2013/11/08

(No.2084): レーベル事務作業(日報1)(みかんの汁を目に入れながら)


お客様にどれだけメリットがあったのか、
どれだけお客様のためになったのか、
が重要であり、実現に向けた過程において
どれだけ困難だったか
どれほど苦労したのか
どれほどの壁を乗り越えたのか
そういうことは評価にはほとんど関係がない。
結果的にお客様がどれだけ満足されたのか
ただその一点のみで評価される。
それが現実の仕事だ。

しかしこれは創作物においても
あながち間違ってはいない思考である。
何故なら、目的が自慰行為のみでないなら
それは第三者の評価によって成り立つからだ。
即ち、自己の満足度ばかりに重点を置くと
世界観は孤立するのだ。

中には偶然にもその孤立した世界観に琴線を
弾かれるという事象もないことはないが
希少性はすこぶる高い。

ただ創作の場合、特殊な効果として
評価の対象が創作物というよりも
創作者自身の魅力やライフスタイルといった
分野で興味を持たれるケースもある。
この場合はその創作者の自己満足自体が
魅力あるものとして認知されるので
この限りではない。
留意すべきは、上述のようなケースは
ほんの一握りの極極一部分でしかないことだ。
同様に希少性はすこぶる高い。



創作活動における創造するエネルギーの発芽は
自分の内にあり、自分の感性やエモーションといった
正直な心の躍動を具現化するところであろう。
だから創作活動の厄介なところは、
自己を満足せしめる作用と紙一重である
という点だ。

紙一重の成果物。
音楽の場合例えばCDのようなパッケージ製品という
ことになろう。(当然ライブのようなパフォーマンスも
含まれるだろう)を以て、
他者の琴線という感性の淵を爪弾くことができれば
世界の入口に立つ事が出来る。
従って創作におけるお客様満足度というものは
リスナーの琴線を如何に大きく爪弾けるかによる
ものである。






dewey CD「オルドビスの遺産」販路営業、地道に活動中。
あなたの琴線はピクリとも動く気配はありません。


ニ行程度でぺろんぺらんと済む話だ。





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