぽい音。

吉田うどん「たけ川」入店、
想像以上にうまかった。
うどんは腰があるというより、「固い」。

MOTONaviフェス会場。
DUCATIディアベル所見は、
うーん、まぁこんなものか。
確かにクルーザーというよりは
なんか別な新しいジャンルっぽい。


西湖のほとりで記念撮影。





夕方の武田神社参拝。
道に迷いながら南アルプス市近辺。
帰りの中央道にて笹子トンネル手前で
ハスクバーナのパンク事件。

午前0時過ぎて石川PA出たのには驚いた。
散開後のST4の韋駄天走行に
あっという間に点になる。


お疲れさまでした。
また行こう。