2015/01/27

(No.2299): あの頃の献立


あなたのソウルフードはなんでしょう
という問いをネットで見かけ、はて
自分のソウルフードとはなんだろうかと考えた。
所謂本来のソウルフードということではなく
つまり子供の頃から食べてて無意識に好きな
食べ物や献立という意味で、である。


ご飯とみそ汁(赤味噌+豆腐)と納豆と
胡瓜のぬか漬け。
この盤石の組み合わせ、東京に生まれ
昭和30年代後期から40年代にかけて
幼少〜少年だった筆者にとって食べ物の
初期の記憶には上述の献立が際立つ。

納豆は今のような味もそっけもない
ポリ容器ではなく藁に包んであるものだ。
当時は近くの乾物屋に行けば必ず売ってた。
納豆を藁から器に移してかき混ぜる。
醤油とからしを入れる。
薬味のネギを入れると大人の味になった。

親父の真似をして吸い喰いでぞろろろと
かっこむ。
鼻から抜ける納豆匂に食欲が増す。
その咀嚼中に胡瓜のぬか漬けを口に
入れる。
もはや右に出るものなし。




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