2011/06/30

(No.1430): 黄色魔術


6/26、27にアメリカで行われたYMOのライブ映像が
早くもアップされていた。
おそらく、フジロックでも同じセットリストなんでは
ないかと思ってしまうのだがどうでしょうか、
だってあんた、京城音楽やったなんて

Seoul Music



だってあんた、CUEやったなんて

CUE


アレンジが現代のYMOという風情。
昔の攻撃的な感じではなく、いい塩梅に年を重ねた
という風格を感じる。

それにしても
観客の掛け声が流石アメリカという感じだが
「ホソノサーン!」と叫んでいる野太い声は
80年代の日本と同じだ。


某ツイッターより抽出画像。
ホソノさんの目の方向とか幸宏さんのポーズとか
原田さんと三人の立ち位置とか全く同じじゃん。
ほんともう、泣けてくる。マジで。
1983年と2011年











2011/06/29

(No.1429): 璉馬黄門


ふはッと気付くと六級改号(ducati
monster696+とも言う)の走行距離が
既に9,500kmを過ぎていた。

先ずは9,999kmよりも9,696kmでの
写真を記録せにゃぁならんでしょうが的
風情を纏いつつも、そんなことよりも
この連日の雨と猛暑と雨と猛暑の中を
あっち行ったりこっち来たりしていた
ものだから、もう存分に車体の汚れが
酷いのなんのって、1977年当時の
西武多摩湖線のレールの継ぎ目くらい汚い。

いや、汚れなどは洗車すればいいこと。
問題は、アレだ、アレ。
ショーモーシンの行方だ。
江戸っ子だからヒをシと発音する。


7月の或る日。
エンジンオイル、フィルタ交換はもとより
リアブレーキパッド交換は実施しよう。
うむ、先ずはここまではやろう。
さて、そのあとだ。
ディーラーメカさんは言うだろう。
「リアのブレーキローターを交換しなさい」
と。

純正ローターはいくらくらいするのか。
15,000円くらいか、いやもっとするのか。
前車であるM400の時もローター交換したが
いくらだったか全然覚えていない。
ちなみにブレーキパッドも前後で交換すると
そりゃいい金額になりそうだ。

そしてタイヤも交換した方がいいと
言われていたのを思い出した。
山とかまだ全然あるし、スリップサインも
出てないのだが、前輪の中央部に
細かいヒビが入っているのだ。

うーむ、困った。

デンマークに居る
イーベン・フィンク=ヤコブセンに相談してみよう。

「もしもし、ボクだが」
「キミか」
「ドイトとハンズとコーナンではどれが好き?」
「そりゃキミ、もちろん丸松屋だよ」
「じゃ東野英治郎の黄門様と石立鉄男のパパは?」
「ロンパールームのうつみ宮土理かな」
「大変参考になったよ」
「キミの幸運を祈ってるよ、じゃ」
「ありがとう、じゃ」



決まった。
こうしよう。

2011/06/28

(No.1428): 翠四文程


今年の糞屑拙コラムのタイトルは
漢字4文字で統一している。
とはいえ四文字熟語ではなく、
内容をそこはかとなく
包含したテキトーな漢字四つを
当てはめているだけだ。
だから、素で読むことも出来ない。
今回のタイトルなど真っ当な教育を
受けてこられた方には意味不明で
あろう。

従って、たまたま拙ブログに来た
初見の方にとってはタイトルだけ
見ても、何のことについて書いた
ブログなんだろうということになり、
やべこいつキモイ、
と、そのまま素通りされる。

だから、適切なお題を付ければもっと
色々な方のお目に留まるだろうと思う。

例えば、昨日のブログならば
「フィアットユーザー同士の会話」とか
「フィアットオーナー座談会」などの
”普通の”題名にしてやれば、
内容が分かりやすくなる。

ちょっとだけこちら側に踏み込んで
「フィアットへの選択」とか
「フィアットの行方」とか。
これならまだイケるだろうか。

「車噺会話」じゃもうなんだか意味不明だ。
辛うじて「会話」という部分が日常語なので
そういうニュアンスはわかるだろうが。



ところで、Apple製品がなぜ「気持いいのか」
という件。

認知科学という分野からアップル製品の
使い良さについて分析しており、
その結果から、スーパーマーケット等に
おける顧客の直感的な買い回りのための
店舗構造についての記事である。

この内容によると、アップル製品の
“気持ちよさ”は「メンタルモデル」の
再現にあるとしている。
メンタルモデルとは簡単に言うと
自然で快適な操作性と気持ちの良い
デザインを開発するための考え方、
であろうか。
人が自然に物事を認知するという工程を
なぞらえることで、気持ちの良い環境を
創り出すことが出来る。


しかし、
糞屑拙コラムの四文字漢字タイトルは
その真逆を行く。

認知することを一切止め、全ての意味を
オッホ・デ・マタへと投棄し、
雑種とも覚束ない堅牢な鋼石を
ただ只管に炉に打ち込む老匠。
澄み渡る碧空の下、仙崖の覇弓から
放たれた瑠璃の矢と羽は
居住区限界線の手前でぽとりと落ちた。

その矢を拾う者の指は九本だった。

2011/06/27

(No.1427): 車噺会話


やはりフィアットなんて乗ってる人は
もちろん新車旧車に関わらず
ちょっとアレですよね。


アレ?アレというのは?


だって、例えばですよ、
ニューファミリー(死語)がちょいと
家族で乗れるクルマを探したとするじゃぁ
ないですか。
まぁ現行車を対象とした場合ですが、
そん時にですよ、なぜわざわざ
FIAT500にするかですよ。
なぜ FIAT New Pandaを買うかですよ。
なぜ、グラプンに乗っちゃうかですよ。


確かに街で見かける最近のフィアット車は
家族で乗っている光景を見かけることが
多い気がしますね。
特に、2世代目のプントなんかは
ファミリー率が高いと思います。


そうでしょう。そうなんすよ。
そうそう、2世代目のプントなんか
対向から来たとき、運転席見てくださいよ
大抵、おばさんだから、お母さんだから。


えーいや、そんなことないでしょう
さすがに、あっはっは。
男の人だって運転してますよ。


と、とにかく、そういういわゆる
一般的な家族のクルマとして、なんぜ
フィアットという選択肢が生まれたのかって
ことなんですよ、僕が言いたいのは。


まぁ確かに、一般的にフィアットの知名度は
低いですからね。最近では新聞広告でたまに
見かけますが、テレビCMはやってないですしね。


でしょう。


やはり、フィアットのことを多少は
前から知っていたとか。
学生の頃読んだ車雑誌で見かけたとか。
そういうことなんでしょかね。


うーん、そこが微妙なんですよね。
現在のフィアットユーザーというのは
いわゆるエンスーではない一般の人が
多いと踏んでいるんです。
もはや、そういうシチュエーションは
80年代以前の過去のものだと思うんです。


