2013/08/17

(No.2041): クルマの話しが聞こえてきて


「マニュアル車が好きだって言ってる奴さー、
俺ぁ運転がうまいんだぜぇオートマなんかダセー
んなもんに乗れっかよ
って思ってるらしいよ」
「マジでー キモいー、じしんかじょー」
「だよなー、オートマの何がダセーの
マニュアル車乗れんだぜ俺おめぇらとはちげーよ
とか思ってるらしいよ、お前の頭のほうがダセーよ」
「あっはっはっは、そりゃええーわ」
「あっはっはっはー」

隣席の若い男達の会話が聞こえてきた。
そうか、そうだったのか。
わたしはダサいのだった。いや、いいじゃないか。
ダサくてけっこう。むしろダサくしていたい。
しかし、運転がうまいなんて思った事は
今まで一度としてない。
というか、そういうふうに思われているのかと
初めて知った。

わたしがマニュアル車が好きな理由はただ一つ。
単純に、ギアチェンジが楽しいからだ。それだけ。
オートマチックのクルマも家人が所有してるが
正直楽しくない。
それが理由。それ以上でも以下でもない。

道具として使用する場合なら走れたり荷物積めたり
目的があるので楽しさの要求は低い。
しかし、
そうでない場合の基準は「わたしが楽しいかどうか」
それが基準だ。
従って、ギアチェンジがあるなら軽トラックでもすこぶる
楽しい。
実際、軽トラを借りて東北方面に旅行したこともある。

逆に、
オートマチックで運転して楽しいクルマに乗りたい。
わたしがクルマに求める楽しさとは走りの云々とか
性能云々とかではない。
上述の通り、「わたしが楽しいと思える」かどうかだ。
それでは「わたしの楽しさ」とは何か。
簡潔に言うならば、
安全性を保ちながら面倒臭いことに関わる。
ということだろう。

オートマチック車において
安全性を保ちながらの面倒臭いこととは何だろう。
果たしてそれが楽しさになるのだろうか。
そもそも
こんなことを考えている事自体が楽しいじゃないか。
そういうモチベーションが楽しい。




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