2008/08/31

(No.552): 焼ける股と古い日記を読むこと


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
このブログの右の方にあるOffcial Linksの
blog archives(2002.4 - 2006.4) を読む。
stereogimmikの過去日記であるが、
誰かの言葉ではないが、まさに
屁のつっぱりにもならない。



もう、しかしなんとかならんのか。
雨。
雨が降らなかった日や青空が覗いた日もあったが、
筆者の記憶ではもう10日以上も
豪雨、曇り、雨、雷、晴れ間、豪雨、曇りをループしているように思う。

今日は日中は日が射し夏が戻り、跨ったDUCATI M400の熱で
股間が焼けるようであったことが懐かしくなるくらい
連日雨ばかりであり、ようやく晴れ上がったと持ったら
夜にはまたまた豪雨であり
いい加減にしてくれと心底思う。

2008年の流行語はおそらく
「何も言えねぇ、はッ」と
「ゲリラ豪雨」であろう。


チェーンに錆を発見する。
こうして朽ちてゆくのだろう。







2008/08/29

(No.551): 久々のTKワールドに浸ること


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
久々に高橋克彦氏の本を読む。

なんだって読んでない本がまだあったじゃん
買います買います買いますともさ、と
用事で会社帰りに道草した紀伊国屋書店にて
未読高橋克彦氏文庫本との邂逅を果たす。

というか、実は同じタイミングにて
浅田次郎氏のくだん「天切り松」シリーズも
買っていたのだが、「天切り松」も全巻読破したため
いよいよ満を持して読むことになったという塩梅。

筆者は高橋克彦氏の本はおそらく
「火怨」「天を衝く」「炎立つ」 以外はほとんど
読んでしまった。と思う。
上記3作品は、所謂筆者の好きな高橋SF伝奇ワールドではなく、
歴史小説という風体であるためちょっと敬遠している。
ご存知のように「炎立つ」はNHK大河ドラマにもなった作品である。

さて、その見つけた文庫本は
「白妖鬼」というタイトルであり、
もうハナっから全力で高橋SF伝奇ワールド系であることがわかる。
内容は平安時代の陰陽師と魔物との戦いの話である。

陰陽師といえば、夢枕獏氏の「陰陽師」シリーズが有名である。
映画やテレビでも作品化されている。
夢枕獏氏の陰陽師は安部晴明を主人公にしているが、
高橋克彦氏の描く陰陽師は弓削是雄を主人公にしている。
ちなみに、歴史的時間軸で考えれば、弓削是雄は847年-没年不詳
対して安部晴明は921年-1005年であり、同時代の人物とは
ぎりぎり異なりそうである。
安部晴明が生まれた年に弓削是雄は既に74歳である。

高橋克彦氏の弓削是雄シリーズは講談社刊短編集「鬼」をはじめ
角川文庫「長人鬼」などがある。
「白妖鬼」はどうやら、「鬼」の次に出された本のようである。
なお、「鬼」の中の一編には70歳になった安部晴明が主人公になっている
お話も収録されている。

高橋克彦氏が数多いる陰陽師の中でも弓削是雄を選んだのには
理由があるのではないかと思う。
もともと弓削氏は物部一族の子孫の一系統である。
ご存知の通り物部氏は天皇家よりも前に日本を統治したとされる
ニギハヤヒノミコトを祖先とした一族である。
要するに国津神である。
で、後に天皇家と対立し今の東北地方へ落ち延びてゆく。


なるほど、ここまでくればいつもの高橋ワールド炸裂である。
御意。







2008/08/28

(No.550): 左始まりにも慣れること


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
引き続き孤独のドラム教習に没頭する。

全24回中、現在、7、8、9回目を教習中。
難しさの度合いは 7 < 8 < 9 という順であり、
まだ開封もしていない10回目以降は、一体どんな
仕打ちが待っているのか考えただけで髪が抜けてしまう。

9回目ではついに、足が出てきた。
しかし、キックの練習ではなく、あくまでもリズムをキープする
という癖をつけるための行為である。
左右どちらの足でもかまわないので、今までのエクササイズや
ストローク練習パターンの中に4分音符毎に
足リズムを入れるように指示してきた。

かかとを上げ下げする。
意識的には太もも自体を上げ下げするように指示される。
所謂ゴーストモーションと呼ばれる
リズムキープの中でも最も代表的なものであるが、
最初は左足にこだわらなくてもいいとのこと。

足が入っただけで、とたんに出来なくなる。
ひどいものだ。
カウントを歌い、アクセントストローク+タップストロークの
8分音符+裏+16分音符、3連、などを打ちつつ左足を4分で踏む。

