2011/03/16

(No.1349): 輪番停電


北風強風体感温度マイナス12度の復路
六級改号ducatim696にて駆る。
昨日の失敗(一昨日が暑かったので
ほぼ夏用グローブに変えたのだが
逆転されて寒い思いをした)
の倍くらいの後悔を本日も授かり
なんじゃこの寒さそしてこの
夏用グローブによる寒さを通り越した痛さ。
うおーと絶叫していたら、道の先が
見事に真っ暗真っ黒になっている。

計画停電によるものだ。

信号が消灯していたので
大きな交差点では警察官が交通整理をしていた。

それにしても、この状況というか
この街のありさま、あるいは街の佇まい。

まるで無人の街だ。
いや、実際は自転車に乗ってる人や
もちろん歩行者もいるのだが
明かりの一切ない、真っ暗闇の街が
無人の街と思わせてしまう。
民家の窓にはもちろん明かりが一切無い。

とにかく、真っ暗。
道の街灯ももちろん一切消えている。
夜とは本来こういう状態だったのだ。

異常という状態であるにもかかわらず
この不思議な状況がじわじわと沁み込んでくる。


一番驚いたのは星がまるで山奥のように
たくさん見えたことだ。
今夜は月が明るいので、それでもこんなに
見えるとは、今までどれほどの
人工灯に囲まれていたのかがわかる。


月の明るさのみで歩く。

iPhoneの懐中電灯アプリをONにすると
瞬く間に光に包まれる。

月の灯。
人工の灯。

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