2017/02/28

(No.2511): メロンのころ


本日のiPhoneのシャッフル再生でかかった曲。

Milion Years Picnic / Melon
Pure Jam / YMO
Stairs / YMO
母子受精 / 戸川純
Honey Dew / Melon
Home Computer / KraftWerk
KA-ZT-11 / 近代案出
スポーツで発散させなさい / 嵯峨塩倶楽部
Ballet / YMO
suti / 古湯坊
I Will Call You / Melon
プラトニック / 細野晴臣
Damned Don’t Cry / Visage


どのようなアルゴリズムによるものなのか。この流れ、1980年代。
もっとも筆者のiPhoneに入っている曲の80年代率は高いがこうまで連続で続くとほほーと思う。特にMelonが3曲も入るとは。

中西さんの歌声は80年代に本当によく聴いた。筆者はプラスチックスよりもその後のMelonやピテカントロプスのシーンの方が鮮明だ。
筆者の80年代初頭は大学時代で、81年のYMO/BGMからテクノに傾倒した口だが時を同じくして温泉鉱泉と電子音楽の効能と称して、友人たちと深夜ドライブを兼ねて鄙びた湯治場や山奥の温泉一軒宿などテクノを聴きながら旅したのだ。
(宿にSH101など持ち込んだりもした)

旅のお供には音楽テープを作って持って行った。それぞれが120分テープに自分の聴きたい曲をダビング編集するのだ。選曲と曲順も大切だった。どれだけ”受ける”かを念頭に試行錯誤したものだ。

筆者の場合、しょっぱなは「Seoul Music」だ。教授の「パア」から始まる勢い。車内は大興奮になる。YMO、クラフトワークはほぼ定番。
次いで選曲が多かったのはMelonだった。深ドラはしょっちゅうだったので、だからMelonの曲によっては深夜の甲州街道山梨県四方津あたりとか、明け方の国道六号線茨城県高萩市あたりとか、そんな情景が思い起こされるのだった。

中西俊夫さんの歌唱法には影響された。ちなみに、冒頭の曲一覧に「スポーツで発散させなさい / 嵯峨塩倶楽部」というのがあるが、あれは筆者が83年頃作詞担当の友人(現在行政書士兼大学教授)とやっていたユニットであり歌っているのは筆者なのだが、実は歌い方は中西俊夫さんにばりばり影響を受けているのだ。
歌詞は日本語だけど。

rest in peace.







2017/02/19

(No.2510): 杯の道 (streetcup顛末記) 其の六



筆者の灰黒路号別名Triumph Street Cupにこの数週間に起こった事象を記録するもの也。

初回点検も滞りなく完了し、極めて好調な機関を携えて日々慣らしを兼ねて駆っておった。その朝も早くから労使契約労働に赴くべくすっかりとバイク身支度を整えの、いつものようにエンジン始動。車庫から公道に出すためにバイクを押して行くのだが、バイクを起こすとガクンとエンジンが止まった。
冬の寒い朝とてStreet Cupはコンピューター制御のオートチョーク故、人の操作は不要であり自動的にガス濃度を調整してくれるのだ。筆者のようなバカでも扱える仕様なのだ。
だから、逆にここでエンジンストップは異常なのだ。などと1ミリも思わず、またまたー今朝は寒すぎなんでしょとひとりごちながらセルボタンを入れる。

セルが回らない。うんともすんとも言わない。計器類には電気は来ている。が、メーター内を確認すると、キーをONにしたときにいつも点灯するエンジンマークが消灯している。
あいかわらずセルは回らない。

ま、まじか。。

呆然と立ち尽くす。スタンドを出し、もう一度キーをONにする。
なに!エンジンマークが点灯した。セルボタンを押すとセルが回りドルンとエンジンがかかった。
やったーなんだ、”たまたま”セルがまわらなかっただけか(冷静に考えれば、たまたまなぞないのだが)ー、よかったよかったとバイクを起こすと、再びエンジンストップ。

ま、まじか。。

呆然と立ち尽くす。スタンドを出し、もう一度キーをONにする。
エンジンかかる。スタンドか?
一回エンジン切って、スタンドをだしたままバイクを立ててキーをONにする。
なに?エンジンマークは消えたままだ。案の定セルも回らない。

なるほど、スタンドではなくバイクを起こした状態だとセルに電気がいってないっぽい。これは断線くさい。断線くさいぞ。

スタンド出してバイクを傾けた状態でキーをONにする。ほら、エンジンマークが点灯した。エンジンかかった。ハンドルをまっすぐにしてバイクを立てるとエンジン止まった。


決定。
これはもうドナドナだ。トラ屋さん入庫だ入庫。レッカーだレッカー。自宅でよかった。とりあえず。
というか半休だ半休。

1時間後にレッカー到着。トラ屋さんまでドナドナされていった。



その翌日、さっそくトラ屋さんから入電。
「原因がわかりました。エンジン制御の大元電源ケーブルのプラグが抜けかかっていたのです。で、バイクを立てるとエンジンストップじゃなくてハンドルを左からまっすぐに切るとケーブルが引っ張られてプラグから外れちゃって電源供給が止まってエンジンが止まったのです。
なのでハンドルを左右に切ってもそうならないようにケーブルの遊びをたくさん増やしてプラグ類も全部新品に交換しました。
これは設計上の問題と思われ本国UKにも事象をあげておきました。だからひょっとするとリコール的なことになるかもしれませんならないかもしれません」
要約するとそんな内容だった。ちなみに日本でこの事象が出たのは筆者で2例目だそう。(2/6時点)

