2012/12/30

(No.1881): 召還のUSB帯域不足リベンジ


何の落ちもなく、何の理由もなく
ただ己の構造を別媒体に浄化せんとする
その本質のみで、つくづく自動書記の如く
発掘せし、MACKIE CR1604のガリ加減を
しかし急を告げる諸法の如く、進んで、
手続きを順当するものである。
突如、降って湧いた唐突な「組み込み」を
なんか、どうにか、こうにか、やってはみたものの
という体で、似非創造というモチーフを
具現化する作業をここに
誰も望まぬここに、何人も知りたくもないここに
召還させるという念。

12/30 23:30-

http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1




2012/12/28

(No.1880): ブロイパドシティの世界


君はツクグロウ鳥を見たことはあるかね。
何も計画もないこの砦でキミは
ツクグロウ鳥を見たことはあるかね。
ならば
いっそ目の錯覚として処理してもらおう。
キミの見たツクグロウ鳥は
ツクグロウ鳥としての本来の顛末を
本来の猜疑心を模倣しているに過ぎない。
だから、消して、いや決して
ツールを開発する心を忘れてはならぬ。
類まれな或いは具によーくよーくよー
くよーくよーくくーよーくーよー
く、見聞してもらわんと困るよ君。
おそれながら申し上げます。
あと5分18秒したら、スイッチをONにしてくだされ
願いでしじゃ。
でしじゃ。


END

AD.2608 bght-3




2012/12/27

(No.1879): ツクグロウ鳥の近況


(原文)
諸君、我々は周知の通り我々のやる気というものが
著しく満載に積まれておるという事象を確約する
ものであるが、しかし実際、我々の現実世界の
権力や労働やその他結界の内外に存する多種多様な
「諌め」に阻まれているため、いみぢくも
過酷な状況をしてdeweyの存在を世間に
印象付ける作業が滞っていることを
今ここにこうして発露するものである。




(ツクグロウ鳥語訳)
そんでもって、2013年2月か3月か
1年半ぶりのハコライブをやりたいので
そのためのお稽古をダンドったりしながら
ご機嫌を計っているという塩梅式であり
早くそんな告知を打ちたい心持を置きつつ
一方では
お稽古もしないで1月24日はdewey2名
打ち揃って初日平沢さんインタラライブへ
赴くことで諸々手配済みという塩梅式であり
且つ
昔からお世話になっている方から
エフオピ(dewey)でオファーして頂くという
僥倖を得て3月後半にソロで塩梅を伺います。





2012/12/26

(No.1878): 真冬駆ること


東京都内とはいえこんな寒風吹きすさぶ
日も暮れた外気温0度の大気中に身一つで
オートバイに跨って繰り出そうという輩、
常識の範疇ではいっそ考えられないような所業も
我々単車乗りにおいては、その限りでは、ぬ。

何かの罰ゲームかと思わせるほどの苦痛を伴う。
時には生物学的な危険サインすら感じる。

筆者の場合、根が貧弱なうえに小心者ゆえ
完全真冬武装、完全なる装甲を纏って臨む。
オーバーパンツ、真冬装備ライジャケ
冬グローブ、フェイスマスク的な首巻。
その武装すら薄手に限定するツワモノも
いらっしゃるという体では、筆者如きの
完全真冬装備でやれ指が痛いのだのと
笑いながら泣き叫んでいるような者は
端くれの一兵卒に過ぎぬ。

しかし真冬のバイク。
指先、足先がまずイカれる。
筆者は特に指先。真っ先に。
視界が見えぬ。
フルフェイスのグラスごし、
吐く息で真っ白。
開ける。
鋭角な冷風が刺さる。
鼻水。
無限ループを形成しながら駆る。
追って、指先の凍え→痛み→感覚ゼロ。
実際はクラッチ操作やブレーキ操作で
使用する大変重要なパーツであるので
リハビリを施しながらの走行となる。
無限ループを形成しながら駆る。
素敵だ。

乾燥しているからといって侮ってはならぬ。
うっすらと氷の膜を貼ったアスファルトに
油断するな。
グリップを失い、非常に危険。
その識別がままならぬ。
勢いで駆け抜ける。



安全運転は基本。一番大事。




2012/12/25

(No.1877): thesecretoftheflowersofphenomenon


01
交差するライン、澄み渡るライン。
ザボンの音、香の結集。

02
かく語る古来の伝承。
活動写真の饐えた匂い。

03
ハマるスクエア、ティンパニの打点。
グランニュービューワーと歪み。

04
ユニゾンの際、7で保存。
ハッシュビートの立て技。

05
黒の魔法に舞台袖に立つ。
裏と大舞台、いざと奮う。

06
既存の説話に集う。
緑のキュレートを配す。

07
畳み掛ける幾重もの層声。
切迫のしきい値、リバーヴの先鋭。

08
複雑な様相と健やかな真空。
静の動的アンバハメディティ。

09
大回転、そ、と言え、む、と言え。
三十数種類の別次元へ展開中。

10
柔らかな粒度。
黄土ステイフォンツ、逆転の達成フォンツ。









2012/12/24

(No.1876): N ONEと軽概況


最近非常に気になっているクルマの話しを
言って聞かせよう。
気になるというのは全体的な総合評価ではなく
単に「ガワ」が筆者の琴線にビョリンビャリンと
触れているクルマという体である。
それは、ずばり ホンダ N ONE である。

当然、1960年代後半に登場したホンダN360
何某かを引き継いでいます体であろうことは
想像に難くない。
(実際は名前となんとなく顔立ちがそれっぽいくらい)
実を言えば筆者も1984年か5年くらいに
中古のホンダNII360に乗っていた経歴を持つ。
だから、この手の「顔」は非常に好感を持つ。

FIAT500(チンクエチェント)のリバイバル成功
も多少意識したかもしれない的な雰囲気も持っているが
嘗ての名車を同一のメーカーで生まれ変わらせるという
心意気については、むしろ賛同したい。
だって楽しいじゃん。単純に。

で、このホンダ N ONEだがサイトのボディー色変更で
見るプレミアムブルームーンとかポリッシュドメタルとか
とても良い雰囲気。
だがお値段が少々高いかなとは思う。
最近の軽自動車ってこんなに高いのか。

で、筆者の一番のこだわりであるところの
トランスミッションだが、ご時世、当然のことながら
オートマチックというかCVT設定のみ。
そして
タイプ早わかり表の主要装備一覧。
タイプ別に装備の違い等が説明されているが
「Lパッケージ」というグレードには
なにやら「パドルシフト(7スピードモード)」なる
機能がある、読んでみる なになに

「マニュアル車のような感覚で、操る楽しさを味わえる」
ステアリングのスイッチ操作でシフトチェンジが楽しめます

だと?
マニュアル車は楽しいのだろう?
それがわかってて
何でマニュアル車を設定しないのだ。

似非マニュアルなぞ、なんの楽しみがあるのだ。
だいたい、ハンドルの横っちょにあるそんなので
カチャカチャやったって、しょせん子供の遊び
やっぱりクラッチペダルを左足でガッツリ踏んで
左手でギアをガチャコンとローに入れて
半クラッチで発進しようよ。
左足も使おうよ。

この2012年いや2013年において軽自動車の新車で
マニュアル車があったらこんな粋な話しはない。
だから本件は「ガワ」だけ、という前振りだった。


いや、待て
おい、粋な話しがあったぞ。

軽自動車 MT車(マニュアル車) 新車 一覧

え、こんなにあったんだ。
知らなかった。
すごい。賞賛。
ちゃんと乗用車タイプもある。
いいじゃないか。
まだまだ捨てたもんじゃねぇぞ日本軽自動車。



2012/12/22

(No.1875): 新兵器無双筆録伝


真摯で真実でリアルで、そんな話しをブログに
書くという行為は、とても説得力があり
私小説風でもあり、つまり読む人をして興味を
そそられる体であろうことは想像に難くない。
読者と心の共感を交わしながら創られる
文章には、人を惹き付ける力があるだろう。

翻って、
筆者のこの電網辺境屑ブログに至っては
どこまでが真実でどこまでが虚で
全部創作なのかそれともリアルなのか
いや、それよりも、これは何語で書かれて
いるのだくらいの分かり難い文体、
いっそ見なかった事にして
もうブラウザの閲覧履歴ごと削除したい心持ちに
させるこの屑ブログなぞ、
人を引き離す力に長けていると言わざるを得ない。

とはいえ、こんな屑山とて、
唯一長けるものをあげるとするならそれは
「継続」だろう。
ナンバー制にする前から日記を書いているので
実際は2000回以上だと思うが、
このブログのNo制にしてから今回で1875回に
なる。
こんな屑駄文でも1875冊もの文章ともなれば
いっそ新兵器に昇華しないものだろうか。
探る価値はありそうだ。




2012/12/21

(No.1874): トホホ満願の一席


ここは二日も続けて(人間語訳)を載せなければ
ならないほどのブログですようこそ。

筆者は
トホホ路線といえばもう自信に満ち溢れている。
仕事でも何でも会話する時は中途半端な
半謙り(はんへりくだり)的物腰口調なものだから
特に虚勢を張っている的な輩や
ベクトルが合わない輩との会話ではそれが顕著に
あらわれる。
特にマジメな仕事の話しを打つ場合、
トホホ感を醸し出さないような演技を組み込むが
そういう時は概ね裏目に出る。
こいつはトホホな奴だ、仕事ができない奴だ、
そういうレッテルを貼られる。

しかし、それでいいのだ。
何を繕うことがある。
なぜならヌシはトホホではないか。
まごうことなきトホホではないか。
トホホならトホホらしく身を立てるがよい。

とおっしゃいますが、見栄えが悪うございまして、

馬鹿ものッ
見栄えなど気に留めるな
そもそもそれがトホホの所以なのじゃ。
己の内を見よ。

はぁ、
と申しましても、いささか、

たわけッ
己の己としての本質なのじゃ
それを悟るまでここには置けん。
破門じゃッ




と、いうわけでしてな、トホホの内を
探す旅を続けておるのです。

するってぇと何かい、そのトホホの
何某ってのを見定めねぇってぇと
おめぇさんは戻れねぇって寸法なのかい。

えー仰るとおりでございます
まぁこうして方々見聞して参りますと
自分が如何にトホホなのかということを
身に沁みて感じておるところでございます。

おう、気に入ったぁ
気に入ったよぉ
おめぇさん、わっちで働く気はねぇかい。

はぁしかし親方、
わたくしはトホホでございますゆえ、
宅ではご迷惑をお掛けすることになりましょう。

なーにを言ってやんでぇべらぼうめぇ
この伝仰院のこずから伊佐吉が面倒見ようって
言ってんじゃねぇか、ありがたくうけろこの
とうへんぼくがッ
わっちのとこでせいぜいトホホやってくんねぇ
きっと何某ってのを見定めねる日が来るに
ちげぇねぇ
そったらおめぇんとこのおっしょさんだって
放免してくれらぁな。


嗚呼ー親方ー親方ー




伝仰院のこずから伊佐吉に世話になった
比坂六九左衛門はトホホを繰り出しながら
その後めきめきと頭角を現し、
先の中納言宗慶の計らいで与力二百石を
拝領し俸禄を積んだということです。

伝仰院伊佐吉と六九左衛門トホホ満願の
一席でございました。
おあとが宜しいようで。




2012/12/20

(No.1873): 一人UST屑音制作風景の序


(原文)
クツグロウ鳥の生態を調査している
東京市豊多摩郡代々幡町に存する
ミイヘロクヨワ氏の地下十間の深さに
埋まっている「伝えオシラセオトギ」を
こねくり回す体で安直に且つ真摯に
且つ放屁然としながら途上の途へ向けた
熱烈な案内を滞り発っさんと欲す。




(人間語訳)
年末のどこかの日程、たぶん29日とか30日とか
それくらいにAbleton Live8とNordLead2なんかを
使って、そりゃもうアンタくだらねー屑糞音集を
ひねくり出しながら、どぶ川のような
電子音響的なアレを創る作業風景を
用もないのに納豆売りがーへーへーいなっとー
的なアレを吟味しつつエフオピ一人の体で
ただしくUstreamで配信する旨をここで
告知するものであります自虐ネタあります。




(補足1)
だいたい、キミねぇ、何度言ったらわかんの
だいたい、キミねぇ、人間語訳になってないよ。

お父さんはー著しくーマイノリティなんであります
あーしたの こころだぁー
(↑故小沢昭一先生のモノマネで)



従って、受入先はどこにも、ぬ。



(補足2)
「お名前はなんて言うんですか」
「エッエッエッエッエッエッエッエッエフオピ」










2012/12/19

(No.1872): コルニュ魔法の力学


おいあんなに熱かった空冷二気筒
デスモドロミックエンジンのキミ
いったい何だって言うんだい

いったいどうしたって言うんだい

あんなに
あんなに
あんなに熱かったというのに
キミの変わりようはいったい
なんだってんだいとゆっているこの
クソ寒風深更外気温3度時速60kmの冷凍保存
激痛指先を満面の笑顔で駆る僕らのこの
塩梅は空よりも高く海よりも深いという
心持ちを崩さずにいる勇気と挑戦を胸に
刻みながら僕らは駆り続けそしてご覧よ
ほら今もまだこの指は痺れているではないか
あーうれしあーくやしくらいの
貼りつくような寒さの中でさえ
僕らはあの真夏の燃えるようなこの
空冷二気筒デスモドロミックエンジンのキミ
の持つポテンシャルを信じているにもかかわらず
裏切られ続けておるのです今。


(本文の現代語訳)
あんなに熱かった夏のエンジンもこの冬の
夜バイク走行では熱さも感じないものだ。
まったく風流である。




今日も日本語文法を焼却しつつ駄文が冴えます。
曰く「てにをは」の仕来たりを捨つる。




2012/12/18

(No.1871): 黒い幾何学模様(夢記)


長い長方形のテーブル。
テーブルの上には飲み物や食べ物が
散乱している。そこに大勢の人が立って
がやがやと食事をしている。
部屋の中ではなく、店先然とした場所。

「わたし」はその中で食べ物を物色している。
何とはなしに、テーブルを挟んだ正面の人に
目を向けると、先ほどまで何でもなかった
その人の頭が数倍にも膨らんでいる。
驚いて凝視していると、ふくらみが歪に変形
してきた。極端に前頭部が尖ったりする。
まるで鬼の角だ。そして皮膚の中に何か
生物でもいるかのように蠢いてきた。
気付くと、その人の髪の毛もなくなり
その皮膚には見たこともない黒い幾何学
模様がじくじくと現れて来た。
頭だけではなく、体全体が盛り上がって
もはや原型をとどめてはいない。

とっさに、「わたし」は思い出した。
これは、以前にも見た厄介なものだ。
刹那、「わたし」は大声を発し、
周りの人々に訴えた。

「あぶないッ 逃げてッ」

その厄介なものは耳を塞ぎたくなるような
奇声を発しながら「わたし」に顔を向けた。




三帖ほどの畳の和室。
その部屋の周りに格子枠のすりガラスの引き窓が
部屋の角を中心に左右に伸びている。
窓の高さは畳に座った時に窓のひさしで腕枕が
できる程度の高さにある。
三帖和室の隣はそのまま板の間。
窓はなく黒い板が貼られている。
昼間、薄曇りではあるがその板の間の奥は闇。

三帖和室の中には「わたし」を含めて三人。
「わたし」以外は男女。
その男女は部屋角にある白黒テレビを頂点として
ハの字でうつ伏せに横たわっている。
「わたし」はハの字のその真ん中に座っている。
「わたし」の左手に女、右手に男が寝ている。
女は赤い洋服を着ている。スカート。
男は黒っぽい服を着ている。


白黒テレビは「わたし」が幼少時代にあった
昭和30年代の四本足のテレビであり

魚眼レンズのようなレンズ板がブラウン管の
前に取り付けられている。

そのテレビは青っぽい光を放ちながら
先ほどの厄介なものを映している。

ああ思い出した。テレビで見たんだった。
それなら倒し方もわかる。
「わたし」はうつ伏せに寝ている
赤い服の女の肩をゆすって言った。

「さぁやっつけて」


女は面倒くさそうに立ち上がろうというそぶりを
した時、奥の板の間から厄介なものが体を
小刻みに痙攣させながら現れた。
最初からそこにいたのかもしれない。
と思いながら、うつ伏せに寝ている男に言った。

「さぁやっつけて」
「はやくッ」






「わたし」は厄介なものと対峙している。
この場は敢えて拳法を使おう。
覚えた覚えは全くないが、体が勝手に「型」を切る。
厄介なものの口からシューシューという音が聞こえる。

確か前はこのあとでCMに入ったんだよな
そんなことを漠然と反芻していた。



2012/12/17

(No.1870): 男三人旅の風


1984年頃、友人二人と筆者の三人で
一台のクルマでF県の温泉へ行く道すがらの話し。

本編の前に少し余談を。
我々の動線は一般のそれとは随分と異なっていた。
だいたい、当時温泉ブームなども特にない
そんな時代に、20歳代前半の若者が
爺さん婆さんしか入っていない湯治場などへ
赴くという行為を、
しかも温泉ガイドブック等にも載らないような
そんな見捨てられたような湯治場を
或いは観光温泉に成り切れなかった中途半端な
鉱泉を好き好んで赴くという行為を、
電子音楽をなびかせながら実行していたのだ。

だいたい、我々は東京からF県へ行くのでさえ
常套ルートなどは一切使わず、くねくねと
細い生活道路を巡りながら走った。
クルマといえば360ccの軽自動車が第一義だったが
場合よっては普通乗用車を使う場合もあった。
旅行の内容でまちまち。
この時は普通乗用車だったと記憶している。
そしてだいたい夜に出発することが多かった。
I県あたりで仮眠することもあった。