できない。
どれかが、おろそかになる。
カウント歌がめちゃくちゃになるとか、
ストロークが全部タップストロークになってしまうとか、
足が手のアクセントに追従して4分では踏めなくなるとか、
グリップが横を向いてしまうとか、
もう、ひどいものである。

我ながら今までよくドラムをやっていたなぁと妙に感心してしまう。
基礎練習をやるだけで、これほどアラが見えるとは。
おそらく今までは、体にとって安易でやりやすい形でしか
できていなかったと思われ、
結果的にそれが変な癖となってしまっているのだろう。

どこまで修復出来るのか定かではないが
やれるところまではやってみようと思う。

先ずは鬼門左始まりにも慣れなくては。
どるおうーんぷるるr







2008/08/27

(No.549): 昭和非合理的素敵生活物品を探すこと


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
ブログのレイアウトを変えつつ、
日本の昭和30~40年代に見られた
素敵な非合理的営みについてあげてみよう。


・朝起きて、歯磨きしてから、飯を食う

全部逆。歯磨きは食後であろう。
思い出したが、確かに筆者が小学校時分には
起きてから先ず歯磨きして、朝飯を食べてた覚えがある。
モチーフとして、「となりのトトロ」にこういうシーンがある。
さつきが朝飯を食べてる最中に友達が迎えに来て慌しく
学校へ行くシーン。
確かにそんな時代だった。



・ライスカレー、コップ水の中へスプーン

シチュエーションはデパートの最上階にある食堂。
ポマードで頭髪を七三に塗り固めた給仕が持ってきた
ライスカレーの横には、薄青色のプラスチック製コップ。
その中の水はちょっとだけ気泡が見られ、
ユリゲラーが直ぐに曲げそうなほどの弱弱しい
鈍い銀色のスプーンがそのコップの中に入ってる図。
一体どのような習慣だったのだろうと苦慮する。
付け加えておくと、その食堂のテーブルは透明ビニール製の
テーブルかけが掛けられている。
濡れても汚れても拭けるようにと。
この辺は合理的である。


・ちり紙とちり紙の台

トイレットペーパーが普及する前。
便所にはちり紙。
そのちり紙は専用の台に入っていた。
それが「ちり紙の台」。
トイペが普及しはじめ、汲み取り式が水洗へと
遷移する過程で、あの「ちり紙の台」は
どこへいってしまったのだろうか。

ちり紙自体は、便所でなくても使用可能である。
例えば鼻をかむ。
しかし、「ちり紙の台」は「ちり紙の台」でしかなく
2次利用することが憚られるオブジェクトである。
所ジョージ氏の歌にもある通り、
蜜柑やバナナ入れ、一家団欒のコタツの上に置く。
などには到底使えそうもない。


他にもまだあるだろう。
昭和非合理的素敵生活物品が。
探そう。







2008/08/26

(No.548): ベーシストを募集してみること


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
徒然とバンドの構想を練る。
deweyのver2.0とでもいう構想。いや夢想である。
おそらく以前にも拙コラムで書いた覚えもあるが
改めて書き記しておこう。

3ピースバンド。
ベース(未定)、ドラム(筆者)、シンセ(平さん)。
ギターではなく、シンセ。
しかもモノフォニック縛り。

音階のある楽器は全てモノフォニック。
ベースも単音、シンセも単音。
ドラムはシンプルに3点セット。

けっしてサボタージュではない。
サイケで混沌としつつ且つウネリがあるものをやりたい。
むしろポジティブな結果としての構造である。

当初は既成楽曲のコピーのみと思っていたが
やはり、自由な発想で新しい音楽を創造していきたい。

ベースはベースギターでも場合によってはシンセベースでも
いいかも知れない。
どっちにしろ、ベースアンプから出力する。

シンセについても同様。
ラインで直接PA渡しではなく、キーボードアンプ、または
ベースアンプを使いたい。
ベースアンプ2台というのは困難であろう。
ギターアンプならJCではなくマーシャルがいいかも。

兎に角、アンプ出力をマイクで拾いたい。
空気を、空気を、増幅して欲しい。
して。
当然爆音で。


もちろんバックトラックはない。
心意気は一応電子音楽という位置付けとしたいが
打ち込みや仕込みのバックトラック類は一切ない。
全て、リアルタイムで演奏する。
クリックからの開放(ドラマーの声)。
通常のギターバンドであれば、至極当然の構成だが
こと電子音楽バンドの場合はシーケンサーとどのように
共演するかが命題である。
ver2ではその呪縛を解く。人力シーケンサーでひとつ。


