2017/05/31

(No.2527): パンダリーノニイッテキター(皆勤賞一歩及ばず)


2007年に筆者はFIAT PuntoからFIAT Panda100HPに乗り換えた。
FIAT Panda100HPはPanda2のスポーツバージョンという位置付けで確か初回は日本国内600台限定だったと記憶しているが、それよりも筆者は6速マニュアルというのに惹かれた。
実はFIAT Panda (所謂パンダ1)には1988年頃、山手通りと早稲田通りの交差点に存した今はなきJAXという輸入車ディーラで新車に試乗したことがあるのだ。しかしそのときはオースティン・ミニとあいみつをとっていて、紆余曲折後ミニの方を買ったのだった。(結局ミニにも8年乗った)

Panda100HPに乗ったとき、そういえばパンダ1にも試乗とはいえ乗ったのだったなと感慨深かったが、しかしどちらかといえば前車がFIAT Puntoだったので既に身も心もFIATで染まっていたから成るべくして成った的な塩梅だった。


そんな折インターネットを回遊していたら「パンダをめぐる冒険」というサイトを見つけた。パンダのファンサイトかなーと拝見するとかなりなマニアのような感じ、いっそ情報交換のつもりで「パンダの友」にエントリーした。ほぼパンダ1のオーナーばかりだったがPanda2の方もちらほらいらっしゃった。

翌年2008年、その「パンダをめぐる冒険」で「パンダリーノ」というパンダオーナーのオフ会のようなイベントを浜松で開催するという情報を得る。今までそんなオフ会なぞ参加したことがなかったのだが、パンダ自体を街ではあまり見かけないこともあり、新旧パンダがたくさん集まるのであれば行ってみようとエントリーした。
パンダリーノ第一回は88台集まった。それは壮観だった。パンダリーノは開会式と閉会式前のちょっとしたじゃんけん大会&玉入れくらいで、一日のほとんどはフリー。いろいろなパンダを見て自由に過ごすというまったり具合が非常に良いのだ。

2012年はタイコクラブに行くことになったので行けなかったが、それ以外の年は全部参加。
2017年今年は331台ものパンダ123とその他のクルマが集結。で、パンダリーノ10周年、筆者は皆勤賞に及ばず9回目だった。

10周年ということで一つの区切りというお話をされていた主催YUKIさん。恒例のパンダDE玉入れ大会も今回が最後かもというので気合い入れて投げたけどまたしても入らなかった嗚呼楽しい。
とはいえ来年は今までと違う形でパンダリーノをやるようなので期待して待ちたい。場所も変わるのかしら。

パンダリーノ オフィシャルサイト



写真はパンダリーノ2017の様子
筆者のパンダ








2017/05/25

(No.2526): dewey業務連絡(人生とは矛盾の連続である編)


過日Hello1103さん(ヒトミさん・yukakoさん)と会合。
7月14日 ななをさん主催「カレヰドスカフ的邂逅」のdeweyライブで映像をお願いするにあたりその打ち合わせを兼ねてお食事飲み会を催した。
その際Hello1103さん作品集「Mouseion」や「AIのための6つの感情曲」について制作に対する想いを拝聴し、その奥の深さと綿密な物語にただ頭を垂れるのみであった。世界観の確立に耐えられる音楽としての強度を十二分にお持ちである故安心してその世界に没頭できる。比して否比さずともdeweyの混沌とした矛盾だらけの世界観とは比べるのも失礼である。
とはいえ矛盾も真なり人生とは矛盾の連続であるとは誰の言葉であったか。

さてそんなdeweyという中年と初老の電子音塊を投げ合う兎と犬の世話係担当の男達がそれぞれ新しい楽曲を制作した。
何の打ち合わせもしなかったが偶然にもどちらもBPM136だった。
今は亡き王妃を慕う詩人の歌と出口のない迷路のような曲。お披露目は7月14日「カレヰドスカフ的邂逅」@渋谷ラストワルツ にて

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2017年7月14日(金)
『カレヰドスカフ的邂逅』
出演:YAZROCKETT/レンダ/dewey(VJ:Hello1103)
DJ:ななを

会場:渋谷Last Waltz
開場 18:30/開演 19:00
ご予約 3000円/当日 3300円(共にドリンク代別)
ご予約は、お名前・人数・ご連絡先を明記の上 ↓
nacht.licht.770@gmail.com 

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そして、6月7日 ウルトラ・ヴァイヴから
 dewey「提唱録 壹」
ライブで演奏している10曲をコンパイルしたフルアルバム
全国のタワーレコード、HMVにて発売です。

その「提唱録 壹」のPR動画をHello1103さんに作成頂きました。刮目。




2017/05/22

(No.2525): 杯の道 (streetcup顛末記) 其の九


Triumph StreetCup 退院。

Triumph社と協議の末メインハーネスの総取り替えを実施とのこと。メインハーネスとは言うなればオートバイの血管、動脈にあたる部分だ。配線の基幹ケーブルのこと。これを全取り替えした。