ここから本編。
この時もそうだった。
I県あたりでもう眠い。
しかし今回は三人だしクルマで寝るってのも
狭そうでイマイチだ。
どっか足を伸ばせて眠れる場所を探そうという
ことになった。
しかもふとんなんかもあれば申し分ない。

しかしもはや深夜3時半、普通の旅館では
無理だろうという時間。
やはりホテル系をと探してみるが
ここは山間、だいたい見当たらぬ。
すると、前方にホテルサインが見える。
ラブホテルだ。
(当時はラブホという言い方はなかった)
しかもホテル式ではなくコテージ風な
離れ式になっている。

うむ、離れ式なれば、
部屋に入っちゃえばこっちのもんだ。
いっそここに泊ろう。
おうーそうしようそうしよう男三人で。
その行為自体に爆笑しながらそろそろと
クルマで門から入ると、眼前に掘立小屋然
としたものがあり物干し竿のようなバーで
入場受付的なことをしているではないか。
従業員が一人もぎりよろしく待ちかまえている。

とっさに、後座席の友人が座席下に
うずくまる。

運転していた友人が(筆者は助手席だった)
もぎり人に一言。

「お、おとこ 二名なんですけど・・」
「はいーいいですよー3A棟どうぞー」


ぜったいモーホーだと思われた





2012/12/16

(No.1869): Electronic Lily


10年程前、東京大塚の場末のライブハウスで
その時はベースで参加のedieと筆者が
stereogimmikというユニットで
ギャニュギャニュ音響エレクトロテクノを
お客さんのほぼいないステージでやっていた時、
その日の対バンだったチリコパスタというユニット
にいたtairaさんと知り合った。
チリコパスタはtairaさん楽曲の演奏、唄に
kbysさんの詩の朗読がからむというユニークな
スタイルのポエトリーリーディングテクノな
ユニットだった。

tairaさんの卓越したメロディメーカーの才能に
感心し、へっへっ是非ともご親交を賜りてぇこって
と、もみ手で近づいたのは言うまでもない。
tairaさんは快く快諾され、しばらくはお互いの
音楽をデータ交換しながら、僭越ながら
チリコパスタ楽曲のミックス依頼などを
お受けしながら、交友を深めて行った。

お茶会密会と称してよく近況報告やら音楽談義やら
を不定期的にぶっておったが、筆者が二輪嗜好に
目覚めたあたりから、バイク乗りという共通点も
ありつつ一緒に何かやりたいですねという話しが
持ち上がる。
音楽嗜好も概ね似通っている
(ギャニュギャニュエレクトロ)ということも
あり、話しはあっという間にまとまった。
当初は、モノフォニックしばりにしょうとか
いろいろ構想はあったのだが、結局
tairaさん楽曲に筆者が生ドラムを足して塩梅を
みるという構想で先ずは始動した。
2006年の春頃だと思う。

十数回のライブ後、ベースをいれてみませんかという
ことになり、tairaさんのご友人でもあるkeiさんが
ベースで加入する。2008年晩夏のことだった。

ベースが入ってからは、さらにバンド然とした
楽曲構成が多くなり、打ち込みのない全て生演奏の
楽曲も数曲取り入れ、ライブも十数回程度行った。
そしてdeweyは2010年9月のライブを最後に
一旦活動を休止する。

その約1年後2011年8月、dewey復活ライブを行う。
ただしこのライブではベースのkeiさんは事情により
休止状態のまま、tairaさんとの二名体制となる。
そして筆者はこのライブ後、生ドラムを
一旦置くことにした。

2011年12月、deweyはスタジオライブによる
ustream配信を始める。
この体制からMacBook+AbletonLive 2セットによる
エレクトロニックギャニュギャニュ音響に遷移した。

deweyはこの体制のまま年を越し2013年は
久々にライブハウスでのライブを仕込む予定。


2012年12月、tairaさんとa-koさんの
お色直し後の入場曲がElectronic Lily 
だったことを知っているのはあの会場では
筆者だけだったろうと思う。
おめでとうございます。






2012/12/14

(No.1868): 永久欠番の理


六代目三遊亭圓生。
六代目圓生が亡くなってから33年、未だに
圓生を継ぐ者はいない。
継げないのだろうと思う。余りにも重責で。
何故なら六代目圓生の話芸を観ればわかる。
そんじょそこらにはないものだ。

落語はもとより、演劇、或いは映画
或いは音楽ライブでもいい、
観覧する集中力が不意に途切れる時がある。
没頭していたものが急に現実に引き戻される
そんな時に生じる冷やかなそして白ける心持ち。
一歩俯瞰してしまう心持ち。
客観視してしまう心持ち。
そのようなことは誰にでも経験はあるだろう。

六代目圓生の落語ではまずそれが起きない。
話に引きずり込まれる。
ぐいぐいと。
感情移入してしまうほどの引き込まれ方だ。
まったくたまげた技術だ。
そんなわけだから七代目以降は
永久欠番なんだろう。

それではお聴きください。
六代目三遊亭圓生で「八五郎出世」







2012/12/13

(No.1867): 並行twinair


ディーラー神話的なものも遥か過去の産物
という気がしてきた昨今、やはり持って生まれた
本来の姿というのが素敵なんじゃなかろうか
素晴らしいことが起きるんじゃなかろうか
などという不埒な案内を思い巡らせながら
ここ暫くの嗜好方面を具に観察してみれば
まごう事なき並行モノという側面を
剛毅なまでにじっくりと検分する集いを
心の中で招集しながら、そも我らフィアット
御大のお出ましになるところのTwinAirをば
ココとかココとかココとかの平行輸入屋なぞを
めくるめく洋行の如く侍らせるという塩梅にて
そこにあるはイタリア仕様のそのまんまの体で
雑駁でいながらときめくまでの装いなので
年末ジャンボ宝くじを買う。


2012/12/11

(No.1866): 予の視界確保


昨日の似非チェーホフ風難解寸劇にある通り
いま、探している、眼鏡を、オートバイ用の。
(倒置法レベル4)

この広い電網を徘徊しいくつかのサイトに
立ち寄りはしたが、なかなか目ぼしいものが、ぬ。
とはいうものの今検討し始めているのが
こちら
本気でちゃんとしたものを作るのなら
良さそうだ。

ある程度安価である例えばJINS Cycleとか
あるにはあるのだが、これでも度付きにすると
2万円ほどになり、それなれば、上述の
バイク専門眼鏡屋の方が塩梅が良さそうだ。
という結論に至る。長く使えそうだし。

とにかく、眼鏡問題は実はもう何年も抱えている
問題であり、その割には何で今頃突如として
湧き出ているのか筆者が教えて欲しいくらいである。

ライポジは前傾姿勢ではあるがモンスターのそれは
似非前傾姿勢なのでさほどキツくはない。
とはいえ素直に定義すると確実に上目使いになる。
従って今の状態だと眼鏡の上の淵が丁度
視界中心に位置し、すなわち視界上半分は裸眼
という状態なのである。

これでは些か詮無いので、ちゃんと視界を
確保するために上体を少し起こし
顔を正面に向ける必要がある。
これで視界は確保でき良好であるが、しかし
この体制は上半身に体重が移りやすい。
それを防ぐために下半身でうまく調整して
やらねばならぬ。
だからニーグリップをしっかりとやるのには
少々手こずるのだ。
こうして文章に書きだすと露見する。

ちゃんと綺麗な前傾姿勢を保ちつつ
視界を確保する。
急務だ。



2012/12/10

(No.1865): 6カーブ眼鏡の仕業


パンが焼ける香ばしい匂いの中、
オルフェスは150年以上もその家の応接間で
仕事をしている樫の木の椅子にもたれながら
冷めた粉っぽいカッフェを飲んでいる。
レニーナはパンの焼け具合を気にするそぶりを
しながらしきりにオルフェスを伺っている。

「嗚呼、神代より語り継がれている伝承を
いまここに想い立つらん」
そう言ってオルフェスは樫の木の椅子から
腰を少し浮かせた。
その刹那レニーナはここぞとばかりに声を張った。
「オートバイ乗りの眼鏡は塩梅が悪うございます
何か良い居合手はございますでしょうや」

顔だけレニーナへ向けて片目をつぶる。
「むろんさ、レニーナ。つまりこういうことさ」
そういってオルフェスは椅子から立ち上がった。
「香草をふんだんに塗りたくったツクグロウ鳥を
窯に入れるのではなく、ねぇキミ、ブナの木の
そう一抱えもある大鍋に、放り込むということさ」

「あなたは、ライポジの塩梅を知っているので
しょうや」

オルフェスは「いや、なに」と言ってから、
左足を前に出すと、ポケットから茶色の
ハンカチを取り出しその場でポンと中空へ放った。
ひらひらと舞い降りるハンカチを見送りながら
「担いで行くというのかい?その腕で?」
あっはっはとひとしきり笑った。

「オルフェス、あなたはあなたのライポジが
前傾であるゆえ、前傾という形状の本質を
見抜こうとしないのでしょう」

オルフェスはあっはっはと再び哄笑して言った。
「あのキミ違うよ、だってさぁ、レコードの枚数
なんか言ったら僕なんか8万枚ありますよロック
それをさぁ全部聴きまくって感じんのはぁ、
いいものもある、だけど悪いものもある」

「バイク用(特に前傾姿勢)眼鏡の需要を
思い巡らせれば、そこも、ここも、ほら
あすこにもといった具合には行きませんわ」
レニーナは手を拭きながら間口の広い
葡萄のジャム瓶を持って、緩やかに
オルフェスの前に歩み出た。

「おい、レニーナ、君は僕の恥を十分に
知っているはずじゃないのかい。
実に気立てのいい上等兵様だったということをね」

「わたくしは、当然電網でもお店を探しております
しかし、わたくしはわたくしとしての律義としての
オートバイ眼鏡のアプローチを確約したいのです」

「そいつぁ意外だ。だって考えてもみてくれたまえ
だって、そうじゃないか、そういうキミがここにいて
キミがここにいるという風情をだね、いまここに、
こうしているというんだから、つまりね、いいかい、
そういうことなんだろう?違うのかい?」

「オルフェス、あなた、それなりのちゃんとした
ものを作ろうと思ったら、それなりのちゃんとした
ものがないと、それはきぐしねぇことになりますわ」

ははぁ、とオルフェスは曖昧な相槌を打ちながら
「まったく君の言うことは誠に不思議な話ばかりで、
困るよ。尤も、僕らの言うきぐしねさはねぇ
そんじょそこらのきぐしねさとはわけが違うよ」

「ですから、もう一度言いますわ。
フレームもレンズもカーブがかかっていて
顔の輪郭にフィットするのですわ、あの、つまり
つまり、あの、目とレンズの距離が短いほど、
上目使いに視界はレンズ内に収まるという
寸法なのですわ」

「レニーナ、もう十分わかったよ。
とにかくそこに座ってくれないかい、レニーナ。
いいかいレニーナ、神代より語り継がれている伝承を
いまから言って聴かせてあげよう、ようくようく。」

「ようく、ようく」




1909年 レッミ・システビ著
「裁量の歯車」より
(第二章6カーブ眼鏡の仕業)抜粋



2012/12/09

(No.1864): パンダ車出庫(その二)


FIAT Panda100HP の車検完了により出庫。
今回は街の外車修理屋さんに依頼した。

というくだりは昨日の拙屑へなちょこブログ
にて披露したところだが、
若干の説明などを加えるべく本日は第二弾。

つまりディーラー車をディーラー以外で
車検整備したという顛末について
その塩梅はどんな式なのかというところを
実際どうでもいい感じ的にお送りする
という趣向。

先ずは費用。
請求書明細を添付。




総額は11万6千円ほど。
このうち必ずかかる税金や自賠責、
及び車検検査手続き費用などの合計が
6万円ほど
残りの5万ちょいちょいが車屋さんへの
支払いということになる。
最安値とまではいかないまでも
四輪の車検であればかなり安い。


今回お世話になったお店は
英国旧車(ミニなど)、独逸旧車(ISETTAなど)、
旧車二輪車(vespa、BSA、NORTONなど)の
修理、販売している専門店。
筆者のFIAT Panda100HPは旧車ではないが
当然分け隔てなくみてくれた。
経験から旧車を取り扱っているお店は
それなりに信用のおけるお店が多いことを
知っている。
しかし何よりお会いしたお店の方々の
人柄である。
そのお店のサイトはあるのだが
掲載は一応ひかえておく。


整備等に関しては昨日の拙屑ブログの通り
オイルフィルターはフィアット純正部品に交換し
当然、各種油脂交換も行うわけで、
いわゆる一般的な車検整備については
何も問題はない。

しかしひとつだけデメリットはある。
それは燃調などのコンピュータ制御の調整などを
行うための専用テスターによる整備は
ディーラーにしかできないということである。
こればかりは如何ともし難い。


2012/12/08

(No.1863): パンダ車出庫


FIAT Panda100HP の車検完了により出庫。
今回は街の外車修理屋さんに依頼した。
結果から言うと、大変満足。
消耗品類、オイルフィルターなどは
ちゃんとフィアットの純正部品を調達。
フィアット純正消耗品類は朝注文すれば
午後には届けられるほどのルーチンが
組まれているとのこと。
さすがフィアットだ。

で、かかった費用は
ディーラーで受ける2回目の車検に
かかる費用の約半分。

次回もここでやる。


2012/12/07

(No.1862): 変則な啓蒙


投票率、云々という話題があるが
そもそも選挙権があるのに選挙行かない人が
いるから投票率という指標がある。
投票したいけどどうしても行けない
という人も当然いるのだろうが、
ネガティブ派の
積極的に行かない人、行きたくない人、
ってか興味ないし、どっちでもいい、
なんでもいいし、誰でもいいし、知らないし、
関係ないし、興味ねぇし(2回目)
という有権者の方々の動向が指標される。

投票は義務ではなく、権利であるので
投票するも棄権するも、個人の自由である。
特に今回の選挙はもう誰にどこに入れていいのか
よくわからんから棄権するという人も
いるかもしれない。


不謹慎かもしれないがこんなに面白いライブは
そんじょそこらにはないだろう。
なんたって、ノンフィクションだ。
へたすれば、現実の自分の生活や仕事や
そして人生に少なからず影響が出るかもしれない
というスリル。

そのライブへのチケットはこの国の有権者全員に
必ず配布される。
しかも無料だ。
チケット取り置きしてくれてる。
もう行かない手はないだろう。

誰を選ぶとか、全然琴線に触れないし
誰になってもどこになったって別にいいよ
俺には関係ないと考えている人、
それでもいいんだけど、
逆にわざとやりたくないことをやるってのも
ナウい。

トーヒョーいってきちったよ
マジで?うけるー

それか、我慢して行くっていうのもいい。
もうぜんっぜん興味もクソもないんだけど
わざと、無理矢理、我慢して行くとか。
面白そう。
あとで懐かしくなりそう。




2012/12/06

(No.1861): 外界酒宴掟


事ある毎に殴り書いているが
筆者はお酒が飲めぬ。

学生の頃や社会人になったばかりの頃は
大人であるといった風情で、調子に乗って
少しは飲んではいたのだが、
だいたいちっともおいしくない上に、
顔は真っ赤になり動悸でドキドキが
激しくなり結果的に吐くか、あるいは
貧血のような症状で倒れるか
そんな苦痛しかなかった。
社会人なりたての頃、
帰りの下りJR中央線快速高尾行き
車内で高円寺あたりでぶっ倒れた
こともあった。


お酒が飲めないのは人生の半分を
捨てていますねぇ
的なことを言ってくる輩がいるが
そんな時筆者は、
へっへっへさいでやんすねぇ
もう面目ねぇこってへっへっと
揉み手をしながら生瓢箪野郎を演じつつ、
心の中では中指を突き立ててすっこんでろ
このアル中ブタ野郎がッと罵倒している。
実際その中指が相手の鼻の穴(向かって左側)
に突き刺さったこともある。

しかしこれが実は言い得て妙なる部分も
あると感じている。
人生の半分というのは言い過ぎだとしても
大事な何かに遭遇できないという
所謂機会損失はあるかもしれない。

つまり「酒の席」というものが
ただ単にお酒を呑むというだけではなく
情報交換だったり意思疎通だったり
或いは議論だったりという
他者との関係を持つ場として
有益な作用を齎すことが多いのではないか
と思うのだ。
あくまでも会社や仕事場の会議などの
それではなく。

お酒の文化は遥か紀元前にも遡るゆえ
確かにその文脈からはある種の常套性が
感じられる。
人の中にあることは確かだろう。
だから全く否定するものではない。

否定するものではない
するものではない
が・・

禁物なのは付き合いで嫌々飲み会とか
俺の酒が飲めねぇのか的な酒畜は
今すぐ消えて欲しい。

上述のように機会損失だのと書いては
みたものの、
正直に言えば筆者は飲みの席は苦手だ。
特に人がだんだんと酔っていく様は
見ていてシラけるものだ。
本人達は気持ちいいのかもしれないが
相手をしている我々はとても辛い。


機会損失だと?知るかボケ
そんなとこでチマチマ情報交換なんぞ
いらんわ。
しなくて結構ッ!ああ結構だね
けっこう毛だらけ猫灰だらけ、
ケツの周りはクソだらけ、
見上げたもんだよ屋根屋のふんどし、
大したもんだよカエルのしょんべん、
四角四面は豆腐屋の娘、
色は白いが水臭い、
四谷赤坂麹町、
ちゃらちゃら流れるお茶の水、
粋な姐ちゃん立ちしょんべんとくらぁ
べらぼうめぇッ
こっちから願い下げだぁこのやろうッ
ざまぁみやがれッ


忘年会の予定「0」







2012/12/05

(No.1860): 二点カスタムの行方


我が六級改号[DUCATI M696]之介左衛門の
カスタムとも呼べない些細なカスタムを
先達ての車検のおりに同時にお願いしたのは
記憶に新しいところである。
実際の機体に装着した状態と共にご紹介する。