そして、ライブ中盤では極端な構成で臨む。
即ち、全員がDS10を持って横並びし、
タッチペンで演奏する楽曲もあるという構成である。
夢の無線同期をステージ上で実現させる。
嗚呼素敵。


バンドの構想だったのにライブの演出まで考えてしまった。
このいい加減さが最高だ。

ということで、こんな馬鹿げた糞バンド構想に
同意される方がいれば是非に。

ベーシスト募集。(鍵盤でも可)
活動不定期、完全アマ志向、プロ志向不可。
演奏技術不問、初心者歓迎。
DS10を持っていればなお可。なくても可。







2008/08/25

(No.547): 与太の二輪四輪廓すること


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
久々にFIAT Panda100HPで雨の中を駆る。

やれフィアット祭りだやれパンダ祭りだやれアバルトだと
気炎を吐いていた時世も随分と和らいだ昨今。
エンジンオイル交換も既に2回実施済み。

担当して頂いているメカニックさん。
氏もまた二輪の人であり、且つDUCATI モンスター乗りであったとの由。
M696について、賛否両論あるが乗ってみたいですねと仰る。

別店舗へ栄転したセールス担当さん。
フィアットの素晴らしさを、その気が無ければ御免被りたくなるほどに
熱く語ってくれた氏もまた、フィアットニューパンダ4駆のオーナーである。

ドカ屋ディーラーにおいては、その傾向は顕著である。
お店スタッフ全員がドカティのオーナーときている。
先ず、憑り殺される。


二輪にせえ、四輪にせえ、それが道具ではなく、
趣味性の強いものであればあるほど傾向は顕著になる。
提供者も収受者もベクトルの向きが揃うことで
新たな価値を生み出そうとしている。

それだから
一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
FIAT Panda100HPで雨の中を駆る。







2008/08/24

(No.546): MGS4を2週目すること


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
メタルギアソリッド4(以下MGS4)の2週目をやる。

1週目は普通にゲームを終わらせた。
周知の通りメタルギアシリーズは秀逸で無理を感じさせない
ストーリー展開と、社会情勢や史実に基づいたリアリティとが
うまく調和したゲームである。
そしてゲームのゲームとしての本質をある意味真逆的に捉えた、
「スニーキング」という手法。
即ち、戦わずしてゲームを進行させるという考え方。
「隠れる」「待つ」「忍ぶ」などという行動。
これは、画期的だったのではないかと思う。

さて、今回のMGS4であるが、
残念ながら秀逸だったストーリーが、終盤あまりにも
辻褄合わせに走りすぎた感は否めないと感じた。
が、しかし、けっして駄作かといえば全くそんなことはなく
むしろ、それくらいのノンフクション加減があったほうが
潔いのかもしれない。

1週目は主に、ゲームのお話を重点的に追い、
全体のフィーリングを確かめる。
2週目以降は、いろいろなパターンでやってみる。
例えば、「ノーキル」(誰も殺さずに)でゲームをクリアするなど。


その「ノーキル」に挑戦中。
レベルはノーマル。

ACT3ブリーフィング時、殺傷人数:1を見て愕然とする。
おそらくACT2、ナオミを救出後、ドレビンの装甲車で「月光」が
うじゃうじゃいる道の通過作戦中、誤って敵の兵隊一人を
撃ってしまったと思われる。

データを消し、再度最初から挑戦。


ノーキルの場合、中ボス戦においても殺傷しない。
これはこの手のゲームにおいて大変に辛い。
使えるのは麻酔銃やスタングレネードやエロ本くらい。
それだけで、なんとかする。







2008/08/23

(No.545): バッテリー専門店を物色すること


iPodminiのバッテリーがいよいよ残り僅かになった。
満充電する。
聴く。
バッテリー切れで止まる。
駆動時間、2分17秒32。終了。
メモリー効果現象にも程があろう。
1曲も聴くことが出来ない。

すわこうしちゃおれんと、対策に乗り出す。
一瞬iPodTouchに食指の波が伝わったが
iPodminiのバッテリーを交換出来るらしいので
取り替える方向で検討する。

バッテリー交換をAppleに依頼すると
なんだかんだで2万円程かかるとの由。
2万円かかるなら3万6千円のiPodTouchを買ってもいいと思う。
しかし、バッテリーの交換を自分でやれば
たったのバッテリー代金のみ3千円でよいのである。
全て自己責任であるが、無論、選択する余地などない。

