2015/01/10

(No.2292): FIAT Panda100HP シフトブーツ交換


FIAT Panda100HPのシフトブーツを交換したので
後世のためにその作業内容を記録します。


1 
シフトブーツの調達
イタリア自動車雑貨店ではBLACK社のシフトブーツが
完売とのことだったので、国内で本革ハンドメイドで
製作されている「5038.net」さんでオーダーしました。
発注から納品まで30日以上かかります。



2 
交換前の状態







3 
シフトブーツの取り外し
もともと上部の一部が破けてしまっていたので
そこを広げるようにして取り外しました。

シフトブーツは下部に大きなリング状の
樹脂製のパーツにツメで取り付けられていて
インパネ自体にもそのツメが噛んでいるだけで
取り付けられています。

めくりあげたところ




全体を取り外したところ






4 
リングを取り外す
シフトブーツからリングを取り外します。
こういう部品。





5 
シフトノブを外す
これは写真のような工具がなければ外せません。
手持ちのペンチやプライヤーでもノブの直径まで
広げられなかったので急遽近所のホームセンターに
写真の工具を買いにいきました。
ちなみに最大300mmまで広がる工具です。




きっちりと挟んで、時計方向に回したらガキッと
動いてあとは上へ引き上げるようにして取りました。
けっこう力が必要です。
あと、シフトノブにすごい傷が付くのでウエスなどで
挟むと良いでしょう。最初試しに素でやったら
がっつりと削られてしまいました。



外れましたの図。






レバーの部品取り外し
シフトノブが外れるとバックギアに入れる為の機構を
司る部品が元シフトブーツと共に外れます。






レバーの部品(バックギアに入れるための部品)
元シフトブーツを取り外したところ。






グリスアップ
せっかく取り外したので稼働部にグリスを塗布しておこう。
グリスアップは、レバーの根元(ギア稼働部)とレバー全体、
バックギア部品など。






新シフトブーツの取り付け(1)
先ずはさきほどのリング部品を取り付けます。
リング部品ツメの位置とシフトブーツの切れ込みの位置を
確認しつつ、実際に稼働する方向も確認しつつ。

新シフトブーツの取り付け(2)
リングを取り付けたらレバーの部品(バックギアに
入れるための部品)をシフトブーツの穴に通します。
写真にあるようにレバー部品の下部から
シフトブーツの穴に入れます。
逆側のレバー部品の上部からだと大き過ぎて
入りません。





10
シフトブーツ取り付け
取り付け方向を確認して、インパネのツメ穴と
シフトブーツ、リング部品のツメとを合わせて
カチンとはめ込みます。
その時、シフトブーツの下部の余り部分を
リングに織り込むようにしてはめ込みます。





11
シフトノブの取り付け
先ほどの工具で今度はシフトノブを取り付けます。
レバーに差し込んだら強く押して入れます。
シフトパターン図が水平になるように調整しますが
少し傾いてついてしまいました。





12
完成です。












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