2017/05/15

(No.2523): 杯の道 (streetcup顛末記) 其の八


昔から二輪で駆るときはエンジン始動後必ず以下の項目を点検するようにしている。
ウインカー動作、前後ブレーキランプ、ロービームハイビーム、タイヤ空気圧、チェーン汚れと張り具合。

毎回確認しているので流れ作業となっており、且つどれも正常が当たり前(チェーンの汚れ以外)なので異常があってもそのままスルーしてしまうのではと思ってしまう。しかしそんなことはないのだ。

過日筆者Triumph StreetCup のエンジン自体がかからなかった時は目に見えて異常なわけでそういう場合はしょっぱなから認知できる。

そんな折、
先週エンジン始動後、いつもの点検でウインカーを操作したらウインカーが点かないではないか。ブレーキランプは点く。ヘッドライトもコンパネも問題ない。ウインカーだけ動かない。
うへ?いやいやいや昨日まで普通に動いてたでしょとウインカーのスイッチをカチコチ動かすがまったく無反応、前後ウインカーは暗く沈黙。また断線か、と思い一旦エンジン停止。

すると、ストンと全てが消灯した。いつもはキーをOFFにしたあと3秒くらいコンパネが点いたままになっているのだ。これはいうなればコンピュータのシャットダウン的なことをやっているのだがこの時はストンと落ちた。

もう一度エンジン始動。普通にエンジンはかかる。しかしウインカーは動作しない。コンパネをよくみると時計とトリップメータがリセットされているではないか。ウインカーが点かないことと関係があるのかわからないがとにかくおかしい。


トラ屋入庫。
担当メカ氏によればStreetCupは電送系配線取り回しに問題がありそうだとのこと。過日エンジンがかからなかった原因もハンドル周りへ送っている大元電源のケーブルがハンドルを切ることでテンションがかかりすぎてソケットから外れたことだった。筆者以外でも1件同インシデントが発生しているという。

今回もそのあたりがかなり臭い。試しにハンドルを右にいっぱいに切ってウインカーを操作したら、なんと動いた点いた!
やはり同じ原因で配線の取り回しのようです。とのこと。
時計やトリップがリセットされたのも同じ原因で、キーOFF後の数秒間でバックアップ処理を行うのだそうで、それ用のアースが断線して処理が動かずリセットされたのではないかという。

トラ屋さんも非常に問題視しており、筆者の場合もう2回目なのでハーネスごと総取り替えができるか検討してみるとのこと。同時に本国へ状況を説明し早急に問題を解消するよう依頼するらしいがこちらはUKなのでどうなることか。
とはいえ、ver2からは改善して欲しいところ。エンジンやシャーシ自体は大変良くできたオートバイであり微塵の異存もない。だから乗りたいと思ってる人にはお勧めしたい、ためにもしっかり改善して欲しい。
とはいえ実際リコールは出ないのかしら。

筆者StreetCup入庫中。

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