2014/11/18

(No.2272): mom 「間」考


mouse on marsの新譜をまだ買ってない
なんてmouse on mars好きの風上にも
置けないわたしだ。

mouse on marsの曲って他のエレクトロニックや
テクノや桜デンブや藁納豆やそういった方向の
曲と一線を画していると思っている。
mouse on marsの曲を言葉にするととても
貧弱な表現になってしまうのであえて言葉に
するなら「リアルエディット」であろうか。
直訳するなら「契機観測法」である。

「契機」を摘み取って時間軸に散りばめる的な。
非採用級の「音」も彼らのカンバスの上では
最上級に昇華する。とても不思議な。
とても不思議なトエリックです。
エキセントテネンターです。

特に近年のmouse on mars作品は
是非ヘッドフォンでもお聴き頂きたい。
非常に細かい部分にゾワっとする要素が多い。
しかし全てが計算されているのかというと
決してそうではないと思う。
根拠は無いがその半数は偶然によって
生まれた「間」なのではないか。

「間」が重要なのだ。
聴いたことのない音の「間」に
ゾワっとするのだ。
聴いたことのない電子音の波形に
彩られた「間」にゾワっとするのだ。
「間」の存在が必要なのだ。

新しい音楽のカタチが好きだ。
懐古はそれはそれとしてリスペクトするが
やはり聴いたことのない「間」に
筆者の嗜好は向くのである。



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