2008/07/31

(No.524): 二輪タイヤ交換妄想すること


フジ動画は本日は休み。



昼食の
セブンイレブンかた焼きそばに付属していたお酢の袋が
真ん中から破れていたために、
すこぶる酢臭が筆者会社机上を漂っているので
DUCATI M400タイヤ交換をずろりと妄想する。

なんせ昨日は、走行距離が13,000kmに達したものだから。



さて、オートバイのタイヤというものは
一体全体何時交換すればよいのか。
以前乗っていたkawasakiエストレヤの時は
あれはそう、確か9,000kmくらいで交換した覚えがある。
だがタイヤの性能が低下したからではなく
交換したいタイヤがあったからだ。

今回は既に13,000kmである。
前後のタイヤを具に観察すると、スリップサインは
出ていないものの細かいヒビ割れが確認できる。
走行地域はほとんど街中なのでタイヤの頂上が減っている。
が、横はあまり減っていない。
全力でダサイ。
何れ即交換という状態なのかもしれない。


5,000kmでイっちゃって交換しました。
という電網での会話。
僅か5,000kmで性能が低下するタイヤというのは
如何なものだろうか。
まだタイヤの皮むきも出来ていないのではないかと思うが、
何よりその費用対効果は醜悪である。
レース用のタイヤなんかはそうなんだそうだ。

筆者のM400のタイヤはBSのBT56を履いている。
13,000kmを走ってはいるが
確かに10,000kmを過ぎた辺りから若干もっさり感が伴うように
なってきたものの、別段、「イっちゃって」的な
使用不可感は殆ど感じていない。

ただ、頭頂部の著しい磨耗と
指でなぞると、細かいヒビ割れを確認できるので
どの道そろそろ交換したほうがいいだろう。

実質、1000円程度の違いなのでBT016にしよう。

問題は、どこでタイヤ交換するかである。
ご存知ナップスにおいては、タイヤ交換工賃
(フロント、リア合わせて)はなんと
ディーラーの1/4の価格である。

が、しかしここはやはり安心安全を取り
高くてもディーラーにお願いしようかと算段している。

パンダ車はオイル交換の予約を入れ、
M400はタイヤ交換と相変わらず目まぐるしい。
嗚呼、愉快愉快。







2008/07/30

(No.523): FRF08から帰還すること その3


第1日目を10分間に編集。

なおくだんのLords of Lightningは
この動画にはまだ入れていない。
しかし、この動画の終盤にあるパレスオブワンダーの
シーンに出てくる機械の犬。
これも驚愕だった。

では。いってみよう。










2008/07/29

(No.522): FRF08から帰還すること その2


非常に残念だった清志郎氏のキャンセルや
電網掲示板では大騒ぎとなった
PrimalScreamの2日目3日目連日出演、
TBCにまさかのこちらも連日出演となったThe Birthday、
且つ
最終日クロージングアクトのスペシャルゲストに
2日目も出てたADFなど、
今年のフジロックも相変わらず、話題には事欠かなかった。


My Bloody Valentineの轟音ノイズサウンドは圧巻だった。
Underworld;の定番ライブ仕様極太重低音キックも健在。
少々控えめだった電気グルーブだったが
前夜祭の石野卓球には驚いた。


やはりフジロックの醍醐味は一期一会であろう。
名前さえ知らなかったバンドが多数。
通りかかって、そのリズムの素晴らしさに自然と体が動く。
オカズ類がほとんど入っていないが、豊かな抑揚を伴い、
聴く人をして激しい高揚感を得るほどのドラムを演奏するミュージシャン。
音、空気、匂い、その全てが一期一会である。


そんな中筆者ベストアクトは
実は音楽ライブではなくパレス・オブ・ ワンダーにて
400万ボルトの放電芸術を見せてくれたLords of Lightningである。

毎夜深夜15分程度のショウだが、最初見たときは正直、
吐き気をも催すほど激しく驚愕した。
特撮でもSFXでもルーカスフィルムでもない。
現実なのだということに驚愕する。
あまりにすごかったので連日観た。




