2022/12/13

(No.2627): dewey deltaライブ 楽屋話(機材の量 編)

12月9日新宿WildSideTokyoにて行われた主催イベント「Broken Transmission」
にて筆者の製作したdewey deltaパッシブ・スプリッターと板は
dewey deltaライブにおいて滞りなく機能し、優勝した。




パッシブ・スプリッターも板も、
自分にまったく自信のない筆者が企画製作したものだけに、
本番で動かない(貴様!エフオピ!クリック聞こえねぇよ!捨てろ!)
演奏中に板が崩壊(おめぇ!エフオピ!何やってんだ!消えろ!)
といったエキサイティングな場面に遭遇せずに済んだ。
よかった。


ところで、dewey deltaは機材が多いことで知られている。
ハッチャキさんやtairaさんもSNS等で発言しているように
我々は2時間のスタジオの場合リハ時間は1時間、
残りの1時間は機材の組み上げと撤収に割かれるほどの機材量だ。
従って通常のスタジオリハでは最低4時間くらいは必要である。

我々のライブ機材はというと、
ハッチャキさんはキック、フロアタム以外のドラムセットをまるまる持ち込み、
tairaさんはMac、複数の鍵盤楽器やシーケンサー、ガジェット、デジタルミキサー、
筆者はMacとシンセ1台だがバンド内モニター環境機材をまるっと持ち込む。

そもそも自作板は作業時間短縮の目的で作ったものだ。
ライブ進行で関係者にご迷惑をお掛けしないように、
自前の板であれば機材をあらかじめ組み上げておけるのだ。


最近の電子音楽界隈ライブを拝見すると、コンピュータとシンセ1台のように
シンプルな構成が多いように思う。
もちろん表現する音楽によって機材量は変わるだろうが、
移動運搬の現実を考慮すると、そのような軽量になるのだろう。
以前SNSで見かけたが、我らのライブセットをして
「時代に逆行した機材量」と表現されている方もいらっしゃったほどだ。

なんせdewey deltaは機材車が2台もあるので、機材を積み放題だ。
次回から筆者分のキーボードスタンドも積む予定すらある。


自前のモニター環境を持ち歩いているバンドなんかいるのかしら。
エレクトロニック、打ち込み系ではクリックを聞くドラマーのいるバンドは
あると思うが、その場合はドラマーだけクリック聞くパターンだと思う。
我々はクリックを全員で聞く。
クリックどころではなく、バックトラック且つ演者の演奏音を3人がモニターする。
しかも3人がそれらソースを好きなバランスでモニターできるのだ。(下図参照)



自分たちでそんなしち面倒くさいことやってるバンドなんてないよ。
サンレコの取材お待ちしております。



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