2021/03/16

(No.2592): アニメ 漫画 本棚

先日、dewey deltaの打ち合わせのとき、どこからかアニメの話題になった。
筆者はアニメはまったくの不勉強で1ミリも話の内容が理解できなかった。
tairaさんはもとよりマネージャ氏、筆者と年代の近いハッチャキさんも普通に盛り上がっていて、話の内容があまりのわからなさに笑ってしまったほどだ。

マネージャ氏のツイートによると「エヴァンゲリオン」「ジョジョの奇妙な冒険」「ガンダム」、「宇宙戦艦ヤマト」などの話題であった。
「エヴァンゲリオン」や「ジョジョの奇妙な冒険」はまったく知らない。
辛うじて「機動戦士ガンダム」はほんの少しテレビで見たことはあるが、正直ストーリーはあまりわからない。

しかし「宇宙戦艦ヤマト」は松本零士さんの漫画単行本を持ってたし好きだった。アニメの方は70年代にやってたので観ていたと思うがあまり記憶なし。
80年代になってスネークマンショーの畠山桃内(伊武雅刀)さんがデスラー総統の声だったことを知る。


考えてみれば、子供のころからアニメに夢中になったことはなかった。もちろん観てはいたが、筆者はアニメよりも主に円谷プロ、及び東宝、大映の怪獣ばかりが好きな子供だった。

筆者はアニメよりも漫画かもしれない。
しかし漫画といっても、いわゆる少年ジャンプ等の週刊詩は読まなかった。でも単行本は買ってた。

小学時代は望月三起也さん「ワイルド7」「最前線」、水木しげるさん「悪魔くん」「ゲゲゲの鬼太郎」、とりいかずよしさん「トイレット博士」などを集めてた。
中学生になると、近所の大学生のお兄ちゃんの影響で山上たつひこさん「喜劇新思想体系」を知る。
この漫画は男子中学生にとって異常性(何をして異常かは本人次第)を伴う屈折した性教育のバイブルだった。
「喜劇新思想体系」は筆者の思春期の人格形成に多大な影響を及ぼしたことは間違いないだろう。

後に「喜劇新思想体系」から過激なエログロを消し、小学生向けに内容を薄めた「がきデカ」がそれこそアニメにまでなって大ヒットを記録したが、筆者は「喜劇新思想体系」の方が何万倍も好きだった。


大学時代以降は、サブカルチャーに浸った。
「喜劇新思想体系」もその多少一派なので、中学時代からそのケがあったのだろう。
「ガロ」誌の潮流に筆者は20歳代前半に染まる。「ガロ」の全盛期は筆者よりももう少し先輩方々がリアルタイムだろうか。

特につげ義春さんの作品には多大な影響を受ける。ご本人は意図されずに漫画表現を超えた表現という概念を創出された方。
当時(80年代中頃)売られていたつげ義春さんの本はほぼすべて購入したほどだ。
「無能の人」「石を売る」の初版の頃だったが、60年代70年代の昔の作品が収録され単行本化されていて、貸本漫画時代の作品がコンパイルされていた本もあった。漫画以外にも旅行記や日記などの作品も読んだ。
これらは今でも大事な所蔵本として本棚にしまってある。



泉昌之(久住昌之さんと泉晴紀さん)のデビュー作「夜行」もデビュー翌年頃になってからガロ誌で読んだ口だ。
いっぺんで魅了され、単行本「かっこいいスキヤキ」を買ったのは言うまでもない。以降、現在に至るまで泉昌之、久住昌之さん、QBB関連本はほぼ揃えている。
作品の端々に、あ、僕とおんなじこと思ってた人っていたんだと思わせるシーンが多い。


そうそう「ガロ」といえば蛭子能収さんの不条理漫画も好きだった。「私は何も考えない」は名作。
そんな筆者の漫画本棚の図を載せておく。

あれ、えっと、何の話だったっけ。










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