なるほど、今はネット社会ですから、
調べようと思えば僕の今日のウンコの回数
までもわかっちまうという世の中ですから、
だから、そういう情報もツブサに入ってきて、
車に興味のない人達でも、フィアットがさー
なんて会話も出来ちゃうという。


ウンコはともかく、それかこういう感じかも
街で見かけたあのカワイイクルマ
なんていうのかなーとググったら、
「フィアットゴヒャク」 だった、とかね。


そうか、で、ディーラー行って
試乗したら、こりゃええわい、となって、
お買い上げぇというパターン。


いやいやいや、さすがに国産車とは
比較するでしょう。
だいたい高いですよフィアット。
いや外車にしては全然安いんですけど
同じスペックだったら国産車の方がいいと
思う人は断然多いと思うんですよね。
燃料もレギュラーでいいし。


マーチとかスイフトとか?


まぁそういう2BOX帯はフィアット500とか
Pandaとかと、もろかぶりですからね。
でも、敢てそういう優秀なクルマを捨てて
なぜフィアットにしたかということですよ。


フィアットは優秀じゃないと?


いやいや、言葉のアヤですよ。勢いですよ。
あんたも重箱つつくね。


で、結論はどうなっちゃうんですか。


だからさー、
フィアットなんて乗ってる僕らは
ちょっとアレですよね、ということなんです。


うん、ちょっとアレですよねぇ。

2011/06/26

(No.1426): 稽古土曜


白状すると、今日のこの屑糞コラムの執筆には
MacBookを使って書いている。
所謂、パソコン然とした使い方で使用するのは
今回が初めてである。
そうか、マックもパソコンだった。
そうかそうか。
筆者のMacBookはUSキーボード仕様なので
句読点とか、どのキーなのとか、最初迷ったが、
すぐに慣れた。

土曜 16:30 スタジオ代々木ノア
deweyのリハ。
ライブ前の最終リハだがもうこれ以上練習すると
きっとまたダメダメ行進になりそうなので
その一歩手前でやめておく。

「構成覚えないとブレイクとか合わせられませんね」
「自分の作った曲なのにブレイク位置覚えていません」

次の土曜はライブなのにまだ構成覚えてないのか。
自分で作った曲なのに構成わからないのか。

そういう適切なツッコミを全てスルーしながら
僕らは楽しく休憩を取る。







dewey ライブ告知



DATE : 2011.07.02(SAT)

PLACE : 新宿HEAD POWER
東京都新宿区大久保2-5-19
シティプラザ大久保B1
http://headpower.syncl.jp/

open 17:30
start 18:00

FEE : door 2300
adv 1800
without drink(500)

[about dewey]
平 / music,words,cubase,voice,synthesizer
lumb.fop / music,cubase,drum

---------------------------------------


見どころ

徘徊の掟(第2条第6項)を声高らかに詠む。
レシオは4:1。
ひっきりなく訪なう白羅の詞章を高々と掲げ、
往来の中程で座して待つ。
頃合いに妓楼を招き、その波形を象虫に
喰ませながら四枚に折る。
追って魚梯を越え、いざ黄鐘を目指す。

2011/06/24

(No.1425): 惑星停泊


artium-zoac451がヘリオス-c(地球)を旅立って
凡そ2年、途中5回の光速航行を経てまもなく
グリーゼ581系のあるエリアへ到達する。

この間、いくつかの衛星停泊地を訪れたが
どれも数日かせいぜい1週間程度の期間であり、
乗客の船外への移動はある程度制限されていた。

今回の停泊地は、
グリーゼ581の惑星「g」である。
この惑星はヘリオス-cに酷似しており、
大気も海も存在している。
グリーゼ581gでは長期間の停泊となるため
船外下船の制限はほとんどない。
つまり、惑星での滞在も可能である。

グリーゼ581gはヘリオス-cの衛星と同じく、
自転周期は公転周期と同期しているため、
恒星に対し常に同じ面を向けている。
そのため常に恒星を向いている面と
逆の面では温度差が激しい。
しかし、明るい面と暗い面の境目付近は常に
25度~30度の温度を保っている。
快適に居住できる地域が偏っているが
辺境の地(マイナス30度以下)でも
人は住んでいる。

この温暖な境界の大陸部分をヨーハと呼び、
マレッヌという中立国が管理統治している。
唯一このヨーハに大型船を繋ぎ止める
捕船レーザーシステムがあり、
宇宙港「エルルフルス」として栄えている。


一般的に、大型船は惑星の軌道上に
繋ぎ止められる形で停泊する。
光速航行はできても大気圏を航行する
機能はないためだ。
もっともその巨体すぎる体躯が障害となる。

上述の捕船レーザーシステムはこのために
必要である。
乗客の下船は、別途クルーザーのような
50~100人乗り程度の小型船で惑星へ着陸する。
このクルーザーは大気圏内外を頻繁に
往復する専用船で、光速航行はできないが、
厚い大気中の航行、降下時の耐熱、
重力から離脱するための強力な推進力が
必要である。
しかし、反重力エンジンによってこれらの
課題が随分と軽減されている。
クルーザーはその他でも日常使用が多いため
需要が高まっている船である。

また、最近ではクルーザーと共に
軌道エレベーターによる昇降もできる港も
増えつつある。
なお、エルルフルスには軌道エレベーターはない。


ヨーハ地帯は治安は問題はない。
しかし、暗い地域(オッホ・デ・マタと呼ぶ)
では危険な場所も多く、知的種以外にも非管理の
惑星固有生物も多数生息しているため
オッホ・デ・マタ地区では特区編制員の資格
がなければ活動が禁止されている。


停泊期間は72日と18時間。
(ヘリオス-c時間に換算して)

2011/06/23

(No.1424): 水冷式革


急転直下のこの暑さ。
しかし今年は節電の夏。
筆者仕事場でも空調使用不可の
勅旨を受けて、ほとんど蒸し風呂状態で
過ごす有様。

片手で扇子をパタパタやるものの
頭がボーッとしてくるし
体中は汗でべたべたしてくるし
ものすごい湿気で気分も悪くなってくる。
除湿したいッ除湿したいッ
気化熱奪って気化熱奪ってぇ
こ、この、このエアコンの冷房ボタンを
こうしてポチンと押下したい押下してぇ
頼むお願い押下s

