2018/01/11

(No.2558): 顔のないメロディ


筆者は昔からどちらかというと音楽は点で作るのが好きだ。点というのは感覚的な話で、具体的にいえば点のような音、つまりシンセサイザーでいうADSRのエンベロープ波形が「 ^ 」のような形の音のこと。当然音色はプリミティブな電子音がいい。
おそらく1981年のKRAFTWERK ComputerWorldに影響された可能性は高い。

このような点を複数ちりばめたハーモニー、ベースにキックスネアが軸になるカタチが好き。故に持続音的ストリングス系のアタック遅めサスティン・リリース長めといった全音符系で隙間を埋めるのはあまりやらない。いや、そういう音ももちろん必要であれば入れるしけっして嫌いではない。

1981年といえば、YMO BGM、同 テクノデリックであり、それらが筆者にとって最大最強のバックボーンであるのは間違いない。しかし同時期にKRAFTWERK 或いはVisage などにもひどく影響を受けた。そもそもYMO BGMやテクノデリックは点の音楽ではないし。

もともと点と点の隙間、音の間隔を認知できる時間というものに筆者はグルーヴを感じるのだ。だから結局は全てリズム要素として捉えているのかもしれない。
故に筆者の創る曲にメロディは基本、ない。うほほ。

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