2016/01/27

(No.2426): 九枚の話


コードサイニング証明書の署名アルゴリズムSHA1の有効期限は2015/12/31ですとっくに終わってますのでこんばんわエフオピです。



「私を構成する9枚」というハッシュタグに導かれ筆者も投降した。投稿した。



下記の番号順に徒然に想いを記す。
① ② ③
④ ⑤ ⑥
⑦ ⑧ ⑨


①:YMO / BGM (1981)
筆者大学1年のとき出会ったこの世界に入る切っ掛けとなった重要な作品。全曲大好き。楽曲制作、サウンドエンジニアリングを学び、多大な影響を受けた。永遠のバイブル。ちなみに「YMO/BGM」と同時期に筆者エポック的重要な作品は「スネークマンショー / 急いで口で吸え」であり9枚に入れたかったが次点。


②:細野晴臣 / フィルハーモニー (1982)
「YMO / BGM」同様に血肉となった作品。ミュージックコンクレートの要素を知る。「プラトニック」の鋭角なフロアタム音に痺れまくり、「お誕生日会」のレゾナンスの効いたチョッパー音反復に酔う。


③:KraftWerk / ComputerWorld (1981)
YMOがポリフォニックだとするとクラフトワークはモノフォニックが沢山という印象。色を学ぶ。この時代の4人が好み。クラフトワークと言ったら、ラルフ、フローリアン、カール、ウルフガングである。It's More Fun to Compute 同じく永遠のバイブル。


④:ハナ肇とクレイジーキャッツ / シビレ節 (1966)
筆者は生まれてはいたが当然リアルタイムではない。だって1966年だと3歳。ハナ肇とクレイジーキャッツの数多楽曲は筆者が大学時代になってから聴きまくった。当時世間的には特にリバイバルされていなかったが、テクノをやる一方で60年代のキッチュさにひれ伏す。そしてほとんどの曲を作詞した青島幸男氏の感性に脱帽。


⑤:所ジョージ / ジョージファースト現金(ナマ)に手を出せ (1977)
筆者中学3年のとき、ニッポン放送のオールナイトニッポン火曜日が所ジョージだった。まだあまり有名ではなかった。自作の変な曲ばかり歌ってたのが好きで躊躇なくお小遣いで買ったアルバム。1980年頃までのアルバムは全て買った。これ聴くと中三の頃の高校受験の思い出が巡る。


⑥:mouse on mars / Autoditacker (1997)
stereogimmikのedieから教えてもらったドイツのユニット。以来、盲信中。mouse on marsの音楽ほど筆者の嗜好のど真ん中を貫くものはない。(筆者の中ではYMO、kraftwerkをも凌ぐ勢い)何と言えばいいのか言葉では表せない標榜感を具現化した音像。しかも年を歳を重ねるほど、彼らの作り出す電子音楽の円熟さは見事と言うほかない。音の配置(帯域、質感、バランス、奥行き、メロディ、リズム)が絶妙。そしてずば抜けてグルーヴが違う。


⑦:Visage / Visage (1980)
UK発ニューロマンティックの祖。Visageも大学時代に聴きまくった。ミッジユーロ氏在籍時が熱い。「Moon Over Moscow」、「Mind of a Toy」が好き。そして2014年の初来日、まさかスティーブストレンジ氏を生で見られるとは。しかもそれが最初で最後の来日となってしまった。ご本人とVisa-ageなどと並唱できたことは一生の宝。


⑧:平沢進 / AURORA (1994)
筆者はP-MODELよりはソロの方が好み。「広場で」は秀逸。やはり平沢氏は平沢節に尽きる。特にソロは今も昔もパッド、ストリングスを多用しておりそれに相まって平沢節の”旋律”や”譜割”によっていわゆる電子音楽やテクノというカテゴリではなくつまり「ヒラサワ」というジャンルになる。(妄想)


⑨:RCサクセション / PLEASE (1980)
こちらもよく聴いたのは大学時代の80年代前半。このアルバムくらいから注目した。まったく電子音楽の要素は皆無だが、何故だか忌野清志郎氏の歌唱(声と歌い方)と詞に惹きつけられた。当初は変わった歌い方をする人がいるバンドという印象だった。筆者はいわゆるロック系のギターバンドは好きではないのだが、例外もある。2009年5月9日のAOYAMA ROCK'N ROLL SHOWには弔問した。



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