2017/04/24

(No.2520): むかしはドラムをたたく人(偽物)


もう何年も前にブルース系バンドでドラムを叩いてたことがまるで夢の様だ。当時は毎日毎日パラディドルだとかルーディメンツをやりまくっていた、しかし一向に上手くならなくて結局ダブルストロークも出来ずじまいで、あれは2007年か8年かのライブを最後にそのバンドも消滅した。

オリジナルはやらずに全部カバーばかりで、概ね1960年代や70年代のブルース、ロック、あるいはGSなんかをやっていた。正直、そのジャンルの音楽にはまったく興味はなかった。(あ、でもGSは好き)ただバンドの一構成員として寡黙にドラムをやるのが好きだっただけだ。

当時のライブ録音を聴くと、自分で言うのもなんだが意外にもそこそこの出来栄え。このバンドの後だったのに初期deweyでの筆者ドラムの酷さに比べたら雲泥の差はある。しかしたぶん、轟音ギターや上手いベースがいたからうまく聴こえたのだろうと思う。
だから演奏することは好きだった。しかしやってる音楽はまったく自分に合ってなかった。

所謂四十代(当時)後半の男ばかり数人の所謂ロックとかブルーズ好きなそういう連中が集まってできたバンドのスタジオ休憩時間の音楽話しにはまったく着いて行けなかった。
やれジェームス・ブラウンだのボ・ディドリーだのキース・リチャーズだのと言われてもさっぱりわからぬ。
先人の偉大さはわからんでもないが、それを言うなら筆者の場合、やはりラルフ・ヒュッターとかフローリアン・シュナイダーとか細野晴臣とかあるいはアンディ・トマとかヤン・ベルナーとか、そいう方向なわけで、今思うとよく付き合っていたと思う。
なんだかんだで10年くらいはやっていたのだった。

しかし、以前もどこかで書いたが、この時の経験は意外と曲作りや発想なんかにも活かされているような気がするのだ。

そしてあの時やってた連中はみんな音楽やめて堅気になった。



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