2016/10/29

(No.2488): 11.10 deweyライブに向けて上手側電子音塊システム担当から報せ


2016年11月10日 木曜 は 四谷LOTUSにてdeweyのライブである。
今回のライブは、dewey的には実は久々のセットリスト大幅刷新なのである。すなわち全くの新曲が2曲、過去に一度だけ演奏してリアレンジした曲を1曲。それらを組み入れるので30分セットの約半分は新しい曲に変わる計算だ。

それだからライブの準備のため速やかにTriumph street cupサイトの情報や、同一エンジンのstreen twinのインプレ記事、同口コミ情報、そして何より己の嗜好との差異をくまなくつぶさに検証し、最終的に購入までの脳内シミュレーションを完成させた。最終判断は実車に直接触れ、跨り、そして試乗(ない場合は同型エンジンの street twinでも可)の儀式によって下知はくだされるのである。

しかもその下知に至るまでの行程は非常にシビアなタイムテーブルを要求されている。すなわち現車六級改号の車検タイミングのタイムリミットが迫ってきているからだ。にもかかわらず実車が見られるのは、現車六級改号車検入庫(予約済)の1週間前頃だと予想しており、つまり、車検入庫緊急中止判断に必要な時間はほんの僅かしかないのである。
しかし全てを滞りなく行うことで以下の二つの大きなメリットが得られる。

1 四輪とのダブル車検になってしまう今のタイミングをずらすことができる
2 股間問題が解消される

1は大変助かる。二輪四輪車検代を一気に支払う能力はほぼないからだ。いやそれをやるくらいならいっそという論法。2も大変助かる。六級改号DUCATI M696のシート傾斜による男子股間問題は非常に重要な問題だった。それが解消されることはこの上ない朗報。


そんな朗報を期待する上手側電子音塊担当もいるdeweyの11月ライブのお知らせ

11.10 木 四谷LOTUS Electric Lotus Vol4.
18:30 / 19:00
ADV./DOOR 2400円/2900円(ドリンク代600円)

COLD WATER
yanagi yutaka
3 Pillars Trip
dewey

2016/10/28

(No.2487): ゴム製のお面


小学校5、6年の頃、興味があったのはゴム製のマスクである。
どういうものかといえば、今風に言えば「東急ハンズのパーティーグッズ売り場で売っているゴム製のお化けのお面」といえばいいだろうか。

その昔(40年以上前の昔)週刊少年漫画雑誌などの後ろのページなどに、そういういかがわしきモノを販売している怪しげなお店の広告が多かった。ゴム製の「う○こ」や「鳥の死骸」だとかに混じって、ドクロのゴムのマスク、なんたら妖怪とかのゴムのマスク、などを売っていたのだ。「ウン○」など、本物そっくりだった。筆者はそういうものが武者震いするほど好きだった。

なぜそんなものに興味があったのか。今思うと不思議でならないがおそらくもともと”怪獣”が好きだったからではないかと考察する。
小学3年かそこらのとき、父親に連れられ読売ランドかどこかで開催された円谷怪獣のイベントに行ったことがあり、そのとき初めて目の前で生の怪獣を見たのだ。当然、怪獣といっても怪獣の着ぐるみを役者が着ているものだが、実はその「怪獣の着ぐるみ」自体にものすごく惹かれたのだ。

そのイベントは遊園地の中を怪獣が歩き回っており(怪獣に付き添っているスタッフはいるが)怪獣に触り放題的なものだったので、触った感触や匂いなども強烈な印象だったのだろう。
ウレタンとかゴムとかラテックスとかそんなもので製作されたあの怪獣の着ぐるみは、実際間近で見ると独特のゴム臭がして、なんというか映画の裏側を見ているような非常にワクワクしたのを覚えている。
撮影後の着ぐるみだったりするので、腕の付け根の部分が破けたりしているものだから中の人の下着の一部が見えたりして、しかしそういうもの全てひっくるめて陶酔したのだ。


そんな体験が元になったのか、怪獣の着ぐるみ然としたゴム製のマスク(ぜんぜん然としてないが)で少しでも怪獣の着ぐるみに近づけるのではないか、今思えばおそらくそんなことを子供心に漠然と思っていたのだろうか。
小学校5、6年の筆者は欲しくて欲しくて、結局一番安いドクロ顔のマスクを買ったのだ。この手の通販店は現金のほかに切手で支払いも可能だったので当時集めていた切手を何の躊躇もなく、ゴム製ドクロマスクのために使った。
商品は郵便の小包で届き、しかし母親にいろいろと知られてこっぴどく叱られた。
こんなもの買って!お金はどうしたの!切手?おじいちゃんからもらった切手を売っちゃったの?あんたなにやってんの!!(怒


さて、ゴム製ドクロマスク。高いマスクは頭全体がすっぽりとかぶれるものだったが安いものは顔の前面だけのものだった。当然筆者の買ったドクロマスクは安物なので顔の前面だけ。しかし被ってみると子供の頭には多少大きかった覚えがある。口に当たるゴムの味まで思い出してきた。
そのマスクを被って脳内映画を自分で創り上げ「ウギュギャー、ドビュアー、ヒャヒェアー」などと一人芝居をやるのだ。小学校5,6年にもなって、だ。



