2015/03/02

(No.2310): 破片流星群を浴びる


我が六級改号別名ducatim696之介を
駆ること常の事、即ち真冬であろうとも
重ねてこの屑ブログには最近登場しねぇな
という体でありながらも裏ではきつちりと
きつちりと駆っておるのですそんな今朝の
INKSR通りでのこと。

今朝はどこもかしこも混んでおり
込み入っており混雑しており渋滞しており
なかなか思い描くように駆れぬものよ。
とはいえ心落ち着けばなんとないことである。
急いてはならぬ。
ここの通りは片側二車線とはいえ一つが
些か狭き車線なれば、皆が揃って右車線を
走る仕来たり。なんとなれば左側には
駐停車車両も幾ばくの類。
習い右車線ばかりに集まる。

その右車線を時速30km前後で数珠繋ぎ
状態で皆が走っておる。
しかしわたくしの眼前を走っておるこの
突風の白いワゴン車の粗暴なる走りは
果たしてどうしたものか。先ほどから
左車線に行きたいようなのだが何せ
駐停車車両がぽつぽつと居るものだから
なかなか抜けない。

堪忍袋でも破裂したのかわたくしの
眼前を走っておる粗暴なる走りの突風の
白いワゴン車が突如急加速させ急激なる
ハンドル操作で左車線に突っ込むように
進入した。
その慣性はタイヤのグリップよりも勝り
進入角のままガードレール及び歩道周辺の
何某かにワゴン車の左側をしこたまに
こすりつけ、打ちつけ、その結果
「バッバッバッババ」という咆哮とともに
小金属や樹脂製と思われる部品群破片が
後ろを走っていたわたくしと六級号のうえに
大量に降りかかってきた。
その様子はパラパラという擬音は適さず、
バッサーバカバカバカバカbといった塩梅。
大きな部品も数点確認。

わたくしは降りかかる破片に首をすぼめ
ながらその破片流星群の中を突き進んだ。
くだんの突風の白いワゴン車の運転手は
驚いて停車するだろうと思いきや
そのまま普通に走行しておるではないか。
おいおいキミ左側のミラーなくなってるんじゃ
ないのかい。

そのままほぼ左右車線で並走状態になって
運転席をちらっと窺い見る。
運転手の中年男性が窓を全開にして
右腕ひじを窓から出してなんとなく
ウキウキ運転中の状態。
おいおいキミあんなに激しく接触して部品
の破片を大量に吹っ飛ばしてるんだから
気付いてるよね、ねぇキミ
うえ、ま、まさか危険ドラッグとか
じゃねぇだろうなとビビったが、
ワゴン車はそのすぐあとに左側に寄って
停車した。
六級号のバックミラー越しに停車した
ワゴン車のハザードランプを確認しながら
わたくしは先を駆り続けた。

接触地点から3、4百メートルも走って
しまったから破壊された部品の破片残骸
などが散らばってしまったのではないだろうか。
ドアミラーなんかもうずっと後ろに転がっているはずだ。

わたくしはあの破片群を浴びたにもかかわらず
人馬共に被弾はなかった。





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