すなわち
MotoCRAZY フェンダーレスキット




すなわち
AELLA ライディングステップ





さて、ひょっとすると
フェンダーレスキット ステップ 或いは
M696などのワードで検索ヒットしてこの辺鄙な
電網界最果ての屑糞ブログに命中し足を
踏み入れてしまった方々がいるかもしれない。
おそらくここには諸君の欲している情報は
ないだろう。
大変申しわけありません。
最初に謝っておくことにする。



<フェンダーレスキットのこと>
そもそもフェンダーレスキットへの交換は
M696のリアウインカーが折れた事が原因だった。
どうせリアフェンダーごと純正部品に変えるのなら
フェンダーレスキットで容姿を変えたくなった。
動機はそれだけだ。
しかも取り付けはドカティディーラーの
メカニック様によるもので筆者は
一切携わっていない。

で、見た眼の印象であるが、ズバリ大正解。
このヤンチャな雰囲気は筆者にぜんぜん似合わない。
筆者の性格とは真逆である。
特にナンバープレートを照らす灯りが
白色LEDになったっことによってその雰囲気は
倍増している。

1点、メカ様よりご助言あり。
取り説には50kmごとに各部増し締めをせよと
ありますが、さすがに50kmごとは無理なので、
でもたまにココとかココとかをチェックして下さい
振動で緩む場合があるので
というようにメンテナンスの内容をお聞きした。

この情報はMotoCRAZYサイトにも載っていない。
取り付けて終わりではなく
自分で増し締め確認が必要という
手のかかるものだ。最高だ。





<ステップのこと>
これは、ライポジの変化を伴うので変わった感あり。
とはいうものの、ステップ位置は純正のままなので
さほどの劇的な変化ではない。

一番の変化は左足で、ギアまでの距離が
若干遠くなっている点だ。
不思議と右足のブレーキペダルまでの距離は
ほとんど違和感はない。
いつもは左足甲のかなり深いところで
ギアチェンジしていたが、このステップでは
左足甲の浅いところ、つま先方面に位置が変化した。

最初は少し戸惑ったが、慣れれば
いっそこのほうが良い。

そして最も変化を感じたのは
靴とステップの吸いつき感がまるで違うことだ。
ステップ自体の直径及び長さも純正よりも
大きく長い、且つ表面のギザギザ処理が秀逸で
靴が全く滑らない。
純正のステップは特に雨の日では靴がつるつる
滑って危険だった。
吸いつき感があるので、
ニーグリップしやすい → バランスが安定する
→ 安全運転 → ニコニコ → 寒さ鼻たれ
という良ループを形成する。

ステップ交換は是非ともお勧めのカスタムである。
当然、見た目もカッチョイイ。最高だ。



2012/12/04

(No.1859): 光乗り換え奇譚


NTTの営業マンが家に来てこう言う。
東京都のNTTフレッツADSL回線は
おまえさまのところを入れて全体の
僅か5%になっちまいまして95%は
フレッツ光ですのら、だから
おまえさまも早速フレッツ光に
変えなされ変えなされ変えなされ今なら
ほらコレとかコレとかコレで
断然お得なのですら。
わかったあんたの言うとおりにしよう
そのかわりPS3をくれタダで。
おまえさまは何をゆっているのだ。
じゃMacBookAirくれ11インチでいいから。
ファッキンおまえ何をゆっているのだ。

というやりとりの末、いわゆる
光ファイバーを電柱から引っ張って来て
屋内にまで敷設するという、家の前の
バス通りはクレーン車とか出動し
片側車線交通規制で赤棒もった交通整理
バイトさんが出張ってくるほどの
大々的な塩梅式で、そして、
トニー谷似の工事業者のおっさんが
実質お一人で黙々と作業にあたり、
方耳にはイヤフォン、胸や腰辺りには何やら
測定機や通信機器の類をたくさんぶらさげ、
まるでスイス軍の通信兵のような恰好で
てきぱきと作業され滞りなく敷設完了。

トニー谷氏が作業おわりーじゃねー
と帰って行ったあと、さぁいよいよ
仰々しいNTT光モデムを前にしてさっそく
ネットへ接続するための設定をさくさくと行う。


接続できぬ。


こちとら素人じゃねぇんだ。
プロバイダへの接続設定は抜かりは、ぬ。
パスワードは大丈夫かとか
DNSアドレス云々とか
そもそもユーザーIDとか
認証方式はこっちだったかとか
いろいろ試した。
こちとら素人じゃねぇんだ。

いくらやっても接続できぬ。
PPP認証失敗。

この仰々しいNTT光モデムがオカシイんじゃ
なかろうかと思ったが
別の設定領域を使ってNTTサポートサイト
への接続専用設定を行うと普通に
インターネットでこのサイトに接続ができた。
NTT光モデムはちゃんと機能しておる。

翻って
先のプロバイダ経由で接続しようとすると
認証エラーで一向に埒が明かない。

震える指でiPhoneを使ってプロバイダの
会員ページにログインする。
ほら、みろ、ちゃんとIDとパスワードは
あってるじゃぁねぇか
すわ、己の現在のステータスを確認すると
なるほどちゃんと「フレッツ光に変えますモード」に
なっている。
初回の接続をもって正式に切り替わるとの由。

しかし、その初回の接続ができねぇんだよ
おい、できえんぇんだよとゆっている
という内容でプロバイダのQAへ質問を投げる。



翌日。
ええいメールはまだ来ぬか、
まだ来ぬか、まだか、まだか、まだ来ぬかぁ
と朝から358回目の見栄を切った夕間暮れ
ようやくプロバイダからの回答が来る。

ガバダァという擬音を口で叫びながら
メールを開封する。
なになに

変更回線ではパスワードに半角大文字が
入っていると認証エラーとなりますので
パスワードは全て半角小文字で設定してくだs



接続完了。






2012/12/02

(No.1858): 三発の溯上


<一発>
四輪である我がパンダ車であるところの
FIAT Panda100HPの車検の儀を執り行うため
今回はフィアット屋ディーラーではなく
旧友Nが紹介してくれた我々の同級生の
弟さんが経営する街の外車修理工場という
ダンドリとした。
そもそもこのお店は旧友Nのアルファロメオを
みているお店なので信用できる。
且つ、左様、お財布にやさしい諸事情にもよる。

実際にクルマをメンテナンスするメカさんは
この工場とは別にメカさんのお兄さんがやっている
イタリア車とミニ(ローバーまたはオースチンの)と
ベスパの専門店でメカニックをしている。

というわけで本日はそちらのお店へ入庫。
店頭にDUCATI ムルティ1000が展示されている。
しばしDUCATI談義をしながら
筆者のドカ屋さんとも関係があることがわかり
横に繋がっているんだなーと実感。

じゃお預かりします。
お願いします。
早くてお渡しは月曜になります。
えーと、10日の月曜ですね。
いえいえ、今度の3日の月曜です。

早過ぎます。





<二発>
そして我が我が六級改号[ducati m696]之介左衛門
7〜80kmほど走ったところでタイミングベルトやら
何やらの組み合わせがこなれてきた感じであり
当初ギクシャク感が激しかったフィールが
なんやこのスムージィーな塩梅はまるで違うやないか
という素敵モードに遷移したところです。

もうこちとら完全冬武装で駆るもんだから
ちょびっとも寒くねぇや。





<三発>
鎮Zさんと来年1月の件でメールやりとり。
渋公久々だ。




2012/11/30

(No.1857): 六級改号之介左衛門帰還


我が六級改号[ducati m696]之介左衛門帰還。
午前の曇天を吊るしながらバスと歩きでの
複合技を用いてドカ屋に到着。

入庫時に受けてくれた
胸毛いっこく堂くんさんではなく
いつものメカYさまだった。
担当メカYさまが交換して外した部品を
目の前へ陳列。
タイミングベルト、プラグ、
ノーマルのリアフェンダー一式、
ノーマルのステップ一式、
リアのブレーキパッド、
ネジ類の諸々。

持って帰りますか?
持って帰りません。
あ、いや、ノーマルステップだけ
持って帰ります。記念に。

筆者年式のM696のリアフェンダーの
ウインカー部分、の折れについて
メカYさまが詳細をお話し下さる。
折れている部分を確認すると
ウインカー自体ではなくケース側だった。
その件は入庫時に聞いていたが
実際に折れている部分を初めて見た。
ウインカーを挟みこんでいる「枠」の部分が
ケース本体に”「 ”型になっているのだが
この突起部分がバリンと折れている恰好だ。

このケースはぜんぜんたわまないもんですから
モンスター696の人はたいていここを
折っちゃうんですよねー
跨った時に足とかひっかけて
荷物あたっただけで簡単にバキっといきます。

そーなんすかー

でウインカー自体は問題なかったので
そのままモトクレイジー製の
フェンダーレスキットに装着という塩梅。

そして、入庫時に偶然やってたパーツフェアで
求めたステップはモトクレイジー製ではなく
アエラ製だったことを知る。
定価18,000円 → パーツフェア価格12,000円
だったので良しとしよう。

そしてA4納品・請求書にびっしりと記載の明細を
一つずつ説明して頂き、合計金額、ご、
合計金額、ご、合計金額、すなわち
消費税込 じゅうぅろくぅまぁんん
いっせんきゅうひゃくえんんんn。

下ろすシャッターすらない。


納品書をざっくり見聞すると内訳は
以下の通りである。

車検整備・検査代行
6万

自賠責・重量税など
2万

消耗品
・オイル(キャンペーン中で1L無料)
・オイルフィルター
・ブレーキフルード
・クラッチフルード
・タイミングベルト
・プラグ
・リアブレーキパッド
3万8千(工賃込み)

アエラ・ライディングステップ
1万5千(工賃込み)

モトクレイジー・フェンダーレスキット
2万3千(工賃込み)






なおフェンダーレスキットは適宜増締めが
必要とのこと。
締める場所を教わった。

で、さっそく50kmほど駆ったが
タイミングベルトが新品だからか、
あとECUの調整の所為なのか
ポイントが高速域にシフトしている感じ。
高速域の安定性は向上している。
逆に低速だとギクシャク感を感じる。
当然低速の乗り難さは今に始まった事では
ないが、それをスムースに乗りこなす事こそが
醍醐味である。
万人が誰でも乗りやすかったらつまらんよ君。
なぁキミもそう思うだろう。
あと、ステップ交換でギアまで若干遠く
なってるように感じる。
これも新鮮だ。











しかも諸君、明日はあれだ今度は
パンダ車(FIAT Panda100HP)の車検入庫なのだよ。
うれしいだろう君、なぁキミ、なぁとゆっている。

ディーラーではなく、街の外国車修理工場へ行くのだ。



2012/11/28

(No.1856): [WretchUp], an Instrument for iPhone


mouse on mars が開発に携わっている
「WretchUp」というiPhoneアプリ。
アプリの内容は下記リンクのindiegogoという
資金調達サポートサイトのYouTube動画を
参照頂きたい。

Mouse on Mars: WretchUp, an Instrument for iPhone

このアプリはエフェクタであり楽器である。
簡単に記せば以下のようなものだ。
iPhoneのマイクから入った音を変態的に
分解解体破壊し文字通りギャニュギャニュ変換して
ヘッドフォンOUTから出力する。
なるほどmouse on marsの音ともいえる。
ライブでもレコーディングでも遊びでも使える。
今年のtaico clubにおいてステージ上で
ヤンさんが使用していたのは、
まさにこれだったのだ。



動画の中のあの音の破壊具合は
筆者の琴線にびんびんと触れまくり。
次回deweyのライブで使用することは
必至、必須、絶対、間違いなし。
これ欲しい!ほしー!ほじーぃぃぃぃぃッ
と絶叫しながらiTunesを検索してみたが
どこにも存在しない。
はて?と、
今一度サイトを観察したならば・・
こういうことだった。

このアプリのディストリビュートは
上記資金調達サポートサイトindiegogo内に
おいて行われる。
寄付金5000$を目標として達成されれば
iPhoneアプリをリリースし、
10000$になればAndroidアプリとしても
リリースするとの由。
現在既に5000$を越えているので、
iPhoneアプリはリリースされるだろう。
実際、2012年11月のデリバリーの説明もある。

寄付金で協力すればアプリはもとより
mouse on marsのトラックやアルバムも
頂けるという趣旨。
iTunesにもアップされるのだろうが
それを待たずして、しかもおそらく低価格で
このアプリを手に入れるためには
寄付金の協力をしたほうがいいのだ。
プロジェクト運営のためにもなる。


ところで、協力するのはやぶさかではないが
このサイト大丈夫なのか、クレジットカードの
番号とか入れるのに。
と、少々心配したが、下記の記事にもある通り
indiegogoは資金調達支援サイトとしては老舗
だとのこと。

Kickstarterだけじゃない!
ファンドレイジングの民主化を目指す「IndieGoGo」


ならば思う存分寄付しようと思ったが
当然財布の事情もあり、
しかし、付加価値も天秤にかけて
筆者は速やかに15$の寄付金を支払った。
円高だしせいぜい1400円程度だろう。

寄付金のランクに応じて対価が違う。
最低5$からだが 5$だとアプリのみ
15$だとアプリの他にmouse on mars が
このアプリを使って作ったアルバム全曲の
ダウンロードが可能となる。

そして、この寄付金の募集締切まで
残り数時間となってしまっている。
というか、期限付きなのかと。
なるほど考えられているモデルだ。

俺もファッキン買いたいぜぇ、
あたしも変態音出したいわ
という方は
今から急いでアクセスしてみよう。
このブログをアップした22時時点では既に
18時間を切っている。



2012/11/27

(No.1855): 音雲の儀則


我らどん尻末端底辺深海に生息する
陽の目を見ない有象無象の塊の端くれ。
陽の目を見ている輩だけが現世の中心だという
錯覚も既成として成り立つ蜃気楼の今生界。

Sound Cloudというプラットフォームは
この星の有象無象であふれ返っている。
しかし、いま面白い音楽は有象無象なのだ。

筆者は同じような主旨でMySpaceもやっていたが
あちらは動作が極めて緩慢であり何より
音ファイル関係の縛りが多くて使い難く、
それにもまして見た目の好奇心が働かない
という欠点があった。

翻ってSound Cloudは潔い。シンプルさ故の潔さ。
とはいえ音ファイルの取り扱い種は逆に豊富であり、
そして何より動作が機敏だ。
サイトデザインのシンプルな構造も素敵。
当然全て英語であるが、英語圏の人間でなくとも
何をすればいいのかがわかりやすい。


ここで勘違いされそうだが、だからといって
筆者嗜好バッチりカッコイイ曲というものに出会える
ことは当然少ない。
これがいわゆる有象無象の真髄である。
しかしそれが「面白い」のだ。
所謂素人によるベッドルーム制作トホホ楽曲で
あるがゆえの風情。
この星のどこかの部屋の中で様々なシチュエーションと
境遇の元に創造された音楽。
(実際はライブ録音やスタジオ録音もあるが)

楽しいじゃないか。

もっともコンテンツとしての音楽のみに視点を向ければ
MySpaceなどと同じと言えるが、繰り返すようだが
アクセスのし易さという観点からやはり
Sound Cloudに軍配を揚げよう。


そんなフリーフォーマットなSound Cloudだが
しかし当然商業モデルもアカウントによっては
構築されてはいる。
抜かりはないという塩梅だ。
つまり、有象無象だろうとそのモデルに乗る事が
できる。
そういうスリルな面白さもある。
商業とは全く縁遠いであろう有象無象の音楽群が
すました顔で鎮座している様はすこぶる楽しい。


2012/11/26

(No.1854): 第六回配信残酷物語(長編)


【序章】

刹那の奥儀とは須らく、訓練や精進や
或いは修行などによってなぞらえられ、
成し得られるものであり、それ故、人をして
心を突き動かされるものである。
従ってそれが天然由来のものだという確立は
すこぶる低く、まして凡人なればその奇跡を
念じるを恥と知らねばならぬ。

従って、

だからさースタジヨ4時間もあるしー
ぱぱっとリハしてー
本番前にさーyoutube用の録画もしてさー
本番なんか余裕ぶっこくっしょ

などと抜かしたアイツ(3日前の筆者)を
今ここに連れて来て、
てめぇいってぇどういう了見なんでぇおら
いってみろこのみすず飴まとめ買い野郎がッ
と罵りながら奴の鼻っぱしらに放屁したい心境だ。




【第一章】

ぜんぜん時間が、ぬ。
(ぬ→無いの意味 by 久住昌之先生)

スタジヨ4時間もあるしー
だと? ぜんぜん時間が足らぬ。

だいたい、セットアップだけで今回は90分かかった。
セットアップというのは、楽器(MacBookとか)を
テーブルに並べるだけという単純な作業ではなく
当然ステージ用ミキサーに立ち上げる作業をはじめ、
マイクの準備、且つ今回はWAVEDRUMの準備など
ハードウエア類の組み上げ作業が一つ。
もう一つは、肝心要のMacBook同士のMIDIシンクの
確認、且つ今回挑戦したというiPadとMacBookとの
アドホック通信確認など、アプリケーション
構築作業もある。
さらに、撮影機材の設置設定Ustream配信準備
なども加わり、その作業項目数は
有に450を越えている。



いや、君は一体何年ここで働いておるのだ。
経験で言えば君、四半世紀を越えているだろう。
そんな作業工程であることは百も千も承知であって
今更なにを言うておるのだ、言うておるのだ、
言うておるだのとゆっている。キミ。




【第二章】

「言うておるだの」という新しいセンテンスを
注ぎ込みながらどうにかセットアップも終わり、
慌ただしく音出し。
今までのdeweyならスタジオに入るや否や
じゃ休憩しましょうかそうしましょう
という仕来たりだったのだが今回は休憩も取らずに
黙々と働いた。(実際は取った)

