2012/12/30

(No.1881): 召還のUSB帯域不足リベンジ


何の落ちもなく、何の理由もなく
ただ己の構造を別媒体に浄化せんとする
その本質のみで、つくづく自動書記の如く
発掘せし、MACKIE CR1604のガリ加減を
しかし急を告げる諸法の如く、進んで、
手続きを順当するものである。
突如、降って湧いた唐突な「組み込み」を
なんか、どうにか、こうにか、やってはみたものの
という体で、似非創造というモチーフを
具現化する作業をここに
誰も望まぬここに、何人も知りたくもないここに
召還させるという念。

12/30 23:30-

http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1




2012/12/28

(No.1880): ブロイパドシティの世界


君はツクグロウ鳥を見たことはあるかね。
何も計画もないこの砦でキミは
ツクグロウ鳥を見たことはあるかね。
ならば
いっそ目の錯覚として処理してもらおう。
キミの見たツクグロウ鳥は
ツクグロウ鳥としての本来の顛末を
本来の猜疑心を模倣しているに過ぎない。
だから、消して、いや決して
ツールを開発する心を忘れてはならぬ。
類まれな或いは具によーくよーくよー
くよーくよーくくーよーくーよー
く、見聞してもらわんと困るよ君。
おそれながら申し上げます。
あと5分18秒したら、スイッチをONにしてくだされ
願いでしじゃ。
でしじゃ。


END

AD.2608 bght-3




2012/12/27

(No.1879): ツクグロウ鳥の近況


(原文)
諸君、我々は周知の通り我々のやる気というものが
著しく満載に積まれておるという事象を確約する
ものであるが、しかし実際、我々の現実世界の
権力や労働やその他結界の内外に存する多種多様な
「諌め」に阻まれているため、いみぢくも
過酷な状況をしてdeweyの存在を世間に
印象付ける作業が滞っていることを
今ここにこうして発露するものである。




(ツクグロウ鳥語訳)
そんでもって、2013年2月か3月か
1年半ぶりのハコライブをやりたいので
そのためのお稽古をダンドったりしながら
ご機嫌を計っているという塩梅式であり
早くそんな告知を打ちたい心持を置きつつ
一方では
お稽古もしないで1月24日はdewey2名
打ち揃って初日平沢さんインタラライブへ
赴くことで諸々手配済みという塩梅式であり
且つ
昔からお世話になっている方から
エフオピ(dewey)でオファーして頂くという
僥倖を得て3月後半にソロで塩梅を伺います。





2012/12/26

(No.1878): 真冬駆ること


東京都内とはいえこんな寒風吹きすさぶ
日も暮れた外気温0度の大気中に身一つで
オートバイに跨って繰り出そうという輩、
常識の範疇ではいっそ考えられないような所業も
我々単車乗りにおいては、その限りでは、ぬ。

何かの罰ゲームかと思わせるほどの苦痛を伴う。
時には生物学的な危険サインすら感じる。

筆者の場合、根が貧弱なうえに小心者ゆえ
完全真冬武装、完全なる装甲を纏って臨む。
オーバーパンツ、真冬装備ライジャケ
冬グローブ、フェイスマスク的な首巻。
その武装すら薄手に限定するツワモノも
いらっしゃるという体では、筆者如きの
完全真冬装備でやれ指が痛いのだのと
笑いながら泣き叫んでいるような者は
端くれの一兵卒に過ぎぬ。

しかし真冬のバイク。
指先、足先がまずイカれる。
筆者は特に指先。真っ先に。
視界が見えぬ。
フルフェイスのグラスごし、
吐く息で真っ白。
開ける。
鋭角な冷風が刺さる。
鼻水。
無限ループを形成しながら駆る。
追って、指先の凍え→痛み→感覚ゼロ。
実際はクラッチ操作やブレーキ操作で
使用する大変重要なパーツであるので
リハビリを施しながらの走行となる。
無限ループを形成しながら駆る。
素敵だ。

乾燥しているからといって侮ってはならぬ。
うっすらと氷の膜を貼ったアスファルトに
油断するな。
グリップを失い、非常に危険。
その識別がままならぬ。
勢いで駆け抜ける。



安全運転は基本。一番大事。




2012/12/25

(No.1877): thesecretoftheflowersofphenomenon


01
交差するライン、澄み渡るライン。
ザボンの音、香の結集。

02
かく語る古来の伝承。
活動写真の饐えた匂い。

03
ハマるスクエア、ティンパニの打点。
グランニュービューワーと歪み。

04
ユニゾンの際、7で保存。
ハッシュビートの立て技。

05
黒の魔法に舞台袖に立つ。
裏と大舞台、いざと奮う。

06
既存の説話に集う。
緑のキュレートを配す。

07
畳み掛ける幾重もの層声。
切迫のしきい値、リバーヴの先鋭。

08
複雑な様相と健やかな真空。
静の動的アンバハメディティ。

09
大回転、そ、と言え、む、と言え。
三十数種類の別次元へ展開中。

10
柔らかな粒度。
黄土ステイフォンツ、逆転の達成フォンツ。









2012/12/24

(No.1876): N ONEと軽概況


最近非常に気になっているクルマの話しを
言って聞かせよう。
気になるというのは全体的な総合評価ではなく
単に「ガワ」が筆者の琴線にビョリンビャリンと
触れているクルマという体である。
それは、ずばり ホンダ N ONE である。

