2017/08/01

(No.2536): 私歴18年目のFRF(荷解き編)


ヒカシューには間に合わず、寒さと体力消耗でトミー富岡さんは観られず、LCD SOUNDSYSTEMはなかったようにAPHEXTWINへ流れ、そして毎年のように卓球さんの出演時間に嘆く。
私歴連続18年目の今年のフジロック17雑感。

最終日かろうじて戸川純 with VAMPILLIAは滑り込む。会場のCafe de Parisは超満員で、小屋の外から戸川純さんを一瞬だけ拝謁できたものの基本音のみ。しかし、玉姫様を生で拝聴できる幸せ。VAMPILLIA編曲も素晴らしくバイオリンの調べがなんとも儚い。バーバラセクサロイドのシャウトも健在だった。
小屋の中に入れないので少し離れて座って聴いていたら前方に巻上公一さんが立っておられるのに気付く。曲が終わったあと、デヘデヘと握手して頂いた。


そんな今年のフジロックの筆者ベストアクトは、蓋を開けてみれば、1日目深夜レッドマーキーでの yahyel(ヤイエル)だった。
まったく存じ上げなかったが、ちょっと聴いたことのないエレクトロニック音楽。弾力ある重低音低域(キック+ベース?)とハーモナイザーを通したボーカルと電子音の渾然一体感。そしてこれまた見たことない洗練されたVJ。後で知ったのだけれど、この方たち去年ROOKIE A GO-GOの出演者だった。確かにこれだけの音楽をやられるのだからレッドマーキー昇格も納得。



フジロックってロックという名前だけど所謂純粋なロック系はそれほど多くないように思う。むしろ(筆者は)聴いたことのない世界の音楽が満載。ここに来ないと普段聴くこともないような音楽があちこちにたくさん在って。
筆者は昔から思っていることなのだが、音楽を作っている人は絶対来た方がいいと思う。嗜好以外の音楽もとても魅力的で、そういう体験は何か血肉になっていくようなそんな気がしてならない。

あと音楽じゃないけど
ところ天国の落語 鈴々舎馬るこ師匠も良かったなー
古典もたくさんやってほしいなー。付き馬とか大工調べとか居残り佐平次とか。














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