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机に座って頭を抱えながら
もくもくと仕事をしている状態から
時を隔たず重低音とオイル匂に包まれ
己の平均機能を駆使した乗り物で
体感温度マイナス15度大気中を駆っていると
そのギャップの甚だしさに笑みが溢れる。
つくづく単車乗りで良かったと思う。
この開放感と呼ぶには些か短絡的である
感情の点景は、朦朧とした意識や
霞む目の奥で、つぶさに観測されている。
君は果たして、研ぎ澄まされているだろうか。
そのギャップの甚だしさに笑みが溢れる。
さっきまで、そこでそうしていた人が
今は風と同じベクトル。
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