当然、1960年代後半に登場したホンダN360
何某かを引き継いでいます体であろうことは
想像に難くない。
(実際は名前となんとなく顔立ちがそれっぽいくらい)
実を言えば筆者も1984年か5年くらいに
中古のホンダNII360に乗っていた経歴を持つ。
だから、この手の「顔」は非常に好感を持つ。

FIAT500(チンクエチェント)のリバイバル成功
も多少意識したかもしれない的な雰囲気も持っているが
嘗ての名車を同一のメーカーで生まれ変わらせるという
心意気については、むしろ賛同したい。
だって楽しいじゃん。単純に。

で、このホンダ N ONEだがサイトのボディー色変更で
見るプレミアムブルームーンとかポリッシュドメタルとか
とても良い雰囲気。
だがお値段が少々高いかなとは思う。
最近の軽自動車ってこんなに高いのか。

で、筆者の一番のこだわりであるところの
トランスミッションだが、ご時世、当然のことながら
オートマチックというかCVT設定のみ。
そして
タイプ早わかり表の主要装備一覧。
タイプ別に装備の違い等が説明されているが
「Lパッケージ」というグレードには
なにやら「パドルシフト(7スピードモード)」なる
機能がある、読んでみる なになに

「マニュアル車のような感覚で、操る楽しさを味わえる」
ステアリングのスイッチ操作でシフトチェンジが楽しめます

だと?
マニュアル車は楽しいのだろう?
それがわかってて
何でマニュアル車を設定しないのだ。

似非マニュアルなぞ、なんの楽しみがあるのだ。
だいたい、ハンドルの横っちょにあるそんなので
カチャカチャやったって、しょせん子供の遊び
やっぱりクラッチペダルを左足でガッツリ踏んで
左手でギアをガチャコンとローに入れて
半クラッチで発進しようよ。
左足も使おうよ。

この2012年いや2013年において軽自動車の新車で
マニュアル車があったらこんな粋な話しはない。
だから本件は「ガワ」だけ、という前振りだった。


いや、待て
おい、粋な話しがあったぞ。

軽自動車 MT車(マニュアル車) 新車 一覧

え、こんなにあったんだ。
知らなかった。
すごい。賞賛。
ちゃんと乗用車タイプもある。
いいじゃないか。
まだまだ捨てたもんじゃねぇぞ日本軽自動車。



2012/12/22

(No.1875): 新兵器無双筆録伝


真摯で真実でリアルで、そんな話しをブログに
書くという行為は、とても説得力があり
私小説風でもあり、つまり読む人をして興味を
そそられる体であろうことは想像に難くない。
読者と心の共感を交わしながら創られる
文章には、人を惹き付ける力があるだろう。

翻って、
筆者のこの電網辺境屑ブログに至っては
どこまでが真実でどこまでが虚で
全部創作なのかそれともリアルなのか
いや、それよりも、これは何語で書かれて
いるのだくらいの分かり難い文体、
いっそ見なかった事にして
もうブラウザの閲覧履歴ごと削除したい心持ちに
させるこの屑ブログなぞ、
人を引き離す力に長けていると言わざるを得ない。

とはいえ、こんな屑山とて、
唯一長けるものをあげるとするならそれは
「継続」だろう。
ナンバー制にする前から日記を書いているので
実際は2000回以上だと思うが、
このブログのNo制にしてから今回で1875回に
なる。
こんな屑駄文でも1875冊もの文章ともなれば
いっそ新兵器に昇華しないものだろうか。
探る価値はありそうだ。




2012/12/21

(No.1874): トホホ満願の一席


ここは二日も続けて(人間語訳)を載せなければ
ならないほどのブログですようこそ。

筆者は
トホホ路線といえばもう自信に満ち溢れている。
仕事でも何でも会話する時は中途半端な
半謙り(はんへりくだり)的物腰口調なものだから
特に虚勢を張っている的な輩や
ベクトルが合わない輩との会話ではそれが顕著に
あらわれる。
特にマジメな仕事の話しを打つ場合、
トホホ感を醸し出さないような演技を組み込むが
そういう時は概ね裏目に出る。
こいつはトホホな奴だ、仕事ができない奴だ、
そういうレッテルを貼られる。

しかし、それでいいのだ。
何を繕うことがある。
なぜならヌシはトホホではないか。
まごうことなきトホホではないか。
トホホならトホホらしく身を立てるがよい。

とおっしゃいますが、見栄えが悪うございまして、

馬鹿ものッ
見栄えなど気に留めるな
そもそもそれがトホホの所以なのじゃ。
己の内を見よ。

はぁ、
と申しましても、いささか、

たわけッ
己の己としての本質なのじゃ
それを悟るまでここには置けん。
破門じゃッ




と、いうわけでしてな、トホホの内を
探す旅を続けておるのです。

するってぇと何かい、そのトホホの
何某ってのを見定めねぇってぇと
おめぇさんは戻れねぇって寸法なのかい。

えー仰るとおりでございます
まぁこうして方々見聞して参りますと
自分が如何にトホホなのかということを
身に沁みて感じておるところでございます。

おう、気に入ったぁ
気に入ったよぉ
おめぇさん、わっちで働く気はねぇかい。

はぁしかし親方、
わたくしはトホホでございますゆえ、
宅ではご迷惑をお掛けすることになりましょう。

なーにを言ってやんでぇべらぼうめぇ
この伝仰院のこずから伊佐吉が面倒見ようって
言ってんじゃねぇか、ありがたくうけろこの
とうへんぼくがッ
わっちのとこでせいぜいトホホやってくんねぇ
きっと何某ってのを見定めねる日が来るに
ちげぇねぇ
そったらおめぇんとこのおっしょさんだって
放免してくれらぁな。