すると、こういう残念な大人になれる。
ぜひお試しを。



2016/10/24

(No.2486): 琴線を弾かれし神無月


復路、六級改号別名ducatiM696之介で走っていたら前を走るシルバーの日産マーチの運転席から火のついたタバコを投げられ、火の粉がバラバラと降りかかってきた。未だにクルマからタバコの投げ捨てとかやってる奴いるんだ。後ろを走っていたのが筆者だから良かったものの、他の人だったらただじゃすまなかっただろう。
シルバーの日産マーチのあんた、もうタバコの投げ捨てなんてやめなさい。
と後ろから念を送っておいた。


それにしても、だ。
この感じは久々のアレだ。久々の。

先週、edieからこんなの出るらしいよと送られてきたURLのページを見て瞬殺された。
Triumph street cup

street cupはstreet twinをベース車としているという。street twinはボンネビルの現代版風で実車も見たことがあり、まぁ好きな外見だが琴線を弾かれるということはなかった。やはり今の筆者の愛機 DUCATI M696(六級改)のギュッと詰まった黒い前傾タイプの戦闘機然とした容姿に勝るものはないと思っていた。

とはいえTriumph Thruxtonに代表されるようないわゆるカフェレーサースタイルは昔から好きだ。M696の低ショートハンドル化はカフェレーサー風にしたかったからという理由でもある。

その本物カフェレーサーThruxtonは数年前からグレードが上がってしまい手の出し抜くい高価なオートバイになってしまった。street twinをThruxtonのようにカフェレーサーにしたモデルがstreet cupという感じ。廉価版Thruxtonではあるが、しかし筆者の最も重要な要素である容姿についてほぼ満点に近い。

そしてなによりこのタイミング(六級改号車検)がやばい。
実車すらまだ日本一般公開されてないというのに。


続く





2016/10/20

(No.2485): siriの尻(誰でも一度は考えたけど実際口にしない駄洒落でsui shop付き)


iPhoneのsiriを使っている人はどれくらいいるのかわからないが筆者の場合、二輪ヘルメット内インカムを通してsiriとお話しすることがある。
二輪運転時インカムを通して音楽を聴く。以前も記したことがあるが念のため書いておくと、バイク用インカムは走行時でも周りの音はちゃんと聞こえるようになっている。もちろん合法。

siriに「音楽再生」と言うとiPhoneのミュージックが起動して曲をかけてくれる。また曲名やアーティスト名、タイトルなどでも反応する。ただし、アルファベット表記で登録している曲は通じない。日本語しか通じない。(siriの言語を日本語にしている場合)
例えば、「マウスオンマーズかけて」とか「スイショップ(*註1)かけて」などと話しかけてもsiriは「まうすおんまーずは見当たりません」と切ない返事をする。

siriに曲名やアーティスト名を指定して音楽をかけてもらったあと、その次の曲はランダム再生ONになっていたとしても、そのアルバム内やアーティスト内になってしまう。そのときは「全ての音楽を再生」と言うと、全曲をランダム再生してくれる。

ちなみに、「〜をかけて」と言うとsiriはたまに電話をかけてしまうことがあるので注意が必要だ。
以前、小学時代の同級生から筆者のiPhoneに唐突に電話がかかってきて、「何?電話くれたでしょ」と、え?電話なんかしてないよと言って切ったのだが後で発信履歴みたら確かにこちらから電話かけてるじゃないか。発信時間をみたら、siriにさかんに「〜かけて」と連呼していた時の時間帯だった。


ところでiOS10になってからsiriで一部のアプリが使えるようになったと聞いたのでさっそく試してみた。
「イングレスを起動」というとingressが起動した。「何某(ポータル名)をハックして」と言ってみたが「何某というAPPは見当たりません」と言ってきた。そりゃそうだろう。

「ハングアウトを起動」とsiriに頼んだ。すると「ハングアウトというAPPは見当たりません」と返ってきた。いやいやいや、あるよ。ありますよ。何度か試してみたがハングアウトはまったくダメだった。

なぜだろう。iPhoneの画面をよくよく確認する。ほら、イングレスはAPP名「ingress」と英語表記なのにちゃんと起動してくれたじゃないか。なんでハングアウトはだめなんだ。
おやAPP名は「Hangouts」ってなってるぞ。え?マジで?

