2015/01/03

(No.2287): 4DX初体験譚


昨年末からいくつかの映画館で
新しい映画鑑賞効果として4DXという
特殊効果が実装されている。

ホビット三部作の最終話である
「Hobbit 決戦のゆくえ」の封切りを心待ちに
していたおり、この映画は4DX版もあるとの
ことなので昨年末さっそく4DXをば初体験した。

4DXとは映画のシーンに合わせて椅子が
動いたり、水や風や匂いの効果を得られる
映画観賞特殊効果システムのこと。
ここが詳しい→ 4DXとは



映画本編の前に他の作品予告編が流されるが
上記リンクサイトにもある4DX自体のプロモーション
CM映像が流された際、実際に4DXが作動した。
こんな塩梅ですということを事前に観客に教える
役目もあるのだろう。
初4DXに会場内は「おおー!」とか「きゃー!」などの
歓声にどよめいた。また、その後の他映画予告編
でも4DX対応版が上映され、戦闘シーンでの
激しい椅子の揺れに筆者は正直動揺した。
こんなのが2時間も3時間も続いたら身体が
もたん、と。

しかしだ諸君、そのように緊張しながら観た
本編だったが、
筆者は次回映画を観るならまた4DX版を
観てしまうだろうそうでないと何か物足りない
くなるのではないか
と思うほどの肯定的な感想を持った。

カメラが徐々に俯瞰してゆくシーンなどの
ゆっくりとした椅子の動き(傾斜)が
実によい効果になっていた。
加えて、水上戦闘シーンでの水しぶき、
矢が目の前をかすめるときの風、
空中を飛ぶ竜の視線での加速感、
なにより後半の戦闘シーンでの激しい振動と
重力感、など、
言うなれば、TDLのスターツアーズやUSJの
スパイダーマンなどのアトラクションの
体感に近い。
これは映画なのか?
愉しければ何でもいい。

しかしまだ発展途上であることも否めない。
例えば、竜の炎の風が冷風なのはイマイチ。
炎系は是非温風でいきたい。
あと、肩たたきみたいな背もたれの衝撃。
あれももうちょっと工夫が欲しい。
誰かに背中を叩かれている感じがしたので
後ろの人が蹴っているのかと思ったくらいだ。
ちなみに、「匂い」はまだ実装されていないのか
hobbitではなかった。

そして一番の鬼門は「金額」だ。
通常映画料金に加えて1400円加算される。
(ユナイテッドシネマ価格)
もう少し普及されば価格は下がるだろうか。
しかし新しい映画体験であることは間違いない。
是非体験することをお勧めする。

4DXって飲み食いできないよね。

今年2015年はSTAR WARS エピソード7が
12月に上映される。
当然4DX版もあるはず。
みないわけがなかろうて。



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