嗚呼ー親方ー親方ー




伝仰院のこずから伊佐吉に世話になった
比坂六九左衛門はトホホを繰り出しながら
その後めきめきと頭角を現し、
先の中納言宗慶の計らいで与力二百石を
拝領し俸禄を積んだということです。

伝仰院伊佐吉と六九左衛門トホホ満願の
一席でございました。
おあとが宜しいようで。




2012/12/20

(No.1873): 一人UST屑音制作風景の序


(原文)
クツグロウ鳥の生態を調査している
東京市豊多摩郡代々幡町に存する
ミイヘロクヨワ氏の地下十間の深さに
埋まっている「伝えオシラセオトギ」を
こねくり回す体で安直に且つ真摯に
且つ放屁然としながら途上の途へ向けた
熱烈な案内を滞り発っさんと欲す。




(人間語訳)
年末のどこかの日程、たぶん29日とか30日とか
それくらいにAbleton Live8とNordLead2なんかを
使って、そりゃもうアンタくだらねー屑糞音集を
ひねくり出しながら、どぶ川のような
電子音響的なアレを創る作業風景を
用もないのに納豆売りがーへーへーいなっとー
的なアレを吟味しつつエフオピ一人の体で
ただしくUstreamで配信する旨をここで
告知するものであります自虐ネタあります。




(補足1)
だいたい、キミねぇ、何度言ったらわかんの
だいたい、キミねぇ、人間語訳になってないよ。

お父さんはー著しくーマイノリティなんであります
あーしたの こころだぁー
(↑故小沢昭一先生のモノマネで)



従って、受入先はどこにも、ぬ。



(補足2)
「お名前はなんて言うんですか」
「エッエッエッエッエッエッエッエッエフオピ」










2012/12/19

(No.1872): コルニュ魔法の力学


おいあんなに熱かった空冷二気筒
デスモドロミックエンジンのキミ
いったい何だって言うんだい

いったいどうしたって言うんだい

あんなに
あんなに
あんなに熱かったというのに
キミの変わりようはいったい
なんだってんだいとゆっているこの
クソ寒風深更外気温3度時速60kmの冷凍保存
激痛指先を満面の笑顔で駆る僕らのこの
塩梅は空よりも高く海よりも深いという
心持ちを崩さずにいる勇気と挑戦を胸に
刻みながら僕らは駆り続けそしてご覧よ
ほら今もまだこの指は痺れているではないか
あーうれしあーくやしくらいの
貼りつくような寒さの中でさえ
僕らはあの真夏の燃えるようなこの
空冷二気筒デスモドロミックエンジンのキミ
の持つポテンシャルを信じているにもかかわらず
裏切られ続けておるのです今。


(本文の現代語訳)
あんなに熱かった夏のエンジンもこの冬の
夜バイク走行では熱さも感じないものだ。
まったく風流である。




今日も日本語文法を焼却しつつ駄文が冴えます。
曰く「てにをは」の仕来たりを捨つる。




2012/12/18

(No.1871): 黒い幾何学模様(夢記)


長い長方形のテーブル。
テーブルの上には飲み物や食べ物が
散乱している。そこに大勢の人が立って
がやがやと食事をしている。
部屋の中ではなく、店先然とした場所。

「わたし」はその中で食べ物を物色している。
何とはなしに、テーブルを挟んだ正面の人に
目を向けると、先ほどまで何でもなかった
その人の頭が数倍にも膨らんでいる。
驚いて凝視していると、ふくらみが歪に変形
してきた。極端に前頭部が尖ったりする。
まるで鬼の角だ。そして皮膚の中に何か
生物でもいるかのように蠢いてきた。
気付くと、その人の髪の毛もなくなり
その皮膚には見たこともない黒い幾何学
模様がじくじくと現れて来た。
頭だけではなく、体全体が盛り上がって
もはや原型をとどめてはいない。

とっさに、「わたし」は思い出した。
これは、以前にも見た厄介なものだ。
刹那、「わたし」は大声を発し、
周りの人々に訴えた。

「あぶないッ 逃げてッ」

その厄介なものは耳を塞ぎたくなるような
奇声を発しながら「わたし」に顔を向けた。




三帖ほどの畳の和室。
その部屋の周りに格子枠のすりガラスの引き窓が
部屋の角を中心に左右に伸びている。
窓の高さは畳に座った時に窓のひさしで腕枕が
できる程度の高さにある。
三帖和室の隣はそのまま板の間。
窓はなく黒い板が貼られている。
昼間、薄曇りではあるがその板の間の奥は闇。

三帖和室の中には「わたし」を含めて三人。
「わたし」以外は男女。
その男女は部屋角にある白黒テレビを頂点として
ハの字でうつ伏せに横たわっている。
「わたし」はハの字のその真ん中に座っている。
「わたし」の左手に女、右手に男が寝ている。
女は赤い洋服を着ている。スカート。
男は黒っぽい服を着ている。


白黒テレビは「わたし」が幼少時代にあった
昭和30年代の四本足のテレビであり

魚眼レンズのようなレンズ板がブラウン管の
前に取り付けられている。

そのテレビは青っぽい光を放ちながら
先ほどの厄介なものを映している。

ああ思い出した。テレビで見たんだった。
それなら倒し方もわかる。
「わたし」はうつ伏せに寝ている
赤い服の女の肩をゆすって言った。

「さぁやっつけて」


女は面倒くさそうに立ち上がろうというそぶりを
した時、奥の板の間から厄介なものが体を
小刻みに痙攣させながら現れた。
最初からそこにいたのかもしれない。
と思いながら、うつ伏せに寝ている男に言った。