と誰もかれも絶叫しているので
先ずはUSB扇風機を買おう。


方や、路上では
こんなに暑いのに股ぐらに灼熱ストーブを
挟みこんで、股ぐらの皆さんから
ちょっとこっちぃ来いおめぇは一体何の
つもりなんだ、とお叱りを頂戴している
六級改号の今。

じんわりと夏になるのならまだしも
股ぐらの皆さんにお伺いも立てずに
今日からです。夏。
という塩梅式なものだから
股ぐらの皆さんは右往左往している。

さて、昨年の夏を思い出してみよう。
つまり、股ぐらの皆さんのために
熱ガードとして革生地をフレームに
貼り付けていたのだ。
しかし今年はそれはやめておこうと思う。
カッチョワルイから。
他に何か股ぐらの皆さんが
楽しく暮らせる方法はないものだろうか。

信号待ちで停車した時の股ぐらの皆さんの
悲鳴を聞いたことがあるだろうか。
サイドスタンドを立てて、速やかに
横のコンビニに入店し、エアコンの風を
股ぐらの皆さんへ浴びせ掛けてあげたい
心持ちではち切れそうになる。


案1.
「水冷式革パン」

2011/06/22

(No.1423): 心象噺家


ついっぷるフォトにアップしている画像を見たら
「この写真を見た人:1人」
でした。

今日も置いてけぼり。
いいぞ。


ここ数ヶ月、お昼休みにYouTubeで落語を
鑑賞している。
過日そのような旨のお話を
この拙糞屑コラムにも書いたが
それからというもの、
圓生、小さん、文治、小三治、志ん朝、など
名うての落語家達の噺をむさぼり聴いている。

同じ演目でも噺家によってニュアンスが
違ったり、言い回しが違ったりして、
誠に趣深い。
圓生の「文七元結」、志ん朝の「文七元結」など
どちらも素晴らしい。
小三治の「初天神」は有名。


ところで、立川談志という方。
実は、今の今まで落語大丈夫なのかと思っていた。
それを今日は全て撤回しようと思う。

昔からテレビに出てるし、落語家というよりは
タレント的なゲイノージンと思っていた。
YouTubeには談志の動画もたくさんあったのだが
見なかった。どうせ偉そうに文句ばっかり
言ってるツマラナイ漫談みたいなもんだろう
と思っていたからだ。

そんな心持で談志の落語を観る。
疑念はいっぺんに吹っ飛んだ。
唯一無二だと思った。
上手いとか下手とかそういう次元ではなく
立川談志というカテゴリなんだということが
わかった。
圧倒されるというのか。
決して威圧ではないのだ。
圧倒される。

心象表現、その情が凄まじいというか、
本当に凄い人だと思った。
本当の芸人というのはこういう人のことを
言うんだろうと思う。

この人は昔はインチキな政治家とかやって
いたので、なんか信用ならんと思っていたが
それとこれとは別だということがわかった。
いや、同じなんだろう。
むしろ同じだからこその芸とも言える。


特に「姐己のお百」がお薦め。
悲しく怖い。

2011/06/21

(No.1422): 切替回路


Youtubeなどでドラムの上手い人の動画を
見ていると、
ああーあれくらいなら拙でもできそうだなー
などと思い上がった考えを持つことがある。

だからdeweyやCYRKONのスタジオリハの時に
それを実践してみるのだが、当然のことながら
見るとやるとじゃ大違いを地で行く塩梅式
となる。
自分でやってみて初めて、やっべ超ムズイ
ということがわかるのである。


過日、Youtubeにてあるドラム演奏動画を
見ていると、そのドラマーの方は
8ビートのハイハットを遅いBPM(BPM100前後)
でもダウンアップ奏法で演奏されていた。

つまり、腕の振り下ろしは4分音符の部分
だけで、裏の8分音符のところは
アップストロークなのだ。
この奏法は速いBPMの8ビートでよく多用
されるのだが、それをゆっくりビートでも
実践されているという動画。

チャッカチャッカチャッカというような
ちょっと軽いシャッフル気味になり
独特のグルーブが生まれていた。

もちろん曲にもよるのだが
これを先日のdeweyのスタジオリハ時に
密かに実践してみた。

意外と演奏出来る。しかし、気を抜くと
普通のハット刻みに戻っている。
特にオカズ後とか、キックを8分裏で
踏んだ後とか。
つまり筆者のような手癖足癖奏法の場合
このような事象がよく起こる。

手癖足癖奏法といえばあとオカズの
高速タム下ろし。
ハイタムからフロアへ
ダラリダラリダラリと32分の高速で
降りてゆくオカズ。
場合によっては3連符だったりもする。
リハ時にはこれもよく試すのだが
一回としてちゃんと出来たことはない。
最後がむちゃくちゃになるのでいつも
誤魔化す。
だからライブの時は怖くてできない。


どうすれば、このような
手癖足癖奏法から脱却できるのだろうか。
簡単な話だ。
脳内シナプスに流れる電気信号の経路を
切り替えればよい。
ドラム演奏とは全て、脳内シナプス電気信号の
経路によって左右されるからだ。
筋力ではなく、元の司令塔が重要なのだ。

では電気信号の経路を切り替えるためには
どうすればよいのか。
切替回路を造ればよいのだ。

ではどうすれば切替回路が造れるのだろうか。
簡単な話だ。
練習するだけだ。
逆に言うと、練習以外に切替回路を造る
方法はない。


うむ。
実に簡単ではない話だ。

2011/06/20

(No.1421): 林檎再考


1989年頃から筆者は周りから、
あいつぁとんでもねぇマックエバンジェリストだ
盲目のジョブス信奉者だ、と後ろ指をさされた
もんだった。当時所持していたMacintoshは
Classic、LC、IISi、PowerBook270c だった。

ちなみに
今となっては信じられないが
Classicのスペックは以下の通りだった。

CPU MC68000 8MHz
メモリ  2MB
1.4MB FDD
内蔵9"白黒モニタ

これに 40MBの内蔵HDDを別途購入し
24万円だった。
え?24万円!?信じがたい値段だ。
っていうか、ハードディスクが別売
信じられん。

IISiに至っては最安価店(秋葉原のstepという店)で
40万円台で購入したと記憶している。
何ていうか、もうクルマ買うのと同じくらいの
モチベーションがないと太刀打ち出来なかった。

だから、
あいつぁとんでもねぇマックエバンジェリストだ
と後ろ指をさされたのである。
当然最初のCubaseはMacintosh Classicで稼働させた
白黒のver1.2だった。