ケースを外すのに特殊な工具が必要だというが
バッテリーパックに付属しているとのこと。

端末系バッテリー専門のWEB通販店なんていうのが存在することに
驚愕しつつ、購入ボタンをプチと押そう。
顛末は何れ。







2008/08/22

(No.544): 目の先六尺の声音のこと


浅田次郎著 闇がたり・天切り松 シリーズ。
一冊二冊と読み進めるうち、ついに最終巻になってしまった。
存分に面白い。
ドラマや舞台になるのも肯ける。


「闇がたり・天切り松 シリーズ」とは大正から昭和にかけて
帝都を席巻した粋でいなせな「目細の安」一家のエピソード集。
彼らは、盗られて困らぬ天下のお宝だけを狙い、貧しい人々には
救いの手を差し伸べる帝都に名を馳せた義賊であった。

子供が歌うわらべ唄にもなってしまったほどの天才掏摸安吉親分。
相手の懐の財布から現金を勘定して半分だけを抜き、
財布はそのまんま的(まと)の懐へ戻す。
これをすれ違いざまの一瞬で行う。
大江戸以来の「中抜き」という職人技である。
正しく神業だ。


被害者はむしろ、
あの「目細の安」に「中抜き」をかけられたと吹聴すりゃ
大層な人気者となりやす。
えれぇことだ、てぇしたもんだと、自慢話しにも花が咲き、
飯や酒をさんざん振舞われ、結局抜かれた額よりも多いご祝儀を
頂いちまうってぇんだから粋な話でござんしょう。

目細の安吉一家の一番下っ端であった天切り松の二つ名を冠する松蔵が
平成の御世でせぇ、弾むような江戸弁で大正昭和「目細の安」一家の
胸のすくような物語りを語りやす。

「天切りたァ大江戸以来の夜盗の華。ケチな世帯にァ見向きもせず、
忍び返し(げぇし)に見越しの松、長屋門に車寄せてぇお屋敷ばかり、
夜に紛れて屋根を抜く、富蔵、藤十郎、鼠小僧の昔から
一子相伝、親分から子分へと奥義を伝えた荒技でぇ」

正義の味方か大悪党か、話の下げまで聞いておくんない。









2008/08/21

(No.543): 22:50時点で数十万ブログで書かれていること


一向に円形ハゲに髪が生えそろう気配がないので
ドラム練習をする。

一向にドラムがうまくなる気配がないので
わりと大きい音の放屁後、スティックを2本まとめてへし折る。

一向に放屁による臭いが流れていかないので
投企と被投性について粛々と議論する。


「それは君、いつもすでに自己の可能性に向かって
開かれている現存在固有の存在の仕方だよ」

「具体的には理解という形をとるんだ。」


つまり、至極簡便に言い換えれば
最低から最高に遷移する、
そうなっていくさま、或いはそうなっている存在を指す。

や、存在の仕方がビューだ。

「ビューかね」
「ビューだ」


や、すごかった。
物語ではなく、何の特別な「力」が与えられていない
超リアリティにおける物語のなんと説得力のあることか。
興味在る無し云々ではないことがわかった。







2008/08/20

(No.542): 二輪二気筒で駆ること


クラッチレバーやブレーキレバーに指を掛けて二輪を
駆る人がいる。
その指の掛け方を見てみると、概ね以下の通りであろう。
即ち、人差し指と中指をレバーに引っ掛ける式。
これが多いのではないかと察する。

筆者はそれができない。
先ず、左手のクラッチレバーは
5本の指全てをきっちりと使ってクラッチを切る。
が、無意識に指を掛けるときもあり、その場合は
中指、薬指そして小指が掛かる。
クラッチが多少なりとも重いので基本全指を使用する。

次に、右手のブレーキレバー。
こちらも、実は左手同様に、中指と薬指とそして小指が掛かる。
ちょうど、指でOKサインを作るような手の形になる。
OKの「O」の字は親指と人差し指でアクセルグリップを
一周するように持ち、「K」の3本指はブレーキレバーに掛かる
という塩梅である。

どれも無意識に形成されてしまうので
ついぞ矯正しようと試みてはいる。
来たるべく大型二輪教習において
癖を矯正しなければならないからである。

そこで、最近はそのあたりを気に掛けて駆るようにしている。
先ず、注意するのは、前述のグリップである。
混み入った場所でなければ、レバーに指は掛けず
使用する場合は、全指を使う。

クラッチはいつもそうしているので問題はないが
ブレーキは全指を使用すると効き方が異なるので
力加減で注意が必要だ。

次に、ギアチェンジ後の左足の位置。
ちゃんとステップの上へ置くことを習慣とする。
こうすることで、ニーグリップも自然と取れるようになる。

よくやってしまうのが、用も無いのにギアチェンジの下へ
つま先をさしっ放しで走ってしまうケース。
下半身で乗ろうとすれば、自ずと足の位置も決まるものだ。

それと、常に意識しているのがライポジである。
モンスターはハンドルまでの距離が遠く
けっこうキツイ姿勢になりやすいとのことだが
そのポジションが筆者には丁度良い。
上目遣いと軽い猫背、上半身脱力と下半身ホールド。
メトロノームはBPM130で。







