2015/12/30

(No.2417): dewey遍路の旅(ライブ報せ含みのアーカイブ公開編)


deweyの前作CD「オルドビスの遺産」に収録していたある曲をリアレンジして今一度ライブでやってみようという打ち合わせから3週間、taira曹長からリアレンジされたラフ音源が送られてきたので試聴するも期待以上の出来に身内とはいえ今更ながら脱帽する。
deweyは各自作った曲に相方がそれぞれ音を足すことでdeweyの楽曲として成立させている。特に筆者がベーシックトラックを作ったへろへろ曲においてはtaira曹長の創り出す音が加わらないとどうも今ひとつ皮が剥けないのである。つまり”deweyの音”にならないのだ。

ところで、deweyは来年2016年で結成10周年を迎える。
これまで続けてこれたのもやはり諸事補完しあえるtaira曹長との居心地の良いコンビネーションの賜物であり、それを見守ってくれた関係者の方々、オファーを頂けるオーガナイザの皆様、そして何よりライブに来て頂けたりお聴き頂いているお客様あってのものだろう。感謝でございます。


そういえばdeweyを始めた頃どんな記録をつけていただろうかとアーカイブを漁っていたら見つけた。
面白いので(筆者が勝手に面白がっている)ここにまとめて掲載する。


第161話 密の巻 (初回の密会 2006/6/10)

第236話 「新ユニットの真髄」の巻 (初スタジオ・ユニット名もまだない頃 2006/8/25)

第252話「命名のユニット」の巻 (dewey命名直後 2006/9/10)


最初のコンセプトはtaira曹長のトラックに筆者の生ドラムを絡ませるエレクトロアブストラクトホンダラダッタホイホイ的なアプローチだった。
数年でドラムは挫折し、元々の電子楽器機材つまみフェーダ鍵盤いじくり系に戻るのだった。


そんな結成10周年の年のライブ初めはこれです。


2016年1月15日(金)
四谷Lotus

【NONSTOP CIRCUS vol.6】
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥1500 / 当日¥2000(ドリンク代別途¥600)
出演:
She,in the haze
ザ・モンキーフリップス
Jeuli-Joie
LVA HELA
dewey


deweyは3番目 19:40からです。
なにとぞよしなに。

2015/12/25

(No.2416): 今週の出来事(脱力編)


月曜日
新宿三丁目某イタリアンにて「アカシックレコードの夜」主催M様とdeweyの密会の儀でありまして、過日中野ヘビーシックゼロにて行われたヒラサーさんトリビュートチックライブイベント「真昼図鑑」での我らdeweyのゴミ拾いライブ映像を収めたDVDを頂戴するためではありましたが、お着物姿の華麗なM様を囲みどーか次回もそのなんですデユーイをまた使ってくださいぐへへへへオン願い上げ奉りながらM様の靴を舐める妄想を働かせる壮中年二名でございました。


金曜日
なんとか段取りを付けて”ひかりのうま”「東京電極」を訪いました。実はdeweyでオファーを頂いていたのですが諸々の事情によりお応えすることが叶わずしかしなんとかお客さんとしては顔を出すことができたという塩梅式なのです。古くからの知り合いの方が新たにWUUNというユニットで出られるというのもあり、ましてchinaproveさんcoherenceさんなど顔見知りの方々も出演されるとのことで楽しみにしておりました。
入店後、しばらくして黒のお召し物のお綺麗な女性がおいおいと近寄ってきましたのでおおっとまじまじと見たらM様でありました。いつもの眼鏡を掛けていなかったので最初わかりませんでした。そんで、チャーシューをもらいました。
ソファーには葉介さんもいらっしゃるし、DJはななをさんだし、もう何この安心感。

WUUNさんの超絶エグい電子音にリアルサンプリング変調ボイスループにやられました。飛び跳ねる転がる。うんいつものトラッシュシュガーライブ。
心残りはcoherenceさんのライブを見られなかったことです。。


2015/12/21

(No.2415): dewey以前(脱力編)


stereogimmikの頃から筆者をご存知の方は最近(といってももう何年にもなるが)平沢さんカバーやらを組み入れて音楽の方向性が変わったのかとお思いの方もいらっしゃるかもしれない。
なぜならdewey以前、(最初はdeweyと並行してもやっていたが)stereogimmikというテクノユニットではいわゆるクラブ対応の楽曲をメインにライブをしていたからだ。とはいえ分かりやすい4つ打ちというものでもなく、標榜するのはmouse on marsのような非線形な電子音塊ビートであった。今でもこの嗜好は変わっていない。