「さぁやっつけて」
「はやくッ」






「わたし」は厄介なものと対峙している。
この場は敢えて拳法を使おう。
覚えた覚えは全くないが、体が勝手に「型」を切る。
厄介なものの口からシューシューという音が聞こえる。

確か前はこのあとでCMに入ったんだよな
そんなことを漠然と反芻していた。



2012/12/17

(No.1870): 男三人旅の風


1984年頃、友人二人と筆者の三人で
一台のクルマでF県の温泉へ行く道すがらの話し。

本編の前に少し余談を。
我々の動線は一般のそれとは随分と異なっていた。
だいたい、当時温泉ブームなども特にない
そんな時代に、20歳代前半の若者が
爺さん婆さんしか入っていない湯治場などへ
赴くという行為を、
しかも温泉ガイドブック等にも載らないような
そんな見捨てられたような湯治場を
或いは観光温泉に成り切れなかった中途半端な
鉱泉を好き好んで赴くという行為を、
電子音楽をなびかせながら実行していたのだ。

だいたい、我々は東京からF県へ行くのでさえ
常套ルートなどは一切使わず、くねくねと
細い生活道路を巡りながら走った。
クルマといえば360ccの軽自動車が第一義だったが
場合よっては普通乗用車を使う場合もあった。
旅行の内容でまちまち。
この時は普通乗用車だったと記憶している。
そしてだいたい夜に出発することが多かった。
I県あたりで仮眠することもあった。

ここから本編。
この時もそうだった。
I県あたりでもう眠い。
しかし今回は三人だしクルマで寝るってのも
狭そうでイマイチだ。
どっか足を伸ばせて眠れる場所を探そうという
ことになった。
しかもふとんなんかもあれば申し分ない。

しかしもはや深夜3時半、普通の旅館では
無理だろうという時間。
やはりホテル系をと探してみるが
ここは山間、だいたい見当たらぬ。
すると、前方にホテルサインが見える。
ラブホテルだ。
(当時はラブホという言い方はなかった)
しかもホテル式ではなくコテージ風な
離れ式になっている。

うむ、離れ式なれば、
部屋に入っちゃえばこっちのもんだ。
いっそここに泊ろう。
おうーそうしようそうしよう男三人で。
その行為自体に爆笑しながらそろそろと
クルマで門から入ると、眼前に掘立小屋然
としたものがあり物干し竿のようなバーで
入場受付的なことをしているではないか。
従業員が一人もぎりよろしく待ちかまえている。

とっさに、後座席の友人が座席下に
うずくまる。

運転していた友人が(筆者は助手席だった)
もぎり人に一言。

「お、おとこ 二名なんですけど・・」
「はいーいいですよー3A棟どうぞー」


ぜったいモーホーだと思われた





2012/12/16

(No.1869): Electronic Lily


10年程前、東京大塚の場末のライブハウスで
その時はベースで参加のedieと筆者が
stereogimmikというユニットで
ギャニュギャニュ音響エレクトロテクノを
お客さんのほぼいないステージでやっていた時、
その日の対バンだったチリコパスタというユニット
にいたtairaさんと知り合った。
チリコパスタはtairaさん楽曲の演奏、唄に
kbysさんの詩の朗読がからむというユニークな
スタイルのポエトリーリーディングテクノな
ユニットだった。

tairaさんの卓越したメロディメーカーの才能に
感心し、へっへっ是非ともご親交を賜りてぇこって
と、もみ手で近づいたのは言うまでもない。
tairaさんは快く快諾され、しばらくはお互いの
音楽をデータ交換しながら、僭越ながら
チリコパスタ楽曲のミックス依頼などを
お受けしながら、交友を深めて行った。

お茶会密会と称してよく近況報告やら音楽談義やら
を不定期的にぶっておったが、筆者が二輪嗜好に
目覚めたあたりから、バイク乗りという共通点も
ありつつ一緒に何かやりたいですねという話しが
持ち上がる。
音楽嗜好も概ね似通っている
(ギャニュギャニュエレクトロ)ということも
あり、話しはあっという間にまとまった。
当初は、モノフォニックしばりにしょうとか
いろいろ構想はあったのだが、結局
tairaさん楽曲に筆者が生ドラムを足して塩梅を
みるという構想で先ずは始動した。
2006年の春頃だと思う。

十数回のライブ後、ベースをいれてみませんかという
ことになり、tairaさんのご友人でもあるkeiさんが
ベースで加入する。2008年晩夏のことだった。

ベースが入ってからは、さらにバンド然とした
楽曲構成が多くなり、打ち込みのない全て生演奏の
楽曲も数曲取り入れ、ライブも十数回程度行った。
そしてdeweyは2010年9月のライブを最後に
一旦活動を休止する。

その約1年後2011年8月、dewey復活ライブを行う。
ただしこのライブではベースのkeiさんは事情により
休止状態のまま、tairaさんとの二名体制となる。
そして筆者はこのライブ後、生ドラムを
一旦置くことにした。

2011年12月、deweyはスタジオライブによる
ustream配信を始める。
この体制からMacBook+AbletonLive 2セットによる
エレクトロニックギャニュギャニュ音響に遷移した。

deweyはこの体制のまま年を越し2013年は
久々にライブハウスでのライブを仕込む予定。


2012年12月、tairaさんとa-koさんの
お色直し後の入場曲がElectronic Lily 
だったことを知っているのはあの会場では
筆者だけだったろうと思う。
おめでとうございます。