ところが、
1993年頃から仕事でDOSやWindows(当時は3.1)を
使うことが多くなり、次第にプライベートマシンも
Windowsマシンを使う機会が増えてきた。

紆余曲折はあったもののWindows95が出る頃には、
筆者はDOSコマンドさえもバリバリと使える
ビル・ゲイツの下僕と化したのだ。
それにともなって、CubaseもWindowsマシンで
稼働させるようになり、MacintoshはClassicを
除いて全て売り飛ばしてしまった。

あれから約16年、筆者の周りは全てWindowsOS
(iOS除く)だったが、久しぶりにAppleの
コンピュータを導入した。
くだんのMacBookである。
MacBookを使い始めてまだ2ヶ月ほどだが
久々のAppleコンピュータは昔と変わらなかった。
使ってみて改めてWindowsマシンとは
違うことを感じる。


なんというか「造り」の質が全然違う。
それはハードウエアにおいてもソフトウエアに
おいても。
ハードウエアは言わずもがなであるが
ポリカーボネートの質感が素晴らしい。
細かい部分の手抜きも微塵もない。
徹底した世界観を創り上げている。

MacOSのこの質感も一役買っている。
ユーザーフレンドリであるのだろうが
アイコンのデザインもWindowsにはない
ニュアンスであり、なによりフォントが綺麗だ。
こういう別になくても支障はない的な部分を
丁寧にやっている性分がAppleらしい。

そして次点としては「匂い」だ。
比喩ではなく本当に「匂い」。
DUCATI Monsterしかり、ハードウエアの匂い
というものには独特の世界観がある。
MacBookの匂い。
お決まりの電化製品の匂いとは違った
秘薬的な化学薬品臭なのだ。
MacBookを鼻にくっつけて深呼吸したい。

しよう。

2011/06/19

(No.1420): 鳴動練習


土曜日17時、deweyリハでスタジオ。
いつもの代々木。

パンダ車(= fiat panda100hp)にスネアと
回復薬グレートとスティックと
MacBookとシールド数本と砥石と
ヘッドフォンといにしえの秘薬と閃光玉と
ヘッドフォンディストリビュータと
関係電源アダプタ2個とシビレ罠と
捕獲用麻酔玉と雷狼竜の碧玉を積込み
2時間も前に出発したのだが、東京西部方面の
あらゆる道路が稀に見る大渋滞で
環八に到達するのに1時間20分もかかった。

遅れます殴ってくださいと平さんに打電。
結局スタジオに入ったのは17:20頃になった。


7月2日ライブ用のリハ。
今回はバックトラックを全てMacBookから送出。
その確認も含めて執り行う。

スタジオ自体の部屋鳴りというか
吊り下げのBOSEモニタースピーカーの
キャビネットの振動音がひどくて、
中域がやけに出っ張った印象。
この部屋はダメだ。
第一、ミキサーもボロボロ。
使えないフェーダーにガムテが貼ってある。

部屋の粗暴は置いておくとして
MacBookからの送出自体は全く問題なく
これでライブができそうである。
場合によっては、CYRKONでも活用できるだろう。
というか活用しよう。





筆者楽曲2曲、平さん楽曲3曲の全5曲体制。
筆者の曲のひとつではブラシでドラムをやる。
ブラシは昔、PCCでやったが、それ以来ぶり。
ブラシだとなぜかレギュラーグリップができる。
ブラシの音質がとてもよくマッチする。

ストイックに練習に励み、速やかに休憩する。

「CYRKONを見に来た外人さんかと思ったら
始まったとたんに帰りました」

「全く新しいですね」










2011/06/17

(No.1419): 屁屈雨屈


屁理屈を言わせたら筆者の右にでるものは
3人しかいないおはようございます。

IT関連メーリングリストに載っていた
基本情報技術者試験の問題。
マスタファイルの整備方針について
正しいものを4つの選択肢より回答せよ
というもの。
消去法でこれだと思うものを選択し
ふんふんと歌いながら回答をみると不正解。
自信があったのでなんぜッと怯みながら
次に、それじゃこっちかという方を
選択するもそれも不正解。
結局、自分の中で絶対ないと思っていた
選択肢が正解だった。

解説を読むが、ふつふつと屁理屈が
沸き上がってくる。

それじゃおめぇ何か今月はデータはねぇが
来月もデータができねぇ保証が
あるってねぇのかえーどうなんだよ
なんとか言えこの丸太ん棒がッ

あーすっきりした。
ダメだこりゃ。





朝起きると雨が盛大に降っているので
六級改号別名ducatim696という
オートバイを駆る。
雨天走行快適至極。
晴れの日と何ら変わらない。

雨もいいものだ。

2011/06/16

(No.1418): 新思想譚


「ひろぱて誰かとひっと踊りん」
という誰も知らない有名なネームがある。

山上たつひこ著「喜劇新思想大系
の一コマだ。


確かこのネームは、総理大臣が演説する
カンペを作成していた役人がうきうき気分の
時に口走るセリフだった。
(総理大臣はなぜか悶々時次郎が扮しており、
その役人にはなぜか師匠が扮していた)


その巻の簡単なストーリーはこうだ。

総理大臣演説用の日本のこれから的な
真面目な内容を書いたカンペの紙が、
女性の行水を覗いた出歯亀を事情聴取した調書と
入れ替わってしまい、
国民に向けた生放送テレビ演説で総理大臣が
その調書を最後まで読んでしまうというお話し。
調書にはエロな表現が満載で、
一国の総理大臣が生放送でエロ放送禁止用語
を連発するというあり得ない状況。
最後は総理大臣と役人とか周りの取り巻き達と
殴り合いの喧嘩になり、ひっちゃかめっちゃか
滅茶苦茶になって終わる。
まさにエログロナンセンスの極意。

今の政府を見ているとこの状況と
あまり変わらない気もするが、まぁそれは
置いておくとして。


山上たつひこ著「喜劇新思想大系」は
当時中学生だった我々仲間内における
正しい思春期の過ごし方兼性教育本であり、
真の大人の世界に触れることができた貴重な
本だった。
まさに中学生にとっては新思想の体系だったのだ。

今読み返してみると、改めて思う。
この平成の御代ではこれほど素晴らしい漫画は
ないのではないだろうかと。
規制や検閲や道徳や侮辱やそういうシガラミを
一切捨て去った作品を。

