2021/03/14

(No.2591): 教習所(四輪)の思い出と街道版嗜好選考会

自動車の運転免許を取得したのはもう40年前になる。
高校3年の3月、大学合格してその足で実家近くの教習所に通った。

教習車は日産セドリックでギアは前進3速のコラムシフトだった。筆者の世代はコラムシフト教習車の最後の世代ではないだろうか。
当時(1981年)でさえタクシーではまだよく見かけたが、非商用市販車でコラムシフトはほぼなかったように思う。

当時の自動車教習所の教官は男性も女性も怖かった。棒切れを持ってて、クラッチ操作ができないと容赦なく左ももを叩く。
こんなこともあった。
運転席に座ってから上着のジャンパーを脱ぎ後部座席に置いたら、パンチパーマ男性教官に激高された。
「てめぇ何やってんだ!車から降りて脱げ!10年早えんだよクソガキ!」
クソガキとは多少盛ってるが、しかし本当に10年早えんだよって言われた。概ねこんな感じ。本当よく怒鳴られた。半泣き状態で教習してた。今なら信じられない。
もう40年も経っているから、ジャンパー脱いでも怒られないだろうか。


免許取得してすぐ、当時実家の自動車(トヨタ チェイサー(オートマ))を借りて
友人と初めて車で新宿まで遊びに行った。
夜で雨も降っており、青梅街道の交通量にビビりながら、さらに雨で車線がよく見えなくて、手に汗べっとりかいて緊張して運転した記憶がある。
新宿大ガード下を走ったときは、おおーこの道を自分で運転しておるぞと感動したものだった。

この1981年の初夏に自分のクルマを買い、それ以降2021年現在までに15台を乗り継いだ。
初心者マーク付けてるクルマを見ると、ああ僕も最初は緊張してたよなぁと思いだされるのだった。



ところで、長年クルマで走っていると「道」自体に好き嫌いが出てくる。(筆者だけだろうけど)
好き嫌いというよりはその「道」が面白いか面白くないかであろうか。
面白いかどうかは、「道」の成り立ちはもとより走っている時のシチュエーションの記憶による影響が大きい。

大学時代から20代前半にかけての行われたアヴァンギャルドな温泉鉱泉旅で培われた嗜好により、街道版筆者の好きな道が以下の通り選考される。( )内は好きな区間
なお選考理由の文章化は困難であるため記載できない。

・国道20号 甲州街道(八王子から塩尻)
・五日市街道 (高円寺から五日市まで全線)
・青梅街道(青梅から塩山)
・国道6号 水戸街道(茨城県内)
・国道349号(水戸から福島の霊山付近まで。以降はまだ走ったことがない。現在は幅員拡張工事等で道幅が広くなったり、バイパス化され旧道が消えたり車線が増えたりしており、当時の面影は少なくなってきてしまっている)



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