「ハングアウツを起動」と言ってみたら、すすーとハングアウトが起動した。
へーsiriよ





スイショップ(*註1)
sui shop / mouse on mars



2016/10/13

(No.2484): 嘗ての掻器ミニマル(制作ドキュメント編)


直前まで各社の天気予報を巡りながら、よもや大雨を背に走る年齢でもなかろうと四輪に切り替えたはいいが、前回のオイル交換から相当の走行距離であるは周知のこととして、加えて今回も大凡千年の遠方であるが故、しかしタイムテーブルを組み立てるもその暇はなく、果たして往路途中のS県北部にあるオートバックス店へ滞りなく予約した旨告げれば、滞りなくオイルは潤沢に交換され、遥か数千年の陸路をN県やN県なぞを巡り巡りうやうとして颯爽と凱旋を果たせば、ふつふつと心の澱から降りて来た無類の旋律を、まったくこの世のものとは思えぬ辻褄の合わぬ音塊を配す結果となり、今わたくしはひどく満足しています。

お元気ですかわたくしは元気です。

この、何というか、つまり、スッといかぬ、途中のズダズダとしたビートの奥に不思議な高揚感を促す。何か。嘗てミニマルといふ背景を携えていた記憶が蘇り。何か。延々と聴き続けることの出来る。何か。



という曲を今作っています。
ぷはー

2016/10/02

(No.2483): 異音前から知ってたけど(DUCATI Monster696から”コー”という異音)


週末に長距離航行を予定しているため六級改号DUCATIMONSTER696のエンジンオイルとかフィルターとか諸事メンテナンスにてドカ屋さんのピットを訪なう。

初見の新人君が対応してくれてテキパキと作業を始める。作業待ちの間、お客さんはショールームの方へ行くのだが、筆者はドカ匂の充満するこのサービス工場がすこぶる好きで工場内の小さなソファーに座って作業を眺めつつ待っていることが多い。

オイルも入れ終わったので新人君が筆者の六級改号のエンジンをかけたその刹那、隣で作業していたベテランメカYさんが
「え?なんの音?」と駆け寄ってきた。

新人君「?」
Yさん「なんだこの音?」
新人君「?」
Yさん「なんか”シャー”?”コー”っていってる」

筆者はiPhoneをいじって、嗚呼ドカ匂最高などとインスタツイートを投げていたのだが、横目でそのやりとりを見て、果たしてわたくしの六級改号に何かあったんか、と気を揉んでいるとYさんが来て
「エフオピさん、エンジンから異音してました?」と聞かれた。


正直、異音のことは知っていた。
しかし前に別のメカさんになんか”シャー”とか”コー”とか音がするんですけどと相談したら4万キロも走ってるからデスモノイズ云々と言われた覚えがあり、それだからあまり気にしていませんでしたと言った。


「異音は腰上から聞こえるのでエンジン自体ではないと思いますがでもこれね、やばいかもしれませんよ、調べないとわかりませんがベルトのプーリーのベアリングの可能性あります。ベアリングなら即交換しないと危険です」

「うへ、今週末ツーリングなんですけど。。。」

「うーん、このままなら行かない方がいいですね、ただ今からベルトのプーリー確認しますので交換すれば問題ないです」

「うわーん、みてくださいー」


カバーを外して、タイミングベルトのプーリーを確認。


「エフオピさん、プーリーのベアリング、問題ないみたいです。本来ならベルト外して確認するんですけど、一応ベルト掛かってる状態でも指でプーリー回るんで、ベアリングは問題ないですね、ってことで原因は他にあるので音がどこから出てるのか、ちょっと調べます」

2人のベテランメカさんたちが集まってきてエンジン掛けながら音の出場所を懸命に探しておられる。
ドライバを耳にあててあちこちを見聞する。

すると、そのうち異音が消えてしまった。
メカさんたち「???」となってる。何度もエンジン掛けたりしながら確認するが異音が消えてしまった。


「エフオピさん、異音がしなくなりました。。不思議です。乗ってて異音はどういう状況でしたか?」

「えー、確かに異音がするときとしないときがありました」

「それは冷えてるときしなくて、エンジンが熱くなったときとかに出てました?」

「いえ、始動開始から”コー”って音してるときもありますし、だいぶ走ったあとに信号待ちで止まってるときに、あれ?また異音してるとか気付くときがありました」

「ということは、温度に関係なくでたりでなかったりするということですね」

「そーゆーことになりますね、あとたぶん、異音は前回の車検の後から出てきたと思うんですが、前回車検でタイミングベルト交換してますよね」

「してますね。交換時のベルトのテンションでも異音出ることがあるんですけど、エンジンが熱くなると膨張してベルトのテンションがすごい力で張られるので、そのあたりの調整がよろしくないと異音が出ることがあるんですが、今回のは温度には関係なさそうですから当てはまらないですね」


その後、何度もエンジンを掛けて異音を確かめたが、もうしなくなった。


「もう異音がしなくなったので正確な場所はわかりませんが、あと考えられるのはセルモーターくらいです。が、始動時は全く問題なく動作してますね、エンジン始動後もセルが回っちゃう現象はあるのですがそれとも違う気もしますね」

「今週末ツーリングなんですが。。」

「ベアリングではないと思うので大丈夫と思いますが、仮にセルモーターならエンジンがかからなくなるという事態になるかもしれませんウヒャヒャ」

「ゲヒヒヒヒh」


結局、12月の車検入庫時にテッテ的に調べてもらうことになり行きがかり上車検予約も済ませた。
(資金繰り算段を整えてから満を持して車検だーと思っていたが)


今週末長距離航行敢行。