担当メカ氏の話によると、Triumph社からはハーネス自体の設計には問題がないとの回答をもらっているという。ハーネス自体の部品の品質、ハーネスの長さが設計通りになっていないものが多いことと、アッセンブリ作業のばらつきが原因。
つまりハーネス自体の長さに数ミリのばらつきがある上、それを取り付ける際に本国作業者によってハーネスを這わせる経路に違いがあってそれで余計にケーブルの長さが足らなくなるということらしい。
実際、新たに納車した2台のStreetCupではそのうち1台が筆者と同じようにハンドルを右に切るとケーブルがパツパツに引っ張られるようになっていたとのこと。

鳴り物入りで登場したStreetCupだけに、なんともお粗末な失態。初期不良というにはあまりにも甚大な影響がある。基幹ケーブル周りなので安全に関係する箇所に波及しないとも限らないので完璧に改修して欲しい。

なお入庫ついでにエンジンオイルも交換してもらったが全てサービスでやってもらった。
出庫後はすこぶる快調。
しかしエンジンの熱さは尋常ではない。



2017/05/19

(No.2524): dewey嗜好分析(下戸編)


deweyのメンバーは中年(taira准将)と初老(エフオピ上等兵)の2名で構成されている。気がつけば結成11年目であり、taira准将と知り合ってから14年は経っているだろう。
そんなdeweyだが、以前、taira准将のツイッタでも触れられていたが、この両者の嗜好は意外と合致するものが少ない。

例えば服。
お互い黒系の好みは共通だが、taira准将は基本開襟スタイル。筆者は可能なら立て襟で首の地肌を見せないスタイルを好む。

例えば食。
taira准将は肉食メイン、筆者は草食メイン。鰻が好きという共通点は最近知った。

例えば酒。
taira准将はライブ後は必ず呑んでいるのに対し、筆者は全くの下戸。

例えばバイク。
これは両方とも二輪乗りなので珍しく一致。

例えば音楽。
taira准将は中高域+美メロ+多層レイヤー+生歌唱、筆者は低域+リズム重視+単調で音スッカスカ+ボコーダー。


逆にこれほど嗜好が合わないからこそ、創作活動においてはうまくバランスが取れるのだと思う。
かち合うことなく、それぞれの空いているスペースにはまることができるのだ。

とはいえ、開襟も肉も多層レイヤーも筆者も決して嫌いではないし場合によっては胸開きシャツも着るし、焼肉も食べたいし、レイヤーだってバンバン重ねる度胸はある。
しかしどうしてもダメなものがある。それはお酒だ。こいつはどこをどうしても無理。


まずもって身体が受け付けない。正真正銘の下戸だ。
筆者はお酒を飲む習慣が全くないから普段お酒のことなど眼中にない。だから普通の人と食事するとたいがいビールなど注文するのでいつもハッとする。

酒が嫌いな理由は自分自身の身体が酒を受け付けないこともそうなのだが、人の人格を変えてしまうことを散々見ているのでそれも理由の一つだろう。
もう十数年も前だが、仕事関係飲み会の帰り、中央線車内でべろんべろんに泥酔した同僚が横にいた知らない乗客と喧嘩になってしまい、シラフの筆者が間に入って仲裁やら何やらやった経験がある。
酔っ払って酩酊した奴ってぜんぜん周りの迷惑を考えない。飲むなら人に迷惑にならないようにして欲しいと思う。

誤解のないように書いておくがtaira准将は呑んでもジェントルだ。酒飲みはこうあって欲しい。
せいぜいポンコツになる程度だ。



2017/05/15

(No.2523): 杯の道 (streetcup顛末記) 其の八


昔から二輪で駆るときはエンジン始動後必ず以下の項目を点検するようにしている。
ウインカー動作、前後ブレーキランプ、ロービームハイビーム、タイヤ空気圧、チェーン汚れと張り具合。

毎回確認しているので流れ作業となっており、且つどれも正常が当たり前(チェーンの汚れ以外)なので異常があってもそのままスルーしてしまうのではと思ってしまう。しかしそんなことはないのだ。

過日筆者Triumph StreetCup のエンジン自体がかからなかった時は目に見えて異常なわけでそういう場合はしょっぱなから認知できる。

そんな折、
先週エンジン始動後、いつもの点検でウインカーを操作したらウインカーが点かないではないか。ブレーキランプは点く。ヘッドライトもコンパネも問題ない。ウインカーだけ動かない。
うへ?いやいやいや昨日まで普通に動いてたでしょとウインカーのスイッチをカチコチ動かすがまったく無反応、前後ウインカーは暗く沈黙。また断線か、と思い一旦エンジン停止。

