2014/08/19

(No.2234): 現象の夏のオートバイの秘密


またかと。
またその話しか、と。

しかしだ諸君。
今日のような地獄酷暑日の体験は記録して
おきたいのだ。なぜならば言って聞かせよう。
真冬の体感温度マイナス10度を駆り、
指先が寒さを通り越して激痛になる頃合いに
これを読み返して「暑さってなんだっけー」という
リアクションを打つために記録するものである。

体感外気温40度で我が六級改号別名
ducati m696之介を駆りし午前8時48分
井の頭通り環八交差点手前の渋滞中に
おいて跨がる人をしてさらに体感の温度を
すこぶる上げている原因は、股下のアレだアレ
すなわち空冷2気筒デスモドロミックエンジン
の艶やかでどす黒い鉄塊の脈動から生じる
熱線熱波熱塊が大規模な熱量を携えて
周囲の大気を時空を歪めているからである。


夏のオートバイ。
さぞかし気持ち良さそうだ、とお感じ読者の皆様。
それは何キロ走っても信号一つないワインディング
ロードを軽快に駆る姿を想像していないだろうか。
高原の緑の森の中を涼やかに、とか。

照り返し100%灰色のアスファルト。
30mおきの信号機。
炎天下の渋滞。
そういう環境下でのオートバイのことを指す。
夏のオートバイとはそういうことだ。(都内近郊)

その停車中、太陽の直射熱も相当なダメージだが
何よりキツイのは股ぐらにあるエンジン熱だ。
以前より何度も何度も何度も書いているが
石油ストーブを股ぐらに挟んでいる、
と思ってもらってさほど誇張はない。

真夏の炎天下のアスファルトでストーブを
がんがんに焚いて、長袖着て厚手のズボン履いて
そのストーブの上を跨がっててください。
だいたい60分くらい、そのままじっとしててください。
それと等価。


課題は如何に涼を稼げるかだ。
我々は過去にもいろいろな方法でエンジン熱と
闘ってきた。エンジン熱が通り抜けるトレリス
フレームの隙間を革の端切れで塞いでみたり、
カチンカチンに凍らせた保冷剤をズボンの
ポケットに入れて走ってみたり。
しかしどれも今ひとつだった。
いや、というか全く役に立たなかった。

今、一つ試みようと検討しているのが
やはり保冷剤を使う方法だ。
しかしカチンカチンになるタイプのものではなく
凍っても柔らかいままのタイプのもの。
アイスノンみたいな冷凍マクラみたいなやつ。
それを二つ用意し、それぞれを太ももか
足の付け根あたりへ巻き付ける
という案を検討中だ。

これは大きな効果を得ることができるだろう
と我が研究所では期待している。
しかし課題はある。
つまりそれを付けたままニーグリップできるか、
ということと、
走り始めは不要で、熱値が高くなった時点で
装着したいので、二輪を降りる事無く装着
できるのか、ということだ。


引き続き実証実験を進める。

以上、経過報告 (ホー35)






冬の寒さってなんだっけー

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