2008/08/19

(No.541): 祖父が将軍と聞かされること


徳川幕府の最後の将軍、徳川慶喜が
大正時代まで生きていたということを知り、
不思議な心持になる。

徳川の将軍なのに、生きていた時代は
江戸時代よりも明治時代の45年間の方が長い。
天保8年(1837年)~ 大正2年(1913年)。


徳川慶喜


そして、もっと驚いたことに、
徳川慶喜の9男である、徳川誠さんは明治20年生まれだが
なんと昭和43年(1968年)までご存命であったとのこと。

よく考えてみよう。
だって、お父さんが徳川の将軍である。
そんな人が筆者が6歳になるまで、同じこの世界に
共存していたとは、甚だ感動致した次第。
だって、徳川幕府なんて学校の教科書とか大河ドラマでしか
出てこないじゃん。そんな人達と同じ時空間にいたなんてッ
という感動である。

いや、その誠さんの子供であれば、俺のお祖父ちゃんは
徳川の将軍だったんだぜッ、ってなものである。
しかし勘定するとその子供さんとて大正生まれくらいか。

時代というやつは
これで案外、身近なものなのかも知れない。








2008/08/18

(No.540): ミトと聞いて水戸を連想すること


ほほう。なんでもアルファロメオの新作。
といっても3月にチラ見、6月にはイタリアで発売されているらしい。

MiTo(ミト、またはミィトと発音するらしい)。

お決まりのアルファ顔を極端にウルトラQのセミ人間
のようにしたフロント。そして後ろの丸みの形状が宜しい。





一番格好宜しいのはロゴである。




垢抜けてるなぁと心底思う。









ドラム練習、教習。
嗚呼、全力でスティックをボキンボキンと折りたい。
落ちこぼれそうだ。
難しいったらありゃしない。

かっちけねぇ。








2008/08/17

(No.539): タンク模様を思考すること


ほほう。なんでもDUCATI 696のタンクは
左右分割式の樹脂カバーなのだという。
そこに目をつけて、タンクのデザインを好きなように
考えてみようというコンテストが行われている。

試しに、下地のファイルをダウンロードしてみた。
これだ。



この白い部分、
フェンダー、タンク、フレーム、リア付近を考える。
いざ、考えてみると、自分が好きな灰色系の黒系の
そんな変哲も無いデザインしか思いつかない。

イメージはアンシンメトリを使ったシンプルなもので
自分が乗ってみたいデザイン。
というのが方針である。

本当は、真っ黒がいい。
なにもない真っ黒。
これ↓











2008/08/15

(No.538): 福神漬けと冷や飯を唄うこと


都内の道、がらがら。
通常ならバスもクルマも人も、往来の激しい道だが
今朝はタイミングによっては一台のクルマもいない。
果たして人も歩いていない。

毎日こうだとぉ、こりゃ泣けてくぅ~る(注1)
と、唄が口をついて出るほどである。


思わず口ずさんだ唄を、改めて一番からじっくりと
しかも大声で歌唱したくなったのでヘルメットの中で
存分に歌う。
振り返る通行人はいやしない。

「やっともらったボーナス袋、飲んで騒いでラーメン食って
毎日こうだと、こりゃ泣けてくる」
っていうくだりが妙に好きだ。
昭和30年代だなぁと心底思う。

しかも、「こりゃ」っていうところの植木先生の
笑いながら歌うところが最高に素敵だ。


冷や飯に福神漬けって、マズそう。
昭和30年代後半の福神漬けって
チクロですっかりと侵された、真っ赤な漬物ってイメージがある。
赤い汁がかかった冷や飯。
うへー不味そう。

福神漬けと言えば、カレーライスである。
カレーライスに福神漬けは最強である。
そういえば、カレーに福神漬けって添えるけれども
いつ頃からの風習なのだろうか。
日本の家庭料理としてのカレーライスまたは
ライスカレーが定着したのは昭和30年代初頭くらいだろうか。


wikipediaで調べた。
既に大正時代には即席カレーがあったようだ。
当然といえば当然だろうか。流石に歴史は古い。

そして福神漬けについてのくだりを発見した。
「最初に福神漬けを添えることを考案したのは、
日本郵船のヨーロッパ航路船でコックをつとめていた
「タキサダ・サダイチ」とされている。」

