2011/03/02

(No.1340): 森羅万象


あまり知られていないが
筆者の座右の銘は

「人類は“宇宙”と呼ばれる全体の一部であり、
時間、空間での限られた一部分である。」

である。

これはアルベルト・アインシュタイン博士の
お言葉である。
科学者は哲学者でもある。
科学の真理に迫ってゆくと
自ずと開かれるのであろう。

今、我々の意識しているこの世界は
全宇宙の中でごく一部分に過ぎず、
それは果たして、現実に存在しているのか
という行き場のないループへ誘われる。

すなわち、見聞き、感触、匂い、感覚
思考、五感や六感を動員させて我々人類は
生活をしているわけだが、
これら外界との通信における五感は
全て脳の中で行われている。
脳がそう感じている見ている聴いている
のであって、実は現実は全く異なっている
かもしれない。

マトリックスやアバターのような。

だいたい、「現実」そのものの本質は
実は我々の意識では理解出来ない事象なのかもしれない。
いや、現実、リアルというその事象さえも
現実には存在しないのかもしれない。

それはつまり、
「時間、空間での限られた一部分である。」
であるのだ。

要するに、こういうことだ。
【我々の脳が感じることができる現実だけが現実】
であり、他の時間や空間、つまり、
我々とは異質な世界では我々は存在せず、
しかし、我々もまたその異質な世界を認識することは
不可能なのである。

従って全宇宙を知るということは、
森羅万象そのものと等価である。











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