筆者の言語野では表現できないので、
動画のアップを待たれたい。

先ずは、取り急ぎ、
前夜祭のことから。









2008/07/28

(No.521): FRF08から帰還すること


私はこの五日間、この星には居なかった。
どだい、論じられることは些かも出来ない。
別格名代フジロック。




ベストアクトは
Lords of Lightning
そして次点は
1日目深夜完全全裸の女性早歩き。

詳細は追ってご報告する。




今回は動画を中心に撮ったので
1日10分程度に編集して
後日youtubeへアップロードする。

交互期待
乞うご期待。

編集快調。







2008/07/23

(No.520): 唄いながら落とすこと


ドラム教習。新しい課題に進む。
難しい。
モーショントレーニングの練習譜もだんだんと難しくなる。
今回はタップストロークの極意。
今までフルストローク、アクセントストローク
と練習してきたが、3つ目のストロークである。
この3種類がきっちりと意識してできないと
ダメなんである。

なんせ難しいのは、譜面を演奏する際に
声に出してカウントを唄わないといけないのである。
こうすることで脳トレーニングも兼ねるという。
確かに、これが非常に難しい。
適当に唄っては何の意味もなさない。
ちゃんとカウントを、しかも8分で入れる。
one and two and three and four and
two and two and three and four and
three and two and three and four and
four and two and three and four and ...
これを唄いながら譜面を演奏するのだが、
裏拍のショットも仰山あり、
それがまたちょいとムツカシイのだが
だんだんと出来るようになってきた。
と言ってる間に、ほら、グリップが変わっちまったぞ、
そうじゃねぇだろうがッ
ということになる。
腕はぶらさがってるだけ、
重力により「落とす」を意識する。
筋力はスティックを上げるときにだけ必要。

今日も汗だくで
メトロノームでピッポッポッポとやる。







2008/07/22

(No.519): 久々車載動画すること


No518でアップした新曲「lumbgut」で
音だけをアップしたかったのだが
どうせyoutubeだからということで
手持ち動画をテキトーに切り張りして
拍に合わせる程度で絵も入れてみたのだが
これがすこぶる塩梅が悪い。
やっぱり絵があると、人というものはどうしても
絵の方に意識が行ってしまうようで、
曲を聴かせたかったという本質が
かなりぼやけてしまった。

今度はちゃんとPVを作ってみようと誓う。
今以上にものっそ馬鹿馬鹿しいやつを。
嬉しくなってきた。

嬉しくなってきたので久々にM400にカメラを取り付けて
走ってみる。
別段意味のない行為であり、且つ自己満足すら
おぼつかない有様であるが
それは、概ねこんな(↓)塩梅式である。




風の音が酷い。
次回はウインドスクリーンになるような
スポンジなんかをデジカメのピンホールマイクに
付けてみよう。







2008/07/19

(No.518): 久々音楽仕事すること


草樹木を切り蚊に刺され大汗。
梅雨が明けたので久々Cubaseを立ち上げる。
そしてまた数年ぶり(大げさ)に全くのまっさらの
新曲を創作する。
グリッドには従わず、耳で聴いたノリを重視し、
そこでペタペタとノークオンタイズで貼る。
嗚呼愉快。
リズムは得意の三連中抜きの王道シャッフル崩れ。
オクターブ違いも混ざった小粒のシーケンスを2つ絡ませて、
ベースはダブルのキックと同タイミングで。
今回は12年ぶりにパッドを、しかも2種類も入れてみた。
やっぱり、ドラム+ベース+シーケンス+パッド
という組み合わせは定番だけに、随分としっくりくる。
16小節のミニマルという構成。
これは歌メロが必要だが、発表ユニットはstereogimmikである。
だんだんテクノ歌謡になってくる。
最高だ。

声モノ、歌モノはとりあえず課題とし
ひとまず、ラフミックスする。

試聴はこちら。

サイトのサーバが満杯なのでyoutubeをハードディスク代りにして
アップロードした。
せっかくなので在りものの動画を切り貼りしてPVっぽく作成。
とほほ系。







2008/07/18

(No.517): 四の五の言わずにとっとと行きゃあがれすること


現在、浅田次郎著「天切り松 闇がたり」シリーズを読んでいる。
ストーリーなどはご存知の方も多いと思うが、
天切り松の粋な江戸弁口調に、なんとも吸い込まれる面白さがある。
ご存じない方は「天切り松 闇がたり」でググればよい。