なのでstreetcupに乗られている方はその部分を点検されることをお勧めします。
場所はハンドルのヘッドライト下部にある電源類のプラグが集まっているボックスのところ。そこに数本のケーブルが本体側と接続されています。このケーブルがハンドルを左右に切るとちょっと無理に引っ張られてしまう場合があるようです。


2017/02/13

(No.2509): dewey 3rd 進捗報告 (2017.02.13版)


土曜夜。左腕の肘の先に軽い痛み、つと見るとなんかぽっこり出っ張っている。わぎゃと触ると小さいしこりを発見。すわこうしちゃおれんと朝日が昇るとと同時に近所の整形外科へ行こうとしたが日曜で休みなので行けないではないか。小心者で心配性の筆者はこういう状態が一番辛いのだ。

しかし日曜はdeweyの大事な仕事をやらねばならないのだ。すなわちdewey 3rd アルバムの最終調整だ。何回かのマスタリングを経て、僕らはようやく目指す品質へと辿り着いた。その最終ミックスを筆者が担当し最後のマスタリングはtaira准将が行った。一体僕らは何度ミックスとマスタリングを行っただろう。

そして、ようやく完成したのだ。taira准将から最終工程を経てzipで送付共有されたこの10曲を解凍しiTunesで再生確認。
皆様に自信を持ってお送りできること間違いなし。

完成したーわーと喜びながらすわこうしちゃおれんと朝日が昇るとと同時に近所の整形外科を訪なう。相当早くに行ったのに既に患者さんが順番待ち。小心者につき不安に押しつぶされそうになりながら自分の呼ばれるのを待つ。
果たして名前を呼ばれ診察室へ。診てみましょうとお医者が触診。お医者の触診では別段痛みを感じない。うーんこれはたぶん筋肉の膜が炎症してしこりになっているんだと思います。写真を撮りましょうとレントゲン写真を2枚撮影。一旦待合でしばし待たされる。
再度呼ばれて診察室へ入る。忙しいお医者なので隣の診察室で別の患者さんと話し中。既に筆者のレントゲン写真が2枚ディスプレイに映されている。腕全体と骨がくっきり見える。しかししこりのある部分は何も写っていない。何で何も写ってないのだろう。と思っていたらお医者がお待たせしましたと来た。
レントゲン写真を一瞥し、うん何もないですね、と言いながら病変付近をマウスで拡大表示。何もないですね。再度触診しつつうーんと考えながら先ほどと同じ病名を口にする。
炎症とかでこんなしこりになるものなんですかと聞くと、はいなりますね と言う。二ヶ月くらい様子みて気になるようなら来てくださいといってあっさり診察終了。
なんかへとへとにエネルギー半分以下になりながら労使契約仕事場へ出掛けるが、taira准将から入稿手続き、事務処理諸事報告メールが次々と届きわたくしは目を細めながらその謝辞返信を打つのであった。





いよいよ3月に物販開始。dewey 提唱録 壹
同時にiTunesStoreなどに配信も行います。

新譜情報こちら https://www.deweyjp.com/sound

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ジャケットは高川ヨ志ノリ先生によるイラストレーションです。
track8 FloralRainでは村上ユカさんのコーラス、杉本健さんのミックスを使わせて頂いております。
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イラストレーション:高川ヨ志ノリ




2017/02/02

(No.2508): dewey 3rd 進捗報告 (2017.02.02版)


火曜日、午前10時 スタジオ入り。
dewey 3rd アルバム制作でのボーカルレコーディングとミックスダウン。持ち込み機材はマイクプリを2台、コンプレッサ1台。コンプはBEHRINGERがまだドイツ製だった頃たぶん95-6年頃?に買ったAUTOCOM MDX402たしか7万円くらいした。リアパネルにはMADE IN GERMANYの刻印がある。
マイクプリアンプはひとつはAUTOCOMと同じ時期に購入した真空管のART DUALMP。もうひとつは安くなったあとのBEHRINGER MIC2200という真空管マイクプリ。



今回はARTのマイクプリのみ使用。このマイクプリの音質はクリアとは程遠く、どちらかというと汚し系。昔はシンセベースなんかでけっこう使った。ざらついた感触が好き。
平さんの声にあまり合わないかなと思ったが、逆に野太くざらつき感がオケに馴染むのではと期待。結果、裏切られたり叶ったり。



13:30頃に歌録りはほぼ終了。食事を挟み、ミックスダウンへ。
スタジオ常設機材としてモニターがYAMAHA MSP5 Studioだったが音の確認という意味ではすごく優秀だと思う。特に定位の確認と低域の確認に重宝した。
同じく、ヘッドフォンのSONY MDR CD900ST、どこのスタジオにも置いてあるスタンダードなだけにレビューも兼ねて使用してみた。(実は初900STだった)
低域が薄いというレビューを多く見かけたがそんなことは全くなかった。ちゃんと低域も鳴ってるし全帯域を俯瞰できるし定位の確認もずば抜けて素晴らしい。距離感もある。
驚いたのは高域の守備範囲の広さ。今まで聞こえてなかった音もちゃんと確認できる。あまりにも感動したので、帰りに買ってしまった。(しかも新宿ヨドバシで↓)




そんな塩梅でわちゃわちゃしながら18:00 この日の全行程終了。
このあとはマスタリング工程。

よだんをゆるさず