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イギリスのコーンウォールに拠点を持つ
Allen & Heath社のミキシングコンソール
をdeweyライブのためのミキサーとして
購入。
モデル名:ZED-10
ZED-10はAllen & Heathのミキサー製品中
ほぼエントリーマシンであるがdeweyで
現在使用しているB社の超安価なミキサー
よりも残留ノイズは低く全高調波歪率も
小さい。
入力はモノラル入力4、ステレオ入力2、
プレイバック入力、
出力はXLR端子のステレオメインのほかに
レコードアウト、モニターアウト
FXアウト、AUXアウトといった豊富な
バス構成。
ヘッドフォンへの出力も上記各種バスを
組み合わせてアサインが可能。
なお、FXアウトはポストフェーダ、
AUXアウトはプリフェーダである。
そしてUSB1.1準拠のオーディオI/Fを装備。
Macの場合は標準のCoreAudioで動作する。
オーディオI/Fからの出力はミキサーの
プレイバック入力とステレオ入力のST-2
へ自動接続される。
逆にコンピュータへ送る場合は上述の
各種バスから選択可能である。
レコードアウト、AUX/FX、メインアウト
から選択が可能。
MacBookと接続しテストしたところ
AbletonLive9で全く問題なく使用できた。
しかし音質についてはまだ検証が必要だ。
数多電網の記事を拝見すると
ミキサー内蔵のオーディオI/Fは
品質悪しの合唱である。
なるほど専用機と比較すればボロも
出よう。しかし、気になるのは音質も
さることながらレイテンシーの値だ。
おまけ的なオーディオI/Fだから
手持ちのTASCAM US-122MKIIと
比較しても負けてしまうだろうと
踏んでいた。
しかし実際は、512サンプルで比較
するとZED-10の方が7msほど
速かった。これは意外だった。
どのみち、
ライブ使用時はバックトラックの再生と
ボコーダーのリアルエフェクトくらい
なので極端なレイテンシーの遅さでも
ない限り、問題はないだろうと思う。
ところで、オーディオI/Fからの再生に
関して一点気になることが。
プレイバック入力に接続されているが
ステレオ入力ST-2には接続されていない
ような動きを認める。
ははんそうか、プレイバック入力に
別な機器を挿せばST-2入力に切り替わる
という仕様なのだろう。
そう思って、プレイバック入力へ
iPhoneからの音声信号をY字ケーブルを
使って挿してみた。
確かにiPhoneの音がメインアウトから
流れた。
しかしオーディオI/Fからの音はST-2
チャンネルに立ちあがって来ない。
取説のブロックダイアグラム図を
確認するが、確かにステレオ入力ST-2
にはUSBオーディオI/Fのアウトが結線
されているではないか。
USBオーディオI/Fとの接続が断線?
ひょっとしてと思い、ハードウエアシンセの
アウトをステレオ入力ST-2に挿してみた。
無音。
無音。
オーディオI/Fどころではなく
ステレオ入力ST-2チャンネルスプリット
それ自体が死んでいます。
断線というか、そもそも配線されて
いないのではないかとまで思う。
要するに、不良品。
どわちゃー
次号、交換依頼死闘編 に続く
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