2012/12/14

(No.1868): 永久欠番の理


六代目三遊亭圓生。
六代目圓生が亡くなってから33年、未だに
圓生を継ぐ者はいない。
継げないのだろうと思う。余りにも重責で。
何故なら六代目圓生の話芸を観ればわかる。
そんじょそこらにはないものだ。

落語はもとより、演劇、或いは映画
或いは音楽ライブでもいい、
観覧する集中力が不意に途切れる時がある。
没頭していたものが急に現実に引き戻される
そんな時に生じる冷やかなそして白ける心持ち。
一歩俯瞰してしまう心持ち。
客観視してしまう心持ち。
そのようなことは誰にでも経験はあるだろう。

六代目圓生の落語ではまずそれが起きない。
話に引きずり込まれる。
ぐいぐいと。
感情移入してしまうほどの引き込まれ方だ。
まったくたまげた技術だ。
そんなわけだから七代目以降は
永久欠番なんだろう。

それではお聴きください。
六代目三遊亭圓生で「八五郎出世」







2012/12/13

(No.1867): 並行twinair


ディーラー神話的なものも遥か過去の産物
という気がしてきた昨今、やはり持って生まれた
本来の姿というのが素敵なんじゃなかろうか
素晴らしいことが起きるんじゃなかろうか
などという不埒な案内を思い巡らせながら
ここ暫くの嗜好方面を具に観察してみれば
まごう事なき並行モノという側面を
剛毅なまでにじっくりと検分する集いを
心の中で招集しながら、そも我らフィアット
御大のお出ましになるところのTwinAirをば
ココとかココとかココとかの平行輸入屋なぞを
めくるめく洋行の如く侍らせるという塩梅にて
そこにあるはイタリア仕様のそのまんまの体で
雑駁でいながらときめくまでの装いなので
年末ジャンボ宝くじを買う。


2012/12/11

(No.1866): 予の視界確保


昨日の似非チェーホフ風難解寸劇にある通り
いま、探している、眼鏡を、オートバイ用の。
(倒置法レベル4)

この広い電網を徘徊しいくつかのサイトに
立ち寄りはしたが、なかなか目ぼしいものが、ぬ。
とはいうものの今検討し始めているのが
こちら
本気でちゃんとしたものを作るのなら
良さそうだ。

ある程度安価である例えばJINS Cycleとか
あるにはあるのだが、これでも度付きにすると
2万円ほどになり、それなれば、上述の
バイク専門眼鏡屋の方が塩梅が良さそうだ。
という結論に至る。長く使えそうだし。

とにかく、眼鏡問題は実はもう何年も抱えている
問題であり、その割には何で今頃突如として
湧き出ているのか筆者が教えて欲しいくらいである。

ライポジは前傾姿勢ではあるがモンスターのそれは
似非前傾姿勢なのでさほどキツくはない。
とはいえ素直に定義すると確実に上目使いになる。
従って今の状態だと眼鏡の上の淵が丁度
視界中心に位置し、すなわち視界上半分は裸眼
という状態なのである。

これでは些か詮無いので、ちゃんと視界を
確保するために上体を少し起こし
顔を正面に向ける必要がある。
これで視界は確保でき良好であるが、しかし
この体制は上半身に体重が移りやすい。
それを防ぐために下半身でうまく調整して
やらねばならぬ。
だからニーグリップをしっかりとやるのには
少々手こずるのだ。
こうして文章に書きだすと露見する。

ちゃんと綺麗な前傾姿勢を保ちつつ
視界を確保する。
急務だ。



2012/12/10

(No.1865): 6カーブ眼鏡の仕業


パンが焼ける香ばしい匂いの中、
オルフェスは150年以上もその家の応接間で
仕事をしている樫の木の椅子にもたれながら
冷めた粉っぽいカッフェを飲んでいる。
レニーナはパンの焼け具合を気にするそぶりを
しながらしきりにオルフェスを伺っている。

「嗚呼、神代より語り継がれている伝承を
いまここに想い立つらん」
そう言ってオルフェスは樫の木の椅子から
腰を少し浮かせた。
その刹那レニーナはここぞとばかりに声を張った。
「オートバイ乗りの眼鏡は塩梅が悪うございます
何か良い居合手はございますでしょうや」

顔だけレニーナへ向けて片目をつぶる。
「むろんさ、レニーナ。つまりこういうことさ」
そういってオルフェスは椅子から立ち上がった。
「香草をふんだんに塗りたくったツクグロウ鳥を
窯に入れるのではなく、ねぇキミ、ブナの木の
そう一抱えもある大鍋に、放り込むということさ」

「あなたは、ライポジの塩梅を知っているので
しょうや」

オルフェスは「いや、なに」と言ってから、
左足を前に出すと、ポケットから茶色の
ハンカチを取り出しその場でポンと中空へ放った。
ひらひらと舞い降りるハンカチを見送りながら
「担いで行くというのかい?その腕で?」
あっはっはとひとしきり笑った。

「オルフェス、あなたはあなたのライポジが
前傾であるゆえ、前傾という形状の本質を
見抜こうとしないのでしょう」

オルフェスはあっはっはと再び哄笑して言った。
「あのキミ違うよ、だってさぁ、レコードの枚数
なんか言ったら僕なんか8万枚ありますよロック
それをさぁ全部聴きまくって感じんのはぁ、
いいものもある、だけど悪いものもある」