しかし、リハとも呼べない音出しで一まわし程度
やったあとふと時計を見ればあと1時間で配信時間に
なってしまうではないか。
嗚呼ー嗚呼ーなんとしたこと、我々にはもう
YouTubeに事前録画しようというもくろみも
潰えようとしているのか。

あと1時間しかありませんね
できますかね
できますでしょう
やりましょう

と潔い決断のもと先ずはtairaさん楽曲を演奏録画。
うむ。
ついで平沢カバーをやろうとしたらフリーの
録画アプリが録画できなくなってしまった。
フリー版ではなく試用版だったらしく、録画できる
回数に達しましたとの報せ。
画面には金払えメッセージ出現により僕たちは
速やかにWindowsノートPCを真っ二つにへし折り
スタジオの7Fの窓から明治通りへ放物線投棄。

もう配信まで時間がありません
ここはUstreamを使って録画します
平沢カバーを二曲ねじ込む。
筆者アレンジFGGは7分の長編にしたので
適当なところで止める。

ここまでで本番まで残り3分。

あれもやっておきたかった
これもやっておきたかった
と泣き叫んでも後の祭り
総決算大処分祭り開催中。




【第三章】
19:30
文字通り慌ただしく本番配信開始。
ライブの体でありながらスタジオ作業
手遊び手淫系ライブである体なので
その旨、ご了承頂くにしても
あまりにも醜悪で素敵な残尿感にも似た
音響と演奏と佇まいとコンテンツでお送りし、
曲間の折りに歯をむき出して笑い合う様を
鑑みればわかる通り、トホホ感満載です僕ら。




【最終章】

くだんのYouTube用として事前録画した平沢カバーを
観返してみたら、あまりにも唄が惨劇なので
速やかになかったことにしてデリート削除抹殺し
この世から消えてもらった。
しかし、気付くのが遅れて既にTwitterを見て
その動画を観てしまった方が10名ほどいらしたようで
おそらくそれが理由であろう筆者のフォロワー数が
徐々に減り続けている。
うむ、最高だ。

なので、本編の長い時間の中から
数曲をハイライトとして切り出してはいるが
これも相当、アレだ。
笑える。
萎える。


dewey.Live 全編


FGG Ver0.97


庭師KING Ver0.91


オルドビスの遺産


Call by dereference



唄もそうだし、ほとんど音合わせのない塩梅式で
あったため、ちょ、ちょ、その音キーが違うよ
とか、もうそんなのはフツーの状態として認識され、
認知され、標準化され、常備され、
そうかこれがdeweyの音世界なのかと深読みする
お客様はおそらく、皆無であろう。
従って、
これをここまで読んで頂いた諸君には
是非とも序章へ戻って頂きたい。
Loop




【おまけ】
次回(2013年冬)は、ライブ。
ライブハウスで。
生deweyを。

どれほどトホホなのか是非その目で
確認しに行こう。


2012/11/22

(No.1853): 満積の点景


ぱっつんぱっつんになっているさま。
これ以上足せない増やせないさま。

諸事やんごとを滞りなく駒進させた後
ようようと滞りなき計らいにより
電子音楽の荒野の最果ての淵を歩む
deweyと呼ばれて久しい僕たちは、
僕たちの明日を紡ぐために、
AppleMacBook内に開かれたAbletonLive8
に立ち上がる数多トラックを
叩き、削り、熱し、蒸し、刻み、砥ぎ、
須らく励んでいた刹那、
その全機能を停止させるに至る。
即ち、満積の由。
僕たちは静かにAppleMacBookを閉じ
少しして穏やかに微笑み合う。




訳)
deweyのライブ用楽曲をAbletonLive8で
作ってたんだけど、大量のプラグインを
挿入したトラックが多過ぎて落ちました。
だから僕たちは奇声を発しながらMacBookを
へし折って、ゴミ箱へ投棄しました。





【11/23 19:30】Ustream Live 
壊滅的電子音楽手慰他力本願
スタジヨライブ生中継のアレ  
Live at 代々木スタジオ・ノア 7F Booth 
http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1
Fee:Free
Live:dewey (19:30-20:30)











2012/11/21

(No.1852): ゴルシェの椅子の存在(三)


仮想の寂念を纏いつつ包涵された技巧に対し
御門違な点印を無表情で押されるお仕事です。




数年前のゴタゴタ再編時、喫茶店にて
当時同じ役職だったA君に「私」はこう言った。
僕らの役職が制度上からなくなっちゃって
だから役職ひっぺがされて当然給料減らされて
平社員になっちゃうっていうじゃない
ひどいよねー何か俺らがヘマやらかして
責任とらされるんならわかるけどさ
会社業績が悪いからってムチャクチャだよ

はーはーそうすね・・

ってAくんムカツカねぇの

い、いや、はーそうすね・・


という煮え切らない会話のしばらくあと
A君はピラピラになるどころか
前の役職よりも昇進していたのだった!

「私」は同じ役職の全員がその役職を
はく奪され減給され平社員に降格させられて
しまうというものだとばかり思っていたから
驚愕に打ち震えた。
と同時に
え?ってことは何かい昇進の決まっていた
A君に鼻の穴をおっぴろげて熱く語っていた
っていう「私」は一人で突っ走った挙句、
大穴に頭から落っこちて這いあがれない
とんだ間抜け野郎だったということかい。

そしてさらに蓋を開けてみれば役職をはく奪され
減給の汚名を着せられたのは「私」を含めてたったの
3人だった。
あとの同じ役職だった10人近い連中は皆
事実上昇進していたのだ。


「私」はその時想った。
ははぁこれが”淘汰”なのだと。

それでも「私」はモチベーションを落とさずに
妥協も一切せず真剣に仕事に取り組む姿勢を貫き通し、
見る者の笑いを誘い、
おいアレ見ろよあーはなりたくねーなーと
陰口をたたかれ、後ろ指を指され、
唾を吐きかけられ、足蹴にされ、
鼻くそをなすりつけられ、
靴をお舐め舐めないかこのブタ野郎ッと
罵られるという人生の選択肢を
選ぶ勇気が君にはあるかね。


1966年 スダエル・ワイガ・ヒニシス著
「ゴルシェの椅子の存在」(三章 はく奪の表情)より
抜粋編集




2012/11/19

(No.1851): 電子音楽偶因論(壮挙の章)


最近ようやく「ふぁぼられる」の意味がわかりました
エフオピです。

今週はもう鉄壁のライブ週間の装いで過ごす腹。

2012年11月23日(金)19:30-20:30 (予定)
http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1
Live at スタジオNOAH 代々木 7F


フツーのミュージシャン的なアレだけではなく
裏方技術系も加わる体なので準備作業が目白押し。

演奏練習などことミュージシャン的要素以外の
準備作業としてライブのアーカイブ化を行うための
検討作業がある。
いつも通り
我々のスタジオライブは基本Ustreamにて生配信を行う。
これはライブ本番時の体制である。
そして当然、生配信しながらの録画も行う。

しかし、この録画は配信中は止めずに行うものだから
出来あがったアーカイブファイルはライブ全体の
長時間に渡ったものとなる。
これは記録としてはいいのだが、いざ観てみようという
奇特なリスナーの方にとって、
せっかくその稀有な嗜好までもライブ全体の冗長とした
体によって削がれてしまう恐れがある。

(ライブ特有の冗長性を好む場合はこの限りではない)

従って、ライブ録画としての体を保ちながら
各曲を切り出したい。
そして曲単位のアーカイブとして、
YouTube上でシェアしたい。

UstreamにはアーカイブファイルをYouTubeへ
アップロードする機能を持っている。
しかし、上述した通りライブ録画した全体であるので
例えば1時間もあるファイルでもそのままの状態である。

ところで
Ustreamには「ハイライト」という切り出し機能がある。
これは文字通り、長時間のアーカイブファイルの中から
特定の時間を切り出して、別管理することができる機能だ。
発想は素晴らしいのだが、しかし、これはあくまでも
論理的に切り出しているだけであり、
物理的ファイルは存在しない。
且つ切り出した部分だけをYouTubeへアップロードできない。
これが出来るだけで相当違うのだが。

以上を鑑み
上述を満たすために、今回我々は英断を決断した。

すなわち、
本番のライブ直前に、個別に楽曲単位でYouTube用に
演奏しそれを録画するのだ。
これはUstreamは使用せず、直接YouTubeへ録画するか
別途録画アプリを使って撮影するかまだ検討中であるが
何れにしても、ライブ本体とは別に録画するのだ。

そして本番では別途特殊なテンションを張りつつ
ギャニュギャニュビョロロンライブを繰り広げるという塩梅式で
今週はお送りする腹だ。

つまりUstreamにはライブ生配信しつつ全体のアーカイブも
行い、別途曲単位ではYouTubeにアップするという塩梅式。


もーわかったよしつこい。
うほ。


今回、久々にKORG WAVEDRUMを使う予定。
スティックじゃなくて手で叩く。


もーわかったよしつこい。
うほ。






2012/11/18

(No.1850): 六級改号之介左衛門車検へ


土曜、朝から雲行きが怪しく今にも雨が
降り出しそうなので、すわこうしちゃおれんと
我が六級改号[ducati m696]之介左衛門を
引き連れてドカ屋さん(ドカテー東京西)を訪なう。
残念ながら雨に濡れる事なく無事に到着し
車検で予約しましたおはようございます的に
門を叩く。

つと見るとサービス工場の入り口に
数多くの部品群が陳列されており
ははぁ今日は在庫品的なパーツの放出大会
ガレージセールだったのか
どうりで朝っぱらからお客さんが
多いわけだなどとひとりごちながら店内へ。

出迎えたのは先の予約電話時のリアクションの
薄い青年であった。
あーー予約したエフオピです
あーーお電話でお話しした者です
あーーそうすかー
あーーどうもですー
的なのりで大人の挨拶を交わす。

この青年を一目見た時、お、似てると思った、
「いっこく堂」さんに。
しかもはだけた赤いドカティディーラー専用
メカニックつなぎの奥から男らしい胸毛が
大量に露出している。
うむ。最高だ。

この胸毛いっこく堂くんさんに実車を確認して
もらいながら相談を打つ。
折れているリアウインカーを持ってして
モトクレイジーのフェンダーレスキットが
取り付けられるのか、というくだんの相談を
半笑いでお願いすると、電話の時の薄いリアクション
とは打って変わって、てきぱきと受け応えをし
全て任せられる的な安堵感を抱く。
「ウインカーがつかなければこれは新品に
取り替えます」
「ええー?フェンダー自体をレスキット化するのに
リアフェンダー丸ごと一回純正に取り替えないと
だ、だめなんすか?」
「あ、いえいえ、ウインカーの部分だけ別パーツに
なっててウインカーだけ交換できるんです」
「ははーそういうことですかヨカッタ」
なるほど、これではナップスではできないということか。
ちなみにこれはナップスの人から聞いたんだけど
ドカティ純正部品はディーラー店以外には一切
供給しないらしい。

次いで、ステップをモトクレイジーのアルミステップへ
交換したい旨も告げる。
残りの消耗品などは点検の際に見積もってもらい
後日電話相談ということで決まった。
目視点検ではスプロケ前後とブレーキパッド
前後ともまだ交換は不要でしょうとのこと。
なのでいつもの油脂類の交換と場合によっては
タイミングベルトも交換しちゃってもいいかも。

受付後、入り口でやっていたガレージセールへ立寄る。
テルミのマフラーが何点も、あとエキマニも、
各種外装カーボンパーツとかステップキットとか、
他にも沢山いろいろ展示販売していた。
一通り見てたら、モトクレイジーのアルミステップが
ちょい安価格で展示されているのを見つける。
まさにそれに交換しようと思っていたその現物だ。

先ほどの胸毛いっこく堂くんさんを捕まえて
ちょ、ちょ、ちょ、さっきのステップですけど、
こ、これ、これ、これなので、これ、これ
と、分かりやすく大人の言い方で告げる。
そしてその場で買う。(買掛)

なんだよー胸毛いっこく堂くんさん、
モトクレイジーのアルミステップ展示販売してるなら
先に言ってよー と思っていたら、
別のスタッフさんに彼が
このステップ696でも付きますかーって
聞いてるくらいだっから、
売ってるのも知らなかったのかもね。

なんしろ、あれだ。
見積もり怖い。

2012/11/16

(No.1849): 前日の枯渇


朝、すわ19000kmを越えるを見る。
六級改号ducatim696さん。
明日、そんで、車検なのだ。
車検に出すのだ。
天気予報は雨だ。
いいぞ。その銚子だ。
なんで犬吠埼なんだ。
銚子電鉄、好き。
ぬれ煎餅も美味しいよー。

戻る。
いろいろ交換もありそうで
見積が怖い。
だいたい、それに加えて
フェンダーレスキットだの
アルミステップだのと
色気を出しているから
どんな顛末になるのか。

ウグフグゲゲ
ギャククビョロロム


2012年11月たぶん最終周くらい公開!
撮影快調!!



2012/11/15

(No.1848): 240GLの人


復路、
寒風吹きすさぶ井の頭通り吉祥寺付近を
六級改号で駆っていると前方にひときわ
筆者琴線に触れる車体が目に入った。
それはポンコツ系の匂いをぷんぷんさせている
埃まみれでくすんだ白色のボルボだった。
リアウインドウなんかほこりでよく後ろが
見えないんじゃないだろうかというくらい。
カクカクしている形状は70年代を彷彿とさせる。
バンパーは黒い非金属のもの。
ブレーキランプが左右ではなく、
リアウインドウの中央に室内に四角い赤色灯
があってそれが点灯している。
常備灯は左右に赤く点いているがブレーキ時に
そこは光らない。
そういうものなのだろうか。

VOLVO 240GL というエンブレムが後ろリアゲート
下に貼ってある。
240GL の下に何かプレートが貼ってあったようだが
もはや消えかかっていて読めない。
なんて書いてあるんだ?
しばらく後ろについて走行していたのだが
結局読めずじまいだった。

カタチが70年代ぽいのだが帰宅後調べたら
筆者の見たこのセダンタイプは86年式のようだ。
調べてわかったが90年代はワゴンタイプで
人気を博したとの由。

今日見たセダンタイプの240、
すごく良かった。
時代がかかっているせいだが
あのボロさ加減が味があった。
新車でピカピカだったらたぶん
気にも留めていなかったと思う。
フルノーマルという点も見逃せない。
マフラーの形状が後方から左側真横に
ひん曲がってて素敵。
そしてその排気口からの排気音が
また独特の低音があっていい。
こんな音させないよ最近のクルマは。
けっしてうるさくないのだが
しっかり太い低音なのだ。


筆者のFIAT Panda100HPもあれくらい
乗り潰したい。
ボロボロになりまで。
なんだあのポンコツと言われたい。
数キロ後ろを並走したあと
240GLが左折して行ってしまったのを
そんな想いを胸に見つめていた。





2012/11/14

(No.1847): 物欲ロジックの調べ


さーやって参りました数多一千万人が羨望する
第三十一回全国物欲大会であります。
今は欲しいモノなんかないなー
と表面を繕ってはおりますが
いやいやなになに相手は手強いですぞ。

ここまで読み進められた諸君、
主語は誰だとか、表面を繕っているのは誰なんだ
とかそーゆー小難しい事は部屋の隅で直立している
屑入れにでも放物線投棄をしつつ心穏やかに
ゆこうぢゃぁありませんか、ねぇ旦那。
カテゴリは二つ。すなわち。
音楽と二輪の二大巨頭である。

今日はロキロキする音楽関係から。

ARTURIA MiniBrute
願ってもねぇこってす。
単音縛り。
ギャニュギャニュOK。
ライブにも宅録にも持って来い。
持って濃い。
何より姿が美しい。
夢想しないか諸君、これをビョロビョロと
かき鳴らす日々を。
単音、単気筒という狭く且つ広大な大河を
スイッチとつまみをこねくり回して
鷲掴みしている日々を。




Roland V-Drums TD-4KP-S
俺ぁ根っからのアナログ人間よぉ
スネアだってラディック使ってるしよぉ
電子ドラムだぁ?屁ーこいてもそんなもん
使わねぇって腹だこっちはよぉ
だいてーテクノだのなんだのってぇのはよぉ
ダメな音楽だ音楽はやっぱりブルーズよぉ
ロックよぉ魂の音楽よぉ
こんなオモチャみてぇなドラム使えっかよぉ
折り畳み式だとぉ?笑わせるねぇ掃除機じゃ
ねぇんだよすげー欲しい。

ライブに持ち込む的な使い方もいい。
筆者のような弱小ドラマーにはこの程度で十分だ。
いや必要だ。
いやもったいないくらいだ。




2012/11/13

(No.1846): 沙羅樹の袖


冬用のグローブを装着したのは早計だった。
ごわごわはそのうち慣れるのを知っているが
それよりもまだ少々暑かった。
明日は冬の気温でという天気予報を信じ
そうか冬なら冬対応グローブでしょうな
淀みなく滞りないダンドリを打ったはずだ。

とはいうもののいつもの春秋用だと今度は
手がかじかむ。
えー手なんかかじかまないよー
と思った諸君、試してみるがいい。
即ち、21時30分東京市部樹木の鬱蒼と
した都道において時速60km、実際そこまでには
大凡20kmの道程をもって駆っている場合この時節で
さえ春秋グローブでは手がかじかむことこれあり。

とはいうものの真冬のそれに比べれば
おいなりさんと金玉袋ほどの違いもあることだし
そんなに声高らかに歌いあげなくともよいのだ。

とはいうもののことオートバイという乗り物は
我慢の連続で出来ている。
やれ
寒いだの暑いだの熱いだの濡れるだの凍るだの
冷たいだの痛いだの痛いだのという何種類もの
苦行を体験できる。
数々の苦行を乗り越えてこそなどと言うつもりは
毛頭ない。
乗り越えられずに詰む。
それもまた真だ。
素敵だ。
オートバイとはそういう乗り物でござる。