なるほど、大正時代の老人は皆、幕末を生きてきた人達ばかりなのだ。
その時代では、そのような方々からリアルな御一新の話しを
聞くことができたのだなと思うと少し不思議な心持だ。
明治維新のことを御一新と呼ぶ。

そして大正の御世でさえ、未だに御一新前の風体をしている人を
旧弊と言うのだそうだ。
当時はそういう言い方が洒落で流行っていたという。
実際、よく見かけたのだろうか。

しかし、なにせ通して圧巻なのは
主人公天切り松の闇がたりで綴られる江戸弁のべらんめぇ調
の語りであり、真の江戸弁というものが
そのスタイルだけではなく、人としての心意気を表している
ということを強く感じる。
言い方は乱暴に聞こえるが、本質はその真逆である。

この時代の男は漢である。
即ち
自分を立てずに相手を立てる。
他人に優しく自分に厳しい。
義理に厚く仁義を通す。







2008/07/17

(No.516): 戦いの一部を知ること


煙草をやめてそろそろ1ヶ月になる。
25年以上も喫煙習慣があったわりには
意外と何の波乱もなく平穏である。

巷では禁煙補助薬というガムやら、
腕などに貼り付けるものやらあるようだが
ニコチンをある意味作為的に身体へ吸収させる薬をやるなら
普通に煙草を吸ってるほうがなんぼか身体に良いのではと思ってしまう。
幸いなことに筆者はそのようなモノを使わずとも
やめることができた。

煙草が1000円になろうが1万円になろうが
やめようとはこれっぽっちも思わないよッわッはッはッ
と周囲には吹聴していたにもかかわらず
ある日を境にパッタリとやめてしまった。
このギャップが素敵だ。
手前味噌ながら見事という他ない。


しかし、流石に25年の喫煙習慣は抜けきるものではなく
即ち
飴、ガム、干し梅、グミ、フリスク、そしてパイポなどの
数多小道具は特に仕事中は必須である。

煙草を買わなくなった代わりに
お菓子類を大量に買う羽目になっている。
むしろ煙草賃以上にお金を使っているだろう。

即ち、こういう状況がそも戦いの一部なのだろう。
何にしても最高だ。







2008/07/16

(No.515): 複雑な結果に結びつくこと


「巡回セールスマン問題」というものがある。

「あるセールスマンが複数の都市を一度ずつ巡って
出発点に戻ってくるときに、移動距離が最短になる経路」
を求める問題である。

この問題は現存するコンピュータ処理において
最適な解を求めるには困難であることが知られている。

都市数が少ない場合はあまり難しくはない。
しかし、都市の数が増えると加速度的に難しくなっていく。
都市数が多いときに最適解を求めることは極めて困難とされ、
厳密な解を求めるアルゴリズムは未だに確立されていない。


ところが、この「巡回セールスマン問題」を数秒で、しかも
最適解を求めることが出来るコンピュータがあるという。

それはノイマン型コンピュータと呼ばれる現在一般的に
我々がコンピュータと呼んでいるコンピュータではなく、
全く新しい概念で作られた「カオス・コンピュータ」というものだという。

カオスとは起点の初動においてほんの僅かの誤差が
最終的には予測も出来ない複雑な結果に結びつく現象のことである。

「ブラジルでの蝶の羽ばたきが、テキサスにトルネードを引き起こす」
といった「バタフライ・エフェクト」と呼ばれる表現が
カオスという現象をうまく説明している。

なぜ、そのような魑魅魍魎然としたものが
くだん「巡回セールスマン問題」を効率良く解くことができるのだろうか。

カギは人間の思考にあるのだという。
「巡回セールスマン問題」のアルゴリズム化は大変困難であるが
人間の持つ直感や超並列思考(俯瞰してモノを視る)という能力においては
最適解を得ることは可能である。

「カオス・コンピュータ」を開発した研究者は、人間のニューロンの振る舞いに
数学的なカオスが存在していることを突き止めたのだという。
つまり脳の構造をハードウエアで造り出したというのだ。
それがこれだ。