2011/06/15

(No.1417): 三策虚無


ドラムのこと。

フォームとかそんなのなんだっていい。
大事なのは感じられるかだ。
杓子定規で教科書通りの演奏など
見ていて面白くも何ともない。

いや、基礎は重要だ。基礎ができなけりゃ
結局何も表現することができない。
基礎ができてはじめて表現を、演奏を
どうするかスタートできる。

うむ、どちらもわかる。

通信教育の基礎練習挫折経験有り。
殴ってください。




バイクのこと。

六級改号という別名ducati m696という
オートバイに乗っているが
あと850kmほどで10,000kmになるのだ。

もう850なんてあっという間だ。
で、デカ一本(10000km)になったら
ブレーキパッドやらリアローターやら
へたすりゃ前後タイヤやらを交換するのか。
どうするのか。
すわ消耗品だ。
交換か。
交換か。
金がないから先ずはブレーキだけでいいや。
嗚呼手が掛かるって最高。




それそれとdewey用のライブ用の
バックトラックをへなへなとミックス中。
今週末までに用意しなければ。
で、ヘッドフォン分岐とかできないまま
結局MacBookではなくMTRになるか
現在も揺れ動く中なので。


そして太郎は

2011/06/14

(No.1416): 圧巻音圧


本日、渋谷crawlにてCYRKONバンマスの
エビタさんの別ユニット「イミド」のライブを
訪う。

当初はCYRKONとして筆者も出演予定だったが
諸々の事情により出演できず、
そこでエビタさんの別ユニットを急遽稼働
させたという塩梅式。
ちなみにイミドとは25年前にエビタさんが
やっていたバンドとのこと。

先日のCYRKONライブを観に来て頂いた、
エビタさんのお知り合いでギタリスト兼
MAX-MSP使い手タケダさんがサポートで参加される
という話は聞いていたが、
なんとドラマーの方もいるではないか。


1曲目から、ものすごかった。
1曲目は生ドラムなしでエビタさんタケダさんのみ
なのだが、重低音+ギターの壁。
しかし、雑音的なものではなく、ちゃんと聴ける
音の弾幕だった。

2曲目からドラマーの方が入る。
ものすごく上手。
随所にオープンロールを絡めて、これは
ドラマーの方の手癖的なものなのだろうが
違和感なく楽曲にマッチしていた。
タム降ろしも粒が揃ってるし、
演奏時の姿勢を拝見すると基礎をしっかりと
勉強されていることがわかる。
どこかの似非ドラマーとはえらい違いだ。

そしてまずもって驚いたのは
エビタさんカオシレータのビートに
ヘッドフォンもつけずに合わせられていることだ。
ドラム横のモニターのみで合わせている。
筆者なら絶対無理。
オカズ後の復帰も正確に乗っていた。
正しく脱帽。
このドラマーの方はエビタさんの古いご友人
とのこと。





タケダさんギタープレイは初見だったが
やはり只者ではない。
インプロ・プログレバンドをやられているだけあり
曲全体を俯瞰して適切なフレーズとダイナミクスの
ある音で塗り込めてくる。
椅子に座ったプレイも渋い。

イミドはCYRKONと同じようなライブ構成だが
ギターサウンドが入るとまた違った景色になることが
わかった。
是非CYRKONでもギタープレイして頂きたい心持ちだ。
ただしドラムは筆者なので極端に稚拙になるが。

カオシレータ+ギター+ドラムであの音圧は
圧巻だった。
重低音から高音まで変なピークもなく
PAのバランスも大変素晴らしかった。
ハコの雰囲気も内装もいい感じだった。
渋谷駅からちょっと遠いが。



ハチ公バス、初めて乗った。
面白かった。











2011/06/13

(No.1415): 遠峰船艇


概要をお伝えしよう。
分かりやすく言えば移動する街のようなものだ。

内部は客室はもちろんだが、ショッピングセンターや
飲食街も充実しており、さらに映画館、遊園地、
などの娯楽施設も数多く点在している。
且つ、緑豊かな公園には純水な川も流れ、
樹木の生い茂るちょっとした山すらある。

端から端まで見て廻るには無人の公共交通システム
を利用する必要がある。なぜなら、居住区だけで
長さ9000m、最大幅員は760mあるからだ。
ちなみに、上空に空はない。
が、天井まで最大高80mであり
気温や湿度によっては自然発生の雲が観測され、
降雨することさえある。


客室はいわゆるホテル然とはしているものの
実際はマンションが如く全室キッチン付きである。
この生活を旅行といえば言えなくもないが、
その時間的規模は、居住に等しい。
なぜなら
一番近い場所で下船したとしてもそこまでの時間は
1年と2ヶ月であり、最終目的地まで到達するには
概ね23年7ヶ月の歳月を要する。

この間、凡そ200の地点に停泊する。
一箇所の停泊期間は短くても5日間、
長い場合60日近くある。
だから、人工の太陽以外に外界での生活も
堪能できる。


航行途中からの新規搭乗は出来ない。
しかし搭乗者の97%は最終目的地だというから
人口の減少はほとんどないという。
いや、むしろ、人口が増えることのほうが多い。
子供が増えるためだ。

従って当然、搭乗者の生活を助けるための
行政施設や、ライフライン設備、医療施設、
治安維持、或いは教育機関の仕組みなど、
いわゆる街としての機能を有している。
これは、行政等のスタッフにより運営され、
航行関係のスタッフとは別で管理されている。


当船の人口分布と構成内訳は以下の通り。

受け入れ可能搭乗客数:3000人~6000人

一般スタッフ(娯楽、飲食、その他):92名
行政スタッフ
(ライフライン保守要員、教育機関含):124名
医療スタッフ:51名
治安維持スタッフ:35名

航行スタッフ:18名
副艦長:2名
艦長:1名



当船の主な諸元は以下の通り。


型式「artium-zoac 451」
(アーティアム・ゾア451)


<ディメンジョン>
全長:9320m
幅員:892.1m
高さ:98.8m
(※タキオン放出時のサブパネル収納時の高さは92m)


<推進装置>
通常推進装置:
 最軽量超対称性粒子照射型ボソン・エンジン
 (ZOAC-BTH500 ver2.01)
 基板数:32

光速出力装置:
 タキオン照射型メソニカ・ブースタモジュール
 (ZC-K-1488 BoosterModule)
 基板数:16


<光速航行シナリオシステム>
第一種航行用:TIMPY社 タキオン粒子生成重電荷撹拌炉
 (TIM-3025W14 ゾア社コンバーターあり)

第二種航行用:タキオン粒子加速器
(ZC-SS-3701E)


<重力制御>
居住用重力制御システム:Conus社 AL-15H
(128コア区画分割式)

航行用重力制御システム:Conus社 JL-20
(アーシメント不活性式)


<制動制御>
航行制動制御システム:WERBE-RRAX社 FRR9000A
(ベルベラクセ社 反重力制御はゾア社製と互換)