ざざざ







2012/11/12

(No.1845): 第6回スタジオライブ中継の(その二)


そういう意味では心のINROOMから出ず、
物理的には旅をしていても心のINROOMに閉じこもり
電網の限りない辺境にそっと置くだけという体で
あるからして、そんな輩は箸にも棒にも掛からない
屁の足しにもならん塩梅式でありますこんばんわ。




本タイトルの「~ライブ中継の」の「の」は
すべからく誤字ではないことをここに
高らかに宣言するものである。

スタジオとはいえ、視聴者数0人の世界へ向けて
一丸となってギャニュギャニュする所存なのでその前に
いろいろとやっておかねばならないこと是有り。

ひとつ。
大前提と言えましょうぞ、楽曲のアレ。
平さん楽曲と筆者楽曲のそれぞれを
たゆまない権勢を持って各々がアレする。

ひとつ。
Launchpadへの仕込みのアレ。
今回はどうにもこうにも縛り放題の塩梅ゆえ
リアルタイムでのエフェクト類を主眼とす。

ひとつ。
久々WindowsXPマシンにてUstreamを行うためのアレ。
先ずはWindowsが起動するかどうかの勝負を受ける。


そんな塩梅式のアレは下記を参照。

「Electronic Music and Arrays」

2012年11月23日(金)19:30-20:30 (予定)
http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1

平(担当: 焼き肉)と エフオピ(担当: 瓶詰め) の
2名でお送りする、ギャニュギャニュと、
Ableton Liveと、踏んだり蹴ったりの
スタジオ遊び中継。
平沢楽曲のへなちょこカバーも。。





2012/11/10

(No.1844): 音雲の料簡


急に思い立って、いやさ随分と以前から
やらねばなるまいやらねばなるまい(←脱字チェック!)
と慮っていたのであるが、自動書記の如く
何か得体の知れない力に作用されて
スムーズに且つ軽やかにSoundCloud某にサインアップ
したのが一昨日。
その全貌を掴むか掴まないかのうちに
取りあえず拙屑曲2編をアップロードしてみた。

SoundCloudの印象。
もう数年も前からやってるMySpaceであるとか
あるいはDownloadなんちゃらであるとか
今までの経験してきた数多音共有の仕組みの中で
相当突出してセンスの良い且つ処理速度の速いサイト
であり、対応ファイル種もそれなりに豊富であり、
ソーシャルな仕掛けもそれなりにあり、であるから
当然twitterやFBなどとの連携も図られており、
とにかく全部英語だけど「わかりやすい」に尽きる
そんな仕掛け。

が、かゆいところに手を出そうとすると
フリーアカウントの限界を知ることになる。
というか、フリー以外の有料アカウントなんて
あったんだ。

例えばこうだ。
参加したグループに自曲を発表することができるが
フリーアカウントの場合:
1曲あたり発表できるグループ数は1である。
有料アカウントの場合:制限なし


つまり、この曲をたくさんの電子音楽関連グループに
発表していきたい、ということがフリーアカウント
ではできない。
1曲1グループ しばりだ。

なかなかよくできている。

ユーザー同士のフォロー、フォロワー制度もあり
twitterのそれと同じだ。
フォローするためにユーザーページを巡ってみると
ユーザーは自ら自作曲を作るクリエイターばかりではなく
聴き専門のユーザーも数多いことがわかる。
これは取りも直さずSoundCloudには聴き応えのある
素敵楽曲が多いということを意味している。

実際、聴いてみると面白い。
アコギ一本へたうま弾き語りもあるし
ノイズギャニュギャニュヘヴィな電子音楽もあるし
或いはサンプリング用ネタだけのループものもあるし。

あと、まだ日本人は一人しか見てない。
広い。

そんなだから、もう曲をアップしたとたん
聴きまくられるんじゃなかろうかうほほー
と思っていたがまったくけっしてそんなことはなかった。
1人とか。そんな塩梅。
うれし。







2012/11/09

(No.1843): 二輪四輪の支度


おいなんか生臭くねぇかなんだこれ
玉ねぎの腐った匂いだ、ただ事じゃねぇぞ
こりゃなんの臭いだおいこりゃなんだッ
やべぇー臭ぇウゲッウゲッ
と思ったらたった今自分が放った屁だったので
滞りなくドカ屋さんに電話する。

あーもしもしエフオピだがね六級改号の車検で
来週の土曜に持込むから頼むうっほほほ
と丁寧にお伺いを立てる。

電話に出た声は聞き覚えのない青年。

はい はい  と言う静かなリアクション
のみで打っても響かない系の青年。

でさー、後ろの左のさーウインカーがさー
折られちゃってさー、ぷふ そんでー
フェンダーレスキットっちゅうものをね、
この際だからつけたいんだけどさー
モトクレイジーの

はい

いや、でね、キミ、僕はねキミ、
フェンダーレスキットっちゅうものをね、
つけたいんだけどねモトクレイジーの

はい

いや、だからねキミぼk


というやりとりを数分間続け、
そういうことは全ては当日入庫時に話せ
このオレオキャラメル味野郎がッ
と言われたので旧友Nから紹介を受けた
外車専門修理工場知人の弟さん経営に滞りなく
電話する。
今度はフィアットパンダ車百馬力さんの
車検予約のためだ。
今回は諸事情によりディーラーではやらず。

愛想の良いとても親切そうな男の人が出た。

ああーNさんから聞いてますよー

あーよかったーよろですー
で、僕のフィアットのパンダなんですが、
古いパンダじゃなくて2007年式のいわゆる
ニューパンダなんですがそれの特別
スポーツバージョン的仕様の
ひゃくえいちぴーというクルマなんです!
ひゃくえいちぴーというッ
大丈夫ですかねッ

はーい、だいじょうぶですよー

そ、それでですねオイルフィルターなんかも
交換したいんですけど部品なんか取り寄せ
出来るんですかねッ

はーい、だいじょうぶですよー

ですから、ひゃ、ひゃ
ひゃくえいちぴーというクルマなんですッ

はーい、だいじょうぶですよー




うむ完璧だ。




2012/11/08

(No.1842): 第二閑古区域


さぁ、何も心配など要らぬ。
そのままの体で、こちらに来なされ。
ささ、遠慮など要らぬ。
そのままの頃合で、こちらに来なされ。
その順序立てた、整然と、矛盾のない
価値のあるその世界を抜け出して
へりくだった、まとまりのない、
鬱蒼としたこちらの世界へ。
第一義として、軽い。
何も持たない。
持つ必要がない。
そんじょそこらの軽快さとは
わけが違う。

すなわち



一切の風をすくって 大河の根幹と成す
くつろぎの菜籠と呼び 弾き多く  
ヤブロンスキー図を 帯域に構えよ

さい
さて

一節の余韻の果て 雑踏に論難と託す
向かう拮抗の優劣を 弾き遠く
ヤン・ミルズ理論を 氷河に据えよ

さり
さた


(C)2012 lumb.fop







2012/11/07

(No.1841): ちゃらんぽ美学


そういうことに拘っている場合じゃないだろ
そんなことより納豆買って来い納豆買って来いと
ゆっているあなたはわたしのお兄さんですか
お兄さんの親戚のお姉さんですかお姉さんの
友人のハカバカシクタイロウさんですか
ハカバカシヨテーロウさんの隣人の乾物屋の
座敷に設置されている猫招きの恰好をした
袋ラーメンがこぼれてますよあなたなんとかして
くださいこんばんわエフオピです今日も快調です。


みてください。



さて、今般Ustreamによるスタジオライブも
次回でいよいよ6回目である。
ネット越しにあまた世界が鎮座しているとはいえ
実際はあーた視聴者0人だったりするあたり
やっててヨカッタよーいやーほんにえがっだー
という台詞を白目を向きながら発したい心持です。

ライブというからには「生中継」が醍醐味だろう。
スタジオからだとはいえ、同じ時間軸上で
演者視聴者両者のタイムラインが交差する模様は
その瞬間のおとぎ話を共有できる。
とはいえ
ライブ映像はアーカイブ可能であり
且つYouTubeへもアップロードできる様式であり
この方が実は人と繋がっている時間が多いのも事実だ。
ただこれはあくまでも「事後」であり
普通のライブを録画したものを載せているものと
なんら変わらない。

だからやはり、一番時空間に作用する事象は
一つしかない。
同じ空間で両者相まみえることだ。

ライブハウスでライブ。
もう1年以上やってない。
(No.1470): 演奏報告 参照


今思うと昨年はCYRKON、deweyともライブ三昧的で
あったので今年はずいぶんと大人しいじゃぁないか。
なぁキミ。
所詮それくらいちゃらんぽらんだということさ。
あっはっは愉快愉快。




2012/11/06

(No.1840): 準備検討委員会(二輪の章)


ねぇ、六級改号[ducati m696]之介左衛門の
前回の点検(12ヵ月点検)いつだったっけー
はいはいそれは
(No.1540): 点検入庫

(No.1549): 六級返却
です。
なんていうことも当屑糞ブログには残っている
ものだから、こーゆーとき便利だー、
もっとも、別建てでちゃんと記録は残しておるので
何もこの辺境の屑糞ブログに頼らざるまでもないのだ。
いらねぇこんな屑糞ブログ燃えろ。
手元の記録によると12カ月点検は2011/11/7の日付。


さて、車検である。
筆者のM696は2009年(12月)なので初車検である。
もう今日明日くらいのダンドリで車検予約を打つ。
打つ、予定であったが、
今日明日とドカ屋さんがお休みなので、
木曜に一番で電話する所存。鼻息荒くは必須で。

今回は車検以外に以下の項目について成し遂げる。
・リアフェンダーレスキットの組み込み
・アルミステップへの交換

事前にドカ屋に告げる予定。
鼻息荒くは必須で。
フェンダーレスキットはくだんの
左リアウインカー折れを直すのにどーせならという体。
ただ折れているウインカーの再利用をこの製品が
どこまで許容できるのかご相談の体。
なんせ先日ナップスではダメなんじゃないかという
お話をもらっているのであるからして。
ダメならノーマルに交換か。

ステップ交換は、ノーマルステップの性能強化。
ノーマルステップは雨の日は滑るうえにバー長が短いので
踏み付きが良くない。
アルミステップに交換すれば
ホールド感の向上が望めるうえに見た目も良い。
ツーリングなどの長距離も楽になる。
そしてアジャスター付きにするとポジションも何点か
変更できる。
が少し高価になる。
ちなみに上記製品はどれもmotoCrazy製。

と、心はほぼ決まっているのだが
ゲンジツのお支払系の高さがどのくらいまで登るのか。
しかも今回は懸案であるダブル車検ということもあり
諭吉先生の出具合がサイレントヒルよりも怖い。

だから四輪FIAT Panda100HP車検は知り合いの知り合い
の街の自動車整備工場でやる予定である。
旧友Nのアルファロメオ147もここでやっているから
大丈夫だと思うがこの話はまた別の機会に。
何れにしても、既に布石を打っている。



今日も内容が無い屑ブログを完成させたが
珍しく日本語文法が通る。










2012/11/05

(No.1839): 街の二つの炒めの匂い


今日は筆者地元にあった趣深い二つの
中華料理屋の話をしよう。
最初にお断りしておくがオチなどは一切ない。


筆者が小学生時分だからもう40年も前になる。
中華料理屋といってもいわゆるラーメン屋だが
定食もやっている的な店だ。
何の変哲もない親父さんとオバチャンでやっている
ただの街の中華屋の話だ。


一つは屋号を「泉屋」といって幅員4mほどの
住宅道が交差する十字路の角っこに存した。
一軒家、平屋。木造。
確かそのお店の脇に郵便ポストが立っていた。
白のれんに赤文字で「泉屋」と書かれ軒先に
垂れさがっている式の店。

そののれんのかかっている西側は木の格子ガラス
引き戸(左右二枚ずつ)になっていて、全てを
ガラガラと開ければそれでお店の中が丸見え式。
外に面した厨房換気扇の周りは数十年にも及ぶ
油汚れが得体の知れない黒い塊となってしかし
それもお店のディテールとして説得力を持っている。
店の中はいわゆるカウンター席しかない作り。
6~7人で満席だ。
昭和40~50年代ということもあるがエアコンなどは
当然ない。夏などは戸は開けっ放し。


土曜の昼。学校が終わって家に帰る。
何かの都合で昼飯が用意されていない時に
あすこで食べてきなと母親にお金をもらって
よく通った。

かならず食べたのが「焼きそば」だ。
しかもこの店はソース焼きそばではなく
(今思えばだが)塩やきそばだった。
いや正確には、なんかラーメンのスープ?
かなんかを使って味付けした焼きそば。
そういう感じだった。
すくなくともソースではない。
色もソース色ではなく、白っぽかった。
あと、油はラードを使っていたと思う。
それときくらげが印象意的だった。


中学生になると疎遠になり、
高校に入るかどうかという頃合いに
気が付けばお店はなくなっており、
更地になっていた。
その場所は今は別人の普通の住宅に
なっている。



もう一つ。その「泉屋」の十字路を北に
ほんの30mも歩いた先にあった中華屋。
ここは出前もやっていた。
三軒長屋の一番端にあった油で汚れた店内の店。
屋号は「福龍」。
カウンターに3席ほどテーブル席が3卓ほど
だったと記憶している。
テーブルやカウンターの色は当然赤い。

テーブルにあった調味料の数々がそれはもう
時代のかかったと思われるものばかりで
食欲をそそられた。

ラー油瓶の中には得体の知れない
固形物が大量に沈殿している。
小さい昆虫の死骸が混じっていても
気にならないほどだ。

このお店は実はだいぶ大人になってから通った。
大学生の頃から社会人数年くらいまで。
ここでは麻婆豆腐定食をよく食べた。
なんせ量が尋常ではなかったからだ。

麻婆豆腐定食の麻婆豆腐は銀色の
アルマイト平皿に動かしたら絶対あふれるほどの
盛りであり、しかも一般的な「麻婆豆腐」の
ソレではなく、なんというか「福龍」式であり
真っ赤でもなくどちらかというとこげ茶色の
胡椒を中心とした味付けだったような気がする。
山椒と胡椒かな。
これがまた飯とよく合う。
定食のご飯も軽くお茶碗三杯半はあるだろう大盛り。
これにスープが付く。
チャーハンなどのスープと同じやつ。
完食したらもう腹ははちきれんばかりである。

福龍行きますかと旧友Nと示し合わせて
通ったことも多々ある。


気付くと
この店もいつのまにか閉められていた。
雑駁ない店は気付くとなくなっている。








2012/11/04

(No.1838): オーカイブジャスティセ


軟弱で且つ弱小の無責任電子音楽手遊ユニット
であるその名もdeweyというあんたたち。
そのライブ用の楽曲のあーだこーだをアレしながら
あんなことやこんなことをしているところの風景。







その成果は先ずは、
2012年11月23日(金)19:30-20:30 (予定)
「Electronic Music and Arrays 秋編」
http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1




その合間の夕まぐれの風景。







2012/11/02

(No.1837): 焦熱の慶雲(六級)


朱雀門の朱色にもまして燃え上がる
滑稽なスキルに君も僕もあなたも私も
虜になってしまうのねしまうのねとゆっている
というのに、ゾイアフュゲールの労いを
滞りなく発布するものとして、今日も快調に
屁スキルを磨き、誰からも後ろ指を指される始末を
もってのほかと快挙しながら、颯爽とぎこちなく、
この電網界辺境の地における屑糞屁ブログの顛末を
今から言って聞かせるからそこへ座りなさい。
11月になってしもうた。
こんばんわエフオピです。

ことさらに復路、
六級改号[ducati m696]之介左衛門を駆るその
体感温度の著しい変化には、つくづく季節の流れを
感じざるを得ない。
そうはいっても東京区内走行時はまだまだ余力を残す。
問題は市部に入ってからだ。
特に木樹の多い街道を駆れば一目瞭然である。
懐かしい冷たさが覆う。

しかしこの季節が丁度良い塩梅なんである。
なぜなら股に挟んだ空冷2気筒696ccデスモドロミ
ックエンジンの熱塊に窮した真夏を考えれば
その熱の温かさが沁み入る季節だからだ。

[再記]
デスモドロミ
ック

[再々記]
デスモドロミ
ック


しかし、これから時が進むにつれ股ぐらの熱塊
デスモドロミ
ック
は、あれほどの熱線を放射していた夏に想像も
できないくいらいシンと静まり返ってしまうほどの
弱熱伝導に化すことを知っている。


そんな愉快な時節に、アレだ、しゃ、車検の御大が
待ちかまえておるのだ。
車検の御大のためのダンドリを来週中にはなんとか
打っておきたい旨、ここにこうしてしたためている。

それまでに諸事検討しなければならない課題一覧を
以下に示す。

・リア左ウインカー折れをどのように対応するか
 上記に乗じて、フェンダーレス化を検討する
・スプロケット交換はどうする
・コグドベルト交換はどうする
・できればステップも交換したい


「えーっとお見積りは全部で21万8千円になりますぅー」


「ガラガラガジョーンンツ!」(心のシャッターをおろした音)



2012/11/01

(No.1836): オルドビスの遺産 (ust-live-info)



106年前に出土したオルドビス紀の地層から
発見された石碑文

[現代文字列に転記]

---------------------------------------------

【原文】
dadv ml Б fF
эbgaбчg m Б zsa
dqj dfыhиtyoЁi
sla dе-解読不明文字-еЧ iklуяk lkЁrl

---------------------------------------------

【日本語訳】
短矮の栄華を 写し (註1)
ガッリーの序文を語るべき二つの「素」 (註2)
うるさく酷い (註3) 二元の層を覆い
「dе-解読不明文字-еЧ」(註4)
呼ぶ 差し出す


