2014/11/19

(No.2273): MH4G 「矛盾の悦楽」考


モンスターハンター
という携帯ゲーム機のゲーム。
筆者はPSP時代の2G(セカンドG)からやっている。
だからプラットフォームがニンテンドーDS/
3DSに移った時は正直萎えた。

PSP=大人のゲーム機(というか通信端末)
DS=子供のゲーム機(というか玩具)

という公式がまことしやかに流れていたからだ。
DSのOSはお子様向けの可愛らしい感じだったり
漢字にはふりがなふってあったりそういう
ところが筆者にはどうも合わない。
だから今でも3DSよりもPSPの方が好きだ。
機械的に。マシンとして。
しかしもっとがんばれSONY。
プレステも素敵なんだから。


さて話をゲーム自体に戻す。
筆者は今モンスターハンター4G
MH4Gをやっている。
所謂「モンハン」と呼ばれるゲームだ。
ゲームに興味のない人は当然として、
ゲーマーにも意外とアンチモンハンの人は
多いと聞く。

流行りモノ自体を避けたがる主義の人ではなく、
ゲームとしてモンハンが嫌いな方々の理由
としてあげられるのが狩猟したモンスター
から得られる血肉や皮で防具や武器は
作れないだろうという主旨。
世界観の矛盾というか設定に違和感を持つ
という。

なるほど確かにわからないでもない。
しかしだ。
たかがゲームである。
つまりはそんなこと、どうでもよい。

曰く、
「歴戦の漆黒皮」×5、「ドス黒い血」×4、
「恐暴竜の宝玉」×1、「希望の証」×3で
「暴銃槍グラグリード」から「業銃槍ディグラトニ」 に
改良できる。

それでいいではないか。


では聞こう。
一体モンハンの何が面白いのか。
答えてみよ。

と聞かれれば筆者にとっての面白みとは
以下の通り大きく三つある。
一つは、先ほどの素材の話にも関連するが
自分なりの目的を設定してそれを達成するための
素材集めである。
つまり素材を求める為のクエスト攻略。

二つ目は、そのクエスト自体がめっぽう
難しいことだ。

そう、このゲームの醍醐味の一つは
簡単ではないということだ。
ただし初めから難しいのではない。
最初は簡単にできる。
しかし、だんだんと難しくなってくる。
ランクがあがればあがるほど
素材集め(狩り)は難しくなる。
(正確に言うならば、
モンスターが強くなってくる
という意味だ)

難しさの内容としては
モンハンのクエスト攻略はRPGのような
コマンド式ではなく、あくまでも現実世界の
ボタン操作等のアクション性が重要なので
身体的能力を必要とする。
つまり筆者のように「鈍臭い」奴にとっては
ムツカシイのだ。

かといって子供ができるのかと言えば
そうともいえぬ。
小学生くらいの子供にはできまい。
なぜなら、子供だとアイテム自体の
漢字が読めない。いんや大人でも読めぬ。
ふりがなもふってない。

例えば
「黒蝕竜の惨爪」とか
「天廻龍の鋭浄爪」とか
「奇猿狐の堅長骨」とか

また、一人ではどうしても難しいこともある。
だから、最大4人までのパーティでクエストが
できる。チームプレイもまた醍醐味の一つだ。
筆者のような小心者はリアルでも知り合いの
方々とパーティを組むが、強者になれば
いわゆる「野良」として見知らぬ方々と
プレイしているのだ。


そして、最後の三つめ。
それはモンスターそのものの生態のリアルさ。
数多いるそれぞれのモンスターの特徴ある
生態、動き方、攻撃方法など非常に多彩。
怖いモンスターは本当に怖い。
大きいモンスターは本当にでかい。


というリアルさを持ちながら
肉で防具を作ってしまうという
非リアルさとの掛け合いこそ
矛盾の悦楽なのだ。
愉しい。




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