2017/09/23

(No.2546): 音楽創環境埃概論


音楽を作る物理的環境。
スタジオ然とした環境を好み、卓を中心としシンセやら録音機材を周囲に配し、そしていつでも音が出せるよう各種ケーブルも常に接続した状態だった。
こいつは見た目にもやる気創作のモチベーションを向上させるのに叶った環境であり、思い立ったらすぐに創作作業に取りかかれる環境を目指した。




しかし、そんな状態で2週間もほっておくといいだろう。すぐに埃がたまる。ホコリくらいなんだ。と思う諸兄もいらっしゃるとは思うが、機材に埃が溜まるのはカッチョ悪いうえに気分的にも萎えるし、何よりミキサーのフェーダの隙間とかノブとかガリが出るし、ケーブルのジャックの接点不良にもなる。

人が居るのだから汚れるのは当り前である。だから毎日掃除していれば気にすることもないだろう。
いやー毎日掃除はできないよなぁ、多くて週一かなー。
いや、もう僕は埃なんか気にしないもんふふふーん。と自分に言い聞かせる。
さうだ、キミ、機材の上に埃よけの大きな布とかカーテンの切れ端とかを掛けておけばよいぢゃないか。これで解決だ。

しかしそうは問屋が卸さない。布とか掛けてたとしても埃ってやつは溜まるものなのです。

こまめに掃除しなくても埃がたまらない方法は何か。
詰まるところ、機材、ケーブル類はケースにしまう。作業のときに、ケースから機材を出し、ケーブルを接続し、組み上げる。
この環境なら使う時だけおもてに出すのでほとんど埃がたまらないのだ。

いやー、こりゃええがな。
機材もしっかりとしまってあるので、いつ使っても新品みたいに綺麗だ。うほほー、ほ、ほ。。。

いや、ちょっと待った。そいつは本末転倒じゃねぇか。だって思い立ったらすぐに音が出せる環境を目指してるんじゃぁないのかい。
しかも、音楽制作するたびに、ケースから機材を出し、ケーブルを接続し、組み上げ、終わったら逆の工程でまたしまうなんて、そんなのを創作のたびにやってごらんなせぇ、あーもうめんどくせぇ、、、ってなる。
そもそも音楽を作るという主目的をめんどくせぇとか思うようになったら、もうおしまいでしょ。お前様はいったい何がしたいのだねという状況に陥ってしまう。

その機材組み上げを儀式だと思えばいい。そう思ったこともないわけではない。逆にわくわくしながら組み立てる。そんな時期もあった。
しかしねキミ、、いやもう何も言いますまい。



私の音楽制作環境はこの二極を行ったり来たりしながら30数年も経つのだ。

そして、現状はこれ。






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