社名未記入は全て「ZOAC社製」

2011/06/12

(No.1414): 出張狩会


金曜日、
MH部定例狩会を池袋ナンジャタウンまで出張し
執り行う。

ナンジャタウンでは現在、
モンスターハンターポータブル3rdとの
コラボレーションにて様々な催しが開催されている。




我々は先ず集団演習クエストによるタイムアタックを
実践した。
これはmhp3の集団演習クエストを4人一組で行い
討伐クリアまでのタイムを競う競技である。
ちなみに20位までに入れば記念品がもらえる。

幾つかのクエストの中から簡単そうだと思って
「ウルクスス」を選択。
ちなみにタイムアタックは持参のPSPではなく、
あらかじめ設置されている会場内のPSPを使用する。

演習クエストなのでハンターの装備類は
全て決められており、決められた中からしか
選択できない。
自分がガンランスで行こうと思っても
なければ別な武器で臨まなくてはならない。
従って様々な武器に精通していればよいが
偏っていつも同じ武器しか使っていない
ハンターでは著しく皆の足を引っ張る。
筆者は最近ガンランスが多いのだが
太刀があったのでそれで行った。

で、ウルクスス演習の結果タイムは
確か3分26秒くらいだった。
成績は17位・・・
なかなか手強い。
1位はなんと40秒台!だ。
変態だ。
異常だ。
そんなの無理でしょう。


もう一回できますよーとスタッフさんが
言われるので
じゃもう一つ別なクエを
と、選んだのは 「ドボルベルク」。
武器はガンランスも太刀もなかったので
筆者は双剣で行った。
ほぼ初めて・・・使い方がよくわからんが
取り敢えず△ボタン連打で。

ドボルベルクは、3分43秒でクリアだった。
で、何位なんだろうと思ったら
なんと7位!
うおー
20位以内は会場に貼り出される。




しかし、ドボルベルクも1位はなんと
40秒台!だ。
ウソでしょ。
無理。


2クエだけだったが両方共20位以内に入り
記念品(ステッカー)を貰えた。

その後、リアル集会所にていつもの定例狩りを。



閉店間際だったので空きテーブルが目立っていたが
いくつかのテーブルではパーティーが集まっていて
盛り上がっていた。





帰りしな、部員皆でおみやげ売り場で
モンハングッズを物色。
リオレウスの素材で作ったストラップが欲しかったが
1980Zだったので我に返り踏みとどまった。


また来よう。










2011/06/10

(No.1413): 二旗林檎


過日、iPhone開発云々副業的心持ちを
威勢よく書き殴っていたことは記憶に新しい。

その後、
いくら待っても顛末が語られて来ない
ので、あいつぁいったい何をやってんだ
どういう了見なんだと雁首を揃えて膝を
詰めてきたてぇもんですから、
そもそも、MacBookなるものを速やかに且つ
軽やかに散財したことは取りも直さず
くだんの開発環境を構築せんがためという
尤もな理由を関ヶ原の戦いで家康が事実上
豊臣へ刃を向けることへの正当性を予め
巧みに布陣させていたことと等価であるという
塩梅式で、今まさに
日の目を見ようとしているのは、
deweyにてバックトラック送出をこいつで
このまっちろなMacBookてぇ奴によぉ
端っからお願げぇするって寸法なんでぇ
この蕪っ齧りがッ。

とはいってもiPhone開発環境は引き続き
継続する。当然。
まぁ早い話ここはひとつ、
リンゴマークとやらで音楽してみたい
ということなのだよチミィ。

しかし、当然、
DAWの類で再生するわけではなく
すなわち、QuickTime御大にて流す所存。
すなわち、オーディオインターフェイス
なんぞはない。
すなわち、内蔵のオーディオより出力。

従って目的は唯の一つ。
ステージ上に二つのリンゴマークを
発光させたいがため、そのためだけだ。
出音、演奏は二の次、
見た目重視バンドdeweyの真骨頂。

嗚呼この軟弱さが素敵だ。
ちなみにもう一台は平さんのMacBook。
こちらはシンセ音源として使う。

MacBookからバックトラックを
送出するということは
MacBookをドラム横に置くことになるので
ステージ上の振動でハードディスクが
クラッシュするのではないかという
ハラハラ感を味わえたりもする。
一石二鳥だ。


そして課題は、モニターである。
打ち込みバンドのドラマーならオケや
クリックをどのようにモニターすれば
いいのかということに悩む。
MTRやPC+オーディオI/Fであれば、
複数の出力に対応している場合が多いので
モニターのヘッドフォン用として
用意できるだろう。
しかし、MacBookのオーディオ出力は
ステレオアウト一つしかない。

例えば、L左側音声をPAへ渡し、
R右側をヘッドフォンでモニタする。
という案もなくはない。
実際、有効であろう。
筆者はライブにおけるステレオ定位
というものに昔から疑問を抱いているので
全然問題ない。

という方法も検討してはいるが、
実際はケーブルでPAとモニタ用に分岐
することになるだろう。
そもそもライブ用バックトラックが
モノラルミックスではないので。

なんか今日はマジメな落ちだな。
いっそつまらん。

2011/06/09

(No.1412): 五風十雨


一昨日、朝起きると小雨。
しかしそのうちに雨は上がる。
従って当然、六級改号でブロロン出動。

その日は雨のち晴れという予報だった
ものだから、もう降らないだろうと勝手に
思い込み、特に気にもせず
雨具も身に付けず普通の綿系のライジャケで
駆った。

数キロ走行したところでポツポツきた。
まぁこれくらいなら問題なし。
さらにしばらく進むがだんだんと雨脚が
強まってくる。
いいや、天気予報もあのように言うて
おったし、先ずは心配はなかろうて。
と言い聞かせてさらに進む。

速度を上げて走ると雨がバシバシと体や
ヘルメットを打つ。
信号停車時に周りを見渡すと
所謂普通の雨の日の風景になっている。
歩行者も自転車も傘をさしている。
他のライダー様達はレインスーツを
着用されて乗っている。
路面には水たまりまでできている。

いいや、天気予報もあのように言うて
おったし、先ずは心配はなかろうて。


革のグローブも雨を吸い始めて
ごわごわとした感触になってきた。
ライジャケに染み込んだ雨は両腕両肩を
ぐっしょりと濡らし、ズボンもだんだんと
ヤバい状態になってきた。このまま行けば
パンツに及ぶのもそう遠い未来ではあるまい。

吉祥寺駅のガードをくぐっている時には
街は完全に降雨モードに遷移しており
嬉しいことに指ワイパーを駆使しなければ
前も満足に見えない状況になった。
実際、「ザー」という擬音が似合う降り方。