100個のニューロンが1万のシナプスでネットワークされており、
最大で1万個のニューロンと一億個のシナプスからなるシステムを構築可能であるという。







2008/07/15

(No.514): 脱力とサンレコすること


孤高のドラム教習。
毎日やらなければならないエクササイズがある。
が、毎日は出来ないなか一日5分程度。
本日より次の回のメールを紐解く。

前回までの内容を練習しつつ
新しい内容が加わる。
もう毎回、目から鱗の話と練習方法が満載だ。

脱力をしつつ遠心力によるヒット。
キモはグリップであり、
脱力に相反するグリップ力について
大変有効なエクササイズを教わる。
2~3分程度やるだけで効果がわかる。

前回から各種エクササイズには脳トレの要素も
加わっている。
この要素が加わると、俄然難しくなる。
3つのことを同時にやるトレーニングである。
一つのことに集中してやればできるのだが
他の要素も同時に意識しなければならないということが
本当に難しい。

まだまだ、ガタガタの出来。
やぁ本当に奥が深いなと思う。



サンレコ8月号。
流し読み。
テーブルトップシンセ特集。
ハードウエアは目の保養になる。

Access Virus TI Snow
ボイス数50でマルチティンバー数4。
プリセットのプログラムが別格とのこと。168000円。

Moog Minimoog Voyager RackMountEdition
ボイス数1
388500円。
モーグ博士の遺作。モノフォニックなのにこの価格。
出音と存在が別格。







2008/07/13

(No.513): 解明されようとすること


二輪に乗り始めた頃、
しばらくは取り留めのない「違和感」を感じていた。
それは、二輪免許取得前の原付エイプ時代からの
「違和感」で、二輪免許を取得後も
今思い返せば1年ほどは続いていただろうか。
そのうち「違和感」自体を感じなくなり
忘れ去られてしまった。

ところが、先日、ふとしたことが切欠で
当時の「違和感」というものが何であったのか
ということが判明したのである。

それは大きな交差点を歩いて横断していたときのこと。
信号の点滅がはじまったので横断歩道を斜めに渡り車道を横切る。
横断歩道の上を歩いている時は感じないが
横断歩道ではない車道上を「素」で立つ、歩くということに
「違和感」を感じる
ということに気が付いた。

こんなところに、居て、大丈夫だろうか
などといった不安感を伴う「違和感」である。

二輪に乗る前の筆者の場合、車道における己のポジションは
必ず四輪という枠の中においてであり
外界とは四輪の装甲によって隔たりが作られていた。

一方オートバイというのは、身一つで機械に跨り
身一つで車道に躍り出るというものである。

「車道における己のポジション」において
「身一つで」というシチュエーションが
そのような境遇に慣れ親しんでいない場合に
「違和感」となって舞い降りるということに気付いた。

すごいぞ。
どんどん解明されていく。


(2008.07.12 撮影)







2008/07/11

(No.512): 頷きつつ黙すること


iPhoneを買うために徹夜で並んでいる人々をニュースでみる。
すごい気力だなと思う。




筆者は携帯電話にはほとんど興味がない。
eメールが出来れば機種などなんでもいい。
実際、筆者の使っている携帯電話は0円である。
機種すら覚えていない。

従ってiPhoneにも興味がない。
と、言いたいところだが
携帯電話ではなく携帯端末というカテゴリの
切り口で見れば、食指が動かないでもない。

iPhoneは現行の日本のケイタイ電話にあるような「独自の」方法での
電網接続ではなく、所謂普通のパソコンによる電網接続と同じである。
その月額使用料金の設定は高いのか安いのか。
ユーザ自身の価値観によるところが大きいだろう。

筆者の場合、
もはやバッテリーが逝きそうな現iPod Miniの買い替えとして
iPod Touchという選択肢は、非常に現実的である。
iPhoneの電網環境には興味がないこともないが
日常の需要と月額料金を鑑みれば、月額使用料金0円の
iPod Touchに軍配をあげよう。


iPhoneの機能などが取りざたされているが
iPhoneの日本上陸における最も注目されるトピックは
日本の携帯電話産業になかった新しいビジネスモデルを
導入したことであろう。
黒船到来などと揶揄されているのも頷ける。

