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筆者は35年前の高校生の時分に
ある国家資格を取った。
といってもまったく大層なものではない。
それはアマチュア無線技士の免許だ。
一応、国家試験を受けて取る資格である。
無線の免許には人に与える無線従事者免許と
無線局に与える無線局免許がある。
国家試験を受けて取る資格は無線従事者免許である。
無線局免許とは無線従事者が行う無線業務の設備に
与えられる免許状である。使用する周波数帯や
変調方式、出力、アンテナの形状などを申請し
コールサインを付与してもらう。
無線従事者も無線局もそれぞれ免許証、免許状がある。
無線局の免許状は5年ごとに更新する規則なのだが
無線従事者免許は一度資格を取ると一生涯更新がない。
無線従事者の免許証は今ではどのような形態なのか
不明だが、35年前の免許証はiPhone5くらいのサイズの
コーティングされた厚紙が二つ折になったもので
表紙には「日本国政府」の印字があり、中のページに
自分の顔写真が添付されている。
そこにも「日本国政府」の押し型印が押されている。
生涯更新がないため写真が35年前の高校生のままだ。
しかも筆者の黒歴史とでもいう時代の写真だ。
髪型といい体型といいまるで別人だ。
(しかし本質はあまり変わっておらず)
なんか着てるシャツも当時とはいえダサい。
ただしく鈍臭い奴のカテゴリに入ろう。
しかしこのわずか1年半後にはテクノ人に転身するのだった。
人生面白し。
これだ。
<写真 自粛>
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