「バイク用(特に前傾姿勢)眼鏡の需要を
思い巡らせれば、そこも、ここも、ほら
あすこにもといった具合には行きませんわ」
レニーナは手を拭きながら間口の広い
葡萄のジャム瓶を持って、緩やかに
オルフェスの前に歩み出た。

「おい、レニーナ、君は僕の恥を十分に
知っているはずじゃないのかい。
実に気立てのいい上等兵様だったということをね」

「わたくしは、当然電網でもお店を探しております
しかし、わたくしはわたくしとしての律義としての
オートバイ眼鏡のアプローチを確約したいのです」

「そいつぁ意外だ。だって考えてもみてくれたまえ
だって、そうじゃないか、そういうキミがここにいて
キミがここにいるという風情をだね、いまここに、
こうしているというんだから、つまりね、いいかい、
そういうことなんだろう?違うのかい?」

「オルフェス、あなた、それなりのちゃんとした
ものを作ろうと思ったら、それなりのちゃんとした
ものがないと、それはきぐしねぇことになりますわ」

ははぁ、とオルフェスは曖昧な相槌を打ちながら
「まったく君の言うことは誠に不思議な話ばかりで、
困るよ。尤も、僕らの言うきぐしねさはねぇ
そんじょそこらのきぐしねさとはわけが違うよ」

「ですから、もう一度言いますわ。
フレームもレンズもカーブがかかっていて
顔の輪郭にフィットするのですわ、あの、つまり
つまり、あの、目とレンズの距離が短いほど、
上目使いに視界はレンズ内に収まるという
寸法なのですわ」

「レニーナ、もう十分わかったよ。
とにかくそこに座ってくれないかい、レニーナ。
いいかいレニーナ、神代より語り継がれている伝承を
いまから言って聴かせてあげよう、ようくようく。」

「ようく、ようく」




1909年 レッミ・システビ著
「裁量の歯車」より
(第二章6カーブ眼鏡の仕業)抜粋



2012/12/09

(No.1864): パンダ車出庫(その二)


FIAT Panda100HP の車検完了により出庫。
今回は街の外車修理屋さんに依頼した。

というくだりは昨日の拙屑へなちょこブログ
にて披露したところだが、
若干の説明などを加えるべく本日は第二弾。

つまりディーラー車をディーラー以外で
車検整備したという顛末について
その塩梅はどんな式なのかというところを
実際どうでもいい感じ的にお送りする
という趣向。

先ずは費用。
請求書明細を添付。




総額は11万6千円ほど。
このうち必ずかかる税金や自賠責、
及び車検検査手続き費用などの合計が
6万円ほど
残りの5万ちょいちょいが車屋さんへの
支払いということになる。
最安値とまではいかないまでも
四輪の車検であればかなり安い。


今回お世話になったお店は
英国旧車(ミニなど)、独逸旧車(ISETTAなど)、
旧車二輪車(vespa、BSA、NORTONなど)の
修理、販売している専門店。
筆者のFIAT Panda100HPは旧車ではないが
当然分け隔てなくみてくれた。
経験から旧車を取り扱っているお店は
それなりに信用のおけるお店が多いことを
知っている。
しかし何よりお会いしたお店の方々の
人柄である。
そのお店のサイトはあるのだが
掲載は一応ひかえておく。


整備等に関しては昨日の拙屑ブログの通り
オイルフィルターはフィアット純正部品に交換し
当然、各種油脂交換も行うわけで、
いわゆる一般的な車検整備については
何も問題はない。

しかしひとつだけデメリットはある。
それは燃調などのコンピュータ制御の調整などを
行うための専用テスターによる整備は
ディーラーにしかできないということである。
こればかりは如何ともし難い。


2012/12/08

(No.1863): パンダ車出庫


FIAT Panda100HP の車検完了により出庫。
今回は街の外車修理屋さんに依頼した。
結果から言うと、大変満足。
消耗品類、オイルフィルターなどは
ちゃんとフィアットの純正部品を調達。
フィアット純正消耗品類は朝注文すれば
午後には届けられるほどのルーチンが
組まれているとのこと。
さすがフィアットだ。

で、かかった費用は
ディーラーで受ける2回目の車検に
かかる費用の約半分。

次回もここでやる。


2012/12/07

(No.1862): 変則な啓蒙


投票率、云々という話題があるが
そもそも選挙権があるのに選挙行かない人が
いるから投票率という指標がある。
投票したいけどどうしても行けない
という人も当然いるのだろうが、
ネガティブ派の
積極的に行かない人、行きたくない人、
ってか興味ないし、どっちでもいい、
なんでもいいし、誰でもいいし、知らないし、
関係ないし、興味ねぇし(2回目)
という有権者の方々の動向が指標される。

投票は義務ではなく、権利であるので
投票するも棄権するも、個人の自由である。
特に今回の選挙はもう誰にどこに入れていいのか
よくわからんから棄権するという人も
いるかもしれない。


不謹慎かもしれないがこんなに面白いライブは
そんじょそこらにはないだろう。
なんたって、ノンフィクションだ。
へたすれば、現実の自分の生活や仕事や
そして人生に少なからず影響が出るかもしれない
というスリル。

そのライブへのチケットはこの国の有権者全員に
必ず配布される。
しかも無料だ。
チケット取り置きしてくれてる。
もう行かない手はないだろう。

誰を選ぶとか、全然琴線に触れないし
誰になってもどこになったって別にいいよ
俺には関係ないと考えている人、
それでもいいんだけど、
逆にわざとやりたくないことをやるってのも
ナウい。