ご存知の通り日本の携帯電話産業の構造は
キャリアとメーカーが組んで事業展開をしているが
iPhoneは米Apple社がその全てを牛耳る形を採っている。
このビジネスモデルの前提は
消費者の喜ぶ魅力的で画期的な製品があって
はじめて成立する。
従って日本でこのビジネスモデルが定着することは
期待薄といったところだろうか。







2008/07/10

(No.511): シュルとカドルのこと


シュルレアリストになりうん。

とは、
「だって黒いん(だ)しょ」や「そんでもって弁」などの
作品を残した19世紀初頭の書家、
ワイアール・ヒヨウンゼン氏の俳言である。

氏の国籍、性別、年齢、出生、環境、視界など一切が不明である。
一ついえることは、こういうことである。
蛍光塗料を体の右半分に塗布し、
塗られていない左半分は全裸。いや半裸。
七割において口角泡を持ち、しかし饒舌にして談論風発。

何処へとも誘う。
本来の。


もはやYR.氷魚雲蝉とも書く。




1985年以来なので実に23年ぶりである。
P-MODELのアルバムをCD再発で買う。
一枚は「カルカドル」、もう一枚は「スキューバ」。
スキューバの方は在庫がなかったため現在待ちの状態。

で、「カルカドル」。
このアルバムに収録されている「サイボーグ」という曲。
絶品である。



初期の平沢進氏が以降の中期とも呼べる大陸的音楽へと
遷移する過程を如実に顕した傑作であろう。
1985年前後は、後に続く平沢ソロ作品集(1989年~)の
発芽の時代と言っても過言ではなかろう。

平沢氏はテクノの創世記からの人なので
ジャパニーズテクノの祖の一人という捉え方をしている解説が多い。
もちろん異論はない。
しかし、筆者は昔から氏の創る音楽はどれもテクノ的ではない
と感じていた。
つまりテクノ音楽にありがちなサウンド自体で表現している
といことは希薄で、どちらかと言えば、
あの非常に独特なメロディ(平沢節)とそして、
何より魅力的なのは氏の歌声であろう。
特に平沢ソロになってからは、深く重ねられた響きなど
よりメロディが重視されているようだ。

平沢氏はライブでもレコーディングと同じ正確さで演奏し、
そして歌い上げる。
正しく職人であると思う。

20年以上前の軌跡を辿る。







2008/07/09

(No.510): 街中で邂逅すること


二輪チェーン清掃後のチェーンはすこぶる美しく
いままでのごろり感もなくなったので
初天神(*1)を練習がてら大仰に声に出して行く。

特に節操もなく、しかし、洒落モノを装った
欧州車の中古車店。
その店の前を駆るたびに、
ルノー、アルファロメオ、プジョー、そしてフィアット
といった欧州車が駐車場に並んでいる。

つと見ると、旧パンダとNEW500がちょこんと佇んでいる。
旧パンダ\450,000の値札がフロントガラス越しに見える。
程度は良さそうに見えるから不思議だ。
NEW500は値札が貼られていなかった。
白のNEW500。POPだろうか。

そう言えば、走行中のNEW500を街中で見かけない。
我々のこのNEW Panda然り。

そんな折、先日、昼頃、会社近所の
サンプク食堂で弁当を注文し、出来るまでの間、
ぼやりんと佇んでいると
ジドジドジドォーという排気音がして
赤いNEW500が面前を走り抜けていった。

おう、ニューチンクッ!と、声に出して叫ぶと
頭の禿げた知らないサラリーマン(56歳)が振り返った。

街中のNEW500、その印象はあまり芳しいものではなかった。
クルマに疎い方なれば、全く何の変哲のない国産ト○タ車
と思ってしまう雰囲気。
思ったほど街中では目立つクルマではないことがわかった。