(註1)
切り取られたの意味に近い

(註2)
「素」または「祖」元の個という意味を含む

(註3)
美しいという意味の反対語と思われる

(註4)
解読不明文字を挟んだ前後の文字列のみを表記

---------------------------------------------

【解説】
唯一固有名詞と思われる「ガッリー」について。
ラテン語で古代ガリア人のことをガッリーと呼んだ。
ガリア人はケルト人と同義とされており、
古代ケルト語の二つの祖の軸を辿ってみると
「うるさく酷い二元の素」という別の碑文に辿り着く。
(1858年ウェールズ地方の三畳紀の地層から発見)
これら碑文記述の二元の素を単に数字の解析と捉えると
古代ケルト語の数字配列を参照することで
解読不明文字の謎を捉えることができる。

これらオキュパイアアボートと呼ばれる配列群には
値の末端にゆらぎ係数を乗算した値を持つ。
従って多次元構造を持ち、輻射角を伴う値と
その係数をマトリクス補完して、10の24乗にものぼる
換算表を組み立てることができる。

その換算表を元に元の数字配列を読むことで
解読不明文字を解読する。
そうして出て来た有力な文字列は「ш」だ。

つなげてみると以下の通り。

「dешеЧ」→「dewey」

→平とエフオピのピャギュドピャムン電子音塊ユニット

Ustream スタジオライブ 2012年11月23日(金)19:30-20:30 (予定)
http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1



なお、オルドビス紀は今から約4億4370万年前。
三葉虫の時代である。








2012/10/31

(No.1835): 電子音塊ジャングルの掟


「みんな集まれぇー!」

「ハァハァハァハァハァハァハァハァ」

「よーし、
ひとかたまりになって、俺の話を聞いてくれ
いいかみんな、今度の作戦は生きるか死ぬかの
瀬戸際の戦いだ。ほんとうーの男の戦いだ。
この作戦に失敗したら我々は二度と立ち直る事は
出来んのだ。
みんなここで男になってくれッ!」

「ハイッ!」

「では、これから前進するが、二三注意しておく。
この先は鬱蒼とした電子音塊ジャングルだ。
何が出るかわからん。そこで今から俺の言うことを
復唱して頭に叩き込むことッ いいなッ!」

「ハイッ!」

「先ずぅー、もし
stereogimmikのバビョバビョ音塊に
噛まれたらすばやくナイフで傷口を切り裂き、
急いで口で吸えッ!、言ってみろッ!」

「急いで口で吸えッ!」

「次ッ」

「いそいでぇ口で吸え!」

「次ッ」

「いそいでクチで吸え」

「よーし」


「次はー 
エ、エフオピのポロビャビュポロビャビュ音塊に
噛まれたら迅速に傷口をナイフで切り裂き、
急いで口で吸え 言ってみろぅおふッ!」


「急いで口で吸えッ!」

「つ、次ッ」

「いそいでぇ口で吸え」

「つ、ツ 次ッ」

「い、いそいでクチで、吸え」

「よし」


「つ 次ぃーぃ、もし、
deweyのギャニュジョニュビャギュリョキュ音塊に
噛まれたら傷口をナイフで切り裂き、
急いで口で吸え、言ってみろぉほ!」


「い、急いで、く、口で吸えッ」

「つつ、次ッハッ」

「いそいでぇえ口でぇ吸えぇぇ」

「しゅ、ツ 次ッ」

「イイソイデクチデスエ」

「ヨ よーし」


「行くぞーーー」

「ウをォォォぉぉぉぉーーー」

2012/10/30

(No.1834): 物語の起点


食の軍師2巻を発送したから待ってろこの
駄菓子っぽい明治フルーツオレの美味いんだか
不味いんだかわかんない味野郎がッ、
といういつもの仕込みを経て、さて、
背中のおでき先生の様子を伺いながら本日のアテを
探す毎日ですこんにちわエフオピです。



映画やドラマ、小説などこと物語に登場する
主人公や或いはその周辺の物語を左右するような人物
というのは概ね以下の立場が多い。

・下っ端
・一匹狼
・現場一筋定年間近
・天の邪鬼
・変人

鑑みると、組織、非組織にかかわらず、
「物語」を立たせるための起点となる「事象」は
やはり「現場」に多いという公式であろう。
つまりお偉いさんの机の上からでは物語は起きない
ということだ。

筆者の狭過ぎる視聴読破物を鑑みても概ね上述定石に
適っている。
すなわち

「ドールズ」:恒一郎(一匹狼)
「北斎殺人事件」他:塔馬双太郎(一匹狼)
「舫鬼九郎」:舫鬼九郎(浪人)
「ダイハード」:ジョン・マクレーン(天の邪鬼下っ端)
「相棒」杉下右京:(変人)
「パパと呼ばないで」安武右京:(下っ端)
「ウルトラマン」:ハヤタ隊員(キャップじゃない)
「ウルトラセブン」:ダン隊員(浮浪者で変人)
「サザエさん」:波平(現場一筋定年間近)

枚挙に暇がない。

しかし全てに共通することとして
彼らはただの一匹狼でも変人でも下っ端でもない。
そこには魅力ある物語を立ち上げるだけの力がある。
そういうスキルを持っている。
既成的な型にはまらないことで物語を牽引するのだ。
物語は常に非日常をまとっているからだ。

しかし例外はどこにでもある。
波平さんは日常である。
ただのおっさんだ。
ただのおっさんでも物語を立ち上げられるのだ。

諸君、物語を立ち上げよう。



2012/10/29

(No.1833): 仕事場を訪なう


H師匠のレコーディングエンジニアである
鎮Zさんの仕事場を訪なう。
メインマシンはメモリ8GB Windows7のPC。
モニターはGENELECたぶん8030Aだったか。

後ろにはモニタースピーカーADAM A3と
A8がそれぞれダンボール箱に入った状態で
積み上げられていた。

スピーカーダンボールの後方は壁一面が
CDの壁になっている。
さすがにすごい量だ。
ここはH師匠関係でチェック用として
マスターから直接焼いたやつとか。
ほほー。
ここはHさん以外の仕事用のCD。
ほほー。
普通のロックバンドもある。
ほほー。

とはいえ
やはりH師匠周辺の方々との繋がりも深く

「高円寺HIGHで」
「このまえHさん出てたんですよね」
「でも思ってたほど混雑してなかった」
「鎮Zさんも行ったんですね。知ってれば絶対行った」



それにしてもWaveLaboから直接聴けるなんて。
しかもあの楽曲群が。
しかも+5dBも底上げしても、なんてクリーンな音。
感動しながら帰路。




2012/10/26

(No.1832): 電子音楽偶因論


「食の軍師2」を滞りなく発注した振り返りざまに
乱暴にしかし計画的に脱ぎ捨てられた西伊豆の民宿
「あけぼの荘」のタオルを唯一の手掛かりとして、
昨日の夕食のカロリーを緻密に計算するという通称
「キャロリットメニュウ」というアプリを開発した
ボスニア・ヘルツェゴビナ地方行政区在住の
カッセメ・メンデスさん(41歳)と画数が一緒なので
AbletonLive8を夜な夜な立ち上げていますこんばんわ
日本の東京というところに存するエフオピです。


AbletonLive9の発表を横目で見ながら
目の前にあるAbletonLive8のセッションビューと
アレンジビューの間を行きつ戻りつする。
四半世紀もの長い間使ってきたCubaseと決別し、
Ableton島に渡って来てまだ1年と少し。
見よう見まねでここまできたがしかし、
未だにセッションビューとアレンジビューとの関係が
会得できていない。

それぞれのビューにおける仕様は理解できたつもりだ。
特にアレンジビューはCubaseの作業で培ったスキルが
そのまま適用できる。
セッションビューにおいてもクリップの概念さえ
理解できればアイデアを形作っていける。

だがそれゆえ、視点の異なる両者を同時に使って
プレイするということがいまひとつピンとこない。
どちらか一方しか使わないというのであれば
先ずは問題はないのだが。


何れにしても
手慰み的電子音楽ユニットdeweyとしては出る音さえ
ギャニュギャニュだったら過程はあまり気にしない。
だんだんと覚えていけばよろしい。
てな風な心持ちなんでござんしてぇ、
真摯にぃ音楽を活動されている諸先輩の方々にはぁ
すべっからく申し訳ねぇこって
こんな塩梅式(あんべぇしき)でやってますってぇと、
できるもんもできねぇんでやんすー
そんなわけですからぁどちら様にもぉ
万障お繰り合わせの程隅から隅までずいとぉ
おん願い申し上げ奉りまするってぇ寸法よ。

2012/10/25

(No.1831): 淘汰物語(序編)


「良い物を選び、悪い物を除くこと」
「生存に適するものが残り、適しないものは
消え去る現象」

【淘汰】

あなたが選ぶ側にいない場合、それは必然的に
選ばれる側に位置している。そして、
選ばれる側は選び出す側の評価を受ける運命にある。
そも評価基準とは、良い結果を残した実績であったり
或いはそのための努力をしたかどうかであったりするが
そもそも評価自体は選ぶ側の主観的観測によるところが
大きい。

さて、いよいよ選ぶ側の評価がくだり、
取り上げられるものと消されるものとが選別される。
ここで重要なのは、その評価が正当かどうか
ということではない。
評価の正当性、妥当性は、関係ない。
繰り返すが、
重要なのは選ぶ側の主観的観測である。


評価に値せず、残念ながらあなたは淘汰された。
時は既に遅い。



しかし、あなたは淘汰されたこと自体を
認識できないでいる。
いつものように振る舞う。
なぜなら周りとの関係も周囲の状況も
何一つ変化がないからだ。
だから、いつものように振る舞う。
しかし、変化がないと気付いていないのは
あなただけであり、
周囲の状況は刻一刻と変化し続けているのだ。
その変化に「気付いていない」という失態自体に
気付いていない。


普通、物語としてはこの辺りでおしまいである。
しかし、さて、それでは淘汰されたあなたはこの後
どうなってしまうのか。
続きを見てみよう。



あなたにとっては「淘汰」のための評価自体を
認識していないのだから怖いものなどない。
そもそも「淘汰」されたこと自体に、
いや、そもそも選ぶ側の想いや論理などにも
気付いていないのだから。
自由である。
奔放である。
気負いもなければ緊張もない。
自然体だ。
あからさまに自然体だ。
周りに左右されることはない。

そう、まさしくこの姿こそ「本来」のあなたの
姿だったのだ。
「淘汰される」ということこそ、本来の姿に
なるための秘策なのだ。


さぁ、
「あなた」を「   」と読み替えてもう一度。


2012/10/24

(No.1830): 激しく戸をたたく者あり


激しく戸をたたく者あり。
なんだどうしたと戸を開けると、
そこには退職したS君が立っている。
S君の後ろに二人の男性が見えるが
誰なのか判然としない。


S君は言う。
「たいへんです! I君がたいへんです!」
彼はそう叫ぶと、私に300円よこした。

私の手の中には鈍い銀色の100円硬貨が
3枚収まっている。
この300円の意味はなんだろう、
I君は大丈夫だろうか、
疑問や心配が積みあがってくるが
もうそこにはS君も後ろにいた二人の男性も
姿が消えている。

I君は太っているから、きっと何か
悪い病気になったのだろうか、しかし
急にそんな容体が悪化するものだろうか。

布団の中で寝返りを打つ。

I君は太っているからなぁ。
しかし、キミ、昨日まではあんなに
ピンピンしていたじゃないか。
それがどうしたっていうんだい。
いや、まて。
何もどうしたわけではないのかもしれない。
だって、S君はたいへんですと言っただけだ。

たいへんというのはいくらでもある。
ウンコが50日出ないとか
1億円の宝くじが当たったとか
カレー10人前完食しましたとか
お父さんが女だったとか
そうさ、そんなもんさ。

布団の中で寝返りを打つ。

あーでも結局300円の意味は
わからんかったなぁ。


起床。



2012/10/23

(No.1829): ラップトップライブ奇譚


今に始まったことではないが
いわゆる打ち込み系のバンド、
(打ち込みという表現が嫌いなので以下
ラップトップと表現する)
特に生楽器がほとんどないような形態に
おけるライブ手法というものの難しさ、
という課題がある。

ライブといえば、歌や演奏を中心とした
パフォーマンスという見せ場が主流だ。
「音」自体の吸引力も要素としては
存在するものの、第一義として
やはり、オーディエンスの欲求は
「人」を観たいということになるだろう。

ではラップトップライブにおける
「観せる技術」、言い方を変えれば
「魅せる技術」というものをどのように
成就させればいいのか遠い道のりのように
思えた。


そもそもラップトップミュージックの
ライブにまつわる負の要素として、
「カラオケ」的な印象をぬぐえないとする
要因が考えられる。
つまり、打ち込んだ通りに、ただひたすらに
シーケンサーを走らせて、且つ
何度演奏しても同じ演奏内容を再生する。
といった「繰り返しの保障」が
前提としてあったからだ。

生身の人間の演奏では
一期一会の価値があるのに対し、
ラップトップミュージックでは自動演奏に
よる画一性が保たれてしまうのでここに
圧倒的な差が生まれてしまう。

コンピュータ導入直後の70年代当初は
それが逆に新しさであり、
注目を集めたことは有名な話だ。

しかしだ、諸君。実感として
ここ十数年で上述のような課題が
急激に希薄化してきたように想う。
冒頭で筆者は課題と書いてしまったが
近代においては課題が課題とは
認識されなくなりつつあるように想う。


どういうことかというと、
それは文字通りテクノロジーの恩恵に
よる部分が多いだろうと推測する。
すなわち、
あらかじめ決められたコースを走るのではなく
毎回、違ったコースを取り、
そのコース自体も演奏者自ら時間差なく
設定できるという「リアルタイム性」に
重点が置かれることによって、その操作を
「演奏」と捉えることで「魅せるライブ」
として昇華できたのではないかと思う。

繰り返すがこの「リアルタイム」に
操作できるという事が非常に重要だ。

AbletonLiveのみならず、MPCサンプラーの
ようにシーケンスさせずに素材を次から
次へと繋ぐことで自らビートを紡ぎだす
技法もあるように、打ち込み音楽だからといって
ライブ演奏ができないわけはないのだ。
近代ではもはや普通のギターバンドと
なんら区別されることなく
ライブハウスのブッキングも行われている。

ただ、ラップトップライブでひとつだけ
難点があるとすれば、それは
ステージ上でTwitterやってるのか
演奏しているのか、オーディエンスからは
見えないということである。



最後に、演奏ではないけれど
演奏者のノリという「動き」もライブという
場では重要なファクターである。
それはDJを見れば一目瞭然であるし、
何より自らの音楽でノレなくてどうする。


deweyは死んでいるかのようにピクリとも
動かないので
ぜんぜん駄目ですごめんなさい。






2012/10/19

(No.1828): 量子ビットの焼き肉


「0と1だけでなく、0と1の状態の
「量子力学的重ね合わせ状態」もとることができる。」
というのは一体どのような塩梅式のことなのだろう。


ご存じのようにコンピュータで取り扱われている
情報量の単位として「bit」というのがあるが
この値は「0」「1」の二つだけである。

ところが
最近話題の「量子コンピュータ」というものが
取り扱う情報の単位としては「量子ビット」という
ものであり、これは冒頭の説明のように
0と1の状態の「量子力学的重ね合わせ状態」も
とることができるのだという。
だという。
書いてて意味がぱりさつわからん。

さっそくwikipedia先生に聞く。

量子ビット


「観測」した場合 とか、なに。
状態「0」を得る確率は とか、なによ、
確立ってどういうこと。
なんで確立なわけ。
とにかく
既存の(”古典”のという表現らしいが)
情報量の単位の概念では理解できない塩梅式らしい。


だめだ理解不能。
うれしい。


まぁ簡単に言うと、アレだ。

電子音楽とかアレ 秋編 [deweyというユニット]
2012/11/23 19:30- 20:30

平(担当: 焼き肉)
エフオピ(担当: 瓶詰め) の2名でお送りする、
ギャニュギャニュと、Ableton Liveと、iPadと、
踏んだり蹴ったりのスタジオ遊び中継。
平沢楽曲もカバー するとかしないとか。。


え?違う。
もういい。



2012/10/18

(No.1827): 第6回スタジオライブ中継の(その一)


軟弱弱小無責任電子音楽手遊ユニットdeweyが
久しぶりに屑糞まみれエレエレオルタナティブ
馬鹿テクノ三昧的Ustreamスタジオライブ中継を
やる。

2012年11月23日(金)19:30-20:30 (予定)
http://www.ustream.tv/channel/dewey-live1
一応、新しくイベント登録済み。

さて、
新たな音づくりもあるとかないとか
ギャニュギャニュな混沌をもって
そーゆースタイルなのですなんですと
繰り返し耳元で絶叫する体で送る予定が
密かに、構想として、今のところ、
今のところ、平沢進さん楽曲のカバーを
1曲程度潜り込ませてみようかという想いを胸に
先ずはAbletonLiveのアレンジウインドウを
マスターせねばなるまい、且つ、
その楽曲の演奏を思い出さねばなるまい
なりますまいといった心持ちで、
今後1ヶ月強を過ごすダンドリとしたい。

基本、ぶっつけ本番の塩梅式。
今までも、これからも。


2012/10/17

(No.1826): U35 U3C


父の遺品を整理していたら
sony nav-u U35の箱が出てきた。
ほほーこんなもの持っておったかと
箱を開けると、ほぼ未使用のものが入っている。
ビニール袋にUSBケーブルなんかもあるし
マニュアルの冊子などもきちんと入ったままだ。

クルマ用にnav-uは持っているが
この小ささはバイク用にうってつけじゃぁないか
どれさっそく充電でもしてツーリングの
準備でもしようじゃぁないか使わせて頂こうと
勇んでMacにUSBケーブルで接続する。
チャージLEDが赤く点灯し充電をはじめる。

さて、マニュアルでも見て使い方をと
思って冊子を見てみるがどうやらマニュアルがない。
おかしいなーマニュアルだけないぞ。。
しかたなく、ネットからPDFをダウンロードする。

読む。
なんだー持ってるnav-uとほとんど同じか
まぁ同じnav-uだしな・・・
だしな・・
ん?なんか、絵が違うなー
気のせいか。

そうだ、クレードルがあったな
これでマウントとかしたらどうかな、と
クレードルをビニール袋から出して
本機に付けようと、取り付けようと
ん?
取り付けようとしているのだが
合わねぇじゃん、本体とクレードルがッ。

すわ、マニュアルのnav-u U35の絵と
今筆者の前にあるこのnav-u U35を
見比べる。

って、これ別物じゃないか!
え?なに?
本体の製品情報のシールを読む。
NV-U3C」って書いてある。
えーー U35じゃないのか!