トーヒョーいってきちったよ
マジで?うけるー

それか、我慢して行くっていうのもいい。
もうぜんっぜん興味もクソもないんだけど
わざと、無理矢理、我慢して行くとか。
面白そう。
あとで懐かしくなりそう。




2012/12/06

(No.1861): 外界酒宴掟


事ある毎に殴り書いているが
筆者はお酒が飲めぬ。

学生の頃や社会人になったばかりの頃は
大人であるといった風情で、調子に乗って
少しは飲んではいたのだが、
だいたいちっともおいしくない上に、
顔は真っ赤になり動悸でドキドキが
激しくなり結果的に吐くか、あるいは
貧血のような症状で倒れるか
そんな苦痛しかなかった。
社会人なりたての頃、
帰りの下りJR中央線快速高尾行き
車内で高円寺あたりでぶっ倒れた
こともあった。


お酒が飲めないのは人生の半分を
捨てていますねぇ
的なことを言ってくる輩がいるが
そんな時筆者は、
へっへっへさいでやんすねぇ
もう面目ねぇこってへっへっと
揉み手をしながら生瓢箪野郎を演じつつ、
心の中では中指を突き立ててすっこんでろ
このアル中ブタ野郎がッと罵倒している。
実際その中指が相手の鼻の穴(向かって左側)
に突き刺さったこともある。

しかしこれが実は言い得て妙なる部分も
あると感じている。
人生の半分というのは言い過ぎだとしても
大事な何かに遭遇できないという
所謂機会損失はあるかもしれない。

つまり「酒の席」というものが
ただ単にお酒を呑むというだけではなく
情報交換だったり意思疎通だったり
或いは議論だったりという
他者との関係を持つ場として
有益な作用を齎すことが多いのではないか
と思うのだ。
あくまでも会社や仕事場の会議などの
それではなく。

お酒の文化は遥か紀元前にも遡るゆえ
確かにその文脈からはある種の常套性が
感じられる。
人の中にあることは確かだろう。
だから全く否定するものではない。

否定するものではない
するものではない
が・・

禁物なのは付き合いで嫌々飲み会とか
俺の酒が飲めねぇのか的な酒畜は
今すぐ消えて欲しい。

上述のように機会損失だのと書いては
みたものの、
正直に言えば筆者は飲みの席は苦手だ。
特に人がだんだんと酔っていく様は
見ていてシラけるものだ。
本人達は気持ちいいのかもしれないが
相手をしている我々はとても辛い。


機会損失だと?知るかボケ
そんなとこでチマチマ情報交換なんぞ
いらんわ。
しなくて結構ッ!ああ結構だね
けっこう毛だらけ猫灰だらけ、
ケツの周りはクソだらけ、
見上げたもんだよ屋根屋のふんどし、
大したもんだよカエルのしょんべん、
四角四面は豆腐屋の娘、
色は白いが水臭い、
四谷赤坂麹町、
ちゃらちゃら流れるお茶の水、
粋な姐ちゃん立ちしょんべんとくらぁ
べらぼうめぇッ
こっちから願い下げだぁこのやろうッ
ざまぁみやがれッ


忘年会の予定「0」







2012/12/05

(No.1860): 二点カスタムの行方


我が六級改号[DUCATI M696]之介左衛門の
カスタムとも呼べない些細なカスタムを
先達ての車検のおりに同時にお願いしたのは
記憶に新しいところである。
実際の機体に装着した状態と共にご紹介する。

すなわち
MotoCRAZY フェンダーレスキット




すなわち
AELLA ライディングステップ





さて、ひょっとすると
フェンダーレスキット ステップ 或いは
M696などのワードで検索ヒットしてこの辺鄙な
電網界最果ての屑糞ブログに命中し足を
踏み入れてしまった方々がいるかもしれない。
おそらくここには諸君の欲している情報は
ないだろう。
大変申しわけありません。
最初に謝っておくことにする。



<フェンダーレスキットのこと>
そもそもフェンダーレスキットへの交換は
M696のリアウインカーが折れた事が原因だった。
どうせリアフェンダーごと純正部品に変えるのなら
フェンダーレスキットで容姿を変えたくなった。
動機はそれだけだ。
しかも取り付けはドカティディーラーの
メカニック様によるもので筆者は
一切携わっていない。

で、見た眼の印象であるが、ズバリ大正解。
このヤンチャな雰囲気は筆者にぜんぜん似合わない。
筆者の性格とは真逆である。
特にナンバープレートを照らす灯りが
白色LEDになったっことによってその雰囲気は
倍増している。

1点、メカ様よりご助言あり。
取り説には50kmごとに各部増し締めをせよと
ありますが、さすがに50kmごとは無理なので、
でもたまにココとかココとかをチェックして下さい
振動で緩む場合があるので
というようにメンテナンスの内容をお聞きした。

この情報はMotoCRAZYサイトにも載っていない。
取り付けて終わりではなく
自分で増し締め確認が必要という
手のかかるものだ。最高だ。





<ステップのこと>
これは、ライポジの変化を伴うので変わった感あり。
とはいうものの、ステップ位置は純正のままなので
さほどの劇的な変化ではない。

一番の変化は左足で、ギアまでの距離が
若干遠くなっている点だ。
不思議と右足のブレーキペダルまでの距離は
ほとんど違和感はない。
いつもは左足甲のかなり深いところで
ギアチェンジしていたが、このステップでは
左足甲の浅いところ、つま先方面に位置が変化した。