だそうだ。
タキサダさんの時代がいつの頃なのかは不明。
それ以前の福神漬けって普通にご飯のお供だったのだろうか。


何故、急に福神漬けなのかは
この歌を聴くべし。
  ↓
(注1)
植木等「これが男の生きる道」(1962.12.20)
作詞:青島幸男 作曲:萩原哲晶







2008/08/14

(No.537): 五輪ナガラ見すること


そういえばオリンピック。
野球観て途中から男子バレー観て、そして飽きる。

しかし、男子バレーの中国戦。
日本のサーブの時のあの中国人のブーイングは酷い。
ジャニーズの屁のような歌とか喧しいニッポンコール応援
と同じくらい酷い。

バレーと野球を交互に見ると
野球って、のんびりと時間が進んでいるように写る。
不思議だ。

その前にやっていた卓球。男子。
卓球台からあんなに離れて打ち合っている。
神業。たまげた。
すごいなーと感心した。

男子柔道がだめらしい。
伝統を重んじすぎて、世界戦のセンスが無さ過ぎなのだという。
オリンピックの柔道はJUDOであって
所謂日本の柔道ではない気がする。
欧州ではジャケット・レスリングとも呼ばれているらしい。
それってもはや、別の競技。


そんなことより
ドラム練習、ドラム練習。







2008/08/13

(No.536): 久々二輪洗車すること


盆というわけではないが、所用のため会社を休む。
世間では今日あたりからお盆休みらしい。
休んでから気が付いた。

用事が終わったのでオートバイを洗う。
洗うのは久方ぶりである。
このところ、豪雨の中を走ることが多く、
それでいて乗りっぱなしだったので
気になっていた。

今回はメンテナンススタンドがあるので
後輪タイヤはくるくる回して洗う。
愉快。




カーシャンプーとスポンジで入念に洗う。
上から下へ向かっては定石。
ハンドル周りのメータブリッジ付近もざぶざぶ洗う。
タンク、シート、フロントタイヤ近辺
エンジンまわり、リア近辺、
ブレーキキャリパもシャンプーでざぶざぶ洗う。

エンジン周りの細かいところも
遠慮無しにざぶざぶ洗う。
愉快。

弱めの水流で流す。
嗚呼最高だ。



ウエスで水分を取り、乾燥させつつ
せっかくなのでチェーン清掃も行う。
軽くクリーナーで汚れをふき取り、チェーンルブを吹く。

最後にタンクへワックスを塗る。

ブロロンとエンジン始動し、
水分とばしを兼ねて近所を流す。

蚊に刺される。








2008/08/12

(No.535): 一念ドラム教習継続すること


ドラム教習。
今、やっている練習が業火の如く難しい。
嗚呼、挫折とはまさにこのような壁にぶち当たる際に
乗り越えられない様のことを言うのだろう。

前回までの練習メニュウはなんとかクリアできていた。
しかし、今回から練習メニュウが著しく難しくなってきた。
今まで習得した全ストロークを網羅した練習パターンであり
このメニュウを日々の練習メニュウとして取り入れることができなければ
先へ進むことを許されない。


音符違い・ストローク違いを左右同時に、
あるいはコンビネーションで。
左手8分音符タップストローク、右手4分音符アクセントストロークを
同時に演奏しつつ、且つそれを2小節置きに左右入れ替え・・・
怒涛BPM80からあげていく。
もちろん、カウントを歌いながらは必須。

リバウンドをわざと殺す。
あくまでも手首による動きに。
ジャーマングリップを基本とするので手の甲は必ず上。
力はスティックを上げる時にだけ使う。

叩くのではない。
落とす。
上げる時にのみ筋力を使う。上げる時にだけ「ON」。
その動作でノリを出す。
下方向ではなくあくまでも上方向で。



挫折は眼前にある。
しかし、なんとかこいつをやっつけなければ。
だって、全24回中、まだ8回目なんだもん。
まだ3分の2もある。
しかし、3分の1の時点で、この難しさとは、
今までやってきた私のドラムって一体なんだったのだろう
とさえ思えてくる。


嗚呼先は遠い。
禍福、禍福。







2008/08/11

(No.534): 映画感想をとること


上映中の「ハプニング」を観た。
その感想を記す。
以下ネタバレとも取れる内容なのでご注意願いたい。


















もう金輪際観たくない。
映画自体の品質が良い悪いの問題ではない。
抉られるような不快感に襲われる。
もう味わいたくはない。そんな映画だ。

確かに「シックスセンス」と同じ「色」「空気感」を持つ。
ただ「シックスセンス」の方が
秀逸なストーリー展開とリアルな心霊現象を持って
映画として分かりやすく出来ていると思う。