いやいや、天気予報もあのように言うて
おったし、先ずは心配はなかろうて。

あっはっは気のせいなのさ
と思った刹那今まで何かに憑依でも
されてたのだろうかと思うくらい我に返り、
メタルブルーの空に向かって慟哭する。

何でレインスーツ着てこねぇんだおめぇッ
お侍がぁ、お侍がぁ・・
なにを言ってやんでえ、べらぼうめ、
二本差しがどうしたってぇんだ、こちとら
江戸っ子よぉ二本差しが怖くって、
田楽が食えるかってえんだッ
気の利いた鰻をみろ四本も五本もさしてらあ
そんな鰻をてめえは喰ったこたぁあるめえッ
おれも久しく喰ってねぇが斬るってんなら
どっからでも威勢よくやってくりぃッ
斬って赤くなけりゃあ銭ぁいらねえッ
西瓜野郎てんだ
さあ斬りゃあがれこの丸太ん棒ッ

と、威勢よく啖呵を切っていると
環八を過ぎたあたりから小雨になった。
が、
結局現地に到着するまで止むことはなかった。

降車すると、全身びしょびしょ。
まるでロボットの動きのように
ライジャケを脱ぐと、ライジャケから滲みでた
染料が今朝卸したばかりのユニクロの1980円の
白いシャツを醜く青黒く染めている。

よし、いい色だ。





オートバイで走ってたら
途中で雨に降られてびしょ濡れになって
服が汚れた。

一行で済む話だ。

2011/06/08

(No.1411): 双空五百


FIAT500 TwinAirの売れ行きが好調らしい。
直列2気筒8バルブ875cc
インタークーラー付ターボ。


燃費はいいが振動がどうの加速が悪いの
ギクシャク感がするのと発表当時は酷評だったが
蓋を開けてみたら、試乗はノーマル500の2倍
既に120台以上も注文が来ているとの由。

リンクした記事のようにバカ売れとは
少々言い過ぎのような気もするが
確かにマイノリティ王者フィアット車としては
短期間での注文数は大変なものなのだろう。

実際、mixiのFIAT500コミュを覗いてみると、
今日、TwinAir契約しちゃいました!ウフ
TwinAir先週納車しました!ヤター
という書き込みで枚挙に暇がない。

実車をまだ見たこともなく且つ試乗も
出来ていないが、既出の様々な
インプレッション記事を読むにつけ
排気量875ccと2気筒エンジンという、
このスペックだけでも、
筆者ならどんぶりにご飯を三杯はイケる。

振動が酷いというが、どれほどのものなのか。
昨今の近代カーに慣れてしまった日本人の
言っていることだから、どうせたいしたことは
ないのだろう。
その証拠に、売れ行きが好調ではないか。

まさか購入者が全て
エンスージアストではあるまい。
まさか購入者が全て
フィアット・イヴァンジェリストではあるまい。
しかし想像するに、購入者の半分はエコという
言葉にトリガーが弾かれたものと察する。
地球環境に良いなら多少の乗り心地は犠牲に
してもいい的な塩梅なのだろうか。



FIAT500 TwinAir、パンタロンって最高!の賛辞で
最後まで飾りたいのだが、一点だけどうしても納得の
行かないところがある。
お察しの通りである。
マニュアル・トランスミッションの設定がない
ということだ。
(昔ながらの3ペダルのMT車ね)

現行FIAT500には1.2 Sportというシリーズに
MT車の設定が「辛うじて」存在するに過ぎない。
関連記事を読むと、当時この設定モデルを販売する
に当たって、フィアットオートジャパンは
冷や冷やだったというのだ。それはつまり
「日本ではMT車は売れない」という
呪縛があるからだ。

輸入したはいいが、さっぱり売れない
在庫を抱えて途方に暮れる。
それでは営利企業は困る。
だから、初回陸揚げは数台?数十台という
小規模だったという。
しかし、それらは杞憂に終わり
全てが速攻で完売したのだ。

嗚呼我々は忘れてしまったのか。
筆者のかの6速MT車Panda100HP御大の
限定130台完売と2年後の追加100台完売を。

これらの経験を踏まえて、
どうかひとつ(伊東四朗のモノマネで)
ガツンと目に物を見せてはくれないだろうか。
だって、あんた、
875cc2気筒エンジン・ターボ付きで
5速マニュアル(6速ならなお良い)だったら
永福町大勝軒ラーメン二杯は喰える。


あたしゃその日が来るまで待つよ。

2011/06/07

(No.1410): 動画制覇


本日はCYRKON ライブ動画の編集。
「Boys In The Summertime」というどこかの
ヒョージョーン系なのかと勘違いしてしまう
ようなタイトルだが、中身は
絶叫とミニマルとノイズという
たくましい曲のライブ映像を抜粋的に編集。

録画されていた音の方が少々劣化していたので
音のみライブ音源の別録りのものに差し替えた。


そして、昨日CYRKONバンマスえびたさんに
ライブ音源編集mp3が出来ました殴ってください
とお届けしたら
こんな大人しい糞mp3なぞ公開できるか
このたこ焼き2気筒野郎がッ
と、さらにえびたさんがエディットを加え
生まれ変わったのでそれをyoutubeにて公開した。

筆者の編集はライブ音そのものだったが
えびたさんエディットではかなり過激な
エフェクティブ仕様になって戻ってきた。


でわ先ずそのライブ音源から。

Mare Crisium


MELTDOWN TOKYO JAPAN


Boys In The Summertime





そして、「Boys In The Summertime」のライブ映像。
なお、クレーム等はお受けしないので。
これだ。

2011/06/06

(No.1409): 音源制覇


CYRKON ライブ音源の編集。
出来の良かった3曲を切り出す。

しつこいようだが手前味噌ながら
とても素敵なライブ音源となったと
思っている。
特に、Mare Crisiumという曲の後半の
雰囲気が秀逸至極。
実際、ライブ中ではこんな楽曲に
なっているのかということも
わからなかった。
このカオシレータの静かながら
キャッチーなミニマル感と
素朴な粗いドラムとのコンボが
やたらかっこいい。

そして、 MELTDOWN TOKYO JAPAN
という物凄いタイトルの曲の中で
叫んでいる絶叫ヴォイスがひどく切なく
一気に色を付けて広げられた感じ。
味わい深い。