ところで筆者はそれよりももっと昔、インターネットの普及前90年代初頭に「東京エンジン」という平沢さんのカバーもやるバンドをやっていたことはあまり知られていない。渋谷クロコダイルともう一つ名前失念のカフェでライブをやっただけだったが。
「東京エンジン」では「ハルディン・ホテル」、「バンディリア旅行団」、「金星」、「嵐の海」、「ヴァーチュアルラビット」そして「FGG」を演奏した。
メンバーは3人で、バックトラック+シンセ(筆者)、ベース、ギター+歌だった。ちなみにギターボーカルはハードロッカーの男でライブのとき「ハルディン・ホテル」の”トルヒーヨのハルディン”「まで、行きませんか」というセリフの部分を「までいくぜー!」と絶叫したのを覚えている。
そしてこの男は今、某IT企業で統括本部長の職にある。



その前、80年代後半、筆者はiCONOMIXというテクノユニットをやっていた。
このバンドの思い出といえば大晦日の夜、NHK近所の代々木公園脇の歩道で発電機とアンプを持ち込んで無許可で路上のテクノライブをやってたら警官にひどく怒られたことか。


- - つづく - -

2015/12/18

(No.2414): 最初のライブとかの記憶とかの


ボクの初めてのライブは1982年か83年だったか。大学2年か3年のとき。場所はライブハウスではなく友人の別荘だった。20人くらい集まった何かの(忘れた)パーティで、当時音楽制作仲間だったKくんと二人でYMOのコピーバンドをやったのだ。

YMOのコピーといっても一般の人が思い浮かべる「ライディーン」だとか「テクノポリス」だとかあるいは「東風」だとかのテクノポップじゃぁなくて、「バレエ」だとか「カモフラージュ」だとか「音楽の計画」だとか「マス」という”ポップではないテクノ”のアルバム「BGM」のカバーをやったんだ。確か、TR808を別の友人Tくんから借りてさ、SH101とカシオトーンとギター(Kくん担当)で演奏したと思う。

今思うと、むちゃくちゃだったなー。「バレエ」なんかさ、もうカバーというよりはぜんぜん別の曲になっちゃったし。なんせ基本的には同期できなかったので、TR808で打ち込んだリズムだけ流してさ、あとはぜーんぶ手弾きなんだもん。TR808からチッチキチッチキっていう例のハットのパターンを出してね。
当然バックトラックもなかったから、SH101はモノフォニックだしスカスカ状態でさ。カシオトーンはあったけど同時に弾けないわけだから、もうそりゃ酷いのなんのって。
でもギターの厚みが心強かった覚えがあるな。ギターはエレキギター(型名知らぬ)だったからアンプを持って行ったんだけど、何か小さいやつだった。片手で持てるやつ。それから思い出した、電子楽器はKくん所有の大きなベースアンプを持って行ってそこから出したんだった。ベースアンプがデカすぎてねぇ、当時乗ってた車(確か記憶ではこのときは三菱セレステ)がぎゅうぎゅう詰めで機材を運んだんだ。

ライブハウスでの初ライブはたぶん新宿アンティノックだったと思う。1984年か85年か。吉祥寺のライブハウス、名前も忘れたし、もうなくなった?、そっちが最初だったかも。やった曲は同じくYMOのカバーとオリジナル曲を少しやった。このときはたしかカセットにバックトラックを入れて流したんだったか。Kくんともう一人入れて3人でやったと思うんだけど違ったか。うーん何故かあんまり覚えていないなー。
そうそう、このとき対バンの人からYMOのこんな曲(BGMとかの)やってる人初めてみたよ的なことを言われたのはよく覚えてる。

あれから30年。
未だにライブやってるとは。

そんな僕の所属するdeweyの次回ライブはこれです。

2016年1月15日(金)
四谷Lotus

【NONSTOP CIRCUS vol.6】
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥1500 / 当日¥2000(ドリンク代別途¥600)
出演:
She,in the haze
ザ・モンキーフリップス
Jeuli-Joie
LVA HELA
dewey


deweyは3番目 19:40からです。
30年もやってるけどぜんぜんまだまだひよっこです。


2015/12/15

(No.2413): deweyの由来はポラリ語とライブ報せの夢


先日のdewey納会の折taira曹長からMacBookのデスクトップに置いてあるデータとかはクラッシュすると復元困難になるからくれぐれも置かないようにという話を聞き、なんですとあたくしなぞはもうライブで使う大事なdewey用AbletonLiveセットなぞを全てデスクトップ上に置いておりますれば、あたくしはもうすっかりと踵を返してすわこうしちゃおれんと全て書類フォルダの中へ移動し今はMacintosh HDしかデスクトップにゃあーりませんこんばんわエフのオピと申しやす。

ほほーMacBookになっても「Macintosh」という 名は健在なのだということをデスクトップを掃除したら、改めて発見したのである。ねぇねぇキミ、MacBookProの Macってマクドナルドじゃないんだよ。マクドナルドって英語発音だと、マクダナルd(ダにアクセント)ってなるよね。「なる」って。