翻ってこの「ハプニング」であるが、冒頭から怖い。
意味もなく怖い。
何だか分からない恐さ。不安感で一杯になる。

ストーリーが進むにつれ吐き気もしてくる。
気持ちが悪いものを観たからではなく、
映画全体に流れている「空気感」、これが怖い。
自律神経に何らかの影響を与えているのではないかと思われる。
あまりの嫌な空気感で途中退場する人もいるようだ。

この映画は、自然に対する畏敬の念というメッセージを
汲み取れないこともないが、
それよりも、視聴者はこの得体の知れない「空気感」に苛まれる。

「空気感」を形作るものとして、

日常が突然非日常になる恐さ。
その非日常が人の死と直結する恐さ。
そしてその理由が不明である恐さ。
そういった息苦しいほど緊迫し、緊張した空気感に満たされる。

暗く沈んだ嫌な気持ちになりたい方は是非とも経験して頂きたい。
そんな映画だ。








2008/08/08

(No.532): 八方美人を決め込むこと


stereogimmikやdeweyの数少ない出演イベントである
モジュレーション・ジムなどで大変お世話になっている
TRASH SUGARさんらが、
別名義PUNSUCAで、なんとNHK-BSの番組に出演されるとのこと。

なんでも横浜で行われたライブを見ていたNHKの制作会社の人から
番組でライブを紹介したいとオファーを受けたそうである。
自作音響電子楽器演出装置群+パフォーマンスで創り出される
夢の15分間は、なんといっても唯一無二。
やはり、分かる人には分かるのだなぁと心底思う。
素晴らしい。



改めてPUNSUCA Liveの動画を。
やっぱり間違いないでしょう。

我々も精進しなきゃと
これまた心底思う。
と、思いつつも八方美人を決め込むのは世の常。







2008/08/07

(No.531): ストリートビューをさわること


なんたって、ああた。そりゃもう。
ストリートビュー。グーグルの。
驚いたの何のって。
グーグルアースやら、航空写真やら
そのたんびに驚いていたが、
このストリートビューは腰が抜けるほど驚いた。

昨日の朝など、会社の机上では誰も彼も
自宅周辺や会社周辺をストリートビューし、
驚きの声があちこちから。

しかしまぁこんな裏路地に至るまで
グーグルの手が伸びているとは。

このストリートビュー構築には一体どのくらいの時間とお金と人を
かけたのだろうと思う。
人物が写っている写真にはちゃんとボカシが入っているが、
これは全部手作業なのだろうか。
気が遠くなる作業だ。

上下左右前後、概ね見渡せるというこの技法も脱帽である。
マウスをグーっと上へ向けると空も見える。
嗚呼この先一体どこまで行ってしまうのだろうか。


俺んちを写すな、なんていうクレームは入っていないのだろうか。
と、心配になるほど、それほど、鮮明に写されている。


例えば、千駄ヶ谷駅前。

大きな地図で見る



なおグーグル・オフィシャルの啓蒙ビデオもある。




イケナイモノが写っていたときにどうすればいいかのビデオ。









2008/08/05

(No.529): タイヤ交換と豪雨走行


午前9時46分、ドカ屋さんを訪なう。
タイヤ交換、オイルとフィルター交換を行う。
タイヤはブリジストンのBT016を前もって
注文しておいた。





それと、ここ2ヶ月ほど前からハンドル左側の
ウインカースイッチ箱の先端が
タンクに干渉してきたので、それを直してもらう。

「転倒しましたか」
「いえ」
「興味深い現象ですね」
「・・・・」

タイヤ交換とオイル交換とその他ハンドル取り付け直し作業など
もろもろでまるまる2時間待つ。



ドカティがダンボールの木箱に入れられてやってきたのを見る。
一台分が、この箱に収まっているのだろう。
なんか不思議だ。


2時間待つ。
費用は案の定予想を上回る金額。
なんせ、タイヤが高価。
ここのドカ屋さんはタイヤは30%オフなのだが、
さんじゅっぱーオフにもかかわらず
あの値段は尋常ではない。
定価は一体いくらなんだろう。
計算すればわかるが、したくもない。






ナップスでやったとしても前後工賃込み5万円コース。
ドカディーラなら言わずもがなである。
さらにオイル交換までしたものだから、プラス1万円ドーン。
結局、
メンタンピン・イーペーコー・ドラドラ・バンバン
馬鹿ッパネェってぇくらいで。






昼。
ドカ屋さんを出て数キロも走らないうちにポツポツとくる。
空が急に真っ黒になる。
暗黒星雲が降りてきた。
まずい。こりゃやばい。

路肩に停め、レインスーツに着替える。
そのままさらに数キロ走るが
あっという間に集中豪雨。
アンド雷。落雷。どしゃぶり。
道が川のようになってくる。
怖くなってきた。

