2016/08/12

(No.2473): ヤマハのシンセの噺2(さぁいっちょうぶぁーっといくかー編)


ツクグロウ鳥の精霊に憑依されたことも知らずわたくしはその2次元状ボタンを押下しました。あれほど実機を触ってからにしなさいと口を酸っぱくして云っていたというのに。
それはサウンドハウスよりもさらに安い値を付けていた某ネットショップを見つけてしまったからだ。気付いたときは既に注文確定しましたメールを受け取っていた。

まぁいい。そういうことも長い人生にはままある。翌々日に玄関に打ち捨てられて着荷。どっしり感がある、実際この大きさにしたら重い。評判通りのしっとり感のある鍵盤。ミニ鍵盤といってもmicrobruteよりは大きく、いわゆるミニスリム型。
何より出音の振り幅の広さに驚く。シンプルな原波形音はもとよりどうやって作ったのか簡単にはわからないくらいの複雑な音も作り出せる。エフェクトも充実しており、派手さはmicrobruteの比ではない。
特に、オシレータの多彩さ。ここは根幹なだけに相当な設計上のこだわりが感じられる。オシレータの元ソースは5種類だが、ソースごとに当てがわれたパラメータを調整する二つのスライダーやLFOの掛け方によって相当複雑な音へ作り込める。

そして、さらに秀逸なのはフィルターのレゾナンス。発振がハンパない。また地味に内蔵エフェクトもかなりエグい。特にディレイのディプスをあげていくと自己発振するかのような強烈なピークが訪れる。

さらに話題のLooperという120BPMなら10分間MIDI記録できる仕組み。シーケンサーというよりはMIDIレコーダーという感じ。
当初外部同期できないかもと案じていたが、AbletonLiveからMIDIクロックを受けて同期走行を確認した。ただし、記録した内容は電源を切れば消えてしまう。だから、ライブ時は本番中にリアルレコーディングしながら被せるという暴挙を夢想している。





このシンセは音色メモリもない。しかし作った音色セッティングはiPhoneのアプリでセーブ、ロードが可能。アプリは無料。
こいつぁいいやと、さっそくアプリを落とすがiPhoneとシンセ本体を接続できるケーブルがない。シンセ本体はUSB Bタイプ、iPhoneはLightningケーブル。マニュアルにはApple純正のLightning-USBカメラアダプタを経由してUSBケーブルで接続とある。

結局、USB-BタイプとLightningケーブルが変換できればいいんだろうと思い、両ケーブルのUSB Aタイプのオス同士が接続できればいいじゃんとUSB Aタイプのメスメスの変換アダプタを購入した。さっそく試すが、iPhoneがシンセ本体をまったく認識しない。

改めて確認すると、どの関連サイトでも「Apple純正のLightning-USBカメラアダプタを経由して接続」とある。何?これはただ単にコネクタの物理的問題の所為ではなく、「Apple純正のLightning-USBカメラアダプタ」を使わないとそもそも認識しないってことか? 単純にUSBメスメスで繋げてもお話にならないってことか?

明日買ってこよう。しかしApple純正高ぇ。

そんなYAMAHA reface csの近況でした。
ここまではdeweyステージ上手側エフオピがお送りしました。そりではまた。







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