まぁこれはこれで小さくてぜんぜんいいんだけど
いや、むしろこっちの方がバイク向き。
それはいいとして、
え?そしたら、この箱の中身のU35はどこにあるの?
どこにあるのですか?
面白いからまぁいいけど。

2012/10/16

(No.1825): 言わせて二点


しかし、さらに書き加えるとすれば
あのフォルクスワーゲンUp!のテレビCM、
ウザ過ぎる。
なんで、ブレーキ介入システムを全面に
売りにしているのか、もったいないと思う。
そんな機能より、もっとUp!の全体像とか
運転席周りとか、荷物積む部分とか
「小ささ」とかベタだけど走りの雰囲気とか
そういうのを出せばいいのに、
なんでよりにもよって「わき見運転」なわけ?
あの出演者(特に女の方)の危なかったー
のあの顔ッたら、ひどいし。
演出でやらされているとはいえひど過ぎる。
あんな運転してる奴、免許取らせるな
とか、そんなムーヴメント起きないのだろうか。
せっかくイイ車なのに、もったいなーい。





天ぷら屋の匂い。
昨日の拙ブログの続編ということでもないのだが
筆者が子供の頃、実家前の幅員五間のバス通沿いの
並びに、小さな天ぷら屋さんがあった。
風物詩シリーズのプラモデルにもあるような
江戸時代っぽい店。
ここの前を通ると、それはそれは芳しい
天ぷら屋さんの匂いがしたのだ。
それは油の匂いなのだが、ぜんぜん油っぽくなくて
柔らかいこうばしい香りなのだ。

そのお店は筆者が中学生くらいの時に
閉店してしまった。
おやじさんが隠居したからだ。
ちなみに、このお店の中に
入ったことは一度もなかった。
入れないよ天ぷら屋さんなんか。
この歳になっても未だに入ったことはない。


その匂いはどの天ぷら屋さんにもあるかといえば
けっしてそうではなく、
ぬお、こ、この匂いはッ と触覚がピンと立つお店は
本当に少ない。

特にここ最近は、その数がめっきりと減った。
だから、ふいに「あの香り」が漂ってくると
刹那的に幅員五間のバス通沿いの、あの
小さな天ぷら屋さんを思い出すのだ。



2012/10/15

(No.1824): 街の点景


筆者が4歳とか5歳だから昭和42、43年とか
だいたいそのあたり、記憶の片隅に、
しかし鮮烈に今も残るお店。
筆者実家の前は幅員五間のバス通りで
私鉄駅まで通じている。
その商店はその道沿いにあった。
何屋だったのだろう。今思い返すと判然としない。

木造平屋。黒褐色の木造。
正面は木の格子でガラスがはめてあって
全面が戸になっているいわゆる
昭和の商店の作りだが、そこで商っていた品物は、
日曜大工の工具とか金物とかそういった部品の
たぐいだった。
今でいえばホームセンター的な品揃え。

幼少の頃の記憶では、とにかく暗い店だった。
陳列棚も木で作られていて黒とかこげ茶とか
そんなカラーしか思い出せないくらいだ。
お店の中は薄暗くて、工業用の油の匂いがしていた。
しかし決して嫌いな匂いではなかった。

日曜にはよく父親に連れられてその店を訪なった。
覚えているのは、戸のレールにかませる車輪などを
購入していたことだ。
子供にとっては見た事もない機械とか
薬品とか様々な小物金具とか、実は筆者には
ある種のワンダーランドだった。
だからその店に行く事は楽しいのだが、しかし、
反面、恐ろしい場所という想いもあったのだ。
なぜなら店主のおじさんは傴僂男だったからだ。
今思えば背骨の病気だったのだろうと想像はつくが
当時幼児だった筆者にとっては恐ろしい対象だった。

工業用オイル臭に包まれた薄暗いお店の中を
極端に丸まった背中でひょこひょこと歩く姿が今でも
脳裏に焼き付いている。

数年後だったか十数年後だったか定かではないが
気付いたらそのお店はなくなっていた。
あとかたもなく。

その幅員五間のバス通りには、筆者が子供だった時に
存在したお店はまだ数店舗は残っている。
その残っている全てのお店は息子や娘が跡を継いで
代替わりしている。だから感慨も深い。
しかし、同時になくなっていったお店もまた多い。

そういう循環が街の景色の移り変わりなのだろう。

2012/10/14

(No.1823): 次峰フェンダーレスの旅


ナップスにて。

「こんにちはドカティモンスターろくきゅうろくの
フェンダーレスキットを探して旅をしている者です」
「た、旅?」
モトクレイジーのフェンダーレスキットを取り寄せて
取り付けは出来ますでしょうか」
「(PCでなんか調べながら)はい、できますよ」
「実はですね」
「はい?」
「実はですね、私のモンスターろくきゅうろく、
後ろのウインカーが折れているのです」
「折れているんですか」
「折れているのでこの際だからフェンダーレスに」
「はぁはぁなるほどそういうことですね」
「ところがです」
「はい?」
「ところがです、このモトクレイジーの
フェンダーレスキットの説明を読むと、
リフレクターとウインカーはそのまま流用するとあります」
「なるほど、ウインカーが折れているけど大丈夫か
ということをk」
「(話しを遮りながら)私のはウインカーが折れている
のでその辺りは大丈夫なんでしょうか、
ということもひっくるめてのご相談というスタイルです」
「わかりました、その辺りも含めてメーカーに
問い合わせをしてみます」
「今、今日、実車が下の駐車場にありますので
ウインカーの折れ具合なぞどんな塩梅か
確認して頂けますでしょうか」
「あーいいですよ、今から見てみましょう」

店員さんとともに我が
六級改号[ducati m696]左衛門之介の
ウインカー折れ具合を確認する。

「ここがこうして折れていてガムテでぐるぐる巻と
こんな塩梅式です」
「ははーよくなおしましたね」
「直したというか、曲がってます。このつなぎ目の
部分でぽっきりと折れているので、このウインカーは
フェンダーレスキットでは使えないのではと・・」
「おそらくこのウインカーは最中式になってて
リアフェンダーの一体成形のウインカーの部分で
挟み込まれているという構造だと思います」
「それはつまり」
「はい、使えないということになります」
「終了しました」
「先ずはディーラーでウインカーを直すところから
になります」
「終了しました」


だからウインカー込みのフェンダーレスキットを
探してみた。

Moto Veloce フェンダーレスキット



R&G フェンダーレスキット



引き続き、調査。

2012/10/13

(No.1822): チェーン三部作(完結編)


天高い蒼空に筋状の雲が幾重にもたなびき
下界では馬が肥えてくるという伝説の通り、
六級改号[ducati m696]左衛門之介に跨がり
いつものドカ屋(ドカテートキオウエスト)へ
チェーン交換の儀の手配のため訪なう。

先日の電話予約時の通り、流れるように
ダンドリが組み立てられており、
あっさりと引き渡しは完了し、
ショールームの方で作業完了までしばし待つ。

試乗車用としてお店前に1199 Panigaleが
止まっていたが、筆者はそれよりも
ショールーム内にあったMonster Dieselに
目が釘付けとなった。





Monster Dieselは排気量が1100ということも
あり、筆者の696とはエンジン周りの構造も
微妙に違うのだが、何よりDieselのセンスを纏った
この美しい形状に思わず息をのんだ。
飾っておきたいと思える程の美しさに
これで思いっきり駆りまくって
豪雨の中とかでも駆りまくって
炎天下の中とかでも駆りまくって
吹雪の中とかでも駆りまくって
ぐちゃぐちゃに泥だらけにしてみたい
おいアイツ見てみろよモンスターディーゼル
こんなに汚してもったいない馬鹿糞野郎
むふふーんと妄想を巡らしていると
傍にあったスペック表示パネルが目にとまり
そこに記載の金額にも思わず息をのんだ。
154マンエン。(うろ覚え)
禿げそうなお値段だ。

抜けた毛髪をかき集めていると
チェーン交換終わりましたー
と、担当メカさんがにこやかにすり寄ってきた。



交換した六級改号[ducati m696]左衛門之介を
前にしばしメカさんとチェーン談義をしたが
ためになることを伺ったので以下単文にて
記載しておく。

基本、チェーンクリーナーは使用しない。
揮発性が低いので、使用した場合最低でも一日は
放置しておき、すぐにルブを拭かないこと。
でないとルブが落ちて、走ると車体中に飛ぶ。
どうしてもチェーンクリーナーを使用する場合は
ウエス側につけてウエスで根気よく拭くこと。
直接チェーンにかけてはだめ。

マジですか?ずっとクリーナー吹いて、直後に
ルブ付けてました。チェーンに直接吹き付けてました。
だから飛びまくって汚くなったのですね。

ルブの付け方。
チェーンの内側に吹く事。ウエスで軽く拭く。





新しいチェーン。
DID 520VX2のゴールドにしたのだが、
どうも金色というのは
性に合わないなどと思っていたが
そんなことどうでもよくなるくらい
気持ちよくなった。
何、この軽さ。取回す時の車体の負荷が
ぜんぜん違う。軽過ぎ。
当然、エンジンの負荷にも影響するだろうから
走り性能は向上しているとみていい。
実際、走行するとアクセル開度に比較して
いつもと違う速度感フィーリングを感じる。
こんなに変わるんだチェーン性能で。
めでたしめでたし。


2012/10/12

(No.1821): MiniBruteへの死角


いい歳をしたおっさんが滅茶苦茶な日本語とも
つかない言語を勝手な文法で組み立てたあげく、
意味不明で読み取れず、且つ目的も主張も
全て理解不能な出鱈目糞屑ブログをお探しのあなた、
それはここにあります。

日々の日常に埋もれながらも分別を踏まえ
しっかりと「音楽」をされている方々が眩しくて
直視できない毎日ですこんにちは。


さて、Arturia MiniBruteであるが、
筆者にとって久々に電子楽器嗜好琴線に
ビノビノと触れる。
その理由は機能云々ではなく面構え的なものが大きい。
全体のバランスとノブ類フェーダ類の配置
鍵盤数、色。
いいじゃないか。
だいたい機能で言ったらだいたいキミ、
モノフォニックじゃぁないか。
単音。
いいじゃないか。
もちろん面構えにも勝り、
出音の完成度にも二言はない。


同じ価格帯でぶつけて来たRoland SH-01の方が
機能的にははるかに上回っているだろうが、
なぜか琴線にはほとんど触れないのだ。

その理由は、面構えに他ならない。
諸君はなんと勘違いな理由なのだろうと思うかも
知れないが、真実としてそう想うのだから
仕方がない。
おそらくSH-01の方がいろいろな場面で
しこたま重宝しそうな予感もする。
出音だって良いに決まってる。

かたやMiniBruteにおいてはある程度
限定されることだろう。
なんせ構造がアナログ回路であり、そして
モノフォニックだから。
しかし、
逆に限定的なほうが面倒臭くなくて良い。
面倒臭くないということは発想力が阻害されない。
万能なほどそれを使う人の技量に左右される。
従って、筆者のような非凡野郎には単機能がいい。
その限られた中での発想が気持ちいいのだ。






しかしここで重大な決定を
下さなければならないことを知っている。
その分の資金は全て六級改号とパンダ車先生へと
流れる仕組みであることを知っている。


たはッ

2012/10/11

(No.1820): チェーンのみの役職


やっぱりさールパン三世は1971年の
TV第1世代のオープニングの
ルパンルパンルパンーって曲が
一番いいよねと耳打ちするもんだから
ドカ屋さんに電話をする。

「チェーンとスプロケットを交換します」
「5万円です」
「やめます」


車検の時に部品代が20%OFFになるという
マジックを聞かされていたので
あと2ヶ月で車検ですがそれまでは到底
チェーン様はもたないのではないかと、
2ヶ月あればきっちり1000Kmは走るものと
確信しております何か方策はないものでしょうか
と問うそばから、今回はチェーンのみを
交換という塩梅式では如何でしょうかと
畳み掛けられて参りましたので
すわチェーンのみで宜しくお願い申し上げる
ついでにチェーンはアレねDIDのなんちゃらって
いうゴールドメッキ的なアレでひとつ
お願いするでござる。


さてモンハンモンハン。


2012/10/10

(No.1819): チェーンの交換が必要です


”チェーン” ”交換” でググってこの辺境の地へ
辿り着いてきた諸君、ごきげんよう。
しかし着いて早々なんなんだが、
残念ながらここには諸君の渇望している答えは一切ない。
あるのは、緻密な計算に彩られた難解な変態文章のみだ。
それでも諸君が正しいと選択するなら私は止めはしない。
さぁきたまへ、NeoProseの世界へ。


Q チェーンは何キロで交換が必要ですか?
A メンテナンスされた状態で約15,000kmが目安です。


我が、六級改号[ducati m696]之介左衛門の現在までの
走行距離は17,700kmになんなんとし、しからずんば
交換の儀を滞りなく段取ろうとする矢先、くだんの
ドカ屋トウキョウウエスト様の定休日(毎月第二火曜と
水曜日は連休となります)において、いよいよ
地団太を踏み鳴らし、斯様な道理が通るなら
いっそ電子メールにてその想いを改めて、すなわち
チェーンのみならず当然スプロケットも交換するので
ござる的な言い回しを丁寧に繰り広げた末、
且つ前後の丁は変えずに純正品で対応するんだじょ的で
且つチェーンはメーカーは純正品と同じDIDとしながらも、
す、少し、わ、僅かなグレードアップとしたいのですから
すなわちゴ、ゴールドメッキなんちゃらとか
シ、シルバー何某とかそんな塩梅式のアレ

アレしてちょうーだい(財津一郎のモノマネで)的旨を
隣家住宅の屋根伝いを回転しながら唱える様子。



(現代隠語諸事大辞典より)
「チェーンとスプロケをとっかえる」の意味





2012/10/09

(No.1818): 結局MTの話になっちゃう話


VW Up!
非常に筆者好みである。
どこがいいか。
先ずは大きさだ。
なんつったって小さい。この小ささは素敵だ。
小箱。こばこ。
でも
小さくて燃費も良くって環境に優しいうんぬん
とか、エコエコとかどうでもいい。
むしろウルサイ、邪魔。
邪魔だけどかかわらないからそのままでいいや。
話を戻す。
個性的なリアビューもフロント面構えも好き。
小さくても肉厚で硬性のありそうなボディも
VW車というアイデンティティを感じる。
0.999L 直列3気筒。
3気筒って、いいぞ、実にいい。
75馬力。いいぞ。
1トン未満、うむ、魅力的だ。

と、ここまではいいのだが

しかーし、しかしだ、残念ながら
以下の三点が筆者的にはどうにもこうにも駄目だ。
駄目なんだ。



(一つめ)
直接クルマには関係ないとはいえ
テレビCMのダサさ。
なんだアレ。
イメージ台無し。
というか、わき見運転してんなよ。
ちゃんと前見ろ。
基本だろう。
だいたい誰だよアイツラ(クボタ何某とか)
「あんた誰れ」谷啓さんの歌を
フルコーラス熱唱したい心持だ。
いやいや失礼。
クボタ何某さんはただの出演者だから
ぜんぜん駄目じゃないんだけど
だから逆にかわいそうな気がしてきた。



(二つめ)
その、わき見運転してても衝突する前に
ブレーキをかける機能。
最近、流行っているのか、くだんの
スバルのアイサイト的な先進技術。
その技術にはありったけの敬意を払う。
この機能のおかげで事故が防げるかもしれないし
きっと命も救えることだろう。
しかし、そういうことを前提としても
筆者の選択肢にはそれは、ない。
従って、選ぶことはない。



(三つめ)
マニュアルシフトの設定が日本仕様車にはない。
これが筆者が想う駄目な原因の最大の理由だ。
同じクルマでもオートマチックとマニュアルでは
もうぜんっぜん意味が違う。
まったく別な乗り物だ。
本国仕様車には5速マニュアル設定がある。
なぜ日本でそれが出来ないのか。
日本ではマニュアル車は売れないからだろう。

オートマチック車をなくせといっているのではない。
日本でのオートマチック車の需要は間違いなく
99%に近いだろうから当然のことだ。
しかしせめてマニュアルの設定を低級グレードで
いいから、むしろ低級グレードで
残しておいてもらいたかった。
輸入したり整備したり在庫したりのコストが
売上に見合わないのだろうという大人の事情は
わかるが、心意気を示すのは
こんな時しかないんじゃないかキミ。

最近の電子デバイス化された自動車で
マニュアル車の意義とは。
いや、マニュアル車はマニュアル車だ。
つまり、ギアを1速に入れて左足で
クラッチつなげないと走らない、
という基本的な操作は変わらないはずだ。

嘘だと思うならやってみるがいい。
アクセルを踏まずに、
クラッチをポンとあげてみさない。
エンジンは止まるんだよ。



(番外編)
ハッ、まさか、例の追突防止の機能というのは
オートマチック車だからという事なのか。
オートマチック車の誤操作防止も兼ねているのか?