すると、ストンと全てが消灯した。いつもはキーをOFFにしたあと3秒くらいコンパネが点いたままになっているのだ。これはいうなればコンピュータのシャットダウン的なことをやっているのだがこの時はストンと落ちた。

もう一度エンジン始動。普通にエンジンはかかる。しかしウインカーは動作しない。コンパネをよくみると時計とトリップメータがリセットされているではないか。ウインカーが点かないことと関係があるのかわからないがとにかくおかしい。


トラ屋入庫。
担当メカ氏によればStreetCupは電送系配線取り回しに問題がありそうだとのこと。過日エンジンがかからなかった原因もハンドル周りへ送っている大元電源のケーブルがハンドルを切ることでテンションがかかりすぎてソケットから外れたことだった。筆者以外でも1件同インシデントが発生しているという。

今回もそのあたりがかなり臭い。試しにハンドルを右にいっぱいに切ってウインカーを操作したら、なんと動いた点いた!
やはり同じ原因で配線の取り回しのようです。とのこと。
時計やトリップがリセットされたのも同じ原因で、キーOFF後の数秒間でバックアップ処理を行うのだそうで、それ用のアースが断線して処理が動かずリセットされたのではないかという。

トラ屋さんも非常に問題視しており、筆者の場合もう2回目なのでハーネスごと総取り替えができるか検討してみるとのこと。同時に本国へ状況を説明し早急に問題を解消するよう依頼するらしいがこちらはUKなのでどうなることか。
とはいえ、ver2からは改善して欲しいところ。エンジンやシャーシ自体は大変良くできたオートバイであり微塵の異存もない。だから乗りたいと思ってる人にはお勧めしたい、ためにもしっかり改善して欲しい。
とはいえ実際リコールは出ないのかしら。

筆者StreetCup入庫中。

2017/05/09

(No.2522): 5/7 四谷LOTUS ライブ記録(dewey編)


5/7 四谷LOTUS
ELECTRIC LOTUS Ver.B-8 
Manato Hayashi /深々と。/Hello1103/dewey(敬称略)


10:00
代々木スタジオにてリハ。
新機材MX1の緑色LEDに目を細め、PO24の埋もれがちなノイズパーカッションをしてほぼ完璧な演奏を舞う。



13:30
デニる。
平准将:肉肉。
エフオピ二等兵:肉。


14:30
早めのライブハウス入店。
偶然見つけたいつもとは違う駐車場1800円のところにパンダ車を停める。いやーわりと安いところで良かったねーと言い合う。スタンドや板を前回ライブより持参しているので荷物運搬も多く早めに入る。


16:10
サウンドチェック。
霊障。
新機材MX1沈黙。
にもかかわらず、すんでのところでブチ切れずに平准将の復旧作業成功。


18:30
ライブ開演。


Manato Hayashiさん
electribeとmicroKORGによるテクノ。ライブは8年ぶりと仰られていたのが信じられぬほどの質感。
楽曲自体は大変筆者好み。


深々と。さん
HALL OF GLASSさん主催「暗闇の旋律」でご一緒してまたご一緒したくてお声を掛けさせて頂いた。聴きごたえのあるトラックは厚みのあるエレクトロニカ。それにとても芯の存在感のある声、歌が乗る。もっとたくさんの方に聴いて欲しいアーティスト。
Hello1103のyukakoさんがリアルVJで参加。とても素敵な空間になっていた。


Hello1103さん
前回ご一緒した時よりもさらにすごくなっていた。しっかりとしたコンセプトに基づく楽曲制作はもとより、その音楽自体の凄さに感動した。特に低域の使い方が別格。この空気感というか波動というか、フェスクラスだ。
フジロックの深夜レッドマーキーのオーディエンスに耐えられるクオリティと断言する(当社比)



dewey
ビャギャーブベベベー。

(photo:HALL OF GLASS カズロウさん: ありがとうございます)

22:30
撤収。
駐車場にて支払いのため精算ボタンを押したら3600円の表示。
え?1800円じゃねぇの
なんで故障か?などと改めて看板を見ると「最初の4時間まで」という文字が小さく横に書かれていた。


打ちひしがれながら、おろしポン酢牛丼で締める。


お越し頂いたお客様(毎回来て頂いている葉介さんガチありがとうございます)、共演者の皆様、四谷ロータスの皆様
ありがとうございました。



次回は
2017年7月14日(金)
『カレヰドスカフ的邂逅』
出演:YAZROCKETT/レンダ/dewey
DJ:ななを

会場:渋谷Last Waltz
開場 18:30/開演 19:00
ご予約 3000円/当日 3300円(共にドリンク代別)



レンダさん、YAZROCKETTさんとの初共演、楽しみです

deweyは映像関係で新しい試みをやります
あと新曲も追加!
乞うご期待