2013/09/11

(No.2057): だっせー懐古趣味だとか風を装いながら最新のdewey情報をお届けする巻


だっせー懐古趣味だとか、
昔を懐かしがっているおっさんのクソブログだとか
風を装いながら、最新のdewey情報をお届けする巻。



筆者が音楽制作というか多重録音というか
自宅録音というか、そんな世界に足を踏み入れたのは
大学2年生あたりの1982年頃だ。

前年1981年にYMO / BGMやらYMO / テクノデリックやら
KRAFTWERK / ComputerWorldやらがリリースされて
それらに触発された事実は大きい。
と書くと軽薄そうでその深さが感じられにくいが
その衝撃たるや、それまでの人生で経験のないくらいの
感覚だったのを覚えている。

そして、
「”音楽の計画”の神々しさよ!」とか
「”ラップ現象”のボイス痺れるぅー」とか
「”カムフラージュ”のリズムちびりそう」とか
「”マス”の完璧テクノこれがテクノ」とか
「”来たるべきもの”の無限音階カッケー」とか

いつしか同じような嗜好を持つ連中が集うようになった。

時を同じくして筆者は4TRのMTRを丸井のローンで購入。
これを機に皆が集まってはレコーディングと称して
得体の知れない変態音響の類やトホホテクノ歌謡などの
作品を録音していった。
時にはラジオコント風なものを録音したり
時には音楽ではなく四コマ漫画を描きあったりした。


そして、当時のレコーディングは今と随分と違う。

筆者の環境はカセットテープを媒体とした4トラックの
マルチトラックレコーダーである。
つまり
1トラックに1音だとすれば4つの音しか録音できない。
例えば
Tr1:ドラム
Tr2:ベース
Tr3:ギター
Tr4:歌
でおしまいだ。

これではあまりにも詮無いので、所謂ピンポン録音
というものを行う。
ピンポン録音とは既に録音した複数のトラックを
ステレオまたはモノラルにミックスし
それを空いているトラックへ録音することを指す。
例えば
最初にTr1のドラムとTr2のベースを録音したら
これらをミックスしてTr3へ録音する。
即ち
空いたTr1とTr2にはまた別なものを録音できる。
こんな具合に録音するのだが、
ピンポンの回数が多くなると最初に録音した音が
コモってくる。
だから初回録音時に高域を上げておくとか
ピンポン録音する時に高域をあげるなどの措置を行う。

だから録音計画的なものを事前に描いていないと
最後の最後で窮することがある。
例えば、
やべぇー、トラックなくてボーカル録音できないじゃん
とか。

そういう時は、
一回2Mixで別なカセットに録音して
それをTr1、Tr2へさらに録音してTr3、Tr4へ
歌を入れるとか、そういう手間がかかった。
そんなことざらにやった。



翻って、現代のレコーディング環境をみると。
夢のようだ。


当時24Trレコーディングなどというもの自体
我々から見れば垂涎ものであり憧れであった。
だいたいStuderの24Trテレコなんて数百万円とか
超高級外車並みの値段だった。

ところが今じゃ24Trどころか、
コンピュータのメモリの許す限り何トラックだって
録音できる。
コンプやリミッタや数々のエフェクタ類だって
使い放題。
しかも、録音失敗したらUNDOすりゃいいじゃん。
間違って消しちゃっても、UNDOすりゃ復活するし。
非破壊編集とか。
音源だってソフトウエア化しちゃって
お手軽このうえない。
まさにデスクトップミュージックだ。


しかし、なんだろう
何かが物足りない。





結論:
だっせー懐古趣味だとか、
昔を懐かしがっているおっさんのクソブログだとか
風を装った昔を懐かしがっているおっさんのクソブログの巻



忘れてた、よ。dewey最新情報。

この物足りなさを埋めるべく
deweyは現在レコーディング中です。





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