最初は少し戸惑ったが、慣れれば
いっそこのほうが良い。

そして最も変化を感じたのは
靴とステップの吸いつき感がまるで違うことだ。
ステップ自体の直径及び長さも純正よりも
大きく長い、且つ表面のギザギザ処理が秀逸で
靴が全く滑らない。
純正のステップは特に雨の日では靴がつるつる
滑って危険だった。
吸いつき感があるので、
ニーグリップしやすい → バランスが安定する
→ 安全運転 → ニコニコ → 寒さ鼻たれ
という良ループを形成する。

ステップ交換は是非ともお勧めのカスタムである。
当然、見た目もカッチョイイ。最高だ。



2012/12/04

(No.1859): 光乗り換え奇譚


NTTの営業マンが家に来てこう言う。
東京都のNTTフレッツADSL回線は
おまえさまのところを入れて全体の
僅か5%になっちまいまして95%は
フレッツ光ですのら、だから
おまえさまも早速フレッツ光に
変えなされ変えなされ変えなされ今なら
ほらコレとかコレとかコレで
断然お得なのですら。
わかったあんたの言うとおりにしよう
そのかわりPS3をくれタダで。
おまえさまは何をゆっているのだ。
じゃMacBookAirくれ11インチでいいから。
ファッキンおまえ何をゆっているのだ。

というやりとりの末、いわゆる
光ファイバーを電柱から引っ張って来て
屋内にまで敷設するという、家の前の
バス通りはクレーン車とか出動し
片側車線交通規制で赤棒もった交通整理
バイトさんが出張ってくるほどの
大々的な塩梅式で、そして、
トニー谷似の工事業者のおっさんが
実質お一人で黙々と作業にあたり、
方耳にはイヤフォン、胸や腰辺りには何やら
測定機や通信機器の類をたくさんぶらさげ、
まるでスイス軍の通信兵のような恰好で
てきぱきと作業され滞りなく敷設完了。

トニー谷氏が作業おわりーじゃねー
と帰って行ったあと、さぁいよいよ
仰々しいNTT光モデムを前にしてさっそく
ネットへ接続するための設定をさくさくと行う。


接続できぬ。


こちとら素人じゃねぇんだ。
プロバイダへの接続設定は抜かりは、ぬ。
パスワードは大丈夫かとか
DNSアドレス云々とか
そもそもユーザーIDとか
認証方式はこっちだったかとか
いろいろ試した。
こちとら素人じゃねぇんだ。

いくらやっても接続できぬ。
PPP認証失敗。

この仰々しいNTT光モデムがオカシイんじゃ
なかろうかと思ったが
別の設定領域を使ってNTTサポートサイト
への接続専用設定を行うと普通に
インターネットでこのサイトに接続ができた。
NTT光モデムはちゃんと機能しておる。

翻って
先のプロバイダ経由で接続しようとすると
認証エラーで一向に埒が明かない。

震える指でiPhoneを使ってプロバイダの
会員ページにログインする。
ほら、みろ、ちゃんとIDとパスワードは
あってるじゃぁねぇか
すわ、己の現在のステータスを確認すると
なるほどちゃんと「フレッツ光に変えますモード」に
なっている。
初回の接続をもって正式に切り替わるとの由。

しかし、その初回の接続ができねぇんだよ
おい、できえんぇんだよとゆっている
という内容でプロバイダのQAへ質問を投げる。



翌日。
ええいメールはまだ来ぬか、
まだ来ぬか、まだか、まだか、まだ来ぬかぁ
と朝から358回目の見栄を切った夕間暮れ
ようやくプロバイダからの回答が来る。

ガバダァという擬音を口で叫びながら
メールを開封する。
なになに

変更回線ではパスワードに半角大文字が
入っていると認証エラーとなりますので
パスワードは全て半角小文字で設定してくだs



接続完了。






2012/12/02

(No.1858): 三発の溯上


<一発>
四輪である我がパンダ車であるところの
FIAT Panda100HPの車検の儀を執り行うため
今回はフィアット屋ディーラーではなく
旧友Nが紹介してくれた我々の同級生の
弟さんが経営する街の外車修理工場という
ダンドリとした。
そもそもこのお店は旧友Nのアルファロメオを
みているお店なので信用できる。
且つ、左様、お財布にやさしい諸事情にもよる。

実際にクルマをメンテナンスするメカさんは
この工場とは別にメカさんのお兄さんがやっている
イタリア車とミニ(ローバーまたはオースチンの)と
ベスパの専門店でメカニックをしている。

というわけで本日はそちらのお店へ入庫。
店頭にDUCATI ムルティ1000が展示されている。
しばしDUCATI談義をしながら
筆者のドカ屋さんとも関係があることがわかり
横に繋がっているんだなーと実感。

じゃお預かりします。
お願いします。
早くてお渡しは月曜になります。
えーと、10日の月曜ですね。
いえいえ、今度の3日の月曜です。

早過ぎます。





<二発>
そして我が我が六級改号[ducati m696]之介左衛門
7〜80kmほど走ったところでタイミングベルトやら
何やらの組み合わせがこなれてきた感じであり
当初ギクシャク感が激しかったフィールが
なんやこのスムージィーな塩梅はまるで違うやないか
という素敵モードに遷移したところです。

もうこちとら完全冬武装で駆るもんだから
ちょびっとも寒くねぇや。





<三発>
鎮Zさんと来年1月の件でメールやりとり。
渋公久々だ。