なをさら、かっこいいではないか。


(*1)
正月の天満宮に参拝する父子の絆を描いた古典落語の噺







2008/07/08

(No.509): beatを執ること


一つ成すたびに 別のところが成さなくなる。
それを幾重にも繰り返し時を重ね
概ね成すようになるまで。








photo by fop







2008/07/07

(No.508): BPM80からはじめること


孤独のドラム教習。
5回目の教材を紐解く。ちょっとペースが早いか。
だんだんと敷居が高くなりつつある。
いよいよドラム譜が出てきた。



そして、今回のキモは「脳のトレーニング」。
といってもDSではない。
ドラムの演奏は常に複数の事柄を平行して意識しなければ
ならない。そのため、一つのことに集中力を使うのではなく
全体を俯瞰する意識と技術が必要である。
そのためのトレーニング。

その内容はここでは書くことができない。
一つ言えるのは
本当にドラム演奏とは、筋力ではないことを知る。

メトロノームの音が心地よい。







2008/07/06

(No.507): 過剰でもなくと論ずること


さて、くだんのメンテナンススタンド
満を持してチェーン清掃の儀を執り行う。

先ずは付属のゴム輪でフロントブレーキを固定する。
このゴム輪がものすごく堅い。いいぞ。



この後、写真はないのだが
スタンド両サイドの金具で幅をだいた合わせて
おもむろに貫通棒をシャキンと通す。
なお、高さは穴二つ目がいいようだ。

で、
本当にママチャリの如く、スタンドをかける風に
ガッチャンとやる。本当に、ものすごく楽。
どのくらい楽なのかはこの動画参照。
本当に筆者もこの動画のようにできた。






で、
チェーン清掃である。
後輪がフリーというのがこれほどまでに
ストレスフリーであるということを痛感しつつ
チェーンに住み着いた汚物をきっちりと落としにかかる。




チェーンクリーナーでこれでもかと
専用ブラシ+歯ブラシ+ウエスでスプロケットも
後輪ホイールも
みんなまとめて面倒みよう。




で、
最後にチェーン・ルブをこれまた後輪フリーの
恩恵を全力で浴びつつ
一コマづつに少量を吹く。
嗚呼この満たされるチェーンの気持ちを思うと
高揚せざるを得ない。




で、
メンテナンススタンドの解除。
解除も、実に愉快であった。
どのくらい愉快なのかはこの動画を参照。
動画では最初にゴム輪ブレーキを外していたが
筆者は外さないで解除した。
取り説がそう指示されていたからだ。
右手でガチャンと外す感じ。
左手でしかバイクを支えていないのがちょっと不安な心持にさせるが
やってみると全然問題はなかった。
ガチャンとスタンドが外れて
そのままゆっくりサイドスタンド側へバイクを倒すだけだ。
これは重宝するわ。










2008/07/05

(No.506): アバルトバッチの貼ること


メンテナンススタンドを使って滞りなく
M400チェーンを掃除したくだりは後日記そう。

さて、フィアットディーラーへ赴く。
左前輪からの異音について、
どうなっているでしょうか
マズイのでしょうか
と、メカニックさんに試乗してもらいその結果を聞く。

結果は問題なかった。
ブレーキの引きずりでもなく、
いわゆるブレーキの「鳴き」の類であるとのこと。
ブレーキをかけている時に異音(キーキー音)が
するわけではないが、
メカさんの話だと「鳴き」であるとのこと。
ブレーキパッドとディスクは1mmの隙間もないほどに
接触しているため、多少スレてしまう。
ブレーキ引きずり現象との違いはその加減具合だというが
引きずりの場合は変形、臭い、ディスクの色変化といった異変が
伴うとのこと。

その後、洗車。
綺麗になったのでくだんのABARTHバッチを貼る。
こんな塩梅。












2008/07/04

(No.505): 合成音声を感ずること


話としては些か古いのだろうか。
合成音声による歌唱。
MEIKO何某VOCALOID何某だとか初音ミク何某だとか
やけにリアリティのある合成音声歌唱が
話題になり注目されていたようである。

筆者の見解を端的に記すならば
ニコニコ動画などを発端としたこのようなカルチャーにおいて、
残念ながら筆者はあまり魅力を感じない。

即ち、クラフトワークにおける1970年代アンダーグラウンド
離散的ボコーデッドサウンドを前提とし、
後年のアルバム「MIX」における、ある意味、
完璧とも言えるロボットボイス歌唱を被検した我々にとっては
初音ミク何某などのリアリティのある合成音声歌唱では
どうもいまひとつ心が突き動かされない。

