2015/08/14

(No.2372): 目覚めたApple Macintosh Classicに


deweyの写真を撮影してもらっているstereogimmikのedieがカラクラ(*)を処分したいのだがという話をしていて、ああそういえば筆者もクラシック持ってるなーもう埃まみれで機材の奥の奥の方に荷物の下敷きになってしまったけど、そういえば奴はどうなってしまっただろうかと想いを巡らせていた。
クラシックとはApple Macintosh Classicのこと。
(*)(カラクラとはMacintosh Color Classicのこと)

Macintosh Classicは筆者のファーストMacだった。1990年頃に確か24万円くらいで買った。もう25年も昔の話だ。画面は白黒。8bitマシン。CPUはモトローラの68000。メモリは2MB、HDDは30MBくらいだったか。
最近ではそれでももう15年位前になるだろうか、コンピュータボイスの音を録音するのに立ち上げた覚えがある。当時のMacintoshにはMacin Talkという合成音声エンジンのシステムファイルが標準で入っていて、こいつが滅法テクノっぽいコンピュータボイスを喋ってくれるのだ。
今みたいに人間味など微塵もなく、矩形波と三角波とホワイトノイズだけのフォルマントで(実際はもっと複雑だろうけど)あのざらついた感じは今の優等生合成音声では出せない。そんなMacin Talkを呼び出すHyperCardを使ってテキスト読み上げスタックを作成していた。

荷物をどけて埃まみれの奴を引っ張り出し、掃除機で綺麗にしたあと欠損がないか調べる。特になさそう。電気を通すのすら15年も前なので火が出るとも限らない。
緊張しながら電源ON。ポーンという音は鳴らなかったが、ニコニコMacが登場して普通に起動して感動。「あけましておめでとうございます」というオープニングタイトルが出る。ちゃんと起動して普通にアプリも動くし、何の問題もない。



ただし、内蔵スピーカーは断線したようで、音は一切鳴らなかった。久しぶりのMacin Talkボイスは聞けなかったが、音を外出しすれば大丈夫だろう。しかしほったらかしで埃をかぶっていたのによく動くものだ。
いろいろ中身を調べていたら、「電子音楽と温泉鉱泉」の活動をしていた時の温泉旅記録70ページにも及ぶ資料を発見した。まさに筆者にとってはタイムカプセルだ。これはデータを保存しておきたいと思ったのだが、外に持ち出せないことに気付いた。




Macintosh Classicにはフロッピードライブはある。しかし肝心のフロッピーディスクがないうえに、仮にあってもそれをどうやって今のMacBookProに移せば良いのだ。USBのフロッピードライブを買ってくるしかないのか。そのためだけに。
面白すぎる。やろう。



当時インターネットなどなくて、主にパソコン通信。
そのターミナルソフト「ニンジャターム」懐かしいー




新旧Macのツーショット。Macintosh ClassicとMacBookPro




25年の歳月の変化。
そりゃ歳とるわ。





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