2017/06/22

(No.2530): 杯の道 (streetcup顛末記) 其の十


水冷になったから暑くなくなるかなー
などと一瞬でも思ったあの頃の自分をここへ呼んできて鼻の穴に親指を思いっきり突っ込みたい心境だ。

Triumph StreetCup 、169cmの日本人が跨るとニーグリップの膝がタンクではなくエンジンに当たるのだ。左右ともに。イギリス人は足が長いからちゃんとタンクを挟めるのだろう。エンジン本体の取り付けの関係で、右膝の方が当たる面積は広い。
昨年12月に乗り始め4月ちょいちょいまではオーバーパンツを履いていたのでこれほどまでのその熱量を測れなかった。


断言する。前車、空冷DUCATI Monster696よりも「すこぶる暑い」。さらに言い募れば「熱い」のだ。

DUCATI Monster696の「暑さ」も物凄かったが、あちらは股間を中心にストーブによる熱波に近い感じだった。真夏の渋滞では意識が飛ぶほどのエネルギー。何度も危険を感じた。

一方Triumph StreetCupは直に接触する「熱さ」と空冷並みの熱波の「暑さ」の二重苦である。まだ夏本番前だというのに。
特にエンジンに”直接”接触する膝を中心とした脚部は「火傷」を伴うほどの温度だ。要するに直接膝を接触することができないほどの熱さなので、ニーグリップができない。筆者はニーグリップしないとうまく駆れないクチなのでこれは死活問題なのだ。
そこで、熱くてもニーグリップできるように革製の熱対策パッド(どうやらハーレー乗り向け)を右膝に巻き、耐熱足カバー(こちらもハーレー乗り用)を左膝に巻き、熱対策装甲で乗っている。

確かに、今思えば真冬でもオーバーパンツごしにエンジン熱がじんじんと伝わるほどの熱さだったので、夏はどうなることかと思っていた。案の定、いや想像以上に過酷な状況だ。
こうでなくちゃ。最高だ。

2 件のコメント:

心眼 さんのコメント...

最近のバイクは、エンジン自体の高効率化による高熱化と、プラス触媒等でスムースに流れなくなった排熱がこもるのかも知れませんね。暑い時期に厚着をしなくては乗れない乗り物とは、素敵じゃないですか。

dewey エフオピ さんのコメント...

ほんと、そうですね。
暑いときに厚着で乗る乗り物。
胸部プロテクターも装備してるので暑さ倍増です。素敵。

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