エンジンがプスプスしはじめた。
本格的にやばい。
雨がインジェクションの吸気にでも入ったのか。
慌てて、偶然通りかかったホームセンターの駐車場へ避難する。

とりあえず、エンジンを切り、雨に打たれるのを承知で
バイクはそのままにして、お店の中へ逃げ込む。

涼しい。店内。
そのまま1時間ほど待機。
お店のすぐソバに落雷。
バジンッという大音響と地響き。
女性店員が悲鳴をあげる。

雨が小降りになったのを確認してバイクに戻る。
さぁ、ここでエンジンがかからなければ
乾くまで待つか、或いは、三度のドナドナか。
勝負ッと唾を飛ばしながらセルを回すと
一発でドルルルルンと始動した。
溜飲が下がった。

この豪雨中、本当にあまりのことだったので
写真を撮る余裕がなかった。







2008/08/04

(No.528): FRF08から帰還すること その5


早いもので、FRF08から帰還して
既に1週間も経ってしまった。
翌日から普通に仕事をしていたので
もはやFRFなど遠い昔の出来事のようだ。

そして、最終日の動画編集を終えたので
アップした次第。
オープニングの曲をちょっと変えてみた。
ノリのいい曲に。



さて、今後のFRF08企画は
フェスごはん写真大会を実施する予定。
大会といってもただ写真をべたべたと貼るだけだが。

ほほー







2008/08/03

(No.527): 続DS-10とオイル交換すること


まだ、上っ面しかさわっていないDS-10。
シンセサイザー、電子音楽制作などの経験があれば
マニュアルなどいらない。

そんな愚行の様を動画で。



しかし、ニンテンドーDS関係のマニュアルって
何から何まで読み仮名が付いてるんだなと驚く。
お子様向けということだろうか。
おうおう。



本日、FIAT Panda100HPのオイル交換にディーラーを訪なう。
己の記録簿を兼ねて記録する。
オイル、フィルターを交換。
出費は11,000円ほど。




で、ついでに数日後、DUCATI M400のタイヤを
交換することにした。
既にドカ屋さんへ予約済み。
諸事情により午前中仕事を休んで出掛ける所存。
タイヤはBSのBT016にした。
詳細は交換した際にでも。







2008/08/02

(No.526): DS-10をさわってみること


春頃に予約注文したKORG DS-10が来る。
ニンテンドーDS用の「楽器」である。

ゲームではない。
「楽器」である。
厳密には「楽器」+「電子音楽制作ツール」であろうか。

ニンテンドーDSは今年の1月に
会社の催し物で景品として当たったのだが
もらった以降箱から出してもいなかった。

今回、DS-10を使ってみようと
はじめてニンテンドーDSなるものを箱から出し
充電をしてみる。
そうかペンを使うのだった。この機械は。

さて、KORG DS-10である。
先ずは2時間ほど触った感想を。

すごい。
すごいぞ。と思った。
2台のモノフォニックシンセと1台のドラムマシンが入っており
音作りからシーケンサーまでを音楽制作の基本が詰まっている。
ディレイやフランジャーなどのエフェクト類も入っている。
音作りも往年名機KORG MS10よろしくパッチ式シンセの仕組みをも
網羅している。
ペンを使った操作も、マウスよりも断然操作性が良い。

音の外出しこそしていないが
本体の内蔵スピーカーからの音だけでも面白い。
たんと遊べる。

さらに、マルチモードでは半径10m以内の複数のDS-10を
同期できるのだという。
これは実際、ライブで使いたい。
はからずもdeweyは全員がDS-10を持っている。
DS-10を使ったライブがどこかでお披露目される前に
是非ともやっておきたい。







2008/08/01

(No.525): FRF08から帰還すること その4


1日目の動画のオールナイトフジの場面。
DEXPISTOLSのシーンにもかかわらず電気グルーヴと
テロップが出てしまっていた。
RCサクセションの曲を回しているシーンであるが
電気グルーヴではなくDEXPISTOLSである。
お詫びして訂正させて頂く。


さて、それでは2日目をお届けしよう。
この動画の終盤に驚愕Lords of Lightning放電芸術を収録した。
荒い動画なので、今ひとつ、掴みづらいかもしれない。
着ぐるみが一層異形を醸し出している。


それとフジロック名物「フェスごはん」については
会場内で飲食した全ての写真を撮ったので
後日、一気に公開する予定である。
なお動画には飲食系は写っていない。

でわ、2日目を。