ところで最近deweyを見知って頂いた方の中にはdewey[デューイ]って名前そもそもなんなのだろうかとお思いの方もいるかも知れないっていうかそん方いないと思うけど、とか言いながら半ば強制的にdeweyの名前の由来についてはこの「(No.2320): dewey[デューイ]の命名由来から」を参照されたし。


そんなdeweyの次回エレクトロニックひょろひょろライブの詳細が出ました。


2016年1月15日(金)
四谷Lotus

【NONSTOP CIRCUS vol.6】
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥1500 / 当日¥2000(ドリンク代別途¥600)
出演:
She,in the haze
ザ・モンキーフリップス
Jeuli-Joie
LVA HELA
dewey


deweyは3番目 19:40からです。
新曲(旧曲をリメイク)を加えたセットで四谷ロータスさんにてニャギャニャギャな映像とバギョバギョのテクノ音楽でお送り致します。です。
twitterのリプかDM、メール(オフィシャルサイトにメアドあり)でご予約承ります。

何卒よしなに。




2015/12/11

(No.2412): あれから6年。4万キロを超えた。(目にみかんの汁を飛ばしながら)


2009年12月というから今を去ることちょうど6年前、それまで駆っていたスーダラモンスター四百之介左衛門号(別名DUCATI Monster400)を降りこの六級改号モンスター之介左衛門号(別名DUCATI Monster696+)に乗り換えた。

あれから6年。総走行距離は4万キロを超えた。現在は40,200kmまで進む。
40,000km記念撮影のやつ↓




クルマと違ってオートバイの4万キロというのは走っている方だと思う。
バイクはクルマよりも趣味性の高い乗り物である。なぜならクルマはクルマに興味のない一般人もフツーに免許を取って、生活や仕事に必要だからという理由でクルマを所有運転する場合もあるのに対し、バイクはその免許取得自体のモチベーションがそもそもクルマのそれとは異なり所謂「バイク好き」という人々に限られるし、一部の業種を除いて生活や仕事に必要だからという理由で所有運転するケースは少ないと思う。

だから一般的にはバイクは休日のツーリングなどの単発的な走行が多く、従って数年所有していても距離数はさほどでもない場合が多い。
それはバイク中古車販売の走行距離を見れば一目瞭然であり、すなわち数千キロからせいぜい2万キロくらいが目立つのだ。販売中古バイクで4万キロも走っているのはあまり目にしない。1970年代のクラシックバイクで走行距離6万キロというのを見かけたことはあるが、それにしたって40年は経っているバイクなのだ。

筆者は6年で4万キロを越えてしまった。その間、各種消耗パーツの交換などは枚挙に暇なく、この6年間のパーツ代と工賃を積み上げればもう一台バイク(国産400くらい)が買えるのではないだろうか。それくらいにメンテナンスを施しているので、4万キロ超の車体でも悪いところはほぼほぼない。

しかし、先日オイル交換した際、エフオピさんもう4万キロだからちゃんと点検したほうがいいですよとドカ屋メカさんに諭され、1月初旬には12ヶ月点検で入庫することになり候。
そこで前から気になっていたフロントのブレーキディスクローターが全交換にでもなった暁にはdeweyのCD120枚くらいの金額になり候。
でもそんなに作ってないしCD。

いやいやこれからも駆り続ける所存故、金の工面をなんとかアレし消耗品パーツをば綺麗にすっぱりと交換し目指せ10万キロと祈り誓って候。



草々

2015/12/07

(No.2411): dewey納会の儀(変容編)


先週金曜日、新宿の或る飲茶屋さんにてdewey納会。このお店は8年ほど前、taira曹長と初めてdeweyお茶会合した際のお店なんである。そんな感慨深いお店にて2015年のdewey諸事大反省会を粛々と執り行うにあたり、今後の展望を踏まえながら如何に恰好のよいテクノ音楽を創出し皆様に楽しんで頂けるのか、我々は忌憚のない意見を交換した。

「この長芋と豚バラの春巻きは絶品です」
「どうですこの骨付きスペアリブの豆鼓蒸し」
「この小籠包の肉汁が」
「この」
「この」


そして話題は制作環境のことに。

「Live9.5入れました」
「Live9.5入れたら読み込まれないプラグインが」
「当分メモリなしアナログモノシンセで」
「61鍵とか」


そして話題は先日のイベント「真昼図鑑」のことに。

「なんという素敵なイベントだったのでしょう」
「オーガナイザーMさんに呼んで頂いて感謝とかもう」
「村上ユカさんのCD買いましてヘビロテ」
「日比谷カタンさんのあの圧倒的な」
「メテオールさんのあの一体感的の」
「ハッチャキさんと車の話とか」


そして話題は次の2016年1月15日ライブのことに
「わー」
「旧作をリメイク的な」
「わー」
「MCもタイムライン包含的の」
「映像を」
「映像が」



dewey来年も「わー」