音源は近日、オフィシャルサイトにて公開予定。

写真で綴る。CYRKON Live




























2011/06/05

(No.1408): 蒸気伊車


今週末もまたもや激務だったので
もう起承転結も何もかもゴミ箱へ投棄し
さっさとこの糞屑コラムを殴り書いて
献上することにする。

すなわち、FIAT FESTA 2011を訪う。
群馬県水上高原宝台樹スキー場にて。
今年で18回目との由。

去年から場所を宝台樹スキー場に移したので
関東至西の方々が来づらくなった。
なので、ギャラリーの数がぐっと減った。
しかも以前の伊那のサーキット場のように
山肌でのマッタリ感が皆無で
会場内はスキー場の広大な駐車場というだけあって
ほぼアスファルトである。
しかし当然、現地は山の中なので、
その辺りをなんとか
うまくできないものかと思ってしまう。

とはいうものの、やはりギャラリー達の
乗ってくるイタリア車は一番の目の保養である。
パンダリーノはほぼパンダとNEWパンダであるが
フェスタは、新旧のFIAT車を中心とした様々な
クルマを見ることができる。
これは楽しい。







言ってしまえば、それだけのことだ。

本編では、やはりタイムアタックよりは
以前の伊那サーキットのように
パンダカップのようなレースが断然面白い。





なんとか以前の伊那に
戻ってくれないだろうかと思ってしまう。



帰りしな、水上駅に寄ったら
なんと蒸気機関車が駐留されており、
出発準備をしていた。

C61だった。




なんでも、3月末にC61を復活させて
水上高崎間を運行しているとのこと。
素敵だ。










2011/06/03

(No.1407): 演奏後記


CYRKON 6/2ライブ後記。

結果から言おう。
素晴らしいライブだった。
録音したCDRを試聴したが、
少なくとも筆者がCYRKONで標榜している
ライブの楽曲の音響のそれであった。
手前味噌ながら想像以上の出来栄え
であったと感じた。

前後を爽やかな微風に挟まれながらも
我々は己の道を貫いた感。
なぜなら
爽やかな微風を観に来ていたお客様は
我々を一聴しただけで皆一斉に退店した。
お客さん逃げちゃって
我々のあとのトリのSAYAさんには
ご迷惑をお掛けしたのではないかと
心底思う。




バンマスえびたさんは今回も轟音ギター
ではなかった。
が、新デバイスのカオシレータが
想像以上の存在感で結果的に
正解だったと思う。
むしろCYRKONのアイデンティティとして
確率したい心持ちだ。
えびたさんはカオシレータ奏者として
極めるらしいので
そこは是非ともお願いしたいところだ。

ベースのさんたさんは仕事の都合で
リハには出られず本番一発勝負だった。
しかも突如本番前に歌うと宣言。
「物だけは壊さないでね」
とえびたさんが釘を打つ。

本番が始まる。
バックトラックの鋭角的な陰影と
カオシレータの変態音響と反復と
ドラムの崩れ8ビート引っ掛け16裏打ちと
破壊的弾幕ディストーションベース。
今までの爽やかな微風が一変して
荒れ狂う嵐となる。

極めつけは
さんたさんの歌というか叫び。
絶叫。
これがもう最高だった。
難解で抽象的だったミニマリズムが
具体的な色を伴って
一挙に大衆の眼前に降りてきた感じ。

且つ、さんたさんパフォーマンスとして
ベースを床に落とす、投げる?、
客席フロアに降りて演奏する、
ベースのネックでマイクを叩く
逆か
マイクでベースを叩く。
とにかく最高だった。

演奏しながら次はどうなるんだろうと
わくわくした。
逆にえびたさんは冷や冷やしていたかも
しれない。
「物だけは壊すな。。」


従って、対バンさんとの対比は
筆舌に尽くし難く、
こんなブッキングを許可して頂いた
代々木Bogaloo店長様へ感謝。
というかCYRKONデモ音源を聴いたとのこと
だったが、実際のライブを見て
後悔されたのではないかと思う。
こんなはずじゃーなかった、と。



最後に。
GigGrips、大正解。
この邪道グッズ、手放せない。
楽して力まない奏法を体験できる。
暗黒面へ落ちやすい好例だ。

似非ドラマーの方へ
ひどくおすすめ。

2011/06/01

(No.1406): 明日段取


---------------------------------------

DATE : 2011.06.02(THU)
OPEN 18:30 / START 19:00

PLACE : LIVEHOUSE Bogaloo(ブーガル)
渋谷区代々木1-42-4
代々木P1ビルB1
http://www.bogaloo.net

FEE : door 2,300(ドリンク別)
adv 2,000

LIVE 19:00~ 
19:30~ パステルリップ
20:20~ CYRKON
21:00~ SAYA


[about CYRKON]
えびた / music,guitar,kaossilator,etc
エフオピ / music,drum,backtrack-mixed
サンタ / bass

---------------------------------------




会社帰りに新宿ロックインを訪なう。
くだんのスティックの予備を買うためだ。
滞りなくPearlの7Hを2セット購入。

偶然見かけた邪道系の画期的なドラム小物も
購入。
これ考えた人、すごい。



ラテックス製。
スティックに通して、輪っか部分を中指に入れ、
今まで通りの握り方で握る。
滑らず落とさず力まずの三段逆スライド方式。








明日のダンドリを復習する。

スネア、WAVEDRUM、スティック、ペダル、
スネアスタンド、MTR、ヘッドフォン、
ヘッドフォンディストリビュータ、
各種シールド数本、電源アダプター3個、
ライブ用メガネをリュックサックと
WAVEDRUMケースとスネアケースに
それぞれ詰め込む。
入りきらなさそうなので
ペダルかスネアスタンドは別持ちかな。

もう夜のうちにクルマに積込んでおく。


さて、朝。
スーツを着てネクタイ締めて、私服を持つ。
革靴を履き、普段靴を持つ。
仕事用資料を仕事用カバンに入れる。
名刺、ペン、持つ。

概ね7:40AMに出発。FIAT Panda100HPで。
9:00AM 予てから調べていた南新宿の
コインパに駐車。
仕事カバンを持ち、代々木駅まで歩いて
JR山手線で池袋へ向かう。
客先往訪。10:00~12:30 池袋にて仕事。
ライブハウスには16時入なので
昼飯後、一旦会社へ戻ろう。

しかし15:00頃、おもむろに辞す。
南新宿へ戻り、クルマの中で私服に着替える。
うまく着替えられるか楽しみだ。




仕事で調べ物をしてたらたまたま見つけた
罵声バトル
ひどく懐かしい。
まだこのCGIあったんだ。
このゲームはたぶん2004年くらいじゃ
なかったか、流行ったのは。
懐かしさのあまり二三戦いを挑むも
全く太刀打ち出来ず。