ブレーキとアクセルを踏み間違えましただと?
ギアがRに入っているのがわかりませんでしただと?
そのための「追突防止の機能」なのか。
(日本仕様は全車標準装備だけど
本国仕様のマニュアル車にもつくのかしら?)

クラッチ操作もギア操作もないんですから
もっとちゃんと運転してください。
宜しくお願い致します。


2012/10/08

(No.1817): 三鋒を囲む


それではこの連休週末における事象数点を
簡潔にお送りするべく、いささかの鞭撻をもって
以下にしたためる。



先鋒
六級改号ducati m696何某のチェーンは
交換したほうがいいに決まってる事象。
この曲がり方は何点でしょうか。
(答え 38点)






次鋒
ついにコンプリートしたことにより
それはただの物体ではなく次元を越えた
想念の波動を得たことになる事象。
しかしより完璧をきすならオプションで
あと二つのしかし偉大な波動を浴びて
本当のコンプリートになるだろう。
それは近い。






結鋒
あのロジックを、スケジュールを捻り出している
最中でも、ここにこうして存在しているという事象。
毎日の労働中もこの景色は変わることはなく、
フナムシと潮と貝がらの点景は現時点と
同期している錯覚を捉える。





2012/10/06

(No.1816): YMOBGMRAPPhenomena


1981年に発表されたYMOの2枚のアルバム
「BGM」と「Technodelic」は今更言うまでもなく
筆者の血肉の根源であるという話しは
もう何千回も繰り返し書き記してきたので
出たよおいおいまたオッサンの昔話しかよクソしね的な
感想を心底頂きたくこうして再びそんな塩梅式の
垂れ流す想いを書き記すべく
こんな動画を貼ってみたという体でお送りしている。




ほんと、このアルバムすごい。
筆者はテクノデリックも大好きだけど
どちらか選べと言えばBGMだ。

筆者は実は1981年当時、BGMの中では人気薄だった
「ラップ現象」という曲の格好良さに打ちのめされていた。
YMOファンでさえ良い評価は聞かない曲だが
一般人に聴かせるとそれは酷いものだった。
なにこの曲お経?とか、
こんな変な曲のどこがいいのかわからんとか、
あんた頭おかしいんじゃないのとか
嬉しいことにボロクソだった。
難解な詩、妙齢な甘い16分シーケンス、
一聴すると変拍子かと感じてしまうが普通の
4拍子だったりするリズムとか、
細野さんの加工ボイスがまたえらくかっこいい。





2012/10/05

(No.1815): NeoProse概論


「これが今話題のNeoProseだ」
さて今週はンネットで話題になりつつある
NeoProseを描き続けているエフオピさんに
お話を伺います。
ところで冒頭のンネットって誤字だと
思った人がいるでしょうが、これは
誤字なんかではないのです。
逆行を含めましてのスタイルとなります。

さて
先ずはNeoProseの成り立ちについてお伺いします。
どのような意識を持っていらっしゃいますか。

エフオピ
「流れが大切であります。万事は流れなのです」

それは颯爽とした流れですか、それとも
混沌とした流れでしょうか。

エフオピ
「療法です。これは両方と書こうとした誤字では
ないことを前提に詳しくお話ししますと
次のようになります」

ははぁつまり、全ては見方の技法なのですね。

エフオピ
「少し違いますが合っています。要するに、
ポ、ポ、ポ、ポイントオブヴィユーに結実するのです」

それは、例えばコンビニ店員に顔を覚えられてしまう
といったような現象も含めてですか?

エフオピ
「初期の頃ならそれも許されていたのですが
ここ千年の間では必ずしも含めるとは
限らなくなりました むしろ、・・・」

むしろ?

エフオピ
「むしろその現象の造作について的確な編集と
歩合のいい添削を与えるような塩梅式を良しとする
そんな評価が万事の流れを左右するという説が有力です」

それは核心に近づいてきたということでしょうか。

エフオピ
「ええ、流れが大切であります。万象は流れなのです」





2012/10/04

(No.1814): 問5 換算の条件


考えてみれば当たり前ちゃぁ当たり前、
すなわち、この夏、数え切れぬほどの
豪雨走行を繰り返し、
その散々と雨に濡れた車体においてさえ
西伊豆の民宿でもらった安タオルで二、三回
拭くマネをしているだけの体であるから
どうしたって、そのチェーンに
六級改号[ducati m696]之介左衛門の
そのうだつの上がらないチェーンに
その評価されない平社員のチェーンに
さ、さ、錆が浮かないはずがなかろう君。

昨晩に台風何某が何処へと通り過ぎました
という塩梅からして、今朝の流れる雲の合間に
陽の光も射そうという頃合にてその日差しの下、
そのうだつの上がらないチェーンの
その全く評価されない平社員のチェーンの
コマとコマの繋ぎ目のビスに
じくじくと赤茶けた、さ、さ、錆が
浮き上がっていたという塩梅式を
目の当たりにし、今すぐにでも
たった今、この場で、しゃがみこんで
たった今、ここで、
チェーンクリーナーとチェーンルブにて、
メインテナンスを滞りなく推し進めたい衝動を
グツと堪えるのに要したエネルギーを和三盆に
換算したらいくらになるか答えなさい。




2012/10/03

(No.1813): 金木犀の重殻


おい、
六級改号[ducati m696]左衛門よ、
ジーゼルもといディーゼルもといDieselの
あの佇まいなど気にするな、
だって街のあちこちで金木犀の香りが
仄かに流れているではないか、
なぁ六級改号[ducati m696]左衛門之介よ、
なに、きんもー擬人化?それって擬人化
擬人化なのね(エ)ネゴリ勲(くん)、
なに、おいそれとは言わさんぞ、
おいそれとはな、
おぬしの言うとおりなぞ、いかぬわっ
このたわけめッ、だって、キミ達、
か、香っているだらう、
も、も、もっと香ってみたまへ、
こっちへ来て、も、もっと香って
み た ま へ
街のあちこちでキンモクセイの匂いが
香っているだらう、
そんなことよりキミ、
そんなことより
読みやすく行間を開けたらどうなんだ
どうなんだよ、どうなんだといっておる、
っていうか、
そもそも読みやすくねぇじゃん糞ブログの
くせに、とか言ってるうちに、
ほらみろ、
こんなになっちゃったって
抜群の瞬発力を見たい人は
今からこっちに来てください
今日のラジオ体操は
沸騰の中でお願いしまーす、いや、
キミそりゃ話が違うだらう
そんなことしちゃいかんよ、
そこで初男は目覚めた、
ハタッ、夢だったか
なんていう夢オチを期待していた男の話を
今から話して聞かせようと思っていたのだが
そろそろお時間がまいりました
このあたりで
このあたりで
暇乞いをさせてもらえんだろうかという趣旨の
タンタルコンデンサを作っている老人を
君は知っているか。


1908年「ナッセ堅と金木犀」より(再編)



2012/10/01

(No.1812): 神無月の謎


神無月である。カンナヅキと呼称する。
神様がいなくなるという説を受けるとすれば
日本全国の八百万柱の神々が
これからの一年を決める大会議を執り行うために
出雲大社へ詣でるといわれている。
ご存じの通り出雲大社は日本で最も古い神社の
一つであり、メインにお祀りしている神様は
大国主命(オオクニヌシノミコト)である。

大国主命はすなわち国津神系であり、
国津神系の祖といえば、建速須佐之男命
(スサノウノミコト)である。
ちなみに
スサノウの数代先の子孫が大国主命である。


ところで、
現世における神社には二系統あるのを
ご存じだろうか。
すなわち上述のスサノウや大国主命を祖とした
国津神系をお祀りしている神社、
それとは別に祖を天照大神(アマテラスオオミカミ)
としている天津神系をお祀りしている神社である。
ちなみに天皇家は天照大神を祖としている
天津神系である。

とはいうものの、現代ではっきり区別している
神社はそう多くないと聞く。
つまり天津神系の神様と国津神系の神様の双方を
お祀りしているケースも多いのだ。


スサノウとアマテラスは兄妹である。
アマテラスはお姉さん、スサノウは弟だ。
(実は三人兄妹で、アマテラスとスサノウの間に
ツクヨミというお兄さんがいる。
スサノウは末っ子だ。)

以下有名な神話。
大幅に端折って解説する。

詳細ははぶくが、スサノウとアマテラスの
兄弟喧嘩(天の岩屋に隠れた件)の末、
スサノウは野に下る。降りた先が出雲である。
そこでヤマタノオロチ退治とか諸々あって
出雲を統治するのだ。

そこへアマテラスが高天原から降りてきてこう言う。
「ちょっとぉアタシがそこもらうからアンタ出てってよ」

スサノウ(国津神)は、断るのかと思ったら
「はいはいそのかわり立派なお家を建ててくらさい」

なんて、おいおい意味わかってるのか的なことを言って
あっさり明け渡してしまう。
これがいわゆる「天孫降臨」である。

ということになってはいるが
実際は大戦争になって奪い取った説もアリ。
いまの天津神系の牛耳る図式からして
良いことしか書き残さない的な塩梅式の説。


しかし、
そんなこんながありながらも国津神系の出雲は
未だに一目置かれる存在であり、
現世では天津神が統治したにもかかわらず
神無月という呼び方が示す通り、日本全国の
八百万柱の神々が出雲へお集まりになるのである。

八百万の神々の中には当然天津神もおられる。
あのアマテラスさえも出雲へ赴くという。
ただし、最後に来て、最初に帰るのだそうだ。
さすが姉貴。


2012/09/30

(No.1811): 特撮博物館


特撮博物館を訪なう。
来週には閉館してしまうので今見なくては
末代までの恥というせっぱつまり感を保ちながら訪なう。

結果から言うと
予想以上の素晴らしさに集中力は増すばかりだった。

前評判の巨神兵の映画だったり、
くだんのエヴァなんちゃらとかの系統だったり
ということはどこぞへ吹き飛んでおり
1960年代の映画で使われたそのアイテムが
「撮影オリジナル」という表記のもと
数点も展示されているのを目の当たりにして
是非もない、ずずっと奥まで、という感慨に
浸るのであった。

街のミニチュアセットが模型好き的な感性を
ころころとくすぐる感じは
もうハナからはっつきで見ていたい心境である。
特撮の技術を絶やす事なく受け継いでゆくという
意思を、くだんの巨神兵の短編にも見られる通り
全てをリアルの物理現象で創ってゆくという
昔ながらの特殊撮影の醍醐味に全てが集約されている。

「巨神兵東京に現る」はCGなどの仮想現実を
見慣れてしまった我々に泥臭い原点のホンモノの
太陽の陽を思い出させてくれる良い作品であった。
ストーリー的にはナウシカにつながってゆく
風ではあったが、
筆者はやはりメイキングビデオにもあったような
特撮映画職人たちの想いの方に深みを感じた。

クリエイターは職人だ。









2012/09/28

(No.1810): 江戸の華


弁当を食べる ではなく 弁当をつかう。
煙草を吸う ではなく 煙草を呑む。
蕎麦を啜る ではなく そばをたぐる。
お風呂に入る ではなく お湯をつかう。

平成の御世でせぇ、江戸のことばの奥義を
頂いちまうってぇんだから粋な話でござんしょう。

てぇげぇにしろなどと言わずに
話の下げまで聞いておくんない。

2012/09/27

(No.1809): Monster.Diesel.PV


もともと著しく冴えた造形であり
それは旧型に由来しそれ故旧型から所有し、
新型になって好みの分かれる容姿なれど
もともと著しく冴えた造形であり
それをさらに舞い昇るような造形の
悦ぶように冴え渡ったその佇まいと
すんでのところでの侘びと織り成し
駆ってなんぼという世界に媚びず
的確な造形の美しさに羨望の矢面に打つ。

DUCATI Monster Diesel







マジでほしいー



2012/09/24

(No.1808): 不適格な数日


クラブでの深夜エレエレライブとか
自分たちの出順がタイムテーブル午前4時とか
そんなの数年前まで普通な感じだったんだけど
さすがに31時間寝ずの19時間連続勤務は
ちょっと変な液が分泌しそうになるほど
研ぎ澄まされつつ朦朧とするという
仕事には不適格な状態になる。

そんな不適格な人生を送っている筆者の
この勤務体系ですら、我々の中では一番楽という
凄まじい状態の怒濤の数日間なのですお疲れ様です。

ちなみに一番すさまじい人の場合。
筆者と同じ勤務後、帰ってから約8時間後の
同日23時頃再び出社し、翌日の18時過ぎまで勤務、
一旦帰って、
さらにたった4時間後の22時に出社、
そのまま翌日の昼12時くらいまで続き、
一旦帰って同日20時出社、さらに
そのまま翌日の昼12時くらいまで続く。
以下ループ。
数日間の激務とはいえ、
マジでしぬわこれお疲れ様です。




2012/09/21

(No.1807): 雨洗車という


ボツボツボツという大粒の雨
あっという間にブドザーという擬音にかわり
数キロ走っただけでパンツの中まで
びちゃびちゃに濡れまくった久々の
夜間瞬殺豪雨内二輪駆動の掟により
なんもかんもなんもかーんも
水びだしにてまるで水中のようざんす。


もういい加減洗車しないと
雨洗車のみという体では申し訳ない。
六級改号DUCATI M696何某の装い。



明日21時出社。




2012/09/19

(No.1806): にしらの算段


朝起きたら豪勢な大雨なので
六級改号DUCATI M696何某で駆る。
久々のレインスーツフル装備で
こんな大雨の中出てきちゃって
ひょっとしてアンタ後悔してるんじゃないの
ううん後悔なんかしていないさ
うそ、その淀んだ目は後悔してる目よ
そ、そんなことないさ
いいえ、きっとそうだわ
そうにちがいないわという寸劇が
どこからかオカマ言葉っぽくなってきた
ことを受けて靴下まで
ぐっしょりと濡れてしまったので
コンビニで真っ白の靴下を求めた日。

ところで12月には六級改号と黒パンダ車の
車検でダブルブッキングな年なのだ。
訳:
今年の12月はバイクとクルマの車検が
重なってしまうのです。

にしらはろくな銭もねぇくせに
バイクだのクルマだのとけつかる。


旧友N
「アルファロメオの車検6万円で済んだよ」
筆者
「マジでか」
旧友N
「税金とか諸経費除いてだけどね」
筆者
「ディーラーもってけば20万コースだよな」
旧友N
「整備費とバッテリーとオイル、フィルタ交換だけ」
筆者
「それで十分だね」
旧友N
「パンダもみれるってよ」
筆者
「そこでお願いしるや」


2012/09/17

(No.1805): 得心の儀


父親の四十九日を終える。
納骨。位牌への入魂。
それぞれが流れるような読経により
儀式としての安堵感が参列者へ伝わる。
そんな読経を聴きながら、
ひとつ得心したことがある。

人の死に関する様々な儀式とか読経というのは
実は亡くなった人のためだけではなく、
あとに残った生きている人間にも向けられている
のではないかということである。

いやむしろ、人の死を通して
生きている人間へのこれからの生き様を
説いているような、そんな気がするのだ。
それが、さまざまな儀式だったり
その中を流れる読経だったり。
そうか、そういうことだったのだ。
と、得心した。

ありがとう。



PS
筆者
「びゃっこやのむすめのイントロの声って
ひらさわさん声をautotuneでやってるの?」
鎮Zさん
「しらないw サンプリングなんじゃないのかな
だって、全部できてからわたされるんだもん」
筆者
「そんなもんすか」




2012/09/16

(No.1804): 自戒の決壊


40歳代はなんて大人なんだろう
ましてや50歳代なんて初老の御大じゃん
などと10代や20代の頃には思っていたが
実際自分がいわゆるアラフィフ世代になってみると
そんな想いは全て幻影だったことがわかる。

いや、実際は、
本当にちゃんとした大人の皆さんが多いし、
例えば
人前でしっかり自分の意見を言えたり
物事を進める能力や人をまとめる能力で
会社でも偉い役職に就いていたり
社会的にもそれなりの地位だったり
ウチのお父さん部長なんだぜ的な
そんなアラフィフな皆さんが多いはずだ。

だいたい、未だに
屁の足しにもならないヘボい電子音響を
こねくり回して、たまにライブやったり
スタジオやったり、
ギョビョーンギョビャーンとか叫んだり
なんでそうなるのッウギャギャギャとか
くっそくっそ左手開始ムズくてできねぇや
(ドラム基礎練習)とか
六級改号の灼熱塊で股ぐらが最高ですとか
難解意味不明な発言を繰り返しているおっさん
など、
いやまて、そもそも
こんな屁の足しにもならない屑ブログを書いている
こと自体がもうぜんぜん駄目の領域なんじゃねぇか
と思うとウキウキする心持ちになります。

あー、今日もすごいや。


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2012/09/13

(No.1803): dig up once again


2012/09/13 00:42:39
ヘボいドラムって人をイラつかせるんだ。
人をイラつかせることが出来るんだ。
こいつは武器になる。



2012/9/12 21:23:59
では今から 印象の悪くなるような、
言ってはならないことを言う。
(某関係者のみ)



2012/9/09 10:37:58
そう言えば、B to C の会議体でやってること聞いたけど、
そもそも回収の発想が凡人過ぎて呆れた。
これだけ無料のwebサービスがあるのに
サービスそのものに課金しようという考え方自体が
ぜんぜんダメ。



2012/9/13 22:09:39
最近youtubeで17歳の男子高校生がアップしてる
実況モンハン動画を観るのが楽しいのだが、
それを見ている私はおそらく君のお父さんよりも
年上なので是非PTしたいなと思いながら仕事をしています。今。