簡便に言うなら
合成音声歌唱にリアリティの一切は必要ない
というワードに帰結する。


人間の発声を機械が模倣している故の「醜さ」
というものをスポイルしてしまった代償は、
実は大きいのではないだろうか。

取りも直さずそれは不完全であるが故の魅力である。
単純なフォルマントを従え、ホワイトノイズと
ピンクノイズによって生み出される摩擦音。
フォルマントを歪なまでにシンセサイズした不完全な音声。
やはり、合成音声といえばこうでなくちゃ。


なお、誤解のないように付け加えるとするなら
初音ミク何某のような合成音声技術に関しては、
ありったけの敬意を払わせて頂く。
創造アヴァンギャルド愕然ノイズ電子音楽以外での利用は
社会的にも大変に有益であろうことは想像に難くないからだ。







2008/07/03

(No.504): 切れ角が切れ角がと言うこと


12,450Km、DUCATI M400現在走行距離。
前車のKawasakiエストレヤは確か12,000kmで降りたので
それ以上の距離を走破した勘定である。
二輪に跨って合計24,450km、随分と遠くに来たものである。

スーダラ改めM400は現在正しく「旬」と言えよう。
つまり初期不良に始まり、燃調不良による不動が2回、
うち1回はドナドナであり、また、
制動灯が点かないという不具合や
リアショックのオイル漏れなど
この1年半の間にあらかた出尽くしただろうか。
故に旬と成す。


あまり洗車をしていないので、いっそ恥かしい車体である。
ところが、エンジン周りのくたびれ感というか
汚れ感というのが、実はひどく気に入っている。
洗車してもなかなか落ちない汚れになってしまい
それが澱のようにエンジンの冷却フィンや、オイルパン、
ギアボックスあたりに蟠っている。

その加減がひどく良い。

しかし、チェーンは全力で掃除したい。
土曜日やるぞ。


ハンドルを左に切ると
タンクに当たるようになってきた。
切れ角が、可変してきたようだ。
その当たりの所為で早速タンクにキズを見つける。
最高だ。







2008/07/02

(No.503): 地球の重力を利用すること


ドラム教習。
筋力は必要最低限で良い。
即ち、振り上げる際の僅かな力のみであり
叩くのではなく落とす。
地球の重力を使う。
そのためには肩腕肘は力はいらない。
抜く。
脱力とグリップという相反する要素を
どのようにマスターするのか
そのための様々なエクササイズを行う。
一日5分でも10分でもいいので
必ず毎日練習しなければならない。

結局スローンとメトロノームは調達した。
明日には来るだろうか。
スローンは椅子に座るという超基本的な練習において
実際の椅子でないと「自分の位置」を把握できない。
メトロノームはエクササイズなどで必須。
必要最低限のアイテムだ。
練習パッドとスティックは持っている。

しかし、ドラムを始めて数年経ってから
初めて正式に教わっているという塩梅。
クセが付かないうちならば良かっただろうが
もう悪魔のようなクセがついてしまっているものだから
なかなか捗らない。
とは言うものの、
そういうものなんだっていう驚きと発見の連続である。
最高だ。







2008/07/01

(No.502): タスポとタイマーすること


昨夜は会社関係トラブル緊急お知らせ携帯メールが
何通も立て続けに舞い込む。
6月と7月の狭ということもないだろうが
7月になってから、ガソリンやら食品やら何やらが
値上がりの真っ只中であり、
くだんのたばこ自販機はいよいよタスポ使用開始の
模様である。

たばこをやめて、まだ12日くらいだが
もう別段、たばこのない生活というものが普通になってきた。
不思議なもんだ。
タスポ使用開始前にたばこをやめてやった。

さて、そんなたばこ自販機に、
タスポなしでも買える自販機があるとのこと。
何でも、顔を自動認識して年齢を判断するらしい。
童顔の人は買えないのか。
そんな判断が難しいような要素で、
よくシステム化したものだ。
つくづく不思議である。




で、やっぱりタイマーズだ。