前回のあらすじ
狐につままれた心持で極端に安いSHURE Beta58Aを
某フリマサイトのSHOPから買ってしまった筆者は
贋作の証拠である外箱のおかしな日本語を発見し
己の不甲斐なさに戒めのため正規代理店から
正規品(本物)を即購入した。
本物が手元に来たので比較検証してみた。
結論から言おう。
本物のSHURE Beta58A-Jと比較すると
明らかに違う箇所がいくつもあった。
※ご注意※
ただし、偽物にも様々な仕様があるようで
今回紹介する違いが「必ず偽物である証拠」
ではないことを付け加えておきます。
箱の日本語
これはご覧の通りもう言わずもがな。
上:本物
下:偽物
あまりにも違うので驚いた。
偽物は若干短い。
写真だと分かりにくいが本物は本体の色が青みがかっている。
偽物のほうが銀色っぽい。
箱の色も違うね。
マイクケースの質感も違う。
左:本物
右:偽物
右:偽物
ウインドスクリーン
これは網目の形が違う。全体の形も微妙に異なる。
これは網目の形が違う。全体の形も微妙に異なる。
それと青いリングの太さも本物の方が水色部分が若干広い。
左:本物
右:偽物
右:偽物
マイク・カートリッジ上面
スポンジの密度が雲泥の差。
本物はぎっしり感だが、偽物は透けて奥が少し見える。
トップの部品の品質が本物はしっかりして艶あり。
偽物はくすんでいて汚い。
スポンジの密度が雲泥の差。
本物はぎっしり感だが、偽物は透けて奥が少し見える。
トップの部品の品質が本物はしっかりして艶あり。
偽物はくすんでいて汚い。
左:本物
右:偽物
右:偽物
マイク・カートリッジ本体
本物はしっかり作られており精度が高く触っても動かない。
偽物は明らかに適当感あり、だいたい曲がってるじゃん。
配線材が偽物は太い、という情報もあったが
筆者の偽物は本物と同じに見えた。
カートリッジの上部に小さな突起がある。
ネット情報でこの突起の有無が真贋見極め箇所の一つ
となっており突起は本物にしかないという。
しかし筆者の偽物にもその突起はあった。
ただ本物と比較すると突起の大きさが異なる。
本物の方が若干小さい。
本物はしっかり作られており精度が高く触っても動かない。
偽物は明らかに適当感あり、だいたい曲がってるじゃん。
配線材が偽物は太い、という情報もあったが
筆者の偽物は本物と同じに見えた。
カートリッジの上部に小さな突起がある。
ネット情報でこの突起の有無が真贋見極め箇所の一つ
となっており突起は本物にしかないという。
しかし筆者の偽物にもその突起はあった。
ただ本物と比較すると突起の大きさが異なる。
本物の方が若干小さい。
上:本物
下:偽物
下:偽物
CEマーク
CEマークも本物にしかない、という情報もあるが
どちらにもあった。
(写真が少しぼけてしまった)
どちらにもあった。
(写真が少しぼけてしまった)
左:本物
右:偽物
右:偽物
ピンの結線状況については前回(その1)でも綴った通り。
ピンの金メッキは同じ。
違うのはXLRコネクタの切り込みの形。
本物は四角形だが偽物は半円。
そして決定的に違うのが製造国表記。
ここで不思議な疑問が立ち上がってきた。
ネット情報では本物は
MADE IN MEXICO
偽物は中国製というのだ。
ところがご覧の通り
本物は
MADE IN CHINA
偽物が
MADE IN MEXICO
という表記になっている。
上:本物
下:偽物
この表記に関して現在SHUREへ確認中。
状況判明次第この文章を更新します。
恥ずかしながら筆者ごときの耳では
その程度の違いしかわからなかった。
Fin
状況判明次第この文章を更新します。
↓
(7/30追記)
※SHURE公式から回答を頂いたので以下に追記します※
※SHURE公式から回答を頂いたので以下に追記します※
以下 原文ママ
ということで
本物という確認を頂きました!
本物という確認を頂きました!
本物のSHURE Beta58A-J は「MADE IN CHINA」です。
重さ
カタログでは278gだが
本物266g
偽物238g
※この計り機械が古いため誤差ある可能性あり
上:本物
下:偽物
カタログでは278gだが
本物266g
偽物238g
※この計り機械が古いため誤差ある可能性あり
上:本物
下:偽物
音質
一番肝心な音の部分であるが
比較して注意深く聴くとおそらく本物は少し太い音で、
偽物よりは芯のある音なのではないか、と思う。
一番肝心な音の部分であるが
比較して注意深く聴くとおそらく本物は少し太い音で、
偽物よりは芯のある音なのではないか、と思う。
恥ずかしながら筆者ごときの耳では
その程度の違いしかわからなかった。
たしかにマイクカートリッジの適当な作りを見れば
音も想像がつくだろうに、情けない話である。
音も想像がつくだろうに、情けない話である。
それだけ偽物がよくできているというのだろうか。
だがおそらく使い続けていくと
偽物は化けの皮が剝がれていくのだと思う。
だがおそらく使い続けていくと
偽物は化けの皮が剝がれていくのだと思う。
(7/30追記)
改めて比べてみた。
偽物の方は高域がキツく感じる。
これは当初はすっきりした音だなと思ったが
本物と比較すると中域が明らかに細く感じる。
完全に偽物と判明したためバイアスは否めないが。
偽物の方は高域がキツく感じる。
これは当初はすっきりした音だなと思ったが
本物と比較すると中域が明らかに細く感じる。
完全に偽物と判明したためバイアスは否めないが。
付属のマイクホルダー
本物は堅牢だった。
マイクの自重でもまったく動じない。
当たり前のSHURE製。
マイクの自重でもまったく動じない。
当たり前のSHURE製。
そして最後に「匂い」
本物はまったく臭くない。
むしろ電子部品のいい香りがする。
むしろ電子部品のいい香りがする。
これでなきゃ。
(7/30追記)
既にライブでも使用し、その指向性の高さ
及び声の乗りや押し出し感が気に入った。
そして電子部品の香りがやる気にさせる。
及び声の乗りや押し出し感が気に入った。
そして電子部品の香りがやる気にさせる。
Fin
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